JPH07216799A - 化粧シート及びその製造方法 - Google Patents
化粧シート及びその製造方法Info
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- JPH07216799A JPH07216799A JP6009798A JP979894A JPH07216799A JP H07216799 A JPH07216799 A JP H07216799A JP 6009798 A JP6009798 A JP 6009798A JP 979894 A JP979894 A JP 979894A JP H07216799 A JPH07216799 A JP H07216799A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】印刷とエンボスが調和していないことを解消
し、立体感のある、更には木目模様の絵柄にて天然木に
極めて類似したテリ感や材質感をもつ化粧シートを得る
こと。 【構成】基材シート上１に光輝性を有するインキにて柄
盛り上げ印刷層３を設け、その上全面に前記柄盛り上げ
印刷と調和した凹凸を表面に有する透明または着色半透
明な樹脂層４を設けてなることを特徴とする化粧シート
５。
し、立体感のある、更には木目模様の絵柄にて天然木に
極めて類似したテリ感や材質感をもつ化粧シートを得る
こと。 【構成】基材シート上１に光輝性を有するインキにて柄
盛り上げ印刷層３を設け、その上全面に前記柄盛り上げ
印刷と調和した凹凸を表面に有する透明または着色半透
明な樹脂層４を設けてなることを特徴とする化粧シート
５。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は家具、住宅機器等に使用
する化粧板に用いる化粧シート及びその製造方法に関す
る。特に、立体感のある模様を形成した、木目模様の絵
柄で極めて天然木に類似したテリ感や材質感をもつ化粧
シート及びその製造方法に関する。
する化粧板に用いる化粧シート及びその製造方法に関す
る。特に、立体感のある模様を形成した、木目模様の絵
柄で極めて天然木に類似したテリ感や材質感をもつ化粧
シート及びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来前記のような用途に用いる化粧シー
トとしては、塩化ビニル樹脂フィルムに光輝性顔料を含
むインキにて印刷を施したのち、透明または半透明な塩
化ビニル樹脂フィルムを熱ラミネートし、エンボスロー
ルにて加熱エンボスしたものが知られている。この方法
によるものでもある程度の立体感は得られるが、印刷と
エンボスとは全く調和していないため、木目模様におい
ても天然木に類似しているとは言いがたいものである。
トとしては、塩化ビニル樹脂フィルムに光輝性顔料を含
むインキにて印刷を施したのち、透明または半透明な塩
化ビニル樹脂フィルムを熱ラミネートし、エンボスロー
ルにて加熱エンボスしたものが知られている。この方法
によるものでもある程度の立体感は得られるが、印刷と
エンボスとは全く調和していないため、木目模様におい
ても天然木に類似しているとは言いがたいものである。
【０００３】その理由として、印刷工程とエンボス工程
とは別工程で行われるのが通常であり、更にエンボス時
の加熱により印刷した塩化ビニル樹脂フィルムが変形
し、印刷柄の柄巾や柄ピッチも変わるため、印刷とエン
ボスとを調和させるのが非常に困難であることにもよ
る。
とは別工程で行われるのが通常であり、更にエンボス時
の加熱により印刷した塩化ビニル樹脂フィルムが変形
し、印刷柄の柄巾や柄ピッチも変わるため、印刷とエン
ボスとを調和させるのが非常に困難であることにもよ
る。
【０００４】またこれらの方法によるものは、エンボス
ロールを用いて加熱エンボスするために熱可塑性樹脂を
用いた基材シートであることやエンボスするために相当
な厚みを必要とすることなど基材シートが限られること
や、少なくとも印刷・エンボスと２工程を必要とするこ
とから高価な化粧シートにもなっていた。
ロールを用いて加熱エンボスするために熱可塑性樹脂を
用いた基材シートであることやエンボスするために相当
な厚みを必要とすることなど基材シートが限られること
や、少なくとも印刷・エンボスと２工程を必要とするこ
とから高価な化粧シートにもなっていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、印刷とエンボスが調和していないことを
解消し、立体感のある、更には木目模様の絵柄にて天然
木に極めて類似したテリ感や材質感をもつ化粧シートを
得ることにある。
題点を解決するためになされたものであり、その課題と
するところは、印刷とエンボスが調和していないことを
解消し、立体感のある、更には木目模様の絵柄にて天然
木に極めて類似したテリ感や材質感をもつ化粧シートを
得ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
するため、基材シート上に光輝性を有するインキにて柄
盛り上げ印刷層を設け、その上全面に前記柄盛り上げ印
刷と調和した凹凸を表面に有する透明または着色半透明
な樹脂層を設けてなることを特徴とする化粧シートを提
供し、その製造方法として、基材シートに光輝性を有す
るインキにて柄盛り上げ印刷を施し、その上全面に透明
または着色半透明な電子線硬化型樹脂を塗布し、前記塗
布面を前記柄盛り上げ印刷と調和したエンボスロールに
圧着しながら基材シート裏面より電子線を照射して前記
電子線硬化型樹脂を硬化させることを特徴とする化粧シ
ートの製造方法を提供する。
するため、基材シート上に光輝性を有するインキにて柄
盛り上げ印刷層を設け、その上全面に前記柄盛り上げ印
刷と調和した凹凸を表面に有する透明または着色半透明
な樹脂層を設けてなることを特徴とする化粧シートを提
供し、その製造方法として、基材シートに光輝性を有す
るインキにて柄盛り上げ印刷を施し、その上全面に透明
または着色半透明な電子線硬化型樹脂を塗布し、前記塗
布面を前記柄盛り上げ印刷と調和したエンボスロールに
圧着しながら基材シート裏面より電子線を照射して前記
電子線硬化型樹脂を硬化させることを特徴とする化粧シ
ートの製造方法を提供する。
【０００７】以下、本発明を図面に基づき詳細に説明す
る。本発明の化粧シート（５）の構成は図１に示すよう
に、まず基材シート（１）に光輝性を有するインキによ
る柄盛上げ印刷層（３）が形成され、その上の透明また
は着色半透明な電子線硬化型樹脂（４）の表面に印刷絵
柄模様に調和した凹凸模様が形成される。
る。本発明の化粧シート（５）の構成は図１に示すよう
に、まず基材シート（１）に光輝性を有するインキによ
る柄盛上げ印刷層（３）が形成され、その上の透明また
は着色半透明な電子線硬化型樹脂（４）の表面に印刷絵
柄模様に調和した凹凸模様が形成される。
【０００８】ここで基材シートと柄盛上げ印刷層との間
には任意に印刷層（２）があってもよい。
には任意に印刷層（２）があってもよい。
【０００９】基材シートとしては、紙、プラスチック、
金属シート等任意に使用できる。
金属シート等任意に使用できる。
【００１０】印刷層は絵柄印刷、着色ベタ印刷、シーラ
ーなど、適宜選択可能である。着色ベタ印刷では基材シ
ートの隠蔽性を補うことができ、シーラーでは基材シー
トと光輝性を有するインキとの密着性や目止め等の効果
がある。
ーなど、適宜選択可能である。着色ベタ印刷では基材シ
ートの隠蔽性を補うことができ、シーラーでは基材シー
トと光輝性を有するインキとの密着性や目止め等の効果
がある。
【００１１】光輝性を有するインキとしては、アルミニ
ウム、銅、錫、金、銀等の微粉末又は雲母微粉末等を含
有したインキが使用できる。また、色は任意に選択でき
るが、印刷層を設ける場合は、異なった方が意匠感が得
られる。
ウム、銅、錫、金、銀等の微粉末又は雲母微粉末等を含
有したインキが使用できる。また、色は任意に選択でき
るが、印刷層を設ける場合は、異なった方が意匠感が得
られる。
【００１２】柄盛上げ印刷層は、光輝性を有するインキ
にてやや厚めの、乾燥後が２〜１０μｍの盛上げ印刷と
するのが好ましい。
にてやや厚めの、乾燥後が２〜１０μｍの盛上げ印刷と
するのが好ましい。
【００１３】透明または着色半透明な樹脂としては、特
に限定しないが、電子線硬化型樹脂が凹凸の形成におい
て好ましく、ウレタンアクリレート、ポリエステルアク
リレート、エポキシアクリレート、シリコンアクリレー
ト等のアクリル酸エステルオリゴマー等に、粘度や浸透
性の調整をするための単官能または多官能のモノマー、
エンボスロールとの離型性の向上や製品にすべり性を付
与するためのワックス等の離型剤や必要に応じてつや消
し剤等を配合して粘度を数１０〜数１０００ｃｐｓに調
整した電子線硬化型樹脂が好ましい。
に限定しないが、電子線硬化型樹脂が凹凸の形成におい
て好ましく、ウレタンアクリレート、ポリエステルアク
リレート、エポキシアクリレート、シリコンアクリレー
ト等のアクリル酸エステルオリゴマー等に、粘度や浸透
性の調整をするための単官能または多官能のモノマー、
エンボスロールとの離型性の向上や製品にすべり性を付
与するためのワックス等の離型剤や必要に応じてつや消
し剤等を配合して粘度を数１０〜数１０００ｃｐｓに調
整した電子線硬化型樹脂が好ましい。
【００１４】本発明において、調和した凹凸とは、前記
柄盛り上げ印刷と同じ凹凸とは限らず、凹凸が逆転して
いたり、一部同じ等でも可能である。また、木目模様な
どにおいては、それらに着色顔料や染料を配合すること
によって着色半透明とすることにより、更に深みをもっ
た立体感のある化粧シートが得られる。
柄盛り上げ印刷と同じ凹凸とは限らず、凹凸が逆転して
いたり、一部同じ等でも可能である。また、木目模様な
どにおいては、それらに着色顔料や染料を配合すること
によって着色半透明とすることにより、更に深みをもっ
た立体感のある化粧シートが得られる。
【００１５】以下、本発明による化粧シートの製造方法
を説明する。基材シートに、任意に通常の方法で印刷層
を設け、光輝性を有するインキにて柄盛り上げ印刷層を
設け、この上全面に透明または着色半透明な樹脂を塗布
し、ここに印刷絵柄模様と調和した凹凸模様が形成され
た化粧シート（５）を得る。
を説明する。基材シートに、任意に通常の方法で印刷層
を設け、光輝性を有するインキにて柄盛り上げ印刷層を
設け、この上全面に透明または着色半透明な樹脂を塗布
し、ここに印刷絵柄模様と調和した凹凸模様が形成され
た化粧シート（５）を得る。
【００１６】印刷層の印刷等は、通常のグラビア印刷、
オフセット印刷、スクリーン印刷等従来公知の印刷法に
て印刷可能である。
オフセット印刷、スクリーン印刷等従来公知の印刷法に
て印刷可能である。
【００１７】電子線硬化型樹脂の塗布装置としては、グ
ラビア法、グラビアオフセット法、ロールコーター法な
どの塗布方法を適宜選択することができる。
ラビア法、グラビアオフセット法、ロールコーター法な
どの塗布方法を適宜選択することができる。
【００１８】印刷絵柄模様と調和した凹凸模様を形成す
る方法としては、任意であるが、透明または着色半透明
な樹脂として電子線硬化型樹脂を使用した場合は、例え
ば、柄盛り上げ印刷に調和させた凹凸模様を形成したエ
ンボスロールに電子線硬化型樹脂の塗布面を圧着しなが
ら、基材シートの裏面側より電子線を照射して、電子線
硬化型樹脂を硬化させた後、エンボスロールから離型す
ることにより形成することができる。
る方法としては、任意であるが、透明または着色半透明
な樹脂として電子線硬化型樹脂を使用した場合は、例え
ば、柄盛り上げ印刷に調和させた凹凸模様を形成したエ
ンボスロールに電子線硬化型樹脂の塗布面を圧着しなが
ら、基材シートの裏面側より電子線を照射して、電子線
硬化型樹脂を硬化させた後、エンボスロールから離型す
ることにより形成することができる。
【００１９】ここで、柄盛り上げ印刷模様の版とエンボ
スロールの凹凸模様とを同ピッチで同じ模様位置になる
ように作成し、柄盛り上げ印刷模様と調和させたエンボ
スロールの凹凸模様とを同一工程内で連動させて、完全
に調和させることにより、内部に光輝性を有する細かな
柄盛り上げ印刷を有し、表面にも調和させた凹凸形状の
透明または着色半透明の樹脂層が形成されることによ
り、光の反射方向が変化し、極めて立体感のある化粧シ
ートが得られる。
スロールの凹凸模様とを同ピッチで同じ模様位置になる
ように作成し、柄盛り上げ印刷模様と調和させたエンボ
スロールの凹凸模様とを同一工程内で連動させて、完全
に調和させることにより、内部に光輝性を有する細かな
柄盛り上げ印刷を有し、表面にも調和させた凹凸形状の
透明または着色半透明の樹脂層が形成されることによ
り、光の反射方向が変化し、極めて立体感のある化粧シ
ートが得られる。
【００２０】凹凸模様を形成したエンボスロールは、電
子線照射装置内に設け、電子線硬化型樹脂との離型性を
良くするために表面にクロムめっき等が施されているこ
とが望ましい。電子線照射装置により照射される電子線
の加速電圧は１５０〜２５０Ｋｖ、照射量は２〜１０Ｍ
ｒａｄ程度が良い。通常この処理は５０〜１５０ｍ／分
のライン速度で可能であるから極めて生産効率が高い。
子線照射装置内に設け、電子線硬化型樹脂との離型性を
良くするために表面にクロムめっき等が施されているこ
とが望ましい。電子線照射装置により照射される電子線
の加速電圧は１５０〜２５０Ｋｖ、照射量は２〜１０Ｍ
ｒａｄ程度が良い。通常この処理は５０〜１５０ｍ／分
のライン速度で可能であるから極めて生産効率が高い。
【００２１】
【作用】以上に示したように、本発明により、内部に光
輝性を有する柄盛り上げ印刷模様を形成し、表面にもそ
れと調和させた凹凸形状の透明または着色半透明の樹脂
層が形成されることにより、光の反射方向が変化し、立
体感のある化粧シートが得られる。
輝性を有する柄盛り上げ印刷模様を形成し、表面にもそ
れと調和させた凹凸形状の透明または着色半透明の樹脂
層が形成されることにより、光の反射方向が変化し、立
体感のある化粧シートが得られる。
【００２２】更には、木目模様の印刷絵柄模様と調和さ
せたエンボスロールの凹凸模様とを完全に調和させるこ
とにより、極めて天然木に類似したテリ感及び材質感を
もつ化粧シートを得ることができる。
せたエンボスロールの凹凸模様とを完全に調和させるこ
とにより、極めて天然木に類似したテリ感及び材質感を
もつ化粧シートを得ることができる。
【００２３】
【実施例】基材シートとして坪量６０ｇ／ｍ2 の化粧紙
用原紙を用い、グラビア印刷法によりアクリル系インキ
にて着色べた印刷及び木目模様の絵柄印刷層を設け、光
輝性を有するインキとして雲母粉末（日本光研製ＳＭＥ
７０）を２０重量％含むインキを用い、これにより乾燥
後厚さ５μの微細な柄盛り上げ印刷層を形成し、更にこ
の上全面に粘度１５００ｃｐｓに調整した透明な電子線
硬化型樹脂（ダイセルユーシービー製エベクリル６０４
／ＨＤＯＤＡ）を３０ｇ／ｍ2 塗布した。このようにし
て得たシートを、電子線照射装置内に設置した前記木目
模様の絵柄に調和させた凹凸模様を形成したエンボスロ
ールに、電子線硬化型樹脂の塗布面を圧着しながら、加
速電圧２００Ｋｖ、５Ｍｒａｄの電子線を化粧シートの
裏面から照射して電子線硬化型樹脂を硬化させた後、エ
ンボスロールより離型させることにより、化粧シートを
得た。
用原紙を用い、グラビア印刷法によりアクリル系インキ
にて着色べた印刷及び木目模様の絵柄印刷層を設け、光
輝性を有するインキとして雲母粉末（日本光研製ＳＭＥ
７０）を２０重量％含むインキを用い、これにより乾燥
後厚さ５μの微細な柄盛り上げ印刷層を形成し、更にこ
の上全面に粘度１５００ｃｐｓに調整した透明な電子線
硬化型樹脂（ダイセルユーシービー製エベクリル６０４
／ＨＤＯＤＡ）を３０ｇ／ｍ2 塗布した。このようにし
て得たシートを、電子線照射装置内に設置した前記木目
模様の絵柄に調和させた凹凸模様を形成したエンボスロ
ールに、電子線硬化型樹脂の塗布面を圧着しながら、加
速電圧２００Ｋｖ、５Ｍｒａｄの電子線を化粧シートの
裏面から照射して電子線硬化型樹脂を硬化させた後、エ
ンボスロールより離型させることにより、化粧シートを
得た。
【００２４】ここで、木目模様の絵柄模様の印刷版と、
エンボスロールの凹凸模様位置とを、同一工程内で連動
させることにより、光輝性を有する柄盛り上げ印刷層の
絵柄模様と表面の凹凸模様とを調和させた。
エンボスロールの凹凸模様位置とを、同一工程内で連動
させることにより、光輝性を有する柄盛り上げ印刷層の
絵柄模様と表面の凹凸模様とを調和させた。
【００２５】得られた化粧シートの外観は、内部に光輝
性を有する細かな柄盛り上げ印刷模様が形成されてお
り、更に表面に形成した電子線硬化型樹脂の凹凸模様と
が調和していることにより、立体感のある、極めて天然
木に類似したものであった。
性を有する細かな柄盛り上げ印刷模様が形成されてお
り、更に表面に形成した電子線硬化型樹脂の凹凸模様と
が調和していることにより、立体感のある、極めて天然
木に類似したものであった。
【００２６】
【発明の効果】以上に示したように、本発明により、内
部に光輝性を有する細かな柄盛り上げ印刷模様が形成さ
れ、表面に絵柄模様と調和した凹凸模様が形成されてい
ることにより、光の反射方向が変化し、立体感のある化
粧シートが得られる。木目模様の絵柄においては、天然
木に極めて類似したテリ感や材質感を持つ化粧シートが
得られる。
部に光輝性を有する細かな柄盛り上げ印刷模様が形成さ
れ、表面に絵柄模様と調和した凹凸模様が形成されてい
ることにより、光の反射方向が変化し、立体感のある化
粧シートが得られる。木目模様の絵柄においては、天然
木に極めて類似したテリ感や材質感を持つ化粧シートが
得られる。
【００２７】また、本発明の製造方法により、化粧シー
トの絵柄模様と表面樹脂の凹凸形状の形成とを同一工程
にて行い、一工程で得られることにより、効率も良く、
従来のエンボス法による塩化ビニル樹脂シートより安価
に得ることができる。
トの絵柄模様と表面樹脂の凹凸形状の形成とを同一工程
にて行い、一工程で得られることにより、効率も良く、
従来のエンボス法による塩化ビニル樹脂シートより安価
に得ることができる。
【００２８】さらには、基材シートは特に限定されない
ため、耐熱性などに優れたものも可能である。そして印
刷面を保護する表面の透明または半透明な樹脂が電子線
硬化型樹脂であるため、耐汚染性、耐摩耗性、硬度など
にも優れている。
ため、耐熱性などに優れたものも可能である。そして印
刷面を保護する表面の透明または半透明な樹脂が電子線
硬化型樹脂であるため、耐汚染性、耐摩耗性、硬度など
にも優れている。
【００２９】
【図１】本発明による化粧紙の断面を示した摸式図であ
る。
る。
１…基材シート ２…印刷層 ３…光輝性を有するインキによる柄盛り上げ印刷層 ４…透明または着色半透明の樹脂 ５…化粧シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 33/00 7148−4Ｆ Ｄ２１Ｈ 19/24
Claims (2)
- 【請求項１】基材シート上に光輝性を有するインキにて
柄盛り上げ印刷層を設け、その上全面に前記柄盛り上げ
印刷と調和した凹凸を表面に有する透明または着色半透
明な樹脂層を設けてなることを特徴とする化粧シート。 - 【請求項２】基材シートに光輝性を有するインキにて柄
盛り上げ印刷を施し、その上全面に透明または着色半透
明な電子線硬化型樹脂を塗布し、前記塗布面を前記柄盛
り上げ印刷と調和したエンボスロールに圧着しながら基
材シート裏面より電子線を照射して前記電子線硬化型樹
脂を硬化させることを特徴とする請求項１記載の化粧シ
ートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6009798A JPH07216799A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 化粧シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6009798A JPH07216799A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 化粧シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07216799A true JPH07216799A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11730222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6009798A Pending JPH07216799A (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 化粧シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07216799A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2345469A (en) * | 1998-10-26 | 2000-07-12 | Auto Plas International Limite | Embossing of a plastic sheet in register with a printed pattern to look and feel like woodgrain |
| JP2006225004A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Toppan Printing Co Ltd | 万線パターン加飾が施された紙容器 |
| WO2014118928A1 (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-07 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ－ | 化粧部材 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP6009798A patent/JPH07216799A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2345469A (en) * | 1998-10-26 | 2000-07-12 | Auto Plas International Limite | Embossing of a plastic sheet in register with a printed pattern to look and feel like woodgrain |
| GB2345469B (en) * | 1998-10-26 | 2003-06-25 | Auto Plas Internat Ltd | Decoration of surfaces |
| JP2006225004A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Toppan Printing Co Ltd | 万線パターン加飾が施された紙容器 |
| WO2014118928A1 (ja) * | 2013-01-31 | 2014-08-07 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ－ | 化粧部材 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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