JPH04165197A

JPH04165197A - 真空断熱部材とその製造方法

Info

Publication number: JPH04165197A
Application number: JP2289245A
Authority: JP
Inventors: Ryoji Ogoshi; 大越　良二
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1990-10-26
Filing date: 1990-10-26
Publication date: 1992-06-10
Anticipated expiration: 2014-10-25
Also published as: JP2966503B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、例えば冷蔵庫の箱体や扉等に使用される真空
断熱部材とその製造方法に関する。

（１コ）従来の技術従来、例えば冷蔵庫の断熱箱体は特開平２−１９２５８
１号公報に示されているように、外箱及び内箱によって
形成される空間に、外箱の適所に設けｔζ注入口よりレ
ジン液とイソシアネート液の原液を注入し、発泡充填さ
せて形成さねている。

そして、この断熱箱体は、高温焼付塗装により多彩な色
に塗装されて完成する。

（ハ）発明が解決し５ようとする課題しかしながら、上記の断熱箱体は、原液からＲ１１等の
フロン液を化学反応で気化させるものであり、■（１１
等の特定“）１コンが地球のオゾン層を破壊を促進させ
るものであることから、環境破壊の問題がクローズアッ
プされており、代替フロンの開発が早急に切望さねでい
る。

（ニ）課題を解決するｔこめの手段本発明は、強化樹脂のブ１］−成形により成形されｔで
中空パネルと、このブト１−成形時に前記中空パネルの
内側に密着成形された展性、延性に富んだ軟質金属体と
からなり、前記パネル内を真空引きして真空断熱部材を
形成したものである。

まｔ（、」−記構成において、軟質金属体をアルミニウ
ムで形成したものである。

更に、」−記構成において、軟質金属体はＰＥＴくポリ
エチレンプレフタレート）樹脂を組み合わせたアルミラ
ミオ・−トフィルムで形成したものである。

また、押出成形機のダイスにて強化樹脂材料を押し出し
、円筒状のパリソンを形成すのと同時に、このパリソン
に内接して円筒状の軟質金属体を押入し、押し出し方向
と直行する方向から金型にて前記パリソンを締め付けて
中空パネルを成形しｔｃ後、所定ち′ＩＩ隻の粉末或る
いは連通気泡をイｌする硬質ウレタンを前記パネル内に
注入し、この後、パネル内を真空引きする力法で真空断
熱部材を製造しｊこものである。

（ホ〉作用り記の構成により本発明は以下の作用を奏するものであ
る。

発泡ウレタンを使用することなく真空断熱部材を作成す
ることができ、特定フロンの不使用によってオゾン層の
破壊を抑制し、環境破壊問題に善処できる。

また、中空パネルは強化樹脂であるｔこめ、剛性が高く
強度的に強いばかりでなく、また、中空パネルの内側に
は、軟質金属体が形成されているｌ（め、該パネルの外
側が、分子間距離が大きく酸素や窒素等の空気を通過さ
せ易い樹脂であっても、内側の軟質金属体にて空気の通
過を食い止めることができ、中空パネル内の真空状態を
維持して性能の良い真空断熱部材を製造できる。

まｔこ、中空パネル内には所定粒度の粉末或るいは連通
気泡を有する硬質ウレタンが注入されているｔこめ、真
空引きしてもパネルが変形するようなことはない。

また、中空パネルの外表部を耐熱性に優れｔこ例えばＰ
Ｐ０（ポリフェニレンオキサイド樹脂）等で成形すれば
、そのまま表面に焼き付は塗装を施すことができるため
、冷蔵庫等の扉や箱体に使用することができる。

また、中空パネルは、強化樹脂のブロー成形にて形成さ
れるため、鋼板等では製作できない複雑な３次元の曲面
に仕上げることができ、種々のデザインを実現できるだ
けでなく、設計の自由度を向上でき、更に、従来のよう
に種々の部品を組み合わせる手数も省略でき、工数を削
減できる。

また、最近、家庭用冷蔵庫等は大型化傾向にあり、輸送
コストの問題が無視できない状況下にあるｔこめ、斯る
方法にて箱体や扉を製作すれば、コーニット部を除いた
箱体や扉の現地組立ても可能となり、輸送コストを大幅
に削減できる。

（へ）実施例＝４− 以ド、本発明の実施例を図面に基すいて説明する。

１は冷蔵庫の断熱扉である。この扉は、強化樹脂である
Ｉ〕Ｐ　Ｏ樹脂（ボリフエニレンオキリーイド）又はＰ
　Ｉ）　Ｅ樹脂（ポリフェニレンエーテル）のブロー成
形により成形さねｌ（中に“１パネル２と、（−の中空
パネル２に内接されたアルミラミネートフィルム３と、
この中空パネル内に封入されｔと所定粒度のパーライト
の粉末４とから形成されており、内部を真空状態に維持
されている。

この扉１ば次のような方法にて製造される。

まず、第２図に示すようにアキコムレータ５に貯えられ
たＰＰＯ樹脂（ポリフェニレンオキサイド）を押出成形
機にてダイス６から押し出して円筒状のパリソン７を成
形する。この時、ダイス６内には図示の如くパリソン７
の内側に円筒状のアルミフィルム８がセットされており
、押し出し動作と共に該フィルム８がパリソン７に内接
する。

この後、パリソン７を金型９，１０にて直角方向から締
め（＝Ｉけて中空パネル２を成形する。ここで、この中
空パネル２には後述する所定粒度のパーライトの粉末４
を注入したり、まｔｒ、真空引きするための穴が必要と
なるｔこめ、斯るブロー成形時に樹脂パイプ１１をイン
サートしておく。

この後、前記中空パネル２内に、パイプ１１を介して所
定粒度にされたパーライトの粉末４を注入して構造材と
しての強度を確保し、この後、真空ポンプによって中空
パネル２内を真空状態にする。

そして、樹脂パイプ１１を接着剤まｔｒは溶着によって
閉塞し、パネル２表面に塗装を施すことにより扉１が完
成する。尚、塗装は中空パネル２を例えば耐熱性の高い
ＰＩ）Ｏ（ポリフェニレンオキサイド樹脂）にて形成し
ておけば、焼き付は塗装も実施できる。

このＪ：うな方法にて製造される断熱扉１は、発泡ウレ
タンを使用することな（断熱扉を作成することができ、
特定フロンの不使用によってオゾン層の破壊を抑制し、
環境破壊問題に善処できる。

まｔと、中空パネル２は強化樹脂であるため、剛性が高
く強度的に強いばかりでなく、また、中空パネル２の内
側には、展性、延性に富んだアルミフィルム３が形成さ
れているため、該パネルの外側が、分子間距離が大きく
酸素や窒素等の空気を通過さセ易い樹脂であっても、内
側のアルミフィルムにて空気の通過を食し川１−ぬるこ
とができ、中空パネル２内の真空状態を維持して性能の
良い真空断熱扉１を製造できる。

まｔｒ、中空パネル２内には所定粒度のパーライトの粉
末４が注入されているため、真空引きしてもパネルが変
形するようなことはない。

また、中空パネル２の外表面を耐熱性に優れた例えばＰ
Ｐ０（ポリフェニレンオキサイド樹脂）等で成形すれば
、そのまま表面に焼き付は塗装を施すことができるｔｒ
め、冷蔵庫等の扉や箱体に使用することができる。

また、中空パネル２は、強化樹脂のブロー成形にて形成
されるため、鋼板等では製作できない複雑な３次元の曲
面に仕１−けることができ、種々のデザインを実現でき
るだけでなく、設計の自由度を向上でき、更に、従来の
ように種々の部品を組み合わせる手数も省略でき、工数
を削減できる。

まｔｒ、、最近、家庭用冷蔵庫等は大型化傾向にあり、
輸送コストの問題が無視できない状況下にあるため、斯
る方法にて箱体や扉を製作ずれば、ユニット部を除いた
箱体や扉の現地組立ても可能となり、輸送コストを大幅
に削減できる。

尚、本実施例ではＰＰ０（ポリフェニレンオキサイド樹
脂）で中空パネル２を成形するものについて説明したが
、これに限定されるものではな（、他の強化樹脂を用い
ても同様の効果が得られる。

また、扉１に限らず、箱体や他の断熱部材も同様な方法
で製造できる。

尚、中空パネル２の内側の軟質金属体にはＰＥＴ（ポリ
エチレンテレフタレート）等を組み込んｔどアルミラミ
ネートフィルムを用いるとより柔軟性が向−トし、更に
良い。

また、軟質金属体をパリソン７に内接させる方法は、所
謂金属−プラスデックの共押出法である本実施例の他に
も種々考えられ、例えば、予め円＝８＝筒状の軟質金属体をダイス６出口にセットシておき、パ
リソン７を突出させ、型締め直前に下端を閉じて内部ブ
ローさせるようにしても良い。

尚、本実施例では、中空パネル２内にパーライトの粉末
４を注入し５１こが、これに限定されるものではなく、
粒子間の隙間が約０．４ｍｍ以下で熱伝導率が小さいも
のならば適用でき、ケイ酸カルシウム等の無機質の粉末
や空気が通るような連通した気泡を有する硬質ウレタン
等でも良い。

まｔこ、中空パネル２内へ粉末を注入しｔ（り真空引き
するためのパイプ１１は単なるパイプではなく、金属製
のワンウェイバルブでも良い。

（ト）発明の効果以上のように本発明によれば、発泡ウレタンを使用する
ことなく真空断熱部材を作成することができ、特定フロ
ンの不使用にＪ：ってオゾン層の破壊を抑制し、環境破
壊問題に善処できる。

まｔこ、中空）＜ネルは強化樹脂であるｔこめ、剛性が
高く強度的に強いばかりでなく、まｔこ、中空パネルの
内側には、軟質金属体が形成さ４］ているため、該パネ
ルの外側が、分子間距離が大きく酸素や窒素等の空気を
通過させ易い樹脂であっても、内側の軟質金属体にて空
気の通過を食い止めることができ、中空パネル内の真空
状態を維持して性能の良い真空断熱部材を製造できる。

まｔζ、中空パネル内には所定粒度の粉末或るいは連通
気泡を有する硬質ウレタンが注入されているｔこめ、貞
空引きしてもパネルが変形するようなことはない。

まｔ（、中空パネルの外表面を耐熱性に優れｒコ例えば
ＰＰ０（ポリフェニレンオキサイド樹脂）等で成形すれ
ば、そのまま表面に焼き付は塗装を施すことができるｔ
こめ、冷蔵庫等の扉や箱体に使用するＣとができる。

まｔこ、中空パネルは、強化樹脂のブロー成形にて形成
されるｔζめ、鋼板等では製作できない複雑な３次元の
曲面に仕」二げることができ、種々のデザインを実現で
きるだけでなく、設計の自由度を向−１−でき、更に、
従来のように種々の部品を組み合わせる手数も省略でき
、工数を削減できる。

まｔこ、最近、家庭用冷蔵庫ｔつ′は大型化傾向にあり
、輸送コストの問題が無視できない状況下にあるｔこめ
、斯る方法にて箱体や扉を製作すわば、ユ〜　ｙト部を
除いｔ（箱体や扉の現地組Ａ″！、ても＋ｉ）能となり
、輸送コストを大幅に削減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の断熱扉を示す断面図、第２図は中空パ
ネルの製造方法を示す説明図、第３図は中空パネルの要
部断面図である。１・・−断熱扉、２・中空パネル、３　アルミフィルノ
・、４・・・パーライトの粉末、６・ダイス、７・・パ
リソン。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）強化樹脂のブロー成形により成形された中空パネ
ルと、このブロー成形時に前記中空パネルの内側に挿入
された展性、延性に富んだ軟質金属体と、前記中空パネ
ル内に封入された所定粒度の粉末からなり、前記パネル
内を真空引きして形成した真空断熱部材。
（２）軟質金属体はアルミニウムで形成されていること
を特徴とする請求項１記載の真空断熱部材。
（３）軟質金属体はポリエチレン樹脂を組み合わせたア
ルミラミネートフィルムであることを特徴とする請求項
１記載の真空断熱部材。
（４）押出成形機のダイスにて強化樹脂材料を押し出し
、円筒状のパリソンを形成すのと同時に、このパリソン
に内接して円筒状の軟質金属体を挿入し、押し出し方向
と直行する方向から金型にて前記パリソンを締め付けて
中空パネルを成形し、所定粒度の粉末或るいは連通気泡
を有する硬質ウレタンを前記パネル内に注入し、この後
、パネル内を真空引きして成形する真空断熱部材の製造
方法。