JP2979836B2 - 苗植機 - Google Patents

苗植機

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JP2979836B2
JP2979836B2 JP4090640A JP9064092A JP2979836B2 JP 2979836 B2 JP2979836 B2 JP 2979836B2 JP 4090640 A JP4090640 A JP 4090640A JP 9064092 A JP9064092 A JP 9064092A JP 2979836 B2 JP2979836 B2 JP 2979836B2
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seedling
plant
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JP4090640A
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弘和 仲
学 名本
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数条植えの苗植装
置を備えた苗植機に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】苗植機は、苗植装置の植付
条数が多くなるほど左右幅が広くなり、運搬時や格納時
にスペースをとり、効率が悪いとの問題がある。
【0003】なお、実開昭56−10319号公報に、
苗植装置の駆動装置は左右中央部分から左右両外側部分
を分離可能にした左右三分割構成とし、苗植装置の左右
中央部に対して左右両側部分を左右内側に移動可能に設
けたものが示されている。このものは、苗植装置の左右
中央部分が固定部となるから、そのぶん苗植装置の左右
幅の縮小が制限される。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
点を解決するために、後部に取付けた苗植付具7への伝
動部を内装する前後方向にのびる植付ケース32を設け
た伝動ケース5と苗載台6と苗植付具7とをそれぞれ右
側部分と左側部分とに二つに分けて設けて苗植装置2を
その駆動装置34を含めて左右二分割構成し、該二分割
構成された苗植装置2の左右それぞれを苗植装置2全体
の左右幅が狭くなるよう移動可能に構成したことを特徴
とする苗植機としたものである。
【0005】
【作用】この苗植機は、上記のように構成したので、苗
植装置2の左右幅を狭くするときは、二分割構成された
苗植装置2の左右それぞれを苗植装置2全体の左右幅が
狭くなるよう移動させられる。
【0006】
【発明の効果】よって、この発明は、後部に取付けた苗
植付具7への伝動部を内装する前後方向にのびる植付ケ
ース32を設けた伝動ケース5と苗載台6と苗植付具7
とをそれぞれ右側部分と左側部分とに二つに分けて設け
苗植装置2をその駆動装置34を含めて左右二分割構
成し、該二分割構成された苗植装置2の左右それぞれを
苗植装置2全体の左右幅が狭くなるよう移動可能に構成
したから、従来よりも苗植装置2の左右幅を狭くでき、
よって、運搬時や格納時におけるスペースの効率が従来
より良いものとなる。
【0007】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。図1
のように、走行車体1の後に8条植の苗植装置2がリン
ク3で装着されて乗用型の苗植機となっている。シリン
ダ4が走行車体1に取付けられ、これから突出したピス
トンロッドが上側のリンク3に接続し、ピストンロッド
の出没でリンク3の後端が上下し、これにともなって苗
植装置2が上下に移動するように出来ている。その苗植
装置2は、中心から左右に位置している4条植ごとの伝
動ケース5、苗載台6および苗植付具7にて左右にユニ
ット構成されている。即ち、後部に取付けた苗植付具7
への伝動部を内装する前後方向にのびる植付ケース32
を設けた伝動ケース5と苗載台6と苗植付具7とをそれ
ぞれ右側部分と左側部分とに二つに分けて設けて苗植装
置2をその駆動装置34を含めて左右二分割構成してい
るのである。
【0008】図1、図2および図3のように、中央枠8
が前後方向のローリング軸9でリンク3の後部の縦枠1
0に回動自在に取付けられている。中央杆11が中央枠
8の上部に横向に固定され、その両端に側部杆12が軸
13の回りに回動するように取付けられている。一対の
側部枠14が中央枠8と平行にそれぞれの側部杆12に
固定されている。
【0009】一対の横移動シリンダ15がそれぞれの側
部枠14に横向に固定され、これから外側に突出するピ
ストンロッド16の先に可動枠17が固定され、シリン
ダ15の内側にオイルを供給すると、可動枠17が外側
に向って横移動し、その外側にオイルを供給すると、こ
の可動枠17が内側に向って横移動するように出来てい
る。一対の案内棒18が可動枠17から側部枠14を通
って中央枠8側に延び、その先が円錐状に形成され、上
記の移動で、中央枠8に固定された管19の孔に出入り
するようになっている。
【0010】中央部に回動シリンダ20が配置され、そ
の端と、これから突出するピストンロッド21の端が、
それぞれの側部杆12から突出するアーム22の突端に
回動自在に取付けられ、回動シリンダ20の左室にオイ
ルが供給されると、ピストンロッド21が突出して側部
杆12が軸13の回りに回動して中央杆11に対して折
れ曲がり、回動シリンダ20の右室にオイルを供給する
と、ピストンロッド21が引き戻され、側部杆12が中
央杆11に対して直線状に戻るようになっている。
【0011】中央歯車箱23が中央枠8の下方に板24
で固定され、その入力軸25がプロペラシャフト26で
走行車体1の出力軸につながり、走行車体1のエンジン
の動力で回転するようになっている。両横に爪27を備
えた軸28が中央歯車箱23の後部に配置され、傘歯車
で入力軸25につながって回転するようになっている。
【0012】一対の伝動ケース5の先端がそれぞれの可
動枠17の後の面に固定され、横軸30が内端を外に突
出してその前部に配置され、可動枠17が外に向って移
動すると、その内端の爪31が上記の爪27から離れ、
内に向って移動すると、爪31が爪27に咬み合うよう
に出来ている。図2および図4のように、それぞれの伝
動ケース5の両横から一対の植付ケース32が後に伸
び、その後部の左右両側に旋回ケース33が取付けら
れ、それぞれの旋回ケース33の両端に苗植付具7が取
付けられて、左右2つの苗植駆動装置34にて8条植の
ロータリー式の苗植装置2を構成している。歯輪35が
横軸30に固定され、旋回軸36に固定された歯輪37
と上記の歯輪35とにチエン38が巻き掛けられ、旋回
軸36の両端で旋回ケース33が回転すると、その内の
遊星歯車で苗植付具7が同じような姿勢を保って旋回す
るように出来ている。一対の横移動棒39がそれぞれの
伝動ケース5に摺動自在に支えられている。リードカム
40が歯輪41,42とチエン43で横軸30に接続
し、これの回転で、横移動棒39が左右に往復するよう
になっている。
【0013】図1および図2のように、断面がL型をし
た一対の苗受板44がそれぞれの組の植付ケース32の
上部に設けられている。一対の苗載台6がその下端をそ
れぞれの苗受板44の上端に載せるようにして前倒れの
斜に設けられている。それぞれ一対の支柱45が側部杆
12から苗載台6の裏で上に伸び、その上端に横管46
が固定されている。ローラ47が苗載台6の裏面の上端
に取付けられて上記の横管46に係合し、コ字型の受具
48がその下端に取付けられて苗受板44の角部49に
係合し、苗載台6がこの両者で支えられて左右に移動し
得るようになっている。それぞれの横移動棒39の両端
が連杆50で苗載台6の裏面につながり、横移動棒39
の往復で、この苗載台6も同方向に往復するように出来
ている。
【0014】なお、旋回ケース33は、図1で反時計方
向に旋回する。そして、それぞれの苗植付具7は、同じ
ような姿勢で旋回し、その先端が苗受板44に欠ぎ込ま
れて出来ている苗取口を上から下に向って通るように配
置されている。従って、マット状の苗を苗載台6に載せ
て運転すると、この苗は、下端が苗受板44上に載って
左右に移動し、この移動中に苗取口上において苗植付具
の先で1株分ごとに欠ぎ取られる。
【0015】また、軸13は、中央寄りで苗載台6と同
じような角度にその下に設けられている。従って、苗植
作業を終了したようなとき、それぞれの横移動シリンダ
15からピストンロッド16を突出させ、つづいて回動
シリンダ20からピストンロッド21を突出させる。す
ると、可動枠17とともに左右の伝動ケース5と苗載台
6が外側に移動して爪31が爪27から離れるととも
に、案内棒18の先が管19から離れ、これにつづい
て、側部枠14が軸13の回りに回動し、可動枠17、
伝動ケース5および苗載台6が、それぞれが上る方向に
回動して折りたたまれる。なお、横移動シリンダ15で
ピストンロッド16が押し出されて苗載台6が外側に移
動するとき、支柱45が移動しないので、苗載台6の上
端は、ローラ47が横管46上を転動して外側に移動す
る。折り曲げられた上記のユニットを元に戻すときは、
上記の逆に作動する。
【0016】図1のように、中央枠8の後部から支杆5
1が斜後下に伸び、後端に横軸52が取付けられ、これ
からアーム53が伸びてその下端に中央フロート54の
後部が取付けられ、アーム53の後部の上下動で苗の植
付深さが調節出来るようになっている。この中央フロー
ト54は、上から見てT字形に形成され、中央部の左右
苗植付具7の前方の泥土を整地するようになってい
る。この中央フロート54の先端が泥面を滑走している
際に上下に移動すると、シリンダ4に対してオイルが供
給或は排出され、作業中の苗植装置2が泥面に対して一
定の高さに維持されるように出来ている。それぞれの組
の植付ケース32の間に同じようなT字型の側部フロー
ト55が配置され、その横軸56を前記の横軸52と同
じ位置に設け、可動枠17の横移動で伝動ケース5が外
側に移動すると、横軸56が横軸52から離れ、内側に
移動すると、この両者が一体的に結合するように構成す
る。すると、すべてのフロート54,55が単一の操作
レバーで上下に移動できる。
【0017】それぞれの伝動ケース5(苗植駆動装置3
4のユニット)ごとにフロートを設け、それぞれを一組
として後端部を上下に調節出来るように構成し、その上
下レバー57を、機体の中心寄りに配置することも出来
る(図2)。また、通常の苗植装置と同様に、取量調節
レバー58の操作で、苗受板44を前後方向に調節し、
1株分の苗の植付本数が調節できるように構成すること
が出来る。このとき、それぞれの取量調節レバー58を
機体の中央寄りに設けると良い(図2)。
【0018】以上より、この苗植機は、後部に取付けた
苗植付具7への伝動部を内装する前後方向にのびる植付
ケース32を設けた伝動ケース5と苗載台6と苗植付具
7とをそれぞれ右側部分と左側部分とに二つに分けて設
けて苗植装置2をその駆動装置34を含めて左右二分割
構成し、該二分割構成された苗植装置2の左右それぞれ
を苗植装置2全体の左右幅が狭くなるよう移動可能に構
成したから、従来よりも苗植装置2の左右幅を狭くで
き、よって、運搬時や格納時におけるスペースの効率が
従来より良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植機の苗植装置の側面図。
【図2】苗植装置の一部を平面的に見た展開図。
【図3】苗植装置の一部の背面図。
【図4】苗植装置の伝動機構図。
【符号の説明】
2:苗植装置 5:伝動ケース6:苗載台 7:苗植付具 32:植付ケース 34:苗植駆動装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部に取付けた苗植付具7への伝動部を
    内装する前後方向にのびる植付ケース32を設けた伝動
    ケース5と苗載台6と苗植付具7とをそれぞれ右側部分
    と左側部分とに二つに分けて設けて苗植装置2をその駆
    動装置34を含めて左右二分割構成し、該二分割構成さ
    れた苗植装置2の左右それぞれを苗植装置2全体の左右
    幅が狭くなるよう移動可能に構成したことを特徴とする
    苗植機。
JP4090640A 1992-04-10 1992-04-10 苗植機 Expired - Lifetime JP2979836B2 (ja)

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