JP2964565B2 - 収納家具 - Google Patents

収納家具

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JP2964565B2
JP2964565B2 JP2178047A JP17804790A JP2964565B2 JP 2964565 B2 JP2964565 B2 JP 2964565B2 JP 2178047 A JP2178047 A JP 2178047A JP 17804790 A JP17804790 A JP 17804790A JP 2964565 B2 JP2964565 B2 JP 2964565B2
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章浩 竹綱
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、扉を本体に蝶着してなる収納家具に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、この種の収納家具は、家具本体の正面開口部に
おける少なくとも一側縁に、扉の吊元を位置させてい
る。すなわち、1枚の扉を備えたものでは、その扉の一
側縁側を蝶番を介して本体の開口部一側縁に蝶持させる
ようにしている。また、2枚の扉を有したものでは、各
扉の外側縁側を、それぞれ本体に蝶着しているのが一般
的である。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような構成のものでは、扉を90゜以上
開成させると、その扉が本体の側面よりも外側方にはみ
出してしまう。そのため、その扉を90゜以上開成させ得
るようにして、その扉の内面側をも有効に利用できるよ
うにしようとすると、その正面側に本体の幅寸法以上の
空間が必須になる。そのため、配置に大きな制限を受け
るという問題がある。
このような不具合を解消するものとして、家具本体の
正面開口部に配設した一対の扉における隣接する側縁
を、それぞれ吊元にしたものも開発されている。ところ
が、単にこれだけのものでは、特殊な蝶番を使用しない
限り隣接する扉の側縁間に隙間が形成される。そのた
め、その隙間にスペーサを介在させる必要が生じるが、
このスペーサを狭い隙間に位置させて家具本体に取付け
るようにすると、取付部分の構造が複雑になり易く、ま
た、取付位置に狂いがあるとスペーサと扉とが干渉する
という不具合を招き易い。
本発明は、このような課題を解消することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上のような目的を達成するために、次の
ような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る収納家具は、家具本体の正面
開口部に、この家具本体の略半分の幅寸法を有した一対
の扉を配設し、これら各扉の隣接する側縁をそれぞれ吊
元にして、それら吊元を共通の蝶持機構を介して家具本
体に支承させたものであって、その蝶持機構を、両扉の
上端を支持する上の蝶番と、両扉の下端部を支持する下
の蝶番とを具備してなるものにし、上の蝶番の軸を下方
に突出させるとともに、下の蝶番の軸を上方に突出さ
せ、それら両蝶番間に中空部を有するスペーサを、前記
各蝶番における軸の突出部分を前記中空部に嵌合させた
状態で介在させたことを特徴とする。
この場合に、外観を特に良好なものにするには、スペ
ーサを、扉開成状態における蝶番の外形に準じた外形を
有したものにしておくのが望ましい。
扉の内面側を特に利用し易くするには、蝶持機構が、
開成させた一方の扉を閉止している他方の扉の前面に重
合させ得るように構成したものであって、蝶持機構の軸
を扉の前面よりも前方に位置させておくことによって、
各扉を略180゜開成させ得るようにするのが好ましい。
扉の開閉に適度な抵抗感を与えるには、各蝶番を、家
具本体に取着された固定片と、各扉にそれぞれ取着され
た蝶持片とを上下方向に重合させ、これら固定片及び蝶
持片に軸を鉛直に貫通させて相対回動可能に接合したも
のにするのがよい。
扉の内面を有効利用するには、各扉の内面に、棚板や
ボックス等のオプション部品を掛止するための左右同一
高さの対をなす掛止孔を複数段設けておくのがよい。あ
るいは、扉の内面に、コートハンガーを掛止するための
ハンガー掛止部を設けておくのもよい。この場合に、衣
類を懸吊した状態でその扉を円滑に開け閉めできるよう
にするには、コートハンガーに懸吊した衣類を包持して
扉の両縁からはみ出すのを防止するためのガイド部材を
前記掛止孔に装着できるようにしておくのが望ましい。
扉同士の不当な衝突を避けるとともに、開成させた扉
をその開成位置に簡単に保持できるようにするには、各
扉の取手を、同一高さ位置に設けておき、両扉を重合さ
せた場合に、両扉の取手同士が当接するようにしたもの
であって、一方の取手にマグネットを設けるとともに、
他方の取手に前記マグネットに吸着される部材を設けて
おくのがよい。
この収納家具を間仕切壁的に利用する場合には、家具
本体の背板外面に、化粧用の面板を着脱可能に装着して
おくのがよい。
[作用] このような構成のものであれば、いずれの扉も、家具
本体の略中央部分を回動中心にして開閉動作することに
なる。しかも、それら各扉は、前記家具本体の略半分の
幅寸法を有している。そのため、それら扉をどの位置ま
で開成させても、家具本体の側面よりも外側に大きくは
みだすことがなくなる。
しかも、左右の扉を、該扉の上端部を支持する上の蝶
番と、下端部を支持する下の蝶番とを具備してなる共通
の蝶持機構を介して家具本体に支承させるようにしてい
るので、部品点数の増加を防止することができる。その
上、それら両蝶番間に中空部を有するスペーサを、各蝶
番における軸の突出部分を前記中空部に嵌合させて該軸
により位置決めした状態で介在させるようにしているの
で、スペーサを取付けるための格別な手段を家具本体に
設ける必要がなく、この点からも構造の簡素化を図るこ
とができる。しかも、蝶番の軸によりスペーサを位置決
めすれば、スペーサと扉との相対的な位置関係を正確に
維持することが容易になる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明す
る。
第1図は、2台の収納家具Aを相互に向きを異ならせ
て間仕切壁的に配設し、各収納家具Aの背面に机Bをそ
れぞれ隣接配置した場合を示している。
各収納家具Aは、家具本体1の正面開口部1aに一対の
扉2、3を配設してなるもので、これら各扉2、3の隣
接する側縁2a、3aをそれぞれ吊元にしている. 家具本体1は、底板11と、左右の側板12と、天板13
と、背板14とを具備してなる箱形のもので、正面に開口
部1aを有している。この家具本体1内にはその内部を左
右に二等分する仕切壁15が設けてあり、この仕切壁15と
一方の側壁12との間には、例えば、第5図に示すよう
に、棚板16が複数段に架設してあり、また、この仕切壁
15と他方の側壁12との間には、第4図に示すように、棚
板16や、引出し17が設けてある。この引出し17は、正方
形の箱体17aをサスペンションレール機構17bを介して家
具本体1に進退可能に支持させたもので、その箱体17a
の前縁部および後縁部にハンギングホルダ(図示せず)
を架設するための掛止壁17cを着脱可能に設けている。
これらの掛止壁17cは、前記箱体17aの左右両側縁部にも
取り付けることができるようになっており、ハンギング
ホルダの掛止方向を90゜変更することができるようにし
てある。なお、これら掛止壁17c間には、図面に示すよ
うに通常のファイル18を収納することもできる。
左右の扉2、3は、家具本体1の略半分の略寸法を有
したもので、それらの扉2、3を、共通の蝶持機構4を
介して家具本体1の左右方向中央に支承させている。
蝶持機構4は、共通の軸41により前記両扉23の吊元2
a、3aを蝶持するようにしたものであり、この蝶持機構
4の軸41を扉2,3の前面2b、3bよりも前方に位置させて
おくことによって、各扉2,3を略180゜開成させ得るよう
にしてある。すなわち、この蝶持機構4は、開成させた
一方の扉2(3)を閉止している他方の扉3(2)の前
面に重合させることができるように構成されている。詳
述すれば、この蝶持機構4は、第2図および第3図に示
すように、両扉2、3の上端部を支持する上の蝶番42
と、両扉2、3の下端部を支持する下の蝶番43とを具備
してなり、上の蝶番42の軸41を下方に突出させるととも
に、下の蝶番43の軸41を上方に突出させ、それら両蝶番
42、43間に中空部を有するスペーサ44を、前記各蝶番4
2、43における軸41の突出部分を前記中空部に嵌合させ
た状態で介在させている。各蝶番42、43は、家具本体1
に取着された固定片42a、43aと、一方の扉2にそれぞれ
取着された蝶持片42b、43bと,他方の扉3にそれぞれ取
着された蝶持片42c、43cとをワッシャ42d、43dを介して
上下方向に重合させ、これら固定片42a、43aおよび蝶持
片、42b、42c、43b、43cにそれぞれ軸41を鉛直に貫通さ
せて相対回動可能に接合したものである。すなわち、軸
41は、中間部分に鍔41aを有したもので、その一端側41b
を前記固定片42a(43a)および蝶持片42b、42c(43b、4
3c)に貫通させており、その貫通端をかしめることによ
って、前記固定片42a(43a)および蝶持片42b、42c(43
b、43c)を相対回動可能に枢結している。上の蝶番42の
固定片42aは、基端側にボルト挿通孔42eを有した取付部
42fを有するとともに、中間部分にこの取付部42fよりも
幅の広い係止鍔部42gを有しており、前記取付部42fを天
板13の前端面13aに開口させたスリット(図示せず)に
挿入して前記係止鍔部42g前記前端面13aに当接させた位
置で、その取付部42fを天板13にボルト止めするように
している。また、下の蝶番43の固定片42aは、基端側に
ボルト挿通孔43eを有した取付部43fを有するとともに、
中間部分にこの取付部43fよりも幅の広い係止鍔部43gを
有しており、前記取付部43fを底板11の前端面11aに開口
させたスリット11bに挿入して前記係止鍔部43g前記前端
面11aに当接させた位置で、その取付部43fを底板11にボ
ルト止めするようにしている。そして、上下の蝶番42、
43間に、扉閉成状態における蝶番42、43の外形に準じた
外形を有したスペーサ44を介在させている。スペーサ44
は、合成樹脂等により作られた中空体状のもので、その
先端部44aに前記両蝶番42、43の軸41の突出部分である
他端41c側を嵌合させて、上下の軸41の鍔41a間に介在さ
せてある。すなわち、このスペーサ44は、前記両蝶番4
2、43の軸41により位置決めした状態で、これら蝶番4
2、43間に介在させてある。スペーサ44の中間部分には
仕切壁15の前端面15aに当接する係止鍔部44bが設けてあ
り、スペーサ44の基端部44cを仕切壁15の前端面に形成
した溝15bに圧入している。
なお、各扉2、3の内面2c、3cには、第4図および第
5図に示すように、左右同一高さの対をなす掛止孔21、
31を複数段に設けており、図面では、前記掛止孔31に、
オプション部品たる補助棚板32を着脱可能に架設してい
る。また、扉2の内面2cには、さらに、コートハンガー
23を掛止するためのハンガー掛止部22を設けている。そ
して、この扉2の掛止孔21に、そのコートハンガー23に
懸吊した衣類(図示せず)を包持して扉2の両縁2a、2d
からはみ出すのを防止するためのガイド部材24を装着し
ている。このガイド部材24は、金属線材を屈曲させて作
られたもので、前記係合孔21に着脱可能に係合する係合
腕部24aと、衣類を両側から包持するガイド部24bとから
なる。
各扉2、3の取手25、35は、同一高さ位置に設けてあ
り、両扉2、3を重合させた場合に、両扉2、3の取手
25、35同士が当接するようにしてある。この場合、一方
の取手25にマグネット(図示せず)を設けるとともに、
他方の取手35に前記マグネットに吸着される部材(図示
せず)を設けてもよい。
家具本体1の背板14の外面に、第6図に示すように、
化粧用の面板5、6を着脱可能に装着している。この実
施例では、面板5、6を2段に添設し、それら面板5、
6間に形成される水平な目地7の底に、棚板等のオプシ
ョン部品を掛止させるための掛止レール8を設けてい
る。面板5、6は、例えば、表面に化粧シートを被装し
てなる板金製のもので、次のようにして家具本体1に取
着されている。すなわち、面板5の内面上段部および下
段部に下向きの弾性爪51、52を設けておくとともに、家
具本体1の背板14に、下端近傍部に窓121aを有する中空
の縦枠材121を固設している。そして、前記面板5の上
段側の弾性爪51を前記縦枠材121の上縁121bに係合させ
るとともに、下段側の弾性爪52を前記縦枠材121の窓121
aの開口縁に掛止させて、該面板4を家具本体1に着脱
可能に装着している。同様に、面板6の内面上段部およ
び下段部に下向きの弾性爪61、62を設けておくととも
に、家具本体1の背板14に、下端近傍部に窓122aを有す
る中空の縦枠材122を固設している。そして、前記面板
6の上段側の弾性爪61を前記縦枠材122の上縁122bに係
合させるとともに、下段側の弾性爪52を前記縦枠材122
の窓122aの開口縁に掛止させて、該面板6を家具本体1
に着脱可能に装着している。この実施例では、天板13
と、円板5の上縁との間にも、掛止レール9を設けてい
る。
このような構成のものであれば、いずれの扉2、3
も、家具本体1の略中央部分を回動中心にして開閉動作
することになる。しかも、それら各扉2、3は、前記家
具本体1の略半分の幅寸法を有している。そのため、そ
れら扉2、3をどの位置まで開成させても、家具本体1
の側面よりも外側に大きくはみだすことがなくなる。具
体的には、例えば、第1図に示すような配置を採用して
も、両扉2、3を机Bと干渉させることなしに、180゜
まで不具合なく開成させることが可能であり、それら各
扉2、3の内面2c、3cを有効に利用することが可能とな
る。つまり、この収納家具Aは、その正面側に家具本体
1の幅寸法に相当する幅の空間がありさえすれば、前記
扉2、3を自由に開閉させて、その内面2c、3cを有効利
用することができる。
また、このような構成によれば、左右の扉2、3の吊
元2a、3aを、共通の蝶持機構4を介して家具本体1に支
承させることも容易であり、構造の簡略化を図ることが
できる。特に、この実施例では、蝶持機構4を、共通の
軸41により前記両扉2、3の吊元2a、3aを蝶持するよう
にしたものにし、この蝶持機構4の軸41を扉2、3の前
面2b、3bよりも前方に位置させておくことによって、各
扉2、3を略180゜開成させ得るようにしているので、
少ない部品点数のもので、一方の扉2(3)を閉止して
いる他方の扉3(2)の前面に重合させることが可能と
なる。しかして、このような位置にまで扉2、3を開成
させることができるようにしておけば、扉2、3の内面
2c、3c側を利用し易くなる。また、蝶持機構4を前述し
たような構造の蝶番42、43により構成すれば、固定片42
a、43a、蝶持片42b、42c、43b、43cおよびワッシャ42
d、43d間の面摺動によって、扉2、3の開閉に適度な抵
抗感を与えることが可能になり、不必要に扉2、3がば
たつくのを防止することができる。さらに、上下の蝶番
42、43間に前述したようなスペーサ44を介在させておけ
ば、扉2、3の吊元2a、3a間に大きな隙間が発生するの
を効果的に防止することができ、その外観を良好なもの
にすることができる。しかも、このスペーサ44は、蝶番
42、43の軸41により位置決めした状態でこれら蝶番42、
43間に介在させてあるため、スペーサ44と扉2、3との
相対的な位置関係を正確に維持することが容易になる。
扉2、3の内面2c、3cに、前述したような掛止孔21、
31を複数段に設けておけば、その掛止孔21、31を利用し
て比較的自由な高さ位置に、棚板やボックス等のオプシ
ョン部品を掛止することが可能となり、扉2、3の内面
2c、3cを利用し易くなる。また、扉2の内面2cに、コー
トハンガー23を掛止するためのハンガー掛止部22を設け
ておけば、背広の上着その他の衣類を懸吊収納すること
も可能となり、利用価値をさらに高めることができる。
その場合に、前述したようなガイド部材24を設けておけ
ば、コートハンガー23に懸吊した衣類が扉2の両縁2a、
2dからはみ出すのを防くことができる。そのため、衣類
の端が扉開閉の邪魔になるのを防止することができ、衣
類を懸吊した状態でその扉2を円滑に開閉することが可
能となる。
また、前記のように両扉2、3の取手25、35同士が当
接するようにしておけば、扉2、3の前面2a、3a同士が
衝突して塗装が剥がれるような不具合を避けることがで
きる。この場合に、一方の取手25にマグネットを設ける
とともに、他方の取手35に前記マグネットに吸着される
部材を設けておけば、開成させた扉2(3)をその開成
位置に簡単かつ確実に保持することができ、使い勝手を
より向上させることができる。
さらに、家具本体1の背板14に化粧用の面板5、6を
装着しているので、この収納家具1を間仕切壁的に利用
する場合の外観を良好なものにすることができる。しか
も、この面板5、6は着脱可能に装着してあるため、適
宜取り替えることによって、種々の外観仕様に容易に対
応することが可能である。また、面板5、6間に目地7
を形成し、その目地7の底に棚板その他のオプション部
品を適宜掛止させ得るようにしておけば、その家具本体
1の背面をも有効に利用することが可能となる。
なお、蝶持機構は必ずしも前記のようなものに限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変形が可能である。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、扉をいかな
る角度まで開成させても、その扉が、家具本体の側面よ
りも外側方に大きくはみだすようなことがなくなる。そ
のため、その正面側に家具本体の幅寸法に相当する幅の
空間が存在しておりさえすれば、前記扉を自由に開閉さ
せることができる。したがって、配置の自由度を低下さ
せることなしに、その扉の内面を有効に利用することが
できるという効果が得られる。しかも、左右の扉を、該
扉の上端部を支持する上の蝶番と、下端部を支持する下
の蝶番とを具備してなる共通の蝶持機構を介して家具本
体に支承させるようにしているので、部品点数の増加を
防止して構造の簡略化を図ることができる。その上、そ
れら両蝶番間に中空部を有するスペーサを、各蝶番にお
ける軸の突出部分を前記中空部に嵌合させて該軸により
位置決めした状態で介在させるようにしているので、ス
ペーサを取付けるための格別な手段を家具本体に設ける
必要がなく、この点からも構造の簡素化を図ることがで
きる。しかも、蝶番の軸によりスペーサを位置決めして
いるので、スペーサと扉との相対的な位置関係を正確に
維持することが容易になり、スペーサと扉とが干渉する
という不具合を有効に解消することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は斜視図、第2
図は正面図、第3図は蝶持機構を拡大して示す一部省略
の斜視図、第4図および第5図はそれぞれ扉を開成させ
た状態を示す斜視図、第6図は家具本体の背板部分を示
す一部省略の側断面図である。 1……家具本体、1a……開口部 2、3……扉、2a、3a……吊元(側縁)、2b、3b……扉
の前面 2c、3c……扉の内面 4……蝶持機構、5、6……面板 7……目地、8……掛止レール 14……背板、21、31……掛止孔 23……コートハンガー 22……ハンガー掛止部 24b……ガイド部材 25、35……取手 32……オプション部品(補助棚板) 41……軸、42、43……蝶番 42a、43a……固定片 42b、42c、43b、43c……蝶持片 44……スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−72121(JP,U) 実開 昭60−191666(JP,U) 実開 昭57−63879(JP,U) 実開 昭63−146535(JP,U) 実公 昭39−20168(JP,Y1) 実公 昭22−320(JP,Y1)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具本体の正面開口部に、この家具本体の
    略半分の幅寸法を有した一対の扉を配設し、これら各扉
    の隣接する側縁をそれぞれ吊元にして、それら吊元を共
    通の蝶持機構を介して家具本体に支承させたものであっ
    て、その蝶持機構を、両扉の上端を支持する上の蝶番
    と、両扉の下端部を支持する下の蝶番とを具備してなる
    ものにし、上の蝶番の軸を下方に突出させるとともに、
    下の蝶番の軸を上方に突出させ、それら両蝶番間に中空
    部を有するスペーサを、前記各蝶番における軸の突出部
    分を前記中空部に嵌合させた状態で介在させたことを特
    徴とする収納家具。
  2. 【請求項2】スペーサが、扉開成状態における蝶番の外
    形に準じた外形を有したものである請求項1記載の収納
    家具。
  3. 【請求項3】蝶持機構が、開成させた一方の扉を閉止し
    ている他方の扉の前面に重合させ得るように構成したも
    のであって、蝶持機構の軸を扉の前面よりも前方に位置
    させておくことによって、各扉を略180゜開成させ得る
    ようにしていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    収納家具。
  4. 【請求項4】各蝶番が、家具本体に取着された固定片
    と、各扉にそれぞれ取着された蝶持片とを上下方向に重
    合させ、これら固定片及び蝶持片に軸を鉛直に貫通させ
    て相対回動可能に接合したものであることを特徴とする
    請求項1記載の収納家具。
  5. 【請求項5】各扉の内面に、棚板やボックス等のオプシ
    ョン部品を掛止するための左右同一高さの対をなす掛止
    孔を複数段設けていることを特徴とする請求項1記載の
    収納家具。
  6. 【請求項6】扉の内面に、コートハンガーを掛止するた
    めのハンガー掛止部を設けていることを特徴とする請求
    項1又は5記載の収納家具。
  7. 【請求項7】コートハンガーに懸吊した衣類を包持して
    扉の両縁からはみ出すのを防止するためのガイド部材
    を、請求項5記載の掛止孔に装着していることを特徴と
    する請求項6記載の収納家具。
  8. 【請求項8】各扉の取手を、同一高さ位置に設けてお
    き、両扉を重合させた場合に、両扉の取手同士が当接す
    るようにしたものであって、一方の取手にマグネットを
    設けるとともに、他方の取手に前記マグネットに吸着さ
    れる部材を設けたことを特徴とする請求項3記載の収納
    家具。
  9. 【請求項9】家具本体の背板外面に、化粧用の面板を着
    脱可能に装着していることを特徴とする請求項1項記載
    の収納家具。
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