JP2957287B2 - 遠隔制御システム用のワイヤレス受信器 - Google Patents

遠隔制御システム用のワイヤレス受信器

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JP2957287B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光によるワイヤレス信
号を受光し、時分割多重伝送方式によってワイヤレス信
号に対応する制御信号を伝送することにより、負荷を制
御するようにした遠隔制御システムのワイヤレス受信器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のワイヤレス受信器を
利用して照明器具等の負荷を制御するようにした負荷制
御システムが提供されている。たとえば、図14に示す
ように、それぞれ個別にアドレスが設定された複数の監
視用端末器42、制御用端末器43、ワイヤレス中継用
端末器44、外部インタフェース用端末器45、パター
ン設定用端末器46などの各種端末器と、主制御装置4
1とを、一対の線路よりなる伝送線Lsを介して接続
し、ワイヤレス中継用端末器44にワイヤレス受信器X
を接続した遠隔制御システムが知られている。
【0003】この遠隔制御システムでは、主制御装置4
1から図15のaに示すような形式を有した伝送信号V
sを送出することにより、各端末器42〜46を制御す
るようになっている。すなわち、伝送信号Vsは、信号
の送出開始を示すスタートパルスST、信号のモードを
示すモードデータMD、端末器42〜46を呼び出すア
ドレスデータAD、負荷L1 〜L4 を制御する制御デー
タCD、伝送誤りを検出するチェックサムデータCS、
端末器42〜46からの返送期間を設定する信号返送期
間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信号であ
り、パルス幅変調によってデータが伝送されるようにな
っている(図15のb)。各端末器42〜46では、伝
送線Lsを介して受信された伝送信号Vsのアドレスデ
ータADがあらかじめ設定されているアドレスデータと
一致したときに、その伝送信号Vsの制御データCDを
取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに
同期して監視データ信号を電流モード信号(伝送線Ls
の線間を適当な低インピーダンスを介して短絡して送出
される信号)として返送するようになっている。
【0004】一方、主制御装置41には、ダミー信号送
信手段と、割込み処理手段とが設けられている。ダミー
信号送信手段は、モードデータMDをダミーモードとし
た伝送信号Vsを常時送出する。また、割込み処理手段
は、制御用端末器43を除くいずれかの端末器42、4
4、45、46から図15のcに示すような割込み信号
Viが返送されされたとき、割込み信号Viを発生した
端末器42、44、45、46を検出し、その端末器4
2、44、45、46をアクセスして監視データを返送
させるようになっている。たとえば、監視用端末器42
ではスイッチS 1 〜S4 を操作したときに、割込み信号
Viが発生するのである。さらに、主制御装置41で
は、上述のようにして制御用端末器43を除く端末器4
2、44、45、46から返送された監視データ信号に
基いて、対応する負荷L1 〜L4 を制御する制御用端末
器43への制御データCDを作成するとともに、その制
御データCDを伝送線Lsを介してその制御用端末器4
3に時分割多重伝送することにより、各負荷L1 〜L4
を個別にオン、オフ制御するようになっている。すなわ
ち、監視用端末器42では、スイッチS1 〜S4 を操作
したときに割込み信号Viを送出し、割込み信号Viを
受信した主制御装置41では伝送信号Vsを送出し、信
号返送期間に監視データ信号としてオンまたはオフに対
応する信号を受信するのである。主制御装置41では、
端末器42、44、45、46からの監視データ信号に
対応して制御すべき負荷L1 〜L4 を備えた制御用端末
器43との対応関係が設定されており、この対応関係に
従って制御用端末器43の負荷L 1 〜L4 をオン、オフ
制御する。ここに、各端末器42〜46では、伝送線L
sに常時伝送されている伝送信号Vsを整流平滑化して
電源としている。
【0005】ワイヤレス中継用端末器44には、ワイヤ
レス受信器Xがワイヤレス系伝送線Lwを介して接続さ
れている。ワイヤレス受信器Xは、ワイヤレス送信器Y
から送出された赤外線のような光によるワイヤレス信号
を受信し、受信したデータをワイヤレス系伝送線Lwを
介してワイヤレス中継用端末器44に送信し、さらにワ
イヤレス中継用端末器44は、このデータを主制御装置
41に転送するようになっている。
【0006】外部インタフェース端末器45は、外部制
御装置47との間でデータ伝送を行う端末器であり、パ
ターン設定端末器46は、データ入力部48から入力さ
れるパターン制御データを主制御装置41に転送する端
末器である。なお、分電盤50あるいはリレー制御盤5
1内に配設される監視用端末器42および制御用端末器
43は、分電盤協約寸法となるように形成されており、
その制御出力によって負荷制御用のリモコンリレー(手
元スイッチによってもオン、オフできるようにしたラッ
チングリレー)52が制御されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成では、ワイヤレス受信器Xにより受信したワイヤレス
信号をワイヤレス系伝送線Lwを介してワイヤレス中継
用端末器44に伝送し、伝送線Lsを伝送される伝送信
号Vsをワイヤレス中継用端末器44によって発生させ
るようにしているものであるから、制御すべき負荷L
〜L4 を指定するためには、ワイヤレス信号にアド
レスデータを含めておく必要がある。すなわち、負荷L
1 〜L4 ごとに異なるワイヤレス信号を発生させること
が必要になり、ワイヤレス送信器Yでは、負荷L1 〜L
4 の指定とオン、オフの指定とが必要になるから、操作
が煩わしいという問題がある。
【0008】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、ワイヤレス信号に対してアドレスデータを不
要とすることにより、ワイヤレス送信器からは単に負荷
のオン、オフを指示する信号のみを伝送すればよいよう
にして、ワイヤレス送信器の操作性を向上させた遠隔制
御システム用のワイヤレス受信器を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1では、上記目的
を達成するために、それぞれ個別にアドレスが設定され
た複数個の端末器を一対の線路よりなる伝送線を介して
主制御装置に接続し、主制御装置から各端末器に対し
て、端末器を各別に指定するアドレスデータと、各端末
器への送信データと、端末器から主制御装置への返信デ
ータを受信する期間を設定する信号返送期間とを含む伝
送信号を時分割多重伝送するようにし、アドレスによる
対応関係が設定されて組になっている端末器の一方に入
力された監視入力に応じて他方に接続された負荷を制御
するようにした遠隔監視制御システムに用いるワイヤレ
ス受信器であって、光によるワイヤレス信号を受光する
受光部と、ワイヤレス信号が受光部で受光されると出力
信号を発生するワイヤレス信号処理部と、ワイヤレス信
号処理部の出力信号を監視入力として返信データを作成
する端末処理部と、アドレスを設定するアドレス設定部
とを備え、端末処理部は、アドレス設定部により設定さ
れたアドレスに一致するアドレスデータを含む伝送信号
を伝送線から受信するとワイヤレス信号処理部の出力信
号を返信データとして主制御装置に返送するようにして
いるのである。
【0010】請求項2では、配線器具用の規格化された
取付枠に取付可能な外径寸法を有し、取付枠に係合する
係合部を両側面に有するハウジングを備えている。請求
項3では、天井パネル等の施工パネルに穿孔された取付
孔に一部が挿入されるとともに施工パネルの表面に当接
するフランジを備えたハウジングと、施工パネルの裏面
側でハウジングに一端部が枢着されフランジとの間で取
付孔の周部を挟持することができる挟み金具と、フラン
ジおよび取付孔を通して挟み金具の中間部に係合して挟
み金具の他端部とフランジとの距離を調節する取付ねじ
とを具備している。
【0011】請求項4では、アドレス設定部により設定
されるアドレスデータの一部は、端末器の動作形式の種
別を設定する種別データであって、端末処理部およびア
ドレス設定部は1枚の回路基板上に実装されるととも
に、回路基板ごとに種別データが規定されているのであ
る。
【0012】
【作用】請求項1の構成によれば、ワイヤレス信号を受
光する受光部の出力に基づいて出力信号を発生するワイ
ヤレス信号処理部と、ワイヤレス信号処理部の出力信号
を監視入力として返信データを作成する端末処理部と、
アドレスを設定するアドレス設定部とを備えているので
あって、端末処理部は、アドレス設定部により設定され
たアドレスに一致するアドレスデータを含む伝送信号を
伝送線から受信すると返信データを主制御装置に返送す
るように構成されているので、ワイヤレス受信器をワイ
ヤレス中継用端末器を介さずに伝送線に直接接続するこ
とができるのである。その結果、負荷を接続した制御用
の端末器との間でアドレスによる対応関係を設定してお
けば、ワイヤレス信号としては負荷のオン、オフに対応
する情報のみを伝送すればよいことになり、ワイヤレス
送信器の操作が簡単になるのである。すなわち、負荷が
照明器具であれば、対応する照明器具の近傍にワイヤレ
ス受信器を配置しておけば、そのワイヤレス受信器に向
けてワイヤレス信号を送るだけで負荷の特定ができるの
である。
【0013】請求項2の構成によれば、配線器具と同じ
取付枠を用いて施工することができるのであって、壁面
などへの取付作業が容易にできるのである。請求項3の
構成によれば、天井パネル等の施工パネルに取付孔を穿
孔しておけば、フランジと挟み金具との間で取付孔の周
部を挟持することによって施工パネルに取り付けること
ができるのであり、天井面などへの取付作業が容易にで
きるのである。
【0014】請求項4の構成によれば、回路基板ごとに
種別データを規定するようにしているから、端末処理部
の動作形式の種別を変更するときには、端末処理部とア
ドレス設定部とを実装した回路基板を交換するという必
要最小限の変更で対応できるのである。また、回路基板
を交換するから、端末処理部の動作形式の種別をディッ
プスイッチなどで変更する場合に比較すれば、設定を間
違える可能性が少なくなるのである。
【0015】
【実施例】(実施例1) 図1および図2に示すように、ワイヤレス受信器Xは、
ホトダイオードなどを備えた赤外線受光用の受光部1を
備え、受光部1の出力はワイヤレス信号処理部2によっ
て識別されるようになっている。すなわち、ワイヤレス
信号は所定の形式を有した信号であって、この形式が満
たされているかどうかがワイヤレス信号処理部2で判定
される。ワイヤレス信号が所定の形式のものであるとき
には、ワイヤレス信号処理部2からは出力信号として1
個のパルスが送出される。
【0016】ワイヤレス信号処理部2の出力信号は、監
視入力としてマイクロプロセッサを主構成とする端末処
理部3に入力される。端末処理部3は、伝送線Lsに接
続される端子Tを備えた電源回路4を介して伝送線Ls
(図14参照)に接続されている。端子Tを通して受信
された伝送信号は、トランジスタQ1を介して端末処理
部3に入力されるとともに、電源回路部4aによって整
流、安定化されワイヤレス受信器Xの電源になる。一
方、端末処理部3から出力される返信データは電源回路
4の返送信号作成部4bに設けたトランジスタQ2 をオ
ン、オフさせることによって伝送される。端末処理部3
のアドレスは、アドレス設定部5により設定される。ア
ドレス設定部5は、10ビットのアドレスデータが設定
できるように構成され、6ビットのディップスイッチD
1 と2ビットのディップスイッチDS2 とを備え、デ
ィップスイッチDS2 を用いることにより、同一の制御
用の端末器43に接続されている4個の負荷L1 〜L4
を個別に選択できるようになっている。また、残り2ビ
ットは端末処理部3、電源回路4、アドレス設定部5を
実装した回路基板6の導電パターンによって設定されて
いる。制御用の端末器43に対して1対1に対応させる
場合(個別制御)には、この2ビットは開放(Hレベ
ル)に設定される。また、複数個の制御用の端末器43
を一括して制御する場合(グループ制御)には、6ビッ
トのディップスイッチDS1 に代えて5ビットのディッ
プスイッチを用いるとともに、残りの3ビットについて
は閉成(Lレベル)に設定する。すなわち、個別制御で
あるかグループ制御であるかは、アドレスデータの一部
を用いて識別されるのであって、この動作形式の種別
は、ディップスイッチの種類と回路パターンの種類とに
よって分類されるから、動作形式を変更する場合には回
路基板6を交換する。
【0017】ところで、上述した回路部は、図3ないし
図7のような形状のハウジング10に納装される。すな
わち、端末処理部3などを実装した回路基板6のほか
に、ワイヤレス信号処理部2を受光部3とともに実装し
た回路基板7が設けられており、ハウジング10内には
両回路基板6、7が重ねられた形で納装される。ハウジ
ング10は、略円板状のフランジ13を有したカバー1
2をボディ11の下面の開口に被嵌し、タッピンねじよ
りなる組立ねじ14により結合して構成される。回路基
板7には、リード線15を介してハウジング10の上面
に露出したねじ付きの端子16が接続される。ボディ1
1の下面中央部には、回路基板7に実装された受光部1
の受光面の前方を覆う形でフィルタ17が配設される。
ここに、受光部1は回路基板6を貫通している。また、
ディップスイッチDS1 、DS2 はカバー12の下面に
露出する。
【0018】フランジ13には一対の長孔18が形成さ
れ、各長孔18を通して取付ねじ19が挿通されてい
る。この取付ねじ19の中間部には挟み金具20が挿通
され、取付ねじ19の先端部には挟み金具20に対して
回り止めがなされたナット21が螺合する。挟み金具2
0の一端部はボディ11の上部に枢着され、他端部がフ
ランジ13との距離を変えることができるようになって
いる。また、挟み金具20には復帰ばね22が連結さ
れ、上記他端部がフランジ13から離れる向きに付勢さ
れている。
【0019】したがって、ハウジング10を天井パネル
等の取付パネルに穿孔した取付孔に取り付けるときに
は、取付ねじ19を緩め、復帰ばね22のばね力により
挟み金具20の上記他端部をフランジ13から離した状
態とする(すなわち、挟み金具20の他端部間の距離を
小さくする)。この状態で、取付孔にボディ11および
取付ねじ19を挿入し、取付パネルの表面にフランジ1
3を当接させる。次に、取付ねじ19を締め付けると、
挟み金具20の上記他端部がフランジ13に近付くこと
になり、フランジ13と挟み金具20との間で取付パネ
ルを挟持することができるのである(図4参照)。以上
のようにしてハウジング10を取付パネルに固定した
後、フランジ13の下面を覆うように、化粧プレート2
3を装着する。アドレスを設定する際には、化粧プレー
ト23を外してディップスイッチDS 1 、DS2 を露出
させればよい。
【0020】ハウジング10を上述のような形状に形成
したことにより、天井パネル等の施工パネルへの取着が
容易になるのである。しかるに、図8に示すように、照
明器具などの負荷Lを制御する制御用の端末器43との
対応関係を設定したワイヤレス受信器Xを、対応する負
荷Lの近傍に配置するように施工する。このようにすれ
ば、ワイヤレス送信器Yでは、所望の負荷Lの近傍のワ
イヤレス受信器Xに向かってワイヤレス信号を送出する
だけで、所望の負荷Lをオン、オフさせることができる
のである。すなわち、制御すべき負荷Lをワイヤレス送
信器Yで指定する必要がなく、単なるオン、オフの指定
のみになって操作が容易になるのである。ここで、伝送
線Lsを伝送される伝送信号の授受に必要なアドレスデ
ータはワイヤレス受信器Xの内部で設定されているか
ら、ワイヤレス信号にはアドレスデータが不要であり、
ワイヤレス信号の信号形式も簡単になるのである。
【0021】(実施例2) 実施例1では、天井パネル等に取着しやすい形式のハウ
ジング10を示したが、本実施例では 図9ないし図1
3に示すように、埋込型の配線器具に使用する取付枠3
0を用いて施工できるようにハウジング10を構成して
いる。ハウジング10は、ボディ11aとカバー12a
とを結合して形成されるのであって、ボディ11aの側
面に突設された組立突起25に対してカバー12aから
後方に突設された組立片24を係合させることによっ
て、ボディ11aとカバー12aとが結合される。この
ハウジング10は、JIS規格などで規格化されている
大角形3個用の取付枠30に最大3個取り付けることが
できるように形成された単位寸法の配線器具の正面寸法
に対して、図9における縦寸法が3倍、横寸法が同じに
なるように、正面の縦横の寸法が設定されている。ま
た、大角形3個用の取付枠30に取着できるように、ハ
ウジング10の両側面にはそれぞれ係合爪31が4個ず
つ突設されている。すなわち、矩形枠状に形成された取
付枠30の開口窓32にハウジング10の一部を挿入す
るとともに、取付枠30の両側片に形成された係合孔3
3に係合爪31を挿入することによって、取付枠30に
ハウジング10を取り付けることができるようになって
いる。取付枠30には長孔状の透孔34が形成されてお
り、この透孔34を通して挿入されるボックスねじを、
壁面等の施工面に埋め込まれたスイッチボックス等の埋
込ボックスに螺合させることによって、施工面に固定で
きるようになっている。このとき、ハウジング10は埋
込ボックス内に納装され、ハウジング10の前面側の一
部分のみが施工面に露出することになる。ハウジング1
0の前面には、受光部1にワイヤレス信号を導入するた
めの透孔窓35が形成されるとともに、ディップスイッ
チDS1 、DS2 の操作部が露出する。また、ハウジン
グ10の前面には、図10に示すように、内側化粧プレ
ート36が装着される。内側化粧プレート36は、外周
縁がハウジング10の前面の外周縁よりも大きく、か
つ、取付枠30の外周縁よりは小さくなるように形成さ
れ、透孔窓35に対応する部位に開口を有している。ま
た、内側化粧プレート36の後面には連結脚(図示せ
ず)が突設され、連結脚の先端部を取付枠30に係合さ
せることによって取付枠30に固定されるようになって
いる。内側化粧プレート36の外周側には外側化粧プレ
ート(図示せず)が配設される。外側化粧プレートは、
取付枠30に形成されたねじ孔37に螺合するプレート
ねじによって取付枠30に結合されるようになってい
る。内側化粧プレート36を取付枠30に装着した状態
では、透孔34は内側化粧プレート36によってほぼ覆
われ、ねじ孔37は露出する。したがって、アドレスを
設定するときには、外側化粧プレートと内側化粧プレー
ト36とを取付枠30から外すことにより、ディップス
イッチDS1 DS2 を露出させればよい。
【0022】このような形状のハウジング10は壁面等
に取着するのに適したものであり、通常の配線器具と同
様の施工方法で施工することができるものである。上記
各実施例のワイヤレス受信器Xは、遠隔制御システムの
端末器として動作するものであって、スイッチS1 〜S
4 を設けた監視用端末器42に対して送り配線によって
接続することができるから、壁スイッチなどと併用する
こともできる。
【0023】
【発明の効果】上述のように、請求項1の構成によれ
ば、ワイヤレス信号を受光する受光部の出力に基づいて
出力信号を発生するワイヤレス信号処理部と、ワイヤレ
ス信号処理部の出力信号を監視入力として返信データを
作成する端末処理部と、アドレスを設定するアドレス設
定部とを備えているのであって、端末処理部は、アドレ
ス設定部により設定されたアドレスに一致するアドレス
データを含む伝送信号を伝送線から受信するとワイヤレ
ス信号処理部の出力信号を返信データとして主制御装置
に返送するように構成されているので、ワイヤレス受信
器をワイヤレス中継用端末器を介さずに伝送線に直接接
続することができるという効果を奏する。その結果、負
荷を接続した制御用の端末器との間でアドレスによる対
応関係を設定しておけば、ワイヤレス信号としては負荷
のオン、オフに対応する情報のみを伝送すればよいこと
になり、ワイヤレス送信器の操作が簡単になるという利
点を有する。
【0024】請求項2の構成によれば、配線器具と同じ
取付枠を用いて施工することができるのであって、壁面
などへの取付作業が容易にできるという効果がある。請
求項3の構成によれば、天井パネル等の施工パネルに取
付孔を穿孔しておけば、フランジと挟み金具との間で取
付孔の周部を挟持することによって施工パネルに取り付
けることができるのであり、天井面などへの取付作業が
容易にできるという利点がある。
【0025】請求項4の構成によれば、回路基板ごとに
種別データを規定するようにしているから、端末処理部
の動作形式の種別を変更するときには、端末処理部とア
ドレス設定部とを実装した回路基板を交換するという最
小限の変更で対応できるのである。また、回路基板を交
換するから、端末処理部の動作形式の種別をディップス
イッチなどで変更する場合に比較すれば、設定を間違え
る可能性が少なくなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示すブロック図である。
【図2】実施例を示す回路図である。
【図3】実施例1を示す断面図である。
【図4】実施例1を示す側面図である。
【図5】実施例1を示す下面図である。
【図6】実施例1を示す平面図である。
【図7】実施例1を示す化粧プレートを外した状態の下
面図である。
【図8】実施例1の使用形態を示す概略構成図である。
【図9】実施例2を示す内側化粧プレートを外した状態
の正面図である。
【図10】実施例2を示す正面図である。
【図11】実施例2を示す側面図である。
【図12】実施例2を示す下面図である。
【図13】実施例2を示す分解側面図である。
【図14】本発明に係る遠隔制御システムの概略構成図
である。
【図15】本発明に係る遠隔制御システムの動作説明図
である。
【符号の説明】
1 受光部 2 ワイヤレス信号処理部 3 端末処理部 4 電源回路 5 アドレス設定部 6 回路基板 10 ハウジング 13 フランジ 19 取付ねじ 20 挟み金具 30 取付枠 31 係合爪 41 主制御装置 42 監視用端末器 43 制御用端末器 Ls 伝送線 X ワイヤレス受信器 Y ワイヤレス送信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02J 13/00 311 H02J 13/00 311M (56)参考文献 特開 昭60−200642(JP,A) 特開 昭62−222796(JP,A) 特開 昭59−160398(JP,A) 特開 昭63−102518(JP,A) 特開 昭63−311845(JP,A) 実開 平2−149125(JP,U) 実開 平2−35547(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 9/00 H02J 13/00 311

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ個別にアドレスが設定された複
    数個の端末器を一対の線路よりなる伝送線を介して主制
    御装置に接続し、主制御装置から各端末器に対して、端
    末器を各別に指定するアドレスデータと、各端末器への
    送信データと、端末器から主制御装置への返信データを
    受信する期間を設定する信号返送期間とを含む伝送信号
    を時分割多重伝送するようにし、アドレスによる対応関
    係が設定されて組になっている端末器の一方に入力され
    た監視入力に応じて他方に接続された負荷を制御するよ
    うにした遠隔監視制御システムに用いるワイヤレス受信
    器であって、光によるワイヤレス信号を受光する受光部
    と、ワイヤレス信号が受光部で受光されると出力信号を
    発生するワイヤレス信号処理部と、ワイヤレス信号処理
    部の出力信号を監視入力として返信データを作成する端
    末処理部と、アドレスを設定するアドレス設定部とを備
    え、端末処理部は、アドレス設定部により設定されたア
    ドレスに一致するアドレスデータを含む伝送信号を伝送
    線から受信するとワイヤレス信号処理部の出力信号を返
    信データとして主制御装置に返送することを特徴とする
    遠隔制御システム用のワイヤレス受信器。
  2. 【請求項2】 配線器具用の規格化された取付枠に取付
    可能な外径寸法を有し、取付枠に係合する係合部を両側
    面に有するハウジングを備えて成ることを特徴とする請
    求項1記載の遠隔制御システム用のワイヤレス受信器。
  3. 【請求項3】 天井パネル等の施工パネルに穿孔された
    取付孔に一部が挿入されるとともに施工パネルの表面に
    当接するフランジを備えたハウジングと、施工パネルの
    裏面側でハウジングに一端部が枢着されフランジとの間
    で取付孔の周部を挟持することができる挟み金具と、フ
    ランジおよび取付孔を通して挟み金具の中間部に係合し
    て挟み金具の他端部とフランジとの距離を調節する取付
    ねじとを具備して成ることを特徴とする請求項1記載の
    遠隔制御システム用のワイヤレス受信器。
  4. 【請求項4】 アドレス設定部により設定されるアドレ
    スデータの一部は、端末器の動作形式の種別を設定する
    種別データであって、端末処理部およびアドレス設定部
    は1枚の回路基板上に実装されるとともに、回路基板ご
    とに種別データが規定されて成ることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の遠隔制御システム
    用のワイヤレス受信器。
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