JPH06225673A - 逆転防止装置 - Google Patents

逆転防止装置

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JPH06225673A
JPH06225673A JP23223693A JP23223693A JPH06225673A JP H06225673 A JPH06225673 A JP H06225673A JP 23223693 A JP23223693 A JP 23223693A JP 23223693 A JP23223693 A JP 23223693A JP H06225673 A JPH06225673 A JP H06225673A
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Kazuo Hirano
和雄 平野
Eiji Shinohara
英二 篠原
Takashi Higashimoto
隆 東本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ころがり部材の楔作用を利用して回転軸を逆
転防止と逆転可能に切換えることができるようにした逆
転防止装置において、装置全体をユニット化すると共に
構成を簡素化してその組込み及び分解操作を容易にする
と共にころがり部材の支持及び楔作用を安定して円滑に
行う。 【構成】 回転軸筒3のカラー6に対して楔作用をする
円盤状又は円筒状ころがり部材7をガイド溝孔8に嵌合
した環状保持体9でころがり部材7の前後動を規制保持
すると共に環状保持体9の外側をころがり部材7の外方
移動を規制する環状外枠に回動可能に嵌着して円盤状又
は円筒状クラッチ本体12を構成し、環状保持体9に設
けた回動操作部材13により環状保持体9を回動してこ
ろがり部材7の楔作用を作動位置と非作動位置に規制保
持するように制御して回転軸筒3を逆転防止又は逆転可
能にすると共にクラッチ本体12をころがり部材7、環
状保持体9及び環状外枠10だけで一体的にユニット化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転軸の逆転防止装置、
特に逆転防止と逆転可能に切換できるようにした逆転防
止装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ころがり部材の楔作用を利用した回転軸
の回転防止手段として、魚釣用スピニングリールのロー
ターの回転軸のように魚釣り状況によってローター回転
軸を逆転防止状態にしたり、逆転可能状態に切換えるこ
とができるようにすることが特開昭54ー141285
号公報で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の方式は、ころがり部材を楔作用をするように支持し
た保持体の一側面にころがり部材の楔作用を作動位置と
非作動位置に規制保持する切換部材を設け、ころがり部
材を抜け止め支持しているので、ころがり部材、保持体
及び切換部材がバラバラに分離しており、製造時の組込
み操作及び分解操作時の作業性が悪く取扱いが不便であ
ると共に切換部材によるころがり部材の支持作用が寸法
精度及び支持強度上不安定であり、円滑確実な楔作用を
維持できない等の問題点がある。この問題点を改善する
ために本出願人は先にころがり部材、環状保持体、環状
外枠及び切換部材を一体的にユニット化して製造、組込
みを容易にすることを特願平4ー227791号で提案
した。本発明はこのような作業性の向上を更に一層効率
良くできるようにした逆転防止装置を提供することを目
的とするものである。
【0004】本発明は前記目的を達成するために、回転
部材に対して楔作用をするようにガイド溝孔に嵌合した
ころがり部材をその前後動を規制して環状保持体に支持
せしめると共に該環状保持体の外側を前記ころがり部材
の外方移動を規制する環状外枠に回動可能に嵌着してク
ラッチ本体を形成し、前記環状保持体にはころがり部材
を楔作用をする作動位置と楔作用をしない非作動位置と
に切換える回動操作部材を設けたものである。
【0005】前記ころがり部材は円盤状又は円筒状に形
成してクラッチ本体を略円盤状に形成する場合と略円筒
状に形成する場合とがあり、特に魚釣用リールにおいて
は環状外枠は魚釣用リールの固定部に固定すると共に環
状保持体を回転部材に嵌着するものであり、またころが
り部材は発条により楔作用をする方向に付勢するのが好
適である。
【0006】
【作用】本発明は回動操作部材で環状保持体を外枠に対
して回動してころがり部材が回転部材に対して楔作用を
する作動位置に規制保持した状態においては、正転する
回転部材が逆転しようとすると、ころがり部材は楔作用
によりその逆転を阻止し、また回動操作部材で環状保持
体を回動してころがり部材を回転部材に対して楔作用の
非作動位置に規制保持した状態においては、回転部材の
逆転時でもころがり部材はその楔作用への移動が係止さ
れ、回転部材は正逆転自在に保持される。
【0007】
【実施例】本発明を魚釣用スピニングーリルの逆転装置
に適用した実施例について説明すると、公知のようにロ
ーター1を固着しかつハンドル軸の駆動歯車と噛合する
ピニオン2を設けた回転軸筒3は、リール筐体4の前部
に軸受5を介して回転自在に支持され、該回転軸筒3の
前記軸受5の前部には一体的にカラー6が係合嵌着され
ている。
【0008】前記カラー6の外側にはころがり部材7が
嵌合するガイド溝孔8を形成しかつころがり部材7を前
後両側から支承した環状保持体9が回転自在に嵌着され
ると共に該環状保持体9はリール筐体4に固着された環
状外枠10に対して回動可能に嵌着し、前記ころがり部
材7の外方移動を規制しており、また前記ガイド溝孔8
にはころがり部材7をカラー6に対して楔作用をする方
向に付勢する発条11が設けられ、クラッチ本体12を
形成しており、回転軸筒3がローター1の釣糸捲取り方
向に回動するときはその回転を許容し、回転軸筒3が逆
転しようとすると、ころがり部材7の楔作用により回転
軸筒3はカラー6を介して逆転を阻止されるように構成
されている。
【0009】また前記環状保持体9にはこれを回動する
ための回動操作部材13が一体又は一体的に設けられ該
回動操作部材13をリール筐体4に支持された操作杆1
4の回動により、環状保持部材9を回動してころがり部
材7を図3の楔作用をする作動位置と図4の楔作用をし
ない非作動位置とに保持規制するように構成されてい
る。なお図中15は環状外枠10に設けられた環状保持
体9の軸方向の抜け止め防止片であり、16は環状保持
体9に設けた回動規制突起であり、17は回動規制突起
16の嵌合凹部である。
【0010】従って操作杆14で回動操作部材13を介
して環状保持体9を回動してころがり部材7が楔作用を
する作動位置に規制保持される図3の状態においては、
回転軸筒3はローター1を釣糸捲取り方向に回転するこ
とができる一方、その逆転はころがり部材7の楔作用で
阻止されるが、環状保持体9を操作杆14で回動して図
4のころがり部材7が楔作用をしない非作動位置に規制
保持された状態においては、回転軸筒3は正転及び逆転
自在となり、釣糸の張力による釣糸の放出も可能状態と
なる。
【0011】しかしてこの場合、ころがり部材7、環状
保持体9及び環状外枠10はコンパクトに一体化してユ
ニット化されているので、回転軸筒3に対する組込み及
び分解清掃が容易であると共にころがり部材7の支持作
用も安定して円滑確実な楔作用を行うことができるもの
である。
【0012】図6に示すものは、前記実施例において回
動規制突起16をピン状に形成して環状外枠側に向けて
発条で付勢すると共にその係合凹部17にはピン状の回
動規制突起16を夫々作動位置と非作動位置に確実に保
持するための係止穴17′・17″を形成したものであ
る。また図7は本発明のクラッチ本体12をスピニング
リールの駆動歯車19を回転させるハンドル軸18上の
駆動歯車19とリール筐体4との間に設けた実施例であ
り、図8は両軸受型リールのハンドル軸20とリール本
体21との間にクラッチ本体12を設けた実施例であ
る。
【0013】次に図9及び図10には環状保持体9に歯
車状の回動操作部材13を使用すると共に操作杆14に
はこの回動操作部材13に噛合する扇形歯車14′を設
けて環状保持体9を回動するようにした実施例が示され
ている。
【0014】図11乃至図16に示す実施例は、前記実
施例がクラッチ本体12を略円盤状に形成したのに対
し、クラッチ本体12を軸方向に長い略円筒状に形成
し、各円筒状ころがり部材7の軸方向の長い周側面によ
る楔作用によって径方向に大型化することなく回転部材
と固定部材との間に装着できるようにして魚釣用リール
のローターやリール本体のギャボックス内等の限られた
スペースに装着するのに適するようにしたものであり、
図13乃至図15はその円筒状環状体9と円筒状環状外
枠10の変形例である。
【0015】即ち図13は鋼板を浸炭焼き入れ処理し
て、絞り加工で筒状に形成し、窒化処理や他の耐蝕処理
がなされた略円筒状の環状外枠10の上部に回動操作部
材13の長孔18を設けると共に環状外枠10の上端に
閉鎖板10′を圧入して形成したものであり、図14は
前記実施例の閉鎖板部分を環状外枠10で一体に折曲形
成したものであり、更に図15及び図16は回動操作部
材13で円筒状の環状外枠10の上端部を閉鎖すると共
にその下部に突設した突起13′を環状外枠10の上端
に形成した長溝18″に嵌合し、更に合成樹脂製の環状
体9の下端に下方に突設した変形可能の突縁9′を環状
外枠10の内底部に形成した環状凹部10″に係合して
環状体9を抜け止めするようにしたものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は回動部材に対して楔作用をする
ころがり部材を嵌合支持する環状保持体によりころがり
部材の前後動を規制すると共に該環状保持体の外側をこ
ろがり部材の外方移動を規制する環状外枠に回動可能に
嵌着してクラッチ本体を形成し、前記環状保持体をこれ
に設けた回動操作部材で回動してころがり部材を楔作用
をする作動位置と非作動位置に切換え規制保持するよう
にしたので、ころがり部材、環状保持体及び環状外枠を
一体的にユニット化して製造時の組込み操作や分解清掃
を迅速容易にして作業性を向上できると共にころがり部
材の支持作用及び楔作用も安定して円滑確実に行うこと
ができる。また本発明は環状保持体自体を回動操作部材
で直接回動してころがり部材の位置を楔作用の作動位置
と非作動位置に切換規制できることにより、先の発明の
ように切換部材を部品として別個に設ける必要がなく、
クラッチ本体のユニット化の構成を一層簡素化できる優
れた特徴を有する。
【0017】また本発明においてクラッチ本体を軸方向
に長い略円筒状に形成したときは、魚釣用リールにおけ
るハンドル軸等の駆動軸とリール本体の間に装着した場
合、駆動軸の径方向の大型化を防止しながら楔作用で行
なうことができ、ローターやリール本体のギャボックス
内の限られたスペース内でも容易に装着できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一部切欠正面図。
【図2】図1の要部の縦断正面図。
【図3】同要部の作動位置の一部切欠側面図。
【図4】同要部の非作動位置の一部切欠側面図。
【図5】同要部の分解斜視図。
【図6】本発明の第2実施例の一部切欠側面図。
【図7】本発明の第3実施例の縦断正面図。
【図8】本発明の第4実施例の一部を切欠した平面図。
【図9】本発明の第5実施例の縦断正面図。
【図10】同要部の一部切欠側面図。
【図11】本発明は第6実施例の縦断側面図。
【図12】同作動説明図。
【図13】同要部の縦断正面図。
【図14】同要部の第1変形例の縦断正面図。
【図15】同要部の第2変形例の縦断正面図。
【図16】図15の矢視Aの一部切欠正面図。
【符号の説明】
7 ころがり部材 8 ガイド溝孔 9 環状保持体 10 環状外枠 12 クラッチ本体 13 回動操作部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部材に対して楔作用をするようにガ
    イド溝孔に嵌合したころがり部材をその前後動を規制し
    て環状保持体に支持せしめると共に該環状保持体の外側
    を前記ころがり部材の外方移動を規制する環状外枠に回
    動可能に嵌着してクラッチ本体を形成し、前記環状保持
    体にはころがり部材を楔作用をする作動位置と楔作用を
    しない非作動位置とに切換える回動操作部材を設けたこ
    とを特徴とする逆転防止装置。
  2. 【請求項2】 クラッチ本体の環状外枠を魚釣用リール
    の固定部に固定すると共に環状保持体を回転部材に嵌着
    した請求項1記載の逆転防止装置。
JP5232236A 1992-12-10 1993-08-26 逆転防止装置 Ceased JP2954462B2 (ja)

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JP35216992 1992-12-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5878972A (en) * 1996-08-29 1999-03-09 Ryobi Ltd. Release preventing device for fishing reel

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JPS54141285A (en) * 1978-04-14 1979-11-02 Daiwa Seiko Co Reverse rotation preventing apparatus of spinning reel for fishing
JPS6340659U (ja) * 1986-09-03 1988-03-16
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JPH05209637A (ja) * 1992-01-31 1993-08-20 Ntn Corp 2方向クラッチ

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