JP2954956B2 - 結晶(5r,6s)‐2‐カルバモイルオキシメチル‐6‐[(1r)‐ヒドロキシエチル]‐2‐ペネム‐カルボン酸及びその医薬処方物 - Google Patents

結晶(5r,6s)‐2‐カルバモイルオキシメチル‐6‐[(1r)‐ヒドロキシエチル]‐2‐ペネム‐カルボン酸及びその医薬処方物

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ペネム酸類、それらの製造及びそれらを含
む医薬処方物(製剤)に係る。
本発明は、酸1分子当たり2分子の水を含有する、式
(I)で表される(5R,6S)−2−カルバモイルオキシ
メチル−6−[(1R)−2−ヒドロキシエチル]−2−
ペネム−3−カルボン酸の結晶形を提供する。
この結晶ペネム酸は望ましい高い物理的安定性及び固
体状態での化学的安定性及び少ない吸湿性を呈する。こ
れらの特性は、対応するアモルファスもしくは凍結乾燥
した(5R,6S)−2−カルバモイルオキシメチル−6−
[(1R)−ヒドロキシエチル]−2−ペネム−3−カル
ボン酸ナトリウムの特性から予期しえないし、それより
も優れる。該ペネム、US−A−4482565及びUS−A−450
8649に記載かつ特許請求されているように、広いスペク
トルの抗菌剤として有用である。医薬用途に関して、結
晶化合物を使用すると、そのアモルファスもしくは凍結
乾燥形態とは全く異なってより容易に適当な投与形態に
調製可能である。
(5R,6S)−2−カルバモイルオキシメチル−6−
[(1R)−ヒドロキシエチル]−2−ペネム−3−カル
ボン酸(FCE 22101)の安定な結晶形は、ペネム酸1分
子当たり2分子の水を伴い、かつ以下の物理化学的特性
を有する: (a) 融点(DSC):83〜85℃(分解)で融解開始(水
−アセトンから) (b) 比旋光度:▲[α]20 D▼=+148℃(c=0.1,
95%エタノール) +143℃(c=0.1,アセ
トン) (c) DMSO−d6溶液中200MHzで記録した3H NMRスペク
トルについて、メインシグナルの帰属は以下のようであ
る: (d) KBrペレットで記録したIRスペクトルは、以下
の主吸収を示す:波数(cm-1) 振動 帰属 3700 2300 伸縮 O−H及びNH2 1750 伸縮 β−ラクタムC=O 1730 伸縮 ウレタンC=O 1680 伸縮 カルボン酸C=O 1750cm-1のバンドはβ−ラクタム環の際立った特徴で
ある。
(e) 95%エタノール溶液で記録したUVスペクトルは
以下の最大値を示した: (f) 溶解度:物質はアセトン及びメタノールに可溶
であり、水及びエチルアセトンには極めて僅かに可溶で
ある。
(g) 安定性: 表I: 濃さ(%)として表した20℃における安定性 3か月 1年 FCE 22101 ナトリウム塩 96.5 88.2 FCE 22101 酸・2H2O 99.4 93.7 表Iは、本発明の結晶ペネム酸が先行技術のナトリウ
ム塩より大きな化学的安定性を呈することを示す。ペネ
ムナトリウム塩に関するデータ間の差が、2分子の水を
有するペネム酸に関するデータ間の差よりも大きい。
本発明は更に、ペネム酸1分子当たり2分子の水を含
有する結晶の(5R,6S)−2−カルバモイルオキシメチ
ル−6−[(1R)−ヒドロキシエチル−2−ペネム−3
−カルボン酸の製造方法を提供する。該方法は以下の過
程を有する: (a) (5R,6S)−2−カルバモイルオキシメチル−
6−[(1R)−ヒドロキシエチル]−2−ペネム−3−
カルボン酸ナトリウムを含有する溶液を酸もしくは酸性
樹脂で処理する、 (b) 任意に存在する不純物もしくは残留物を除去す
る、 (c) ペネム酸の得られた結晶形を回収する。
酸性樹脂はH+形のカチオン交換樹脂とする。特に、結
晶ペネム酸の製造は以下の方法によって実施してもよ
い: 方法A ペネムナトリウム塩のバッチを強カチオン交換樹脂
(好ましくはマクロ網状タイプのもの)の十分量ととも
に極性非水性溶媒中に分散させる。かく拌中に、殆どの
不溶性ペネムナトリウム塩でそのナトリウムイオンが水
素イオンと交換すると共に、ペネム酸の得られた遊離酸
形が溶媒中に溶解する。樹脂をろ過により分離するが、
これは再生可能である。ろ過液は水で1:1に希釈する。
活性炭処理によって着色不純物由来の汚染を除く。
ろ過後の溶液からの極性非水性溶媒の除去(真空蒸発
による)及び冷却により、高純度で最終生成物を結晶化
させる。生成物は、結晶化プロセスを順次繰り返すこと
により更に精製可能である。結晶生成物は室温(もしく
はそれ以下)、真空(例えば133〜267Pa(1〜2mmH
g))、無水リン酸のような乾燥剤の存在下で乾燥す
る。
好ましい極性非水性溶媒はアセトン、アセトニトリ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン及びエタノールで
ある。
好ましいカチオン交換樹脂は:Dowex 50W,Amberlist 1
5,Amberlist XN−1010及びAmberlite 200(全てH+形の
もの)である。
方法B 別法として、ペネムナトリウム塩をゲルタイプの強カ
チオン交換樹脂(H+形のAmberlite IR 120 のような)
を充填したカラム中を、アセトン−水で溶出させながら
通過させる。生成物を含有するフラクションを木炭で処
理し、ろ過、濃縮、及び結晶ペネム酸が完全に沈澱する
まで0〜5℃に冷却する。
方法C 別の方法は、ペネムナトリウム塩を水に溶解し、強酸
(硫酸のような)の水溶液を添加することである。ペネ
ム酸は粉末状に沈澱する。これをろ過し、含水量10〜12
%に達するまで(これは水2分子に等しい)室温、真空
下で乾燥する。
結晶ペネム酸は抗菌剤として有用である。典型的には
非経口的に投与され、例えば筋肉内、静脈内、皮下、腹
腔内に投与される。治療に効果的量が細菌感染を受けた
ホストに投与される。感染のタイプ及び感染した固体の
状態によって、活性成分約100mg〜約5gの毎日の非経口
的投与量が、約70kgの重さの温血動物(ヒトを含む)の
治療に使用される。好ましい投与量は約500mg〜約2gで
ある。
本発明は、((5R,6S)−2−カルバモイルオキシメ
チル−6−[(1R)−ヒドロキシエチル]−2−ペネム
−3−カルボン酸の結晶形及び医薬的に許容可能なキャ
リアもしくは希釈剤を含む医薬組成物をも提供する。本
発明は更に、(5R,6S)−2−カルバモイルオキシメチ
ル−6−[(1R)−ヒドロキシエチル−2−ペネム−3
−カルボン酸の結晶形及び弱塩基を含む医薬組成物(こ
れは医薬的に許容可能なキャリアもしくは希釈剤を含ん
でもよい)を提供する。
その向上した安定性のため、2分子の水を有する(5
R,6S)−2−カルバモイルオキシメチル−6−[(1R)
−ヒドロキシエチル]−2−ペネム−3−カルボン酸の
結晶形は特に医薬用途によく適する。化合物は非経口的
に投与されるので、薬剤は注射に先立って滅菌水と混合
する再構成用の粉末形態で市販可能である。FCE 22101
酸/2H2Oの有効貯蔵期間は、その増強した安定性によ
り、ペネムナトリウム塩の有効貯蔵期間よりも長く、し
たがって顕著な物質の分解なしに再構成前の貯蔵を延ば
せる。これは、上市する場合は有意義な結晶FCE 22101
酸/2H2Oの効果である。
再構成用粉末は理論的には結晶FCE 22101酸/2H2O,の
み含有可能であるにも係わらず、再構成において得られ
た組成物が所望のpH約4.5〜約8.0を有する純粋な溶液を
示すように、典型的にはモル比1:1で弱塩基と当該化合
物の乾燥混合物とするのが好ましい。
使用する適当な弱塩基は、有機または無機物(塩基性
アミノ酸または炭酸塩のような)でよい。好ましい有機
塩基はアルギニン、好ましい無機塩基は炭酸ナトリウム
である。以下の表IIに示したように、化学的安定性試験
において、貯蔵温度30℃及び35℃で結晶FCE 22101酸/2H
2O及びアルギニンの滅菌乾燥ブレンドは固体状態で良好
な化学的安定性を示す。表は、投与形態の物質を異なる
温度で3か月及び6か月貯蔵後のHPLC実証方法により測
定された関連物質の%量を記載する。
いずれにしても、他の生理学的に許容可能な付形剤を
含有してもよい結晶FCE 22101酸/2H2O及びアルギニンを
含む医薬組成物は、先に医療用途で使用された凍結乾燥
したナトリウムペネムカルボキシレート(A.M.Loverin
g,D.A.Lewis,L.O.White,C.McMullin,K.R.Routh,A.P.McG
owan,D.S.Reeves,“Human Pharmacokinetics of the Ne
w Penem FCE 22101",27th Interscience Conference on
Antimicrobial Agents and Chemotherapy,New York,4
−7 October 1987)よりもかなり安定である。
事実、以下の表IIIに立証されるように、異なる温度
における貯蔵後にHPLCで測定した関連物質の%量に関
し、結晶FCE 22101酸/2H2O及びアルギニンの滅菌乾燥ブ
レンドは温度と極めて密接に関連する一般的上昇傾向を
示すが、25℃で12か月後でさえ最低値を維持する。反対
に、凍結乾燥したナトリウムペネムカルボキシレートは
全ての貯蔵温度で2〜3倍高い関連物質量を示し、保護
当局によって一般に課せられる長期貯蔵有効期間と比較
して不満足な有効貯蔵期間を示す。
医薬組成物は滅菌した注射用水性もしくは油性のサス
ペンジョンの形態であってもよい。このサスペンジョン
は適当な分散もしくは湿潤剤及び懸濁剤を使用する公知
の技術にしたがって処方し得る。適当な懸濁剤は例えば
ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン
酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴ
ム、アラビアゴムである。適当な分散もしくは湿潤剤は
天然リン脂質(例えばレシチン)、または酸化アルキレ
ンと脂肪酸との縮合生成物(例えばポリオキシエチレン
ステアレート)、または酸化エチレンと長鎖脂肪族アル
コールとの縮合生成物(例えばヘプタデカエチレンオキ
シセタノール)、または酸化エチレンと部分エステル
(脂肪酸及びヘキシトール由来)との縮合生成物(例え
ばポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート)、
または酸化エチレンと部分エステル(脂肪酸及び無水ヘ
キシトール由来)との縮合生成物(例えばポリオキシエ
チレンソルビタンモノオレエート)であり得る。
滅菌注射用調製物は、非毒性の非経口で許容可能な希
釈剤もしくは溶媒中の滅菌注射用溶液もしくは懸濁液、
例えば1,3−ブタンジオール中の溶液であってもよい。
許容可能な付賦形剤及び溶媒には、水、リンゲル溶液、
等張塩化ナトリウム溶液が使用可能である。更に、溶媒
もしくは懸濁媒体として滅菌不揮発性油が通常使用され
る。この目的には合成モノもしくはジグリセリドを含む
任意の無刺激不揮発性油が使用可能である。更にオレイ
ン酸のような脂肪酸を注射用処方物の調製において使用
する。
以下の実施例は本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 純度86.7%を有する(HPLCにより決定)(5R,6S)−
2−カルバモイルオキシメチル−6−[(1R)−ヒドロ
キシエチル]−2−ペネム−3−カルボン酸ナトリウム
から開始した。5gのこの物質を15gのDowex 50W−X8(H+
形)の50mlのアセトン中かく拌サスペンジョンに添加し
た。ペネムナトリウム塩の溶解完了後、溶液をろ過し、
樹脂を約5mlのアセトンで洗浄した。ろ過液を50mlの脱
イオン水で希釈した。得られた溶液を、室温で、1時
間、かく拌下10gの活性炭処理で脱色し、次いでCelite
を通してろ過した。
減圧でアセトン除去及び水溶液の冷却によって、FCE
22101遊離酸を結晶化させた。結晶沈澱物をろ過し、5ml
の冷脱イオン水で3回洗浄した。アセトン−水からの同
様の結晶化を2回繰り返した。最後に生成物を室温、減
圧(133〜267Pa(1〜2mmHg))、48時間、無水リン酸
の存在下で乾燥した。該方法により、HPLC(210mm)に
おける純度>99.5%を有する結晶ペネム遊離酸FCE 2210
1を、総収率60%で得た。
実施例2 筋肉内及び静脈内注射用溶液の調製 約1.125kgの滅菌結晶FCE 22101酸/2H2O及び約620gの
滅菌L−アルギニンのサンプルを、滅菌室で操作するメ
カニカルブレンダー内に置いた。操作時間を最適化し
て、均質なブレンドを得た。ブレンドを細分し、適当量
をバイアル中にディスペンスし、滅菌状態を維持するた
め封じた。注射用溶液を調製するには、この方法によっ
て製造した約880mgのブレンドを、注射用滅菌水の1.5ml
(筋肉内)もしくは10.0ml(静脈内)に溶解した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グリツギ,ピエルルイギ イタリー国、20052・モンツア(ミラ ン)、ビア・デラ・ガララーナ、4 (72)発明者 ビオグリオ,セルジオ イタリー国、20095・クサノ・ミラニノ (ミラン)、ビア・ゲンツイアネ、10 (56)参考文献 特開 昭62−258384(JP,A) 特開 昭61−165390(JP,A) 米国特許4482565(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 499/00 - 499/82 A61K 31/00 - 31/80 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸1分子当たり2分子の水を含有する、
    (5R,6S)−2−カルバモイルオキシメチル−6−[(1
    R)−ヒドロキシエチル]−2−ペネム−3−カルボン
    酸の結晶形。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の(5R,6S)−2−カルバ
    モイルオキシメチル−6−[(1R)−ヒドロキシエチ
    ル]−2−ペネム−3−カルボン酸の結晶形の製造方法
    であって、以下の過程を有する方法: (a)(5R,6S)−2−カルバモイルオキシメチル−6
    −[(1R)−ヒドロキシエチル]−2−ペネム−3−カ
    ルボン酸ナトリウムを含有する溶液を酸もしくは酸性樹
    脂で処理し、 (b)任意に存在する不純物もしくは残留物を除去し、 (c)前記ペネム酸の得られた結晶形を回収する。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の(5R,6S)−2−カルバ
    モイルオキシメチル−6−[(1R)−ヒドロキシエチ
    ル]−2−ペネム−3−カルボン酸の結晶形及び医薬的
    に許容可能なキャリアもしくは希釈剤を含む細菌感染予
    防乃至治療用医薬組成物。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の(5R,6S)−2−カルバ
    モイルオキシメチル−6−[(1R)−ヒドロキシエチ
    ル]−2−ペネム−3−カルボン酸の結晶形及び弱塩基
    を含む細菌感染予防乃至治療用医薬組成物。
  5. 【請求項5】弱塩基がアルギニンである請求項4に記載
    の医薬組成物。
  6. 【請求項6】さらに医薬的に許容可能なキャリアもしく
    は希釈剤を含む請求項4に記載の医薬組成物。
  7. 【請求項7】抗菌剤として使用するための請求項1に記
    載の(5R,6S)−2−カルバモイルオキシメチル−6−
    [(1R)−ヒドロキシシエチル]−2−ペネム−3−カ
    ルボン酸の結晶形。
JP1508464A 1988-08-08 1989-08-04 結晶(5r,6s)‐2‐カルバモイルオキシメチル‐6‐[(1r)‐ヒドロキシエチル]‐2‐ペネム‐カルボン酸及びその医薬処方物 Expired - Fee Related JP2954956B2 (ja)

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