JP2018068975A - 物品載置什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品載置部を簡単な組立作業によって物品載置什器の支持体に強固かつ安定的に固定する。
【解決手段】物品載置什器1は、一対の支持体20と、一対の支持体20間に架設された物品受け50とを有している。一対の支持体20の互いに対向する内側面21に、一対の支持体20の対向方向における外方に向けて窪むと共に同一の延在方向に延びる凹溝22がそれぞれ形成されている。物品受け50の前記対向方向での両側部に、凹溝22内に配置される係止部がそれぞれ設けられている。また、物品載置什器1は、前記延在方向での物品受け50の位置決めを行う固定ネジを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品載置什器に関する。
オフィスや病院、公共施設、研究施設等の室内空間においては、使用者が手荷物等の物品を載置したり、書籍や雑誌、パンフレット等を陳列したりするための物品載置什器が多く用いられている。
こうした物品載置什器としては、前面に開口部を有する箱型の什器本体と、什器本体の開口部を閉塞する閉塞部材とから構成されたキャビネットやワゴン等が一般的に多く使用されている。このような什器では、閉塞部材を設けることによって収納物品(載置物品)を外部から遮蔽できるという効果や、閉塞部材に施錠機構を設けることによって収納物品を安全に管理できるという効果が得られるが、その反面、構造が複雑化し、什器の製造工数及び製造コストが増大する可能性がある。また、開口部が什器の前面のみに位置する場合が多く、これによって使用者が収納物品を搬入及び搬出できる方向が限られてしまう場合がある。
こうした問題を鑑み、左右一対の支持体と、支持体間に支持される物品載置部とで構成された物品載置什器が提案されている(特許文献1及び2参照)。
特許第3551408号公報 実公昭50−19421号公報
特許文献1及び2に示されるような左右一対の支持体を有する什器においては、物品載置部を左右の支持体の被係止部にそれぞれ係止させることによって、物品載置部を着脱可能に支持体に取り付ける場合がある。この構成によれば、使用者(設置者)が上下方向で支持体の所望の位置に物品載置部を取り付けることができる。しかし、係止によって物品載置部を取り付けているため、取り付けられた物品載置部が不安定となる可能性がある。
こうした問題を鑑み、左右の支持体と物品載置部とを螺着する方法も多く用いられている。しかし、取り付けられた物品載置部の安定性を高めるためには、一の支持体と一の物品載置部との間においても複数箇所で螺着する必要があり、これにより組立作業性が悪くなる場合がある。
本発明は、前記の事情を鑑みてなされたものであり、物品載置部を簡単な組立作業によって支持体に強固かつ安定的に固定できる物品載置什器を提供することを目的とする。
本発明の一態様の物品載置什器は、一対の支持体と、該一対の支持体間に架設された物品載置部とを有している。前記一対の支持体の互いに対向する内側面に、前記一対の支持体の対向方向における外方に向けて窪むと共に同一の延在方向に延びる凹溝がそれぞれ形成されている。前記物品載置部の前記対向方向での両側部に、前記凹溝内に配置される係止部がそれぞれ設けられている。また、前記物品載置什器は、前記延在方向での前記物品載置部の位置決めを行う位置決め手段を有している。
前記の物品載置什器では、物品載置部の両側部に設けられた係止部が、一対の支持体の互いに対向する内側面に形成された凹溝内にそれぞれ配置されている。このため、係止部を凹溝内に配置するのみで、一対の支持体の対向方向(例えば物品載置什器の左右方向)及び凹溝の幅方向(例えば物品載置什器の前後方向)における物品載置部の移動をいずれも規制することができる。また、前記の物品載置什器は、凹溝の延在方向(例えば物品載置什器の上下方向)での物品載置部の位置決めを行う位置決め手段を有している。このため、係止部を凹溝内に配置し、位置決め手段が物品載置部の位置決めを行うことで、物品載置部の支持体への固定が完了する。
物品載置部の係止部が凹溝内に配置されているので、物品載置部の支持体からの分離を確実に防止でき、物品載置部を支持体に安定して固定することができる。また、係止部及び凹溝を用いた構造によって、一対の支持体の対向方向及び凹溝の幅方向における物品載置部の移動を規制できるため、位置決め手段は凹溝の延在方向における物品載置部の移動のみを規制すればよい。この結果、例えば、位置決め手段が前記対向方向及び前記幅方向における物品載置部の移動も規制する場合等と比べて、位置決め手段に要求される位置決め能力(固定能力)を低減することができ、よって位置決め手段の個数を少なくしたり、位置決め手段の構造を簡略化したりすることができる。このため、位置決め手段による物品載置部の固定作業を簡略化できる。
以上より、前記の物品載置什器によれば、物品載置部を簡単な組立作業によって支持体に強固かつ安定的に固定することができる。
前記の物品載置什器において、前記凹溝の幅が、前記凹溝の幅方向における前記係止部の幅と略同一であってもよい。
このような物品載置什器によれば、凹溝の幅方向での物品載置部の支持体に対する相対移動量を少なくでき、よって支持体に固定された物品載置部のガタつき等を抑制してその安定性を向上させることができる。
前記の物品載置什器において、一対の前記凹溝の底面間の前記対向方向での距離が、一対の前記係止部の先端間の前記対向方向での距離と略同一であってもよい。
このような物品載置什器によれば、一対の支持体の対向方向での物品載置部の支持体に対する相対移動量を少なくでき、よって支持体に固定された物品載置部のガタつき等を抑制してその安定性を向上させることができる。
前記の物品載置什器において、前記凹溝の底面に開口する固定孔が前記支持体に形成され、前記位置決め手段は、前記固定孔に嵌合されて前記物品載置部を支持する固定手段を備えていてもよい。
このような物品載置什器によれば、固定手段が支持体の固定孔に嵌合されているため、固定手段を支持体に安定して取り付けることができ、また、固定孔に嵌合された固定手段が物品載置部を支持するため、物品載置部を支持体に安定して固定することができる。
前記の物品載置什器において、前記凹溝の前記延在方向での端部が、前記支持体の前記延在方向での端部で開口していてもよい。
このような物品載置什器によれば、凹溝の延在方向における支持体の端部から物品載置部の係止部を支持体の凹溝内に挿入することができる。このため、凹溝の延在方向での寸法が大きな物品載置部であっても、支持体の前記端部側から一対の支持体間に容易に挿入して取り付けることができる。前記延在方向での寸法が大きな物品載置部を採用できるため、物品載置什器における構成の自由度を向上させることができる。また、一対の支持体間の相対位置を固定した後においても、凹溝の延在方向における支持体の端部から物品載置部を一対の支持体間に挿入することができるため、一対の支持体を互いに連結した後に物品載置部の支持体への取付作業を行うことで、作業の容易性を向上させることができる。
前記の物品載置什器が、前記一対の支持体を互いに連結する連結材を有していてもよい。
このような物品載置什器によれば、連結材が一対の支持体を互いに連結しているため、一対の支持体間の相対位置を保持でき、物品載置什器の剛性を向上させることができる。
前記の物品載置什器において、前記連結材は、前記延在方向視で前記物品載置部と異なる範囲に配置されていてもよい。
このような物品載置什器によれば、一対の支持体を連結材によって互いに連結した後においても、連結材が凹溝の延在方向視で物品載置部と異なる範囲に配置されているため、連結材と干渉することなく物品載置部を一対の支持体間に挿入することができ、よって作業の容易性を向上させることができる。
前記の物品載置什器において、前記連結材は、対をなして設けられ前記延在方向視で前記凹溝の幅方向における前記物品載置部の両側に配置されていてもよい。
このような物品載置什器によれば、対をなす連結材によって一対の支持体を強固に連結することができる。また、対をなす連結材によって一対の支持体を互いに連結した後においても、対をなす連結材が凹溝の延在方向視で凹溝の幅方向における物品載置部の両側に配置されているため、連結材と干渉することなく物品載置部を一対の支持体間に挿入することができ、よって作業の容易性を向上させることができる。
前記の物品載置什器が、前記凹溝の幅方向における前記一対の支持体の両側に配置された一対の線材を有していてもよい。また、前記一対の線材は、前記延在方向に延び前記支持体に取り付けられた第1延在部と、該第1延在部から前記対向方向に延び前記連結材として構成された第2延在部と、を備えていてもよい。
このような物品載置什器によれば、一対の線材が、凹溝の幅方向における支持体の両側に設けられ、一対の線材の第1延在部が、凹溝の延在方向に延びると共に支持体に取り付けられているため、線材と支持体とを強固に連結することができる。また、このような第1延在部から一対の支持体の対向方向に延びる第2延在部が、一対の支持体を互いに連結しているため、一対の支持体を強固且つ安定的に連結することができる。
前記の物品載置什器において、前記支持体は、前記一対の線材が取り付けられた支持体本体と、該支持体本体に固定され前記凹溝を形成する内カバーと、を備えていてもよい。
このような物品載置什器によれば、線材の支持体本体に対する固定作業によって支持体本体の形状や寸法等が影響を受ける場合であっても、凹溝を形成する内カバーを用いることで、凹溝の適切な形状や寸法等を確保することができる。
前記の物品載置什器において、前記凹溝の内面は、前記延在方向に沿う延在面を備え、前記係止部は、前記延在面に対向し且つ平行な平行面を備えていてもよい。
このような物品載置什器によれば、凹溝の延在面に係止部の平行面が当接することで、前記延在方向に直交し且つ前記延在面に平行な揺動軸回りの物品載置部の揺動(回転)を防止することができる。例えば凹溝が底面と互いに対向する一対の側面とを備えている場合において、凹溝の底面が延在面を備える場合は、係止部の平行面が延在面に当接することで、凹溝の幅方向に延びる揺動軸回りでの物品載置部の揺動を防止できる。さらに例えば、凹溝の側面が延在面を備える場合は、係止部の平行面が延在面に当接することで、一対の支持体の対向方向に延びる揺動軸回りでの物品載置部の揺動を防止できる。
前記の物品載置什器によれば、物品載置部を簡単な組立作業によって支持体に強固かつ安定的に固定することができる。
本発明の一実施形態に係る物品載置什器を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る物品載置什器を示す正面図である。 物品受けを示す斜視図である。 図2のIV−IV線視断面図である。 図4の一部拡大図である。 図5のVI−VI線視断面図である。 位置決め手段の変形例を示す断面図である。 エンドキャップを示す平面図である。 エンドキャップを示す正面図である。 エンドキャップが装着される支持体の上端及びその近傍を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る物品載置什器の組立方法における一工程を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の第1変形例に係る物品載置什器を示す斜視図である。 ハンガーポールの斜視図である。 本発明の一実施形態の第2変形例に係る物品載置什器を示す斜視図である。 棚板の斜視図である。 本発明の一実施形態の第3変形例に係る物品載置什器を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1から図11を参照して説明する。これらの図面では、説明のために各構成要素の縮尺を適宜変更している場合がある。
本実施形態の物品載置什器1の構成を、図1から図3を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る物品載置什器1を示す斜視図である。図2は、物品載置什器1を示す正面図である。図3は、物品受け50を示す斜視図である。なお、以下の説明では、図1から図3の紙面上下方向を物品載置什器1の上下方向(鉛直方向)とし、図2の紙面左右方向を物品載置什器1の左右方向とし、図2の紙面垂直方向を物品載置什器1の前後方向として説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の物品載置什器1は、例えば、オフィスや病院、公共施設、研究施設等の室内空間に設置され、書籍や雑誌、パンフレット等の物品を載置又は陳列するマガジンスタンド又はパンフレットスタンドとして用いられる什器である。物品載置什器1は、ベース10と、一対の支持体20と、一対の線材30、40と、複数の物品受け50(物品載置部)と、固定ネジ70(固定手段、位置決め手段、図5及び図6参照)と、を有している。本実施形態のベース10、支持体20、線材30、40及び物品受け50は溶接可能な鋼材等の金属材から構成されているが、このような材料には限定されず、硬質な材料であれば、例えば、鋼(鉄)、ステンレス、アルミニウム、チタン、木材、樹脂等を用いて構成してもよい。
ベース10は、支持体20及び線材30、40等を支持する平面視略矩形の板状部材である。ベース10の下面の四隅にはアジャスター11がそれぞれ取り付けられており、ベース10は、物品載置什器1が設置される設置面にこれらアジャスター11を介して配置される。アジャスター11は、その下端とベース10の下面との間の距離(突出距離)を調節可能であり、この突出距離を調節することで、傾斜した設置面に対しても物品載置什器1を適切な姿勢で設置することができる。ベース10の板厚を増加させたり、鋼材よりも大きな比重を持つ材料からなる錘をベース10に取り付けたりすることで、ベース10の重量を増大させてもよい。ベース10の重量を増大させることで、物品載置什器1の転倒角(物品載置什器1が転倒しない設置面の最大傾斜角度)を大きくすることができる。なお、本実施形態のベース10は平面視略矩形の板材であるが、支持体20及び線材30、40等を支持できるのであれば、どのような形状であってもよい。
一対の支持体20は、ベース10に支持され、ベース10から上方に延びるように立設された柱状部材である。本実施形態の一対の支持体20は同一の構成を有している。一対の支持体20は、後述する一対の線材30、40の一部を介してベース10に連結されており、ベース10に直接には連結されていない。言い換えれば、一対の支持体20は、一対の線材30、40の一部を介してベース10に支持されている。なお、一対の支持体20が溶接や固定ネジ等を用いて直接にベース10に連結される構成であってもよい。一対の支持体20は物品載置什器1の左右方向で互いに対向しており、すなわち一対の支持体20の対向方向は物品載置什器1の左右方向に一致している。一対の支持体20の対向方向での間隔は、上下方向において一定となっている。なお、本実施形態の一対の支持体20は上下方向に延びる柱状部材であるが、互いに対向して設けられるのであればどのような形状であってもよく、例えば互いに対向して設けられる板状部材であってもよいし、一方向に延びている形状以外の部材であってもよい。支持体20の延在方向も上下方向には限定されず、例えば上下方向に平行な方向に対して僅かに傾く方向に延びていてもよいし、水平方向に延びていてもよい。
一対の支持体20の互いに対向する内側面21には、左右方向(対向方向)における外方に向けて窪むと共に上下方向に延びる凹溝22がそれぞれ形成されている。すなわち、一対の凹溝22は、同一の延在方向である上下方向に延びている。なお、一対の凹溝22は同一の延在方向に延びていればよく、上下方向以外の方向に延びていてもよい。凹溝22の延在方向は、支持体20の延在方向と異なっていてもよい。凹溝22は、支持体20の全長に亘って形成されており、凹溝22の上下方向での上端部が、支持体20の上下方向での上端部23(図10参照)で開口している。なお、凹溝22の上下方向での下端部が、支持体20の上下方向での下端部で開口していてもよい。一対の凹溝22の左右方向での間隔は、上下方向において一定となっている。凹溝22の幅方向は、物品載置什器1の前後方向に一致している。
一対の線材30、40は、前後方向(凹溝22の幅方向)での一対の支持体20の両側に配置されている。線材30が物品載置什器1の前側に設けられ、線材40が物品載置什器1の後側に設けられている。線材30、40は、それぞれ鋼材等の中実線材からなる環状部材であり、正面側又は背面側から見た物品載置什器1の輪郭を形成するように配置されている(図2参照)。線材30、40の断面形状(その延在方向に直交する方向での断面形状)は円形であるが、円形以外の形状(楕円形や多角形)であってもよい。線材30、40は中空部材(管状部材)であってもよい。線材30は、物品載置什器1の上部に位置する線材上部31(連結材、第2延在部)と、物品載置什器1の下部に位置する線材下部32と、線材上部31及び線材下部32の間に位置する一対の線材中間部33(第1延在部)と、線材下部32及び一対の線材中間部33を連結する一対の連結部34と、を備えている。
線材上部31は左右方向に延びており、一対の線材中間部33の一部を介して一対の支持体20の上端部を互いに連結している。線材下部32は、ベース10の輪郭を形成するように配置され、平面視コ字状に形成されている。線材下部32は溶接等によってベース10に接合されている。一対の線材中間部33はいずれも上下方向に延びており、一対の支持体20の前面側に溶接によってそれぞれ接合されている。一対の線材中間部33は、支持体20の延在方向、すなわち凹溝22の延在方向に延びている。一対の線材中間部33は線材上部31に直接に連結されており、線材上部31及び一対の線材中間部33は正面視門形状に形成されている。すなわち線材上部31は、線材中間部33から左右方向に延びている。線材上部31に連結された一対の線材中間部33が、一対の支持体20に接合されていることで、線材30は一対の支持体20を互いに連結している。一対の線材中間部33は、ベース10と一対の支持体20とのいずれにも接合されていない一対の連結部34を介して線材下部32に連結されている。このため、一対の支持体20は、一対の連結部34を介してベース10に支持されている。
線材40は、物品載置什器1の上部に位置する線材上部41(連結材、第2延在部)と、物品載置什器1の下部に位置する線材下部42と、線材上部41及び線材下部42の間に位置する一対の線材中間部43(第1延在部)と、線材下部42及び一対の線材中間部43を連結する一対の連結部44と、を備えている。本実施形態の線材40は線材30と略同一の構成を有しており、線材上部41、線材下部42、線材中間部43及び連結部44は、線材上部31、線材下部32、線材中間部33及び連結部34にそれぞれ相当するため、それらの詳細な説明は省略する。
一対の線材中間部33は一対の支持体20の前面側に溶接によってそれぞれ接合され、一対の線材中間部43は一対の支持体20の後面側に溶接によってそれぞれ接合されている。このため、線材中間部33、43は、支持体20を前後方向(凹溝22の幅方向)で挟み込むように配置されている。線材上部31、41は、それぞれ一対の支持体20の上下方向での上端部を互いに連結している。線材上部31、41間には、後述する物品受け50が上下方向に通過可能な隙間G1が形成されている。すなわち線材上部31、41は、平面視(凹溝22の延在方向視)で物品受け50と異なる範囲に配置されている。また、線材上部31、41は対をなして設けられ、平面視で前後方向(凹溝22の幅方向)における物品受け50の両側に配置されている。
複数の物品受け50は、一対の支持体20間に架設されている。図3に示すように、物品受け50は、略直方体箱状に形成され、その内部に書籍や雑誌、パンフレット等の物品を載置するための部材である。物品受け50の上下方向は、物品載置什器1の上下方向に一致している。物品受け50は、その上下方向に垂直な底面を構成する底面部51と、底面部51に垂直に底面部51の後縁に接続された背面部52と、底面部51の前縁に接続され背面部52に対向する前面部53と、底面部51、背面部52及び前面部53に接続され互いに対向する一対の側面部54とを備えている。一対の側面部54は上下方向に延びている。
前面部53の上下方向での高さは背面部52よりも低く、物品受け50の上部を覆うための部材は設けられていない。このため、物品受け50の上部及び前部(前面部53を除く前部)は開放されており、これら上部及び前部を介して物品受け50の内部に対して物品を出し入れ可能となっている。前面部53は、物品受け50からの物品の落下を防止するストッパーとして機能する。一対の側面部54の下部には、螺入方向が左右方向に一致する雌ネジ孔55がそれぞれ形成されている。一対の側面部54には、物品受け50内に載置された物品を保持するための、左右方向に延びる棒状の保持部材56が架設されている。物品受け50の左右方向での両側部には、一対の支持体20の凹溝22内に配置される係止部57がそれぞれ設けられている。係止部57は、支持体20の凹溝22内を上下方向に移動可能に構成されている。本実施形態の係止部57は、底面部51、背面部52、前面部53及び側面部54から構成されている。よって上述した雌ネジ孔55は、係止部57に形成されている。
本実施形態の支持体20の詳細な構成を、図4から図10を参照して説明する。図4は、図2のIV−IV線視断面図である。図5は、図4の一部拡大図であり、一方の支持体20及びその近傍を拡大した図である。図6は、図5のVI−VI線視断面図である。図7は、位置決め手段の変形例を示す断面図であって、図6に相当する領域を示す図である。図8は、エンドキャップ83を示す平面図である。図9は、エンドキャップ83を示す正面図である。図10は、エンドキャップ83が装着される支持体20の上端及びその近傍を示す分解斜視図である。
図4に示すように、本実施形態では、一対の凹溝22の底面22a間の左右方向での距離L1が、物品受け50の一対の係止部57の先端間の左右方向での距離L2と略同一となっている。なお、係止部57の先端とは、係止部57の左右方向での端部をいう。許容できる物品受け50の支持体20に対する相対移動量(左右方向での移動量)や揺動量(前後方向に延びる揺動軸回りの揺動量)に応じて、距離L2を距離L1より小さくしてもよい。例えば、物品受け50の左右方向での移動を許容する場合は、一方の支持体20における凹溝22の底面22aと他方の支持体20における内側面21との左右方向での距離L3よりも距離L2が大きければ、係止部57の凹溝22内への配置を維持でき、物品受け50の一対の支持体20間からの分離を防止できる。物品載置什器1が物品受け50の左右方向での移動を防止する手段(例えば内側面21に当接する突部が物品受け50の背面部52に設けられている場合など)を有する場合は、一対の支持体20における内側面21間の左右方向での距離L4よりも距離L2が大きければ、係止部57の凹溝22内への配置を維持でき、物品受け50の一対の支持体20間からの分離を防止できる。
図5に示すように、凹溝22は横断面視略コ字状の内面から構成される溝であり、この内面は、内側面21よりも左右方向での外方に位置する底面22aと、この底面22aに接続され前後方向で互いに対向する一対の側面22bとを備えている。底面22a及び一対の側面22bはいずれも上下方向に沿っている。また、底面22aは前後方向に沿い、一対の側面22bは左右方向に沿っている。なお、この構成に限られず、底面22a又は側面22bが横断面視で湾曲していてもよい。さらに例えば、凹溝22が横断面視U字状やV字状の内面から構成されていてもよい。
本実施形態では、支持体20の凹溝22の前後方向での幅W1が、物品受け50の係止部57の前後方向での幅W2と略同一となっている。許容できる物品受け50の支持体20に対する相対移動量(前後方向での移動量)や揺動量(左右方向に延びる揺動軸回りの揺動量)に応じて、幅W2を幅W1より小さくしてもよい。なお幅W1は、凹溝22の一対の側面22b間の前後方向での距離に一致する。
図5及び図6に示すように、物品受け50の係止部57の、凹溝22の底面22aに対向する表面57aは、上下方向及び前後方向のいずれにも沿っている。すなわち、表面57aは底面22aに平行であり、底面22aが本発明の延在面に相当し、表面57aが本発明の平行面に相当する。なお、表面57aは、物品受け50の側面部54の外面の一部に相当する。物品受け50の係止部57の、凹溝22の側面22bに対向する表面57bは、上下方向及び左右方向のいずれにも沿っている。すなわち、表面57bは側面22bに平行しており、側面22bが本発明の延在面に相当し、表面57bが本発明の平行面に相当する。なお、表面57bは、物品受け50の背面部52又は前面部53の外面の一部に相当する。
支持体20は、支持体本体24と内カバー25とを備えている。支持体本体24は、上下方向に延びると共に横断面視で略コ字状に形成された部材である。支持体本体24は鋼板等をプレス加工することで形成されているが、その他の加工方法(切削加工や鋳造など)を用いて形成してもよい。支持体本体24は、複数の物品受け50を支持するための主構造体であることから、後述する内カバー25よりも厚い板材で形成されており、内カバー25よりも高い剛性を有している。支持体本体24は、支持体20の上下方向での全長に亘って設けられている。支持体本体24は、前後方向に沿う主壁部24aと、この主壁部24aの前後方向での両側縁に接続されて互いに対向する一対の側壁部24bとを備えている。主壁部24aは、支持体20の上下方向での全長に亘って設けられている。一対の側壁部24bは、左右方向に沿っている。側壁部24bは、支持体20の下端から、支持体20の上端近傍の位置までの範囲に設けられており、側壁部24bの上端と支持体20の上端との間には隙間が設けられている。支持体本体24の主壁部24aには、板厚方向(左右方向)に貫通する固定孔24cが形成されている。固定孔24cは、後述する固定ネジ70の頭部を収容するためのザグリ部を有している。固定孔24cは、後述する内カバー25の貫通孔26cを介して支持体20における凹溝22の底面22aで開口している。すなわち、凹溝22の底面22aに開口する固定孔24cが、支持体20に形成されている。支持体本体24の一対の側壁部24bの外面には、線材30、40の線材中間部33、43が溶接によって取り付けられている。
内カバー25は、一対の線材30、40の線材中間部33、43間に配置されると共に支持体20の凹溝22を形成する部材である。内カバー25は上下方向に延びており、支持体20の上下方向での全長に亘って設けられている。内カバー25は鋼板等をプレス加工することで形成されているが、その他の加工方法を用いて形成してもよい。内カバー25は、凹溝22を形成し横断面視略コ字状の溝形成部26と、溝形成部26の2つの側縁から前後方向で互いに離間するように突出する一対の鍔部27とを備えている。溝形成部26及び一対の鍔部27も、支持体20の上下方向での全長に亘って設けられている。
溝形成部26は、支持体本体24の一対の側壁部24b間に配置されている。溝形成部26は、前後方向に沿う主壁部26aと、この主壁部26aの前後方向での両側縁に接続されて互いに対向する一対の側壁部26bとを備えている。一対の側壁部26bは、左右方向に沿っている。溝形成部26の主壁部26aは支持体本体24の主壁部24aに当接してスポット溶接等で固定されており、これによって内カバー25は支持体本体24に一体的に固定されている。なお、内カバー25を、ネジ止めや接着剤等によって支持体本体24に固定してもよい。溝形成部26の主壁部26aには、板厚方向(左右方向)で貫通すると共に支持体本体24の固定孔24cと同軸に配置された貫通孔26cが形成されている。貫通孔26cの内径は、固定孔24cのザグリ部以外の内径よりも大きい。溝形成部26が凹溝22を形成しているため、溝形成部26の主壁部26aの内面が、凹溝22の底面22aに相当する。
溝形成部26の一対の側壁部26bは、支持体本体24の一対の側壁部24b間に隙間を空けて配置されている。すなわち、溝形成部26の側壁部26bと支持体本体24の側壁部24bとの間には隙間が形成されている。溝形成部26の側壁部26bの左右方向内方側の側縁は、支持体本体24の側壁部24bよりも左右方向内方側に位置している。溝形成部26が凹溝22を形成しているため、溝形成部26の側壁部26bの内面が、凹溝22の側面22bに相当する。
内カバー25の一対の鍔部27は、溝形成部26の一対の側壁部26bの左右方向内方側の側縁から、前後方向で互いに離間するように突出している。鍔部27の前後方向での先端は、支持体本体24の側壁部24bよりも前後方向外方側に位置している。このため鍔部27は、支持体本体24の側壁部24bと線材中間部33又は43との接合箇所(溶接箇所)を外部から左右方向に遮蔽している。なお、一対の鍔部27の外面(左右方向内方側の表面)が、支持体20の内側面21に相当する。
支持体本体24の主壁部24aの外面には、外カバー80が設けられている。外カバー80は上下方向に延びており、支持体20の上下方向での全長に亘って設けられている。外カバー80の支持体本体24への固定方法は特に限定されず、例えば接着剤や両面テープを用いる方法や、外カバー80に設けられた係止突片(図示せず)を支持体本体24に形成された係止孔(図示せず)に係止して固定する方法等が挙げられる。外カバー80は、前後方向に沿う主壁部80aと、この主壁部80aの前後方向での両側縁から傾斜して突出する傾斜壁部80bとを備えている。外カバー80の主壁部80aは、後述する固定ネジ70の頭部を覆うように設けられている。外カバー80の一対の傾斜壁部80bは、主壁部80aの前後方向での両側縁から前後方向外方に進むに従い左右方向内方に近づくように傾斜しており、支持体本体24の側壁部24bと線材中間部33又は43との接合箇所(溶接箇所)を外部から遮蔽している。
物品受け50の側面部54の内面には、筒状の雌ネジ部材58が一体的に設けられており、雌ネジ部材58の内周面が雌ネジ孔55を構成している。雌ネジ部材58は、溶接等によって側面部54に接合されている。なお、雌ネジ孔の形成に十分な板厚を側面部54が有している場合は、雌ネジ部材58を設けずに、側面部54に雌ネジ孔55を直接形成してもよい。また、雌ネジ部材58が設けられた部材を物品受け50の内部に配置し、雌ネジ部材58の雌ネジ孔55と同軸の貫通孔を側面部54に形成する構成であってもよい。
固定ネジ70は、支持体20における支持体本体24の固定孔24cに挿通されて物品受け50を支持する固定手段であり、上下方向での物品受け50の位置決めを行う位置決め手段である。固定ネジ70は、支持体本体24の固定孔24cに嵌合されている。本実施形態の固定ネジ70は皿ネジであるが、他の種類のネジを用いてもよい。2つの固定ネジ70が、1つの物品受け50を一対の支持体20に固定するために用いられる。すなわち、1つの物品受け50を固定するために、一方の支持体20に設けられた1つの固定ネジ70と、他方の支持体20に設けられた1つの固定ネジ70とが用いられる。固定ネジ70は、左右方向外方から支持体本体24の固定孔24c及び内カバー25における溝形成部26の貫通孔26cに挿通されて、支持体20の凹溝22内に配置されている物品受け50の係止部57に形成された雌ネジ孔55に螺入されている。これにより固定ネジ70は、上下方向において物品受け50を位置決めし、物品受け50を支持体20に固定している。
本実施形態では位置決め手段として固定ネジ70を用いているが、以下に説明する他の位置決め手段を用いてもよい。図7に示すように、この変形例では、位置決め手段(すなわち固定手段)として固定ピン71を用いている。2つの固定ピン71が、1つの物品受け50を一対の支持体20に固定するために用いられる。すなわち、1つの物品受け50を固定するために、一方の支持体20に設けられた1つの固定ピン71と、他方の支持体20に設けられた1つの固定ピン71とが用いられる。固定ピン71は、頭部71aと、頭部71aよりも小径のピン本体71bとを備えている。固定ピン71は、支持体本体24の主壁部24aに板厚方向で貫通して形成された固定孔24dに挿通されている。固定孔24dは固定ピン71の頭部71aが収容されるザグリ部を有している。すなわち固定ピン71は、支持体本体24の固定孔24dに嵌合されている。固定ピン71は、左右方向外方から支持体本体24の固定孔24d及び内カバー25における溝形成部26の貫通孔26cに挿通され、溝形成部26の主壁部26aの内面から左右方向内方に突出したピン本体71bが、物品受け50の係止部57の底面(底面部51の外面)を下方から係止して支持している。すなわち、物品受け50の上下方向での位置決めが固定ピン71によって行われ、物品受け50は一対の支持体20に固定されている。なお、図7に示される固定ピン71は、頭部71aが外カバー80によって覆われていることで固定孔24dからの脱落が防止されているが、固定ピン71の固定孔24dからの脱落を防止するために、ピン本体71bに返し等の抜け止めを設けてもよい。
図7に示される固定ピン71を、図6に示す固定ネジ70と同じ位置に配置してもよい。すなわち、支持体本体24の固定孔24dに挿通した固定ピン71を、さらに物品受け50の係止部57の表面57a(側面部54の外面)に形成された孔部に挿入することで、物品受け50の上下方向での位置決めを行ってもよい。
図7に示される固定ピン71に代えて、固定ネジ(図示せず)を使用してもよい。この場合には、支持体本体24の固定孔24dの内周面に雌ネジが形成され、固定孔24dに当該固定ネジが螺入され、溝形成部26の主壁部26a内面から左右方向内方に突出した固定ネジの先端部が、物品受け50の係止部57の下面を下方から支持してもよい。
上述した支持体本体24の固定孔24c及び固定孔24dはいずれも貫通孔であるが、支持体本体24の主壁部24aの内面(左右方向内方側の面)のみに開口し外面には開口していない非貫通固定孔(図示せず)を主壁部24aに設けてもよい。この非貫通固定孔に嵌合された固定ピン(図示せず)が、物品受け50の係止部57の底面(底面部51の外面)等を下方から係止して支持する構成であってもよい。
支持体20の凹溝22内に上下方向に延びる支持部材(図示せず)を配置し、支持部材の下端をベース10の上面等に当接させると共に、支持部材の上端によって物品受け50の係止部57の下面を支持させて、物品受け50の上下方向での位置決めを行ってもよい。さらに、複数の物品受け50を配置するために、支持部材によって支持された一の物品受け50の上方に他の物品受け50を位置決めする場合には、前記一の物品受け50を支持する支持部材とは異なる他の支持部材の下端を前記一の物品受け50の上部に当接させ、当該他の支持部材の上端によって前記他の物品受け50の係止部57の下面を支持させてもよい。この場合、これら支持部材が本発明の位置決め手段に相当する。なお、この支持部材が、物品受け50の下面又は上部に一体的に連結された構成であってもよい。この支持部材が凹溝22の外部に配置され、物品受け50の下面を支持する構成であってもよい。
一対の支持体20間に物品受け50を上下方向に隙間なく配置させてよい場合には、一の物品受け50の下面を、ベース10の上面又は当該一の物品受け50の直下に位置する他の物品受け50の上部に当接させて、当該一の物品受け50の上下方向での位置決めを行ってもよい。この場合、ベース10や当該他の物品受け50が、本発明の位置決め手段に相当する。
図1に示すように、支持体20の上端にはエンドキャップ83が装着されている。図8から図10に示すように、エンドキャップ83は、遮蔽板84と、遮蔽板84の下面(図9における紙面下側の面)から下方に突出して設けられた一対の挿入部85と、を備えている。エンドキャップ83の遮蔽板84及び一対の挿入部85は、樹脂等を用いて一体的に成形可能である。遮蔽板84は、支持体20の上端部23を覆うように設けられる板状の部材であって、支持体20の平面視での形状と略同一の形状を有している。遮蔽板84の、物品載置什器1の前後方向(図8及び図9での紙面左右方向)での両側部には、線材30、40の線材中間部33、43が配置される凹部84aがそれぞれ形成されている。すなわち遮蔽板84は、一対の線材中間部33、43間に配置される。
一対の挿入部85は、遮蔽板84の一対の凹部84aと平面視で接するように設けられている。一対の挿入部85の互いに対向する内側面には、爪部85aがそれぞれ設けられている。爪部85aは、挿入部85の先端(図9における紙面下側の端部)寄りに位置しており、エンドキャップ83の支持体20からの分離を防止するための返し部である。挿入部85の、爪部85aが形成されている側面と逆側の側面には、3つの突条85bが設けられている。これら3つの突条85bは、挿入部85の突出方向(上下方向)に沿って伸びており、線材中間部33、43の外周面に接するように配置されている。
図10に示すように、一対の挿入部85は、支持体20における溝形成部26の一対の側壁部26bと、一対の線材中間部33、43との間にそれぞれ形成される隙間G2内に挿入される部位である。溝形成部26の一対の側壁部26bの上端近傍には、隙間G2内に挿入された挿入部85の爪部85aが係止される係止孔26dがそれぞれ形成されている。支持体20の凹溝22の上下方向での上端部は、支持体20の上下方向での上端部23で開口している。挿入部85を隙間G2内に挿入して、エンドキャップ83を支持体20の上端部23に装着することで、エンドキャップ83の遮蔽板84は凹溝22の上端部を遮蔽するように構成されている。言い換えれば、エンドキャップ83が支持体20に装着されていない際には、凹溝22の上端部は、支持体20よりも上部の空間と連通している。
本実施形態の物品載置什器1の組立方法を、図11を参照して説明する。図11は、物品載置什器1の組立方法における一工程を示す斜視図である。まず、ベース10、一対の支持体本体24及び一対の線材30、40を溶接等によって互いに接合し、さらに内カバー25を、線材30、40の線材中間部33、43間に配置し一対の支持体本体24にそれぞれスポット溶接等で接合して、図11に示す組立体1Sを作製する。この時点では、支持体20に外カバー80及びエンドキャップ83は取り付けられていない。組立体1Sにおける一対の線材上部31、41間に形成された隙間G1に物品受け50を上下方向の上方から下方に通過させて、物品受け50の左右方向での両側部の係止部57を一対の支持体20の凹溝22内にそれぞれ配置し、その状態で物品受け50を下方に移動させる。なお、物品受け50の形状によっては、物品載置什器1の前方側又は後方側から物品受け50を、物品載置什器1が設置される設置面に対して傾けた姿勢で、環状の線材30又は40の内側に形成される開口Oに挿入し、物品受け50の底面が前記設置面に平行となる取付位置まで物品受け50を開口O内で回転させて、一対の係止部57を一対の支持体20の凹溝22内に配置してもよいし、さらにその状態で物品受け50を上下方向で移動させてもよい。係止部57が凹溝22内に配置されているため、物品受け50の移動は左右方向及び前後方向のいずれにおいても規制されており、物品受け50の、一対の支持体20からの分離を考慮することなく、物品受け50を安定して上下方向に移動させることができる。
物品受け50の位置を上下方向で調節し、物品受け50を所望の固定位置、すなわち係止部57の雌ネジ孔55と支持体本体24の固定孔24cとが同軸上に配置される位置に停止させる。この状態で2つの固定ネジ70を、一対の支持体本体24の固定孔24cに挿通させて一対の係止部57の雌ネジ孔55に螺入する。これにより、物品受け50の上下方向での位置決めが完了し、物品受け50は一対の支持体20間に固定されて架設される。また、他の物品受け50を一対の支持体20間に同様の方法で順次架設する。全ての物品受け50が一対の支持体20間に架設された後に、外カバー80を一対の支持体本体24の主壁部24a外面に取り付けると共に、エンドキャップ83を一対の支持体20の上端部23に装着する。これにより、物品載置什器1の組立が完了する。
本実施形態の物品載置什器1では、物品受け50の係止部57が、一対の支持体20の凹溝22内にそれぞれ配置されている。このため、係止部57を凹溝22内に配置するのみで、物品受け50の移動を左右方向及び前後方向のいずれにおいても規制することができる。また、本実施形態の物品載置什器1は、凹溝22の延在方向(本実施形態では上下方向)での物品受け50の位置決めを行う固定ネジ70を有している。このため、係止部57を凹溝22内に配置し、固定ネジ70が物品受け50の位置決めを行うことで、物品受け50の支持体20への固定が完了する。
物品受け50の係止部57が凹溝22内に配置されているので、物品受け50の一対の支持体20からの分離を確実に防止でき、物品受け50を支持体20に安定して固定することができる。また、係止部57及び凹溝22を用いた構造によって、左右方向及び前後方向における物品受け50の移動を規制できるため、固定ネジ70は凹溝22の延在方向における物品受け50の移動のみを規制すればよい。この結果、例えば、位置決め手段や固定手段が左右方向及び前後方向における物品受け50の移動も規制する場合等と比べて、固定ネジ70に要求される位置決め能力(固定能力)を低減することができ、よって固定ネジ70の個数は従来に比べて少なくなっている。また、固定ネジ70に代えて、より簡略化された構造を有する固定ピン71等を使用することもできる。このため、固定ネジ70や固定ピン71等による物品受け50の固定作業を簡略化できる。よって本実施形態の物品載置什器1では、簡単な組立作業によって物品受け50を支持体20に強固かつ安定的に固定することができる。
物品受け50の係止部57が凹溝22内に配置されているので、物品受け50を支持体20に固定するための係止部57が外部に露出することを防止でき、よって物品載置什器1の外観品質を向上させることができる。
本実施形態の物品載置什器1では、凹溝22の前後方向での幅W1が、係止部57の前後方向での幅W2と略同一である。このため、前後方向での物品受け50の支持体20に対する相対移動量を少なくでき、よって支持体20に固定された後の物品受け50のガタつき等を抑制してその安定性を向上させることができる。
本実施形態の物品載置什器1では、一対の凹溝22の底面22a間の左右方向での距離L1が、一対の係止部57の先端間の左右方向での距離L2と略同一である。このため、左右方向での物品受け50の支持体20に対する相対移動量を少なくでき、よって支持体20に固定された後の物品受け50のガタつき等を抑制してその安定性を向上させることができる。
本実施形態の物品載置什器1では、凹溝22の底面22aに開口する固定孔24cが支持体20の支持体本体24に形成され、この固定孔24cに嵌合(挿通)されて物品受け50を支持する固定ネジ70が用いられている。固定ネジ70が固定孔24cに嵌合されているため、固定ネジ70を支持体20に安定して取り付けることができ、また、固定孔24cに嵌合された固定ネジ70が物品受け50を支持するため、物品受け50を支持体20に安定して固定することができる。
本実施形態の物品載置什器1では、凹溝22の上下方向での上端部が、支持体20の上下方向での上端部23で開口している。このため、支持体20の上端部23から物品受け50の係止部57を支持体20の凹溝22内に挿入することができる。よって上下方向での寸法が大きな物品受け50を支持体20に取り付けることができ、物品載置什器1における構成の自由度を向上させることができる。また、一対の支持体20間の相対位置を固定した後においても、支持体20の上端部23から物品受け50を一対の支持体20間に挿入することができるため、一対の支持体20を互いに固定又は連結した後に物品受け50の支持体20への取付作業を行うことで、作業の容易性を向上させることができる。
本実施形態の物品載置什器1は、線材中間部33、43を介して一対の支持体20の上端部を互いに連結する一対の線材上部31、41を有している。これにより、一対の支持体20間の相対位置を保持でき、物品載置什器1の剛性を向上させることができる。
本実施形態の物品載置什器1では、線材上部31、41は、平面視で物品受け50と異なる範囲に配置されている。これにより、一対の支持体20を線材上部31、41によって互いに連結した後においても、線材上部31、41が平面視で物品受け50と異なる範囲に配置されているため、線材上部31、41と干渉することなく物品受け50を一対の支持体20間に挿入することができ、よって作業の容易性を向上させることができる。
本実施形態の物品載置什器1では、線材上部31、41は対をなして設けられ、平面視で前後方向における物品受け50の両側に配置されている。これにより、対をなす線材上部31、41によって一対の支持体20を強固に連結することができる。また、対をなす線材上部31、41によって一対の支持体20を互いに連結した後においても、対をなす線材上部31、41が平面視で前後方向における物品受け50の両側に配置されているため、線材上部31、41と干渉することなく物品受け50を一対の支持体20間に挿入することができ、よって作業の容易性を向上させることができる。
本実施形態の物品載置什器1では、一対の支持体20の前後方向での両側に一対の線材30、40が配置され、一対の線材30、40が、上下方向に延び支持体20に取り付けられた線材中間部33、43と、これら線材中間部33、43から左右方向に延び一対の支持体20を互いに連結する線材上部31、41と、を備えている。これにより、一対の線材30、40が、前後方向における一対の支持体20の両側に設けられ、一対の線材30、40の線材中間部33、43が、上下方向に延びると共に一対の支持体20に取り付けられているため、線材30、40と一対の支持体20とを強固に連結することができる。また、線材中間部33、43から左右方向に延びる線材上部31、41が、一対の支持体20を互いに連結しているため、一対の支持体20を強固且つ安定的に連結することができる。さらに、一対の線材30、40が物品載置什器1の正面視及び背面視の輪郭をそれぞれ形成するように配置されているため、一対の支持体20を連結する線材上部31、41のみが目立つことが防止され、物品載置什器1のデザイン性や外観品質を向上させることができる。
本実施形態の物品載置什器1では、支持体20は、一対の線材30、40が取り付けられた支持体本体24と、この支持体本体24に固定され凹溝22を形成する内カバー25と、を備えている。このため、線材30、40の支持体本体24に対する固定作業(溶接作業)によって支持体本体24の形状や寸法等が影響を受ける場合であっても、凹溝22を形成する内カバー25を用いることで、凹溝22の適切な形状や寸法等を確保することができる。
本実施形態の物品載置什器1では、凹溝22の内面である底面22a及び一対の側面22bは、上下方向に沿う延在面であり、係止部57は、底面22a及び一対の側面22bにそれぞれ対向し且つ平行な表面57a及び一対の表面57bを備えている。このため、係止部57の表面57aが凹溝22の底面22aに当接することで、前後方向に延びる揺動軸回りでの物品受け50の揺動(回転)を防止できる。また、係止部57の表面57bが凹溝22の側面22bに当接することで、左右方向に延びる揺動軸回りでの物品受け50の揺動(回転)を防止できる。
前記実施形態の物品載置什器1のいくつかの変形例を、図12から図16を参照して説明する。なお、以下の変形例の説明において、前記実施形態と同様の構成要素に対しては同一の符号を付し、その説明を省略する。
(第1変形例)
前記実施形態の第1変形例を、図12及び図13を参照して説明する。図12は、前記実施形態の第1変形例に係る物品載置什器1Aを示す斜視図である。図13は、ハンガーポール50Aの斜視図である。
図12に示すように、第1変形例の物品載置什器1Aは、例えば、オフィスや病院、公共施設、研究施設等の室内空間に設置され、コート等の衣類を掛けたハンガー87等を吊り下げるコートハンガーとして用いられる什器である。物品載置什器1Aの一対の支持体20間には、ハンガーポール50A(物品載置部)が架設されている。ハンガーポール50Aは、物品載置什器1Aの上部に設けられ、ハンガー87等を吊り下げるための左右方向に延びる丸棒部材である。ハンガーポール50Aは、硬質な材料であれば、例えば、鋼(鉄)、ステンレス、アルミニウム、チタン、木材、樹脂等を用いて形成することができる。ハンガーポール50Aの断面形状(長さ方向に直交する方向での断面形状)は円形以外の形状(楕円形等)であってもよい。
ハンガーポール50Aの左右方向での両側部には、一対の支持体20の凹溝22内に配置される係止部61がそれぞれ設けられている。ハンガーポール50Aは、一対の係止部61を含んだ全長に亘って一定の径及び断面形状を有している。支持体20の凹溝22の前後方向での幅W1(図5参照)が、係止部61の径D1と略同一となっている。許容できるハンガーポール50Aの支持体20に対する相対移動量(前後方向での移動量)に応じて、径D1を幅W1より小さくしてもよい。一対の係止部61の先端間の左右方向での距離に関する構成には、前記実施形態の一対の係止部57の構成が適用できるため、その説明を省略する。
一対の係止部61の、一対の凹溝22に対向する面(左右方向での両側面)には、雌ネジ孔55がそれぞれ形成されている。ハンガーポール50Aは、前記実施形態と同様に、支持体20の支持体本体24に形成された固定孔24c(図5参照)に挿通されて雌ネジ孔55に螺入される固定ネジ70(図5参照)によって、上下方向で位置決めされ、一対の支持体20に固定される。前記実施形態で説明した他の固定手段又は位置決め手段を、ハンガーポール50Aの位置決めのために用いてもよい。
物品載置什器1Aの一対の支持体20間には、連結部材62が架設されている。連結部材62は、物品載置什器1Aの下部に設けられた左右方向に延びる角柱部材である。連結部材62も、ハンガーポール50Aと同様の固定方法によって、一対の支持体20に固定されてもよい。
第1変形例の物品載置什器1Aにおいても、簡単な組立作業によってハンガーポール50Aを支持体20に強固かつ安定的に固定することができる。
(第2変形例)
前記実施形態の第2変形例を、図14及び図15を参照して説明する。図14は、前記実施形態の第2変形例に係る物品載置什器1Bを示す斜視図である。図15は、棚板50Bの斜視図である。
図14に示すように、第2変形例の物品載置什器1Bは、例えば、オフィスや病院、公共施設、研究施設等の室内空間に設置され、商品や装飾品等の物品を陳列又は展示するためのディスプレイシェルフとして用いられる什器である。物品載置什器1Bの一対の支持体20間には、上下方向に複数の棚板50B(物品載置部)が架設されている。棚板50Bは、第1変形例のハンガーポール50Aと同様の材料を用いて形成することができる。
図15に示すように、棚板50Bは、物品が載置される棚板本体64と、棚板50Bの左右方向での両側部にそれぞれ設けられた係止部65と、を備えている。棚板本体64は平面視で略矩形に形成されているが、矩形以外の形状(例えば円形など)に形成されていてもよい。棚板本体64の左右方向での幅が、一対の支持体20の内側面21の左右方向での距離と略同一であってもよい。
一対の係止部65は、一対の支持体20の凹溝22内にそれぞれ配置される。係止部65は、棚板本体64の側面に設けられており、棚板本体64から(棚板本体64が位置する水平面から)上方及び下方のいずれにも突出する角柱部材である。なお、一対の係止部65がいずれも棚板本体64から上方のみに突出していてもよく、又は棚板本体64から下方のみに突出していてもよい。一方の係止部65が棚板本体64から上方のみに突出し、他方の係止部65が棚板本体64から下方のみに突出していてもよい。係止部65が、棚板本体64から上方及び下方のいずれにも突出していない構成であってもよく、この場合、係止部65の上下方向での高さは、棚板本体64の上下方向での板厚に等しいか又はこの板厚よりも小さくなっている。一対の係止部65の先端間の左右方向での距離及び係止部65の前後方向での幅に関する構成には、前記実施形態の一対の係止部57の構成が適用できるため、その説明を省略する。棚板本体64や係止部65の形状を調整し、物品載置什器1の前方側又は後方側から棚板50Bを、物品載置什器1が設置される設置面に対して傾けた姿勢で、環状の線材30又は40の内側に形成される開口O(図11参照)に挿入し、棚板本体64の上面が前記設置面に平行となる取付位置まで棚板50Bを開口O内で回転させて、一対の係止部65を一対の支持体20の凹溝22内に配置してもよいし、さらにその状態で棚板50Bを上下方向に移動させる構成であってもよい。係止部65が棚板本体64から着脱可能な構成であってもよい。
一対の係止部65の、一対の凹溝22に対向する面(左右方向での両側面)には、雌ネジ孔55がそれぞれ形成されている。棚板50Bは、前記実施形態と同様に、支持体20の支持体本体24に形成された固定孔24c(図5参照)に挿通されて雌ネジ孔55に螺入される固定ネジ70(図5参照)によって、上下方向に位置決めされ、一対の支持体20に固定される。前記実施形態で説明した他の固定手段又は位置決め手段を、棚板50Bの位置決めのために用いてもよい。
第2変形例の物品載置什器1Bにおいても、簡単な組立作業によって棚板50Bを支持体20に強固かつ安定的に固定することができる。
(第3変形例)
前記実施形態の第3変形例を、図16を参照して説明する。図16は、前記実施形態の第3変形例に係る物品載置什器1Cを示す斜視図である。
図16に示すように、第3変形例の物品載置什器1Cは、例えば、オフィスや病院、公共施設、研究施設等の室内空間に設置され、告知情報が記載された紙等の記録媒体を保持して開示するためのサインスタンドとして用いられる什器である。物品載置什器1Cに載置される物品は、紙等の記録媒体である。なお、物品載置什器1Cの高さは、前記実施形態の物品載置什器1よりも低い。物品載置什器1Cの一対の支持体20間には、媒体保持部50C(物品載置部)が架設されている。媒体保持部50Cは、パネル部67とパネル支持部68とを備えている。パネル部67は、例えば無色及び有色(白色又は黒色)の複数の矩形パネルが前後方向に重ねられた構成を有しており、その材質としては樹脂やガラス等が挙げられる。無色のパネルが物品載置什器1Cの前面側に配置されてもよいし、2枚の無色のパネルが少なくとも1枚の有色のパネルを挟んでいてもよい。パネル部67は、これら複数のパネル間に紙等の記録媒体を挟み込むように構成されている。
パネル支持部68はパネル部67を下方から支持すると共に、媒体保持部50Cを一対の支持体20間に固定するための部材である。パネル支持部68は、第1変形例のハンガーポール50Aと同様の材料を用いて形成することができる。パネル支持部68は左右方向に延びる棒状に形成されており、その上面に左右方向に延びる保持溝69が形成されている。パネル支持部68の保持溝69内に、パネル部67の複数のパネルが互いに重ねられた状態で挿入されて、これら複数のパネルの下部がパネル支持部68によって支持されている。パネル部67はパネル支持部68に着脱可能となっている。パネル支持部68の左右方向での両側部には、一対の支持体20の凹溝22内に配置される係止部(図示せず)がそれぞれ設けられている。パネル支持部68の一対の係止部の先端間の左右方向での距離及び当該係止部の前後方向での幅に関する構成には、前記実施形態の一対の係止部57の構成が適用できるため、その説明を省略する。パネル支持部68の係止部の支持体20に対する固定には、前記実施形態で説明した固定ネジ70や固定ピン71等を用いてよい。
パネル部67は、マーカ等によって情報を直接に記載できるホワイトボード等であってもよい。この場合、ホワイトボードに付着したマーカのインク等を、物品載置什器1Cに載置される物品とする。
第3変形例の物品載置什器1Cにおいても、簡単な組立作業によって媒体保持部50Cを支持体20に強固かつ安定的に固定することができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
上述したように、一対の支持体20は溶接や固定ネジ等を用いて直接にベース10に連結される構成であってもよい。この場合、線材30、40を省略することが可能である。線材30、40を物品載置什器に設けない場合、又は支持体20の形状等への影響を防止できる、線材30、40の支持体20への固定方法を採用する場合には、支持体20の支持体本体24が直接に凹溝22を形成する構成であってもよい。この場合、内カバー25を省略することができる。
前記実施形態では、線材30、40の一部である線材上部31、41が、一対の支持体20を互いに連結する連結材として機能しているが、線材30、40を物品載置什器に設けず、一対の支持体20を連結する連結材のみを設けてもよい。凹溝22の延在方向における一対の支持体20の端部以外の箇所を互いに連結するように連結材を設けてもよい。連結材が、凹溝の延在方向視で物品載置部と異なる範囲に配置されていてもよい。凹溝22の延在方向に物品受け50等が通過できる隙間を連結材に形成してもよい。
凹溝22の内面がその延在方向に沿う延在面を備えている場合において、当該延在方向に直交し且つ当該延在面に沿う一の揺動軸回りにおける物品載置部の揺動(回転)を許容できる場合には、当該延在面に対向し且つ平行な平行面を物品載置部の係止部が備えずともよい。
前記実施形態の物品載置什器は、物品載置部の並びの変更や位置の調整を使用者が行えるように構成されていてもよい。
1、1A、1B、1C 物品載置什器
20 支持体
21 内側面
22 凹溝
22a 底面(延在面)
22b 側面(延在面)
23 上端部(端部)
24c、24d 固定孔
25 内カバー
30、40 線材
31、41 線材上部(連結材、第2延在部)
33、43 線材中間部(第1延在部)
50 物品受け(物品載置部)
50A ハンガーポール(物品載置部)
50B 棚板(物品載置部)
50C 媒体保持部(物品載置部)
57、61、65 係止部
57a、57b 表面(平行面)
70 固定ネジ(固定手段、位置決め手段)
71 固定ピン(固定手段、位置決め手段)

Claims (11)

  1. 一対の支持体と、該一対の支持体間に架設された物品載置部と、を有する物品載置什器であって、
    前記一対の支持体の互いに対向する内側面に、前記一対の支持体の対向方向における外方に向けて窪むと共に同一の延在方向に延びる凹溝がそれぞれ形成され、
    前記物品載置部の前記対向方向での両側部に、前記凹溝内に配置される係止部がそれぞれ設けられ、
    前記延在方向での前記物品載置部の位置決めを行う位置決め手段を有することを特徴とする物品載置什器。
  2. 前記凹溝の幅が、前記凹溝の幅方向における前記係止部の幅と略同一である請求項1に記載の物品載置什器。
  3. 一対の前記凹溝の底面間の前記対向方向での距離が、一対の前記係止部の先端間の前記対向方向での距離と略同一である請求項1又は2に記載の物品載置什器。
  4. 前記凹溝の底面に開口する固定孔が前記支持体に形成され、
    前記位置決め手段は、前記固定孔に嵌合されて前記物品載置部を支持する固定手段を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の物品載置什器。
  5. 前記凹溝の前記延在方向での端部が、前記支持体の前記延在方向での端部で開口している請求項1から4のいずれか一項に記載の物品載置什器。
  6. 前記一対の支持体を互いに連結する連結材を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の物品載置什器。
  7. 前記連結材は、前記延在方向視で前記物品載置部と異なる範囲に配置されている請求項6に記載の物品載置什器。
  8. 前記連結材は、対をなして設けられ前記延在方向視で前記凹溝の幅方向における前記物品載置部の両側に配置されている請求項6又は7に記載の物品載置什器。
  9. 前記凹溝の幅方向における前記一対の支持体の両側に配置された一対の線材を有し、
    前記一対の線材は、前記延在方向に延び前記支持体に取り付けられた第1延在部と、該第1延在部から前記対向方向に延び前記連結材として構成された第2延在部と、を備える請求項6から8のいずれか一項に記載の物品載置什器。
  10. 前記支持体は、前記一対の線材が取り付けられた支持体本体と、該支持体本体に固定され前記凹溝を形成する内カバーと、を備える請求項9に記載の物品載置什器。
  11. 前記凹溝の内面は、前記延在方向に沿う延在面を備え、
    前記係止部は、前記延在面に対向し且つ平行な平行面を備える請求項1から10のいずれか一項に記載の物品載置什器。
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