JP2983452B2 - 油圧作動機器の作動速度制御装置 - Google Patents

油圧作動機器の作動速度制御装置

Info

Publication number
JP2983452B2
JP2983452B2 JP7230160A JP23016095A JP2983452B2 JP 2983452 B2 JP2983452 B2 JP 2983452B2 JP 7230160 A JP7230160 A JP 7230160A JP 23016095 A JP23016095 A JP 23016095A JP 2983452 B2 JP2983452 B2 JP 2983452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
operating
control valve
control
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7230160A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0977468A (ja
Inventor
実 平田
直温 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP7230160A priority Critical patent/JP2983452B2/ja
Publication of JPH0977468A publication Critical patent/JPH0977468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2983452B2 publication Critical patent/JP2983452B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧作動機器の作
動速度制御装置に関し、例えばクレーン装置において、
ブーム起伏シリンダ、ブーム伸縮シリンダ、旋回モー
タ、ウインチモータなどの油圧作動機器の制御に利用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばクレーン装置において、ブ
ームの起伏作動、伸縮作動、及び旋回、並びにウインチ
の作動は、ブーム起伏シリンダ、ブーム伸縮シリンダ、
旋回モータ、及びウインチモータなどの油圧作動機器に
より行われており、上記各油圧作動機器は、操作装置に
設けられた操作レバーの操作量に対応して作動するよう
にその作動量が制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように単に操作レバーの傾倒角度に対応して各油圧
作動機器の作動を制御するものでは、作業性の面から操
作レバーの操作に対して各油圧作動機器が迅速に作動す
るように設定されており、このため操作レバーの微小操
作により油圧作動機器の微速操作を行うのが困難であ
り、例えば、重い吊り荷をゆっくりと移動させたい場合
や、吊り荷の位置を少しだけ移動させたい場合などには
適さず、操作を誤って事故を起こす危険もあった。
【0004】そこで、従来においては、特開平4−34
7001号公報記載のものに見られるように、微速モー
ドとパワーモードとの切り換えにより微速操作を行うも
のが提供されている。
【0005】しかしながら、操作途中において微速モー
ドからパワーモードへ切り換えると、圧油の供給が急増
し、これにより油圧作動機器に大きなショックを与える
ことから、クレーン作動の場合には荷振れなどが起こり
危険であった。従って、微速モードからパワーモードへ
の切り換えは、通常、一旦操作を停止した後に行ってお
り、操作性が悪いという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の油圧作動機器の
作動速度制御装置は、駆動手段により作動される圧油供
給源からの圧油の供給により作動される油圧作動機器を
制御する制御弁と、前記駆動手段の駆動を増減する増減
手段と、前記制御弁の開度を制御する制御弁作動手段
と、前記油圧作動機器の作動を微速モードとパワーモー
ドとの間で連続的に回動操作可能なモード設定手段を有
し、上記増減手段及び制御弁作動手段を操作するための
操作手段と、前記モード設定手段からのモード設定信号
を含む操作手段からの操作信号が入力され、これら入力
信号に基づいて増減手段及び制御弁作動手段に制御信号
を出力する制御手段とを備え、微速モード時においては
前記駆動手段の駆動を予め設定された設定量に維持した
状態で前記操作手段による操作量が最大時に前記制御弁
の開度が最大となるよう該操作量に応じて制御し、パワ
ーモード時においては操作手段の一定操作量までで制御
弁の開度を最大にし、それ以上の操作量に応じて前記駆
動手段の駆動量を増減制御し、さらに、前記モード設定
手段の回動操作に応じて前記制御弁の開度を制御しなが
ら微速モードからパワーモードに連続的に移行されるよ
うに構成されたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本実施の形態では本発明に
係る油圧作動機器の作動速度制御装置をトラック搭載型
クレーンに適用した場合について説明する。
【0008】図1はトラック搭載型クレーンの概略の全
体構成を示している。
【0009】トラック搭載型クレーン1は、車体2上に
荷箱2aが設けられ、車体2の荷箱2aの前方に旋回ポ
スト3が旋回モータ15(図2参照)によって旋回自在
に搭載されている。旋回ポスト3の上端部にはブーム4
が設けられている。
【0010】ブーム4は多段伸縮式であって、伸縮シリ
ンダ17(図2参照)によって伸縮自在、且つブーム4
と旋回ポスト3との間に配設した起伏シリンダ5によっ
て起伏自在に構成されている。
【0011】ブーム4の基端部にはウインチ6が設けら
れており、ウインチモータ16(図2参照)によりフッ
ク7aを備えたワイヤ7を巻き上げもしくは繰り出すよ
うに構成されている。
【0012】また、車体2の荷箱2aの前方左右両側に
は、車体側方ヘそれぞれ張り出し可能なアウトリガ(図
示省略)が設けられており、これらアウトリガに伸縮自
在になされたジャッキ8が垂設されている。
【0013】図2及び図3は上述のように構成されたト
ラック搭載型クレーンの油圧回路の主要部を示してい
る。
【0014】図2において、11〜14は前記旋回モー
タ15、起伏シリンダ5、ウインチモータ16、伸縮シ
リンダ17に連通された制御弁である。
【0015】各制御弁11〜14は、スプールの移動に
伴い中立位置から左位置もしくは右位置に徐々に変化す
るように構成されており、スプールの移動により徐々に
開度が変化するようになされている。
【0016】上記スプールの一端部は図3に示すロッド
(制御弁作動手段)21〜24の一端に連結されてい
る。
【0017】ロッド21〜24は、各ソレノイドバルブ
A1〜A4、B1〜B4の切換えにより図3中左右に移
動自在に構成されており、ロッド21〜24の移動によ
り前記スプールを移動させ各制御弁11〜14を切換え
作動させることができる。
【0018】また、ロッド21〜24の他端は差動トラ
ンス21a〜24aに連結されており、この差動トラン
ス21a〜24aによってロッド21〜24の移動位
置、すなわちスプールの移動による各制御弁11〜14
の切換位置(各制御弁の開度)を検出することができ
る。
【0019】25は、ソレノイドバルブA5,B5の切
換えにより図3中左右に移動自在に構成されたロッド
(増減手段)で、ロッド25の一端はエンジンの回転数
を操作するアクセルに連結されるとともに、他端が差動
トランス25aに連結されており、差動トランス25a
によってロッド25の移動位置、すなわちアクセル操作
によるエンジンの回転数を検出することができる。
【0020】なお、各制御弁11〜14の切換位置及び
エンジンの回転数の検出は、差動トランス21a〜25
aによるものに限らず、他の適宜な検出装置を用いても
よい。
【0021】Pは動力取出装置を介して連係されたエン
ジンにより作動するポンプ(圧油供給源)で、上記アク
セル操作によるエンジン回転数の増減により該ポンプP
からの油の吐出量を増減するように構成されている。
【0022】上記旋回モータ15、起伏シリンダ5、ウ
インチモータ16、及び伸縮シリンダ17の作動による
旋回ポスト3の旋回、ウインチ6の作動、ブーム4の起
伏及び伸縮は、図4に示す操作装置(操作手段)30に
より操作される。
【0023】操作装置30には、上下に配置された2本
のジョイスティックレバー31,32と、モード切換ダ
イヤル(モード設定手段)33とが備えられている。
【0024】上方のジョイスティックレバー31は、例
えば上下方向への傾倒でブーム4の伸縮を操作するよう
に構成されており、上方への傾倒でブーム4の伸長を、
下方への傾倒でブーム4の縮退を操作するとともに、左
右方向への傾倒でウインチ6によるワイヤ7の巻き上げ
・繰り出しを操作するように構成されており、左方への
傾倒でワイヤ7の巻き上げを、右方への傾倒でワイヤ7
の繰り出しを操作することができる。
【0025】下方のジョイスティックレバー32は、例
えば上下方向への傾倒でブーム4の起伏を操作するよう
に構成されており、上方への傾倒でブーム4の起立を、
下方への傾倒でブーム4の伏倒を操作するとともに、左
右方向への傾倒で旋回ポスト3の旋回を操作するように
構成されており、左方への傾倒で旋回ポスト3を左回り
に、右方への傾倒で旋回ポスト3を右回りに旋回操作す
ることができる。
【0026】モード切換ダイヤル33は、微速モードと
パワーモードとに切り換え可能に構成されており、後述
する制御装置により、微速モードとパワーモードとのモ
ード位置に基づいて、上記各ジョイスティックレバー3
1,32の傾倒角度に対応してロッド25を移動させる
ことによりエンジンの回転数を制御してポンプPによる
圧油の吐出量を制御するとともに、各ロッド21〜24
を移動させることによりスプールの移動位置を制御して
各制御弁11〜14の開度を制御する。
【0027】図5はパワーモードにおけるジョイスティ
ックレバー31の傾倒角度と伸縮シリンダ17の伸縮ス
ピード(すなわち、ブーム4の伸縮スピードとなる)と
の関係を表したものである。
【0028】パワーモードの場合には、図6に示す傾倒
角Xから傾倒角Y(例えば前記最大傾倒角Zの約半分の
角度)へのジョイスティックレバー31の傾倒に比例し
て制御弁14が徐々に開いて傾倒角Yで制御弁14が全
開となる。この時、エンジンの回転数はアイドリングか
ら若干高い値で維持されており、これにより伸縮シリン
ダ17の伸縮スピードが比例して増幅する。つまり、最
大傾倒角Zの約半分の傾倒角Yで制御弁14が全開する
ことになる。そして、この角度Yから最大傾倒角Zにか
けてはこの傾倒角に比例してエンジンの回転数を上げ
る。この結果、伸縮シリンダ17の伸縮スピードが実線
で示すように急増する。
【0029】なお、パワーモードにおいてはモード切換
ダイヤル33のMINからMAXまでの設定位置によっ
て図5に示す破線や一点鎖線のような特性を示すことに
なる。つまり、各設定位置での最大値(最大傾倒角Zで
の最大伸縮スピード)も変化する。換言すれば、パワー
モードにおいて夜間作業などで騒音防止のためエンジン
の最大回転数を低下させたい時にはモード切換ダイヤル
33を任意のMID位置あるいはMIN位置に設定すれ
ばよい。これによりエンジンの駆動による騒音を抑えて
静粛に作業することができる。
【0030】図7は、微速モードにおけるジョイスティ
ックレバー31の傾倒角度と伸縮シリンダ17の伸縮ス
ピードとの関係を表したものである。
【0031】微速モードの場合には、図6に示す傾倒角
Xから最大傾倒角Zへのジョイスティックレバー31の
傾倒に比例して制御弁14が徐々に開いて最大傾倒角Z
で制御弁14が全開となる。この時、ポンプPからの圧
油の吐出量を調整するエンジンの回転数はアイドリング
から若干高い値で維持されており、この結果、傾倒角に
比例して伸縮シリンダ17の伸縮スピードが増幅する。
【0032】ここで、上記微速モードにおいても、モー
ド切換ダイヤル33の回動位置に応じて伸縮シリンダ1
7の伸縮スピードが増減するように構成されている。
【0033】モード切換ダイヤル33は、図8に示すよ
うにθ0°〜30°の間で微速モードであり、該モード
切換ダイヤル33を調整することで、図9に示すように
制御弁の開度が制御される。即ち、微速モードにおいて
は制御弁のみの開閉を行っているため、この制御弁の開
度が伸縮シリンダ17の伸縮スピードと対応することに
なる。
【0034】図9に示す微速モードにおけるモード切換
ダイヤル33の変位に基づくジョイスティックレバー3
1の傾倒角度と制御弁開度の関係は、例えば図10のフ
ローチャートに示す関係式に基づいて得られるもので、
後述するCPU52において演算処理される。
【0035】ここで、図10に示すCPUでの演算処理
について説明すると、ステップS1では、ジョイスティ
ックレバー31の傾倒角がY以上であるか否かを判断
し、傾倒角がY以下であれば、ステップS2に進み演算
処理する。
【0036】また、ステップS1においてジョイスティ
ックレバー31の傾倒角がY以上であれば、ステップS
3で、θが5°以上であるか否かを判断し、5°以内で
あれば前記ステップS2に進み演算処理する。
【0037】そして、ステップS3でθが5°以上であ
れば、ステップS4に進み演算処理する。
【0038】このように処理することで、微速モードに
おいては図9に示すような制御がなされる。つまり、モ
ード切換ダイヤル33の位置、すなわちθが変われば、
随時演算処理され、この演算結果に基づいて制御弁14
の開度が制御される。
【0039】よって、モード切換ダイヤル33をパワー
モード側に回動操作することにより制御弁14の開度は
回動操作量に応じて変位し、続いてパワーモードに連続
的に切り換えられることになる。
【0040】また、旋回モータ15による旋回ポスト3
の旋回速度、ウインチモータ16によるウインチ6の作
動速度、起伏シリンダによるブーム4の起伏速度も、モ
ード切換ダイヤル33のモードに基づくジョイスティッ
クレバー31,32の操作により上述と同様に制御され
る。
【0041】これにより切換時のショックが緩和され、
このショックに起因する荷物の荷振れ等を防止すること
ができる。
【0042】図11は、制御装置50の構成を示すブロ
ック図である。
【0043】図11において、51は各フィードバック
信号、各ジョイスティック31,32のポテンショメー
タからの電圧信号、モード切換ダイヤル33のポテンシ
ョメータからの電圧信号が入力されるA/D変換器、5
2はCPU、53はRAM、54はROM、55は入出
力ポート、56は電源回路、57はスイッチ、58はL
ED、59は数字表示器、60は異常を検知するウオッ
チドッグタイマー、61〜70はドライブ回路、AS1
〜AS5及びBS1〜BS5はソレノイドバルブA1〜
A5、B1〜B5のソレノイドである。
【0044】次に、このように構成された制御装置50
の動作について説明する。
【0045】まず、モード切換ダイヤル33を微速モー
ドにしている場合について説明する。
【0046】作業に応じて各ジョイスティックレバー3
1,32を傾倒させると、これらジョイスティックレバ
ー31,32の電圧信号が操作信号としてA/D変換器
51を介してCPU52に入力される。
【0047】CPU52では、アクセルの回転数を検出
する差動トランス25aからのフィードバック信号とア
イドリングアップの信号との偏差を算出し、その偏差に
基づいて予め設定された不感帯を越えた時にドライブ回
路61もしくは62に作動信号を出力し、ソレノイドA
S5もしくはBS5を励磁してロッド25を移動させ、
アクセルの回転数を所定の回転数に上げる。
【0048】これとともに、各制御弁11〜14の開度
を検出する差動トランス21a〜24aからのフィード
バック信号と各操作信号との偏差をそれぞれ算出し、そ
の偏差に基づいて予め設定された不感帯を越えた時に各
ドライブ回路63〜70に作動信号を出力し、ソレノイ
ドAS1〜AS4もしくはBS1〜BS4を励磁してロ
ッド21〜24を移動させることで、制御弁11〜14
の開度をそれぞれ前述した演算処理に基づいて制御す
る。
【0049】これにより旋回モータ15、起伏シリンダ
5、ウインチモータ16、伸縮シリンダ17への油の供
給量が制御され、例えば伸縮シリンダ17の伸縮スピー
ド、すなわちブーム4の伸縮スピードが図7に示すよう
に制御される。
【0050】上述した微速モードの操作は、モード切換
ダイヤル33が一定の位置にある場合であるが、操作中
においてモード切換ダイヤル33を回動操作すること
で、制御弁11〜14の開度は、モード切換ダイヤル3
3の回動位置に応じて随時演算処理され、図9に示す関
係が成り立つように制御されていく。
【0051】このようにして微速モード内において制御
弁11〜14の開度が制御されながら、後述するパワー
モードに移行する。
【0052】次に、モード切換ダイヤル33をパワーモ
ードにしている場合について説明する。
【0053】作業に応じて各ジョイスティックレバー3
1,32を傾倒させると、これらジョイスティックレバ
ー31,32の電圧信号が操作信号としてA/D変換器
51を介してCPU52に入力される。
【0054】CPU52では、この各操作信号のうち一
番大きな電圧の操作信号と、モード切換ダイヤル33の
パワーモードにおけるMINからMAXまでの設定位置
とに応じて作動信号を積算し、その信号と差動トランス
25aからのフィードバック信号との偏差を算出し、そ
の偏差に基づいて予め設定された不感帯を越えた時にド
ライブ回路61もしくは62に作動信号を出力しソレノ
イドAS5もしくはBS5を励磁してロッド25を移動
させ、アクセルを介してエンジン回転数の増減を制御す
る。
【0055】一方、各操作信号は、それぞれ補正され、
これら補正信号と各制御弁11〜14の開度を検出する
差動トランス21a〜24aからのフィードバック信号
との偏差をそれぞれ算出し、その偏差に基づいて予め設
定された不感帯を越えた時に各ドライブ回路63〜70
に作動信号を出力しソレノイドAS1〜AS4もしくは
BS1〜BS4を励磁してロッド21〜24を移動さ
せ、制御弁11〜14の開度をそれぞれ制御する。
【0056】これにより旋回モータ15、起伏シリンダ
5、ウインチモータ16、伸縮シリンダ17への油の供
給量が制御され、例えば伸縮シリンダ17の伸縮スピー
ド、すなわちブーム4の伸縮スピードが図5に示すよう
に制御される。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、モ
ード設定手段による微速モードからパワーモードへの切
換えを、モード設定手段による回動操作量に応じて制御
弁の開度を徐々に制御しながら、当該微速モードからパ
ワーモードに連続的に移行するように構成したため、微
速モードからパワーモードへの切換えを油圧作動機器に
大きなショックを与えることなく円滑に移行でき、クレ
ーン作動の場合には荷振れなどを起こすことなく安全
で、しかも操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラック搭載型クレーンの概略の全体構成を示
す側面図である。
【図2】トラック搭載型クレーンの油圧回路図である。
【図3】トラック搭載型クレーンの油圧回路図である。
【図4】操作装置を示す斜視図である。
【図5】パワーモードにおけるジョイスティックレバー
の傾倒角度と伸縮シリンダの伸縮スピードとの関係を表
す図である。
【図6】ジョイスティックレバーの傾倒角を示す図であ
る。
【図7】微速モードにおけるジョイスティックレバーの
傾倒角度と伸縮シリンダの伸縮スピードとの関係を表す
図である。
【図8】モード切換ダイヤルを示す正面図である。
【図9】微速モードにおけるジョイスティックレバーの
傾倒角と制御弁の開度との関係を示す図である。
【図10】微速モードにおけるCPUでの演算処理を示
すフローチャート図である。
【図11】制御装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 起伏シリンダ(油圧作動機器) 11〜14 制御弁 15 旋回モータ(油圧作動機器) 16 ウインチモータ(油圧作動機器) 17 伸縮シリンダ(油圧作動機器) 30 操作装置(操作手段) 31,32 ジョイスティクレバー 33 モード切換ダイヤル(モード設定手段) 50 制御装置(制御手段) P ポンプ(圧油供給源)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段により作動される圧油供給源か
    らの圧油の供給により作動される油圧作動機器を制御す
    る制御弁と、 前記駆動手段の駆動を増減する増減手段と、 前記制御弁の開度を制御する制御弁作動手段と、 前記油圧作動機器の作動を微速モードとパワーモードと
    の間で連続的に回動操作可能なモード設定手段を有し、
    上記増減手段及び制御弁作動手段を操作するための操作
    手段と、 前記モード設定手段からのモード設定信号を含む操作手
    段からの操作信号が入力され、これら入力信号に基づい
    て増減手段及び制御弁作動手段に制御信号を出力する制
    御手段とを備え、 微速モード時においては前記駆動手段の駆動を予め設定
    された設定量に維持した状態で前記操作手段による操作
    量が最大時に前記制御弁の開度が最大となるよう該操作
    量に応じて制御し、パワーモード時においては操作手段
    の一定操作量までで制御弁の開度を最大にし、それ以上
    の操作量に応じて前記駆動手段の駆動量を増減制御し、
    さらに、前記モード設定手段の回動操作に応じて前記制
    御弁の開度を制御しながら微速モードからパワーモード
    連続的に移行されるように構成されたことを特徴とす
    る油圧作動機器の作動速度制御装置。
JP7230160A 1995-09-07 1995-09-07 油圧作動機器の作動速度制御装置 Expired - Fee Related JP2983452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7230160A JP2983452B2 (ja) 1995-09-07 1995-09-07 油圧作動機器の作動速度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7230160A JP2983452B2 (ja) 1995-09-07 1995-09-07 油圧作動機器の作動速度制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0977468A JPH0977468A (ja) 1997-03-25
JP2983452B2 true JP2983452B2 (ja) 1999-11-29

Family

ID=16903546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7230160A Expired - Fee Related JP2983452B2 (ja) 1995-09-07 1995-09-07 油圧作動機器の作動速度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2983452B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160433A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Furukawa Co Ltd クレーンの作動速度制御装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6209439B2 (ja) * 2013-12-19 2017-10-04 ナブテスコ株式会社 建設機械用方向切換弁、並びに、その開度決定装置、及びその開度決定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006160433A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Furukawa Co Ltd クレーンの作動速度制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0977468A (ja) 1997-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4475767B2 (ja) 作業用車両
JP5543741B2 (ja) クレーンの転倒防止装置
JP2983452B2 (ja) 油圧作動機器の作動速度制御装置
JP2582482B2 (ja) 油圧作動機器の作動速度制御装置
JPH0257703A (ja) 油圧シリンダの制御方法
JP7033966B2 (ja) 油圧ウインチの制御装置
JP2000240605A (ja) 油圧アクチュエータの同調制御装置
JP2008256048A (ja) 昇降運転室を備えた旋回作業車
JP5953031B2 (ja) クレーンの連動作動制御装置
JP2001082405A (ja) 建設機械の速度制御装置
JPH0741287A (ja) クレーンのブーム起伏および巻上制御装置
JPH11139771A (ja) クレーンの旋回減速制御装置及びその制御方法
JP3818556B2 (ja) クレーンの旋回減速制御装置
JPH06280814A (ja) 流体圧アクチュエータの駆動制御装置
JP4122903B2 (ja) クレーン
JP2012111581A (ja) 油圧ショベルの走行吊荷制限制御装置
JP2953264B2 (ja) クレーンの駆動装置
JPH0940374A (ja) クレーンにおけるウインチの駆動制御方法及び装置
JPH09124299A (ja) ブームの自動格納制御装置
JP2001199676A (ja) 建設機械の操作系油圧回路
JP3928793B2 (ja) 油圧アクチュエータの制御装置
JP2004203595A (ja) クレーンのフック操作装置
JP2003300693A (ja) 作業機の操作装置
JPH0438922B2 (ja)
JP2551246Y2 (ja) 車両搭載用作業機の操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees