JP2983249B2 - 照り外観が得られるシート及びその製造方法 - Google Patents

照り外観が得られるシート及びその製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は照り外観が得られるシートとその製造方法に
関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
化粧シート等の分野においては木目、石目等の天然素
材に近いリアルな意匠外観を現出させる目的から、該天
然素材において観察される“照り”を同じように現出さ
せるよう工夫したものがある。
その具体例としては、一般のシート基材にパール顔料
等の光輝性顔料を含有させたインキにて木目模様等の印
刷を施した化粧シートや、シート基材として光輝性のあ
るものを使用し、その表面に通常の印刷インキにて木目
模様等の印刷を施した化粧シート等が知られている。し
かし、これらのシート状物は現出する照りが例えば印刷
パターン形状に沿って一定して見えるという極めて単調
なものに過ぎながった。また上記の照りは例えば天然素
材の照りの如く、見る角度を変えることによって照りの
位置も移動して見えるという性質のものではなく、リア
ル感に乏しいものであった。
この他にもシート基材に加熱エンボス法にて凹凸形状
の深さ及び幅が5〜10μmの艶消調の絞部分と該深さ及
び幅が1μm以下の光沢調の絞部分等からなる凹凸模様
を設け、艶差のある外観が得られるよう構成したエンボ
ス化粧シートも知られている。しかしながらこの種シー
ト状物の場合も、得られる照り外観は単一的であり、視
点の方向変化により照りの移動のないものであった。ま
たシート基材が熱可塑性の材質のものであってエンボス
加工時に数μm〜数十μmのシボもどりが発生するため
微細な凹凸模様を賦型することが困難であり、その結
果、照り具合が微妙に異なるような所望通りの照り外観
等を現出させることができなかった。更によりリアル感
のある照り外観が得られるようにするため、凹凸模様を
シート基材の両面に賦型することも提案されているが、
その場合はエンボス加工時に際して基材にシワ等が入り
易く生産性が悪くなり、しかも表裏両面へ2工程で加熱
エンボス加工を施すことは基材の材質から考えても困難
であり、所望通りの凹凸形状を両面共に賦型することは
不可能に近かった。
本発明は上記従来技術の欠点を克服するためになされ
たもので、見る角度によって移動して視認される等、従
来にはなかったリアル感に富んだ意匠性の高い照り外観
が得られるシート状物と、その製造方法を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
即ち本発明の照り外観が得られるシートは、透明又は
半透明のシート基材の裏面に、該シート基材を当接させ
るロール凹版の少なくとも版凹部内で硬化賦型と同時に
該基材側に密着させた後に離型形成される電離放射線硬
化型樹脂からなり、且つ凸部と凹部の幅が1〜1000μm
の平行曲線群若しくは平行曲線群と平行直線群を組合わ
せた線群のパターンからなる凹凸模様が設けられ、更に
該凹凸模様の裏面側に光輝性樹脂或いは金属蒸着層が全
面又は部分的に設けられてなる構成からなるものであ
る。
本発明シートは上記光輝性樹脂又は金属蒸着層の裏面
側に更に着色層を設けることができる。
また本発明の製造方法は、凸部と凹部の幅が1〜1000
μmの平行曲線群若しくは平行曲線群と平行直線群を組
合わせた線群のパターンからなる凹凸模様賦型用の版凹
部を形成したロール凹版を使用し、該ロール凹版の少な
くとも版凹部に電離放射線硬化型樹脂を充填させる共に
透明又は半透明のシート基材を接触させ、該基材が凹版
に接触している間に電離放射線を照射して基材と凹版の
間に介在している上記樹脂を硬化させて該樹脂と基材と
を密着せしめた後、基材を凹版より剥離して凹凸模様を
シート基材裏面側に形成し、次いでシート基材の凹凸模
様の裏面側に印刷法又は蒸着法にて光輝性樹脂又は金属
蒸着層を形成する構成を有するものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
本発明の照り外観が得られるシート1は、第1図に示
すようにシート基材2と、基材2の裏面に設けられる凹
凸模様3と、該凹凸模様面側に更に設けられる光輝性樹
脂又は金属蒸着層から構成される。
シート基材2は透明又は半透明のものであれば特に制
約されるものではなく、シート1の用途等に応じて材
質、厚さ等が適宜選定される。例えば基材2としてポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリ
ル、ポリエステル、ポリイミド、ポリスチレン、アクリ
ロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)等の合
成樹脂シート(フィルム)を用いることができる。また
基材2として必要に応じて装飾のための印刷を部分的に
施したものを使用してもよい。
凹凸模様3は照り外観を現出させるための一要素とな
るもので、特に見る角度によって移動して視認される照
りを現出する役割をもつ凹凸模様である。即ち凹凸模様
3は、第2図に示すように上方より見た場合、平行曲線
群5のパターン(同図(a)、(c)及び(d))若し
くは平行曲線群5と平行直線群6を適宜組み合わせてな
る線群のパターン(同図(b))からなるものであっ
て、その線群のパターンは何れも断面形状が、第3図に
示すように凸部Pの幅:d1と凹部Qの幅:d2が1〜1000μ
mである凹凸形状をなすものである。凹凸模様3は第3
図に図示のように基層部Rを有し、その基層部R上に凸
部Pと凹部Qが形成される構造のものが一般的である
が、第1図に図示のように上記基層部Rがなく凸部Pの
みが形成され、その凸部どうしの間が凹部となる構造の
ものであってもよい。
平行曲線群としては正弦波、サイクロイド曲線、円弧
等の曲線単位を連結したものを複数本互いに平行移動し
て配列したものが代表例である。第2図(d)に図示の
線群パターンは、輪郭線にて囲まれた各領域内にそれぞ
れの平行曲線群を有する線群の集合体であり且つ該輪郭
線及び平行曲線群の形状又は線方向が各輪郭線領域毎に
異なるパターン例である。特に第2図(c)及び(d)
に例示の如き構成からなる線群パターンによれば、照り
部分が塊状或いは渦巻状になって分散して現出する所
謂、杢(もく)調の如き照り外観が得られる。また凸部
及び凹部の幅が1000μmを越える場合は、各平行線群が
1本1本の線が識別できる程度に目立って幾何学的な風
合いとなり、天然木等の外観再現には不向きである。上
記幅d1、d2は明瞭でリアル感のある照りを現出し易い点
から5〜100μmであることがより好ましい。また凹部
の深さは通常1〜100μm程度でよいが、より好ましく
は2〜25μm程度である。更に凹部の深さは単一なもの
ではなく、区画した各領域毎に深さを適宜配分して規則
的に異ならしめることにより、該領域によって照り感が
微妙に変化する照り外観を現出させることができる。
しかも上記の如きパターン構成からなる凹凸形状3
は、ロール凹版内に充填している間に硬化賦型されてか
ら基材2の裏面側に転移形成される電離放射線硬化型樹
脂から構成されるものである。本発明における凹凸模様
は上記のような製造方法により形成されるため前述の如
き微細なパターン構成のものであるにも係わらず、忠実
に再現された精密な凹凸形状である。
光輝性樹脂又は金属蒸着層4は照り外観を現出させる
もうひとつの要素となるもので、上記凹凸模様3と相ま
って輝きのある美麗な照りを現出させる役割を果たすも
のである。この層4はシート基材2の凹凸模様3面側の
全面に設けても或いは部分的に設けてもよい。光輝性樹
脂層は例えば、銅粉、アルミニウム粉、真鍮粉等の金属
粉、金属フレークを用いた金属光沢を有する顔料、二酸
化チタン被覆雲母等の雲母顔料、魚鱗箔、酸塩化ビスマ
ス等の真珠光沢や干渉光沢を有する顔料等を含有する光
輝性インキにて形成される層である。光輝性インキには
着色顔料を含有させてもよい。光輝性樹脂としては亦、
上記光輝性顔料を練り込むか又は表面に塗工した樹脂フ
ィルムを熱融着法やドライラミネート法等にて積層形成
するものであってもよい。光輝性金属蒸着層はアルミニ
ウム、クロム、TiN、ニッケル、銅、ステンレス等の金
属を蒸着して形成される金属薄膜である。
また本発明シートは、特に図示しないが上記光輝性樹
脂又は金蒸着層4の裏面側に更に着色層を積層して設け
ることができる。その着色層を設けることにより、倒え
ば上記層4により光の反射率を増加させて照り外観をよ
り有効に再現させたり、或いは本発明シートを他の部材
に貼着して使用する場合に該部材表面の色、汚れ等を隠
蔽させることが可能となる。着色層としては二酸化チタ
ン等の顔料を添加したインキ又は塗料を塗工形成したも
のや、上記顔料にて着色した樹脂フィルムを接着剤又は
熱融着により貼着したものなどが挙げられる。
上記の如き構成からなる本発明シート1は下記の製造
方法により得られる。第4図に本発明製造方法の一実施
例を示す。
先ず、本発明方法では形成すべき凹凸模様3を型取り
したロール凹版7を準備する。図中8は前述の凹凸模様
3におけるパターン形状に対応させて型取り形成した版
凹部である。版凹部8の形成は電子彫刻、エッチング
法、ミル押し、電鋳法等の手段にて行うことができる。
次いで上記ロール凹版7を例えば第4図に例示するよ
うな形態で用いる。そして同図に示すようにシート基材
2をロール凹版7と押圧ロール9との間を通過するよう
に供給し、凹版7の少なくとも版凹部8に充填するよう
に電離放射線硬化型樹脂10を供給すると共に基材2の裏
面側を凹版7に接触させ、該基材2が凹版7と接してい
る間に電離放射線照射装置11から電離放射線を照射して
上記樹脂を硬化させる同時に基材側に密着せしめる。し
かる後、シート基材2を凹版7から剥離することによ
り、版凹部8の形状に対応した形状に賦型された(硬化
した)電離放射線硬化型樹脂からなる凹凸模様3が形成
されたシートが得られる。
ここで電離放射線硬化型樹脂の供給は、ロールコート
法、ナイフコート法の適宜手段にてロール凹版と押圧ロ
ールの間に、或いはシート基材表面に塗布供給すること
ができる。電離放射線硬化型樹脂としては公知の紫外線
又は電子線硬化型樹脂を使用でき、中でも溶剤無添加タ
イプのものを使用すれば硬化により体積収縮、形状変
形、気泡発生等の不具合が生じることがなく、該樹脂の
予備乾燥工程が不要となる上、より細密な凹凸形状を再
現性良く確実に形成することができる。電離放射線の照
射は、シート基材2が電離放射線透過性である場合には
該基材側から行なっても、或いは凹版7が電離放射線硬
化性の材質にて構成されている場合は該凹版側から行な
ってもよく、更に上記基材及び凹版の両方向から行なっ
てもよい。この電離放射線照射により硬化度合いは、少
なくとも樹脂の流動性を失わせ且つシート基材との密着
性を生じせしめる程度である。また基材を凹版より剥離
した後、再度電離放射線を照射してより完全な硬化を行
ってもよい。
次いで、凹凸模様3の形成されたシートに対して印刷
法、フィルムの積層又は蒸着法により光輝性樹脂又は金
属蒸着層4を形成することにより、第1図に例示した如
き本発明シート1が得られる。印刷法としてはグラビア
印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷等の公知の
ものを採用することができる。光輝性金属蒸着層を部分
的に形成する場合は公知の部分金属薄膜層の形成方法等
を適用することができる。
本発明においては必要に応じて、シート基材の表面側
に印刷を施したり、加熱エンボス加工等の他の表面意匠
処理を施すことができる。またシート基材表面状に艶消
し剤入りの黒、茶、褐色系等の着色インキで木目導管模
様を、該基材表面より低光沢状に印刷形成すれば、視覚
硬化により導管印刷部が窪んだ状態で見える利点があ
る。そのため上記の如き導管印刷部を形成したシート基
材を使用することにより、加熱エンボス法にて敢えて凹
部形状をシート表面に賦型するまでもなく木目導管溝を
再現することができる。
本発明シートは照りのある意匠外観を活用できる分野
であれば幅広く利用することができる。例えば、化粧合
板、塩ビゾル鋼板、化粧好板、プラスチック部材、ガラ
ス貼着シート等にラミネートして使用することができ
る。また射出成形、押出成形、真空成形等のプラスチッ
ク成形時に本発明シートを加熱及び/又は加圧により積
層したり、或いは既製の成形品の表面上に本発明シート
を真空、圧空又は真空圧空成形法やラッピング加工法等
の加熱及び/又は加圧により積層して使用することもで
きる。
次に、具体的実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。
実施例1 厚さ0.15mmの透明ポリ塩化ビニルフィルム(理研ビニ
ル製:W−500 23P)の裏面にグラビア印刷法にて木目柄
を印刷した。
ロール凹版として、シート基材送り方向をy軸、その
幅方向をx軸としたとき、 の関係式で表される曲線を基本曲線とし、これをy軸方
向に50μm間隔で複数平行させて配列してなる線群パタ
ーン(凸部及び凹部の幅は共に50μm)をエッチング法
にて形成した版深(即ち凹部の深さ)20μmの金属製ロ
ール凹版を作成した。
次いで、このロール凹版を第4図に例示の如き製造形
態にて使用すると共に上記フィルムを印刷両側に凹凸模
様が形成されるように供給し、紫外線硬化型樹脂(大日
精化(株)製:セイカビームHT509、粘度3000cps)をア
プリケータロール塗工法法にて供給し、フィルム両側か
ら紫外線をオゾン含有の高圧水銀灯(120W/cm)を2灯
設置した照射装置にてシート送り速度30m/minの条件下
で照射し、しかる後、フィルムを剥離した。
次いで上記線群パターンの凹凸模様を形成したフィル
ムの該凹凸面上に、版深60μmのグラビア版にてパール
インキをグラビア印刷法にて全面ベタ印刷し、本発明シ
ートを得た。
得られたシートは微細な上記平行曲線群パターンから
なる凹凸模様が細部にわったて忠実且つ鮮明に再現形成
されており、角度を変えながら観察すると明瞭で深みの
ある照りが移動して見えた。しかも照り外観が木目印刷
模様と調和し、天然木目に近い美麗な木目調外観を呈し
ていた。
実施例2 ロール凹版に形成する線群パターンとして第2図
(d)に図示のものを適用し、パールインキによるベタ
印刷層を杢柄で印刷形成し、その印刷層の裏面側に二酸
化チタン顔料を含有する白色インキでベタ印刷層を設け
た他は、実施例1と同様にしてシートを作製した。
このシートは杢調の照りがリアルに現出し、全体とし
て杢調の天然木外観に極めて似た美麗な外観が得られる
ものであった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明シートはシート基材の裏
面に、前記のような特定の線群パターン形状の凹凸模様
を設けていると共に該凹凸模様面側に更に光輝性樹脂又
は金属蒸着層を設けているため、シート表面側より観察
するとシート基材から透視される上記凹凸模様と光輝性
樹脂又は金属蒸着層とが相まって明瞭で深みのある照り
外観が得られる。特にその照りは見る角度によって滑ら
かに移動して視認される意匠効果の高い独特なものであ
る。この照り外観は、例えば凹凸模様の線群パターン形
状を調整したり或いは平行曲線群と平行直線群を組合わ
せた線群を適宜採用したり、更には光輝性樹脂又は金属
蒸着層を特定の部位に部分的に設けることによって、所
定位置に現出するように設定することも可能である。
また本発明では上記凹凸模様が前記したようにロール
凹版内に充填している間に硬化賦型せしめた電離放射線
硬化型樹脂にて構成される凹凸形状であるため、その得
られる凹凸模様は細部にわたって忠実で鮮明に再現形成
されており、このことからも従来品では得られなかった
美麗な照りが現出される。必要に応じて天然物の木目等
の印刷模様層を形成すれば、照りのあるリアル意匠外観
を発現させることも可能である。
本発明方法は特に凹凸模様を上述の如きロール凹版を
用いた電離放射線硬化型樹脂の硬化賦型により形成する
手法を採用しているため、加熱ホンボス法以上に照り外
観を現出させる重要な一要素となる微細な凹凸模様を簡
便に忠実に形成し得ることがき、シート自体も効率良く
製造することができる。しかも本発明方法によれば、加
熱エンボスによる凹凸模様形成とは異なりシート基材の
材質(熱可塑性を要する等)に関する大きな制約がな
く、しかもシート基材裏面の凹凸形状が硬化した電離放
射線硬化樹脂からなるため特に該基材の表面側に必要に
応じえ例えば加熱エンボス加工等を施すことができる利
点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明シートの一実施例を示す断面図、第2図
は凹凸模様の線群パターンの各種態様例を示す平面説明
図、第3図は凹凸模様の断面形状の一例を示す断面説明
図、第4図は本発明製造方法の一実施例を示す説明図で
ある。 1……照り外観が得られるシート 2……シート基材、3……凹凸模様 4……光輝性樹脂又は金属蒸着層 5……平行曲線群、6……平行直線群 7……ロール凹版、8……版凹部 10……電離放射線硬化型樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根津 義昭 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B05D 1/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明又は半透明のシート基材の裏面に、該
    シート基材を当接させるロール凹版の少なくとも版凹部
    内で硬化賦型と同時に該基材側に密着させた後に離型形
    成される電離放射線硬化型樹脂からなり、且つ凸部と凹
    部の幅が1〜1000μmの平行曲線群若しくは平行曲線群
    と平行直線群を組合わせた線群のパターンからなる凹凸
    模様が設けられ、更に該凹凸模様の裏面側に光輝性樹脂
    或いは金属蒸着層が全面又は部分的に設けられてなるこ
    とを特徴とする照り外観が得られるシート。
  2. 【請求項2】光輝性樹脂又は金属蒸着層の裏面側に更に
    着色層を設けた請求項1記載の照り外観が得られるシー
    ト。
  3. 【請求項3】凸部と凹部の幅が1〜1000μmの平行曲線
    群若しくは平行曲線群と平行直線群を組合わせた線群の
    パターからなる凹凸模様賦型用の版凹部を形成したロー
    ル凹版を使用し、該ロール凹版の少なくとも版凹部に電
    離放射線硬化型樹脂を充填させる共に透明又は半透明の
    シート基材を接触させ、該基材が凹版に接触している間
    に電離放射線を照射して基材と凹版の間に介在している
    上記樹脂を硬化させて該樹脂と基材とを密着せしめた
    後、基材を凹版より剥離して凹凸模様をシート基材裏面
    側に形成し、次いでシート基材の凹凸模様の裏面側に印
    刷法又は蒸着法にて光輝性樹脂又は金属蒸着層を形成す
    ることを特徴とする照り外観が得られるシートの製造方
    法。
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