JP3136525B2 - 自動車用アンテナ自動切換装置 - Google Patents

自動車用アンテナ自動切換装置

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JP3136525B2
JP3136525B2 JP03171950A JP17195091A JP3136525B2 JP 3136525 B2 JP3136525 B2 JP 3136525B2 JP 03171950 A JP03171950 A JP 03171950A JP 17195091 A JP17195091 A JP 17195091A JP 3136525 B2 JP3136525 B2 JP 3136525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車に搭載するテ
レビジョン受像機のアンテナに関し、複数のアンテナの
中から最適な受信状態のアンテナを選び出すアンテナ自
動切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のアンテナを備え、最も受信状態が
良好なアンテナを選び出す通信方式(ダイバ−シティ受
信方式)は、例えば、自動車などに搭載されたテレビジ
ョン受像機の受信方式として広く知れらている。
【0003】図7は自動車に搭載されたテレビジョン受
像機(以下、TV受像機という)のアンテナ自動切換装
置を示すブロック図である。アンテナ1a〜1dは車体
ピラ−内等に設けられ、受信状態の最も良好ないづれか
一つのアンテナが選び出されてTV受像機に接続され
る。つまり、コントロ−ラ2によって制御されるアンテ
ナ切換回路3がいづれか一つのアンテナをTV受像機4
に接続するように切換動作する。
【0004】クランプ回路5はTV受像機4のビデオ端
子から映像信号を入力し、この映像信号の同期パルスレ
ベルをクランプする。また、このクランプ回路5は、垂
直帰線期間内において、クランプした同期パルスのレベ
ル値を基準として各アンテナ1a〜1dの受信レベル信
号を発生させる。
【0005】クランプ回路5より発生した受信レベル信
号は各アンテナ1a〜1dに対応したサンプルホ−ルド
回路6a〜6dによってサンプリングされ、その後ホ−
ルドされる。
【0006】最大レベル検出回路7はサンプルホ−ルド
回路6a〜6dにホ−ルドされた最も大きい受信レベル
信号を選び出すため、これらサンプルホ−ルド回路6a
〜6dの中から最も大きい受信レベル信号をホ−ルドし
た一つのサンプルホ−ルド回路を検出し、この検出信号
をコントロ−ラ2に送って記憶させる。
【0007】コントロ−ラ2は同期信号及び検出信号に
応動してアンテナ切換回路3を切換動作させる。すなわ
ち、検出された最大の受信レベル信号のサンプルホ−ル
ド回路にもとづいて、最も受信レベルの高いアンテナが
選び出される。
【0008】その他、同期信号検出回路8は、アンテナ
1a〜1dの切換えを映像信号の垂直帰線期間内で行な
わせるために、映像信号より垂直・水平の同期信号を取
り出すもので、アンテナ1a〜1dを順次切換えるタイ
ミング、サンプルホ−ルド回路6a〜6dの動作タイミ
ングなどがこの検出信号回路8の出力信号にしたがって
行なわれる。
【0009】図8は同期信号検出回路8のブロック図
で、映像信号を増幅する増幅回路8a、映像信号からコ
ンポ−ネント同期信号を分離する分離回路8b、コンポ
−ネント同期信号から水平同期信号と垂直同期信号とを
分離する分離回路8c、8d、各々の同期信号の周期で
発振する発振器8e、8fとから構成され、水平同期信
号と垂直同期信号(映像信号を積分して波形成形した電
圧)をコントロ−ラ2に入力するようになっている。
【0010】上記したアンテナ自動切換装置の切換動作
について簡単に説明する。前回のアンテナ切換動作で、
例えば、アンテナ1aが選ばれ、このアンテナ1aの受
信によってTV受像機4が映像している場合、一つの映
像が終り、映像信号が垂直帰線期間に入ると、アンテナ
1a〜1dを、例えば、1a、1b、1c、1dの順番
で順次切換えるようにアンテナ切換回路3がコントロ−
ラ2により制御される。
【0011】これより、クランプ回路5が各アンテナ1
a〜1dの受信にしたがって受信レベル信号を順次発生
し、この受信レベル信号が各アンテナ1a〜1dに対応
するサンプルホ−ルド回路6a〜6dにホ−ルドされ
る。このようにホ−ルドしたサンプルホ−ルド回路は、
最大レベル検出回路7により最も大きいレベル信号をホ
−ルドしたサンプルホ−ルド回路が検出され、この検出
信号がコントロ−ラ2に送られる。
【0012】コントロ−ラ2は検出信号に応動して、最
も受信レベルの高いアンテナを選び出すようにアンテナ
切換回路3を切換動作させる。したがって、このとき選
び出されたアンテナが、例えば、アンテナ1bとすれ
ば、今回のTV受像機4の映像がアンテナ1bの受信に
よって行なわれる。
【0013】今回の一つの映像が終り、映像信号が垂直
帰線期間に入ると、上記同様にアンテナ1a〜1dが順
次切換えられた後に、最も高い受信レベルのアンテナが
選び出されて次回の映像が行なわれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したアンテナ自動
切換装置の場合、各アンテナ1a〜1dの受信レベルが
近づくと、アンテナ切換えが頻繁に行なわれるため、T
V映像機4の画面がゴ−ストの変化によりちらついて見
づらい映像となることがあった。このような問題を解決
するために、いろいろ開発されているが、部品点数が多
くなったり、組立てが煩雑になるなどの新たな課題が生
じていた。
【0015】また、このアンテナ自動切換装置は、同期
信号検出回路8に備えられた分離回路8bが、映像信号
の振幅と基準電圧を比較する一種のコンパレ−タから構
成されているために、コンポ−ネント同期信号の分離に
誤動作を伴うという問題がある。つまり、自動車の走行
位置によって映像信号の振幅が変動し、垂直同期信号部
分のパルス幅が短くなり、基準電圧より低くなってしま
うため、垂直同期信号が検出されず、同期信号検出回路
の出力の垂直同期信号が欠如したり、映像信号の振幅低
下によりノイズ成分が増大して、このノイズ成分が垂直
同期信号として同期信号検出回路8から出力されるの
で、コンポ−ネント同期信号は、特に垂直同期信号成分
の充分な分離ができないことがある。 このために、垂直
同期信号の欠如、又はノイズにより、コントロ−ラ2が
垂直同期信号位置以外でアンテナの切換をしてしまうな
どの誤動作をすることがある。
【0016】さらに、同期信号検出回路8には発振器8
e、8fが備えられ、水平同期信号の周期で発振する発
振器8eの出力と、垂直同期信号の周期で発振する発振
器8fの出力とをコントロ−ラ2に入力させる構成とな
っている。そして、これら発振器8e、8fは同期信号
が入力されないときには固有の発振周期で発振し、この
発振信号をコントロ−ラ2に送る。
【00017】したがって、同期信号が検出される場合
には、コントロ−ラ2が正常に動作し、最大受信レベル
のアンテナの選び出しとその切換を行なうが、同期信号
が検出されないときは発振器8e、8fの固有の発振信
号にしたがってコントロ−ラ2が強制的にアンテナを選
び出しその切換を行なうために次のような問題がある。
【0018】すなわち、コントロ−ラ2が、発振器8f
からの出力信号を検出したとき発振器8eからの出力信
号にしたがって最大受信レベルのアンテナの選び出しと
このアンテナへの切換を行なうプログラム構成となって
いるため、数回連続して垂直同期信号が検出されないと
きは、垂直同期信号とこの発振器の同期引込み範囲との
タイミングにずれが生じ、実際に垂直同期信号を入力し
ても再び上記タイミングが一致するまで正常動作に復帰
することができず、強制的なアンテナ切換にもとづいた
白い線がTV受像機4の画面に表われる。
【0019】本発明は上記した実情にかんがみ、垂直同
期信号を安定に分離することができる同期信号検出回路
と、アンテナ切換が強制的に行なわれる場合にもTV受
像機の画面には白線が表われないように動作するコント
ロ−ラとを備えた自動車用アンテナ自動切換装置を開発
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、第1の発明として、複数のアンテナ
の中から最適受信レベルのアンテナを選び出すアンテナ
選択手段と、選択されたアンテナに切換えるアンテナ切
換手段と、これらの各手段をテレビジョン映像信号の垂
直帰線期間内で制御すると共に、次の垂直帰線期間まで
その状態を保持するコントロ−ラとより構成された自動
車用アンテナ自動切換装置において、映像信号を入力
し、この映像信号レベルをクランプした後、この映像信
号から垂直同期信号とコンポ−ネント同期信号とを分離
して上記コントロ−ラに入力させる同期信号検出回路
と、垂直同期信号を検出して初期値に設定され、次の垂
直同期信号を検出するまでの時間に相当してカウントす
る上記コントロ−ラに設けたタイマ−カウンタとを備
え、コントロ−ラが、タイマ−カウンタの初期値設定に
伴って垂直同期信号の割込みを禁止すると共に、次の垂
直同期信号検出される検出予定時点でカウントされる
カウント値に対しその直前カウント値までの上記タイマ
−カウンタのカウントにしたがってその割込み禁止を解
除し、垂直同期信号の割込み禁止の間で、コンポ−ネン
ト同期信号にしたがいアンテナ選択手段及びアンテナ切
換手段を制御する構成としたことを特徴とする自動車用
アンテナ自動切換装置を提案する。
【0021】また、第2の発明として、上記した第1の
発明において、垂直同期信号が検出されず、上記タイマ
−カウンタが初期値に設定されないときは、上記したコ
ントロ−ラが、タイマ−カウンタオ−バ−カウント値
までのカウントで初期値に設定して垂直同期信号の割込
みを強制的に禁止すると共に、垂直同期信号が複数回連
続して検出できないときはオ−バ−カウント値にした
がってタイマ−カウンタを初期値設定して垂直同期信号
の割込み禁止し、アンテナ選択手段及びアンテナ切換
手段の制御の直後に垂直同期信号の割込み許可をするよ
うにして垂直同期信号の割込み許可範囲を拡大させる
成としたことを特徴とする自動車用アンテナ自動切換装
置を提案する。
【0022】
【作用】第1の発明によれば、同期信号検出回路が、映
像信号レベルをクランプし、クランプした映像信号から
垂直同期信号とコンポ−ネント同期信号とを分離して出
力する。このため、従来装置のように映像信号の変動や
ノイズによる影響を受けることがなく、垂直同期信号と
コンポ−ネント同期信号とを安定に分離してコントロ−
ラに送り込むことができる。
【0023】第2の発明によれば、垂直同期信号が検出
されない場合、タイマ−カウンタがオ−バ−カウント値
となり初期値に設定されることから、垂直同期信号の割
込みが禁止され、コントロ−ラがアンテナの選択手段及
び切換手段を強制的に制御する。そして、次の垂直同期
信号が検出されたときは、タイマ−カウンタが初期値に
設定されるから、コントロ−ラが直ちに正常動作に復帰
する。
【0024】また、後続する垂直同期信号が複数回連続
して検出されない場合には、アンテナの選択と切換が強
制的に行なわれた後、直ちに垂直同期信号の割込みを許
可する。この結果、割込み許可範囲が広くなるから、後
続の垂直同期信号が検出されると直ちにコントロ−ラが
正常動作に復帰する。
【0025】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面に沿って
説明する。図1は本発明に係るアンテナ自動切換装置を
示すブロック図で、図2は同期信号検出回路のブロック
図である。なお、これらの図面では図7の従来例と同じ
回路については同じ参照符号が付してある。
【0026】図示する如くこの実施例では、アンテナ切
換回路3によって切換えられた一つのアンテナまたは二
つのアンテナが合成回路10と増幅回路11を介してT
V受像機4に接続される。つまり、本実施例では、アン
テナ1a〜1d各々の受信レベルの比較の他に、1aと
1c、1aと1d、1bと1c、1bと1d、1aと1
c、1bと1c、1aと1d、1bと1dを各々一対と
させたアンテナ受信レベルを比較し、最も受信レベルの
高いアンテナを選択する構成となっている。上記合成回
路10は一つのアンテナに接続した場合でも対処するよ
うにインピ−ダンスのマッチングを行なうものである。
【0027】増幅回路11はUHF帯の電波のみを増幅
する回路で、VHF帯の電波については増幅しない。T
V受像機4はVHFとUHFの受信用テレビジョンであ
り、UHFテレビ受信時には増幅されたアンテナ受信信
号がTV受像機4に入力される。
【0028】一方、サンプルホ−ルド回路6a〜6dの
うち、サンプルホ−ルド回路6dを特定のサンプルホ−
ルド回路として構成してある。すなわち、特定のサンプ
ルホ−ルド回路6dが前回の映像に関与したアンテナの
受信レベル信号をサンプリングした後ホ−ルドし、他の
サンプルホ−ルド回路がその他のアンテナの受信レベル
信号を順次サンプリングしてホ−ルドするようにコント
ロ−ラ20によって制御される。例えば、受信レベルが
最も高いとして前回選び出されたアンテナが1aであっ
たとすれば、このアンテナ1aの受信レベル信号が特定
のサンプルホ−ルド回路6dによってサンプリングされ
てホ−ルドされる。この場合、アンテナ1bの受信レベ
ル信号がサンプルホ−ルド回路6aに、アンテナ1cの
受信レベル信号がサンプルホ−ルド回路6bに、アンテ
ナ1dの受信レベル信号がサンプルホ−ルド回路6cに
よってサンプリングされて各々ホ−ルドされる。
【0029】前回選び出されたアンテナが1bである場
合も同様であって、1bの受信レベル信号が6dに、1
c、1d、1aの受信レベル信号が、6a、6b、6c
にサンプルホ−ルドされる。前回選び出されたアンテナ
が1cまたは1dの場合も同様となる。
【0030】上記のようにサンプルホ−ルド回路6a〜
6dにホ−ルドされた受信レベル信号は最大レベル検出
回路7によって各々の受信レベル信号が比較され、最も
大きい受信レベル信号をホ−ルドしたサンプルホ−ルド
回路が選び出され、この検出信号がコントロ−ラ20に
送られ、コントロ−ラ20が記憶する。そして、コント
ロ−ラ20はこのように比較検出された受信レベル信号
をサンプルホ−ルド回路6cに移すと共に、サンプルホ
−ルド回路6a、6bをホ−ルドを解除させる。例え
ば、前回にアンテナ1aが選び出されている状態で、今
回の比較ではアンテナ1bの受信レベル信号が最も大き
いものとして検出されると、この受信レベル信号をホ−
ルドしているサンプルホ−ルド回路6aが選び出され、
最大レベル検出回路7がその検出信号をコントロ−ラ2
0に送る。この結果、コントロ−ラ20がアンテナ1b
が最も大きい受信レベルであることを記憶すると共に、
サンプルホ−ルド回路6aの受信レベル信号をサンプル
ホ−ルド回路6cに移す。なお、このときは、アンテナ
1aの受信レベル信号が特定のサンプルホ−ルド回路6
dにホ−ルドされている。
【0031】上記のようにアンテナ1a〜1d各々の受
信レベル信号を比較した直後に合成アンテナの合成受信
レベル信号を比較する。合成アンテナは、アンテナ一本
づつの比較において検出された最大受信レベルのアンテ
ナを基準にして2本のアンテナがコントロ−ラ20によ
って組合わされる。例えば、アンテナ1a〜1d各々の
受信レベル信号の比較において、アンテナ1aの受信レ
ベル信号が最も大きいとして検出されると、アンテナ1
aと1b、1aと1dの2組の合成アンテナの受信レベ
ル信号が比較される。同様にアンテナ1bの受信レベル
信号が検出されると、1bと1c、1bと1dが、アン
テナ1cの受信レベル信号が検出されると、1aと1
c、1bと1cがアンテナ1dの受信レベル信号が検出
されると、1aと1d、1bと1dが各々合成アンテナ
を形成する。
【0032】そして、上記したように形成される2本づ
つの合成アンテナに次のようにして合成受信レベル信号
が比較される。例えば、アンテナ6a〜6d各々の受信
レベル信号の比較検出において、例えば、アンテナ1b
の受信レベル信号が最も大きいとして検出されると、ア
ンテナ1bと1c、1bと1dが合成アンテナとなり、
アンテナ1bと1cの合成受信レベル信号がサンプルホ
−ルド回路6aに、アンテナ1bと1dの合成受信レベ
ル信号がサンプルホ−ルド回路6bに各々サンプルホ−
ルドされる。
【0033】これより、サンプルホ−ルド回路6aには
合成アンテナ1bと1cの合成受信レベル信号が、サン
プルホ−ルド回路6bにはアンテナ1bと1dの合成受
信レベル信号が、サンプルホ−ルド回路6cにはアンテ
ナ一本づつの比較において検出されたアンテナ1bの受
信レベル信号が、サンプルホ−ルド回路6dには前回比
較検出されTV受像機4の映像に関与したアンテナ1a
の受信レベル信号が各々ホ−ルドされる。最大レベル検
出回路7はこのようにホ−ルドされた受信レベル信号を
比較し、最も大きい受信レベル信号をホ−ルドしたサン
プルホ−ルド回路を検出して、その検出信号をコントロ
−ラ20に送る。
【0034】この比較検出において、サンプルホ−ルド
回路6cまたは6dが検出されると、アンテナ1bまた
は1aの一本のアンテナが最大受信レベルアンテナとし
てTV受像機4に接続され、サンプルホ−ルド回路6a
または6bが検出されると、1bと1cまたは1bと1
dの合成アンテナが最大受信レベルアンテナとしてTV
受像機4に接続される。上記した例では、アンテナ1a
〜1d各々の比較検出において、アンテナ1bが検出さ
れた場合について説明したが、アンテナ1c、1d、1
aが検出された場合も同様となる。また、最大レベル検
出回路7による比較動作は、特定のサンプルホ−ルド回
路6dに保持された受信レベル信号に対して重み付け回
路12による重み付け電圧を加えて比較される。
【0035】同期信号検出回路80は図2に示す如く、
TV受像機4から入力した映像信号の同期パルスレベル
を保持するクランプ回路80a、クランプした映像信号
を増幅する増幅回路80b、増幅された映像信号からコ
ンポ−ネント同期信号を分離する分離回路80c、映像
信号から垂直同期信号を分離する分離回路(積分回路)
80dとより構成されている。なお、前記クランプ回路
5とクランプ回路80aは共用することも可能である。
【0036】このように構成した同期信号検出回路80
は、映像信号の同期パルスレベルがクランプされ、クラ
ンプされた映像信号を直接積分することにより垂直同期
信号を分離するため、自動車の走行位置などによって変
動するテレビジョン映像信号やノイズに影響されること
なく、安定した垂直同期信号を出力する。
【0037】コントロ−ラ20は、同期信号検出回路8
0から入力する同期信号のタイミングで動作し、テレビ
ジョン映像信号の垂直帰線期間内で、サンプルホ−ルド
回路6a〜6dと最大レベル検出回路7とからなるアン
テナ選択手段を制御すると共に、アンテナ切換手段であ
るアンテナ切換回路3を制御する。そして、最適受信ア
ンテナをTV受像機4に接続し、TV受像機4の一画面
の映像が終るまでこの状態を保持する。一画面の映像が
終ると、上記同様にして最適受信アンテナを選択し、こ
のアンテナに切換える。
【0038】上記したコントロ−ラ20は、CPU、R
AMなどを備えるマイクロコンピュ−タで構成され、ま
た、これには垂直同期信号を検出する毎に初期値に設定
するタイマ−カウンタが備えられている。このタイマ−
カウタンは次の垂直同期信号を検出する時間に相当した
タイマ−時間に予め設定してある。そして、このタイマ
−カウンタが初期値に設定されたとき、コントロ−ラ2
0のプログラムへの垂直同期信号の割込みを禁止し、ま
た、次の垂直同期信号を検出するまでの時間でカウント
したカウント値の直前のカウントにしたがってその割込
み禁止を解除するようになっている。コントロ−ラ20
は上記した割込み禁止の間にコンポ−ネント同期信号に
したがってアンテナ選択手段とアンテナ切換手段を制御
する。
【0039】上記したタイマ−カウンタにはオ−バ−カ
ウント値が予め定めてある。後続する垂直同期信号が検
出できない場合には、タイマ−カウンタがオ−バ−カウ
ント値までカウントすることを条件に初期値に設定さ
れ、プログラムへの垂直同期信号の割込みが禁止され
る。なお、このときの初期値設定時にはタイマ−カウン
タがオ−バ−カウント値に対応してインクリメントされ
る。この場合には、割込み禁止の間にアンテナの選択手
段と切換手段がコントロ−ラ20によって強制的に制御
される。
【0040】次の垂直同期信号が検出されると、タイマ
−カウンタが初期値に設定され、コントロ−ラ20が正
常動作に復帰する。後続する垂直同期信号が、例えば、
3回連続して検出されない場合には、上記同様にして割
込み禁止、アンテナの選択及び切換えを強制的に行な
い、その直後に垂直同期信号の割込みを許可する構成と
なっている。
【0041】次に、アンテナ自動切換動作について説明
する。アンテナ1a、1b、1c、1d及び合成アンテ
ナのうち最も受信レベルの高いものとして、例えば、ア
ンテナ1aが選び出されているものと仮定すると、この
アンテナ1aが受信する高周波信号によりTV受像機4
が映像する。このとき、TV受像機4からクランプ回路
5と同期信号検出回路80に向かって図3に示すような
映像信号が送られる。
【0042】同期信号検出回路80では、このように送
られた映像信号の同期パルスレベルがクランプされ、増
幅され、さらに、コンポ−ネント同期信号が分離され
る。さらに、TV受像機4において一つの映像が終り垂
直帰線期間に入ると、分離回路80dによって垂直同期
信号が分離される。一方、映像信号を入力したクランプ
回路5は同期パルスレベルをクランプする。
【0043】映像信号が垂直帰線期間に入ると、コント
ロ−ラ20が同期信号検出回路80から送られる垂直同
期信号(映像信号積分して波形成形した電圧)を検出
し、タイマ−カウンタを初期値に設定する。この結果、
図5に示したように、コントロ−ラ20のプログラムが
垂直同期信号の割込み禁止に移る。なお、この後タイマ
−カウンタの所定のカウント時点で垂直同期信号の割込
みを許可する。
【0044】また、コントロ−ラ20はコンポ−ネント
同期信号が入力されているから、水平同期信号Poが検
出され、この検出によってアンテナ切換回路3を切換制
御する出力信号S1〜S4を出力する。
【0045】出力信号S1〜S4を入力したアンテナ切換
回路3は、1b、1c、1d、1aの順番でアンテナを
切換接続する。アンテナ1a〜1dをこのように切換え
ることにより、クランプ回路5が図4に示すような受信
レベル信号5a〜5dを出力する。つまり、同期パルス
レベルを基準にして発生したアンテナ1a〜1d各々の
受信レベル信号5a〜5dを出力する。
【0046】この受信レベル信号5a〜5dはサンプル
ホ−ルド回路6a〜6dによってサンプリングされホ−
ルドされる。また、このサンプルホ−ルドは、既に述べ
たように、前回選び出されたアンテナ1aの受信レベル
信号5aが特定のサンプルホ−ルド回路6dにホ−ルド
される。そして、受信レベル信号5bがサンプルホ−ル
ド回路6aに、受信レベル信号5cがサンプルホ−ルド
回路6bに、受信レベル信号5dがサンプルホ−ルド回
路6cに各々ホ−ルドされる。
【0047】このようにホ−ルドされた受信レベル信号
5a〜5dは、サンプルホ−ルド回路6a〜6dと最大
レベル検出回路7とがコントロ−ラ20によって制御さ
れることにより比較され、最大レベルの受信レベル信号
をホ−ルドしたサンプルホ−ルド回路が検出される。
【0048】受信レベル信号の比較は、前回選び出され
ているアンテナ1aの受信レベル信号に重み付け電圧を
加えて行なわれるため、受信レベル信号の電圧V1、重
み付け電圧V2とすれば、他の受信レベル信号のいずれ
かがV1+V2より大きいときは、その受信レベル信号を
ホ−ルドしているサンプルホ−ルド回路が検出される。
その他の受信レベル信号がV1+V2より小さいときはサ
ンプルホ−ルド回路6dが検出される。この結果、前回
選ばれているアンテナ1aと接近した受信レベルのアン
テナがあるときには、アンテナ1aの受信レベル信号5
aが優先的に検出される。
【0049】上記のように検出された最大の受信レベル
信号のサンプルホ−ルド回路は最大レベル検出回路7の
検出信号としてコントロ−ラ20に送られ、このコント
ロ−ラ20が、最大の受信レベル信号をサンプルホ−ル
ド回路6cに移すと共に、サンプルホ−ルド回路6a、
6bのホ−ルドを解放させる。アンテナ1a〜1dの各
々の受信レベル比較が終ると、コントロ−ラ20の出力
信号S11〜S14(図5参照)により、直ちに合成アンテ
ナ各々の合成受信レベルが上記同様にして比較され、合
成受信レベル信号がサンプルホ−ルド回路6a、6bに
サンプルホ−ルドされる。例えば、アンテナ1a〜1d
の各々の比較において、アンテナ1bの受信レベル信号
が最も大きいものとして判断されると、この受信レベル
信号がサンプルホ−ルド回路6cにホ−ルドされ、合成
アンテナ1bと1cの合成受信レベル信号がサンプルホ
−ルド回路6aに、合成アンテナ1bと1dの合成受信
レベル信号がサンプルホ−ルド回路6bに各々サンプル
ホ−ルドされる。
【0050】最大レベル検出回路7がこのようにホ−ル
ドされた受信レベル信号を比較し、最も大きい受信レベ
ル信号をホ−ルドしているサンプルホ−ルド回路を検出
し、この検出信号をコントロ−ラ20に送る。これよ
り、コントロ−ラ20が最も受信レベルの高い一本のア
ンテナまたは合成アンナテを接続するようにアンテナ切
換回路3を制御する。なお、この場合にも、サンプルホ
−ルド回路6dの受信レベル信号に重み付け電圧を加え
て比較される。TV受像機4はこのように選び出された
アンテナの受信々号にしたがつて次回の映像を行なう。
【0051】一方、コントロ−ラ20は、次の垂直同期
信号を検出する直前で垂直同期信号の割込みを許可する
プログラムに移る。この割込みの許可はタイマ−カウン
タのカウントにしたがって行なわれ、図5に示す如く、
次の垂直同期信号を検出する時間の間にカウントされる
カウント値の数カウント前に実行される。そして、コン
トロ−ラ20が垂直同期信号を検出することにより、タ
イマ−カウンタが初期値に設定され、垂直同期信号の割
込みが禁止され、上記したアンテナ切換えが繰り返され
る。
【0052】垂直同期信号が微弱となったり、誤動作な
どに原因して、コントロ−ラ20が垂直同期信号を検出
することができない場合には、タイマ−カウンタが次の
垂直同期信号の検出予定時点で初期値に設定されておら
ずオ−バ−カウントとなる。したがって、予め定めたオ
−バ−カウント値にまでカウントが進んだとき、タイマ
−カウンタが改めて初期値に設定され、垂直同期信号の
割込みが禁止される。そして、このように割込みを禁止
した状態でアンテナの選択と切換が強制的に行なわれ
る。なお、アンテナの選択と切換えは上記同様に行なわ
れる。
【0053】上記のように強制的にアンテナ切換えが行
なわれた場合、次の垂直同期信号が検出されれば、コン
トロ−ラ20が正常動作に復帰する。しかし、強制的な
アンテナ切換が数回連続(例えば3回)しても垂直同期
信号を検出できないときには、図6に示したように、ア
ンテナの選択と切換えが終った直後に垂直同期信号の割
込みを許可し、この割込み許可範囲を広げるようにプロ
グラムが実行される。
【0054】
【発明の効果】上記した通り、本発明に係るアンテナ自
動切換装置では、クランプした映像信号から直接垂直同
期信号を分離して出力する同期信号検出回路を備えたの
で、安定して分離した同期信号によってコントロ−ラを
動作させることができ、誤動作の少ないアンテナ自動切
換装置となる。
【0055】また、本発明のアンテナ自動切換装置は、
垂直同期信号が数回連続して検出できなければ、垂直同
期信号の割込み許可範囲が拡大されるために、後続の垂
直同期信号が検出可能となることによって速やかに正常
動作に復帰する。この結果、垂直同期信号の割込み許可
範囲と垂直同期信号とのタイミングがずれた状態で、ア
ンテナの選択と切換えとが行なわれることによって生ず
るTV受像機の画面上の白い線を極力少なくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアンテナ自動切換装置
のブロック図である。
【図2】上記アンテナ自動切換装置に備えた同期信号検
出回路のブロック図である。
【図3】映像信号を示す図である。
【図4】上記アンテナ自動切換装置のクランプ回路が出
力する受信レベル信号を示した図である。
【図5】上記アンテナ自動切換装置が垂直同期信号を検
出してアンテナ切換制御する場合を示すタイムチャ−ト
である。
【図6】垂直同期信号が数回連続して検出できないとき
のアンテナ切換制御を示す図5同様のタイムチャ−トで
ある。
【図7】従来例として示したアンテナ自動切換装置のブ
ロツク図である。
【図8】従来のアンテナ自動切換装置に備えられた同期
信号検出回路のブロック図である。
【符号の説明】
1a〜1d アンテナ 3 アンテナ切換回路 4 TV受像機 5 クランプ回路 6a〜6d サンプルホ−ルド回路 7 最大レベル検出回路 20 コントロ−ラ 80 同期信号検出回路 80a クランプ回路 80b 増幅回路 80c コンポ−ネント同期信号の分離回路 80d 垂直同期信号の分離回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−68078(JP,A) 特開 平4−316224(JP,A) 特開 平4−78230(JP,A) 特開 平2−41039(JP,A) 特開 昭63−87081(JP,A) 特開 昭61−284105(JP,A) 実開 昭63−138739(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/02 - 1/06 H04N 5/38 - 5/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナの中から最適受信レベル
    のアンテナを選び出すアンテナ選択手段と、選択された
    アンテナに切換えるアンテナ切換手段と、これらの各手
    段をテレビジョン映像信号の垂直帰線期間内で制御する
    と共に、次の垂直帰線期間までその状態を保持するコン
    トロ−ラとより構成された自動車用アンテナ自動切換装
    置において、映像信号を入力し、この映像信号レベルを
    クランプした後、この映像信号から垂直同期信号とコン
    ポ−ネント同期信号とを分離して上記コントロ−ラに入
    力させる同期信号検出回路と、垂直同期信号を検出して
    初期値に設定され、次の垂直同期信号を検出するまでの
    時間に相当してカウントする上記コントロ−ラに設けた
    タイマ−カウンタとを備え、コントロ−ラが、タイマ−
    カウンタの初期値設定に伴って垂直同期信号の割込みを
    禁止すると共に、次の垂直同期信号検出される検出予
    定時点でカウントされるカウント値に対しその直前カウ
    ント値までの上記タイマ−カウンタのカウントにしたが
    ってその割込み禁止を解除し、垂直同期信号の割込み禁
    止の間で、コンポ−ネント同期信号にしたがいアンテナ
    選択手段及びアンテナ切換手段を制御する構成としたこ
    とを特徴とする自動車用アンテナ自動切換装置。
  2. 【請求項2】 垂直同期信号が検出されず、上記タイマ
    −カウンタが初期値に設定されないときは、上記したコ
    ントロ−ラが、タイマ−カウンタオ−バ−カウント値
    までのカウントで初期値に設定して垂直同期信号の割込
    みを強制的に禁止すると共に、垂直同期信号が複数回連
    続して検出できないときはオ−バ−カウント値にした
    がってタイマ−カウンタを初期値設定して垂直同期信号
    の割込み禁止し、アンテナ選択手段及びアンテナ切換
    手段の制御の直後に垂直同期信号の割込み許可をするよ
    うにして垂直同期信号の割込み許可範囲を拡大させる
    成としたことを特徴とする請求項(1)記載の自動車用
    アンテナ自動切換装置。
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