JP2966272B2 - 被封入物の過剰欠落検査方法及びそれに用いられる検査装置 - Google Patents

被封入物の過剰欠落検査方法及びそれに用いられる検査装置

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JP2966272B2
JP2966272B2 JP6010681A JP1068194A JP2966272B2 JP 2966272 B2 JP2966272 B2 JP 2966272B2 JP 6010681 A JP6010681 A JP 6010681A JP 1068194 A JP1068194 A JP 1068194A JP 2966272 B2 JP2966272 B2 JP 2966272B2
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    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43MBUREAU ACCESSORIES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B43M5/00Devices for closing envelopes
    • B43M5/04Devices for closing envelopes automatic
    • B43M5/042Devices for closing envelopes automatic for envelopes with only one flap

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、封筒などの中に封入さ
れる被封入物が過剰に又は欠落して供給されているか否
かの検査を自動的に行う被封入物の過剰欠落検査方法及
びそれに用いられる検査装置に関し、特に被封入物の枚
数が随時変化する所謂「名寄せ」機能を行いながら自動
封入封緘装置で被封入物を封入させる際の過剰欠落検査
に適用して好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばダイレクトメールのよ
うに同一様式の被封入物、例えば請求書や案内状を自動
的に封筒内に封緘する装置として、自動封入封緘装置が
知られている。その装置では、一般に封緘の終了した封
緘物内に被封入物が正しく入れられているか否かの検査
を自動的に行うようになっている。
【0003】図8には、そのような自動封入封緘装置の
構成例の概略(図の上段)及びその装置で行われる処理
内容(図の下段)が模式的に示されているが、同図に示
すように、この自動封入封緘装置1では、カッタ装置2
で連続用紙Aから単票用紙Bを切り出し、その切り出さ
れた単票用紙Bをプール装置3で一旦保持した後、その
単票用紙Bをパンフレット等の同封物(本明差書におい
ては、被封入物とは区別される。)がある場合(図示例
では、なし)にはその同封物とともに封入封緘装置4で
封筒C内に入れて封緘し、その封緘物Dについて上記検
査を検査装置5で行っている。
【0004】その検査内容は、例えば、厚みセンサで封
緘物の厚さを測定し、その測定した厚さと、予め検査装
置5のメモリに記憶された正常な封緘物における厚さ
(正規値)とを比較して前記測定値が前記正規値の許容
誤差範囲内に納まっているか否かの判定を行うというも
のである。ここで、正規値は、自動封入封緘装置1を稼
動する前に、予め所定枚数の単票用紙B及び同封物を封
緘した封緘物の厚さを厚みセンサで測定することにより
与えられる。
【0005】また、各装置2,3,4,5は相互に双方
向通信手段6により結ばれていて、それら通信手段6を
介して、例えば、カッタ装置2に備えられた図示しない
OMR(Optical Mark Reader)マーク読取手段で読み
取った、連続用紙Aに印刷されたOMRマークの情報を
封入封緘処理の進行とともに順次各装置3,4,5へ送
信することができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検査装置5では、封緘物Dの厚さを測定し、上記正規値
との比較を行って合否を判定するだけであるため、封筒
C内に封入される単票用紙Bの枚数が個々の宛先によっ
て変わることのある「名寄せ」を行うと封緘物Dの厚さ
は封入された単票用紙Bの枚数に応じて封緘物毎に異な
ってしまい、厚さの測定値が正規値の許容範囲内に納ま
らなくなってエラーとなってしまうという問題点があっ
た。
【0007】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、「名寄せ」された封緘物
について被封入物が過剰に又は欠落して供給されている
か否かの検査を自動的に行うことのできる被封入物の過
剰欠落検査方法を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、上記検査方法に用いられる被封入物の過剰
欠落検査装置を提供することである。
【0008】上記目的を達成するために、本発明に係る
被封入物の過剰欠落検査方法においては、封筒に封入さ
れる被封入物の1枚基準値を測定して、この1枚基準値
に基づき許容範囲を設定し、供給された被封入物の枚数
情報を受け取るとともに、その供給された被封入物の枚
数に対応して増減する変化量を検出し、その検出した変
化量が前記枚数情報に対応する許容範囲内に納まってい
るか否かを判定して、供給された被封入物の過剰又は欠
落を検査することを特徴とする。この発明において、前
記変化量の検出については被封入物の厚み又は重さの測
定により行っても良い。
【0009】また、本発明に係る被封入物の過剰欠落検
査装置においては、封筒に封入される被封入物の1枚基
準値を測定して、この1枚基準値に基づき許容範囲を設
定する設定手段と、供給された被封入物の枚数情報を受
け取る枚数情報受取手段と、供給された被封入物の枚数
に対応して増減する変化量を検出する検出手段と、該検
出手段で検出した変化量が、枚数情報受取手段で受け取
られた枚数情報に対応する許容範囲内に納まっているか
否かを判定する判定手段とを備えていることを特徴とす
る。具体的には、例えば前記検出手段は、被封入物の厚
又は重さを測定する測定手段である。
【0010】
【作用】本発明に係る被封入物の過剰欠落検査方法によ
れば、供給された被封入物の枚数情報を受け取るととも
に、その供給された被封入物の枚数に対応して増減する
厚みなどの変化量を検出し、その検出した変化量と前記
枚数情報に対応する許容範囲とを比較するようにしたた
め、被封入物の枚数が常に一定でなく検査毎に変化する
ような場合でも、その枚数の情報が伝達され、その枚数
情報に応じた許容範囲でもって合否判定を行うので、
「名寄せ」された封緘物について被封入物が過剰に又は
欠落して供給されているか否かの検査を自動的に行うこ
とができる。
【0011】本発明に係る被封入物の過剰欠落検査装置
によれば、供給された被封入物の枚数情報を受け取る枚
数情報受取手段と、供給された被封入物の枚数に対応し
て増減する厚みなどの変化量を検出する厚み測定装置な
どの検出手段と、該検出手段で検出された変化量が、枚
数情報受取手段で受け取られた枚数情報に対応する許容
範囲内に納まっているか否かを判定する判定手段とを備
えているため、枚数情報受取手段によって検査すべき被
封入物の枚数を知り、また検出手段で検査すべき被封入
物の厚みなどの変化量を検出し、判定手段でその変化量
と枚数情報に応じた許容範囲とを比較して合否判定を行
うので、「名寄せ」された封緘物について被封入物が過
剰に又は欠落して供給されているか否かの検査を自動的
に行うことができる。
【0012】加えて、本発明に係る被封入物の過剰欠落
検査方法及びそれに用いられる検査装置によれば、「名
寄せ」により枚数の変化する被封入物と一緒に封入する
同封物がある場合にも、被封入物の過剰欠落の検査を自
動的に行うことができるだけでなく、その同封物の過剰
供給及び欠落の検査や、その同封物が冊子の場合にはそ
の冊子の落丁などの検査も行うことができる。
【0013】
【実施例】本発明に係る被封入物の過剰欠落検査方法及
びそれに用いられる検査装置の実施例を図1乃至図7に
基づき、以下に説明する。それらのうち、図1は本発明
に係る被封入物の過剰欠落検査装置(以下、「検査装
置」とする。)を備えた自動封入封緘装置の一例の概略
構成(図の上段)及びその自動封入封緘装置で行われる
処理内容(図の下段)の模式図、図2は被封入物の一例
の模式図、図3は本発明に係る検査装置の一例の概略構
成図、図4はその検査装置の検出手段の一例の概略構成
図、図5は本発明に係る検査方法における初期設定手順
の流れの一例を示すフローチャート、図6はその初期設
定における許容範囲の設定の仕方を説明する説明図、図
7は本発明に係る検査方法における検査手順の流れの一
例を示すフローチャートである。
【0014】先ず、本発明に係る検査装置について説明
する前に、その検査装置を備えた自動封入封緘装置の一
例について説明する。その自動封入封緘装置10は、図
1に示すように、連続用紙Aから被封入物である単票用
紙Bを切り出すカッタ装置20と、そのカッタ装置20
から搬送されてきた単票用紙Bを一旦保持するプール装
置30と、そのプール装置30から搬送されてきた単票
用紙Bを封筒C内に入れて封をする封入封緘装置40
と、その封入封緘装置40から搬送されてきた封緘物D
の検査を行う本発明に係る検査装置100等とから構成
されている。そして、単票用紙Bや封緘物D等は、図示
省略した搬送機構により各装置20,30,40,10
0に順次搬送される。また、各カッタ装置20とプール
装置30、プール装置30と封入封緘装置40、封入封
緘装置40と検査装置100は、夫々、後述する単票用
紙Bの枚数情報やOMRマーク情報などの伝達に供せら
れる双方向通信手段60,61,62により相互に結ば
れている。
【0015】カッタ装置20は、連続用紙Aを切断する
カッタ(切断刃)を有しており、連続用紙Aを横に切断
するとともに左右両縦縁を切り離して単票用紙Bを切り
出す。また、カッタ装置20は、図示しないOMRマー
ク読取手段を備えており、そのOMRマーク読取手段で
連続用紙AのOMRマークM1,M2,M3,…(図2参
照)を読み取る。そして、切り出された単票用紙Bは前
記搬送機構を介して、一方読み取られたOMR情報は双
方向通信手段60を介して、何れもプール装置30に送
られる。
【0016】ここで、以後の説明の理解を容易にするた
めに、前記OMRマークM1,M2,M3,…を付された
連続用紙Aの一例について説明する。図2の例におい
て、OMRマークM1は各ページ(即ち、単票用紙Bと
なる部分)に付されるスタートマークであり、OMRマ
ークM2はパリティチェックなどに用いられるパリティ
マークであり、OMRマークM3は一緒に封入される同
一グループの終わりを表すグループグループエンドマー
クである。この例では「名寄せ」されていて、宛名イさ
んにはB1,B2,B3,B4の符号を付した4枚の単票用
紙、宛名ロさんにはB5の符号を付した1枚の単票用
紙、宛名ハさんにはB6,B7,B8の符号を付した3枚
の単票用紙、宛名ニさんにはB9の符号を付した単票用
紙を含む複数枚の単票用紙(単票用紙B9以降、図示省
略)が夫々送られることになる。
【0017】前記プール装置30は、カッタ装置20か
ら搬送されてきた単票用紙Bを貯留するとともに、その
単票用紙Bと一緒に送られてきたOMRマーク情報の内
容を調べてプール装置30に備えられた図示省略するO
MR情報記憶装置(RAM等)に記憶する。また、プー
ル装置30は、該プール装置30で貯留している単票用
紙Bの枚数をカウントするカウンタ手段31、及びその
カウンタ手段31に接続されてカウンタ手段31でカウ
ントされた枚数を記憶するRAM等の枚数記憶装置32
を有している。
【0018】具体的にプール装置30の動作を図2の例
で説明すると、プール装置30にカッタ装置20からイ
さん用の単票用紙B1が搬送されてくると、カウンタ手
段31のカウント数は1だけインクリメントされて枚数
記憶装置32に記憶される。また、単票用紙B1にはグ
ループエンドを表すOMRマークM3がないので、プー
ル装置30は、単票用紙B1を保留したまま双方向通信
手段60を介してカッタ装置20に次の単票用紙B2の
搬送を要求する。それにより、プール装置30に単票用
紙B2がOMRマーク情報とともにカッタ装置20から
搬送されてきて、カウンタ手段31のカウント数はまた
1だけインクリメントされて枚数記憶装置32に記憶さ
れる。
【0019】単票用紙B2にもOMRマークM3がないの
で、プール装置30はカッタ装置20に単票用紙B3の
搬送を要求し、単票用紙B3とそのOMRマーク情報を
受け取る。その際にも、カウンタ手段31のカウント数
は1だけインクリメントされて枚数記憶装置32に記憶
される。単票用紙B3にもOMRマークM3がないので、
プール装置30の発する単票用紙B4の搬送要求に対し
て、プール装置30にさらに単票用紙B4とそのOMR
マーク情報が送られてきて、カウンタ手段31のカウン
ト数はさらに1だけインクリメントされて枚数記憶装置
32に記憶される。
【0020】そして、プール装置30は、単票用紙B4
のOMRマークM3を検出することによって、貯留され
ていた単票用紙B1,B2,B3,B4を一括して封入封緘
装置40に送り出すとともに、各単票用紙B1,B2,B
3,B4毎にOMR情報記憶装置に記憶されていたOMR
情報及び枚数記憶装置32に記憶されていた枚数情報を
双方向通信手段61を介して封入封緘装置40に送る。
その後、カウンタ手段31のカウント数がリセットさ
れ、枚数記憶装置32及びOMR情報記憶装置の各記憶
内容がクリアされて、新たにロさんの単票用紙B5の受
入れを行う。
【0021】なお、一緒に封入されるグループの区切り
としてグループエンドマークに代えてグループの先頭頁
にグループの始まりを表すグループスタートマークを設
けることもあるが、その場合には、プール装置30は、
次のグループのグループスタートマークの情報を受け取
ったら次のグループの先頭頁となる単票用紙Bを受け入
れる前に、保留中のグループの単票用紙Bをプール装置
30に送るようにすればよい。
【0022】封入封緘装置40は、プール装置30から
送られてきた単票用紙Bを受け入れ、一緒に同封するパ
ンフレット等の他の同封物がある場合(図1の例は、同
封物がない場合)にはその同封物とともに単票用紙Bを
封筒C内に封入して封緘した後、その封緘物Dを検査装
置100に送り出す。また、封入封緘装置40は、双方
向通信手段61を介して送られてきたOMR情報及び枚
数情報を封入封緘装置40に備えられた記憶装置に一時
的に保持し、封緘物Dの搬送とともに双方向通信手段6
2を介して検査装置100に送る。図1で、符号41は
封筒Cを供給するホッパーであり、符号42は同封物を
供給するホッパー(空の状態)である。
【0023】検査装置100は、封入封緘装置40から
送られてきた封緘物Dを受け入れ、封緘物Dの厚さや重
さなど、封筒C内に封入された単票用紙Bの枚数に対応
して増減する変化量の検出を行う。そして、検査装置1
00は、双方向通信手段62を介して封入封緘装置40
から枚数情報を受け取り、その枚数情報に対応する許容
範囲内に検出した変化量が納まっているか否かを判定し
て、封緘物D内に封入されるべき単票用紙Bや同封物が
過剰に又は欠落して入れられていないかを検査する。検
査結果が合格であると、検査装置100は、封緘物Dを
自動封入封緘装置10から排出して封入封緘装置40か
ら新たな封緘物Dを受け取る。一方、不合格であると、
検査装置100は、例えばエラー表示や警告音等を発生
して異常封入状態の発生を知らせるとともに、自動封入
封緘装置10全体を停止させて待機状態とする。
【0024】次に、本発明に係る検査装置100の一例
を図3及び図4を参照しながら詳細に説明する。この検
査装置100は、図3に示すように、種々の設定や命令
の操作を行う操作パネル110と、検査装置100全体
の制御や双方向通信手段62の通信制御や封緘物Dの合
否判定などを行う制御装置120と、封緘物Dの厚さ等
の変化量の検出を行う検出手段130と、封緘物Dが正
常である場合の厚さ等の正規値のデータを初期設定の際
に記憶する正規値記憶装置140と、検査実行時に測定
した封緘物Dの厚さ等の変化量を記憶する測定値記憶装
置150と、異常封入状態を見つけた時にエラー表示や
警告音等を発するエラー発生手段160と、検出手段1
30の駆動を行う駆動手段170と、検出手段130の
出力するアナログの検出信号をデジタル変換するA/D
変換器180と、封緘物Dを検出位置(測定位置)に搬
送する搬送機構190とを備えている。
【0025】操作パネル110は、制御装置120に接
続されていて、特に図示しないが検査装置100の各種
設定ボタンや検査開始ボタンなどを有している。また、
操作パネル110には、図示しないCRTやLCD(液
晶)等の表示装置が設置されていて、検査装置100の
稼動状況などが表示されるようになっている。
【0026】制御装置120は、例えばマイクロコンピ
ュータを有する制御回路等で構成されており、双方向通
信手段62の制御を行う通信制御手段121や、封入封
緘装置40から送られてくる枚数情報及びOMR情報を
夫々受け取る枚数情報受取手段122及びOMR情報受
取手段123や、封緘物Dの合否判定を行う判定手段1
24や、前記駆動手段170及び前記搬送機構190の
駆動モータ191などの駆動制御を行う駆動制御手段1
25を備えている。
【0027】通信制御手段121は、双方向通信手段6
2の制御とともに、双方向通信手段62より入力される
枚数情報及びOMR情報を夫々枚数情報受取手段122
及びOMR情報受取手段123に出力する。枚数情報受
取手段122及びOMR情報受取手段123は、通信制
御手段121より入力される各情報を夫々図示しないR
AM等の記憶装置に記憶させる。また、枚数情報受取手
段122は、検査実行時に検査されている封緘物Dの枚
数情報を記憶装置から読み込んで判定手段124に出力
する。
【0028】判定手段124は、検査されている封緘物
Dの合否判定を行うにあたって、枚数情報受取手段12
2から受け取った枚数情報に基づいて正規値記憶装置1
40から正規値を読み込んでその枚数に対応する許容範
囲を求めるとともに、検出手段130で測定され一旦記
憶されていた厚さ等の変化量(測定値)を測定値記憶装
置150から読み込み、その測定値が求めた許容範囲内
にあるか否かを比較して調べ、合否判定を行う。検査結
果が合格の場合には、判定手段124から駆動制御手段
125に一致信号が出力され、それに基づいて駆動制御
手段125から駆動モータ191に駆動信号が出力され
て搬送機構190が作動される。また、不合格の場合に
は、判定手段124からエラー発生手段160にエラー
発生信号が出力されて、エラー発生手段160でエラー
表示等が行われる。
【0029】駆動制御手段125は、封入封緘装置40
から搬送されてきた封緘物Dを検出手段130の下方の
測定位置まで移動させて停止させるように駆動モータ1
91の駆動を制御するとともに、その測定位置で封緘物
Dが停止されると、検出手段130が検出開始可能な状
態になるように駆動手段170の駆動を制御する。即
ち、検出手段130は、図4に示すように、駆動手段1
70の一構成要素である駆動モータ133により昇降可
能に支持された検出棒131を有しており、その検出棒
131が下降されて封緘物Dを適度に押さえつけるよう
に、駆動制御手段125は駆動手段170の駆動制御を
行う。さらに、検出棒131は、駆動手段170の構成
要素である図示しない駆動モータ等により搬送機構19
0の搬送テーブル192に平行な面内にて任意の位置に
移動可能に支持されており、駆動制御手段125は検出
棒131の平行移動の制御も行うことができるようにな
っている。
【0030】検出手段130は、例えば封緘物Dの厚さ
を測定する厚み測定装置であり、この厚み測定装置は、
上記検出棒131及び上記駆動モータ133と、検出棒
131と駆動モータ133を連結するクランク機構13
2と、ガイド部134とフランジ部135の間に設けら
れたスプリング136と、検出棒131と一体となって
昇降する遮光部材137と、例えばレーザー光L等を発
する発光部138及びそのレーザー光L等を受光する受
光部139からなる光センサ等、とから主として構成さ
れている。そして、駆動モータ133の駆動により下降
された検出棒131は、その下死点において封緘物Dの
厚さ分だけスプリング136により上昇することができ
るようになっている。その際、遮光部材137が光セン
サのレーザー光L等を一部遮り、それによって遮光部材
137の上端位置の変位量がわかり、封緘物Dの厚さが
測定される。
【0031】ここで、発光部138からは常時レーザー
光L等が発せられていて、それを受光する受光部139
からは常時遮光部材137の変位量、即ち検出棒131
の変位量に応じた電圧などの検出信号がA/D変換器1
80を介して制御装置120に出力されている。そし
て、制御装置120は、検出棒131が下死点に達した
ことを知らせる読取有効信号を駆動手段170より受け
取り、その読取有効信号の入力に同期したタイミングで
検出手段130からの検出信号を有効なものとして読み
込む。制御装置120で読み込まれた検出信号が検査開
始前の初期設定における正規値の場合には、その正規値
の許容範囲等のデータが演算により求められて正規値デ
ータとして正規値記憶装置140に格納され、また検出
信号が検査実行時における測定値の場合には測定値デー
タとして測定値記憶装置150に格納される。
【0032】正規値記憶装置140は、制御装置120
に接続されたRAMなどで構成されていて、制御装置1
20から送られてくる正規値のデータを記憶する。測定
値記憶装置150は、制御装置120に接続されたRA
Mなどで構成されていて、制御装置120から送られて
くる測定値のデータを記憶する。
【0033】エラー発生手段160は、判定手段124
に接続されいて、判定手段124からエラー発生信号が
入力されるとエラー表示等を行う。その際の表示装置と
して、操作パネル110に設置された表示装置などが使
用される。
【0034】次に、上記構成の検査装置100における
初期設定手順の一例を、図5及び図6を参照しながら説
明する。初期設定を開始すると、先ず操作パネル110
を操作して厚み検査のオン(ON)/オフ(OFF)の
設定を行う(ステップS10)。これは、検査装置10
0において厚み検査を実行し、得られた測定値が異常で
ある場合に自動封入封緘装置10の稼動を停止する機能
を有効にするか否かの設定であり、本例では厚み検査を
行うのでオン(ON)に設定する。
【0035】続いて、操作パネル110を操作して名寄
せ検査のオン(ON)/オフ(OFF)の設定を行う
(ステップS11)。これは、自動封入封緘装置10で
行われる封入封緘作業が連続用紙Aに付されたOMRマ
ークによる「名寄せ」機能を用いたものであるか否かの
設定であり、本例では「名寄せ」機能を用いるのでオン
(ON)に設定する。
【0036】次いで、これから行う封入封緘作業中に発
生し得る同一封筒C内に封入される単票用紙Bの枚数
(名寄せ枚数)の上限値(最大名寄せ枚数)を設定し
(ステップS12)、さらに検査実行中に封緘物Dの厚
さの測定値が正規値よりも大きい場合の許容限界(上限
マージン)の設定を行うとともに(ステップS13)、
測定値が正規値よりも小さい場合の許容限界(下限マー
ジン)の設定を行う(ステップS14)。それら各設定
は操作パネル110の操作により行われ、最大名寄せ枚
数のデータはRAM等の記憶装置に記憶され、上限マー
ジンや下限マージンの設定値は制御装置120のメモリ
のワークエリア等に保持される。また、上限マージン及
び下限マージンは%(百分率)で設定される。
【0037】続いて、ステップS15で基準厚みティー
チングを行い、特に限定しないが例えば単票用紙Bが1
枚である時の封緘物Dを検出手段130にセットしてそ
の厚さを測定し、単票用紙Bが1枚の時の正規値、即ち
1枚基準値(例えば図6の符号Mを付した●印)を得
る。その際、封緘物D内に単票用紙Bとともに同封物が
ある場合でも、その同封物の厚さが常時一定であれば同
封物について特に考慮する必要はない。
【0038】そして、ステップS16で単票用紙Bが1
枚多く入れられた場合を想定して上限厚みティーチング
を行い、ステップS15で用いた封緘物Dに単票用紙B
を一枚重ねてその厚さを検出手段130で測定し、単票
用紙Bが1枚多い時の上限測定値(例えば図6の符号N
を付した●印)を得る。なお、単票用紙Bが1枚少ない
場合の下限測定値(例えば図6の符号Pを付した○印)
については、制御装置120における演算により以下の
(1)式に基づいて算出される。それら上限測定値及び
下限測定値の各データは、制御装置120のメモリのワ
ークエリア等に保持される。 下限測定値=1枚基準値−(上限測定値−1枚基準値)‥‥(1)
【0039】次いで、ステップS12で設定した最大名
寄せ枚数の単票用紙Bを封入した封緘物Dの厚さを検出
手段130で測定する最大名寄せ時の厚みティーチング
を行い(ステップS17)、最大枚数基準値(例えば図
6の符号Sを付した●印、なお図6の例では最大名寄せ
枚数を5枚としている)を得る。
【0040】ここで、ステップS13,14で設定した
上限マージン及び下限マージンと上記上限測定値N及び
下限測定値Pに基づいて、制御装置120で以下の
(2)式及び(3)式の演算が行われ、1枚基準値Mに
対して許容される上限範囲(図6の符号Qを付した△印
と符号Mの●印との間の範囲)及び下限範囲(図6の符
号Mの●印と符号Rを付した△印との間の範囲)が正規
値データとして算出される(ステップS18)。算出さ
れた上限範囲及び下限範囲の各データは1枚基準値M及
び最大枚数基準値Sとともに正規値データとして正規値
記憶装置140に記憶される(ステップS19)。 上限範囲=(上限測定値−1枚基準値)×上限マージン‥‥(2) 下限範囲=(上限測定値−1枚基準値)×下限マージン‥‥(3)
【0041】なお、本例では、検査実行時における単票
用紙Bの各枚数に対応する各許容範囲Wは、最大枚数基
準値Sと一枚基準値Mと1枚基準値の許容範囲の上限値
Q及び下限値Rとから判定手段124における演算によ
り求められる。具体的には、その演算内容は、最大枚数
基準値Sと一枚基準値Mを直線T(図6に一点鎖線で示
す。)で結び、その直線Tに平行で前記上限値Q及び下
限値Rを夫々通る直線U,V(何れも図6に二点鎖線で
示す。)をひき、それら直線U,Vの間の範囲を許容範
囲Wとするものである。
【0042】ここまでで、「名寄せ」機能を用いた封入
封緘作業における検査装置100の初期設定が終了した
ことになる。そして、検査装置100は操作パネル11
0の図示しない開始キーが押されるまで検査の実行待ち
状態となり(ステップS20)、開始キーが押されると
実行動作が開始される(ステップS100)。
【0043】次に、検査装置100における検査実行手
順の一例を、図7を参照しながら説明する。上述したよ
うに初期設定が済んだ後、操作パネル110の開始キー
が押されると、先ず封入封緘装置40から搬送されてき
た封緘物Dは搬送機構190により検出手段130の下
方の測定位置まで移動されて停止され(ステップS11
0)、しかる後駆動手段170により検出棒131が下
降されて封緘物Dが押さえつけられる(ステップS11
1)。
【0044】そして、検出棒131が下死点に達し、駆
動手段170から制御装置120に読取有効信号が入力
されて制御装置120で読取タイミングであると判断さ
れると(ステップS112)、その判断時点で検出手段
130から制御装置120に入力される厚さの測定値が
有効となって厚さ測定が行われたこととなる(ステップ
S113)。その有効となった測定値は、検査された封
緘物Dの厚さの測定値データとして測定値記憶装置15
0に記憶される(ステップS114)。
【0045】次いで、双方向通信手段61,62及び封
入封緘装置40を介してプール装置30から伝送されて
記憶装置に記憶されている枚数(名寄せ枚数)情報が読
み込まれ(ステップS115)、その名寄せ枚数情報
が、初期設定のステップS12で設定した最大名寄せ枚
数よりも多い時には(ステップS116)ステップS1
23に進んでエラー発生とともに検査の実行が停止され
る。ステップS116で名寄せ枚数情報が最大名寄せ枚
数以下の時には検査の実行が継続して行われ、正規値記
憶装置140から記憶されていた正規値データが読み込
まれるとともに(ステップS117)、測定値記憶装置
150から測定値データが読み込まれる(ステップS1
18)。
【0046】そして、判定手段124において、正規値
記憶装置140から読み込まれた正規値データの最大枚
数基準値Sと1枚基準値Mと上限範囲(Q−M)と最大
名寄せ枚数と、封緘物Dの名寄せ枚数とに基づいて以下
の(4)式の右辺の値、即ちその名寄せ枚数における許
容範囲の上限値が演算により求められる。さらに判定手
段124において、その求められた上限値と測定値とが
比較され(ステップS119)、測定値が上限値よりも
大きい場合、即ち(4)式を満たす場合には上限オーバ
ーとしてステップS123に進んでエラー発生とともに
検査の実行が停止される。 測定値>(最大枚数基準値−1枚基準値)×(名寄せ枚数−1)/(最大名寄 せ枚数−1)+1枚基準値+上限範囲‥‥(4)
【0047】ステップS119で上限オーバーとならな
い時には、ステップS120に進み、判定手段124に
おいて、最大枚数基準値Sと1枚基準値Mと下限範囲
(M−R)と最大名寄せ枚数と、封緘物Dの名寄せ枚数
とに基づいて以下の(5)式の右辺の値、即ちその名寄
せ枚数における許容範囲の下限値が演算により求められ
る。そして、判定手段124において、その求められた
下限値と測定値とが比較され、測定値が下限値よりも小
さい場合、即ち(5)式を満たす場合には下限オーバー
としてステップS123に進んでエラー発生とともに検
査の実行が停止される。 測定値<(最大枚数基準値−1枚基準値)×(名寄せ枚数−1)/(最大名寄 せ枚数−1)+1枚基準値−下限範囲‥‥(5)
【0048】ステップS120で下限オーバーとならな
い時には、検査の実行が継続して行われるが、操作パネ
ル110の図示しない停止キーが押されるとエラーの有
無にかかわらず停止し(ステップS121)、停止キー
が押されなければ、搬送機構190が作動されて検査の
終了した封緘物Dが排出され、次の封緘物Dが封入封緘
装置40から検査装置100に搬送されてくる。そし
て、ステップS110以降の処理が繰り返し行われて次
々に封緘物Dの検査が行われることとなる。
【0049】上記実施例によれば、封緘物D内に封入さ
れた単票用紙Bの枚数情報を受け取る枚数情報受取手段
122と、その封緘物Dの厚さを測定する検出手段13
0と、その検出手段130の測定により得られた封緘物
Dの厚さの測定値が、枚数情報受取手段122で受け取
られた枚数情報に対応する許容範囲内に納まっているか
否かを判定する判定手段124とを備えた検査装置10
0を用い、封緘物D内に封入された単票用紙Bの枚数情
報を受け取るとともに、その封緘物Dの厚さを測定し、
得られた測定値と前記枚数情報に対応する許容範囲とを
比較するようにしたため、封入される単票用紙Bの枚数
が常に一定でなく検査毎に変化するような場合でも、そ
の枚数の情報が伝達され、その枚数情報に応じた許容範
囲でもって合否判定を行うので、「名寄せ」された封緘
物Dについて単票用紙Bが過剰に又は欠落して封入され
ているか否かの検査を自動的に行うことができる。
【0050】加えて、「名寄せ」により枚数の変化する
単票用紙Bと一緒に封入する同封物がある場合にも、単
票用紙Bの過剰欠落の検査を自動的に行うことができる
だけでなく、その同封物の過剰供給及び欠落の検査や、
その同封物が冊子の場合にはその冊子の落丁などの検査
も行うことができる。
【0051】なお、上記実施例においては、検出手段1
30は厚み測定装置であって封緘物Dの厚さを検出する
としたが、これに限定されるものではなく、封緘物Dの
重さなど、単票用紙Bの封入された枚数に対応して増減
する変化量を検出することができれば如何なるものでも
よいし、センサの形式はレーザー光Lを用いた光センサ
に限らないのはいうまでもない。
【0052】また、上記実施例においては、初期設定で
1枚基準値を決める基準厚みティーチングと最大枚数基
準値を決める最大名寄せ時の厚みティーチングを行い、
その間の厚さのデータについては直線補完で求めるよう
にしたが、これ限定されるものではなく、3つ以上の名
寄せ枚数においてティーチングを行ってもよいし、全て
の名寄せ枚数においてティーチングを行ってもよいのは
いうまでもない。
【0053】さらに、上記実施例においては、ティーチ
ングを行わない名寄せ枚数の厚さのデータについては直
線で補完したが、これに限定されるものではなく、光セ
ンサのリニアリティを補正する係数を測定値に乗ずるな
どして測定値の補正を行ってもよいし、測定値の補正の
代わりに各名寄せ枚数における許容範囲を補正するよう
にしてもよい。
【0054】さらにまた、上記実施例においては、単票
用紙Bが1枚の時と最大名寄せ枚数の時に夫々ティーチ
ングを行って基準値としたが、これに限定されるもので
はなく、少なくとも2つの名寄せ枚数においてティーチ
ングを行えばよい。
【0055】また、上記実施例においては、単票用紙B
が封筒C内に封入された状態で検査を行っているが、名
寄せされ、封筒C内に封入される前に検査を行うように
してもよい。
【0056】さらに、ティーチングを行わずに、予め正
規値及び許容範囲のデータをROMや他の記録媒体など
に格納させておいてもよいし、初期設定時にマニュアル
操作により操作パネル110から入力するようにしても
よいのはいうまでもない。
【0057】さらにまた、上記実施例においては、検査
する封緘物Dの枚数情報は双方向通信手段62を介して
枚数情報受取手段122に送られてくるとしたが、これ
に限定されるものではなく、検査装置100に枚数情報
が提供されれば、例えば予めRAM等に検査する全ての
封緘物Dの枚数情報を格納しておき、そのRAM等から
枚数情報受取手段122に枚数情報のデータが順次送ら
れるようになっていてもよい。
【0058】また、判定手段124において各名寄せ枚
数に対応した許容範囲を求める演算内容は、上記実施例
に記載した式や手順等に限らないのは勿論である。
【0059】さらに、上記実施例でフローチャートを示
して説明した検査装置100の初期設定手順及び検査実
行手順は何れも一例であり、それら初期設定手順及び検
査実行手順は上記実施例により何等限定を受けないのは
いうまでもない。
【0060】さらにまた、検査装置100の細部を如何
ように設計変更してもよいのは勿論であるし、自動封入
封緘装置10から独立して検査装置100を用いてもよ
い。検査装置100を単独で用いる場合には、枚数情報
を双方向通信手段62によらず上述したようにRAM等
から提供するようにすればよい。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る被封入物の過剰欠落検査方
法によれば、封筒に封入される被封入物の1枚基準値を
測定して、この1枚基準値に基づき許容範囲を設定し、
供給された被封入物の枚数情報を受け取るとともに、そ
の供給された被封入物の枚数に対応して増減する変化量
を検出し、その検出した変化量と前記枚数情報に対応す
る許容範囲とを比較するようにしたため、被封入物の枚
数が常に一定でなく検査毎に変化するような場合でも、
その枚数の情報が伝達され、その枚数情報に応じた許容
範囲でもって合否判定を行うので、「名寄せ」された封
緘物について被封入物が過剰に又は欠落して供給されて
いるか否かの検査を自動的に行うことが出来る。
【0062】本発明に係る被封入物の過剰欠落検査装置
によれば、封筒に封入される被封入物の1枚基準値を測
定して、この1枚基準値に基づき許容範囲を設定する設
定手段と、供給された被封入物の枚数情報を受け取る枚
数情報受取手段と、供給された被封入物の枚数に対応し
て増減する変化量を検出する検出手段と、該検出手段で
検出した変化量が、枚数情報受取手段で受け取られた枚
数情報に対応する許容範囲内に納まっているか否かを判
定する判定手段とを備えているため、枚数情報受取手段
によって検査すべき被封入物の枚数を知り、また検出手
段で検査すべき被封入物の厚みや重みなどの変化量を検
出し、判定手段でその変化量と枚数情報に応じた許容範
囲とを比較して合否判定を行うので、「名寄せ」された
封緘物について被封入物が過剰に又は欠落して供給され
ているか否かの検査を自動的に行うことが出来る。
【0063】加えて、本発明に係る被封入物の過剰欠落
検査方法及びそれに用いられる検査装置によれば、「名
寄せ」により枚数の変化する被封入物と一緒に封入する
同封物がある場合にも、被封入物の過剰欠落の検査を自
動的に行うことができるだけでなく、その同封物の過剰
供給及び欠落の検査や、その同封物が冊子の場合にはそ
の冊子の落丁などの検査も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検査装置を備えた自動封入封緘装
置の一概略構成例及びその自動封入封緘装置で行われる
処理内容を表す模式図である。
【図2】自動封入封緘装置で名寄せする被封入物の一例
の模式図である。
【図3】本発明に係る検査装置の一例の概略構成図であ
る。
【図4】その検査装置の検出手段の一例の概略構成図で
ある。
【図5】本発明に係る検査方法における初期設定手順の
流れの一例を示すフローチャートである。
【図6】その初期設定における許容範囲の設定の仕方を
説明する説明図である。
【図7】本発明に係る検査方法における検査手順の流れ
の一例を示すフローチャートである。
【図8】従来の検査装置を備えた自動封入封緘装置の一
概略構成例及びその自動封入封緘装置で行われる処理内
容を示す模式図である。
【符号の説明】
A 連続用紙 B 単票用紙 C 封筒 D 封緘物 10 検査装置 20 カッタ装置 30 プール装置 31 カウンタ手段 32 枚数記憶装置 40 封入封緘装置 60,61,62 双方向通信手段 100 検査装置 110 操作パネル 120 制御装置 121 通信制御手段 122 枚数情報受取手段 123 OMR情報受取手段 124 判定手段 125 駆動制御手段 130 検出手段 140 正規値記憶装置 150 測定値記憶装置 160 エラー発生手段 170 駆動手段 180 A/D変換器 190 搬送機構

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動封入封緘装置において封筒に封入さ
    れた被封入物の過剰又は欠落を検査する被封入物の過剰
    欠落検査方法であって、 封筒に封入される被封入物の1枚基準値を測定して、こ
    の1枚基準値に基づき許容範囲を設定するステップと、 封筒に封入される被封入物の枚数情報を受け取るステッ
    プと、 封緘物の厚さを測定することで、封入された封入物の枚
    数に対応して増減する変化量を検出するステップと、 この検出量が上記枚数情報に対応する許容範囲に納まっ
    ている否かを判別して封入物の過剰又は欠落を判定する
    ステップとを含んでいることを特徴とする被封入物の過
    剰欠落検査方法。
  2. 【請求項2】 自動封入封緘装置において封筒に封入さ
    れた被封入物の過剰又は欠落を検査する被封入物の過剰
    欠落検査方法であって、 封筒に封入される被封入物の1枚基準値を測定して、こ
    の1枚基準値に基づき許容範囲を設定するステップと、 封筒に封入される被封入物の枚数情報を受け取るステッ
    プと、 封緘物の重みを測定することで、封入された封入物の枚
    数に対応して増減する変化量を検出するステップと、 この検出量が上記枚数情報に対応する許容範囲に納まっ
    ている否かを判別して封入物の過剰又は欠落を判定する
    ステップとを含んでいることを特徴とする被封入物の過
    剰欠落検査方法。
  3. 【請求項3】 自動封入封緘装置において封筒に封入さ
    れた被封入物の過剰又は欠落を検査する被封入物の過剰
    欠落検査装置であって、 封筒に封入される被封入物の1枚基準値を測定して、こ
    の1枚基準値に基づき許容範囲を設定する設定手段と、 封筒に封入される被封入物の枚数情報を受け取る枚数情
    報受取手段と、 封緘物の厚さを測定することで、封入された封入物の枚
    数に対応して増減する変化量を検出する検出手段と、 この検出量が上記枚数情報に対応する許容範囲に納まっ
    ている否かを判別することで、封入物の過剰又は欠落を
    判定する判定手段とを含んでいることを特徴とする被封
    入物の過剰欠落検査装置。
  4. 【請求項4】 自動封入封緘装置において封筒に封入さ
    れた被封入物の過剰又は欠落を検査する被封入物の過剰
    欠落検査装置であって、 封筒に封入される被封入物の1枚基準値を測定して、こ
    の1枚基準値に基づき許容範囲を設定する設定手段と、 封筒に封入される被封入物の枚数情報を受け取る枚数情
    報受取手段と、 封緘物の重さを測定することで、封入された封入物の枚
    数に対応して増減する変化量を検出する検出手段と、 この検出量が上記枚数情報に対応する許容範囲に納まっ
    ている否かを判別することで、封入物の過剰又は欠落を
    判定する判定手段とを含んでいることを特徴とする被封
    入物の過剰欠落検査装置。
JP6010681A 1994-02-01 1994-02-01 被封入物の過剰欠落検査方法及びそれに用いられる検査装置 Expired - Lifetime JP2966272B2 (ja)

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