JP3358221B2 - アンテナ切換え装置 - Google Patents
アンテナ切換え装置Info
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- JP3358221B2 JP3358221B2 JP33821292A JP33821292A JP3358221B2 JP 3358221 B2 JP3358221 B2 JP 3358221B2 JP 33821292 A JP33821292 A JP 33821292A JP 33821292 A JP33821292 A JP 33821292A JP 3358221 B2 JP3358221 B2 JP 3358221B2
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Description
いて、複数のアンテナのうち最良の放送電波を受信する
アンテナを自動的に選択して切換えるアンテナ切換え装
置に関するものである。
載され使用されるものが多くなっているが、このように
テレビ受信機を自動車とともに移動すると、周囲の電界
状態により電波の受信条件が大きく変動することから、
安定してテレビ放送を受信できないことがある。
これら複数のアンテナのうち最良の放送電波を受信する
アンテナを選択するようなアンテナ自動切換え装置が考
えられている。
は、所定の周期で複数のアンテナの入力レベルを比較し
て、その中から受信レベルの最もよいアンテナを選択す
るようにしている。
例えば、自動車が停止していて、良好な受信状態が継続
しているような場合でも、一定周期でアンテナの受信レ
ベルの選択のための切換えが繰り返されるため、テレビ
受信機の画質に不安定要因を与えたり、音声に耳障りの
切換えノイズが混入することがあった。
テナ切換え装置にあっては、受信状態が安定して継続し
ているような場合でも、不必要に頻繁なアンテナ切換え
を行うため、テレビ受信機の画質が不安定になるととも
に、音声にも耳障りなノイズが混入するという問題点が
あった。
で、不必要なアンテナ切換えを防止して安定した画質を
得られるとともに、音声ノイズの減少も可能にしたアン
テナ切換え装置を提供することを目的とする。
えに基づいてなされている。まず、自動車に搭載したテ
レビ受信機に対して4本のアンテナを接続し、自動車の
走行中に各アンテナがどのように切換えられるかを調べ
た。
信機の1垂直同期期間(1V)ごとに、それぞれの入力
レベルを比較し、現在選択中のアンテナの入力レベルに
対して所定レベル以上大きな入力レベルのものがある
と、そのアンテナに切換えるようにして、これら1Vご
とに選択されたアンテナの番号を記録した。この時、自
動車の走行条件として、一定の道順(1周7分程度)を
決め、2周ごとに受信チャンネルを代えて、4つのチャ
ンネル(1、8、24、42)についてのデータを採取
した。
ナが選択される割合は、図1に示すようになった。ここ
では、受信チャンネルの1チャンネルと8チャンネルは
電界強度が強く、画質が良好であり、一方、24チャン
ネルと42チャンネルは電界強度が弱く、画質はノイジ
ーである。また、図1は、自動車走行中のものである
が、自動車停止中は、同じアンテナが選択される割合が
ほぼ100%であった。
ンテナを用いても、選択されることが非常に少ないアン
テナが存在する(例えば、1チャンネルのアンテナ2、
8チャンネルのアンテナ2と3、42チャンネルのアン
テナ2と4)ことが読み取れる。
ナが連続して選択される回数の割合は、図2に示すよう
になる。これにより、定理(2)として、受信電界があ
る程度強い場合には、同じアンテナが連続して選択され
る割合が高いことが読み取れる。
動作を行う場合、選択対象とされても結局は選択する必
要のないアンテナが存在することから、選択対象とする
アンテナ本数を少なくし、また、同じアンテナが連続し
て選択される場合は、他のアンテナの選択対象となる回
数を減らしても、切換え回数が少なくしたことによる画
質への悪影響は少ないことが分かる。
複数のアンテナから与えられる各アンテナ入力を順次切
換選択する動作を所定周期ごとに行う切換選択手段と、
前記切換選択手段より切換選択される各アンテナ入力の
受信レベルを比較し最良の受信レベルのアンテナ入力を
選択するアンテナ選択手段と、前記所定周期が複数存在
する所定期間内における前記アンテナ選択手段による各
アンテナの選択状態を検出する検出手段と、この検出手
段により検出されたアンテナの選択状態に応じて対応す
るアンテナ入力の前記切換選択手段による選択を断続的
に禁止する禁止手段と、前記切換選択手段による今回の
切換選択動作において前記アンテナ選択手段により選択
されたアンテナ入力の前記切換選択手段による次回の切
換選択動作における選択を強制的に許可する制御手段に
より構成されている。
切換えを行うことがなくなり、画質の不安定要因を解消
することができるとともに、頻繁なアンテナ切換えに原
因する耳障りな音声ノイズの混入も減少させることがで
きる。
る。図3は同実施例の概略構成を示している。この場
合、同実施例では、4本のアンテナを切換える例を示し
ている。
レビ受信機1のアンテナ入力端子ATには、高周波スイ
ッチ2を介して4本のアンテナ31、32、33、34
を接続している。高周波スイッチ2は、後述するアンテ
ナ切換え信号作成回路15からのアンテナ選択信号SL
1〜SL4に基づいて各アンテナ31、32、33、3
4からのアンテナ入力を切換えるようにしている。
は、同期分離回路4を接続している。この同期分離回路
4は、ビデオ出力端子VTからの複合映像信号(ビデオ
信号)より複合同期信号を出力するもので、この複合同
期信号により基準信号作成回路5より各種の基準信号を
出力するようにしている。ここで、基準信号作成回路5
には、各種の基準信号の基本となるクロック信号を発生
するクロック発生回路6を接続している。
Tには、比較回路7、サンプルホールド回路(SH1)
8、サンプルホールド回路(SH2)9をそれぞれ接続
している。
らの複合映像信号のレベル(アンテナ入力)と予め動作
レベル設定器10に設定された動作レベル設定値とを比
較し、この比較結果R1を出力するようにしている。そ
して、この比較結果R1を後述する比較判定回路14に
与えるようにしている。
1、アンプ82、スイッチ83、ホールド用コンデンサ
84およびアンプ85を有していて、スイッチ83の閉
じ動作でホールド用コンデンサ84の電荷を放電し、ス
イッチ81の閉じ動作で複合映像信号のレベルをサンプ
リングして、その電圧をコンデンサ84にホールドし、
ホールド出力SH1を発生するようにしている。
で、スイッチ91、アンプ92、スイッチ93、ホール
ド用コンデンサ94およびアンプ95を有していて、ス
イッチ93の閉じ動作でホールド用コンデンサ94の電
荷を放電し、スイッチ91の閉じ動作で複合映像信号の
レベルをサンプリングして、その電圧をコンデンサ94
にホールドし、ホールド出力SH2を発生するようにし
ている。
9のそれぞれのホールド出力SH1、SH2を比較回路
11に与え、また、サンプルホールド回路8のホールド
出力SH1と減衰器13を通したサンプルホールド回路
9のホールド出力SH2を比較回路12に与えるように
している。
8、9のホールド出力SH1、SH2を比較し、この比
較結果R4を出力するようにしている。また、比較回路
12は、サンプルホールド回路8のホールド出力SH1
と減衰器13を通して所定レベル減衰されたサンプルホ
ールド回路9のホールド出力SH2を比較し、この比較
結果R3を出力するようにしている。ここで、減衰器1
3は、サンプルホールド回路9のホールド出力SH2を
所定レベル(−α)だけ減衰させるものである。
判定回路14に与えるようにしている。比較判定回路1
4は、比較回路7での比較結果R1、比較回路11、1
2での比較結果R4、R3から比較判定を行い、この判
定結果をアンテナ切換え信号作成回路15に与える。
ド信号作成回路16に基準信号作成回路5からの各種の
基準信号を与えるようにしている。サンプリングホール
ド信号作成回路16は、各種の基準信号に基づいてサン
プルホールド回路8のスイッチ81に対する動作信号A
S1とスイッチ83に対する動作信号CLR1を出力す
るとともに、サンプルホールド回路9のスイッチ91に
対する動作信号AS2とスイッチ93に対する動作信号
CLR2を出力するようにしている。アンテナ切換え信
号作成回路15は、比較判定回路14での判定結果に応
じてアンテナ選択信号SL1〜SL4を作成し、出力す
るようにしている。
7には、クロック発生回路6からのクロック信号、基準
信号作成回路5からのテレビ受信機の垂直同期期間VD
がそれぞれ与えられ、さらに比較判定回路14での判定
結果として選択されたアンテナ番号が与えられる。そし
て、垂直同期期間VDごとに選択対象とするアンテナ選
択指示信号SEL1〜SEL4を出力するようにしてい
る。このアンテナ選択指示信号SEL1〜SEL4は、
アンドゲート181〜182の一方の入力端子に与えら
れ、これらアンテナ選択指示信号SEL1〜SEL4が
与えられるアンドゲート181〜182を通してアンテ
ナ切換え信号作成回路15のアンテナ選択信号SL1〜
SL4を高周波スイッチ2に与えるようにしている。
にアンテナ31〜34に対応して4個の重みレジスタ1
71〜174、4個のワークレジスタ175〜178、
4個の選択済みフラグ179〜182をそれぞれ有して
いる。
対応するアンテナの重み値を4ビットで記憶するもの
で、重みレジスタ値の意味するところは、アンテナが選
択対象とならない垂直同期期間の数を表している。例え
ば、重みレジスタ171=0、重みレジスタ172=
0、重みレジスタ173=3、重みレジスタ174=5
とすると、アンテナ131、132は各垂直同期期間ご
とに選択対象とされ、アンテナ133は3回の垂直同期
期間で1回選択対象とされ、アンテナ134は5回の垂
直同期期間で1回選択対象とされることを意味してい
る。また、これら重みレジスタ171〜174は、所定
期間、例えば1秒間に、一度も選択されないアンテナに
対しての重み値を+1、1秒間に一度でも選択されたア
ンテナに対しての重み値を−1するようにしている。こ
の場合、重みレジスタ171〜174の重み値は、各ア
ンテナの切換え周期を同期させないために、それぞれの
値が等しくならないようにもしている。
ナが選択対象になるか否かを決めるもので、最初に対応
する重みレジスタの値が4ビットでロードされるととも
に、垂直同期期間ごとに−1されて、その値が−1にな
ったら(キャリーCYが出たら)、対応するアンテナを
選択対象とするようにしている。また、対応するアンテ
ナが一度でも選択されると、その値を0にされ、次の垂
直同期期間でも対応するアンテナを選択対象とするよう
にしている。
間、例えば1秒間に、対応するアンテナが一度でも選択
されたか否かを示すもので、一度選択されるとセットさ
れ、1秒ごとの終りにリセットされるようにしている。
次に、以上のように構成した実施例の動作を説明する。
図5は、同実施例の具体例のタイムチャートを示すもの
である。
ているものとする。また、説明の上でアンテナ31〜3
4での受信レベルは、受信レベルの高い方から、アンテ
ナ33、アンテナ34、アンテナ33(−α)、アンテ
ナ32、アンテナ31、アンテナ32(−α)であると
する。ここで(−α)を付したものは減衰器13を通し
た状態を示している。
る。この比較でアンテナ31より得られる複合映像信号
レベルが動作レベルより大きく、比較結果R1=Hなら
ば、アンテナの切換えは行わない。
より小さく比較結果R1=Lならば、アンテナ31より
得られる複合映像信号をサンプルホールド回路8でサン
プリングする。この場合、図5に示すように、同期分離
回路4からの複合同期信号に基づいて基準信号作成回路
5より作成される各種の基準信号により、まず、期間T
1でサンプリングホールド信号作成回路16より動作信
号CLR1を出力してサンプルホールド回路8のスイッ
チ83を閉じ動作し、ホールド用コンデンサ84の電荷
を放電し、次いで動作信号AS1を出力してサンプルホ
ールド回路8のスイッチ81を閉じ動作して複合映像信
号のレベルをサンプリングし、その電圧をコンデンサ8
4にホールドする。
像信号をサンプルホールド回路9でサンプリングする。
この場合、図5に示すすように、期間T2でアンテナ切
換え信号作成回路15からのアンテナ選択信号をSL1
からSL2に切換え、アンテナ32を選択する。そし
て、サンプリングホールド信号作成回路16より動作信
号CLR2を出力してサンプルホールド回路9のスイッ
チ93を閉じ動作し、ホールド用コンデンサ94の電荷
を放電し、次いで動作信号AS2を出力してサンプルホ
ールド回路9のスイッチ91を閉じ動作して複合映像信
号のレベルをサンプリングし、その電圧をコンデンサ9
4にホールドするようになる。
ド出力SH1とサンプルホールド回路9のホールド出力
SH2を比較回路12で比較する(図5の期間T3)。
この場合、サンプルホールド回路9のホールド出力SH
2は、減衰器13を通して(−α)レベルだけ減衰した
ものである。
ルド出力SH1の方がサンプルホールド回路9のホール
ド出力SH2より大きいので、比較結果R3=Hとな
る。すると、サンプルホールド回路8でのホールド出力
SH1はそのままにして、次のアンテナアンテナ33を
選択し、その複合映像信号をサンプルホールド回路9で
サンプリングする。この場合、図5に示すように、期間
T4でアンテナ切換え信号作成回路15からのアンテナ
選択信号をSL3に切換え、アンテナ33を選択する。
そして、サンプリングホールド信号作成回路16より動
作信号CLR2を出力してサンプルホールド回路9のス
イッチ93を閉じ動作し、ホールド用コンデンサ94の
電荷を放電し、次いで動作信号AS2を出力してサンプ
ルホールド回路9のスイッチ91を閉じ動作して複合映
像信号のレベルをサンプリングし、その電圧をコンデン
サ94にホールドする。
ド出力SH1とサンプルホールド回路9のホールド出力
SH2を比較回路12で比較する(図5の期間T5)。
この場合、サンプルホールド回路8のホールド出力SH
1よりサンプルホールド回路9のホールド出力SH2が
大きいので、比較結果R3=Lとなる。すると、今度は
サンプルホールド回路9のホールド出力SH2をそのま
まにして、次のアンテナアンテナ34を選択し、その複
合映像信号をサンプルホールド回路8でサンプリングす
る。この場合、図5に示すように、期間T6でアンテナ
切換え信号作成回路15からのアンテナ選択信号をSL
4に切換え、アンテナ34を選択する。そして、サンプ
リングホールド信号作成回路16より動作信号CLR1
を出力してサンプルホールド回路8のスイッチ83を閉
じ動作し、ホールド用コンデンサ84の電荷を放電し、
次いで動作信号AS1を出力してサンプルホールド回路
8のスイッチ81を閉じ動作して複合映像信号のレベル
をサンプリングし、その電圧をコンデンサ84にホール
ドする。そして、サンプルホールド回路8のホールド出
力SH1とサンプルホールド回路9のホールド出力SH
2を比較回路11で比較する(図5の期間T7)。
ルド出力SH1よりサンプルホールド回路9のホールド
出力SH2が大きいので、比較結果R3=Lとなる。こ
れにより、アンテナ切換え信号作成回路15よりアンテ
ナ選択信号SL3が出力され(図5の期間T8)、最終
的にアンテナ33が選択されることになる。次に、本発
明の特徴的な部分である選択対象とするアンテナの選び
方についてさらに詳述する。
は、1垂直同期期間(1V)ごとの処理と、所定期間と
して1秒ごとの処理からなっていて、図6、図7および
図8に示すフローチャートに従った処理が実行される。
期期間VDを検出すると(ステップ601)、垂直同期
期間(1V)ごとの処理を行う(ステップ602)。そ
して、1秒ごとの処理タイミングを判定すると(ステッ
プ603)、1秒ごとの処理を行う(ステップ60
4)。
同期期間(1V)ごとの処理を示すもので、まず、選択
されたアンテナ番号を判断する(ステップ701)。こ
こで、アンテナ番号がアンテナ31に対応するものであ
れば、マイコン17の重みレジスタ171の値を−1に
し(ステップ702)、ワークレジスタ175に0を入
れ(ステップ703)、選択済みフラグ179をセット
する(ステップ704)。
32に対応するものであれば、重みレジスタ172の値
を−1し(ステップ705)、ワークレジスタ176に
0を入れ(ステップ706)、選択済みフラグ180を
セットし(ステップ707)、選択されたアンテナ番号
がアンテナ33に対応するものであれば、重みレジスタ
173の値を−1し(ステップ708)、ワークレジス
タ177に0を入れ(ステップ709)、選択済みフラ
グ181をセットし(ステップ710)、選択されたア
ンテナ番号がアンテナ34に対応するものであれば、重
みレジスタ174の値を−1にし(ステップ711)、
ワークレジスタ178に0を入れ(ステップ712)、
選択済みフラグ182をセットするようになる(ステッ
プ710)。
SEL4をクリアし(ステップ714)、ワークレジス
タ175の値を−1する(ステップ715)。そして、
この状態で、ワークレジスタ175の値が−1になって
キャリーが出たか判断する(ステップ716)。ここ
で、キャリーが出ていれば(CY=1)、アンテナ選択
指示信号SEL1を出力するとともに、ワークレジスタ
175に重みレジスタ174の値をロードし(ステップ
717)、ステップ718に進む。一方、ステップ71
6でキャリーが出ていない場合(CY=0)もステップ
718に進むようになる。
ワークレジスタ176について上述したステップ715
からステップ717と同様の処理が実行され、以下、同
様にしてステップ721からステップ723では、ワー
クレジスタ177について、ステップ724からステッ
プ726では、ワークレジスタ178についてそれぞれ
の処理が実行されることになる。
ごとの処理を示すもので、まず、重みレジスタ171に
対する処理として、選択済みフラグ179が1、つまり
セット状態にあるか判断し(ステップ801)、ここで
NOならば、重みレジスタ171が重み最大値、例えば
6であるが判断し(ステップ802)、ここでもNOな
らば、重みレジスタ171の値を+1すると他の重みレ
ジスタ172〜174の値と等しくなるか判断する(ス
テップ803)。このステップ803を設けることで、
各重みレジスタ171〜174の値が各アンテナごとに
等しくなることを無くし、アンテナ切換え周期が同期す
る確率を低下させるようにしている。
レジスタ171の値を+1として、ステップ805以降
に進む。また、ステップ801からステップ803のい
ずれか一つがYESの場合も、ステップ805以降に進
む。この場合、ステップ805では重みレジスタ172
について、ステップ806では重みレジスタ173につ
いて、ステップ807は重みレジスタ174について、
それぞれ上述のステップ801からステップ804と同
様な処理が実行される。そして、最後に選択済みフラグ
179〜182をクリアする(ステップ808)。次
に、具体例を図9に示すタイミングチャートを用いてさ
らに説明する。
ビ受信機の垂直同期期間VDごとにアンテナの切換えが
行われる。そして、最初の1秒間(期間T1)は、マイ
コン17からのアンテナ選択指示信号SEL1〜SEL
4は、すべてオン状態にあり、アンテナ切換え信号作成
回路15からのアンテナ選択信号SL1〜SL4をアン
ドゲート181〜182で阻止することなく高周波スイ
ッチ2にすべてに与えるようにしている。つまり、この
時の選択対象は、アンテナ31〜34のすべてである。
して、最初に#2のアンテナ32が選択されているが、
この場合、上述した図7のステップ705でマイコン1
7の重みレジスタ172の値を−1にし、ステップ70
6でワークレジスタ176に0を入れ、ステップ707
で選択済みフラグ180をセットする。そして、ステッ
プ715に進み、ワークレジスタ175の値を−1し、
ステップ716でCY=1を判定するので、ステップ7
17でアンテナ選択指示信号SEL1を出力するととも
に、ワークレジスタ175に重みレジスタ174の値
(=0)をロードする。以下、ワークレジスタ176〜
178についても、ステップ718〜ステップ726で
同様な処理が実行され、これにより、重みレジスタ17
1〜174の値は、すべて0である。
ナ32が3回続けて選択され、続いて、#4のアンテナ
34が、さらに#1のアンテナ31がそれぞれ選択され
るが、これらの処理は、上述したと同様であり、各重み
レジスタ171〜174の値は、0のままである。
が、その前に、図8に示す処理が実行される。この場
合、重みレジスタ171に対する処理では、ステップ8
01で、選択済みフラグ179が1、つまりセット状態
にあるか判断する。ここでは、選択済みフラグ179に
対応するアンテナ31が一度以上選択されていて、選択
済みフラグ179はセット状態にあるので、直ちに、ス
テップ805の重みレジスタ172に対する処理に進
む。ここでも、選択済みフラグ180に対応するアンテ
ナ32は一度以上選択されていて、選択済みフラグ17
9がセット状態にあるので、ステップ806の重みレジ
スタ173に対する処理に進む。ここでは、選択済みフ
ラグ181に対応するアンテナ32は一度も選択されて
いないので、上述のステップ802、803に準じた処
理が行われるが、これらについては、いずれもNOにな
るので、上述のステップ804に準じて重みレジスタ1
73の値を+1する。そして、ステップ807の重みレ
ジスタ174に対する処理に進む。、ここでは、選択済
みフラグ182に対応するアンテナ34は一度以上選択
されていて、選択済みフラグ182がセット状態にある
ので、ステップ808に進み、選択済みフラグ179〜
182をクリアして処理を終了する。期間T2では、重
みレジスタ171、172、174の値が0で、重みレ
ジスタ173の値のみが1になる。
最初に#1のアンテナ31が選択される。すると、上述
した図7のステップ702でマイコン17の重みレジス
タ171の値を−1にし、ステップ703でワークレジ
スタ175に0を入れ、ステップ704で選択済みフラ
グ179をセットする。
6までの処理を実行するが、ステップ723でワークレ
ジスタ177に重みレジスタ173の値(=1)をロー
ドする。これにより、その後に、#1のアンテナ31が
選択され、続けて#4のアンテナ34が選択されるが、
それぞれの処理において、ステップ721でワークレジ
スタ177の値を−1し、キャリーが出なければ、ステ
ップ723の処理を飛ばして、次のワークレジスタ17
8の処理に進み、また、ステップ721でワークレジス
タ177の値を−1し、キャリーが出れば、ステップ7
23でアンテナ選択指示信号SEL3を出力するととも
に、ワークレジスタ177に重みレジスタ173の値を
ロードするような動作が繰り返され、アンテナ33につ
いては、2回の垂直同期期間で1回の割合で選択対象と
されるようになる。
#4のアンテナ34のみが選択されるので、図8に示す
処理により、次の1秒間(期間T3)では、重みレジス
タ171、174の値が0、重みレジスタ172の値が
1、重みレジスタ173の値が2になる。従って、この
期間T2では、アンテナ32について、2回の垂直同期
期間で1回の割合で選択対象とされ、アンテナ33につ
いて、3回の垂直同期期間で1回の割合で選択対象とさ
れるようになる。
上述した期間T1〜T3、さらには期間T4以降のにお
ける重みレジスタ171〜174の値、選択対象とされ
るアンテナ31〜34および選択されたアンテナの関係
を示している。
それぞれの値は、その期間中に一度も選択されないアン
テナに対応するものの重みが+1される。そして、図中
Bに示すように、その値(重みレジスタ173の値)が
最大値(=6)に達した場合には、図8に示すステップ
802に準じた動作により重みレジスタ173の値は、
それ以上大きくならないようになっている。
中から重みレジスタの値の大きなアンテナ、ここでは#
2のアンテナ32が選択された場合は、図7のステップ
705で重みレジスタ173の値が−1され、以下、#
2のアンテナ32が続けて選択されると、重みレジスタ
173の値は−1づつ減少されるようになる。
間)ごとに各アンテナ31〜34の選択状況を調べ、一
度も選択されないアンテナについては、それぞれに対応
する重みレジスタ171〜174の値を大きくして、次
の所定期間での選択対象となる回数を減らし、逆に所定
期間で一度でも選択されたアンテナについては、それぞ
れに対応する重みレジスタ171〜174の値を小さく
して、次の所定期間での選択対象となる回数を回復する
ようになるので、不必要なアンテナ切換えを行うことが
なくなり、テレビ受信機の画質の不安定要因を解消する
ことができ、常に安定した画質を得ることができるとと
もに、頻繁なアンテナ切換えに原因する耳障りな音声ノ
イズの混入も減少させることができる。
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
例えば、上述の実施例では、4本のアンテナの場合を述
べたが、4本以外の複数のフンテナの場合にも適用でき
る。また、上述では、各期間を1秒間としたが、任意の
時間を設定でき、また、重み最大値についても6以外の
任意の値を設定できる。さらに、上述では、最小処理単
位を1垂直同期期間(1V)としたが、これはダイバシ
ティ基本動作の周期が1V周期であるからで、基本動作
の周期に合わせれば、他の値を用いてもよい。さらにま
た、上述では、一貫してテレビ受信機のアンテナについ
て述べているが、ラジオ受信機など、他の受信機のアン
テナにも適用することができる。
えを行うことがなくなり、画質の不安定要因を解消する
ことができ、常に安定した画質を得ることができ、しか
も、頻繁なアンテナ切換えに原因する耳障りな音声ノイ
ズの混入も減少させることができる。
ャート。
ト。
ト。
ト。
ャート。
チャート。
33、34…アンテナ、4…同期分離回路、5…基準信
号作成回路、6…クロック発生回路、7…比較回路、
8、9…サンプルホールド回路、81、83、91、9
3…スイッチ、8285、92、95…アンプ、84、
94…ホールド用コンデンサ、10…動作レベル設定
器、11、12…比較回路、13…減衰器、14…比較
判定回路、15…アンテナ切換え信号作成回路、16…
サンプリングホールド信号作成回路、17…マイコン、
171〜174…重みレジスタ、175〜178…ワー
クレジスタ、179〜182…選択済みフラグ。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のアンテナから与えられる各アンテ
ナ入力を順次切換選択する動作を所定周期ごとに行う切
換選択手段と、 前記切換選択手段より切換選択される各アンテナ入力の
受信レベルを比較し最良の受信レベルのアンテナ入力を
選択するアンテナ選択手段と、 前記所定周期が複数存在する所定期間内における前記ア
ンテナ選択手段による各アンテナの選択状態を検出する
検出手段と、 この検出手段により検出されたアンテナの選択状態に応
じて対応するアンテナ入力の前記切換選択手段による選
択を断続的に禁止する禁止手段と、 前記切換選択手段による今回の切換選択動作において前
記アンテナ選択手段により選択されたアンテナ入力の前
記切換選択手段による次回の切換選択動作における選択
を強制的に許可する制御手段とを具備したことを特徴と
するアンテナ切換え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33821292A JP3358221B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | アンテナ切換え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33821292A JP3358221B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | アンテナ切換え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06188793A JPH06188793A (ja) | 1994-07-08 |
JP3358221B2 true JP3358221B2 (ja) | 2002-12-16 |
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ID=18315984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33821292A Expired - Fee Related JP3358221B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | アンテナ切換え装置 |
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JP3977795B2 (ja) | 2003-10-23 | 2007-09-19 | 株式会社東芝 | ダイバーシチアンテナ装置およびダイバーシチアンテナ制御方法 |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP33821292A patent/JP3358221B2/ja not_active Expired - Fee Related
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