JP2951308B1 - リードフレームの製造方法 - Google Patents

リードフレームの製造方法

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JP2951308B1
JP2951308B1 JP10062608A JP6260898A JP2951308B1 JP 2951308 B1 JP2951308 B1 JP 2951308B1 JP 10062608 A JP10062608 A JP 10062608A JP 6260898 A JP6260898 A JP 6260898A JP 2951308 B1 JP2951308 B1 JP 2951308B1
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Abstract

【要約】 【課題】 封止樹脂との密着強度を高めるための形状を
有するリードフレームをプレス加工を用いて製造する。 【解決手段】 予め金属の薄板をプレス又はエッチング
して、単純な形状の先端部50を有するインナーリード
を形成する。次に、プレス金型のダイ40Aの上へ先端
部50を載置する。次に、プレス金型のパンチ30によ
り先端部50をプレスして先端部50をインナーリード
の幅方向及び先端方向に圧延し、リードフレームのボン
ディングパッド13Aを形成する。したがって、インナ
ーリードの先端が幅方向及び先端方向に拡げられたボン
ディング13Aにより、封止樹脂との接触面積が大き
い、つまり封止樹脂との密着強度が大きいリードフレー
ムを、プレス加工を用いて容易に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップを搭
載するためのリードフレームの製造方法、特に半導体チ
ップを封止するための封止樹脂との間の密着強度が大き
いリードフレームを製造できるリードフレームの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化に対応するため
に半導体部品を高密度に実装することが要求され、それ
に伴って半導体部品の小型化及び薄型化が進んでいる。
以下、従来の樹脂封止型半導体装置に用いられるリード
フレームについて、図面を参照して説明する。
【0003】図11は、樹脂封止型半導体装置に用いら
れる従来のリードフレームの平面図である。図11にお
いて、半導体チップが載置されるためのダイパッド10
0が、それぞれ吊りピン110を介してフレーム外枠1
20により支持されている。また、先端にボンディング
パッド130を有するインナーリード140が、フレー
ム外枠120からダイパッド100に近接する位置まで
延びている。
【0004】図12(a)、(b)、(c)、及び
(d)は、それぞれ従来のリードフレームのインナーリ
ードの先端を示す斜視図、平面図、正面図、及び右側面
図である。図12(a)〜(d)において、ボンディン
グパッド130とインナーリード140とは、金属の薄
板をエッチングすることにより外形加工して形成され
る。そして、封止後における封止樹脂との密着強度を高
めるために、金属の薄板の上面と下面とに形成したレジ
スト膜の開口量を変えてエッチングを行うことにより、
テーパー状の断面形状と側面150とを形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリードフレームにおいては、エッチング加工の精度
の制約から安定したテーパー状の断面形状が得られない
ので、リードフレームの歩留まり悪化の一因となってい
た。また、インナーリードの狭ピッチ化に伴い、インナ
ーリードの幅およびインナーリード間の空間が狭くなっ
てきたので、テーパー状の断面形状を形成する空間の確
保が困難となってきた。加えて、テーパー状の断面形状
が安定せず半導体装置と封止樹脂との密着強度を確実に
高めることができないので、半導体装置の信頼性を低下
させていた。
【0006】本発明は、上記従来の問題に鑑み、密着強
度が大きいインナーリードをプレス加工により実現し得
る手段を講ずることにより、封止後における封止樹脂と
の密着強度が大きいリードフレームの製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1のリードフレームの製造方法は、請
求項1に記載されているように、インナーリードの下面
が外部端子として封止樹脂の裏面から露出してなる樹脂
封止型半導体装置に用いるリードフレームの製造方法で
あって、インナーリードに対してプレスによるコイニン
加工を行い広幅部を形成する工程において、前記イン
ナーリード先端を幅方向及び先端方向にプレスによるコ
イニング加工によって拡げることにより、その下面が前
記インナーリードの他の面と共通の下面を有するととも
にその上面が前記インナーリードの他の面の上面と下面
との間に存在する広幅部をインナーリードのボンディン
グパッドに相当する先端部にのみ形成するものである。
【0008】これにより、インナーリードの先端部を横
方向へ引き延ばして広幅部を形成する。したがって、広
幅部が封止樹脂との接触面積を大きくするので、封止樹
脂との密着強度が大きいリードフレームを製造できる。
【0009】本発明の第2のリードフレームの製造方法
は、請求項2に記載されているように、インナーリード
の下面が外部端子として封止樹脂の裏面から露出してな
る樹脂封止型半導体装置に用いるリードフレームの製造
方法であって、インナーリードに対してプレスによるコ
イニング加工を行い広幅部を形成する工程において、前
記インナーリード先端の厚さ方向の一部を幅方向及び先
端方向にプレスによるコイニング加工によって拡げる
とにより、その下面が前記インナーリードの他の面と共
通の下面を有するとともにその上面が前記インナーリー
ドの他の面の上面と下面との間に存在する広幅部をイン
ナーリードのボンディングパッドに相当する先端部にの
み形成するものである。
【0010】これにより、インナーリードの先端部の厚
さ方向の一部を横方向へ引き延ばして広幅部を形成す
る。したがって、広幅部が封止樹脂との接触面積を大き
くし、かつ広幅部の下へ封止樹脂が回り込めるので、封
止樹脂との密着強度が更に大きいリードフレームを製造
できる。
【0011】本発明の第3のリードフレームの製造方法
は、請求項3に記載されているように、インナーリード
の下面が外部端子として封止樹脂の裏面から露出してな
る樹脂封止型半導体装置に用いるリードフレームの製造
方法であって、インナーリード先端を金型のテーパー状
の凹部に押し込んでプレスによるコイニング加工をする
ことによって、前記テーパー状の凹部の形状をインナー
リードに転写し、前記インナーリードのボンディングパ
ッドに相当する先端部にのみ上面が下面より広いテーパ
ー状の断面形状を形成する工程を包含するものである。
【0012】これにより、インナーリードの先端部に金
型の凹部の形状を転写して、上面が下面より広いテーパ
ー部を形成する。したがって、テーパー部の上面が封止
樹脂との接触面積を大きくし、かつテーパー部の側面の
下へ封止樹脂が回り込めるので、封止樹脂との密着強度
が更に大きいリードフレームを製造できる。
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係るリードフレーム及びその製造方
法について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、
本実施形態に係るリードフレームの平面図である。図1
において、半導体チップが載置されるためのダイパッド
10が、それぞれ吊りピン11を介してフレーム外枠1
2により支持されている。また、先端にボンディングパ
ッド13Aを有するインナーリード14が、フレーム外
枠12からダイパッド10に近接する位置まで延びてい
る。
【0016】ボンディングパッド13Aは、図2に示す
ような形状を有している。図2(a)〜(d)は、それ
ぞれ本実施形態に係るリードフレームのインナーリード
の先端を示す、斜視図、平面図、正面図、及び右側面図
である。図2(a),(b)において、インナーリード
14の先端に設けられた広幅部からなるボンディングパ
ッド13Aは、インナーリード14の先端部において厚
さ方向のすべての部分が、材料上面20の側からプレス
される、つまりコイニング加工されることにより、イン
ナーリード14の幅方向及び先端方向に圧延され形成さ
れている。
【0017】ここで、本実施形態に係るリードフレーム
の特徴は、図2(c),(d)に示すように、材料下面
21と共通の下面を有し、かつ材料上面20と材料下面
21との間に上面が存在するように設けられたボンディ
ングパッド13Aが、インナーリード14の幅方向及び
先端方向に拡げられて形成されている点である。これに
より、ボンディングパッド13Aを平面的にみた場合の
面積、つまり樹脂封止後における封止樹脂とボンディン
グパッド13Aとの接触面積が大きくなるので、封止樹
脂との間の密着強度が大きいリードフレームが実現され
る。
【0018】図3(a),(b)は、本実施形態に係る
リードフレームの製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【0019】まず、図3(a)に示すように、プレス加
工又はエッチング加工により金属の薄板を外形加工して
予めインナーリードの先端部50を形成し、プレス金型
のダイ40A上に先端部50を載置する。
【0020】次に、図3(b)に示すように、プレス金
型のパンチ30により先端部50をプレスして、先端部
50をインナーリードの幅方向(図中の左右方向)及び
先端方向に圧延する。このことにより、広幅部からなる
ボンディングパッド13Aを容易に形成できる。
【0021】なお、図3(a),(b)において、圧延
後のボンディングパッド13Aの幅を規制し、又は一定
にするために、ダイ40A上で先端部50を載置する領
域から所定の間隔をおいて、ダイ40Aの上面を盛り上
げるように段差を設けてもよい。
【0022】本実施形態によれば、ボンディングパッド
13Aの最終形状と体積とを考慮して予め金属の薄板を
プレス加工又はエッチング加工し、単純な形状の先端部
50を有するインナーリードを形成する。そして、プレ
ス加工によりその先端部50を圧延し、先端部50が幅
方向及び先端方向に拡げられたボンディングパッド13
Aを形成する。したがって、樹脂封止後における封止樹
脂との間の密着強度が大きいリードフレームを、プレス
加工によって歩留まりよく製造できる。
【0023】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係るリードフレーム及びその製造方法につい
て、図4と図5とを参照して説明する。本実施形態に係
るリードフレームの全体構成は図1と同様なので、その
説明を省略する。図4(a)〜(d)は、それぞれ本実
施形態に係るリードフレームのインナーリードの先端を
示す、斜視図、平面図、正面図、及び右側面図である。
図4(a),(b)において、インナーリード14の先
端に設けられた広幅部からなるボンディングパッド13
Bは、インナーリード14の先端部において厚さ方向の
一部が、材料上面20の側からプレスされる、つまりコ
イニング加工されることにより、インナーリード14の
幅方向及び先端方向に圧延され形成されている。
【0024】ここで、本実施形態に係るリードフレーム
の特徴は、図4(c),(d)に示すように、材料上面
20と材料下面21との間において一定の厚さを有する
ボンディングパッド13Bが、インナーリード14の幅
方向及び先端方向に拡げられて形成されている点であ
る。これにより、ボンディングパッド13Bを平面的に
みた場合の面積、つまり樹脂封止後における封止樹脂と
ボンディングパッド13Bとの接触面積が大きくなり、
かつ、封止樹脂がボンディングパッド13Bの下へ回り
込めるので、樹脂封止後における封止樹脂との間の密着
強度が更に大きいリードフレームが実現される。
【0025】図5(a),(b)は、本実施形態に係る
リードフレームの製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【0026】まず、図5(a)に示すように、プレス加
工又はエッチング加工により金属の薄板を外形加工して
予めインナーリードの先端部50を形成し、厚さ方向の
一部がプレス金型のダイ40Bにおける凹部41に固定
され、残りの部分が凹部41から突出するように、先端
部50をダイ40Bへ載置する。
【0027】次に、図5(b)に示すように、プレス金
型のパンチ30により先端部50をプレスして、先端部
50が凹部41から突出した部分をインナーリードの幅
方向(図中の左右方向)及び先端方向に圧延する。この
ことにより、広幅部からなるボンディングパッド13B
を容易に形成できる。
【0028】なお、図5(a),(b)においても、第
1の実施形態と同様に圧延後のボンディングパッド13
Bの幅を規制し、又は一定にするために、先端部50を
載置する凹部41から所定の間隔をおいて、ダイ40B
の上面を盛り上げるように段差を設けてもよい。
【0029】本実施形態によれば、ボンディングパッド
13Bの最終形状と体積とを考慮して予め金属の薄板を
プレス加工又はエッチング加工し、単純な形状の先端部
50を有するインナーリードを形成する。そして、プレ
ス加工によりその先端部50を圧延し、先端部50の厚
さ方向の一部が幅方向及び先端方向に拡げられたボンデ
ィングパッド13Bを形成する。したがって、先端部5
0の厚さ方向の一部、つまり先端部50がダイ40Bに
おける凹部41から突出した部分のみを圧延するので、
狭ピッチ化によるリード幅が小さいリードフレームを、
座屈を生じることなく形成できる。このことにより、樹
脂封止後における封止樹脂との間の密着強度が更に大き
くリード幅が小さいリードフレームを、プレス加工によ
って歩留まりよく製造できる。
【0030】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係るリードフレーム及びその製造方法につい
て、図6と図7とを参照して説明する。本実施形態に係
るリードフレームの全体構成は図1と同様なので、その
説明を省略する。図6(a)〜(d)は、それぞれ本実
施形態に係るリードフレームのインナーリードの先端を
示す、斜視図、平面図、正面図、及び右側面図である。
図6(a),(b)において、インナーリード14の先
端に設けられたボンディングパッド13Cは、インナー
リード14の先端部の一部が、材料上面20の側からプ
レスされる、つまりコイニング加工される。このことに
より、ボンディングパッド13Cは、材料上面20の側
の面積が材料下面21の側よりも広くなるように、つま
りテーパー状の断面形状と側面15とを有するテーパー
部になるように圧延され形成されている。
【0031】ここで、本実施形態に係るリードフレーム
の特徴は、図6(c),(d)に示すように、ボンディ
ングパッド13Cが、材料上面20の側の面積が材料下
面21の側よりも広くなるように、つまりテーパー部に
なるように形成されている点である。これにより、封止
樹脂がボンディングパッド13Cの側面15の下へ回り
込めるので、樹脂封止後における封止樹脂との間の密着
強度が大きいリードフレームが実現される。
【0032】図7(a),(b)は、本実施形態に係る
リードフレームの製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【0033】まず、図7(a)に示すように、プレス加
工又はエッチング加工により金属の薄板を外形加工して
予めインナーリードの先端部50を形成し、プレス金型
のダイ40Cにおけるテーパー形成用凹部42の上へ先
端部50を載置する。
【0034】次に、図7(b)に示すように、プレス金
型のパンチ30により先端部50をプレスして、ダイ4
0Cのテーパー形成用凹部42の形状をリードフレーム
の先端部50へ転写する。このことにより、図6のテー
パー部からなるボンディングパッド13Cを容易に形成
できる。
【0035】本実施形態によれば、ボンディングパッド
13Cの最終形状と体積とを考慮して予め金属の薄板を
プレス加工又はエッチング加工し、単純な形状の先端部
50を有するインナーリードを形成する。そして、プレ
ス加工によりその先端部50へダイ40Cのテーパー形
成用凹部42の形状を転写する。したがって、プレス金
型のパンチの進行方向に関わりなく、テーパー状の断面
形状を有するボンディングパッド13Cを形成できる。
このことにより、樹脂封止後における封止樹脂との間の
密着強度が大きいリードフレームを、プレス加工によっ
て歩留まりよく製造できる。
【0036】(第4の実施形態)以下、本発明の第4の
実施形態に係るリードフレーム及びその製造方法につい
て、図8と図9とを参照して説明する。本実施形態に係
るリードフレームの全体構成は図1と同様なので、その
説明を省略する。図8(a)〜(d)は、それぞれ本実
施形態に係るリードフレームのインナーリードの先端付
近を示す、斜視図、平面図、正面図、及び右側面図であ
る。図8(a),(b)において、段差61を有する曲
げ加工部60は、インナーリード14の一部が、材料上
面の側からプレス加工されることにより形成されてい
る。そして、曲げ加工部60から先端方向へ延びるよう
にして、ボンディングパッド13Dが形成されている。
【0037】ここで、本実施形態に係るリードフレーム
の特徴は、図8(c),(d)に示すように、インナー
リード14の一部に、段差61を有する曲げ加工部60
が形成されている点である。これにより、樹脂封止後に
おいて、曲げ加工部60の底部からなる外部端子17の
みを封止樹脂から露出させ、封止樹脂がボンディングパ
ッド13Dとインナーリード14との下へ回り込めるの
で、封止樹脂との間の密着強度が更に大きいリードフレ
ームが実現される。
【0038】図9(a),(b)は、本実施形態に係る
リードフレームの製造方法の各工程を示す断面図であ
る。
【0039】まず、図9(a)に示すように、予めプレ
ス加工又はエッチング加工により金属の薄板を外形加工
して先端部50を有するインナーリード14を形成し、
プレス金型のダイ40Dにおいて、曲げ加工用凹部43
の上をインナーリード14が横断するようにして先端部
50を平面部へ載置する。
【0040】次に、図9(b)に示すように、プレス金
型の、曲げ加工用凸部32を有するパンチ31によりイ
ンナーリード14をプレスして、曲げ加工用凸部32と
曲げ加工用凹部43との形状をインナーリード14へ転
写する。
【0041】本実施形態によれば、予め金属の薄板をプ
レス加工又はエッチング加工して、単純な形状を有する
インナーリード14を形成する。そして、プレス加工に
よりインナーリード14へ、パンチ31の曲げ加工用凸
部32とダイ40Dの曲げ加工用凹部43との形状を転
写する。したがって、曲げ加工によって段差61を有す
る曲げ加工部60を形成するので、先端部50からなる
ボンディングパッド13Dとインナーリード14との下
へ封止樹脂が回り込むことにより、樹脂封止後における
封止樹脂との間の密着強度が更に大きいリードフレーム
を、プレス加工によって歩留まりよく製造できる。
【0042】なお、本実施形態の説明においては、外部
電極17を底部に有する曲げ加工部60のみが下方へ突
出してその両側は曲げ加工されていないが、これに代え
て、ボンディングパッド13D以外のインナーリード1
4を曲げ加工して下方へ突出させ、その突出した部分の
少なくとも一部を外部電極として使用してもよい。
【0043】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態に係る半導体装置について、図10を参照して
説明する。本実施形態に係る半導体装置は、第1の実施
形態のリードフレームを用いて半導体チップを実装した
ものである。図1及び図2と同一の構成要素には同一の
符号を付して、その説明を省略する。
【0044】図10(a)は本実施形態に係る半導体装
置の封止樹脂を透視した状態を示す平面図であり、図1
0(b)は図10(a)のX−X線における断面図であ
る。図10において、70は半導体チップ、71は半導
体チップ70が有する電極、80は電極71とボンディ
ングパッド13Aとをワイヤーボンディングにより接続
するための金属細線、90はワイヤーボンディング後の
半導体装置を封止するための封止樹脂である。そして、
16は図1に示すインナーリード14がそれぞれフレー
ム外枠から切断され形成されたリード、17はリード1
6が封止樹脂90から下方に露出した部分であって半導
体装置の外部へ電気的に接続される外部端子である。
【0045】本実施形態によれば、第1の実施形態のリ
ードフレームを用いることにより、ボンディングパッド
13Aを平面的にみた場合の面積、つまり封止樹脂90
とボンディングパッド13Aとの接触面積が大きくな
る。したがって、ボンディングパッド13Aと封止樹脂
90との間の密着強度が大きいので、信頼性に優れた半
導体装置が実現される。
【0046】なお、本実施形態の説明においては第1の
実施形態のリードフレームを例にとって説明したが、こ
れに代えて、第2〜第4の実施形態に係るリードフレー
ムのうちいずれか1つを用いてもよいことはいうまでも
ない。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インナーリー
ドの先端部を横方向へ引き延ばす加工を行って幅広部を
形成するので、封止樹脂との接触面積を大きくして封止
樹脂との密着強度が大きいリードフレームを製造でき
る。
【0048】請求項2の発明によれば、インナーリード
の先端部の厚さ方向の一部を横方向へ引き延ばす加工を
行って幅広部を形成するので、封止樹脂との接触面積を
大きくし、かつ幅広部の下へ封止樹脂を回り込ませて封
止樹脂との密着強度が更に大きいリードフレームを製造
できる。
【0049】請求項3の発明によれば、インナーリード
の先端部に金型の凹部を転写する加工を行ってテーパー
部を形成するので、テーパー部の上面が封止樹脂との接
触面積を大きくし、かつ側面の下へ封止樹脂を回り込ま
せて封止樹脂との密着強度が更に大きいリードフレーム
を製造できる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム
の平面図である。
【図2】(a)〜(d)は、各々本発明の第1の実施形
態に係るリードフレームのインナーリードの先端を示
す、斜視図、平面図、正面図、及び右側面図である。
【図3】図2のリードフレームの製造方法の各工程を示
す断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、各々本発明の第2の実施形
態に係るリードフレームのインナーリードの先端を示
す、斜視図、平面図、正面図、及び右側面図である。
【図5】図4のリードフレームの製造方法の各工程を示
す断面図である。
【図6】(a)〜(d)は、各々本発明の第3の実施形
態に係るリードフレームのインナーリードの先端を示
す、斜視図、平面図、正面図、及び右側面図である。
【図7】図6のリードフレームの製造方法の各工程を示
す断面図である。
【図8】(a)〜(d)は、各々本発明の第4の実施形
態に係るリードフレームのインナーリードの先端付近を
示す、斜視図、平面図、正面図、及び右側面図である。
【図9】図8のリードフレームの製造方法の各工程を示
す断面図である。
【図10】(a)は本発明の第5の実施形態に係る半導
体装置の封止樹脂を除去した状態を示す平面図、(b)
は(a)のX−X線における断面図である。
【図11】従来のリードフレームの平面図である。
【図12】(a)〜(d)は、各々従来のリードフレー
ムのインナーリードの先端を示す、斜視図、平面図、正
面図、及び右側面図である。
【符号の説明】
10 ダイパッド 11 吊りピン 12 フレーム外枠 13A,13B,13C,13D ボンディングパッド 14 インナーリード 15 側面 16 リード 17 外部端子 20 材料上面 21 材料下面 30,31 パンチ 32 曲げ加工用凸部 40A,40B,40C,40D ダイ 41 凹部 42 テーパー加工用凹部 43 曲げ加工用凹部 50 先端部 60 曲げ加工部 61 段差 70 半導体チップ 71 電極 80 金属細線 90 封止樹脂

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーリードの下面が外部端子として
    封止樹脂の裏面から露出してなる樹脂封止型半導体装置
    に用いるリードフレームの製造方法であって、 インナーリードに対してプレスによるコイニング加工を
    行い広幅部を形成する工程において、前記インナーリー
    ド先端を幅方向及び先端方向にプレスによるコイニング
    加工によって拡げることにより、その下面が前記インナ
    ーリードの他の面と共通の下面を有するとともにその上
    面が前記インナーリードの他の面の上面と下面との間に
    存在する広幅部をインナーリードのボンディングパッド
    に相当する先端部にのみ形成することを特徴とするリー
    ドフレームの製造方法。
  2. 【請求項2】 インナーリードの下面が外部端子として
    封止樹脂の裏面から露出してなる樹脂封止型半導体装置
    に用いるリードフレームの製造方法であって、 インナーリードに対してプレスによるコイニング加工を
    行い広幅部を形成する工程において、前記インナーリー
    ド先端の厚さ方向の一部を幅方向及び先端方向にプレス
    によるコイニング加工によって拡げることにより、その
    下面が前記インナーリードの他の面と共通の下面を有す
    るとともにその上面が前記インナーリードの他の面の上
    面と下面との間に存在する広幅部をインナーリードのボ
    ンディングパッドに相当する先端部にのみ形成すること
    を特徴とするリードフレームの製造方法。
  3. 【請求項3】 インナーリードの下面が外部端子として
    封止樹脂の裏面から露出してなる樹脂封止型半導体装置
    に用いるリードフレームの製造方法であって、 インナーリード先端を金型のテーパー状の凹部に押し込
    んでプレスによるコイニング加工をすることによって
    前記テーパー状の凹部の形状をインナーリードに転写
    、前記インナーリードのボンディングパッドに相当す
    る先端部にのみ上面が下面より広いテーパー状の断面形
    状を形成する工程を包含することを特徴とするリードフ
    レームの製造方法。
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