JP2987126B2 - トランスのピン端子取付構造 - Google Patents

トランスのピン端子取付構造

Info

Publication number
JP2987126B2
JP2987126B2 JP9207164A JP20716497A JP2987126B2 JP 2987126 B2 JP2987126 B2 JP 2987126B2 JP 9207164 A JP9207164 A JP 9207164A JP 20716497 A JP20716497 A JP 20716497A JP 2987126 B2 JP2987126 B2 JP 2987126B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
transformer
pin terminal
terminal block
receiving member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9207164A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1140437A (ja
Inventor
靖 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP9207164A priority Critical patent/JP2987126B2/ja
Publication of JPH1140437A publication Critical patent/JPH1140437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2987126B2 publication Critical patent/JP2987126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、民生用の電気機器
に用いられる、ほぼ円筒状のコイルボビンと外周にコイ
ルボビンが組込まれ断面が略円状又は楕円状をなすコア
を備えたトランスのピン端子取付構造に関し、特に、低
コストで、しかも、容易に取付できるトランスのピン端
子取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8には、従来のトランスのピン端子取
付構造の斜視図が示されている。このトランス16は、
図8に示す如く、コイルボビン半体17a、17aから
なる一対のコイルボビン17、各々のコイルボビン17
の胴部(図示省略)に巻装されたコイル(図示省略)、
前記各々のコイルボビン17が組込まれ全体としてほぼ
ロ字状をなし縦断面が略円状をなすコア22を備えてい
る。
【0003】さらに、トランス16は、前記胴部に巻装
されたコイルの引出線が、電気的に接続される複数個の
ピン端子18が植設された一対のピン端子植設部材19
が連結部20によって一体とされてなる樹脂成形品から
なる端子台21を備えている。
【0004】端子台21は、がたつきのない状態に取付
る必要があり、従来、端子台21は、連結部20を一対
のコイルボビン17の各々の外周面間に挿嵌することに
より、コイルボビン17の軸線方向に対して直交する方
向(図8矢印F方向)への、がたつきが防止されるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】しかしながら、上記従来例では、端子台2
1は、連結部20の両端部にピン端子植設部材19が形
成されてなり、このため、形状が複雑であり、金型のコ
ストが高くなり、ひいては、端子台21の製造コストも
高くなるという課題があった。
【0007】本発明は上記のことに鑑み提案されたもの
で、その目的とするところは、低コストでしかも、がた
つきのない状態に取付けできるトランスのピン端子取付
構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたものであり、下記の構成からな
ることを特徴としている。すなわち、本発明によれば、
ほぼ円筒状のコイルボビンと、外周に前記コイルボビン
が組込まれ断面が略円状又は楕円状をなすコアとが底板
に取付用金具兼受け部材によって取付けられるトランス
のピン端子取付構造であって、前記取付用金具兼受け部
材の受け部の側壁に取付用孔又は取付用突起が形成され
ると共に、ピン端子が植設された端子台の側壁に形成さ
れた取付用突起を前記取付用金具兼受け部材の取付用孔
に嵌合した状態又は前記端子台の側壁に形成された取付
用孔に前記取付用金具兼受け部材の取付用突起を嵌合し
た状態で前記端子台を前記受け部に嵌合することにより
ピン端子が取付られてなることを特徴とするトランスの
ピン端子取付構造が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の一実施例に係るトラ
ンスのピン端子取付構造を示す斜視図、図2は図1のト
ランスのピン端子取付構造が適用されたトランスを示す
斜視図である。
【0010】このトランス1は、図2に示す如く、コイ
ルボビン半体3a、3aが一体となって円筒状をなし軸
線方向両端の各々にフランジ2が形成された一対のコイ
ルボビン3と、各々のコイルボビン3の胴部に巻装され
たコイル(図示省略)と、前記各々のコイルボビン3が
組込まれ全体としてほぼロ字状をなし縦断面が図3に示
す如く、略円状をなすコア4とからなるトランス本体
と、一対の取付金具兼受け部材5と、これらの取付用金
具兼受け部材5に装着される一対の端子台11、取付用
金具兼受け部材5によって前記トランス本体が取付られ
る底板10を備えている。
【0011】図1に示す如く、底板10は、略矩形状に
形成されて、両端部に取付用金具兼受け部材組付け用の
スリット9aを備え、且つ一対の起立された起立片9b
を備えた構成となっており、各々の起立片9b間に前記
トランス本体が取付けられるようになっている。
【0012】取付用金具兼受け部材5は、鉄板等の金属
製で、図1に示す如く、略T字状をなす板状に形成され
ている。取付用金具兼受け部材5は、下端面7aがコア
4の円弧状に形成されたラウンド部4a(図3参照)に
当接する基部7を備えており、基部7の長手方向中央部
から下方へ向けて延出部8が延出されている。延出部8
における、基部7側の端部から上下方向略中央部にかけ
て延出部8の幅方向に間隔をあけて2ヵ所が内側から外
側へ向かって抜き出しに加工されており、一対の切り残
し部分が弾性変形突部8bとされている。なお、8aは
抜き出し加工で形成された長孔である。
【0013】この弾性変形突部8bは、図3に示す如
く、下方へ向けて(基部7側から延出部8の先端へ向け
て)突出量が次第に小さくなるように突出しており、弾
性変形突部8bは、コア4の内面4bと弾性的に当接す
るようになっている。図1に示す如く、基部7と延出部
8との境界部9の近傍は、コア4のラウンド部4aの形
状と対応して円弧状に形成されており、ラウンド部4a
に密着できるようになっている。
【0014】基部7の上端には、受け部7eが弾性変形
突部8b側へ基部7と直交した状態に延出されている。
受け部7eは、矩形状の底壁7bを備え、底壁7bの長
手方向両端の各々は上方へ向けて直角に屈曲されて側壁
7cとされている。この側壁7cには、矩形状の取付用
孔7dが、受け部7eの延出方向へ間隔を開けて一対、
穿設されている。なお、図3に示す如く、取付金具兼受
け部材5における受け部7eと基部7との境界部である
屈曲部11fの弾性変形突部8b側には、補強用のリブ
15が設けられている。
【0015】端子台11は、絶縁物製の樹脂成形品から
なり、前記受け部7eに対応した形状とされている。端
子台11は、その長手方向寸法が受け部7eよりも若干
短くなっており、受け部7eに緊密に受け入れられるよ
うになっている。
【0016】端子台11の底壁11cの長手方向両端部
の各々の側壁11aの外面には、前記各々の取付用孔7
dと対応する位置に、端子台11の幅方向から見た形状
が略三角形状の一対の取付用突起11bが突設されてい
る。各々の取付用突起11bの側面11fは上端から下
端へかけて次第に内側へ傾斜しており、上面11dは、
外側へ向けてしだいに下方へ傾斜している。
【0017】図1に示す如く、端子台11の内部には、
長手方向へ間隔を開けて複数個のピン端子植設部11e
が設けられており、このピン端子植設部11eに、コイ
ルボビンの胴部に巻回されたコイルの引出線が電気的に
接続されるピン端子12が植設されている。各々のピン
端子植設部11eの外側の側面には、コイルの引出線を
ピン端子12へとガイドするガイド突部13が突設され
ている。
【0018】ピン端子12を取付けるには、図3に示す
如く、端子台11を、その底壁11cが受け部7eに対
向した状態に配置し、端子台11を受け部7e内へ向け
て下動する。この下動する過程で、端子台11の取付用
突起11bが受け部7eにおける側壁7cの内面を側壁
7cを外側へ押し広げつつ摺動する。取付用突起11b
が受け部7eの取付用孔7dと対向する位置に達する
と、側壁7cが樹脂製の材質に起因する弾性復元力によ
り元の位置へ向けて内側へ復帰し、取付用突起11bが
取付用孔7dと嵌合し、端子台11が受け部7eに、が
たつきのない状態に取付られる。
【0019】本実施例では、取付用突起11bの上面1
1dが、外側へ向けて次第に下方へ傾斜しているので、
取付用突起11bが取付用孔7dに、がたつきのない状
態に確実に嵌合される。
【0020】以上のように本実施例では、端子台11
は、従来とは異なり、一対のピン端子植設部材19が連
結部20によって連結される構成ではなく、形状が簡単
であり、しかも、大きさも小さいので、端子台11を成
形するための金型も形状が非常に簡単で、小さくでき、
金型のコストを抑えることができる。このため、その
分、端子台11の製造コストを低減できる。また、本実
施例では、上記の如く、補強用のリブ15が設けられて
いるので、受け部7eに対して端子台11を嵌合する際
に取付用金具兼受け部材5が屈曲部7hで変形等したり
するのを防止できる。
【0021】上記の端子台11の受け部7eへの取付け
に前後して、トランス本体は取付用金具兼受け部材5に
よって底板10に組付けられる。すなわち、治具を用い
て底板10を固定し、図3に示す如く、この底板10の
起立片9b間にトランス本体を配置する。次いで、弾性
変形突部8bを外側に向けた状態で、延出部8の下端部
を底板10のスリット9aに挿通する。この挿通状態
で、図4に示す如く、底板10に矢印Aで示す方向へテ
ンションを与えつつ、延出部8の下端部、すなわち、延
出部8のスリット9aから突出した部位を内側(矢印B
方向)へ折曲させる。
【0022】すなわち、図5に示す折曲工具13の平板
状の先端13aを、延出部8の下端部に外側から当接さ
せた状態で、折曲工具13を内側(矢印C方向)へ移動
させる。これにより、折曲工具13の先端13aは、底
板10の凹部10a内を底板10に沿って移動し、延出
部8の各々の下端部は凹部10a内において内側へ折曲
され、トランス本体が、がたつきのない状態に底板10
に取付られる。
【0023】なお、上記実施例では、延出部8の下端部
を内側へ折曲させる場合について説明しているが、延出
部8の下端部を外側へ折曲させてもよい。すなわち、前
記と同様の方向(図6矢印A方向)へテンションを与え
つつ、図6に示す折曲工具14の回転可能に支持された
ローラ14aを、延出部8の下端部に内側から当接させ
た状態で、折曲工具14を外側(矢印D方向)へ移動さ
せ、さらに、起立片9bに沿って図6の矢印E方向へ移
動させる。これにより、図7に示す如く、延出部8の下
端部が起立片9bを挟持した状態となり、取付用金具兼
受け部材5によって、トランス本体が、がたつきのない
状態に底板10に取付られる。
【0024】上記実施例では、受け部7eに取付用孔7
dを形成し、端子台11に取付用突起11bを形成して
いるが、受け部7eの側壁7cの内面に取付用突起を形
成し、端子台11の側壁11aに取付用孔7dを形成し
各々を嵌合するようにしてもよい。
【0025】また、上記実施例では、コア4の断面形状
が円状となっているが、断面が楕円状のコアにも適用で
きることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ほぼ円筒
状のコイルボビンと、外周に前記コイルボビンが組込ま
れ断面が略円状又は楕円状をなすコアとが底板に取付用
金具兼受け部材によって取付けられるトランスのピン端
子取付構造であって、前記取付用金具兼受け部材の受け
部の側壁に取付用孔又は取付用突起が形成されると共
に、ピン端子が植設された端子台の側壁に形成された取
付用突起を前記取付用金具兼受け部材の取付用孔に嵌合
した状態又は前記端子台の側壁に形成された取付用孔に
前記取付用金具兼受け部材の取付用突起を嵌合した状態
で前記端子台を前記受け部に嵌合することによりピン端
子が取付られてなるので、低コストでしかも、がたつき
のない状態に取付けできるトランスのピン端子取付構造
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るトランスのピン端子取
付構造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係るトランスのピン端子取
付構造が適用されたトランスを示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係るトランスのピン端子取
付構造の組付け工程を示す図であり、組付け前の状態を
示すものである。
【図4】本発明の一実施例に係るトランスのピン端子取
付構造の組付け工程を示す図であり、組付け後の状態を
示すものである。
【図5】本発明の一実施例に係る取付用金具兼受け部材
の下端部が折曲工具によって内側へ折曲された状態を示
す斜視図である。
【図6】本発明の一実施例に係る取付用金具兼受け部材
の下端部が他の折曲工具によって外側へ折曲される状態
を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施例に係る取付用金具兼受け部材
の下端部が外側が折曲されて底板に取付られた状態を示
す斜視図である。
【図8】従来のトランスのピン端子取付構造を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 トランス 3 コイルボビン 4 コア 5 取付用金具兼受け部材 7c 側壁 7d 取付用孔 7e 受け部 10 底板 11 端子台 11a 側壁 11b 取付用突起 12 ピン端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円筒状のコイルボビン(3)と、外
    周に前記コイルボビン(3)が組込まれ断面が略円状又
    は楕円状をなすコア(4)とが底板(10)に取付用金
    具兼受け部材(5)によって取付けられるトランスのピ
    ン端子取付構造であって、前記取付用金具兼受け部材
    (5)の受け部(7e)の側壁(7c)に取付用孔(7
    d)又は取付用突起が形成されると共に、ピン端子(1
    2)が植設された端子台(11)の側壁(11a)に形
    成された取付用突起(11b)を前記取付用金具兼受け
    部材(5)の取付用孔(7d)に嵌合した状態又は前記
    端子台(11)の側壁(11a)に形成された取付用孔
    に前記取付用金具兼受け部材(5)の取付用突起を嵌合
    した状態で前記端子台(11)を前記受け部(7e)に
    嵌合することによりピン端子(12)が取付られてなる
    ことを特徴とするトランスのピン端子取付構造。
JP9207164A 1997-07-15 1997-07-15 トランスのピン端子取付構造 Expired - Fee Related JP2987126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9207164A JP2987126B2 (ja) 1997-07-15 1997-07-15 トランスのピン端子取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9207164A JP2987126B2 (ja) 1997-07-15 1997-07-15 トランスのピン端子取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1140437A JPH1140437A (ja) 1999-02-12
JP2987126B2 true JP2987126B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=16535297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9207164A Expired - Fee Related JP2987126B2 (ja) 1997-07-15 1997-07-15 トランスのピン端子取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2987126B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1140437A (ja) 1999-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6696908B2 (en) Coil bobbin
US8253522B2 (en) Coil component having wire-support member
JP2850768B2 (ja) ブラシ装置
JP4751390B2 (ja) 電気的コンポーネント用のホルダ
US4318069A (en) Bobbin with terminal block designed for machine wrap
JP3942576B2 (ja) 薄型トランス
JP2987126B2 (ja) トランスのピン端子取付構造
JP2008103715A (ja) 誘導性部品用端キャップ及び誘導性部品
JPH09190932A (ja) リアクター
JP3430144B2 (ja) カバー付小型トランス
JP2987128B2 (ja) トランスのリード線引出し構造
JP2995165B2 (ja) トランスのコア取付用金具
JPH07106147A (ja) 面実装型インダクタ
JP2002057034A (ja) トロイダル型コイル部品
JPH058666Y2 (ja)
JPS6234426Y2 (ja)
JPH06176937A (ja) 小形巻線部品
JP3238038B2 (ja) モータ
JPH04263405A (ja) コイル巻枠
JPH0648824Y2 (ja) カレントトランス用ボビン
JP2727961B2 (ja) トランス
JPH0325375Y2 (ja)
JPH1079583A (ja) 電気コードの保持構造
KR920008942Y1 (ko) 단자 장치
JP3255672B2 (ja) 電磁継電器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees