JP2978532B2 - 化粧シートとその製造方法 - Google Patents

化粧シートとその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、壁装材やエレベータの内装材、あるいは、
家具、ステレオやテレビのキャビネット、冷蔵庫の扉、
店舗用什器の表面材等として用いられるプラスチック化
粧シートとその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の化粧シートとして、微細な球状のウレ
タンやアクリルのビーズをプラスチックシートの表面に
塗布した、スウェード調シートのような無反射の化粧シ
ートが用いられている。
(発明が解決しようとする課題) 然しながら、上述のような従来の無反射の化粧シート
は、表面全体が微細なプラスチックビーズによって形成
されているため、落ちつきはあるが、その用途又は使用
か所に対応した変化性に乏しく、また表面にエンボス模
様を形成することが出来ない。
本発明は、以上の点に鑑みてなしたもので、上記従来
の無反射の化粧シートを改良し、表面に上記微細なプラ
スチックビーズ層が形成された化粧シートであって、用
途等に応じた十分な変化性を有し且つエンボス模様を有
する化粧シートとその製造方法を提供することを目的と
するものである。
(課題を解決するための手段) 次に、上記の課題を解決するための手段としての、本
願の第1の発明と、第2の発明を、第1図乃至第4図を
参照して説明する。
第1の発明は、化粧シート(1)の発明であって、熱
可塑性プラスチックシートよりなる基シート(2)と、
該基シート(2)の表面に一様に塗布された微細なプラ
スチックビーズ層よりなる無反射層(3)と、該無反射
層(3)の表面に模様状に形成されたプラスチック被膜
による光反射層(4)であって化粧シート(1)の表面
に前記無反射層(3)と該光反射層(4)とが共に模様
状に表出されており該光反射層(4)の表面にはエンボ
ス(5)による凹凸模様が形成されている光反射層
(4)と、を層状に具備することを特徴としている。
また、第2の発明は、上記第1の発明に係る化粧シー
ト(1)の製造方法の発明であって、熱可塑性プラスチ
ックシートよりなる基シート(2)の表面に、微細なプ
ラスチックビーズを塗布して無反射層(3)を形成し、
該無反射層(3)の表面に、プラスチックによる光反射
層(4)を、前記無反射層(3)と該光反射層(4)と
が化粧シート(1)の表面に共に表出された状態で模様
状に表出させて印刷して形成し、該化粧シート(1)の
表面全体に加熱エンボス型によりエンボス(5)加工を
施したことを特徴としている。
上記、第1及び第2の発明において、その上記光反射
層(4)は、光沢の高いウレタンインキなどを用いれば
良く、また紫外線硬化性又は電子線硬化性のプラスチッ
クインキの印刷により形成させることができる。これに
より光反射層(4)の形成後、紫外線又は電子線照射さ
せることにより、硬質で密着性の良い高光沢の光反射層
を能率良く形成させることができる。この光反射層
(4)は、無色透明あるいは着色透明のものでも良い
が、その中に、パール光沢粉やメタリック光沢粉を混入
させることにより、低光沢の無反射層(3)との差が更
に強調される。光反射層(4)の形成は、シルクスクリ
ーン印刷により行なえば良く、その模様は、木目調、幾
何学模様等自由である。
また、上記基シート(2)としては、塩化ビニール樹
脂系の熱可塑性プラスチックシートを用いればよい。
さらに、上記無反射層(3)としては、微細な球状の
ウレタンやアクリルのビーズを塗布させればよいが、こ
れらビーズに着色したものを何色か混ぜて塗布させるこ
とで、反射の少ない低光沢の表面状態で、しかも、各々
のビーズが数μから100μ以下の間で分布していること
と、各々のビーズの色が独立して見えることで、陰影が
ついて立体感のある無反射層(3)が得られる。
また、上記エンボス(5)は、加熱エンボスロール又
は押型により形成させるが、その凹凸模様は、砂目、す
じ目、絹目等自由である。
(作 用) 上記第1の発明に係る化粧シート(1)によれば、化
粧シート(1)表面のスウェード調等の光沢の低い無反
射層(3)の表面に、光沢の高い光反射層(4)の絵柄
が強調されて浮き上り立体感が出る。
また、光反射層(4)表面のエンボス(5)により、
光反射層(4)が一層強調され、また光が乱反射される
ことから無反射層(3)との間に違和感がなくなり、安
っぽくならない。
また、上述したように、光反射層(4)は、無色透明
であっても無反射層(3)との間の光沢差により立体感
が得られるが、光反射層(4)を着色構造にしたりパー
ルやメタリック調のような反射性の粉末を混入させるこ
とで、立体感がさらに強調される。
また、上記第2の発明に係る化粧シート(1)の製造
方法により、上記の化粧シート(1)が得られるが、特
に最終工程で、化粧シート(1)の表面全体に加熱エン
ボス(5)を施すことにより、クッション性のある無反
射層の表面にはエンボスは形成されず、凸状に形成され
ている光反射層の表面にのみエンボスが形成され、且つ
化粧シートの各層が一体化する。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を説明する。
まず、塩化ビニール樹脂系の無可塑シート0.1mm厚さ
の基シートの表面に、平均粒径が20μで、75μ以上のビ
ーズは、ふるいにより除去された白と黒のウレタンビー
ズ入り塗料を、白:黒=1:1に配合したものを、コンマ
コーターにて100μの厚さに塗工して、無反射層を形成
した。(第1図参照)。
この上に、紫外線硬化性の無色透明のグロスインキに
て御影石の柄でロータリー印刷した後、紫外線照射して
硬化させることにより光反射層を形成した。(第2図参
照)。
さらにこの上から、加熱エンボスロールによりヘアー
ライン調のエンボスを押して、化粧シートを製作した。
(第3図,第4図参照)。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に係る化粧シートによれ
ば、表面のスウェード調等の光沢の低い無反射層の表面
に、光沢の高いエンボスの施された光反射層の絵柄が浮
き出ることになり、無反射面を基調とした、立体感と調
和性及び変化性に富む化粧シートを得ることができる効
果がある。
また、本発明に係る化粧シートの製造方法によれば、
上記のような化粧シートを能率良く製造させることが出
来る効果があり、特に、最終工程で、化粧シートの表面
全体に加熱エンボスを施すようにしたので、光反射層に
のみエンボスが能率良く施されるとともに、化粧シート
の各層が一体化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る化粧シートの製造の第1の工程
を示す断面図、第2図は、同第2の工程を示す断面図、
第3図は、本発明に係る化粧シートの断面図、第4図
は、同平面図である。 1……化粧シート、2……基シート、 3……無反射層、4……光反射層、 5……エンボス。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性プラスチックシートよりなる基シ
    ートと、該基シートの表面に一様に塗布された微細なプ
    ラスチックビーズ層よりなる無反射層と、該無反射層の
    表面に模様状に形成されたプラスチック被膜による光反
    射層であって化粧シートの表面に前記無反射層と該光反
    射層とが共に模様状に表出されており該光反射層の表面
    にはエンボスによる凹凸模様が形成されている光反射層
    と、を具備することを特徴とする化粧シート。
  2. 【請求項2】光反射層は、紫外線硬化性又は電子線硬化
    性のプラスチックにより形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の化粧シート。
  3. 【請求項3】熱可塑性プラスチックシートよりなる基シ
    ートの表面に、微細なプラスチックビーズを塗布して無
    反射層を形成し、該無反射層の表面に、プラスチックに
    よる光反射層を、前記無反射層と該光反射層とが化粧シ
    ートの表面に共に表出された状態で模様状に表出させて
    印刷して形成し、該化粧シートの表面全体に加熱エンボ
    ス型によりエンボス加工を施したことを特徴とする化粧
    シートの製造方法。
  4. 【請求項4】光反射層は、紫外線硬化性又は電子線硬化
    性のプラスチックの印刷により形成したことを特徴とす
    る請求項3記載の化粧シートの製造方法。
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