JP2966503B2 - 真空断熱部材とその製造方法 - Google Patents
真空断熱部材とその製造方法Info
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- JP2966503B2 JP2966503B2 JP2289245A JP28924590A JP2966503B2 JP 2966503 B2 JP2966503 B2 JP 2966503B2 JP 2289245 A JP2289245 A JP 2289245A JP 28924590 A JP28924590 A JP 28924590A JP 2966503 B2 JP2966503 B2 JP 2966503B2
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- panel
- hollow panel
- parison
- resin
- blow molding
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- Refrigerator Housings (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、例えば冷蔵庫の箱体や扉等に使用される真
空断熱部材とその製造方法に関する。
空断熱部材とその製造方法に関する。
(ロ)従来の技術 従来、例えば冷蔵庫の断熱箱体は特開平2−192581号
公報に示されているように、外箱及び内箱によって形成
される空間に、外箱の適所に設けた注入口よりレジン液
とイソシアネ−ト液の原液を注入し、発泡充填させて形
成されている。そして、この断熱箱体は、高温焼付塗装
により多彩な色に塗装されて完成する。
公報に示されているように、外箱及び内箱によって形成
される空間に、外箱の適所に設けた注入口よりレジン液
とイソシアネ−ト液の原液を注入し、発泡充填させて形
成されている。そして、この断熱箱体は、高温焼付塗装
により多彩な色に塗装されて完成する。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の断熱箱体は、原液からR11等の
フロン液を化学反応で気化させるものであり、R11等の
特定フロンが地球のオゾン層を破壊を促進させるもので
あることから、環境破壊の問題がクロ−ズアップされて
おり、代替フロンの開発が早急に切望されている。
フロン液を化学反応で気化させるものであり、R11等の
特定フロンが地球のオゾン層を破壊を促進させるもので
あることから、環境破壊の問題がクロ−ズアップされて
おり、代替フロンの開発が早急に切望されている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、耐熱性のポリフェニレンエーテル樹脂のブ
ロー成形により成形された中空パネルと、このブロー成
形時に前記中空パネルの内側に挿入された展性、延性に
富んだポリエチレン樹脂を組み合わせたアルミラミネー
トフィルムと、前記中空パネル内に封入された所定粒度
の粉末からなり、前記パネル内を真空引きして形成した
真空断熱部材であって、前記パネルの表面に焼き付け塗
装を施してなる構成である。
ロー成形により成形された中空パネルと、このブロー成
形時に前記中空パネルの内側に挿入された展性、延性に
富んだポリエチレン樹脂を組み合わせたアルミラミネー
トフィルムと、前記中空パネル内に封入された所定粒度
の粉末からなり、前記パネル内を真空引きして形成した
真空断熱部材であって、前記パネルの表面に焼き付け塗
装を施してなる構成である。
また、上記構成において、前記中空パネルをポリフェ
ニレンオキサイド樹脂で形成した構成である。
ニレンオキサイド樹脂で形成した構成である。
更にまた、表面に焼き付け塗装可能なポリフェニレン
エーテル樹脂材料を押出成型機のダイスにて押し出し、
円筒状のパリソンを形成するのと同時に、このパリソン
に内接してポリエチレン樹脂を組み合わせたアルミラミ
ネートフィルムを挿入し、押し出し方向と直行する方向
から金型にて前記パリソンを締め付ける工程にて中空パ
ネルをブロー成形した後、所定粒度の粉末或いは連通気
泡を有する硬質ウレタンを前記パネル内に注入し、この
後、パネル内を真空引きする方法にて真空断熱部材を形
成するものである。
エーテル樹脂材料を押出成型機のダイスにて押し出し、
円筒状のパリソンを形成するのと同時に、このパリソン
に内接してポリエチレン樹脂を組み合わせたアルミラミ
ネートフィルムを挿入し、押し出し方向と直行する方向
から金型にて前記パリソンを締め付ける工程にて中空パ
ネルをブロー成形した後、所定粒度の粉末或いは連通気
泡を有する硬質ウレタンを前記パネル内に注入し、この
後、パネル内を真空引きする方法にて真空断熱部材を形
成するものである。
(ホ)作用 上記の構成により本発明は以下の作用を奏するもので
ある。
ある。
発泡ウレタンを使用することなく真空断熱部材を作成
することができ、特定フロンの不使用によってオゾン層
の破壊を抑制し、環境破壊問題に善処できる。
することができ、特定フロンの不使用によってオゾン層
の破壊を抑制し、環境破壊問題に善処できる。
また、中空パネルは耐熱性のポリフェニレンエーテル
樹脂のブロー成形により成形されたものであるため、剛
性が高く強度的に強いばかりでなく、鋼板等では製作が
困難な3次元曲面に仕上げることができ、種種のデザイ
ンを実現でき設計の自由度が向上し、従来のように種種
の部員を組み合わせる手数も省略でき、工数が削減でき
る。
樹脂のブロー成形により成形されたものであるため、剛
性が高く強度的に強いばかりでなく、鋼板等では製作が
困難な3次元曲面に仕上げることができ、種種のデザイ
ンを実現でき設計の自由度が向上し、従来のように種種
の部員を組み合わせる手数も省略でき、工数が削減でき
る。
また、中空パネルをポリフェニレンオキサイド樹脂等
で形成することによりその表面に焼き付け塗装を施すこ
とができるため、冷蔵庫等の扉や箱体に適するものであ
る。
で形成することによりその表面に焼き付け塗装を施すこ
とができるため、冷蔵庫等の扉や箱体に適するものであ
る。
更にまた、中空パネルの内側には、ポリエチレン樹脂
を組み合わせたアルミラミネートフィルムが挿入されて
いるため、このアルミニウムによって空気の通過を食い
止めて内部の真空状態を維持することができると共に、
表面のポリフェニレンエーテル樹脂の成形形状に沿った
形状形成が容易にでき、それによって形成された中空パ
ネル内側の空間内には、そこに封入される粉末又は硬質
ウレタンを良好に充填できることとなり、断熱性能に優
れた断熱パネルの提供が可能になるものである。
を組み合わせたアルミラミネートフィルムが挿入されて
いるため、このアルミニウムによって空気の通過を食い
止めて内部の真空状態を維持することができると共に、
表面のポリフェニレンエーテル樹脂の成形形状に沿った
形状形成が容易にでき、それによって形成された中空パ
ネル内側の空間内には、そこに封入される粉末又は硬質
ウレタンを良好に充填できることとなり、断熱性能に優
れた断熱パネルの提供が可能になるものである。
また、最近、家庭用冷蔵庫等は大型化傾向にあり、輸
送コストの問題が無視できない状況下にあるため、斯る
方法にて箱体や扉を製作すれば、ユニット部を除いた箱
体や扉の現地組立ても可能となり、輸送コストを大幅に
削減できる。
送コストの問題が無視できない状況下にあるため、斯る
方法にて箱体や扉を製作すれば、ユニット部を除いた箱
体や扉の現地組立ても可能となり、輸送コストを大幅に
削減できる。
(ヘ)実施例 以下、本発明の実施例を図面に基ずいて説明する。
1は冷蔵庫の断熱扉である。この扉は、強化樹脂であ
るPPO樹脂(ポリフェニレンオキサイド)又はPPE樹脂
(ポリフェニレンエ−テル)のブロ−成形により成形さ
れた中空パネル2と、この中空パネル2に内接されたア
ルミラミネ−トフィルム3と、この中空パネル内に封入
された所定粒度のパ−ライトの粉末4とから形成されて
おり、内部を真空状態に維持されている。
るPPO樹脂(ポリフェニレンオキサイド)又はPPE樹脂
(ポリフェニレンエ−テル)のブロ−成形により成形さ
れた中空パネル2と、この中空パネル2に内接されたア
ルミラミネ−トフィルム3と、この中空パネル内に封入
された所定粒度のパ−ライトの粉末4とから形成されて
おり、内部を真空状態に維持されている。
この扉1は次のような方法にて製造される。
まず、第2図に示すようにアキュムレ−タ5に貯えら
れたPPO樹脂(ポリフェニレンオキサイド)を押出成形
機にてダイス6から押し出して円筒状のパリソン7を成
形する。この時、ダイス6内には図示の如くパリソン7
の内側に円筒状のアルミフィルム8がセットされてお
り、押し出し動作と共に該フィルム8がパリソン7に内
接する。この後、パリソン7を金型9,10にて直角方向か
ら締め付けて中空パネル2を成形する。ここで、この中
空パネル2には後述する所定粒度のパ−ライトの粉末4
を注入したり、また、真空引きするための穴が必要とな
るため、斯るブロ−成形時に樹脂パイプ11をインサ−ト
しておく。
れたPPO樹脂(ポリフェニレンオキサイド)を押出成形
機にてダイス6から押し出して円筒状のパリソン7を成
形する。この時、ダイス6内には図示の如くパリソン7
の内側に円筒状のアルミフィルム8がセットされてお
り、押し出し動作と共に該フィルム8がパリソン7に内
接する。この後、パリソン7を金型9,10にて直角方向か
ら締め付けて中空パネル2を成形する。ここで、この中
空パネル2には後述する所定粒度のパ−ライトの粉末4
を注入したり、また、真空引きするための穴が必要とな
るため、斯るブロ−成形時に樹脂パイプ11をインサ−ト
しておく。
この後、前記中空パネル2内に、パイプ11を介して所
定粒度にされたパ−ライトの粉末4を注入して構造材と
しての強度を確保し、この後、真空ポンプによって中空
パネル2内を真空状態にする。
定粒度にされたパ−ライトの粉末4を注入して構造材と
しての強度を確保し、この後、真空ポンプによって中空
パネル2内を真空状態にする。
そして、樹脂パイプ11を接着剤または溶着によって閉
塞し、パネル2表面に塗装を施すことにより扉1が完成
する。尚、塗装は中空パネル2を例えば耐熱性の高いPP
O(ポリフェニレンオキサイド樹脂)にて形成しておけ
ば、焼き付け塗装も実施できる。
塞し、パネル2表面に塗装を施すことにより扉1が完成
する。尚、塗装は中空パネル2を例えば耐熱性の高いPP
O(ポリフェニレンオキサイド樹脂)にて形成しておけ
ば、焼き付け塗装も実施できる。
このような方法にて製造される断熱扉1は、発泡ウレ
タンを使用することなく断熱扉を作成することができ、
特定フロンの不使用によってオゾン層の破壊を抑制し、
環境破壊問題に善処できる。
タンを使用することなく断熱扉を作成することができ、
特定フロンの不使用によってオゾン層の破壊を抑制し、
環境破壊問題に善処できる。
また、中空パネル2は強化樹脂であるため、剛性が高
く強度的に強いばかりでなく、また、中空パネル2の内
側には、展性、延性に富んだアルミフィルム3が形成さ
れているため、該パネルの外側が、分子間距離が大きく
酸素や窒素等の空気を通過させ易い樹脂であっても、内
側のアルミフィルムにて空気の通過を食い止めることが
でき、中空パネル2内の真空状態を維持して性能の良い
真空断熱扉1を製造できる。
く強度的に強いばかりでなく、また、中空パネル2の内
側には、展性、延性に富んだアルミフィルム3が形成さ
れているため、該パネルの外側が、分子間距離が大きく
酸素や窒素等の空気を通過させ易い樹脂であっても、内
側のアルミフィルムにて空気の通過を食い止めることが
でき、中空パネル2内の真空状態を維持して性能の良い
真空断熱扉1を製造できる。
また、中空パネル2内には所定粒度のパ−ライトの粉
末4が注入されているため、真空引きしてもパネルが変
形するようなことはない。
末4が注入されているため、真空引きしてもパネルが変
形するようなことはない。
また、中空パネル2の外表面を耐熱性に優れた例えば
PPO(ポリフェニレンオキサイド樹脂)等で成形すれ
ば、そのまま表面に焼き付け塗装を施すことができるた
め、冷蔵庫等の扉や箱体に使用することができる。
PPO(ポリフェニレンオキサイド樹脂)等で成形すれ
ば、そのまま表面に焼き付け塗装を施すことができるた
め、冷蔵庫等の扉や箱体に使用することができる。
また、中空パネル2は、強化樹脂のブロ−成形にて形
成されるため、鋼板等では製作できない複雑な3次元の
曲面に仕上げることができ、種々のデザインを実現でき
るだけでなく、設計の自由度を向上でき、更に、従来の
ように種々の部品を組み合わせる手数も省略でき、工数
を削減できる。
成されるため、鋼板等では製作できない複雑な3次元の
曲面に仕上げることができ、種々のデザインを実現でき
るだけでなく、設計の自由度を向上でき、更に、従来の
ように種々の部品を組み合わせる手数も省略でき、工数
を削減できる。
また、最近、家庭用冷蔵庫等は大型化傾向にあり、輸
送コストの問題が無視できない状況下にあるため、斯る
方法にて箱体や扉を製作すれば、ユニット部を除いた箱
体や扉の現地組立ても可能となり、輸送コストを大幅に
削減できる。
送コストの問題が無視できない状況下にあるため、斯る
方法にて箱体や扉を製作すれば、ユニット部を除いた箱
体や扉の現地組立ても可能となり、輸送コストを大幅に
削減できる。
尚、本実施例ではPPO(ポリフェニレンオキサイド樹
脂)で中空パネル2を成形するものについて説明した
が、これに限定されるものではなく、他の強化樹脂を用
いても同様の効果が得られる。また、扉1に限らず、箱
体や他の断熱部材も同様な方法で製造できる。
脂)で中空パネル2を成形するものについて説明した
が、これに限定されるものではなく、他の強化樹脂を用
いても同様の効果が得られる。また、扉1に限らず、箱
体や他の断熱部材も同様な方法で製造できる。
尚、中空パネル2の内側の軟質金属体にはPET(ポリ
エチレンテレフタレ−ト)等を組み込んだアルミラミネ
−トフィルムを用いるとより柔軟性が向上し、更に良
い。
エチレンテレフタレ−ト)等を組み込んだアルミラミネ
−トフィルムを用いるとより柔軟性が向上し、更に良
い。
また、軟質金属体をパリソン7に内接させる方法は、
所謂金属−プラスチックの共押出法である本実施例の他
にも種々考えられ、例えば、予め円筒状の軟質金属体を
ダイス6出口にセットしておき、パリソン7を突出さ
せ、型締め直前に下端を閉じて内部ブロ−させるように
しても良い。
所謂金属−プラスチックの共押出法である本実施例の他
にも種々考えられ、例えば、予め円筒状の軟質金属体を
ダイス6出口にセットしておき、パリソン7を突出さ
せ、型締め直前に下端を閉じて内部ブロ−させるように
しても良い。
尚、本実施例では、中空パネル2内にパ−ライトの粉
末4を注入したが、これに限定されるものではなく、粒
子間の隙間が約0.4mm以下で熱伝導率が小さいものなら
ば適用でき、ケイ酸カルシウム等の無機質の粉末や空気
が通るような連通した気泡を有する硬質ウレタン等でも
良い。
末4を注入したが、これに限定されるものではなく、粒
子間の隙間が約0.4mm以下で熱伝導率が小さいものなら
ば適用でき、ケイ酸カルシウム等の無機質の粉末や空気
が通るような連通した気泡を有する硬質ウレタン等でも
良い。
また、中空パネル2内へ粉末を注入したり真空引きす
るためのパイプ11は単なるパイプではなく、金属製のワ
ンウェイバルブでも良い。
るためのパイプ11は単なるパイプではなく、金属製のワ
ンウェイバルブでも良い。
(ト)発明の効果 中空パネルは耐熱性のポリフェニレンエーテル樹脂の
ブロー成形により成形されたものであるため、剛性が高
く強度的に強いばかりでなく、鋼板等では製作が困難な
3次元曲面に仕上げることができ、種種のデザインを実
現でき設計の自由度が向上し、従来のように種種の部員
を組み合わせる手数も省略でき、工数が削減できる。
ブロー成形により成形されたものであるため、剛性が高
く強度的に強いばかりでなく、鋼板等では製作が困難な
3次元曲面に仕上げることができ、種種のデザインを実
現でき設計の自由度が向上し、従来のように種種の部員
を組み合わせる手数も省略でき、工数が削減できる。
また、中空パネルの内側には、ポリエチレン樹脂を組
み合わせたアルミラミネートフィルムが挿入されている
ため、このアルミニウムによって空気の通過を食い止め
て内部の真空状態を維持することができると共に、表面
のポリフェニレンエーテル樹脂の成形形状に沿った形状
形成が容易にでき、それによって形成された中空パネル
内側の空間内には、そこに封入される粉末又は硬質ウレ
タンを良好に充填できることとなり、断熱性能の優れた
断熱パネルの提供が可能となる。
み合わせたアルミラミネートフィルムが挿入されている
ため、このアルミニウムによって空気の通過を食い止め
て内部の真空状態を維持することができると共に、表面
のポリフェニレンエーテル樹脂の成形形状に沿った形状
形成が容易にでき、それによって形成された中空パネル
内側の空間内には、そこに封入される粉末又は硬質ウレ
タンを良好に充填できることとなり、断熱性能の優れた
断熱パネルの提供が可能となる。
更に、中空パネルをポリフェニレンオキサイド樹脂等
で形成することによりその表面に焼き付け塗装を施すこ
とができるため、冷蔵庫等の扉や箱体に適するものであ
る。
で形成することによりその表面に焼き付け塗装を施すこ
とができるため、冷蔵庫等の扉や箱体に適するものであ
る。
また、最近、家庭用冷蔵庫等は大型化傾向にあり、輸
送コストの問題が無視できない状況下にあるため、斯る
方法にて箱体や扉を製作すれば、ユニット部を除いた箱
体や扉の現地組立ても可能となり、輸送コストを大幅に
削減できる。
送コストの問題が無視できない状況下にあるため、斯る
方法にて箱体や扉を製作すれば、ユニット部を除いた箱
体や扉の現地組立ても可能となり、輸送コストを大幅に
削減できる。
第1図は本発明の断熱扉を示す断面図、第2図は中空パ
ネルの製造方法を示す説明図、第3図は中空パネルの要
部断面図である。 1……断熱扉、2……中空パネル、3……アルミフィル
ム、4……パ−ライトの粉末、6……ダイス、7……パ
リソン。
ネルの製造方法を示す説明図、第3図は中空パネルの要
部断面図である。 1……断熱扉、2……中空パネル、3……アルミフィル
ム、4……パ−ライトの粉末、6……ダイス、7……パ
リソン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 59/00 - 59/22 F25D 23/06 F25D 23/08 B29D 23/03 B29C 47/26 B29C 49/04
Claims (3)
- 【請求項1】耐熱性のポリフェニレンエーテル樹脂のブ
ロー成形により成形された中空パネルと、このブロー成
形時に前記中空パネルの内側に挿入された展性、延性に
富んだポリエチレン樹脂を組み合わせたアルミラミネー
トフィルムと、前記中空パネル内に封入された所定粒度
の粉末からなり、前記パネル内を真空引きして形成した
真空断熱部材であって、前記パネルの表面に焼き付け塗
装を施してなる真空断熱部材。 - 【請求項2】前記中空パネルをポリフェニレンオキサイ
ド樹脂で形成したことを特徴とする請求項1記載の真空
断熱部材。 - 【請求項3】表面に焼き付け塗装可能なポリフェニレン
エーテル樹脂材料を押出成型機のダイスにて押し出し、
円筒状のパリソンを形成するのと同時に、このパリソン
に内接してポリエチレン樹脂を組み合わせたアルミラミ
ネートフィルムを挿入し、押し出し方向と直行する方向
から金型にて前記パリソンを締め付ける工程にて中空パ
ネルをブロー成形した後、所定粒度の粉末或いは連通気
泡を有する硬質ウレタンを前記パネル内に注入し、この
後、パネル内を真空引きして成形する真空断熱材の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289245A JP2966503B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 真空断熱部材とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289245A JP2966503B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 真空断熱部材とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04165197A JPH04165197A (ja) | 1992-06-10 |
JP2966503B2 true JP2966503B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=17740659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2289245A Expired - Fee Related JP2966503B2 (ja) | 1990-10-26 | 1990-10-26 | 真空断熱部材とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2966503B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US10610985B2 (en) | 2015-12-28 | 2020-04-07 | Whirlpool Corporation | Multilayer barrier materials with PVD or plasma coating for vacuum insulated structure |
US10030905B2 (en) | 2015-12-29 | 2018-07-24 | Whirlpool Corporation | Method of fabricating a vacuum insulated appliance structure |
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EP3443284B1 (en) | 2016-04-15 | 2020-11-18 | Whirlpool Corporation | Vacuum insulated refrigerator structure with three dimensional characteristics |
EP3443285B1 (en) | 2016-04-15 | 2021-03-10 | Whirlpool Corporation | Vacuum insulated refrigerator cabinet |
WO2018022007A1 (en) | 2016-07-26 | 2018-02-01 | Whirlpool Corporation | Vacuum insulated structure trim breaker |
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US10352613B2 (en) | 2016-12-05 | 2019-07-16 | Whirlpool Corporation | Pigmented monolayer liner for appliances and methods of making the same |
US10907888B2 (en) | 2018-06-25 | 2021-02-02 | Whirlpool Corporation | Hybrid pigmented hot stitched color liner system |
US10907891B2 (en) | 2019-02-18 | 2021-02-02 | Whirlpool Corporation | Trim breaker for a structural cabinet that incorporates a structural glass contact surface |
-
1990
- 1990-10-26 JP JP2289245A patent/JP2966503B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04165197A (ja) | 1992-06-10 |
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