JP2954462B2 - 逆転防止装置 - Google Patents

逆転防止装置

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JP2954462B2
JP2954462B2 JP5232236A JP23223693A JP2954462B2 JP 2954462 B2 JP2954462 B2 JP 2954462B2 JP 5232236 A JP5232236 A JP 5232236A JP 23223693 A JP23223693 A JP 23223693A JP 2954462 B2 JP2954462 B2 JP 2954462B2
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和雄 平野
英二 篠原
隆 東本
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Globeride Inc
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Daiwa Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転軸の逆転防止装置、
特に逆転防止と逆転可能に切換できるようにした逆転防
止装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ころがり部材の楔作用を利用した回転軸
の回転防止手段として、魚釣用スピニングリールのロー
ターの回転軸のように魚釣り状況によってローター回転
軸を逆転防止状態にしたり、逆転可能状態に切換えるこ
とができるようにすることが特開昭54−141285
号公報で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方式は、ころがり部材を楔作用をするように支持し
た保持体の一側面にころがり部材の楔作用を作動位置と
非作動位置に規制保持する切換部材を設け、ころがり部
材を抜け止め支持しているので、ころがり部材、保持体
及び切換部材がバラバラに分離しており、製造時の組込
み操作及び分解操作時の作業性が悪く取扱いが不便であ
ると共に切換部材によるころがり部材の支持作用が寸法
精度及び支持強度上不安定であり、円滑確実な楔作用を
維持できない等の問題点がある。この問題点を改善する
ために本出願人は先にころがり部材、環状保持体、環状
外枠及び切換部材を一体的にユニット化して製造、組込
みを容易にすることを特願平4−227791号で提案
した。本発明はこのような作業性の向上を更に一層効率
良くできるようにした逆転防止装置を提供することを目
的とするものである。
【0004】本発明は前記目的を達成するために、ころ
がり部材を収容保持するガイド溝を形成しかつ前記ころ
がり部材の前後動を規制した環状保持体を環状外枠の内
周に回動範囲を規制して回動可能に嵌着すると共に前記
環状保持体のガイド溝に収容されるころがり部材を正回
転を許容し逆回転を防止する一方向のみ楔作用する方向
にバネで付勢するようにしてクラッチ本体を構成し、前
記環状外枠を本体固定部に固着して前記環状保持体の内
周に回動可能に嵌着する回転部材の逆転防止装置を構成
し、前記環状保持体に設けた回動操作部材により、前記
環状保持体に収 容した前記ころがり部材が楔作用して前
記回転部材の正回転を許容し逆回転を防止する逆転防止
状態を構成する作動位置と、前記ころがり部材が楔作用
しない前記回転部材が正逆両回転可能な逆転防止状態を
解除する非作動位置との両位置に切換え保持規制できる
ようにしたものである。
【0005】前記ころがり部材は円盤状又は円筒状に形
成してクラッチ本体を略円盤状に形成する場合と略円筒
状に形成する場合とがあり、特に魚釣用リールにおいて
は環状外枠は魚釣用リールの固定部に固定すると共に環
状保持体を回転部材に嵌着するものであり、またころが
り部材は発条により楔作用をする方向に付勢するのが好
適である。
【0006】
【作用】本発明は回動操作部材で環状保持体を外枠に対
して回動してころがり部材が回転部材に対して楔作用を
する作動位置に規制保持した状態においては、正転する
回転部材が逆転しようとすると、ころがり部材は楔作用
によりその逆転を阻止し、また回動操作部材で環状保持
体を回動してころがり部材を回転部材に対して楔作用の
非作動位置に規制保持した状態においては、回転部材の
逆転時でもころがり部材はその楔作用への移動が係止さ
れ、回転部材は正逆転自在に保持される。
【0007】
【実施例】本発明を魚釣用スピニングリールの逆転装置
に適用した実施例について説明すると、公知のようにロ
ーター1を固着しかつハンドル軸の駆動歯車と噛合する
ピニオン2を設けた回転軸筒3は、リール筐体4の前部
に軸受5を介して回転自在に支持され、該回転軸筒3の
前記軸受5の前部には一体的にカラー6が係合嵌着され
ている。
【0008】前記カラー6の外側にはころがり部材7が
嵌合するガイド溝孔8を形成しかつころがり部材7を前
後両側から支承した環状保持体9が回転自在に嵌着され
ると共に該環状保持体9はリール筐体4に固着された環
状外枠10の内周に回動範囲を規制されて回動可能に嵌
着し、前記ころがり部材7の外方移動を規制しており、
また前記ガイド溝孔8にはころがり部材7をカラー6に
対して楔作用をする方向に付勢する発条11が設けら
れ、クラッチ本体12を形成しており、回転軸筒3がロ
ーター1の釣糸捲取り方向に回動するときはその回転を
許容し、回転軸筒3が逆転しようとすると、ころがり部
材7の楔作用により回転軸筒3はカラー6を介して逆転
を阻止されるように構成されている。
【0009】また前記環状保持体9にはこれを回動する
ための回動操作部材13が一体又は一体的に設けられ、
該回動操作部材13をリール筐体4に支持された操作杆
14の回動により、環状保持部材9を所定範囲回動して
ころがり部材7を図3の楔作用して正回転を許容し逆転
を防止する作動位置と図4のころがり部材が楔作用をし
ない正逆両回転可能な非作動位置とに保持規制するよう
に構成されている。なお図中15は環状外枠10に設け
られた環状保持体9の軸方向の抜け止め防止片であり、
16は環状保持体9に設けた回動規制突起であり、17
環状外枠10に設けた回動規制突起16の嵌合凹部で
ある。
【0010】従って操作杆14で回動操作部材13を介
して環状保持体9を環状外枠10に対して所定範囲回動
してころがり部材7が楔作用をする作動位置に規制保持
される図3の状態においては、回転軸筒3はローター1
を釣糸捲取り方向に回転することができる一方、その逆
転はころがり部材7の楔作用で阻止されるが、環状保持
体9を操作杆14で回動して図4のころがり部材7が楔
作用をしない非作動位置に規制保持された状態において
は、回転軸筒3は正転及び逆転自在となり、釣糸の張力
による釣糸の放出も可能状態となる。
【0011】しかしてこの場合、ころがり部材7、環状
保持体9及び環状外枠10はコンパクトに一体化してユ
ニット化されているので、回転軸筒3に対する組込み及
び分解清掃が容易であると共にころがり部材7の支持作
用も安定して円滑確実な楔作用を行うことができるもの
である。
【0012】図6に示すものは、前記実施例において回
動規制突起16をピン状に形成して環状外枠側に向けて
発条で付勢すると共にその係合凹部17にはピン状の回
動規制突起16を夫々作動位置と非作動位置に確実に保
持するための係止穴17′・17″を形成したものであ
る。また図7は本発明のクラッチ本体12をスピニング
リールの駆動歯車19を回転させるハンドル軸18上の
駆動歯車19とリール筐体4との間に設けた実施例であ
り、図8は両軸受型リールのハンドル軸20とリール本
体21との間にクラッチ本体12を設けた実施例であ
る。
【0013】次に図9及び図10には環状保持体9に歯
車状の回動操作部材13を使用すると共に操作杆14に
はこの回動操作部材13に噛合する扇形歯車14′を設
けて環状保持体9を回動するようにした実施例が示され
ている。
【0014】図11乃至図16に示す実施例は、前記実
施例がクラッチ本体12を略円盤状に形成したのに対
し、クラッチ本体12を軸方向に長い略円筒状に形成
し、各円筒状ころがり部材7の軸方向の長い周側面によ
る楔作用によって径方向に大型化することなく回転部材
と固定部材との間に装着できるようにして魚釣用リール
のローターやリール本体のギャボックス内等の限られた
スペースに装着するのに適するようにしたものであり、
図13乃至図15はその円筒状環状体9と円筒状環状外
枠10の変形例である。
【0015】即ち図13は鋼板を浸炭焼き入れ処理し
て、絞り加工で筒状に形成し、窒化処理や他の耐蝕処理
がなされた略円筒状の環状外枠10の上部に回動操作部
材13の長孔18を設けると共に環状外枠10の上端に
閉鎖板10′を圧入して形成したものであり、図14は
前記実施例の閉鎖板部分を環状外枠10で一体に折曲形
成したものであり、更に図15及び図16は回動操作部
材13で円筒状の環状外枠10の上端部を閉鎖すると共
にその下部に突設した突起13′を環状外枠10の上端
に形成した長溝18″に嵌合し、更に合成樹脂製の環状
体9の下端に下方に突設した変形可能の突縁9′を環状
外枠10の内底部に形成した環状凹部10″に係合して
環状体9を抜け止めするようにしたものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は回動部材に対して楔作用をする
ころがり部材を嵌合支持する環状保持体によりころがり
部材の前後動を規制すると共に該環状保持体の外側をこ
ろがり部材の外方移動を規制する環状外枠の内周に回動
範囲を規制して回動可能に嵌着してクラッチ本体を形成
し、前記環状枠を本体固定部材に固着して回転部材の逆
転防止装置を構成し、前記環状保持体をこれに設けた回
動操作部材で回動してころがり部材が楔作用して回転部
材の正回転を許容し逆転を防止する逆回転防止状態を
構成する作動位置と、ころがり部材が作用しない回転
部材が正逆両回転可能な逆転防止状態を解除する非作動
位置に切換え規制保持するようにしたので、逆転防止装
置を構成するクラッチ本体の構成の簡易化を図ると同時
にころがり部材、環状保持体及び環状外枠を一体的にユ
ニット化して製造時の組込み操作や分解清掃を迅速容易
にして作業性を向上できると共にころがり部材の支持作
用及び楔作用も安定して円滑確実に回転部材の逆転防止
を行うことができる。
【0017】また本発明は環状保持体自体を回動操作部
材で直接回動してころがり部材の位置を楔作用の作動位
置と非作動位置に切換規制できることにより、先の発明
のように切換部材を部品として別個に設ける必要がな
く、クラッチ本体のユニット化の構成を一層簡素化でき
る優れた特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一部切欠正面図。
【図2】図1の要部の縦断正面図。
【図3】同要部の作動位置の一部切欠側面図。
【図4】同要部の非作動位置の一部切欠側面図。
【図5】同要部の分解斜視図。
【図6】本発明の第2実施例の一部切欠側面図。
【図7】本発明の第3実施例の縦断正面図。
【図8】本発明の第4実施例の一部を切欠した平面図。
【図9】本発明の第5実施例の縦断正面図。
【図10】同要部の一部切欠側面図。
【図11】本発明は第6実施例の縦断側面図。
【図12】同作動説明図。
【図13】同要部の縦断正面図。
【図14】同要部の第1変形例の縦断正面図。
【図15】同要部の第2変形例の縦断正面図。
【図16】図15の矢視Aの一部切欠正面図。
【符号の説明】
7 ころがり部材 8 ガイド溝孔 9 環状保持体 10 環状外枠 12 クラッチ本体 13 回動操作部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−141285(JP,A) 特開 平5−209637(JP,A) 実開 昭63−132130(JP,U) MINIATURE ONE−WAY CLUTCH,CAT.NO.113E, (1992),KOYO SEIKO C O.LTD. (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 89/00 - 89/08 F16D 41/02 F16D 41/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ころがり部材を収容保持するガイド溝を
    形成しかつ前記ころがり部材の前後動を規制した環状保
    持体を環状外枠の内周に回動範囲を規制して回動可能に
    嵌着すると共に前記環状保持体のガイド溝に収容される
    ころがり部材を正回転を許容し逆回転を防止する一方向
    のみ楔作用する方向にバネで付勢するようにしてクラッ
    チ本体を構成し、前記環状外枠を本体固定部に固着して
    前記環状保持体の内周に回動可能に嵌着する回転部材の
    逆転防止装置を構成し、前記環状保持体に設けた回動操
    作部材により、前記環状保持体に収容した前記ころがり
    部材が楔作用して前記回転部材の正回転を許容し逆回転
    を防止する逆転防止状態を構成する作動位置と、前記こ
    ろがり部材が楔作用しない前記回転部材が正逆両回転可
    能な逆転防止状態を解除する非作動位置との両位置に切
    換え保持規制できるようにしたことを特徴とする逆転防
    止装置。
JP5232236A 1992-12-10 1993-08-26 逆転防止装置 Ceased JP2954462B2 (ja)

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JP35216992 1992-12-10
JP4-352169 1992-12-10
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JPH06225673A JPH06225673A (ja) 1994-08-16
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54141285A (en) * 1978-04-14 1979-11-02 Daiwa Seiko Co Reverse rotation preventing apparatus of spinning reel for fishing
JPH058370Y2 (ja) * 1986-09-03 1993-03-02
JPH0336744Y2 (ja) * 1987-02-23 1991-08-05
JPH05209637A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Ntn Corp 2方向クラッチ

Non-Patent Citations (1)

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Title
MINIATURE ONE−WAY CLUTCH,CAT.NO.113E,(1992),KOYO SEIKO CO.LTD.

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