JP4530664B2 - 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形I、この結晶形Iの製造方法、及び医薬組成物 - Google Patents

2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形I、この結晶形Iの製造方法、及び医薬組成物 Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、保存の周囲条件で色が安定している、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン(式1の化合物)の結晶形I、およびその製造方法に関する。2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンは、一般には「オランザピン」(国際一般名称)として知られており、抗精神病薬として使用されている。
Figure 0004530664
発明の背景
米国特許第5,229,382号(以下、’382特許と称する。)は、N−メチルピペラジンを4−アミノ−2−メチル−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン塩酸塩と反応させることによる、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンまたはその酸付加塩の製造を開示している。この特許の方法で得られる無水の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを、本明細書ではI形と呼ぶ。I型は準安定性で、静置時に変色するので、医薬製剤における商業的利用には適していないことが報告されている。
米国特許第5,736,541号(以下、’541特許と称する。)は、実質的に純粋で、溶媒和物がなく、無水で、医薬上エレガントな、オランザピンの新規な結晶形(II形)を請求している。この新規な結晶形は、I形や、水、アクリロニトリル等の溶媒和物による不純物がなく、満足な色安定性を有する。’541特許は、d(面間隔)値:10.2689, 8.577, 7.4721, 7.125, 6.1459, 6.071, 5.4849, 5.2181, 5.1251, 4.9874, 4.7665, 4.7158, 4.4787, 4.3307, 4.2294, 4.141, 3.9873, 3.7206, 3.5645, 3.5366, 3.3828, 3.2516,3.134, 3.0848, 3.0638, 3.0111, 2.8739, 2.8102, 2.7217, 2.6432, 2.6007によって示される典型的なX線粉末回折パターンを有するオランザピンのII形を提供している。
さらに、この特許では、’382特許で開示される方法で得られる多形を、d(面間隔)値:9.9463, 8.5579, 8.2445, 6.8862, 6.3787, 6.2439, 5.5895, 5.3055, 4.9815, 4.8333, 4.7255, 4.6286, 4.533, 4.4624, 4.2915, 4.2346, 4.0855, 3.8254, 3.7489, 3.6983, 3.5817, 3.5064, 3.3392, 3.2806, 3.2138, 3.1118, 3.0507, 2.948, 2.8172, 2.7589, 2.6597, 2.6336, 2.5956によって示される典型的なX線粉末回折パターンを有するI形と呼んでいる。
2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形について、この特許で言及している命名を、本明細書では採用する。
’541特許で開示される方法は、メタノール反応混合物に水を加え、固形分を濾過することによって、テクニカルグレードのオランザピン(すなわち、約5%未満、好ましくは1%未満の望ましくない関連物質を含んでいるオランザピン)を得ることからなる。得られたテクニカルグレードのオランザピンは、望ましくない結晶形Iや溶媒和物(水、アルコール、酢酸エチル、アクリロニトリル等)がない、実質的に純粋なII形として、無水酢酸エチルから結晶化される。
米国特許第5,703,232号(以下、’232特許と称する。)は、オランザピンの低級アルコール溶媒和物に関し、そして、実質的に以下のd(面間隔)値10.2689, 8.577, 7.4721, 7.125, 6.1459, 6.071, 5.4849, 5.2181, 5.1251, 4.9874, 4.7665, 4.7158, 4.4787, 4.3307, 4.2294, 4.141, 3.0873, 3.7206, 3.5645, 3.5366, 3.3828, 3.2516, 3.134, 3.0848, 3.0638, 3.0111, 2.8739, 2.8102, 2.7217, 2.6432, 2.6007を有する典型的なX線回折パターンを示す無水オランザピンの結晶形を製造するための、そのような低級アルコール溶媒和物の使用方法に関する。この特許では、この結晶形をI形と呼んでおり、’541特許で採用される命名とは逆になっている。’541特許の方法が、メタノール反応混合物に過剰の水を加えて「テクニカルグレードのオランザピン」を析出させているのとは対照的に、’232特許の方法は、C−Cアルコールを加えることと、冷却によって「アルカノール溶媒和物」を単離することを包含している。オランザピンの無水の結晶形は、適切な溶媒からアルカノール溶媒和物を再結晶化することにより製造される。しかし、この特許は、d(面間隔)値9.9446, 8.5272, 8.1949, 6.8637, 6.3510, 5.4653, 4.8278, 4.7121, 4.5295, 4.2239, 4.0788, 3.8230, 3.7525, 3.6909, 3.4995, 3.3393, 3.1051, 2.9451, 2.8182, 2.7589, 2.5925, 2.3369, 2.0251, 1.9183によって示される典型的なX線粉末回折パターンと;およそ1456cm−1、1365cm−1、905cm−1、757cm−1、662cm−1および604cm−1の赤外吸収バンドとを有し、そして、周囲条件で保存した時に色が安定している、無水オランザピンの結晶形を開示していないし、また、2回以上の繰り返しの結晶化工程を採用するその製造方法も開示していない。
以上の各特許は、周囲条件で保存した時に色が安定している無水オランザピンの結晶形Iも、2回以上の繰り返しの結晶化工程を採用するその製造方法も開示していない。
国際公開第98/12199号は、オランザピン二水和物に関している。二水和物B、DおよびEは、II形を製造するための中間体として請求されている。これらの二水和物を約27時間−30時間乾燥して、オランザピンのII形を得る。
先行技術は、I形のオランザピンが保存時や空気にさらされた時に変色するので、医薬上好適でないことを示唆している。’382特許によって製造されるI形のオランザピンから望ましくない色を除くために、チャコール処理のような方法を行っても成果はなかった。今までのところ、周囲条件で保存した時に色が安定している無水オランザピンの結晶形Iは知られていない。
発明の目的
本発明の目的は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形I、および保存の周囲条件で色が安定しているI形の製造方法を提供することである。本発明で得られる安定形は、結晶化の溶媒がなく、色や結晶形が安定している等の望ましい性質を有するため、医薬製剤に適している。
発明の要旨
本発明は、周囲条件で保存した時に色が安定している、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iを提供する。
この2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iは、およそ9.94,8.53, 8.19, 6.86,6.35, 5.47, 4.83,4.71, 4.53, 4.22,4.08, 3.82, 3.75,3.69, 3.50, 3.34,3.11, 2.94, 2.82,2.76, 2.59, 2.34,2.03, 1.92のd(面間隔)値のX線粉末回折ピークにより特徴づけられ、かつ周囲条件で保存した時に色が安定している、より具体的には、40℃、相対湿度75%の条件下で1ヶ月間保存した時に色の変化を示さない。
この2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iは、KBr法を用いた赤外スペクトルの測定において、およそ1456cm−1、1365cm−1、905cm−1、757cm−、662cm−1および604cm−1の赤外吸収バンドを示すことにより特徴づけられ、かつ周囲条件で保存した時に色が安定している。
本発明はまた、少なくとも2回の、1種以上の有機溶媒からの繰り返しの結晶化工程を包含する、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iの製造方法も提供するものであり、
当該結晶化工程では、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを当該有機溶媒に溶解し、結晶化させ;さらに、少なくとも1回の工程において、溶液を固体吸着材で処理し、濾過することによって精製し;そして、最後の工程において、結晶物を乾燥させる。
発明の詳細な説明
本発明による2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iは、d(面間隔)値9.9446, 8.5272, 8.1949, 6.8637, 6.3510, 5.4653, 4.8278, 4.7121, 4.5295, 4.2239, 4.0788, 3.8230, 3.7525, 3.6909, 3.4995, 3.3393, 3.1051, 2.9451, 2.8182, 2.7589, 2.5925, 2.3369, 2.0251, 1.9183によって示される典型的なX線粉末回折パターンと;およそ1456cm−1、1365cm−1、905cm−1、757cm−1、662cm−1および604cm−1の赤外吸収バンドとを有し、そして、色が安定している。本発明による結晶形Iは、約15℃−35℃、相対湿度約40%−90%のような保存の周囲条件で、色、赤外線スペクトルおよびX線回折図が変化しない。本発明による結晶形Iは、保存条件を加速しても安定しており、例えば、40℃、相対湿度75%で1ヶ月間または75℃−80℃で25日間という加速条件で保存した時、色、赤外線スペクトルおよびX線回折図に変化が認められない。
本発明による結晶形Iは、少なくとも2回の、1種以上の有機溶媒からの繰り返しの結晶化工程を包含する方法により製造されるものであり、この結晶化工程は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを当該有機溶媒に溶解し、結晶化させることによって行われ;ここで、少なくとも1回の工程において、溶液を固体吸着材で処理し、濾過することによって精製し;そして、最後の工程において、結晶物を乾燥させる。
本発明の一実施態様によれば、有機溶媒は、脂肪族炭化水素、環状炭化水素、芳香族炭化水素、アルカノール類、エステル類、ケトン類、エーテル類、ニトリル類、アミド類、スルホキシド類等からなる群より選択される。
本発明の好ましい実施態様では、溶媒は、C−Cアルカノールから選択されるアルカノール、またはその水との混合物である。より好ましくは、アルカノールはエタノールである。
本発明によれば、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの有機溶媒溶液は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン1gを、溶媒5容量部−25容量部(より好ましくは10容量部−20容量部、最も好ましくは15容量部)中で攪拌または加熱することにより調製される。この溶液を静置して結晶化させる。結晶化を補助するため、溶液を冷却することが好ましい。
本発明の一実施態様によれば、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの溶解は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを含有する有機溶媒を加熱することにより行ってもよい。有機溶媒は、約40℃を超える温度まで加熱することが好ましく、還流温度まで加熱することが最も好ましい。
本発明の特に好ましい実施態様では、方法は2工程の結晶化を包含し、第1工程で用いられる有機溶媒はエタノールと水の混合物であり、第2工程で用いられる溶媒は無水エタノールである。本発明によれば、使用するエタノールと水の混合物は、97:3−90:10(容量部)(好ましくは95:5−92:8、最も好ましくは95:5)の比としてもよい。この特定の実施態様では、テクニカルグレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンを、40℃−80℃(好ましくは77℃−78℃)の温度で、90%−97%(好ましくは93%−95%)の水性エタノールに溶解して、透明溶液を得る。この透明溶液を、40℃−80℃(好ましくは還流温度)で、固体吸着材で処理し、濾過し、そして、濾液を60℃−65℃(好ましくは8−10℃)まで冷却して、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶を得る。第2工程では、これらの結晶を40℃−80℃(好ましくは77℃−78℃)の温度で無水エタノールに溶解して、透明溶液を得る。次いで、結晶化を誘発するため、急激な結晶化を誘発する急速な冷却か、結晶形Iの種付けまたは種付けなしの緩やかな冷却のいずれかで、この溶液を冷却する。濾過した結晶は、10%−30%の溶媒を含有しており(以下、湿結晶と称する)、これを乾燥に供してもよい。
本発明の一実施態様によると、固体吸着材は、中性アルミナ、アルカリ性アルミナ、シリカ、フーラーズアース、活性炭等から選択してもよい。最も好ましい固体吸着材は活性炭である。
本発明の方法における最後の、即ち、最終的(決定的)な結晶化工程は、種結晶の存在下または非存在下で行ってもよい。
本発明の一実施態様によれば、結晶化は、冷蔵、種付け、または反応容器のガラスをこすることによって、あるいは冷却および他の一般的技術とによって行われ、冷却および/または種付けが好ましい。
本発明の好ましい実施態様によれば、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの有機溶媒溶液を冷却することによって、結晶化が起こる。ここで、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iで種付してもよい。結晶形Iでの種付けは、最初の結晶化が今にも始まろうとしている段階より前、すなわち、約35℃−70℃(好ましくは約55℃−70℃)の温度で行われる。
本発明の別の実施態様によれば、最後の、即ち、最終的(決定的)な結晶化工程では、溶液は、氷浴中または冷蔵下、あるいは溶液に液体窒素を加えることにより、冷却してもよい。結晶化させるため、溶液は、室温より低い温度(好ましくは約8℃−10℃)まで冷却することが好ましい。溶液は、結晶化させるのに十分な時間、例えば、15分−8時間冷却してもよい。この冷却操作は、還流温度を1時間−3時間かけて約55℃−60℃まで下げ、続いて1時間−3時間かけて約30℃−35℃まで冷却し、最後に1時間−3時間かけて8℃−10℃まで冷却するように行うことがより好ましい。
本発明によれば、最終的(決定的)な結晶化工程以外の、第1結晶化工程または任意の中間の結晶化工程の終了時では、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの湿結晶が得られる。単離時のこれらの湿結晶は、10%−30%(w/v)の溶媒を含有してもよい。湿結晶は、そのまま次の結晶化工程または最終的(決定的)な結晶化工程で用いてもよく、あるいは雰囲気条件下、50℃未満の温度で乾燥させることもできる。
本発明によれば、最後の、即ち、最終的(決定的)な結晶化工程では、真空下もしくは非真空下、および/または不活性条件下で、流動層乾燥技術、トレイ乾燥技術および回転乾燥技術のような種々の乾燥技術を採用して、生成物を乾燥してもよい。減圧下での回転手段を備えた乾燥機が好ましい。回転乾燥技術の好適な例としては、ロータコーン乾燥機や水平回転真空乾燥機が挙げられる。
本発明の一実施態様によれば、最後の、即ち、最終的(決定的)な結晶化工程では、生成物は、約25℃−55℃(好ましくは約30℃−50℃、最も好ましくは約45℃−50℃)の温度で乾燥する。
本発明の別の実施態様はまた、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iと、医薬上許容される担体とを含有する医薬組成物も提供する。
本発明は、好ましくは、精神障害の治療で使用するための2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iと、医薬上許容される担体とを含有する医薬組成物を提供する。
このような組成物は、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形I(特に2mg−20mg)と、医薬上許容される担体とを混合することによって調製してもよい。通常、この組成物は、経口投与用に適合するが、他の投与形態(例えば、非経口投与、舌下投与または経皮投与)に適合してもよい。
この組成物は、錠剤、カプセル、粉末、顆粒、トローチ剤、経皮投与パッチ、再構成可能な粉末または液剤(経口または無菌非経口の溶液または懸濁液等)の形態としてもよい。
一貫した投与を行うため、本発明の組成物は単位投与の形態であることが好ましい。
経口投与用の単位投与の表示形態は、錠剤やカプセルとしてもよく、慣用の賦形剤(シロップ、アカシア、ゼラチン、ソルビトール、トラガカント、ポリビニルピロリドン等の結合剤;ラクトース、砂糖、メイズスターチ、リン酸カルシウム、ソルビトール、グリシン等の充填剤;ステアリン酸マグネシウム等の打錠用潤滑剤;スターチ、ポリビニルピロリドン、ナトリウムスターチグリコレート、微結晶性セルロース等の崩壊剤;またはラウリル硫酸ナトリウム等の医薬上許容される湿潤剤)を含有していてもよい。
これらの組成物は、関係する一日の投与に適切な量の単位剤形であることが好ましい。
2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iの単位投与量を含む好適な投与量には、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iの2.5mg、5mg、7.5mg、10mg、15mgまたは20mgが含まれる。
治療に際して、薬剤は1日に1回−6回投与してもよいが、1日に1回または2回の投与が最も好ましい。
2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iの特定の投与量は、1日当り、2.5mg、5mg、7.5mg、10mg、15mgおよび20mgである。2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iの単位投与量を含む好適な投与量には、参考書や上記の刊行物に記述または言及されるような、これらの化合物の公知の投与量が含まれる。このように、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iの典型的な一日の投与量は、2mg−20mgの範囲(例えば、1日当り10mg)である。
固形の経口組成物は、当業者に知られている慣用の混合方法、充填方法または打錠方法によって調製してもよい。多量の充填剤を用いる場合、組成物全体に渡って活性成分を分散させるため、混合操作を繰り返し行ってもよい。そのような操作が業界の慣行であるのは言うまでもない。錠剤は、通常の製剤作業で良く知られている方法によってコーティングしてもよい。
経口液剤は、例えば、エマルジョン、シロップまたはエリキシルの形態であってもよいし、あるいは、使用前に、水または他の適切なビヒクルで再構成する乾燥品として提供してもよい。このような液剤は慣用の添加剤を含有していてもよい。そのような添加剤としては、懸濁剤(例えば、ソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲル、水添食用油脂);乳化剤(例えば、レシチン、ソルビタンモノオレエート、アカシア);非水性ビヒクル(食用油を含んでいてもよい。例えば、アーモンド油、分留ココナッツオイル、エステル油(グリセリンのエステル、プロピレングリコールのエステル、エチルアルコールのエステル等);保存剤(例えば、メチルp−ヒドロキシベンゾエート、プロピルp−ヒドロキシベンゾエート、ソルビン酸)が挙げられ、望むなら、慣用の香料または色素も挙げられる。
非経口投与の場合、液体の単位剤形は、化合物と無菌ビヒクルを用いて調製され、使用濃度に応じて、ビヒクル中に懸濁させたり溶解させたりすることができる。溶液を調製する際は、化合物を注射用水に溶解し、適切なバイアルまたはアンプルに充填して封止する前に、滅菌濾過してもよい。有利なことには、局所麻酔薬、保存剤および緩衝剤のような補助剤をビビクルに溶解させることができる。安定性を高めるため、この組成物は、バイアルに充填して真空で水分を除去した後、冷凍することができる。
組成物は、投与方法に応じて、0.1重量%−99重量%(好ましくは10重量%−60重量%)の活性物質を含有してもよい。
望むなら、組成物をパックの形態とし、手書きまたは印刷による使用説明書を添えてもよい。
以下の実施例において本発明をさらに説明するが、本発明はこの記述に限定されるものではない。
実施例
「テクニカルグレード」の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンからの、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの「湿結晶」の製造:
2リットルの三口丸底フラスコに、水性アルコール(95%)1.8リットルを30±2℃で仕込む。このフラスコに、テクニカルグレードの2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン100gを加え、攪拌を始める。フラスコの内容物を77℃−78℃まで徐々に加熱して透明溶液を得る。この内容物を77℃−78℃で15分間攪拌する。77℃−78℃で活性炭2gを加え、フラスコの内容物を30分間攪拌する。フラスコの内容物を77℃−78℃で、ブフナー漏斗を通してハイフロベッド上に濾過する。濾液を集め、清浄な乾いた2リットルの三口丸底フラスコに仕込む。フラスコの内容物を28±2℃まで冷却し、その後、氷水浴を使用してさらに10℃まで冷却し、8℃−10℃で30分間攪拌する。固形生成物を濾過し、冷蔵した水性アルコール(95%)で生成物ケークを洗浄し、吸引乾燥して、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの湿結晶85g(収率85%w/w)を得る。
2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの「湿結晶」からの、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピン「I形」の製造:
方法1
2リットルの三口丸底フラスコに、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの湿結晶85gと無水エタノール1.275リットルを仕込み、30±2℃で攪拌する。フラスコの内容物を77℃−78℃まで徐々に加熱して透明溶液を得、その後、77℃−78℃で15分間攪拌する。このフラスコの内容物を55℃−57℃まで冷却する。フラスコの内容物をさらに30℃−34℃まで冷却し、その後、10℃まで冷却する。この内容物を8℃−10℃で30分間攪拌する。固形生成物を濾過し、冷蔵した無水アルコールで生成物ケークを洗浄し、吸引乾燥する。生成物を真空下47℃−50℃で、回転蒸発器上で一定重量となるまで乾燥して、I形56g(収率65.9%)を得る。
この生成物を、保存の周囲条件(すなわち、室温)で1ヶ月間、並びに、(a)40℃、相対湿度75%で1ヶ月間および(b)75℃−80℃で25日間のような加速した保存条件で保存したとき、色、赤外スペクトル(KBr)およびX線回折図に変化は認められなかった。
方法2
2リットルの三口丸底フラスコに、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの湿結晶50gと無水エタノール0.75リットルを仕込み、30±2℃で攪拌する。フラスコの内容物を77℃−78℃まで徐々に加熱して透明溶液を得、その後、77℃−78℃で15分間攪拌する。油浴を取り外し、フラスコを55℃−57℃まで徐々に冷却する。55℃−57℃まで冷却する工程中、この溶液に、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンのI形にて、5℃おきに、その種が溶解しなくなるまで種付けする。フラスコの内容物を30℃−34℃までさらに冷却し、その後、10℃まで冷却する。この内容物を8℃−10℃で30分間攪拌する。固形生成物を濾過し、冷蔵した無水アルコールで生成物ケークを洗浄し、吸引乾燥する。生成物を真空下47℃−50℃で、回転蒸発器上で一定重量となるまで乾燥して、I形33g(収率66%w/w)を得る。
方法3
2リットルの三口丸底フラスコに、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの湿結晶20gと無水エタノール0.3リットルを仕込み、30±2℃で攪拌する。フラスコの内容物を77℃−78℃まで徐々に加熱して透明溶液を得、その後、77℃−78℃で15分間攪拌する。油浴を取り外し、液体窒素1.0リットルを注入して急冷し、5分−10分かけて10℃まで急却する。このフラスコの内容物を8℃−10℃で15分間攪拌する。固形生成物を濾過し、冷蔵した無水アルコールで生成物ケークを洗浄し、吸引乾燥する。生成物を真空下47℃−50℃で、回転蒸発器上で一定重量となるまで乾燥して、I形14.12g(収率70.6%w/w)を得る。
2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの湿結晶50gを45℃−50℃で乾燥して、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの粗結晶を得る。
実施例1、2および3で製造された、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形を、1.541λの銅X線源を用いて、X線粉末回折分析に供した。

Claims (18)

  1. 9.94, 8.53, 8.19, 6.86, 6.35,5.47, 4.83, 4.71,4.53, 4.22, 4.08,3.82, 3.75, 3.69,3.50, 3.34, 3.11,2.94, 2.82, 2.76,2.59, 2.34, 2.03,1.92のd(面間隔)値のX線粉末回折ピークにより特徴づけられ、且つ、40℃、相対湿度75%の条件下で1ヶ月間保存した時に色の変化を示さないことを特徴とする2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形I。
  2. KBr法を用いた赤外スペクトルの測定において、1456cm−1、1365cm−1、905cm−1、757cm−1、662cm−1および604cm−1に赤外吸収バンドを示すことを特徴とする請求項1に記載の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形I。
  3. 9.94, 8.53, 8.19, 6.86, 6.35, 5.47, 4.83, 4.71, 4.53, 4.22, 4.08, 3.82, 3.75, 3.69, 3.50, 3.34, 3.11, 2.94, 2.82, 2.76, 2.59, 2.34, 2.03, 1.92のd(面間隔)値のX線粉末回折ピークにより特徴づけられ、且つ、40℃、相対湿度75%の条件下で1ヶ月間保存した時に色の変化を示さない、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iを製造するための製造方法であって、
    2回の1種以上の有機溶媒からの繰り返しの結晶化工程を含み、
    最初の前記結晶化工程において、2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンをC −C アルカノールから選択されるアルカノールと水との混合物に溶解し、得られた溶液を冷却し、濾過することによって湿結晶を得、
    2回目の前記結晶化工程において、最初の前記結晶化工程で得た湿結晶を、C −C アルカノールから選択されるアルカノールに溶解し、得られた溶液を冷却して固体生成物を得、この固体生成物を濾過し、乾燥させて前記結晶形Iを得、
    少なくとも1回の前記結晶化工程の中に、溶液を固体吸着材で処理し、濾過することによって精製することを含む
    ことを特徴とする製造方法。
  4. 前記混合物におけるC−Cアルカノール:水の比が、97:3〜95:5(容量部)である、請求項3に記載の製造方法。
  5. −Cアルカノールがエタノールである、請求項3又は4に記載の製造方法。
  6. 前記結晶化工程における溶解が40℃を超える温度まで加熱することによって行われる、請求項3〜5のいずれか1つに記載の製造方法。
  7. 加熱が溶媒の還流温度で行われる、請求項6に記載の製造方法。
  8. 結晶化が冷却および/または種付けにより引き起こされる、請求項3に記載の製造方法。
  9. 2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの前記結晶形Iが種結晶として、冷却中に加えられる、請求項8に記載の製造方法。
  10. 種結晶が35℃−70℃の温度まで冷却される間に加えられる、請求項9に記載の製造方法。
  11. 種結晶が55℃−70℃の温度まで冷却される間に加えられる、請求項10に記載の製造方法。
  12. 溶液が8℃−10℃まで冷却される、請求項8に記載の製造方法。
  13. 前記固体吸着材が、アルミナ、シリカ、フーラーズアースおよび活性炭から選択される、請求項3に記載の製造方法。
  14. 1回目の前記結晶化工程で用いられる前記有機溶媒がエタノールと水の混合物であり、2回目の前記結晶化工程で用いられる前記有機溶媒が無水エタノールである、請求項3に記載の製造方法。
  15. 乾燥が、真空下もしくは非真空下で、および/または不活性条件下で、25℃−55℃で行われる、請求項3に記載の製造方法。
  16. 乾燥が回転真空乾燥機にて45℃−50℃で行われる、請求項15に記載の製造方法。
  17. 請求項1又は2に記載の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iと、医薬上許容される担体とを混合することによって調製された、固形の医薬組成物。
  18. 請求項1又は2に記載の2−メチル−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−10H−チエノ[2,3−b][1,5]ベンゾジアゼピンの結晶形Iと、医薬上許容される担体とを混合することによって調製された、精神障害の治療に使用するための固形の医薬組成物。
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