JPH0728744Y2 - 車載テレビ受信機用ダイバーシティ装置 - Google Patents

車載テレビ受信機用ダイバーシティ装置

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JPH0728744Y2
JPH0728744Y2 JP1990401754U JP40175490U JPH0728744Y2 JP H0728744 Y2 JPH0728744 Y2 JP H0728744Y2 JP 1990401754 U JP1990401754 U JP 1990401754U JP 40175490 U JP40175490 U JP 40175490U JP H0728744 Y2 JPH0728744 Y2 JP H0728744Y2
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JP
Japan
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antenna
switching
vertical synchronization
synchronization period
antennas
Prior art date
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重夫 泉
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Alpine Electronics Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、移動体に搭載するテ
レビ受信機等に用いて好適な車載テレビ受信機用ダイバ
ーシティ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、移動体に搭載するテレビ受信
機等には常時最良の受信状態が得られようにダイバーシ
ティ装置が設けられている場合が多い。この種の装置は
図4に示すように複数のアンテナの各々の切換えを1垂
直同期期間(1V)毎に行なうようにしている(例えば
特公昭62−5387号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、最良な受信
状態を常時保つためには、各アンテナの切換えを数多く
行なうことが望ましい。しかしながら、アンテナの切換
えを行なう毎に映像信号にダイバーシティノイズが入る
ので、切換回数をあまり多くしない方がよい。例えば、
1垂直同期期間内に4回切換えるよりも3回、3回より
も2回、2回よりも1回の方が良い。従来のダイバーシ
ティ装置は、各アンテナの切換えを1垂直同期期間毎に
行なっているので、ダイバーシティノイズの影響が無視
できない状況にある。
【0004】この考案は上述した事情に鑑みてなされた
もので、ダイバシーティノイズの影響を少なくすること
ができる車載テレビ受信機用ダイバーシティ装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の車載テレビ受
信機用ダイバーシティ装置は、現時点より以前の所定長
の垂直同期期間内における前記各アンテナの使用頻度に
基づいて現時点より先の所定長の垂直同期期間内におけ
る前記各アンテナの切換割合を決定する決定手段と、こ
の決定手段の結果に基づいて前記各アンテナの切換えを
行なう切換手段を具備することを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、現時点より以前の所定長の
垂直同期期間内における各アンテナの使用頻度に基づい
て現時点より先の所定長の垂直同期期間内における各ア
ンテナの切換割合が決定されるので、各所定長の垂直同
期期間内における各アンテナの切換割合を調整すること
ができる。したがって、各アンテナの使用頻度が各所定
長の垂直同期期間内で一定している場合と比較してダイ
バーシティノイズを低減させることが可能になる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照してこの考案の実施例につ
いて説明する。図1はこの考案の一実施例による車載テ
レビ受信機用ダイバーシティ装置を適用した車載テレビ
受信機の概略構成を示すブロック図である。この図にお
いて、符号1〜4は各々アンテナであり、互いに離間し
て配置されている。5はアンテナ切換回路であり、供給
される切換データDsに基づいて各アンテナ1〜4の各
々を所定長の垂直同期期間内にて複数回切換える。この
切換回数の詳細については後述する。6は高周波増幅回
路であり、各アンテナ1〜4から供給される高周波信号
を増幅し、出力する。7は周波数変換回路であり、高周
波増幅回路6から出力された高周波信号を入力し、中間
周波信号に変換する。この中間周波信号は映像中間周波
信号と音声中間周波信号とから構成される。8は映像中
間周波増幅回路であり、周波数変換回路7から出力され
る中間周波信号を入力し、これを増幅し、さらに音声中
間周波信号と映像中間周波信号に分離する。そして音声
中間周波信号は音声受信回路9に供給し、映像中間周波
信号は映像検波回路10に供給する。音声受信回路9は
音声中間周波信号から音声信号を生成し、出力する。映
像検波回路10は映像中間周波信号から映像信号を生成
し、出力する。
【0008】11はコントローラであり、図示せぬCP
U(中央処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、
インタフェース等を有して構成されている。ROMには
CPUを制御するためのプログラムが書込まれている。
このコントローラ11は、上記切換回路5へ供給する切
換データDs(アンテナ1〜4の各々の切換回数を示す
データ)を外部メモリ(RAM等)12に書込まれたデ
ータ(受信回数)に基づいて求め、これを映像検波回路
10から供給される映像信号の垂直同期信号に同期させ
て出力する。この場合、コントローラ11は初期状態に
おいては、切換データDsとして上記ROMに書込まれ
たデータ(アンテナ1〜4の各々の切換回数を示すデー
タ)を使用する。以後、得られたアンテナ1〜4の各々
の受信回数に基づいて各切換回数を割出し、これらを切
換データDsとして切換回路5に供給する。すなわち、
所定長の垂直同期期間毎に現時点で得られた受信回数に
基づいて次の切換回数を割出すという動作を続ける。
【0009】ここで、表1、2に受信回数に対する切換
回数の例を示す。これら表1、2においては、使用頻度
の1番高いアンテナ、すなわち受信状態が一番良好なア
ンテナを毎回切換えるようにし、2番目〜4番目のアン
テナは1番目のアンテナに対する割合で切換えるように
している。なお、この場合、アンテナ1〜4の切換えは
100垂直同期期間毎に行なわれるものとする。また、
割合を演算するときは、4捨5入して5%きざみで行な
われるものとする。また、図2は表1の場合の波形図で
あり、図3は表2の場合の波形図である。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】表1においては、現時点で得られた受信回
数がアンテナ1では40回、アンテナ2では23回、ア
ンテナ3では11回、アンテナ4では26回であり、割
合が40%、20%、10%、30%になる。そして、
最も使用頻度が1番高いアンテナが1で、その後、アン
テナ4、アンテナ2、アンテナ3と続く。これより、切
換回数は、アンテナ1では100回、アンテナ2では5
0回、アンテナ3では25回、アンテナ4では75回に
なる。これらの切換回数を次の100垂直同期期間内で
行なう。そして、この間で得られたアンテナ1〜4の各
々における受信回数に基づいて上記同様に、次の100
垂直同期期間におけるアンテナ1〜4の各々の切換回数
を求める。この場合、この例においては、100垂直同
期期間における切換回数の総数は250回で、1垂直同
期期間毎に切換える場合の500回に較べて250回少
なくなる。表2においても上記同様に行われるので説明
を省略する。
【0013】なお、上記実施例においては、現時点より
以前の所定長の垂直同期期間内における各アンテナ1〜
4の受信回数に基づいて現時点より先の所定長の垂直同
期期間内における各アンテナ1〜4の切換回数を決定す
るようにしたが、前後の各所定長の垂直同期期間におけ
る各アンテナ1〜4の切換条件と、切換間隔および切換
方法をテーブル化し、これに基づいて切換を行なうよう
にしても良い。すなわち、上記実施例においては、前後
の所定長の垂直同期期間における各アンテナ1〜4の切
換回数をその都度変化させるしておくものである。
【0014】ここで、固定切換の場合の一例について説
明する。例えば、現時点より以前の60垂直同期期間
(1秒間に垂直同期期間が60回ある場合)の間にアン
テナ1〜4が、アンテナ1:アンテナ2:アンテナ3:
アンテナ4=5:3:1:1の割当にて選択された場
合、現時点より先の60垂直同期期間の間のアンテナ1
〜4の割当てを、アンテナ1については1垂直同期期間
毎に選択し、アンテナ2については2垂直同期期間毎に
選択し、アンテナ3については4垂直同期期間毎に選択
する。この場合、60垂直同期期間内における切換回数
の総数は120回で、1垂直同期期間毎に切換える場合
の240回に較べて120回少なくなる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案の車載テレ
ビ受信機用ダイバーシティ装置によれで、現時点より以
前の所定長の垂直同期期間内における各アンテナの使用
頻度に基づいて現時点より先の所定長の垂直同期期間内
における各アンテナの切換割合を決定するようにしたの
で、各アンテナの各所定長の垂直同期期間における切換
割合を任意に調整することができる。したがって、各ア
ンテナの使用頻度が各所定長の垂直同期期間内で一定し
ている場合と比較してダイバーシティノイズを低減させ
ることができるという効果が得られる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による車載テレビ受信機用
ダイバーシティ装置を適用した車載テレビ受信機の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の動作の一例を説明するための波形図であ
る。
【図3】図1の動作の他の例を説明するための波形図で
ある。
【図4】従来の車載テレビ受信機用ダイバーシティ装置
を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1〜4 アンテナ 5 切換回路 10 映像検波回路 11 コントローラ 12 メモリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナの各々を所定長の垂直同
    期期間内に複数回切換える車載テレビ受信機用ダイバー
    シティ装置において、現時点より以前の所定長の垂直同
    期期間内における前記各アンテナの使用頻度に基づいて
    現時点より先の所定長の垂直同期期間内における前記各
    アンテナの切換割合を決定する決定手段と、この決定手
    段の結果に基づいて前記各アンテナの切換えを行なう切
    換手段とを具備することを特徴とする車載テレビ受信機
    用ダイバーシティ装置。
JP1990401754U 1990-12-25 1990-12-25 車載テレビ受信機用ダイバーシティ装置 Expired - Lifetime JPH0728744Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0492839U JPH0492839U (ja) 1992-08-12
JPH0728744Y2 true JPH0728744Y2 (ja) 1995-06-28

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JPH0492839U (ja) 1992-08-12

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Effective date: 19951219