JP3186842B2 - 化粧シート及び該化粧シートの製造に使用するエンボス版 - Google Patents

化粧シート及び該化粧シートの製造に使用するエンボス版

Info

Publication number
JP3186842B2
JP3186842B2 JP18445892A JP18445892A JP3186842B2 JP 3186842 B2 JP3186842 B2 JP 3186842B2 JP 18445892 A JP18445892 A JP 18445892A JP 18445892 A JP18445892 A JP 18445892A JP 3186842 B2 JP3186842 B2 JP 3186842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curve
decorative sheet
group
curves
coordinate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18445892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH061100A (ja
Inventor
俊和 西尾
優 岡本
千佳子 大原
八郎 上川
義昭 根津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP18445892A priority Critical patent/JP3186842B2/ja
Publication of JPH061100A publication Critical patent/JPH061100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3186842B2 publication Critical patent/JP3186842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は見る角度、或いは光源か
らの照明角度の変化に応じて、天然木に類似した照り
(光沢)の移動と立体感を有する化粧シート及び該化粧
シートの製造に使用するエンボス版に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、商品の化粧箱や壁紙、床材等
の内装材、家具、調度品、家電製品等の表面に貼着し、
それらの装飾性を向上させる目的で、プラスチックシー
ト等の基材表面にエンボス加工や印刷を施して、種々の
意匠を付与した化粧シートが用いられてきた。種々の意
匠のなかでも木目模様を印刷して形成した化粧シート
は、プラスチック製の材料や合板等の表面に用いて、合
成樹脂等の素材を天然木のように見せることで装飾性を
大きく向上させるものとして広く用いられている。
【0003】従来、この木目模様を本物の木のように見
せるために、例えばウェーブ状曲線群からなる溝状凹凸
模様が設けられた化粧シートにおいて、該ウェーブ状曲
線群を関数曲線で構成し各関数曲線の関数パラメーター
を順次変化させ各曲線間の間隔を線方向に滑らかに変化
させた曲線群からなる化粧材が提案されている(特開平
4−125199)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の化
粧材は、凹凸模様を形成するウェーブ状曲線群の各曲線
間の間隔が滑らかに変化していることによって、天然木
に近いリアルな意匠を得ることができるものの、該ウェ
ーブ状曲線群を関数曲線の関数パラメーターを単純に順
次変化させて構成した場合、該ウェーブ状曲線群から任
意にとりだした1本の曲線において、その曲線の位相、
波長及び振幅は変化しておらず、同一であるため各曲線
の変化がいまひとつ単調なものとなってしまい、生じる
照りの移動も単調なものとなり、さらなる改良が望まれ
た。本発明は上記の欠点を鑑みなされたもので、天然木
の表面のような更にリアルな照りの移動を有する化粧シ
ートを提供すること、及び上記化粧シートの製造に使用
するエンボス版を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明化粧シートは、 (1)任意の各x座標に対するy座標が異なる複数の周
期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であり、該曲
線群を構成する曲線の位相が、x座標及び/又はy座標
に依存する関数で与えられ、各関数曲線の任意の同一位
相箇所を結ぶ同一位相線が非直線的であるように、x及
び/又はyの値に応じて位相が変位するウェーブ状曲線
群からなる溝状凹凸模様を有することを特徴とする。 (2)任意の各x座標に対するy座標が異なる複数の周
期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であり、該曲
線群を構成する曲線の波長及び/又は振幅が、x座標及
び/又はy座標に依存する関数で与えられ、x及び/又
はyの値に応じて波長及び/又は振幅が変化するウェー
ブ状曲線群からなる溝状凹凸模様を有することを特徴と
する。 (3)任意の各x座標に対するy座標が異なる複数の周
期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であり、該曲
線群を構成する曲線の位相が、x座標及び/又はy座標
に依存する関数で与えられ、各関数曲線の任意の同一位
相箇所を結ぶ同一位相線が非直線的であるように、x及
び/又はyの値に応じて位相が変位するウェーブ状曲線
群であり、且つ該曲線群を構成する曲線の波長及び/又
は振幅が、x座標及び/又はy座標に依存する関数で与
えられ、x及び/又はyの値に応じて波長及び/又は振
幅が変化するウェーブ状曲線群からなる溝状凹凸模様を
有することを特徴とする。 (4)化粧シートの表面から目視できる位置に年輪模様
状凹凸が施され、且つ該年輪模様の施された箇所付近に
おいて関数曲線の波長が、他の部分の波長よりも短くな
るか又は長くなるように波長が変化するように、曲線ご
とにx座標及び/又はy座標に依存する関数で与えられ
た、(2)或いは(3)に示されるウェーブ状曲線群か
らなる溝状凹凸模様を有する化粧シートとする。更に上
記化粧シートは、次のように構成することもできる。 上記の溝状凹凸模様の凹部に着色インキを充填した化
粧シートとする。 上記の溝状凹凸模様を有する基材シートの凹凸面上
に、絵柄印刷更にその上に光輝性層の施されている化粧
シートとする。 少なくとも表面が光輝性を有する基材シートの表面に
上記の溝状凹凸模様を設け、該溝状凹凸模様上に透明接
着剤を介して、少なくとも一部は下層を透視し得る絵柄
印刷が施された透明プラスッチクシートを積層接着して
なる化粧シートとする。 また、本発明エンボス版は上記(1)〜(4)に示され
た化粧シートを製造するためのものであり、上記(4)
に示された化粧シートを製造するために、該エンボス版
に設けられたウェーブ状曲線群は、特定部分の関数曲線
の波長が、他の部分の波長よりも短くなるか又は長くな
るように波長が変化するように、曲線ごとにx座標及び
/又はy座標に依存する関数で与えられ、x及び/又は
yの値に応じて変化させることもできる。上記特定部分
は化粧シートに施された年輪模様に対応する部分とする
こともできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1は本発明化粧シートの基材シートに設け
た溝状凹凸模様2の1例を示す平面図であり、図2は本
発明化粧シートの1例を示す部分縦断面図である。図2
に示すように、本発明化粧シート1は、基材シートの少
なくとも片面に溝状凹凸模様2が設けられて構成されて
いる。
【0008】溝状凹凸模様2は基材シート3の表面に又
は裏面のいずれか一方に設けても、表面と裏面の両面に
設けてもよい。ただし裏面に設けた場合は、基材シート
3に透明又は半透明の材質を用い、化粧シート1の表面
側から溝状凹凸模様2が見えるようにする必要がある。
【0009】上記の溝状凹凸模様2は、連続するウェー
ブ状の曲線群からなる。該ウェーブ状曲線群は、図1に
示すように任意のx座標に対するy座標が異なる複数
の周期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であり、
該曲線群は、図6に示すように、各曲線の任意の同一位
相箇所を結ぶ同一位相線14(波動で言う所の波面に相
当する。)が非直線的となるように位相が変位した曲線
からなり、且つ各曲線は波長及び振幅がx座標及び/又
はy座標に依存する関数として与えることにより、x及
び/又はyの値に応じて波長及び振幅が変化するように
構成されている。
【0010】上記の曲線群より形成される溝状凹凸模様
2は、照り外観を現出させるためのもので、観察者の見
る角度と光源からの照明光の入射角度との組合せによっ
て、照り、即ち木目板表面の明るく輝いて見える光沢を
有する部分が移動して視認される役割を果たす。また、
観察者の見る角度と光源からの照明光の入射角度との組
合せによって、同一の光沢に見えるのはウェーブ状曲線
群からなる溝状凹凸模様の各曲線において概略同一の傾
き(微分係数)を有する部分であるので(図6に点線で
囲まれたAで示す。)、光沢の強く輝いて見える照り部
分は同一位相線14と平行な模様となり、同一位相線1
4に応じて光沢の強い縞状部と光沢の弱い縞状部とがで
きる。従って、同一位相線14を非直線状にすると、照
り模様も非直線的に蛇行し、光沢の強弱がより変化に富
んだ分布となり、より一層天然木目板、特に板目材の照
りに近似する。
【0012】位相、波長或いは振幅が変調されたウェー
ブ状曲線群を表すには、例えば、予め式と式で表さ
れる2つの周期関数曲線のy座標の差ΔyをN等分した
値を各関数曲線間のy座標の差とした曲線群の一般式を
式で表す。 Y0 =F(x) =F0 (x) ・・・・・・ YN =F(x)+ΔY =FN (x) ・・・・・・ Yi =F(x)+ΔYi =Fi (x) ・・・・・・ 尚、F(x)は任意の周期関数であり、式におけるy
軸切片はΔYi =(ΔY/N)iである。各曲線の同一
位相箇所を結ぶ同一位相線14が非直線的に変位する曲
線群(以下、この曲線群を位相変調曲線群とよぶ。)と
するには、上記式における周期関数F(x)を該周期
関数F(x)の位相Kがx座標に依存する関数K(x)
で与えられた周期関数F’(x)と置換する。波長が変
化した曲線群(以下、この曲線群を波長変調曲線群とよ
ぶ。)とするには、上記式における周期関数F(x)
を該周期関数F(x)の波長λあるいは周波数ωがx座
標に依存する関数としてそれぞれλ(x)、ω(x)で
(尚、波長と周波数の間にはλ(x)=2π/ω(x)
の関係がある。)与えられた周期関数F’(x)と置換
する。また振幅が変化した曲線群(以下、この曲線群を
振幅変調曲線群とよぶ。)とするには、上記式におけ
る周期関数F(x)を該周期関数F(x)の振幅Aがx
座標に依存する関数A(x)で与えられた周期関数F’
(x)と置換する。具体的には上記のそれぞれの場合に
応じて与えられたF’(x)を用いて、一般式が’式
表される曲線のiを0、1・・・N−1、Nとした場合
に示されるN+1本の曲線からなる。 Y’i =F’(x)+ΔYi ・・・・・・’ このとき、位相、波長、周波数及び振幅はy座標に依存
する関数として与えることもできる。
【0013】周期関数として正弦関数を用いた場合、位
相をK、波長をλ、振幅をAとして、位相変調曲線群を
構成する周期関数は式、波長が変調された曲線群を構
成する周期関数は式、振幅が変調された曲線群を構成
する周期関数は式でそれぞれ表される。 F’(x)=Asin(2πx/λ+K(x))・・・・・・ F’(x)=Asin(2πx/λ(x)+K)・・・・・・ F’(x)=A(x)sin(2πx/λ+K)・・・・・・ 従って、位相が変調されたウェーブ状曲線群は一般式が
式で表され、波長が変調されたウェーブ状曲線群は一
般式がで表され、また、振幅が変調されたウェーブ状
曲線群は一般式が式で表されるそれぞれの曲線のiを
0、1・・・N−1、Nとした場合に示されるN+1本
の曲線からなる。 Y’i =Asin(2πx/λ+K(x))+ΔYi ・・・・・・ Y’i =Asin(2πx/λ(x)+K)+ΔYi ・・・・・・ Y’i =A(x)sin(2πx/λ+K)+ΔYi ・・・・・・
【0014】上記実施例では、凹凸模様を曲線群を構成
する各曲線の位相を、同一位相線14が非直線となるよ
うに変位させるとともに、各曲線の波長及び振幅をx及
び/又はyの値に応じて変化させたウェーブ状曲線によ
り構成した場合について説明したが、各曲線は波長と振
幅の両方をx及び/又はyの値に応じて変化するによう
にした場合に限らず、波長と振幅の何れか一方のみが変
化するようにした曲線としても良い。また凹凸模様は各
曲線の波長及び/又は振幅をx及び/又はyの値に応じ
て変化させることなく、各曲線間の位相のみが上記した
ように変位させた曲線群より構成しても良く、また各曲
線間の位相は変位せずに各曲線の波長及び/又は振幅を
x及び/又はyの値に応じて変化させた曲線群より構成
しても良い。尚、曲線の波長及び/又は振幅をx及び/
又はyの値に応じて変化させる場合、曲線群を構成する
全ての曲線について波長及び/又は振幅を変化させても
良いが、一部の複数の曲線だけ変化させるようにして
も、1つの曲線のみおいて変化させるようにしても良
い。また曲線群を構成する各曲線は全てが同種の関数で
表されるものでも、各曲線毎に異種の関数で表されてい
ても良く、また一部の曲線は同種の関数で表され、他の
曲線は異種の関数で表される場合でも良い。凹凸模様を
構成する曲線群は、表現したい溝状凹凸模様2の光沢及
び外観に応じて、コンピューターグラフィックス及びそ
れと連動して製版フィルムに出力するCAD装置或いは
レイアウトスキャナー等を用いて、実験的に試行錯誤を
行って最適なものを選択する。
【0015】また、上記の曲線群を得るために用いる周
期関数は、有界なものであっても有界でないものであっ
ても良い。しかし、有界でない場合は発散する近傍の区
間を除去するか、または直線或いは2次曲線、3次曲線
等の高次曲線で補間する必要がある。また、該周期関数
が有界なものであっても、その値が大き過ぎて製版寸法
上或いは光沢及び外観上不都合な場合は、その不都合な
区間を他の適当な値を有する直線或いは曲線で補間する
必要がある。具体的な関数としては、正弦関数、余弦関
数、正接関数等の三角関数、ベッセル関数、ヤコビの楕
円関数、ルジャンドルの多項式、チェビシェフの多項式
等を用いることができる。
【0016】溝状凹凸模様2の大きさは、凹部4と凸部
5の幅がそれぞれ0.1μm〜100μmの範囲が好ま
しく、幅が100μmを越えると該凹凸模様2を見る方
向又は光源からの光の入射角によって変化する自然な照
りの再現等が困難となる。凹部4と凸部5の幅は、より
自然な照りを現出し易い点から20μm〜80μmであ
ることがより好ましい。従って、該溝状凹凸模様2の凹
部4と凸部5の幅の和が前述した関数曲線の関数曲線群
の各曲線間隔に相当するので、該曲線間隔は0.2μm
〜200μm、より好ましくは40μm〜160μmで
ある。また、溝状凹凸模様2の凹部4の深さは通常0.
1μm〜100μmであり、より好ましくは5μm〜3
0μmである。更に、該凹部4の深さは単一なものでは
なく、各曲線ごとに順次変化させたり、線方向に各曲線
間の間隔に応じて変化させたりして、より微妙に変化す
る照り外観を現出させることができる。
【0017】更に本発明化粧シート1は、溝状凹凸模様
2の表面にワイピングを施して、凹部4にワイピングイ
ンキを充填してワイピングインキ層6を設けた構成とす
ることができる。ワイピングは公知の方法が用いられ、
例えば凹凸模様の全面に着色インキ(又は塗料)を塗布
して、次いで凹凸模様の上をドクターブレード、エアー
ナイフ或いは、スポンジ、布等を表面材とするローラー
等で拭き取り、或いは、湿式又は乾式サンドペーパー、
バフ等による研磨で凸部のインキを除去することにより
行うことができる。上記ワイピングに用いるインキは着
色インキでなくてもよいが、着色インキを用いた場合、
溝状凹凸模様2の凹凸が更に強調され、意匠的に優れた
化粧シートが得られる。このようなワイピングに用いら
れるインキには公知のインキが用いられ、アクリル、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体等からなる水性エマルジ
ョン、或いはイソシアネート、アミン等の硬化剤を用い
た2液硬化型のポリウレタン、ポリエステル、エポキ
シ、メラミン等をバインダー樹脂に用い、該樹脂に弁
柄、黄鉛、墨、シアニンブルー、ポリアゾ等の着色顔料
を添加した組成物等がある。
【0018】本発明化粧シート1に用いる基材シート3
は特に制約されるものではなく、化粧シート1の用途等
に応じて材質、厚さ等を適宜選定することができる。例
えば熱可塑性樹脂シートとしてポリ塩化ビニル、セルロ
ース樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、ポリビニルアルコール、ポリアミド等があり、又
熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂等を用いることも
できる。基材シート3の厚さは0.05〜0.2mmの範囲が
取り扱いが容易であり好ましい。また、基材シートは必
要に応じて着色を施したものであっても良いが前記した
ように凹凸模様2を基材シートの裏面に設ける場合に
は、基材シート3は着色、非着色にかかわらず、透明又
は、半透明である事が必要である。基材シート3に着色
を施せば、化粧シートを他の基材に貼合わせて使用する
場合に基材の色、汚れ、傷等を隠蔽することができる。
【0019】本発明の化粧シート1としては、上記のよ
うなウェーブ状の連続した曲線群からなる溝状凹凸模様
2を形成した基材シートを単独で用いることができる
が、図3に示すように必要に応じて絵柄印刷層7、所定
の光沢度を有する全面塗装層である艶調整層9、艶調整
層9よりも低光沢度とした導管印刷層8等を順次設けて
も、それぞれ独立して設けても良い。
【0020】絵柄印刷層7は凹凸模様2を設けた側のみ
ならず、基材シート3の表面側(例えば艶調整層9の表
面)にも設ける事ができる。また、どのような印刷を施
すかは、化粧シートにおいて賦与しようとする意匠内容
によって適宜選定することができる。絵柄印刷層7の意
匠として例えば木目板全体の基本色調を与える全面ベタ
の着色、或いは図6に示すような木目の年輪模様13等
の絵柄等が挙げられる。絵柄印刷層7は、上記の溝状溝
状凹凸模様2と同調させることにより、より意匠性に優
れた木目調外観を現出させることができる。例えば柾目
木材面の照り、中でも特に、ワラン材、マホガニー材等
の光沢部分が木目模様の走向方向と平行な模様をなす所
謂「縦照」を忠実に再現するためには、年輪模様の絵柄
印刷層7をウェーブ状曲線群からなる溝状凹凸模様2の
流れ方向(縦方向)、例えば’式及び式から式で
言う所のx軸方向、と略直交するように交差させて設け
る。或いは又、光沢部分が年輪等の木目模様の走向方向
と直交する方向に走向する模様をなす所謂「横照」を再
現するためには、木目模様の走向方向と溝状凹凸模様2
の流れ方向とを平行に走向させる。そして更に、該凹凸
模様2が絵柄印刷層7と交差する近傍部分において、関
数曲線の波長が他の部分の波長よりも短くなるように波
長が変化する曲線によって、ウェーブ状曲線群を構成す
ると、図7に示すように、年輪模様と照り模様が同調す
るため木目板の外観をより良好に再現することができ
る。或いは、絵柄印刷層7と該凹凸模様2とが交差する
近傍部分において、該波長を他の部分よりも長くしても
よい。要は、年輪模様の近傍においてウェーブ状曲線群
の波長が変調されていれば良い。
【0021】導管印刷層8は天然木目の導管溝模様を再
現するためのパターン印刷層である。導管印刷層8は艶
消し状に形成することもでき、例えば艶消し剤として粒
径が0.1〜10μmの炭酸カルシウム、シリカ、タル
ク、クレイ、シラスバルーン等の粉末を用い、インキに
対して1〜20重量%添加して印刷することで艶消し状
に形成できる。艶調整層9で光沢感を出して、導管印刷
層8を相対的に周囲よりも艶消し状に形成することで、
導管模様が視覚的に窪んで見える所謂グロスマット効果
が得られ、天然木に極めて似た木目感が得られる。
【0022】上記の艶調整層9、導管印刷層8や絵柄印
刷層7の各印刷層はビヒクルに可塑剤、着色剤等を添加
したインキ又は塗料を用いてグラビア印刷、フレキソ印
刷、シルクスクリーン印刷等で形成される。上記ビヒク
ルとしては、ポリ塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、
酢酸ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、アミノアルキッ
ド樹脂、ブチラール樹脂、ウレタン系樹脂、エボキシ系
樹脂等の合成樹脂、或いは塩化ゴム等のゴム誘導体等を
使用する。また、各種アクリレート、不飽和ポリエステ
ル等の電離放射線硬化性樹脂を使用することもできる。
尚、ここで電離放射線としては、紫外線、電子線等が主
に使用される。
【0023】更に、本発明化粧シート1には、光輝性外
観を付与することもできる。光輝性を付与するための手
段としては、図3に示すように基材シート3の裏面の全
面又は一部に光輝性層10を設ける構成が挙げられる。
或いは、図4に示すように少なくとも表面に光輝性を有
する基材シート3を用いてその表面に、溝状凹凸模様2
を設け、裏面(或いは、裏面及び/又は表面)に少なく
とも一部は下層を透視しうる絵柄印刷層7を設けた透明
プラスチックシート11を透明接着剤12を用いて積層
接着してなる構成としても良い。尚、基材シート3とし
て光輝性顔料が含有された樹脂シートを用いてもよく、
或いは基材シート3に表面に光輝性層10を設けても良
い。また、上記透明プラスチックシート11に設けられ
た絵柄印刷層7は、図5に示すように基材シート3の凹
凸模様2側に設けても良い。光輝性を付与することによ
り、溝状凹凸模様2とあいまってより光沢の変化に富ん
だ化粧シートを得ることができる。
【0024】光輝性層10は、金属の蒸着や光輝性顔料
を含有するインキ(光輝性インキ又はパールインキと呼
ぶ)のベタ印刷又はパターン印刷によって形成すること
ができてる。蒸着に使用する金属はアルミニウム、クロ
ム、銅等の常用のものでよい。光輝性インキや熱可塑性
樹脂シートに用いる光輝性顔料の具体的な例を挙げれ
ば、パール顔料と称するもの、具体的には貝殻の内側
の部分や真珠を粉砕したもの、マイカの微粒子に酸化チ
タン又は酸化鉄を焼き付けたもの、金属粉、具体的に
は銅、アルミニウム、真鍮、青銅、金、銀等の好ましく
は1〜120μmの微粒子、蒸着されたプラスチック
フィルムの破片、例えばポリエチレンテレフタレートフ
ィルムに上記のような金属(通常はアルミニウム)を蒸
着して粉砕したもの(銀色粉)、蒸着ののち透明な黄色
塗装を行って粉砕したもの(金色粉)等がある。光輝性
層10を形成するためには、ビヒクルとしてビニル系樹
脂、アクリル系樹脂、ニトロセルロース、アミノアルキ
ッド樹脂、ブチラール樹脂等を使用し、上記の光輝性顔
料を分散したインキを用い、基材シート・上にグラビア
印刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の公知の印刷手
段を用いて形成する。また基材シートに熱可塑性樹脂シ
ートを用いて、熱可塑性樹脂に光輝性顔料を含有せしめ
る場合には、熱可塑性樹脂に上記顔料を練り込んでシー
ト化すればよい。この場合光輝性顔料は樹脂に対して5
〜30重量%の添加が好ましい。
【0025】透明プラスチックシート11は、塩化ビニ
ル系、アクリル系、ウレタン系、アクリル系、エポキシ
系、ポリカーボネート等の樹脂からなる透明又は半透明
のシートを用いることができる。該シートの厚みは20
〜200μm程度、好ましくは50〜100μm程度で
ある。接着剤12は公知のドライラミネート法で使用す
る透明な接着剤であり、例えば酢酸ビニル等のエマルジ
ョン系、アクリル系、ウレタン系等の接着剤が使用でき
る。化粧シート1は透明プラスチックシート11と上記
の溝状凹凸模様2を形成した基材シート3のどちらかに
接着剤12を塗工し、乾燥させた後、両シートを重ね合
わせ圧着して一体化させる。
【0026】次に本発明化粧シートの製造方法について
説明する。本発明化粧シート1は、先ず上記の溝状凹凸
模様2に対応する凹凸を賦型した本発明のエンボス版を
製造し、次いで、該エンボス版表面の凹凸形状に対応し
た溝状凹凸模様を化粧シート1を構成する基材シート3
に賦型して得られる。この本発明エンボス版は前記した
曲線群よりなる凹凸模様2と対応した凹凸を有するもの
である。
【0027】上記エンボス版を製造するには、まず、所
望の溝状凹凸模様を形成するウェーブ状曲線群を描くた
めのプログラムをパソコン、ワークステーション等で作
成して画像情報としてのウェーブ状曲線群をプロッター
等によって出力するか、或いは簡易的手法として、まず
紙上にウェーブ状曲線群を手描きする。次いで、描かれ
た該ウェーブ状曲線群を写真撮影によってフィルム化
し、刷版に必要なサイズに縮小して写真原版を作成す
る。その後該写真原版から公知の光蝕刻法、レジストを
形成してエッチングする方法、電鋳法及びミル押し等の
製版手段を用いてエンボス版に溝状凹凸模様を刻設す
る。しかし、最も簡易で高度な手段として、プログラム
化された画像情報としてのウェーブ状曲線群をプロッタ
ー出力せず、レーザー露光機(シンクロラボラトリー社
製レーザーストリームが最適)を利用して、直接エンボ
ス版基材にエッチングを施し、所望のエンボス版を製造
するのが好ましい。刻設される溝状凹凸模様の凹部の深
さは通常200μm以下であり、より好ましくは5〜5
0μmである。また、化粧シートに設ける溝状凹凸模様
に対応して、凹部の深さを単一なものでなく、各曲線ご
とに順次変化させたり、線方向に各曲線間の間隔に応じ
て変化させることができる。
【0028】エンボス版基材の材質は亜鉛、銅、真鍮、
アルミニウム、鉄、ステンレス鋼等の金属板、硝子や、
セラミックス、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂
等の合成樹脂等が使用できる。通常は版への冷却、伝熱
性、耐久力、加工の容易さ等の点から、鉄心円筒の表面
に銅メッキし、該銅層に溝状凹凸模様を形成し、更に該
溝状凹凸模様上にクロムメッキした構成が好ましく、エ
ンボス版基材の厚みは通常行われる範囲等でよい。ま
た、本発明エンボス版は平版状でも円筒状のどちらでも
よいが、円筒状に形成するとエンボスシートを連続的に
製造する場合、基材シートに熱可塑性樹脂を用いて連続
的に溝状凹凸模様を形成できるため好ましい。
【0029】基材シート3に溝状凹凸模様2を設けるに
は、従来公知の平版プレス機、ロールエンボス機等の各
種プレス機械に上記エンボス版を装着し、基材シート3
を加熱、加圧下で当接させる。次に、基材シート3に必
要な層(例えば光輝性層等)を印刷加工して設け、加熱
エンボス加工により表面側及び/又は裏面側に上記の方
法で溝状凹凸模様を設ける。尚、上記の印刷加工とエン
ボス加工の順序は何方を先に行ってもよい。或いは、特
開昭57−87312号公報、特開平2−131175
号公報等で開示されている様な、凹版のセル内に紫外線
又は電子線硬化型塗料を充填し、基材シートを該充填凹
版上に被覆させて電子線又は紫外線を照射し、該塗料を
硬化と同時に接着させた後、該基材シート及びそれと接
着した硬化塗料を離型して基材シート上に溝状凹凸模様
状の硬化塗料層を形成する方法によってもよい。
【0030】本発明化粧シート1は、裏面側を被貼着体
に接着することにより、美麗な化粧合板を得ることがで
きる。該化粧シート1を貼着させ得る被貼着体として
は、通常化粧材の基材として使用するものであれば如何
なるものでもよい。その具体例としては、薄葉紙、晒ク
ラフト紙、チタン紙、リターン紙、板紙、ビニル壁紙原
反、石膏ボード紙等の紙類、木、合板、パーチクルボー
ド等の木質基材、石膏ボード、石膏スラグボード等の石
膏系基材、鉄板、亜鉛メッキ鋼板、塩化ビニルゾル塗装
鋼板、銅板、アルミニウム板等の金属板等が挙げられ
る。
【0031】本発明エンボス版は、化粧シート1におい
て凹部として形成される部位を、凸部としてではなく凹
部として形成することもできる(凹エンボス版)。そし
て、この凹エンボス版を用いて化粧シートを製造する際
には、プラスチックシート等の表面に本発明エンボス版
を加熱加圧して賦型フィルムを一度製造し、未硬化の熱
硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂等の表面に上記賦型
フィルを接触させた状態で硬化させた後、賦型フィルム
を剥離することで、表面にエンボス版の表面形状と同様
な形状の樹脂層からなる基材シートを得ることができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明化粧シート
は曲線群の各周期関数を、同一位相線が非直線となるよ
うに位相を変位させたり、各曲線の波長及び/或いは振
幅をx及び/又はyの値に応じて変化させた曲線群で溝
状凹凸模様を構成したことによって、本発明化粧シート
では、該ウェーブ状曲線群から任意にとりだした1本の
曲線において、その曲線の位相、波長及び振幅は任意に
変化しており各曲線が複雑に且つ不規則に変化するの
で、視線方向と光源からの光の入射方向との組み合わせ
によって、光沢を有する領域と有さない領域とがある特
定の光沢模様(照り)を形成し、且つ視線方向や光の入
射方向の変化に応じて、照りが移動する特有の光沢模様
が発現される。また、同一位相線を非直線状にすること
により、照り模様が非直線的に蛇行するので、光沢の強
弱がより変化に富んだ分布となり、より一層天然木目
板、特に板目材の照りに近似する。更に、前述の溝状凹
凸模様の波長の変化と絵柄印刷を同調させて組み合わせ
たり、基材シートの裏面側及び/又は表面側に光輝性層
を設けたり、或いは基材シートに光輝性顔料を含有させ
た場合、より天然木に近い非常にリアルな意匠感を与え
ることができる等の効果を有する。また、本発明エンボ
ス版によれば、各々の曲線が単調でなく全く不規則に変
化するように形成された、連続した曲線群からなる溝状
凹凸模様を表面に形成した上記の化粧シートを確実に製
造できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明化粧シートの溝状凹凸模様の1例を示す
平面図である。
【図2】本発明化粧シートの1例を示す部分縦断面図で
ある。
【図3】本発明化粧シートの他の例を示す部分縦断面図
である。
【図4】本発明化粧シートの他の例を示す部分縦断面図
である。
【図5】本発明化粧シートの他の例を示す部分縦断面図
である。
【図6】本発明実施例における同一位相線が非直線的で
あるウェーブ状曲線群。る。
【図7】本発明実施例における凹凸模様と年輪模様を同
調させて組み合わせた平面図である。
【符号の説明】
1 化粧シート 2 溝状凹凸模様 3 基材シート 4 凹部 7 絵柄印刷層 10 光輝性層 11 透明プラスチックシート 12 接着剤層 13 年輪模様 14 同一位相線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上川 八郎 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 根津 義昭 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−125199(JP,A) 特開 平4−64443(JP,A) 特開 平3−254943(JP,A) 特開 昭57−1762(JP,A) 実公 昭49−6855(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B44F 9/02 B32B 33/00 B44C 1/24

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の各x座標に対するy座標が異なる複
    数の周期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であ
    り、該曲線群を構成する曲線の位相が、x座標及び/又
    はy座標に依存する関数で与えられ、各関数曲線の任意
    の同一位相箇所を結ぶ同一位相線が非直線的であるよう
    に、x及び/又はyの値に応じて位相が変位するウェー
    ブ状曲線群からなる溝状凹凸模様を有することを特徴と
    する化粧シート。
  2. 【請求項2】任意の各x座標に対するy座標が異なる複
    数の周期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であ
    り、該曲線群を構成する曲線の波長及び/又は振幅が、
    x座標及び/又はy座標に依存する関数で与えられ、x
    及び/又はyの値に応じて波長及び/又は振幅が変化す
    るウェーブ状曲線群からなる溝状凹凸模様を有すること
    を特徴とする化粧シート。
  3. 【請求項3】任意の各x座標に対するy座標が異なる複
    数の周期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であ
    り、該曲線群を構成する曲線の位相が、x座標及び/又
    はy座標に依存する関数で与えられ、各関数曲線の任意
    の同一位相箇所を結ぶ同一位相線が非直線的であるよう
    に、x及び/又はyの値に応じて位相が変位するウェー
    ブ状曲線群であり、且つ該曲線群を構成する曲線の波長
    及び/又は振幅が、x座標及び/又はy座標に依存する
    関数で与えられ、x及び/又はyの値に応じて波長及び
    /又は振幅が変化するウェーブ状曲線群からなる溝状凹
    凸模様を有することを特徴とする化粧シート。
  4. 【請求項4】化粧シートの表面から目視できる位置に年
    輪模様が施され、且つ該年輪模様の施された箇所付近に
    おいて関数曲線の波長が、他の部分の波長よりも短くな
    るか又は長くなるように波長が変化するように、曲線ご
    とにx座標及び/又はy座標に依存する関数で与えられ
    た請求項2或いは請求項3記載の化粧シート。
  5. 【請求項5】化粧シートに形成された溝状凹凸模様の凹
    部に着色インキが充填されてなることを特徴とする請求
    項1〜4のいづれか1項に記載の化粧シート。
  6. 【請求項6】溝状凹凸模様を有する基材シートの凹凸模
    様面上に、絵柄印刷更にその上に光輝性層の施されてい
    る請求項1〜5のいづれか1項に記載の化粧シート。
  7. 【請求項7】少なくとも表面が光輝性を有する基材シー
    トの表面に溝状凹凸模様を設け、該溝状凹凸模様上に透
    明接着剤を介して、少なくとも一部は下層を透視し得る
    絵柄印刷が施された透明プラスッチクシートを積層接着
    してなることを特徴とする請求項1〜5のいづれか1項
    に記載の化粧シート。
  8. 【請求項8】任意の各x座標に対するy座標が異なる複
    数の周期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であ
    り、該曲線群を構成する曲線の位相が、x座標及び/又
    はy座標に依存する関数で与えられ、各関数曲線の任意
    の同一位相箇所を結ぶ同一位相線が非直線的であるよう
    に、x及び/又はyの値に応じて位相が変位するウェー
    ブ状曲線群からなる溝状凹凸模様を有する化粧シートに
    対応する溝状凹凸模様を有することを特徴とする化粧シ
    ートの製造に使用するエンボス版。
  9. 【請求項9】任意の各x座標に対するy座標が異なる複
    数の周期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であ
    り、該曲線群を構成する曲線の波長及び/又は振幅が、
    x座標及び/又はy座標に依存する関数で与えられ、x
    及び/又はyの値に応じて波長及び/又は振幅が変化す
    るウェーブ状曲線群からなる溝状凹凸模様を有する化粧
    シートに対応する溝状凹凸模様を有することを特徴とす
    る化粧シートの製造に使用するエンボス版。
  10. 【請求項10】任意の各x座標に対するy座標が異なる
    複数の周期関数曲線がy軸方向に並んでいる曲線群であ
    り、該曲線群を構成する曲線の位相が、x座標及び/又
    はy座標に依存する関数で与えられ、各関数曲線の任意
    の同一位相箇所を結ぶ同一位相線が非直線的であるよう
    に、x及び/又はyの値に応じて位相が変位するウェー
    ブ状曲線群であり、且つ該曲線群を構成する曲線の波長
    及び/又は振幅が、x座標及び/又はy座標に依存する
    関数で与えられ、x及び/又はyの値に応じて波長及び
    /又は振幅が変化するウェーブ状曲線群からなる溝状凹
    凸模様を有する化粧シートに対応する溝状凹凸模様を有
    することを特徴とする化粧シートの製造に使用するエン
    ボス版。
  11. 【請求項11】特定部分の関数曲線の波長が、他の部分
    の波長よりも短くなるか又は長くなるように波長が変化
    するように、曲線ごとにx座標及び/又はy座標に依存
    する関数で与えられ、x及び/又はyの値に応じて変化
    する請求項9或いは請求項10記載の化粧シートの製造
    に使用するエンボス版。
  12. 【請求項12】特定部分が化粧シートに施された年輪模
    様に対応する請求項11記載の化粧シートの製造に使用
    するエンボス版。
JP18445892A 1992-06-18 1992-06-18 化粧シート及び該化粧シートの製造に使用するエンボス版 Expired - Fee Related JP3186842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18445892A JP3186842B2 (ja) 1992-06-18 1992-06-18 化粧シート及び該化粧シートの製造に使用するエンボス版

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18445892A JP3186842B2 (ja) 1992-06-18 1992-06-18 化粧シート及び該化粧シートの製造に使用するエンボス版

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH061100A JPH061100A (ja) 1994-01-11
JP3186842B2 true JP3186842B2 (ja) 2001-07-11

Family

ID=16153508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18445892A Expired - Fee Related JP3186842B2 (ja) 1992-06-18 1992-06-18 化粧シート及び該化粧シートの製造に使用するエンボス版

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3186842B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4759847B2 (ja) * 2001-05-23 2011-08-31 大日本印刷株式会社 化粧シート及び化粧材
JP5224932B2 (ja) * 2008-06-25 2013-07-03 株式会社ジロオコーポレートプラン 光学シート及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH061100A (ja) 1994-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH038477A (ja) 化粧シート
JPH081895A (ja) 化粧シート及びその製造方法
JPH07137221A (ja) 化粧シート
JP3186842B2 (ja) 化粧シート及び該化粧シートの製造に使用するエンボス版
JP2574558Y2 (ja) 化粧材
JP3132514B2 (ja) 木目調化粧シート及び該化粧シートの製造に使用するエンボス版
JPH0632045A (ja) 木目調化粧シート
JP3465088B2 (ja) 木目調化粧シート
JP2992066B2 (ja) 化粧材、化粧材の製造方法及び化粧材の製造に使用するエンボス版
JPH0687201A (ja) 化粧フィルム
JP3235749B2 (ja) 意匠性の高い化粧シートの製造方法
JPH05177802A (ja) 化粧材
JP2021142743A (ja) 化粧材
JP5545948B2 (ja) 計器板のヘアライン表示構造
JP2975074B2 (ja) 化粧材
JP3211175B2 (ja) 建材用化粧シート
JPH0435340B2 (ja)
JP2975075B2 (ja) 化粧材
JP3306457B2 (ja) 化粧材
JPH05162277A (ja) 化粧フィルム
JPH0464443A (ja) 木目調化粧シート
JPH04187500A (ja) 表裏両面に凹凸模様を有する化粧シート及びその製造方法
JP2983250B2 (ja) 化粧シート
JP3275385B2 (ja) 化粧フィルムとその製造方法
JPH0687200A (ja) 化粧フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090511

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100511

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees