JPH0653879A - コードレス電話器 - Google Patents

コードレス電話器

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JPH0653879A
JPH0653879A JP4205185A JP20518592A JPH0653879A JP H0653879 A JPH0653879 A JP H0653879A JP 4205185 A JP4205185 A JP 4205185A JP 20518592 A JP20518592 A JP 20518592A JP H0653879 A JPH0653879 A JP H0653879A
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reception
switching
reception intensity
strength
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Mitsufumi Osada
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 できるだけアンテナの切換えを少なくして、
なおかつ良好な受信状態を保つようなコードレス電話器
を得ることを目的とする。 【構成】 受信強度判定手段13が切換器7によって現
在選択している第1のアンテナ5又は第2のアンテナ6
の今回の受信強度と受信強度の設定値14とを比較し、
その設定値14より今回の受信強度が小さい場合のみ、
切換制御手段15に切換開始信号を出力させ、切換制御
手段15が切換開始信号が入力したときのみ前回の受信
強度と今回の受信強度とを比較させ、その比較結果に基
づいて、アンテナの切換の判定をさせるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コードレス電話器に
関し、特に受信強度を良好にするためのアンテナを選択
するコードレス電話器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のコードレス電話の概略構成
図である。図において、1は送話器、2は受話器、3は
音声の送受話の処理を行う音声処理部、4は音声信号を
高周波に復調し、送信された相手側の音声の受信強度を
出力するRF部、5は第1のアンテナ、6は第2のアン
テナ、7は第1のアンテナ5又は第2のアンテナのいず
れかに切換えられる切換器、8はRF4から出力される
相手側の音声の受信強度をデジタル変換するA/D変換
器、9はCPU、RAM、ROM等により構成されたマ
イクロコンピュータ(以下マイコンという)である。
【0003】この従来のコードレス電話は一般に、電波
の受信状態を良好に保つために、常に受信状態を監視し
て、電波の受信強度の高い方のアンテナを選択するもの
である。このため、処理は一定の周期で起動され、常に
受信強度の高い方のアンテナに切換えておくようにする
ものである。
【0004】図7は従来のコードレス電話の動作を説明
するフローチャートである。この場合は、第1のアンテ
ナ5側を選択しているとする。初めに、マイコン9がR
F4からの第1のアンテナ5を選択しているときの今回
の受信強度aをA/D変換器8より読込む(S70
1)。そして、第1のアンテナ5にしていたときの前回
の受信強度bと比較し(S703)、今回の受信強度a
が前回の受信強度bより小さい場合は、アンテナを切換
える切換信号を切換器7に出力するしてアンテナを切換
えさせる(S705)。この場合は第1のアンテナ5か
ら第2のアンテナ6に切換え、音声処理部3に消音信号
を出力して切換時に伴うノイズ成分を消音させる。
【0005】そして、第2のアンテナ6に切換えたとき
の、受信強度を今回の受信強度cとして読む(S70
6)。次に、第2のアンテナ6に切換えたときの、その
今回の受信強度cと第1のアンテナ5としたときの前回
の受信強度aと比較し(S708)、今回の受信強度c
が第1のアンテナ5にしていたときの前回の受信強度a
より小さい場合は、アンテナを切換える(S710)。
この場合は、第2のアンテナ6から第1のアンテナ5に
切換える。
【0006】そして、先に第1のアンテナ5にしている
ときに比較した過去の受信強度bを今回比較した第1の
アンテナ6としたときの前回の受信強度aに変更する
(S712)。つまり、第1のアンテナ5の前回の受信
強度bと今回の受信強度aを比較し、今回の受信強度a
が前回の受信強度bより小さい場合は、第2のアンテナ
6を選択すると受信強度が良好になるだろうとして、第
2のアンテナ6を選択する。そして、第2のアンテナ6
に切換えたときの今回の受信強度cと、先に第1のアン
テナ5にしていたときの今回の受信強度aを今回の受信
強度cに対して前回の受信強度aとして比較し、今回の
受信強度cが前回の受信強度aより小さい場合は、今度
は第1のアンテナ5の方が受信強度が高いだろうとして
切換える。
【0007】そして、第1のアンテナ5の前回の受信強
度はbになっているので、次に比較するときに、前回の
受信強度がbとして比較されないように、先に比較した
aを前回の受信強度とするのである。
【0008】また、ステップS708で第2のアンテナ
6に切換えたときの、今回の受信強度cが前回の第1の
アンテナ5の受信強度aより小さいと判定した場合は、
同様な考えで、先の受信強度bを今回の受信強度cに設
定変更する(S715)。
【0009】つまり、要約すると今回の受信強度aが前
回の受信強度bよりも大きい場合はaをbにいれてその
まま処理を終了し、また前回の受信強度bより今回の受
信強度aが小さい場合は、受信状態が悪くなったので、
アンテナを切換える。
【0010】そして、この切換たときのアンテナの今回
の受信強度cがaよりも大きければ受信強度の高い方の
アンテナが選択されていることになるので、今回の受信
強度cを前回の受信強度aに登録して終了する。また受
信強度cがaよりも小さければアンテナを再び元に戻し
て、元のアンテナの受信強度aを前回のアンテナの受信
強度bに登録して終了する。以上のようにして常に受信
強度の高い方のアンテナが選択されることになる。
【0011】また、実開昭58−141640号公報に
示すように、2つのアンテナを備え、一方のアンテナで
受信しているとき、受信強度が前回の受信強度より小さ
くなると他のアンテナに切換える方式が用いられてい
た。
【0012】さらに、特開昭59−19444に示すよ
うに、サンプルホールド回路によってアンテナからの受
信強度をホールドしたのちに予め基準となる設定値との
比較をしてアンテナに切換える方式があった。
【0013】さらに、特開昭63−252025に示す
ように、ノイズの変動成分に応じてアンテナを切換える
方式があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のような、コード
レス電話は、今回の受信強度が前回の受信強度より小さ
いと直ぐにアンテナを切換えるようにしているので、わ
ずかな受信強度の変化でもアンテナが切換わってしま
う。このため、切換え時の消音処理で通話がとぎれるこ
とが多いなどの問題点があった。
【0015】しかし、アンテナを切換えて受信状態の良
い方のアンテナを常に選択しておかなけれは、良好な通
信状態を常に保つことはできない。アンテナ切換え動作
は、良好な受信状態の保持と、通話中断という長所と短
所を合せ持つものになっているが、わずかな受信強度の
変化でもアンテナが切換るので、良好な通信状態を常に
保つことはできないという問題点があった。
【0016】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、できるだけ切換えを少なくし
て、なおかつ良好な受信状態を保つようなコードレス電
話器を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるコードレ
ス電話器は、複数のアンテナと、アンテナのいずれか一
つを選択し、そのアンテナと内部回路を電気的に接続す
る切換器と、切換器によって、現在選択されているアン
テナの受信信号の受信強度を出力する受信強度算出手段
と、所定時間毎に、受信強度と基準設定値とを比較し、
その基準設定値より受信強度が小さい場合は、切換開始
信号を出力する受信強度判定手段と、切換開始信号の入
力したとき、受信強度算出手段からの今回の受信強度と
前回の受信強度とを比較し、その比較結果に基づいて、
選択しているアンテナ又は他のアンテナに切換える判定
をして、判定結果に基づいたアンテナを選択させる切換
信号を出力する切換制御手段とを備えたものである。
【0018】また、受信強度判定手段は、現在選択され
ているアンテナの受信強度とそのアンテナの前回の受信
強度との受信強度差が基準設定値以上の場合のみ切換開
始信号を切換制御手段に出力するものである。
【0019】さらに、受信強度判定手段は、基準設定値
を今回の受信強度と前回の受信強度の大きさに基づい
て、変化させるものである。
【0020】さらに、切換制御手段は、受信強度判定手
段から切換開始信号が入力したとき、その切換信号が所
定回数入力されたかどうかを判定し、所定回数入力した
と判定する場合は、今回の受信強度と前回の受信強度と
を比較し、その比較結果に基づいて、選択しているアン
テナ又は他のアンテナに切換える判定をして、判定結果
に基づいたアンテナを選択させる切換信号を出力するも
のである。
【0021】
【作用】本発明においては、切換器はいずれかのアンテ
ナの一つを切換信号に基づいて、選択し、内部回路と電
気的に接続させる。次に、受信強度判定手段は現在選択
されているアンテナの受信信号の受信強度を出力する。
そして、受信強度判定手段が所定時間毎に、得られた受
信強度が基準設定値より小さい場合は、切換開始信号を
出力する。
【0022】この切換開始信号の入力に伴って、切換制
御手段は今回の受信強度が前回の受信強度より小さい場
合は、切換器に他のアンテナに切換えさせる切換信号を
出力する。また、受信強度判定手段は今回の受信強度が
前回の受信強度より大きい場合は、切換開始信号が出力
しないので、切換制御手段は切換えの判定を実施しな
い。
【0023】また、受信強度判定手段は、現在選択され
ているアンテナの受信強度とそのアンテナの前回の受信
強度との受信強度差が基準設定値以上の場合のみ切換開
始信号を切換制御手段に出力するもので、切換制御手段
は基準値以下の場合は切換えのための判定をしない。
【0024】さらに、受信強度判定手段は、基準設定値
を今回の受信強度と前回の受信強度の大きさに基づい
て、変化させる。
【0025】さらに、切換制御手段は、受信強度判定手
段から切換開始信号が入力したとき、その切換信号が所
定回数入力されたかどうかを判定し、所定回数入力した
と判定する場合に切換えの判定をするため、所定回数の
入力がなければ切換えの判定は行わない。
【0026】
【実施例】実施例1.図1は本発明のコードレス電話機
の実施例の概略構成図である。図において、1〜8は従
来の図6と同様なものである。12はマイコンである。
マイコン12は少なくとも、A/D8を介してRF4か
らの受信信号から受信強度を求める受信強度算出手段
と、、その受信強度が予め設定されている受信強度の設
定値14より小さいか大きいかどうかを判定し、判定結
果に基づいて切換開始信号を出力する受信強度判定手段
13と、切換開始信号の入力に伴って、受信強度算出手
段からの受信強度を今回の受信強度とし、その今回の受
信強度が前回の受信強度より小さい場合は、切換器に他
のアンテナに切換えさせる切換信号を出力し、また今回
の受信強度が前回の受信強度より大きい場合は、選択し
たアンテナにさせた切換信号を出力し続ける切換制御手
段とを備えている。
【0027】図2は実施例1のコードレス電話の動作を
説明するフローチャートである。初めにマイコン12
は、予め設定されるアンテナ番号に基づいた切換信号を
切換器7に出力する。この場合は第1のアンテナ5に切
換えらているとする。
【0028】そして、受信強度判定手段7がRF4から
の今回の受信強度aをA/D変換器8より読込み(S1
01)、予め設定している受信強度の基準設定値(以下
設定値という)と比較し(S103)、今回の受信強度
aが設定値より小さい場合は、切換制御手段15に切換
開始信号を出力する。
【0029】次に、切換制御手段15は切換開始信号の
入力に伴って、第1のアンテナ5にしていたときの今回
の受信強度aと前回の受信強度bとを比較する(S10
5)。次に、今回の受信強度aが前回の受信強度bより
小さい場合は、アンテナを切換える切換信号を切換器7
に出力するしてアンテナを第2のアンテナ6に切換えさ
せる(S107)。そして、音声処理部3に消音信号を
出力して切換時に伴うノイズ成分を消音させる。
【0030】そして、第2のアンテナ6に切換えたとき
の、受信強度を今回の受信強度cとして読む(S10
9)。次に、第2のアンテナ6に切換えたときの、今回
の受信強度cと第1のアンテナ5にしていたときの前回
の受信強度aと比較し(S111)、今回の受信強度c
が前回の受信強度aより小さい場合は、アンテナを切換
える(S113)。この場合は、第2のアンテナ5から
第1のアンテナ5に切換える。
【0031】そして、第1のアンテナ5の前回の受信強
度はbになっているので、次に比較するときに、前回の
受信強度がbとして比較されないように、先に比較して
受信強度が高いaを前回の受信強度とする(S11
5)。
【0032】また、ステップS111で第2のアンテナ
6に切換えたときの今回の受信強度cが前回の第1のア
ンテナ5の受信強度aより小さいと判定した場合は、同
様な考えで、先の受信強度bを今回の受信強度cに設定
変更する(S118)。
【0033】さらに、ステップS103で設定値より受
信強度が大きい場合は、何もしないで他の処理に移る。
つまり、受信強度aがある設定値よりも高い時は、受信
状態が十分に良好であるとしてアンテナの切換え制御を
行わないようにする。受信強度aが設定値よりも低い時
は、受信状態が良好ではないので従来通りのアンテナ切
換え制御を行うようにする。この動作により受信強度が
十分に高い条件ではアンテナ切換えが発生しないので、
良好な通話を提供することができる。
【0034】実施例2.上記実施例1では、設定値以上
であれば急に受信強度が大きく低下してもアンテナ制御
が行われない問題がある。そこで、受信強度を比較する
際に強度の差分をとって、その絶対値がある設定値以上
ならば受信強度が大きくてもアンテナの制御を行い、設
定値以下ならばアンテナの制御を行わないようにする。
このことにより、アンテナの切換え回数を少なくしても
受信強度の変化に対応することができる。つまり、受信
強度判定手段13は現在選択されているアンテナの受信
強度とそのアンテナの前回の受信強度との受信強度差を
求め、その受信強度差が基準設定値以上の場合のみ切換
信号を切換制御手段に出力するものである。
【0035】以下に詳細に説明する。図3は実施例2の
動作を説明するフローチャートである。初めにマイコン
12は、予め設定されるアンテナ番号に基づいた切換信
号を切換器7に出力する。この場合は第1のアンテナ5
に切換えられているとする。
【0036】そして、受信強度判定手段7がRF4から
の今回の受信強度aをA/D変換器8より読込み(S3
01)、第1のアンテナ5に切換えられてたときの前回
の受信強度bと今回の受信強度aとの差の絶対値dを求
める(S303)。次に、求めたdが予め設定している
設定値と比較し、大きいか小さいかどうかを判定する
(S305)。大きいと判定した場合は、切換制御手段
15に切換開始信号を出力して第2のアンテナ6に切換
えさせる(S307)。そして、切換えに伴って、消音
信号を出力する。
【0037】次に、切換制御手段15は第2のアンテナ
6に切換えたときの今回の受信強度cを読み(S30
9)、先の第1のアンテナ5のときの前回の受信強度a
との差の絶対値dを求める(S311)。
【0038】次に、上記と同様に、求めたdと設定値と
を比較し(S313)、dが設定値より小さい場合は第
1のアンテナ5に切換えさせる(S315)。次に、第
1のアンテナ5の前回の受信強度はbになっているの
で、次に比較するときに、前回の受信強度がbとして比
較されないように、先に比較して受信強度が高いaを前
回の受信強度とする(S318)。
【0039】また、ステップ313で第2のアンテナ6
に切換えたときの今回の受信強度cが前回の第1のアン
テナ5の受信強度aより小さいと判定した場合は、同様
な考えで、先の受信強度bを今回の受信強度cに設定変
更する(S321)。
【0040】つまり、現在の受信強度aと前回の受信強
度bの差分を計算する。そこで受信強度の差分dがある
設定値よりも小さい時は、アンテナ切換えを行う必要が
ないものとしてアンテナの切換え制御を行わないように
する。受信強度の差分dが設定値よりも大きい時は、受
信強度が大きく低下したので、アンテナを切換えて受信
強度cを読み込む。現在の受信強度cと切換え前の受信
強度aの差分dをとって、差分dがある設定値よりも大
きい場合は、アンテナ切換えが有効なので、受信強度c
を前回の受信強度bに登録して終了する。
【0041】また、差分dがある設定値よりも小さい場
合は、アンテナ切換えの効果がなかったので、アンテナ
を元に戻して元のアンテナの受信強度aを前回の受信強
度bに登録して終了する。この動作により受信強度の急
な変化に対応しながらアンテナ切換えを少なくすること
ができるので、良好な通話を提供することができる。
【0042】実施例3.上記実施例2では、受信強度の
差分がある固定の設定値以下の時にはアンテナを切換え
ないようにしていたが、その設定値を受信強度の大きさ
に比例して変化させることもできる。つまり、受信強度
判定手段13は、現在選択されているアンテナの受信強
度とそのアンテナの前回の受信強度との受信強度差を求
め、その受信強度差が所定回数基準設定値以上の場合
は、基準設定値を小さい値にし、以後は小さくした基準
設定値と受信強度差と比較して、比較結果に基づいて切
換開始信号を切換制御手段に出力するものである。
【0043】このことにより、受信強度の高い時にはア
ンテナ切換えが起りにくくなり、受信強度の低い時には
アンテナ切換えが起りやすくなるので、受信状態に合せ
た木目細かなアンテナ制御を行うことができる。
【0044】以下詳細に説明する図4は実施例3の動作
を説明するフローチャートである。初めにマイコン12
は、予め設定されるアンテナ番号に基づいた切換信号を
切換器7に出力する。この場合は第1のアンテナ5に切
換えらているとする。そして、受信強度判定手段7がR
F4からの今回の受信強度aをA/D変換器8より読込
み(S401)、第1のアンテナ5に切換えられてたと
きの前回の受信強度bと今回の受信強度aとの差の絶対
値dを求める(S403)。
【0045】次に、求めたdと前回の受信強度aを例え
ばa/8としたと設定値と比較し、大きいか小さいかど
うかを判定する(S405)。大きいと判定した場合
は、切換制御手段15に切換開始信号を出力して第2の
アンテナ6に切換えさせる(S407)。そして、切換
えに伴って、消音信号を出力する。
【0046】次に、切換制御手段15は第2のアンテナ
6に切換えたときの今回の受信強度cを読み(S40
9)、先の第1のアンテナ5のときの前回の受信強度a
との差の絶対値dを求める(S411)。
【0047】次に、上記と同様に、求めたdと単位当た
りの値(a/8)とを比較し(S413)、dが単位当
たりの値(a/8)より小さい場合は第1のアンテナ5
に切換えさせる(S415)。次に、第1のアンテナ5
の前回の受信強度はbになっているので、次に比較する
ときに、前回の受信強度がbとして比較されないよう
に、先に比較して受信強度が高いaを前回の受信強度と
する(S418)。
【0048】また、ステップ413で第2のアンテナ6
に切換えたときの今回の受信強度cが前回の第1のアン
テナ5の受信強度aより小さいと判定した場合は、同様
な考えで、先の受信強度bを今回の受信強度cに設定変
更する(S420)。つまり、設定値を両方のアンテナ
の受信強度の差の1/8にして、現在の受信強度aと前
回の受信強度bの差分を計算する。そこで受信強度の差
分dが受信強度の1/8よりも小さい時は、アンテナ切
換えを行う必要がないものとしてアンナナの切換え制御
を行わないようにする。受信強度の差分d受信強度の1
/8よりも大きい時は、受信強度が現在の受信強度に対
して大きく低下したので、アンテナを切換え受信強度c
を読み込む。現在の受信強度cと切換え前の受信強度a
の差分dをとって、差分dが現在の受信強度cの1/8
よりも大きい場合は、アンテナ切換えが有効なので、受
信強度cを前回の受信強度bに登録して終了する。差分
dが受信強度cの1/8よりも小さい場合は、アンテナ
切換えの効果がなかったので、アンテナを元に戻して元
のアンテナの受信強度aを前回の受信強度bに登録して
終了する。この動作により受信強度の急な変化に対応し
ながらアンテナ切換えを少なくする上に、受信状態の悪
い条件下で木目細かなアンテナ制御を行うことができる
ので、良好な通話を提供することができる。
【0049】実施例4.これまでの実施例では1回の判
定でアンテナを切換えていたが、判定を複数回行うこと
によりさらに切換え回数を減らすことができる。つまり
切換制御手段は、受信強度判定手段から切換開始信号が
入力したとき、その切換信号が所定回数入力されたかど
うかを判定し、その所定回数入力したと判定する場合
は、受信強度算出手段からの受信強度を今回の受信強度
とし、その今回の受信強度が前回の受信強度より小さい
場合は、切換器に他のアンテナに切換えさせる切換信号
を出力し、また今回の受信強度が前回の受信強度より大
きい場合は、選択したアンテナにさせた切換信号を出力
し続けるものである。
【0050】このことにより、外来ノズルなどの環境の
急激な変化と復帰により、アンテナを切り換えてすぐに
戻すことなどがなくなるので、アンテナの切換え回数を
減らすことができる。以下動作を詳細に説明する。図5
は実施例4の動作を説明するフローチャートである。
【0051】マイコン12は、予め設定されるアンテナ
番号に基づいた切換信号を切換器7に出力する。この場
合は第1のアンテナ5に切換えらているとする。そし
て、受信強度判定手段7がRF4からの今回の受信強度
aをA/D変換器8より読込み(S501)、第1のア
ンテナ5のときの前回の受信強度bと比較する(S50
3)、今回の受信強度aが前回の受信強度bより小さい
場合は、カウント値が2かどうかを判定する(S50
5)。このカウント値は予め設定された値である。
【0052】次に、カウント値が2の場合は切換制御手
段15に切換開始信号を出力する。そして、切換制御手
段15は、切換開始信号の入力に伴って、アンテナを切
換える切換信号を切換器7に出力するして第2のアンテ
ナ6に切換えさせる(S507)。そして、音声処理部
3に消音信号を出力して切換時に伴うノイズ成分を消音
させる。
【0053】次に、第2のアンテナ6に切換えたとき
の、受信強度を今回の受信強度cとして読む(S50
9)。次に、第2のアンテナ6に切換えたときの、今回
の受信強度cと先に第1のアンテナ5としたときの前回
の受信強度aと比較し(S511)、今回の受信強度c
が前回の受信強度aより小さい場合は、アンテナを切換
える(S513)。この場合は、第1のアンテナ5に切
換える。そして、先の受信強度bを今回の受信強度aに
変更する(S515)。
【0054】また、今回の受信強度cが前回の受信強度
aより大きい場合は、先の受信強度bを今回の受信強度
cに設定変更する(517)。そして、カウンタ値をク
リアにする(S519)。また、ステップS505でカ
ウント値が2でない場合はカウント値を更新する(S5
21)。
【0055】つまり、最初に現在の受信強度aをA/D
変換器8を通してよみこむ。次に現在の受信強度aと前
回の受信強度bを比較して、aがbよりも大きい時はア
ンテナ切換えを行う必要がないものとしてアンテナの切
換え制御を行わないようにする。
【0056】aがbよりも小さい時は受信強度が現在の
受信強度に対して低下したのでカウンタの値を読み、カ
ウンタの値が2になっていない時には、カウンタの値を
+1として終了する。カウンタの値が2の時には2回連
続して低下しているので、アンテナを切換えて受信強度
cを読み込む。現在の受信強度cと切換え前の受信強度
aを比較して、aが現在の受信強度cよりも小さい場合
は、アンテナ切換えが有効なので、受信強度cを前回の
受信強度bに登録してからカウンタをゼロクリアして終
了する。aが受信強度cよりも大きい場合は、アンテナ
切換えの効果がなかったので、アンテナを元に戻して元
のアンテナの受信強度aを前回の受信強度bに登録して
からカウンタをゼロクリアして終了する。この動作によ
り連続して3回受信強度が低下した時に初めてアンテナ
切換えを行うので、不要なアンテナ切換えを行わなくな
るので、良好な通話を提供することができる。
【0057】なお、上記実施例4ではカウント値を2と
したが3.4.5…とすることで、より細かなアンテナ
の切換え制御を実施してもよい。さらに、受信状態の悪
化を防ぎながら、アンテナの切換え回数を減らすことが
できるので、高価な音声処理部や高感度のアンテナを使
用しなくても良好な通話を実現することができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、切換
器によって現在選択しているアンテナの今回の受信強度
と受信強度の基準設定値とを比較し、その基準設定値よ
り今回の受信強度が小さい場合のみ、前回の受信強度と
今回の受信強度とを比較させ、その比較結果に基づい
て、アンテナの切換の判定をさせることにより、例えば
今回の受信強度が前回の受信強度より、小さい場合で
も、基準設定値より小さい場合でなければ切換えが実施
されない。つまり、今回の受信強度が前回より小さい場
合であっても、基準設定値以上であればアンテナは切換
えられないため、切換回数が低減され、切換えに伴う消
音動作が低減されることから良好な通話を維持できると
いう効果が得られている。
【0059】また、現在選択されているアンテナの受信
強度とそのアンテナの前回の受信強度との受信強度差を
求め、該受信強度差が基準設定値以上の場合のみ、今回
の受信強度と前回の受信強度に基づいて、アンテナの切
換えの判定をさせるようにしたことにより、例えば前回
の受信強度に対して今回の受信強度がノイズ等によっ
て、瞬間的に高くなって前回の受信強度より高くなって
も、絶対値の差によって切換えの判定をするため、ノイ
ズ等が無視される。
【0060】つまり、基準設定値以下の場合は切換えが
実施されないので、切換え回数が低減するという効果が
得られている。
【0061】また、基準設定値を今回の受信強度と前回
の受信強度の大きさに基づいて、変化させるようにした
ので、受信強度が良好な場合は場合は切換えが実施され
ず、受信強度が低い場合は切換えが起こりやすくなるた
め、受信状態に合わせた切換えができるという効果が得
られている。
【0062】さらに、切換開始信号が所定回数入力され
た後に、切換えの判定を行うようにしたので、外来ノイ
ズ等の環境の急激な変化があってもアンテナの切換え回
数を低減できるという効果がえられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコードレス電話機の実施例の概略構成
図である。
【図2】実施例1のコードレス電話の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図3】実施例2の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】実施例3の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図5】実施例4の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図6】従来のコードレス電話の概略構成図である。
【図7】従来のコードレス電話の動作を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 送話器 2 受話器 3 音声処理部 4 RF部 5 第1のアンテナ 6 第2のアンテナ 7 切換器 8 A/D変換器 12 マイコン 13 受信強度判定手段 14 設定値 15 切換制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナと、 前記アンテナのいずれか一つを選択し、該アンテナと内
    部回路を電気的に接続する切換器と、 前記切換器によって、現在選択されているアンテナの受
    信信号の受信強度を出力する受信強度算出手段と、 所定時間毎に、前記受信強度と基準設定値とを比較し、
    その基準設定値より前記受信強度が小さい場合は、切換
    開始信号を出力する受信強度判定手段と、 前記切換開始信号の入力したとき、前記受信強度算出手
    段からの今回の受信強度と前回の受信強度とを比較し、
    その比較結果に基づいて、前記選択しているアンテナ又
    は他のアンテナに切換える判定をして、該判定結果に基
    づいた前記アンテナを選択させる切換信号を出力する切
    換制御手段とを有することを特徴とするコードレス電話
    器。
  2. 【請求項2】 前記受信強度判定手段は、現在選択され
    ているアンテナの受信強度とそのアンテナの前回の受信
    強度との受信強度差が基準設定値以上の場合のみ前記切
    換開始信号を前記切換制御手段に出力することを特徴と
    する請求項1記載のコードレス電話器。
  3. 【請求項3】 前記受信強度判定手段は、前記基準設定
    値を前記今回の受信強度と前回の受信強度の大きさに基
    づいて、変化させることを特徴とする請求項1記載のコ
    ードレス電話器。
  4. 【請求項4】 前記切換制御手段は、前記受信強度判定
    手段から切換開始信号が入力したとき、その切換信号が
    所定回数入力されたかどうかを判定し、該所定回数入力
    したと判定する場合は、今回の受信強度と前回の受信強
    度とを比較し、その比較結果に基づいて、前記選択して
    いるアンテナ又は他のアンテナに切換える判定をして、
    該判定結果に基づいた前記アンテナを選択させる切換信
    号を出力することを特徴とする請求項1記載のコードレ
    ス電話器。
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