JP2949670B2 - 温水用パイプ継手用ポリ1−ブテン樹脂組成物およびその成形品 - Google Patents
温水用パイプ継手用ポリ1−ブテン樹脂組成物およびその成形品Info
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L23/00—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L23/02—Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L23/18—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms
- C08L23/20—Homopolymers or copolymers of hydrocarbons having four or more carbon atoms having four to nine carbon atoms
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はポリ1−ブテン樹脂組成物に関し、特に、機
械的強度、剛性、耐クリープ性および耐塩素水性に優れ
るポリ1−ブテン樹脂組成物に関する。
械的強度、剛性、耐クリープ性および耐塩素水性に優れ
るポリ1−ブテン樹脂組成物に関する。
<従来の技術> ポリ1−ブテン樹脂は、耐熱性、耐クリープ性、耐ス
トレスクラッキング性、柔軟性等に優れるため、温水用
パイプに用いられている。このポリ1−ブテン樹脂製の
温水用パイプと継手との接合は、従来、熱融着による方
法によって行われているが、さらに施工が容易なメカニ
カルタイプの継手を用いて接合する方法が望まれてい
る。現在、メカニカルタイプの継手は、日本国内では
銅、真鍮等の金属からなるものが使用されている。しか
し、水道水中に含まれる塩素のために、特に給湯配管に
おける金属継手が腐食し、大きな問題となっている。一
方、米国では、金属製の継手に代わるプラスチック製の
継手として、剛性が高く機械的強度に優れるポリアセタ
ール製のものが使用されてきた。
トレスクラッキング性、柔軟性等に優れるため、温水用
パイプに用いられている。このポリ1−ブテン樹脂製の
温水用パイプと継手との接合は、従来、熱融着による方
法によって行われているが、さらに施工が容易なメカニ
カルタイプの継手を用いて接合する方法が望まれてい
る。現在、メカニカルタイプの継手は、日本国内では
銅、真鍮等の金属からなるものが使用されている。しか
し、水道水中に含まれる塩素のために、特に給湯配管に
おける金属継手が腐食し、大きな問題となっている。一
方、米国では、金属製の継手に代わるプラスチック製の
継手として、剛性が高く機械的強度に優れるポリアセタ
ール製のものが使用されてきた。
<発明が解決しようとする課題> しかし、ポリアセタールは、高温の水に長期間接触す
ると、加水分解反応を起こす。そのため、ポリアセター
ル製の継手は、水漏れ、甚だしい時には継手の破壊等の
トラブルが発生するおそれがあり、代替材料が望まれて
いる。
ると、加水分解反応を起こす。そのため、ポリアセター
ル製の継手は、水漏れ、甚だしい時には継手の破壊等の
トラブルが発生するおそれがあり、代替材料が望まれて
いる。
ところで、パイプ用メカニカル継手は、高い剛性およ
び機械的強度を有し、並びに長期耐熱クリープ性、耐熱
水性、耐塩素水性に優れることが要求される。ポリ1−
ブテン樹脂は、この要求は満足するものであるが、柔軟
性を有する樹脂であるため単独ではメカニカル継手には
使用できず、また、ガラス繊維との親和性に欠けるた
め、ガラス繊維を補強材として添加しても十分な剛性と
機械的強度の向上を図ることが困難であった。
び機械的強度を有し、並びに長期耐熱クリープ性、耐熱
水性、耐塩素水性に優れることが要求される。ポリ1−
ブテン樹脂は、この要求は満足するものであるが、柔軟
性を有する樹脂であるため単独ではメカニカル継手には
使用できず、また、ガラス繊維との親和性に欠けるた
め、ガラス繊維を補強材として添加しても十分な剛性と
機械的強度の向上を図ることが困難であった。
また、メカニカル継手の製造は、通常、射出成形法に
よって行われるが、射出成形において、生産性を向上さ
せるためには、成形サイクルを短くすることが必要であ
る。しかし、ポリ1−ブテン樹脂は結晶化速度が遅く、
射出成形においては冷却時間が長くかかるため、生産性
を向上させることが困難であった。
よって行われるが、射出成形において、生産性を向上さ
せるためには、成形サイクルを短くすることが必要であ
る。しかし、ポリ1−ブテン樹脂は結晶化速度が遅く、
射出成形においては冷却時間が長くかかるため、生産性
を向上させることが困難であった。
そこで本発明の目的は、機械的強度、剛性、耐クリー
プ性および耐塩素水性に優れ、特に温水用パイプの継手
の素材として好適なポリ1−ブテン樹脂組成物を提供す
ることにある。
プ性および耐塩素水性に優れ、特に温水用パイプの継手
の素材として好適なポリ1−ブテン樹脂組成物を提供す
ることにある。
<課題を解決するための手段> 本発明は、前記課題を解決するために、(A)ポリ1
−ブテン樹脂60〜95重量部、(B)ガラス繊維5〜40重
量部および(C)変性プロピレン系樹脂を前記(A)ポ
リ1−ブテン樹脂および(B)ガラス繊維の合計100重
量部に対して0.1〜10重量部含む温水用パイプ継手用ポ
リ1−ブテン樹脂組成物を提供するものである。さらに
本発明は、上記のような組成物を成形してなる温水用パ
イプ用継手を提供する。
−ブテン樹脂60〜95重量部、(B)ガラス繊維5〜40重
量部および(C)変性プロピレン系樹脂を前記(A)ポ
リ1−ブテン樹脂および(B)ガラス繊維の合計100重
量部に対して0.1〜10重量部含む温水用パイプ継手用ポ
リ1−ブテン樹脂組成物を提供するものである。さらに
本発明は、上記のような組成物を成形してなる温水用パ
イプ用継手を提供する。
以下、本発明のポリ1−ブテン樹脂組成物について詳
細に説明する。
細に説明する。
本発明の組成物に含まれる(A)ポリ1−ブテン樹脂
は、1−ブテンの単独重合体、あるいは1−ブテンと他
の炭素数2〜20のα−オレフィンとの共重合体である。
この炭素数2〜20の他のα−オレフィンとしては、例え
ば、エチレン、プロレン、4−メチル−1−ペンテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラ
デセン、1−オクタデセン等が挙げられる。これらの1
種単独または2種以上がポリ1−ブテン樹脂に含まれて
いてもよい。また、この他のα−オレフィンをポリ1−
ブテン樹脂が含む場合、その含有量は、通常、20モル%
以下、好ましくは10モル%以下である。
は、1−ブテンの単独重合体、あるいは1−ブテンと他
の炭素数2〜20のα−オレフィンとの共重合体である。
この炭素数2〜20の他のα−オレフィンとしては、例え
ば、エチレン、プロレン、4−メチル−1−ペンテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−テトラ
デセン、1−オクタデセン等が挙げられる。これらの1
種単独または2種以上がポリ1−ブテン樹脂に含まれて
いてもよい。また、この他のα−オレフィンをポリ1−
ブテン樹脂が含む場合、その含有量は、通常、20モル%
以下、好ましくは10モル%以下である。
このポリ1−ブテン樹脂のメルトフローレートは、0.
01〜50g/10分であり、射出成形または押出成形等におけ
る成形性および機械的性質に優れる点で、0.05〜20g/10
分であるのが好ましい。このメルトフローレートは、AS
TM D1238,Eに準じて測定される値である。このポリ1
−ブテン樹脂の分子量分布を表す重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)は、通常、2〜15
程度であり、特に衝撃強度に優れる点で、3〜8程度で
あるのが好ましい。
01〜50g/10分であり、射出成形または押出成形等におけ
る成形性および機械的性質に優れる点で、0.05〜20g/10
分であるのが好ましい。このメルトフローレートは、AS
TM D1238,Eに準じて測定される値である。このポリ1
−ブテン樹脂の分子量分布を表す重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)は、通常、2〜15
程度であり、特に衝撃強度に優れる点で、3〜8程度で
あるのが好ましい。
本発明の組成物に含まれる(B)ガラス繊維は、合成
樹脂等の強化用に一般に使用されるものであり、特に限
定されない。例えば、ロービング、チョップドストラン
ド等が挙げられる。これらのうちで、樹脂への均一分散
性および強度向上効果が高い点で、チョップドストラン
ドが好ましい。
樹脂等の強化用に一般に使用されるものであり、特に限
定されない。例えば、ロービング、チョップドストラン
ド等が挙げられる。これらのうちで、樹脂への均一分散
性および強度向上効果が高い点で、チョップドストラン
ドが好ましい。
また、この(B)ガラス繊維の繊維径は、通常、6〜
15μm程度であり、好ましくは10〜13μm程度である。
15μm程度であり、好ましくは10〜13μm程度である。
さらにこの(B)ガラス繊維の繊維長は、通常、2〜
7mm程度であり、好ましくは3〜6mm程度である。
7mm程度であり、好ましくは3〜6mm程度である。
本発明の組成物中における(A)ポリ1−ブテン樹脂
/(B)ガラス繊維の含有割合は、重量比で60/40〜95/
5であり、また、剛性と衝撃強度のバランスに優れるポ
リ1−ブテン樹脂組成物が得られる点で、65/35〜80/20
の割合であるのが好ましい。
/(B)ガラス繊維の含有割合は、重量比で60/40〜95/
5であり、また、剛性と衝撃強度のバランスに優れるポ
リ1−ブテン樹脂組成物が得られる点で、65/35〜80/20
の割合であるのが好ましい。
本発明の組成物に含まれる(C)変性プロピレン系樹
脂は、プロピレン系重合体にグラフト単量体をグラフト
共重合させてなるものである。
脂は、プロピレン系重合体にグラフト単量体をグラフト
共重合させてなるものである。
このプロピレン系重合体は、プロピレンの単独重合
体、プロピレンと50モル%以下の他のα−オレフィン、
例えば、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−
テトラデセン等の、通常、炭素数2〜20の1種もしくは
2種以上のα−オレフィンとのブロック共重合体、もし
くはプロピレンと10モル%以下のα−オレフィンとのラ
ンダム共重合体で、結晶性のものである。なお、プロピ
レン・α−オレフィンブロック共重合体は、オレフィン
類を立体規則性重合触媒の存在下に、一つの重合反応系
中で、モノマー組成を変えて順次的に重合させることに
より得られる個々のポリマーが必ずしも共重合をしてい
ない、いわゆる非ポリマーブレンド・タイプの共重合体
をも含むものである。
体、プロピレンと50モル%以下の他のα−オレフィン、
例えば、エチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−
テトラデセン等の、通常、炭素数2〜20の1種もしくは
2種以上のα−オレフィンとのブロック共重合体、もし
くはプロピレンと10モル%以下のα−オレフィンとのラ
ンダム共重合体で、結晶性のものである。なお、プロピ
レン・α−オレフィンブロック共重合体は、オレフィン
類を立体規則性重合触媒の存在下に、一つの重合反応系
中で、モノマー組成を変えて順次的に重合させることに
より得られる個々のポリマーが必ずしも共重合をしてい
ない、いわゆる非ポリマーブレンド・タイプの共重合体
をも含むものである。
また、(C)変性プロピレン系樹脂に含まれるグラフ
ト単量体としては、例えば、マレイン酸、無水マレイン
酸、アクリル酸、フマール酸、テトラヒドロフタル酸、
イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸等の不飽和カル
ボン酸またはその誘導体が挙げられる。これらは1種単
独でも2種以上が含まれていてもよい。
ト単量体としては、例えば、マレイン酸、無水マレイン
酸、アクリル酸、フマール酸、テトラヒドロフタル酸、
イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸等の不飽和カル
ボン酸またはその誘導体が挙げられる。これらは1種単
独でも2種以上が含まれていてもよい。
この(C)変性プロピレン系樹脂のグラフト変性率、
すなわち、(C)変性プロピレン系樹脂中のグラフト単
量体の含有量は、通常、0.05〜8重量%程度、好ましく
は0.1〜4重量%程度である。
すなわち、(C)変性プロピレン系樹脂中のグラフト単
量体の含有量は、通常、0.05〜8重量%程度、好ましく
は0.1〜4重量%程度である。
この(C)変性プロピレン系樹脂は、前記プロピレン
系重合体とグラフト単量体とを、従来公知の方法に従っ
てグラフト共重合させて製造することができる。例え
ば、溶融プロピレン系重合体にグラフト単量体を添加し
てグラフト共重合させる方法、溶媒に溶解させたプロピ
レン系重合体にグラフト単量体を添加してグラフト共重
合させる方法等が挙げられる。いずれの方法において
も、グラフト単量体を効率良くプロピレン系重合体にグ
ラフト共重合させるために、ラジカル重合開始剤の存在
下に反応を行わせると好ましい。この反応の温度は、通
常、60〜350℃程度である。
系重合体とグラフト単量体とを、従来公知の方法に従っ
てグラフト共重合させて製造することができる。例え
ば、溶融プロピレン系重合体にグラフト単量体を添加し
てグラフト共重合させる方法、溶媒に溶解させたプロピ
レン系重合体にグラフト単量体を添加してグラフト共重
合させる方法等が挙げられる。いずれの方法において
も、グラフト単量体を効率良くプロピレン系重合体にグ
ラフト共重合させるために、ラジカル重合開始剤の存在
下に反応を行わせると好ましい。この反応の温度は、通
常、60〜350℃程度である。
用いられるラジカル重合開始剤としては、例えば、有
機過酸化物、有機パーエステル化合物、アゾ化合物等が
挙げられる。
機過酸化物、有機パーエステル化合物、アゾ化合物等が
挙げられる。
有機過酸化物の具体例としては、ベンゾイルパーオキ
シド、ジクロルベンゾイルパーオキシド、ジクミルパー
オキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(パーオキシドベンゾエート)ヘキシン−
3、1,4−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼン、ラウロイルパーオキシド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
等が挙げられる。
シド、ジクロルベンゾイルパーオキシド、ジクミルパー
オキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(パーオキシドベンゾエート)ヘキシン−
3、1,4−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)
ベンゼン、ラウロイルパーオキシド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
等が挙げられる。
有機パーエステル化合物の具体例としては、t−ブチ
ルパーベンゾエート、t−ブチルパーアセテート、t−
ブチルパーフェニルアセテート、t−ブチルパーフェニ
ルアセテート、t−ブチルパーイソブチレート、t−ブ
チルパー−sec−オクトエート、t−ブチルパーピバレ
ート、クミルパーピバレート、t−ブチルパージエチル
アセテート等が挙げられる。
ルパーベンゾエート、t−ブチルパーアセテート、t−
ブチルパーフェニルアセテート、t−ブチルパーフェニ
ルアセテート、t−ブチルパーイソブチレート、t−ブ
チルパー−sec−オクトエート、t−ブチルパーピバレ
ート、クミルパーピバレート、t−ブチルパージエチル
アセテート等が挙げられる。
アゾ化合物の具体例としては、アゾビスイソブチロニ
トリル、ジメチルアゾイソブチレート等が挙げられる。
トリル、ジメチルアゾイソブチレート等が挙げられる。
これらのラジカル重合開始剤は、1種単独でも2種以
上を組合せて用いてもよい。
上を組合せて用いてもよい。
また、これらのうちでは、ジクミルパーオキシド、ジ
−t−ブチルパーオキシド、25−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,4−
ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン等
のジアルキルパーオキシド化合物が好ましい。
−t−ブチルパーオキシド、25−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,4−
ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン等
のジアルキルパーオキシド化合物が好ましい。
このラジカル重合開始剤の使用割合は、通常、プロピ
レン系重合体100重量部に対して0.001〜1重量部程度で
ある。
レン系重合体100重量部に対して0.001〜1重量部程度で
ある。
さらに、本発明の組成物における(C)変性プロピレ
ン系樹脂の含有割合は、前記(A)ポリ1−ブテン樹脂
と(B)ガラス繊維の合計100重量部に対して0.1〜10重
量部であり、機械的物性と長期耐久性のバランスの点
で、0.5〜5重量部であるのが好ましい。
ン系樹脂の含有割合は、前記(A)ポリ1−ブテン樹脂
と(B)ガラス繊維の合計100重量部に対して0.1〜10重
量部であり、機械的物性と長期耐久性のバランスの点
で、0.5〜5重量部であるのが好ましい。
また、本発明の組成物には、酸化を防止するために、
ポリオレフィンに通常添加される酸化防止剤を含有して
いてもよい。
ポリオレフィンに通常添加される酸化防止剤を含有して
いてもよい。
この酸化防止剤としては、例えば、フェノール系、リ
ン系などの酸化防止剤が挙げられ、これらは1種単独で
も2種以上を組合せても用いられる。
ン系などの酸化防止剤が挙げられ、これらは1種単独で
も2種以上を組合せても用いられる。
これらのフェノール系またはリン系の酸化防止剤の具
体例としては、2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンゾエート、n−ヘキサデシル−3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾエート、1,3,5−トリメチル
−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)ベンゼン、1,3,5−トリス(4−t−ブチ
ル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)イソシ
アネート、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)イソシアネート、n−オクタデシル−3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンゾイルホスホン酸)モノエチルエステルのニ
ッケル塩、2,2′−ジヒドロキシ−3,3′−ジ(α−メチ
ルシクロヘキシル)−5,5′−ジメチル−ジフェニルメ
タン、4,4−チオ−ビス(3−メチル−6−t−ブチル
−フェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−t−ブチル−フェニル)ブタン、テトラ
キス[メチレン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート]メタン、2,6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾール、4,4′−メチレン−ビス
(2,6−ジ−t−ブチル−フェノール)、トリス(2,4−
ジ−t−ブチル−フェニル)ホスファイト、ビタミンE
等が挙げられる。
体例としては、2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンゾエート、n−ヘキサデシル−3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンゾエート、1,3,5−トリメチル
−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)ベンゼン、1,3,5−トリス(4−t−ブチ
ル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)イソシ
アネート、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)イソシアネート、n−オクタデシル−3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンゾイルホスホン酸)モノエチルエステルのニ
ッケル塩、2,2′−ジヒドロキシ−3,3′−ジ(α−メチ
ルシクロヘキシル)−5,5′−ジメチル−ジフェニルメ
タン、4,4−チオ−ビス(3−メチル−6−t−ブチル
−フェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−t−ブチル−フェニル)ブタン、テトラ
キス[メチレン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート]メタン、2,6−ジ−
t−ブチル−p−クレゾール、4,4′−メチレン−ビス
(2,6−ジ−t−ブチル−フェノール)、トリス(2,4−
ジ−t−ブチル−フェニル)ホスファイト、ビタミンE
等が挙げられる。
本発明の組成物が酸化防止剤を含有する場合、その含
有量は、通常、組成物中の(A)ポリ1−ブテン樹脂、
(B)ガラス繊維および(C)変性ポリプロピレン樹脂
の合計100重量部に対して0.1〜2.0重量部程度、好まし
くは0.5〜1.8重量部程度である。
有量は、通常、組成物中の(A)ポリ1−ブテン樹脂、
(B)ガラス繊維および(C)変性ポリプロピレン樹脂
の合計100重量部に対して0.1〜2.0重量部程度、好まし
くは0.5〜1.8重量部程度である。
さらに、この組成物は、上記の酸化防止剤に加えて、
必要に応じて紫外線吸収剤、防かび剤、発錆防止剤、滑
剤、充填剤、顔料、耐熱安定剤等の添加剤を、本発明の
目的を損なわない範囲で含んでいてもよい。
必要に応じて紫外線吸収剤、防かび剤、発錆防止剤、滑
剤、充填剤、顔料、耐熱安定剤等の添加剤を、本発明の
目的を損なわない範囲で含んでいてもよい。
また、本発明の組成物は、成形性の改良、あるいは各
種物性を調整するために、ポリエチレン、ポリスチレン
等のオレフィン系エラストマーを、本発明の目的を損な
わない範囲で含んでいてもよい。これらのオレフィン系
エラストマーを含む場合、その含有量は、通常、ポリ1
−ブテン樹脂100重量部に対して、20重量部以下であ
る。
種物性を調整するために、ポリエチレン、ポリスチレン
等のオレフィン系エラストマーを、本発明の目的を損な
わない範囲で含んでいてもよい。これらのオレフィン系
エラストマーを含む場合、その含有量は、通常、ポリ1
−ブテン樹脂100重量部に対して、20重量部以下であ
る。
本発明の組成物を用いて、パイプ用のメカニカルタイ
プの継手を製造するには、例えば、射出成形法により直
接成形する方法;押出成形やプレス成形により丸棒を成
形し、これを切削加工するなどの方法で行えばよい。
プの継手を製造するには、例えば、射出成形法により直
接成形する方法;押出成形やプレス成形により丸棒を成
形し、これを切削加工するなどの方法で行えばよい。
<実施例> 以下、本発明の実施例および比較例を挙げ、本発明を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
(実施例1) ポリ1−ブテン樹脂(三井石油化学工業(株)製、P1
404C)69重量部、無水マレイン酸変性ポリプロピレン樹
脂(無水マレイン酸の変性率:3重量%)1重量部および
ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製、GRS−3A、平均
繊維径:13μm、平均繊維長:3mm)30重量部を混合し、
2軸押出機を用いて成形温度200℃で溶融混練し、次い
で、射出成形機(東芝機械社製、IS50)によって射出成
形し、試験片を作製した。
404C)69重量部、無水マレイン酸変性ポリプロピレン樹
脂(無水マレイン酸の変性率:3重量%)1重量部および
ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製、GRS−3A、平均
繊維径:13μm、平均繊維長:3mm)30重量部を混合し、
2軸押出機を用いて成形温度200℃で溶融混練し、次い
で、射出成形機(東芝機械社製、IS50)によって射出成
形し、試験片を作製した。
得られた試験片について、引張強度、引張伸び率、曲
げ強さ、曲げ弾性率、ロックウェル硬度(Rスケー
ル)、アイゾッド衝撃強度、熱変形温度(18.5Kgf/c
m2)および耐塩素水性を下記の方法に従って測定した。
結果を表1に示す。
げ強さ、曲げ弾性率、ロックウェル硬度(Rスケー
ル)、アイゾッド衝撃強度、熱変形温度(18.5Kgf/c
m2)および耐塩素水性を下記の方法に従って測定した。
結果を表1に示す。
引張強度、引張伸び率: JIS K7113に準拠して行なった。
曲げ強さ、曲げ弾性率: JIS K7203に準拠して行なった。
ロックウェル硬度: JIS K7202に準拠して行なった。
アイゾッド衝撃強度: JIS K7110に準拠して行なった。
熱変形温度: ASTM K7207に準拠して行なった。
耐塩素水性: 厚さ1mmのプレスシートから、10mm×150mmの試験片を
切り出し、この試験片を保持具に取付け、有効塩素濃度
100ppm、温度90℃の塩素含有水が1時間あたり1流通
している容器内に浸漬し、試験片の表面が白化するまで
の時間を測定した。
切り出し、この試験片を保持具に取付け、有効塩素濃度
100ppm、温度90℃の塩素含有水が1時間あたり1流通
している容器内に浸漬し、試験片の表面が白化するまで
の時間を測定した。
ここで、白化とは、塩素の作用により樹脂表面が劣化
し、微細な亀裂が試験片の表面に発生するため、見掛け
上白っぽくなる現象であり、劣化の初期兆候である。
し、微細な亀裂が試験片の表面に発生するため、見掛け
上白っぽくなる現象であり、劣化の初期兆候である。
(比較例1) 実施例1で用いたものと同じポリ1−ブテン樹脂単体
について、実施例1と同様にして、引張強度、引張伸び
率、曲げ強さ、曲げ弾性率、ロックウェル硬度(Rスケ
ール)、アイゾッド衝撃強度、熱変形温度(18.5Kgf/cm
2)および耐塩素水性を測定した。結果を表1に示す。
について、実施例1と同様にして、引張強度、引張伸び
率、曲げ強さ、曲げ弾性率、ロックウェル硬度(Rスケ
ール)、アイゾッド衝撃強度、熱変形温度(18.5Kgf/cm
2)および耐塩素水性を測定した。結果を表1に示す。
(比較例2〜4) 表1に示す配合処方で調製した組成物について実施例
1と同様にして、引張強度、引張伸び率、曲げ強さ、曲
げ弾性率、ロックウェル硬度(Rスケール)、アイゾッ
ド衝撃強度、熱変形温度(18.5Kgf/cm2)および耐塩素
水性を測定した。結果を表1に示す。なお、比較例3で
はポリアセタール樹脂(ポリプラスチックス(株)製、
ジュラコンM90)について測定した。
1と同様にして、引張強度、引張伸び率、曲げ強さ、曲
げ弾性率、ロックウェル硬度(Rスケール)、アイゾッ
ド衝撃強度、熱変形温度(18.5Kgf/cm2)および耐塩素
水性を測定した。結果を表1に示す。なお、比較例3で
はポリアセタール樹脂(ポリプラスチックス(株)製、
ジュラコンM90)について測定した。
<発明の効果> 本発明のポリ1−ブテン樹脂組成物は、機械的強度、
剛性、耐クリープ性および耐塩素水性に優れるものであ
る。そのため、本発明のポリ1−ブテン樹脂組成物は、
特に温水用パイプの継手の素材として好適である。
剛性、耐クリープ性および耐塩素水性に優れるものであ
る。そのため、本発明のポリ1−ブテン樹脂組成物は、
特に温水用パイプの継手の素材として好適である。
また、本発明のポリ1−ブテン樹脂組成物は、含有す
る(C)変性プロピレン系樹脂が(A)ポリ1−ブテン
樹脂の結晶化促進剤として働くために、射出成形法によ
って成形する際の冷却時間を短縮することができ、成形
サイクルを短くすることができるため、生産性の向上に
資すること大である。
る(C)変性プロピレン系樹脂が(A)ポリ1−ブテン
樹脂の結晶化促進剤として働くために、射出成形法によ
って成形する際の冷却時間を短縮することができ、成形
サイクルを短くすることができるため、生産性の向上に
資すること大である。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)ポリ1−ブテン樹脂60〜95重量部、
(B)ガラス繊維5〜40重量部および(C)変性プロピ
レン系樹脂を前記(A)ポリ1−ブテン樹脂および
(B)ガラス繊維の合計100重量部に対して0.1〜10重量
部含む温水用パイプ継手用ポリ1−ブテン樹脂組成物。 - 【請求項2】(A)ポリ1−ブテン樹脂60〜95重量部、
(B)ガラス繊維5〜40重量部および(C)変性プロピ
レン系樹脂を前記(A)ポリ1−ブテン樹脂および
(B)ガラス繊維の合計100重量部に対して0.1〜10重量
部含むポリ1−ブテン樹脂組成物を成形してなる温水用
パイプ継手。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2245008A JP2949670B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 温水用パイプ継手用ポリ1−ブテン樹脂組成物およびその成形品 |
US07/757,385 USH1277H (en) | 1990-09-14 | 1991-09-10 | Modified poly(1-butene)resins composition |
CA002051347A CA2051347A1 (en) | 1990-09-14 | 1991-09-13 | Poly(1-butene) resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2245008A JP2949670B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 温水用パイプ継手用ポリ1−ブテン樹脂組成物およびその成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04122753A JPH04122753A (ja) | 1992-04-23 |
JP2949670B2 true JP2949670B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=17127205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2245008A Expired - Lifetime JP2949670B2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 温水用パイプ継手用ポリ1−ブテン樹脂組成物およびその成形品 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | USH1277H (ja) |
JP (1) | JP2949670B2 (ja) |
CA (1) | CA2051347A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018179117A (ja) * | 2017-04-11 | 2018-11-15 | 株式会社ブリヂストン | 給水給湯用パイプ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3733373A (en) | 1971-04-01 | 1973-05-15 | Eastman Kodak Co | Poly-1-butene resins |
JPS6038414A (ja) | 1983-08-12 | 1985-02-28 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 熱可塑性樹脂共重合体 |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP2245008A patent/JP2949670B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-09-10 US US07/757,385 patent/USH1277H/en not_active Abandoned
- 1991-09-13 CA CA002051347A patent/CA2051347A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2051347A1 (en) | 1992-03-15 |
JPH04122753A (ja) | 1992-04-23 |
USH1277H (en) | 1994-01-04 |
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