JP2982484B2 - バンプ形成方法およびその治具 - Google Patents

バンプ形成方法およびその治具

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JP2982484B2
JP2982484B2 JP10258592A JP10258592A JP2982484B2 JP 2982484 B2 JP2982484 B2 JP 2982484B2 JP 10258592 A JP10258592 A JP 10258592A JP 10258592 A JP10258592 A JP 10258592A JP 2982484 B2 JP2982484 B2 JP 2982484B2
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JP10258592A
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義人 上岡
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバンプ形成方法およびそ
の治具に関し、特にLSIチップのAl電極へのバンプ
形成用のバンプ形成方法およびその治具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、バンプ形成する方法としては、
ワイヤー材をアークで溶融しボール状とした後チップの
電極に押し付けてバンプとするボールバンプ法、チップ
の電極にメッキによってバンプを形成するメッキバンプ
法、ポンチとダイスを用いて打ち抜いた金属片をチップ
の電極に押し付けてバンプとする打ち抜きバンプ法、ダ
ミーパッドにメッキにより形成したバンプをTABリー
ドに転写する転写バンプ法等が用いられているが、高密
度化、多品種少量に適し、設備的にも簡略なバンプ形成
方法として打ち抜き法を用いるバンプ形成法が特願平0
2−178854に提案されている。
【0003】この方法は図3(a)〜(c)のようにポ
ンチ101およびダイス10を用いて金属材料9を打ち
抜き、打ち抜いた金属片14を打ち抜き用ポンチ101
でチップの電極(TABリード12)へ押し付けてバン
プとする方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のボールバンプ法
では、微細径のワイヤー材の製作が難しく、微小バンプ
の形成が困難であるため高密度実装に対応できないとい
う問題がある。メッキバンプ法はメッキ行程で大がかり
な装置を必要とするため、少量多品種の生産にはコスト
がかかるという問題がある。転写バンプ法も同様にメッ
キのコストがかかり、さらにTABリードへ転写する行
程が増えるという問題がある。
【0005】従来の打ち抜き法では、ポンチとダイスを
用いてバンプ形成を行うが、Al電極上へのバンプ形成
の場合、Al酸化膜を破ってAl−Au接合を行う必要
があるので、ステージ温度を高温にし、加圧時間を長く
する必要があり、一点当たりのバンプ形成時間が長くな
り、実用上問題があった。すなわち実用的なバンプ形成
時間でバンプを形成しようとしてもAl酸化膜の除去が
困難であり安定的な接合強度を有するバンプの形成が困
難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバンプ形成方法
は、加熱されたLSIチップのAl電極上にポンチとダ
イスを有する打ち抜き治具により打ち抜いた金属片を前
記治具を回転させながら押し付けることにより、前記金
属片と前記Al電極の接合を行う。
【0007】本発明のバンプ形成治具は、金属片打ち抜
き用のポンチ及びダイスと、ポンチの軸方向の移動を支
持するガイド部と、ポンチに回転力を加える手段と、ポ
ンチに加圧力を加える手段とを含んで構成される。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明のバンプ形成治具の一実施例を示
す斜視図であり、図2(a),(b)は図1に示すポン
チ1の金属片加圧面の形状の詳細を示す斜視図である。
図1のバンプ形成治具は、打ち抜き機構部と荷重印加部
と振動印加部よりなる。打ち抜き機構部はポンチ1がポ
ンチガイド2により横方向の動作は拘束されており上下
動作をし、ダイス10とポンチ1により材料9を打ち抜
く。荷重印加部は圧電素子と振幅拡大機構を有するアク
チュエータ4及びアクチュエータアーム5によりポンチ
1を上下動作させる。振動印加部は、ポンチヘッド7に
設けたシャフトをばね6により振動素子3の摺動面に常
に押さえつけており、振動素子3を振動させることによ
ってポンチヘッド7及びポンチ1に回転振動を印加す
る。
【0009】バンプ形成行程は、アクチュエータ4及び
アクチュエータアーム5によりポンチ1を下へ移動させ
ダイス10を介して金属材料9を打ち抜き、更にポンチ
1を下へ移動させ打ち抜いた金属片をLSIチップのA
l電極上に押し付けると同時に振動素子3に振動を発生
させポンチ1及び金属片に回転振動を伝える。回転振動
をさせることによって金属片とAl電極との間に摩擦が
生じ、Al電極上のAl酸化膜が破られ金属片とAl電
極との接合が行われる。
【0010】本発明のバンプ形成方法では重量の小さい
ポンチを回転方向に振動させるため、超音波振動の出力
の制御が容易になり金属片に効率よく振動が伝えられ、
安定的な接合強度を有するバンプの形成が可能である。
また金属片を打ち抜くときにポンチ1に回転振動を印加
することにより、Au−Snなどの硬い材料を容易に打
ち抜くことができるという利点もある。なお、ポンチに
直線方向の振動を加えることも可能であるが、この場合
バンプ形成治具全体に振動を加える必要があり、ポンチ
先端部の有効的振動を得るのは振動機構が大がかりにな
るだけでなくポンチ先端の位置のズレを生じ、押し付け
られたバンプの形状が歪むなど好ましくなかった。
【0011】ポンチ1の金属片加圧面は図2(a)のよ
うに十字凹型に加工されており金属片に回転振動を効率
よく伝達するようにした。また、金属片加圧面加工は凸
型にしてもよい。図2(b)のように十字方向に半球の
凸型など、加工面が金属片の上面で滑らない形状であれ
ばよい。
【0012】
【発明の効果】本発明のバンプ形成方法およびその治具
を使用することにより、LSIチップのAl電極へ安定
的な接合性を有するバンプの形成が可能という効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバンプ形成治具を示す斜視
図である。
【図2】(a),(b)は図1に示すポンチの詳細を示
す斜視図である。
【図3】(a)〜(c)は従来の打ち抜きバンプ法を工
程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1 ポンチ 2 ポンチガイド 3 振動素子 4 アクチュエータ 5 アクチュエータアーム 6 ばね 7 ポンチヘッド 8 ばね 9 金属材料 10 ダイス 11 ステージ 12 TABリード 13 TABフィルム 14 金属片
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/60 B21D 28/02 B23K 20/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱されたLSIチップのAl電極上に
    ポンチとダイスを有する打ち抜き治具により打ち抜いた
    金属片を前記ポンチを回転させながら押し付けることに
    より、前記金属片と前記Al電極の接合を行うことを特
    徴とするバンプ形成方法。
  2. 【請求項2】 ポンチに回転振動を加えることにより金
    属片を回転移動させる請求項1記載のバンプ形成方法。
  3. 【請求項3】 金属片打ち抜き用のポンチ及びダイス
    と、ポンチの軸方向の移動を支持するポンチガイド部
    と、ポンチに回転力を加える手段と、ポンチに加圧力を
    加える手段を有することを特徴とするバンプ形成治具。
  4. 【請求項4】 ポンチの金属片加圧面に凹部または凸部
    を有している請求項3記載のバンプ形成治具。
JP10258592A 1992-04-22 1992-04-22 バンプ形成方法およびその治具 Expired - Lifetime JP2982484B2 (ja)

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JPH0669213A JPH0669213A (ja) 1994-03-11
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