JP2722675B2 - 電気湯沸器の蓋体 - Google Patents

電気湯沸器の蓋体

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、収容溶体を加熱,保温し、手軽に出湯操作
できる電気湯沸器の蓋体に関するものである。
従来の技術 従来、この種の電気湯沸器の蓋体としては、沸騰中に
誤って転倒したような場合の湯沸器容器の内圧上昇時に
切換弁の上部に設けた弾性体が変形し、ベローズ内を通
じ、ベローズ上部のシール弁部から外部に内圧を逃がす
ものがある。内容液が満水の場合、転倒と同時に、まず
湯が容器内からベローズ内に流出し、一定量溜めた後、
前記シール弁部から徐々に蓋内部を通じ外部に流出す
る。つまり、湯は転倒後、一定時間経過後に器体外に流
出するもので短時間の転倒時間内では、ほとんど湯が流
出することがなかった。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、転倒時等の異常内圧によ
り切換弁の上部に設けた弾性体が変形し、容器内から流
出した湯を一旦ベローズ内に溜めることができるため、
短時間の転倒においては、ほとんど器体外に流出するこ
とがない。
一方、近年電動ポンプまたは、電磁ポンプを内蔵し手
軽に出湯操作ができる電気湯沸器の需要が急増してい
る。このタイプの電気湯沸器は、ベローズを内蔵してい
ないため、転倒時の内圧により流出する湯を溜めておく
空間がなく、短時間転倒でも器体外への流出量が多くな
ってしまうという課題があった。
なお、この内圧を逃がさなければ、内圧上昇により蓋
が急激に開く危険性があった。
本発明は、以上のように、ベローズを内蔵していない
電動または電磁ポンプ内蔵の電気湯沸器の安全性を確保
する蓋体を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明は、本体に設けられ
た容器と、この容器内の内溶液を外部に導出する導出管
と、前記導出管に設けられ本体の転倒時に導出管の開口
部を閉じる第一の逆止弁と、下面を蓋カバーで覆う蓋体
と、一端に前記容器内に通じる流入口を有し他端に前記
蓋体を通じて外部に臨む蒸気口を有する蒸気通路と、前
記蒸気通路に設けられ本体の転倒時に前記蒸気通路を閉
じる第二の逆止弁と、前記蓋カバーの下面を覆う飾り板
と、前記蓋カバーと前記飾り板とで形成され蒸気通路外
に位置する略密閉構造空間と、前記容器内と前記略密閉
構造空間とを連通する安全弁とを有する電気湯沸かし器
の蓋体とする。
作用 上記構成により、蓋体の蓋カバーと飾り板とで構成し
た略密閉構造空間内に、転倒時の内圧上昇により安全弁
を開き流出する湯を一旦溜めることができるようにした
ため、短時間の転倒等では、器体外にほとんど湯が流出
することなく、また、容器内の異常内圧を安全に徐々に
逃がすことにより、内圧を一定圧以下に抑えることがで
き安全性の点で優れたものである。
実 施 例 以下に本発明の実施例について、第1図〜第3図に基
づいて説明する。
図において、1は本体2に内蔵された容器、3は容器
1内の内溶液を外部に導く導水管、この導水管3の途中
には、容器1側に電動ポンプ4を、導出口5側には第一
の逆止弁6を有し、スイッチ7により前記電動ポンプ4
の回転数を変化させ内溶液の流出調整が可能となってい
る。8は蓋体、9は蓋カバー、10は蒸気通路でこの蒸気
通路10の一端は流入口11を通じ、容器1に連通し、他端
は前記蓋体8の蒸気口12に連通している。13は飾り板
で、外周に第一の蓋パッキン14と第二の蓋パッキン15を
介して、前記蓋カバー9に装着され第一の空間16とドー
ナツ状の第二の空間17を形成し、この第一と第二の空間
16,17とは、第二の蓋パッキン15によりエアーシールさ
れている。第二の蓋パッキン15の一部には安全弁18を有
し、通常は蒸気逃し路19を閉じており前記第一の空間16
と第二の空間17とを分離している。この安全弁18は、前
記容器1内の圧力上昇により変形し、前記第一の空間16
と第二の空間17を連通状態にする。前記第二の空間17の
極部には、連通路20を設け、外部と連通している。
上記構成において、次にその動作を説明する。
まず、容器1内の内溶液の沸騰時においては、発生蒸
気は、流入口11から蒸気通路10を通り、蒸気口12から外
部に放出される。
また、注液する時は、スイッチ7の操作により電動ポ
ンプ4が回動し、導出口5から出湯される。
一方、例えば沸騰中の器体転倒のような異常時には、
第一の逆止弁6と第二の逆止弁21が閉じられ、容器1内
が密閉状態となり、発生蒸気により内圧が上昇し、第二
の蓋パッキン15の安全弁18が変形し、逃し路19が開か
れ、第一の空間16と第二の空間17とが連通され、容器1
内の内溶液が第二の空間17内に一時溜められ、一定時間
経過後、初めて、連通路20を通じて、外部に内溶液が流
出される。つまり、一定内圧(0.1Kg/cm2程度)以上
は、第二の空間17に一時溜めた後、外部に流出させるこ
とができる。したがって、転倒時等の異常時においても
安全性に優れたものである。
なお、転倒時の第二の空間17内に溜まった内溶液は、
開閉自在な蓋体8のヒンジ部側に設けられた連通路20か
ら、蓋体8を開いた時に、容器1内に戻されるようにな
っている。
発明の効果 上記実施例から明らかなように本発明によれば、蓋体
の下面を形成する蓋カバーと、その下面を覆う飾り板を
第一の蓋パッキンと、安全弁を有する第二の蓋パッキン
とを介して装着し、中央部の第一の空間と外周ドーナツ
状の第二の空間を形成し、この両空間を連通する逃し路
を通常状態では、安全弁により閉じ、容器内の内圧上昇
により安全弁を開き、内溶液を、第二の空間に一時溜め
た後、連通路を通じて、外部に徐々に流出させることが
できるので、沸騰中の器体転倒のような最悪条件下にお
いても、内圧上昇を0.1Kg/cm2以下に抑えることがで
き、また、短時間転倒においては、内溶液を一時第二の
空間内に溜めることができる構成としたため、器体外へ
の内溶液(熱湯)流出をほとんどなくすことができるも
ので、安全性の点で極めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気湯沸器の蓋体の断
面図、第2図は第1図A部の詳細を示し、内圧上昇時の
安全弁動作を示す要部拡大断面図、第3図は同電気湯沸
器の概念図を示す全体断面図である。 1……容器、2……本体、3……導出管、6……第一の
逆止弁、8……蓋体、9……蓋カバー、10……蒸気通
路、11……流入口、13……飾り板、18……安全弁、20…
…連通路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に設けられた容器と、この容器内の内
    溶液を外部に導出する導出管と、前記導出管に設けられ
    本体の転倒時に導出管の開口部を閉じる第一の逆止弁
    と、下面を蓋カバーで覆う蓋体と、一端に前記容器内に
    通じる流入口を有し他端に前記蓋体を通じて外部に臨む
    蒸気口を有する蒸気通路と、前記蒸気通路に設けられ本
    体の転倒時に前記蒸気通路を閉じる第二の逆止弁と、前
    記蓋カバーの下面を覆う飾り板と、前記蓋カバーと前記
    飾り板とで形成され蒸気通路外に位置する略密閉構造空
    間と、前記容器内と前記略密閉構造空間とを連通する安
    全弁とを有する電気湯沸かし器の蓋体。
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