JP2973342B2 - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JP2973342B2
JP2973342B2 JP4205185A JP20518592A JP2973342B2 JP 2973342 B2 JP2973342 B2 JP 2973342B2 JP 4205185 A JP4205185 A JP 4205185A JP 20518592 A JP20518592 A JP 20518592A JP 2973342 B2 JP2973342 B2 JP 2973342B2
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光文 長田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コードレス電話機に
関し、特に受信強度を良好にするためのアンテナを選択
するコードレス電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のコードレス電話機の概略構
成図である。図において、1は送話器、2は受話器、3
は音声の送受話の処理を行う音声処理部、4は音声信号
を高周波に復調し、相手側から送信された音声の受信強
度を出力するRF部、5は第1のアンテナ、6は第2の
アンテナ、7は第1のアンテナ5又は第2のアンテナ6
のいずれかに切り換える切換器、8はRF4から出力さ
れる相手側の音声の受信強度をデジタル変換するA/D
変換器、9はCPU、RAM、ROM等により構成され
たマイクロコンピュータ(以下マイコンという)であ
る。
【0003】この従来のコードレス電話機は、一般に電
波の受信状態を良好に保つために、常に受信状態を監視
して、電波の受信強度の高い方のアンテナを選択するも
のである。このため、その処理は一定の周期で起動さ
れ、常に受信強度の高い方のアンテナに切り換えておく
ようにする。
【0004】図6は従来のコードレス電話機の動作を示
すフローチャートである。なお、動作説明の便宜上、第
1のアンテナ5を選択しているものとする。この時、マ
イコン9は、RF4からの第1のアンテナ5の受信強度
aをA/D変換器8より読み込んで、その第1のアンテ
ナ5の前回の受信強度bと比較する(S701,S70
3)。受信強度aが前回の受信強度bより小さい場合
は、アンテナを切り換える切換信号を切換器7に出力し
てアンテナを切換えさせる(S705)。この場合は、
第1のアンテナ5から第2のアンテナ6に切換え、音声
処理部3に消音信号を出力して切換時に伴うノイズ成分
を消音させる。
【0005】そして、第2のアンテナ6の受信強度cを
読み込み(S706)、先に選択した第1のアンテナ5
の受信強度aと比較する(S708)。受信強度cが第
1のアンテナ5の受信強度aより小さい場合は、第2の
アンテナ6から第1のアンテナ5に切り換えると共に、
第1のアンテナ5の受信強度aを前回の受信強度bとし
て設定する(S710,S712)。
【0006】つまり、第1のアンテナ5が選択された場
合、その受信強度aと第1のアンテナ5の前回の受信強
度bとを比較し、今回の受信強度aが前回の受信強度b
より小さい場合は、第2のアンテナ6の受信強度の方が
良好だろうと判断して第2のアンテナ6を選択する。そ
して、第1のアンテナ5の受信強度aを前回の受信強度
aとして第2のアンテナ6の受信強度cと比較し、受信
強度cが受信強度aより小さい場合は、第1のアンテナ
5の方が受信強度が高いと判断して第2のアンテナ6か
ら第1のアンテナ5に切り換える。この時、第1のアン
テナ5の受信強度aを前回の受信強度bとして設定す
る。
【0007】ステップS708で第2のアンテナ6の受
信強度cが第1のアンテナ5の受信強度a以上の場合
は、第2のアンテナ6の方が受信強度が高いと判断して
第2のアンテナ6の選択を保持し、受信強度cを前回の
受信強度bとして設定する(S715)。
【0008】また、従来のコードレス電話機として、実
開昭58−141640号公報、特開昭59−1944
4号公報、及び特開昭63−252025号公報に開示
されている。実開昭58−141640号公報は、2つ
のアンテナを備え、一方のアンテナで受信しているとき
にその受信強度が前回の受信強度より小さくなると他の
アンテナに切り換えるというものであり、また、特開昭
59−19444号公報は、サンプルホールド回路によ
ってアンテナからの受信強度をホールドしたのちに、予
め基準となる設定値と比較してアンテナに切り換える方
式である。さらに、特開昭63−252025号公報の
ものは、ノイズの変動成分に応じてアンテナを切り換え
るというものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のコード
レス電話機では、選択したアンテナの受信強度がそのア
ンテナの前回の受信強度より小さいと直ぐにアンテナを
切り換えるようにしているので、わずかな受信強度の変
化でもアンテナが切換わってしまう。このため、切換時
の消音処理で通話がとぎれることが多いなどの問題点が
あった。
【0010】しかし、アンテナを切り換えて受信状態の
良い方のアンテナを常に選択しておかなけれは、良好な
通信状態を常に保つことはできない。アンテナの切換動
作は、良好な受信状態の保持と、通話中断という長所と
短所を併せ持つものになっているが、わずかな受信強度
の変化でもアンテナが切り換えるので、良好な通信状態
を常に保つことができないという問題点があった。
【0011】この発明は、かかる課題を解消するために
なされたもので、アンテナの切り換えをできるだけ少な
くし、なおかつ良好な受信状態を保つようなコードレス
電話機を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコードレス
電話機は、複数のアンテナと、前記アンテナのいずれか
一つを選択して内部回路と電気的に接続する切換器と、
該切換器によって選択されているアンテナの受信信号の
受信強度を受信部から読み込んでそのアンテナの前回の
受信強度との差を算出し、かつ、その受信強度差と基準
設定値とを比較し、受信強度差が基準設定値以上のとき
は切換開始信号を出力する受信強度判定手段と、前記切
換開始信号が入力されたとき前記切換器を通じて他のア
ンテナを選択させてそのアンテナの受信強度を受信部か
ら読み込み、かつ、読み込んだ受信強度と先に選択した
アンテナの受信強度との差を算出して基準設定値と比較
し、比較結果に基づいて今回選択のアンテナ又は先に選
択したアンテナのいずれかを選択する切換信号を前記切
換器に出力する切換制御手段とを有したものである。
【0013】前記基準設定値は、前記切換器によって選
択されているアンテナの受信強度を所定値で除算して得
られる値である。
【0014】また、前記受信強度判定手段は、選択され
ているアンテナの受信強度とそのアンテナの前回の受信
強度とを比較し、選択されているアンテナの受信強度の
方が小さいときは切換開始信号を出力し、前記切換制御
手段は、切換開始信号が入力されたとき、その切換開始
信号が連続して所定回数入力されたかどうかを判定し、
所定回数入力されたときは、前記切換器を通じて他のア
ンテナを選択させてそのアンテナの受信強度を受信部か
ら読み込み、かつ、読み込んだ受信強度と先に選択した
アンテナの受信強度とを比較し、比較結果に基づいて今
回選択のアンテナ又は先に選択したアンテナのいずれか
を選択する切換信号を前記切換器に出力するものであ
る。
【0015】
【作用】本発明においては、受信強度判定手段は、切換
器によって選択されているアンテナの受信強度を読み込
むと、そのアンテナの前回の受信強度との差を算出して
基準設定値と比較する。算出した受信強度差が基準設定
値以上のときは切換開始信号を切換制御手段に出力す
る。切換制御手段は、その切換開始信号が入力される
と、切換器を通じて他のアンテナを選択させてそのアン
テナの受信強度を受信部から読み込んで、先に選択した
アンテナの受信強度との差を算出し基準設定値と比較す
る。そして、比較結果に基づいて今回選択のアンテナ又
は先に選択したアンテナのいずれかを選択する切換信号
を切換器に出力する。
【0016】また、受信強度判定手段は、切換器によっ
て選択されているアンテナの受信強度を読み込むとその
アンテナの前回の受信強度との差を算出する。次に、読
み込んだアンテナの受信強度を所定値で除算してその値
を基準設定値とし、算出した受信強度差と比較する。そ
の受信強度差が基準設定値以上のときは切換開始信号を
切換制御手段に出力する。切換制御手段は、その切換開
始信号が入力されると、切換器を通じて他のアンテナを
選択させてそのアンテナの受信強度を受信部から読み込
んで、先に選択したアンテナの受信強度との差を算出す
る。次に、読み込んだアンテナの受信強度を所定値で除
算してその値を基準設定値とし、算出した受信強度差と
比較する。そして、比較結果に基づいて今回選択のアン
テナ又は先に選択したアンテナのいずれかを選択する切
換信号を切換器に出力する。
【0017】さらに、受信強度判定手段は、切換器によ
って選択されているアンテナの受信強度を読み込むとそ
のアンテナの前回の受信強度と比較する。選択されてい
るアンテナの受信強度の方が小さいときは切換開始信号
を切換制御手段に出力する。切換制御手段は、その切換
開始信号が入力されたとき、その切換開始信号が連続し
て所定回数入力されたかどうかを判定し、所定回数入力
されたときは、切換器を通じて他のアンテナを選択させ
てそのアンテナの受信強度を受信部から読み込み、先に
選択したアンテナの受信強度と比較する。そして、比較
結果に基づいて今回選択のアンテナ又は先に選択したア
ンテナのいずれかを選択する切換信号を切換器に出力す
る。
【0018】
【実施例】実施例1. 図1は本発明の実施例1を示すコードレス電話機の概略
構成図である。なお、図5で説明した従来と同一又は相
当部分には同じ符号を付し説明を省略する。図におい
て、12はマイコンで、切換器7によって選択されてい
るアンテナの受信信号の受信強度をA/D変換器8を介
してRF4から読み込むと共に、そのアンテナの前回の
受信強度との差を算出し、かつ、その受信強度差と設定
値14とを比較し、受信強度差が設定値14以上のとき
は切換開始信号を出力する受信強度判定手段13と、切
換開始信号が入力されたとき切換器7を通じて他のアン
テナを選択させてそのアンテナの受信強度をRF4から
読み込み、かつ、読み込んだ受信強度と先に選択したア
ンテナの受信強度との差を算出して設定値14と比較
し、比較結果に基づいて今回選択のアンテナ又は先に選
択したアンテナのいずれかを選択する切換信号を切換器
7に出力する切換制御手段15とを備えている。
【0019】次に、実施例1のコードレス電話機の動作
を図2に基づいて説明する。図2は本発明の実施例1の
コードレス電話機の動作を示すフローチャートである。
マイコン12は、まず、予め設定されているアンテナ番
号に基づいた切換信号を切換器7に出力する。この場合
は、第1のアンテナ5に切換えられているものとする。
【0020】この時、受信強度判定手段13は、選択さ
れている第1のアンテナ5の受信強度aをA/D変換器
8より読み込むと共に、その読み込んだ受信強度aと第
1のアンテナ5の前回の受信強度bとの差の絶対値dを
求める(S301,S303)。次に、求めた絶対値d
と予め設定された設定値14とを比較し(S305)、
絶対値dが大きいときは、切換制御手段15に切換開始
信号を出力して第2のアンテナ6に切換えさせる(S3
07)。そして、切り換えに伴って消音信号を音声処理
部3に出力する。
【0021】切換制御手段15は、第2のアンテナ6に
切り換えると、その第2のアンテナ6の受信強度cをA
/D変換器8より読み込み(S309)、かつ、その読
み込んだ受信強度cと先に選択された第1のアンテナ5
の受信強度aとの差の絶対値dを求める(S311)。
そして、求めた絶対値dと設定値14とを比較し(S3
13)、絶対値dが設定値14より小さいときは、再び
第1のアンテナ5に切り換えさせる(S315)。この
時、第1のアンテナ5の前回の受信強度はbになってい
るので、次に比較するときに前回の受信強度がbとして
比較されないように、先に比較した受信強度aを前回の
受信強度bとして設定する(S318)。また、ステッ
プ313で絶対値dが設定値14以上と判断したとき
は、第2のアンテナ6への切り換えが有効であると判断
して、その第2のアンテナ6の受信強度cを前回の受信
強度bとして設定する(S321)。
【0022】つまり、現在の受信強度aと前回の受信強
度bの差分を計算する。そこで受信強度の差分dが設定
値14よりも小さいときは、アンテナの切り換えを行う
必要がないものとしてアンテナの切換制御を行わないよ
うにする。受信強度の差分dが設定値14よりも大きい
ときは、受信強度が大きく低下したので、アンテナを切
り換えて受信強度cを読み込む。そして、読み込んだ受
信強度cと切換前の受信強度aの差分dをとって、その
差分dが設定値14よりも大きい場合は、アンテナの切
り換えが有効なので受信強度cを前回の受信強度bとし
て登録し終了する。また、差分dが設定値14よりも小
さい場合は、アンテナの切り換え効果がなかったので、
アンテナを元に戻して元のアンテナの受信強度aを前回
の受信強度bとして登録し終了する。
【0023】このように、受信強度の急な変化に対応し
ながらアンテナの切り換えを少なくすることができるの
で、良好な通話を提供することができる。
【0024】実施例2. 本実施例は、選択されたアンテナの受信強度を例えば
「8」で割って得られる値を設定値14として用いるよ
うにしたものである。受信強度判定手段13は、切換器
7によって選択されている例えば第1のアンテナ5の受
信強度aを読み込むと、そのアンテナ5の前回の受信強
度bとの差の絶対値dを求める。そして、読み込んだ第
1のアンテナ5の受信強度aを「8」で除算してその値
を設定値14とし、算出した絶対値dと比較する。
【0025】また、切換制御手段15は、受信強度判定
手段13からの切換開始信号が入力されたとき、第1の
アンテナ5から第2のアンテナ6に切り換えさせてその
アンテナ6の受信強度cを読み込み、先に選択した第1
のアンテナ5の受信強度aとの差の絶対値dを算出す
る。そして、読み込んだ第2のアンテナ6の受信強度c
を「8」で除算してその値を設定値14とし、算出した
絶対値dと比較する。
【0026】次に、実施例2の動作を図3に基づいて説
明する。図3は本発明の実施例2の動作を示すフローチ
ャートである。なお、前述したように第1のアンテナ5
がマイコン12によって選択されているものとする。こ
の時、受信強度判定手段13は、選択されている第1の
アンテナ5の受信強度aをA/D変換器8より読み込む
と共に、その読み込んだ受信強度aと第1のアンテナ5
の前回の受信強度bとの差の絶対値dを求める(S40
1,S403)。次に、読み込んだ受信強度aを「8」
で除算して得られる値を設定値14とし、求めた絶対値
dと比較する(S405)、絶対値dが大きいときは、
切換制御手段15に切換開始信号を出力して第2のアン
テナ6に切り換えさせる(S407)。そして、切換え
に伴って消音信号を音声処理部3に出力する。
【0027】切換制御手段15は、第2のアンテナ6に
切り換えたときの受信強度cを読み込み(S409)、
先に選択された第1のアンテナ5の受信強度aとの差の
絶対値dを求める(S411)。次いで、前記と同様
に、読み込んだ受信強度cを「8」で除算して得られる
値を設定値14とし、求めた絶対値dと比較する(S4
13)、絶対値dがその設定値(c/8)より小さいと
きは、再び第1のアンテナ5を選択して切り換えさせる
(S415)。そして、読み込んだ第1のアンテナ5の
受信強度aを前回の受信強度bとして設定する(S41
8)。
【0028】また、ステップ413で絶対値dが設定値
(c/8)以上と判断したときは、第2のアンテナ6へ
の切り換えを保持し、かつ、その第2のアンテナ6の受
信強度cを前回の受信強度bとして設定する(S42
0)。
【0029】つまり、読み込んだアンテナの受信強度を
1/8にして得られる値を設定値とし、現在の受信強度
aと前回の受信強度bの差分を計算する。そこで受信強
度の差分dが受信強度の1/8よりも小さいときは、ア
ンテナの切り換えを行う必要がないものとしてアンテナ
の切換制御を行わないようにする。受信強度の差分dが
受信強度の1/8よりも大きいときは、受信強度が現在
の受信強度に対して大きく低下したのでアンテナを切り
換えて受信強度cを読み込む。現在の受信強度cと切換
前の受信強度aの差分dをとって、差分dが現在の受信
強度cの1/8よりも大きい場合は、アンテナの切り換
えが有効なので、受信強度cを前回の受信強度bとして
登録し終了する。また、差分dが受信強度cの1/8よ
りも小さい場合は、アンテナの切り換え効果がなかった
ので、アンテナを元に戻して元のアンテナの受信強度a
を前回の受信強度bとして登録し終了する。
【0030】この動作により、受信強度の急な変化に対
応しながらアンテナの切り換えを少なくする上に、受信
状態の悪い条件下で木目細かなアンテナの制御を行うこ
とができるので、良好な通話を提供することができる。
【0031】実施例3. これまでの実施例では1回の判定でアンテナを切換えて
いたが、判定を複数回行うことによりさらに切換回数を
減らすことができる。つまり、切換制御手段は、受信強
度判定手段13からの切換開始信号が入力されたときそ
の信号が連続して所定回数例えば2回入力されたかどう
かを判定し、切換開始信号が連続して2回入力されたと
きは、切換器7を通じて他のアンテナを選択させてその
アンテナの受信強度をA/D変換器8から読み込み、か
つ、読み込んだ受信強度と先に選択したアンテナの受信
強度とを比較し、比較結果に基づいて今回選択のアンテ
ナ又は先に選択したアンテナのいずれかを選択する切換
信号を切換器7に出力する。
【0032】次に、実施例3の動作を説明する。図4は
本発明の実施例3の動作を示すフローチャートである。
本実施例においても第1のアンテナ5が選択されている
ものとする。この時、受信強度判定手段13は、第1の
アンテナ5の受信強度aをA/D変換器8より読込み
(S501)、その第1のアンテナ5の前回の受信強度
bと比較する(S503)、受信強度aが前回の受信強
度bより小さいときは切換開始信号を切換制御手段15
に出力する。
【0033】切換制御手段15は、切換開始信号が入力
されると、その信号が連続して2回入力されたかどうか
を判定し、切換開始信号の入力が2回未満のときは
「1」を加算し(S521)、切換開始信号が2回入力
されたときは、アンテナを切り換える切換信号を切換器
7に出力して第2のアンテナ6に切り換える(S50
7)。この時音声処理部3に消音信号を出力して切換時
に伴うノイズ成分を消音させる。
【0034】そして、第2のアンテナ6に切り換えたと
きの受信強度cを読み込み(S509)。先に選択した
第1のアンテナ5の受信強度aと比較する(S51
1)。受信強度cが受信強度aより小さいときは、再び
第1のアンテナ5を選択して切り換えさせる(S51
3)。そして、その第1のアンテナ5の受信強度aを前
回の受信強度bとして設定し(S515)、切換開始信
号の入力回数2をゼロにクリアする(S519)。
【0035】また、ステップ511で受信強度cが受信
強度aより大きいと判断したときは、第2のアンテナ6
への切り換えを保持し、かつ、その第2のアンテナ6の
受信強度cを前回の受信強度bとして設定する(51
7)。次いで、切換開始信号の入力回数2をゼロにクリ
アにする(S519)。
【0036】つまり、最初に現在の受信強度aをA/D
変換器8を通して読み込む。次に現在の受信強度aと前
回の受信強度bとを比較して、aがbよりも大きいとき
はアンテナの切り換えを行う必要がないものとしてアン
テナの切換制御を行わないようにする。また、aがbよ
りも小さいときは受信強度が現在の受信強度に対して低
下したのでカウンタの値を読み、カウンタの値が2にな
っていないときには、カウンタの値を+1として終了す
る。カウンタの値が2のときには2回連続して低下して
いるので、アンテナを切り換えて受信強度cを読み込
む。その受信強度cと切り換え前の受信強度aを比較し
て、aが受信強度cよりも小さい場合は、アンテナの切
り換えが有効なので、受信強度cを前回の受信強度bと
して登録してからカウンタをゼロクリアして終了する。
aが受信強度cよりも大きい場合は、アンテナの切り換
え効果がなかったので、アンテナを元に戻して元のアン
テナの受信強度aを前回の受信強度bとして登録してか
らカウンタをゼロクリアして終了する。
【0037】このように、連続して2回受信強度が低下
したときに初めてアンテナの切り換えを行うので、不要
なアンテナの切り換えを行わなくなり、このため、高価
な音声処理部3や高感度のアンテナを使用しなくても良
好な通話を実現することができ、良好な通話を提供する
ことができる。
【0038】なお、前記の実施例3ではカウント値を2
としたが、その値を3.4.5…とすることで、より細
かなアンテナの切換制御を実施できるようにしてもよ
い。
【0039】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、切換器
によって選択されているアンテナの受信強度とそのアン
テナの前回の受信強度との差を算出し、かつ、その受信
強度差と基準設定値とを比較し、受信強度差が基準設定
値以上のときは、切換器を通じて他のアンテナを選択さ
せ、かつ、そのアンテナの受信強度と先に選択したアン
テナの受信強度との差を算出して基準設定値と比較し、
比較結果に基づいて今回選択のアンテナ又は先に選択し
たアンテナのいずれかを選択するようにしたので、例え
ば前回の受信強度に対して今回の受信強度がノイズ等に
よって、瞬間的に高くなって前回の受信強度より高くな
っても、受信強度差によって切り換えの判定をするた
め、ノイズ等が無視される。つまり、基準設定値以下の
場合は切り換えが実施されないので、アンテナの切換回
数が低減するという効果が得られている。
【0040】また、基準設定値を、切換器によって選択
されているアンテナの受信強度を所定値で除算して得ら
れる値としているので、受信強度が良好な場合は切り換
えが実施されず、受信強度が低い場合は切り換えが起こ
りやすくなるため、受信状態に合わせた切り換えができ
るという効果が得られている。
【0041】さらに、切換開始信号が連続して所定回数
入力されたときにアンテナの切り換えを行うようにした
ので、外来ノイズ等の環境の急激な変化があってもアン
テナの切換回数を低減できるという効果が得られてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示すコードレス電話機の概
略構成図である。
【図2】本発明の実施例1のコードレス電話機の動作を
示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施例2の動作を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の実施例3の動作を示すフローチャート
である。
【図5】従来のコードレス電話機の概略構成図である。
【図6】従来のコードレス電話機の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 送話器 2 受話器 3 音声処理部 4 RF部 5 第1のアンテナ 6 第2のアンテナ 7 切換器 8 A/D変換器 12 マイコン 13 受信強度判定手段 14 設定値 15 切換制御手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/26 H04B 7/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナと、 前記アンテナのいずれか一つを選択して内部回路と電気
    的に接続する切換器と、該切換器によって 選択されているアンテナの受信信号の
    受信強度を受信部から読み込んでそのアンテナの前回の
    受信強度との差を算出し、かつ、その受信強度差と基準
    設定値とを比較し、受信強度差が基準設定値以上のとき
    切換開始信号を出力する受信強度判定手段と、 前記切換開始信号が入力されたとき前記切換器を通じて
    他のアンテナを選択させてそのアンテナの受信強度を受
    信部から読み込み、かつ、読み込んだ受信強度と先に選
    択したアンテナの受信強度との差を算出して基準設定値
    と比較し、比較結果に基づいて今回選択のアンテナ又は
    先に選択したアンテナのいずれかを選択する切換信号を
    前記切換器に出力する切換制御手段とを有することを特
    徴とするコードレス電話
  2. 【請求項2】 前記基準設定値は、前記切換器によって
    選択されているアンテナの受信強度を所定値で除算して
    得られる値とすることを特徴とする請求項1記載のコー
    ドレス電話
  3. 【請求項3】 前記受信強度判定手段は、選択されてい
    るアンテナの受信強度とそのアンテナの前回の受信強度
    とを比較し、選択されているアンテナの受信強度の方が
    小さいときは切換開始信号を出力し、 前記切換制御手段は、切換開始信号が入力されたとき、
    その切換開始信号が連続して所定回数入力されたかどう
    かを判定し、所定回数入力されたときは、前記切換器を
    通じて他のアンテナを選択させてそのアンテナの受信強
    度を受信部から読み込み、かつ、読み込んだ受信強度と
    先に選択したアンテナの受信強度とを比較し、比較結果
    に基づいて今回選択のアンテナ又は先に選択したアンテ
    ナのいずれかを選択する切換信号を前記切換器に出力す
    ることを特徴とする請求項1記載のコードレス電話
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