JP2943741B2 - 制御機器の取付構造 - Google Patents

制御機器の取付構造

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JP2943741B2
JP2943741B2 JP33626896A JP33626896A JP2943741B2 JP 2943741 B2 JP2943741 B2 JP 2943741B2 JP 33626896 A JP33626896 A JP 33626896A JP 33626896 A JP33626896 A JP 33626896A JP 2943741 B2 JP2943741 B2 JP 2943741B2
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伊彦 小川
博之 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイマなどの制御
盤内にレール部材(DINレール)を用いて制御盤の内
側に取り付けられる薄型の制御機器の取付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の制御機器は、通常レール部材
(DINレール)上に複数個を横に並べて取り付けて使
用されるのであるが、この制御機器のレール部材への取
り付けは、制御機器のケースの後端部に設けられたレー
ル係合部を、前記レール部材に係合して行なわれる。
【0003】この制御機器のケースが、図16及び図1
7に示すように内部機器を収納する第1のケース200
と、蓋の機能を有する第2のケース201とから構成さ
れている場合には、レール係合部203は、第1のケー
ス200と第2のケース201とに跨がって設けてあっ
た。
【0004】すなわち、レール係合部203は、上側レ
ールフック部204と下側レールフック部205とより
構成してあり、上側レールフック部204は、その係合
フック206を下方(図16において右方)に向けて第
1のケース200の後壁部200Dの外面部に一体に形
成してある。
【0005】また、下側レールフック部205は、第1
のケース200の後壁部200Dの外面部の下側に形成
された一方のフック保持溝形成部207と、第2のケー
ス201の後壁部201Dの外面部の下側に形成された
他方のフック保持溝形成部208とを有しており、これ
らのフック保持溝形成部207、208の互いに対向す
る側には上下方向に沿うフック保持溝209が形成して
ある。
【0006】そして、第1のケース200に第2のケー
ス201を組み付けた状態で、レールフック体210を
フック保持溝209に挿入して、前記レールフック体2
10が第1、第2のケース200、201の後壁部20
0D、201Dの外面部に取り付けてあり、レールフッ
ク体210は、ばね部212の撓みの範囲で上下動が可
能になっている。
【0007】そして、制御機器は、前記レール係合部2
03の上側レールフック部204と、下側レールフック
部205とでレール部材(図示せず)を挟みつけること
により、このレール部材に装着されるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の制御機器の取付構造にあっては、下側レールフック
部205の一方のフック保持溝形成部207が、第1の
ケース200の後壁部200Dの外面部の下側に、他方
のフック保持溝形成部208が第2のケース201の後
壁部201Dの外面部の下側にそれぞれ形成してあるよ
うに、レール係合部203が、第1のケース200と第
2のケース201とに跨がって設けてあって、第1のケ
ース200に第2のケース201を組み付けた状態で、
レールフック体210をフック保持溝209に挿入し
て、前記レールフック体210が第1、第2のケース2
00、201の後壁部200D、201Dの外面部に取
り付けてあるために、加振状態において、レール係合部
203が緩み、制御機器がレール部材から外れて落下す
るという問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、加振状態に
おいて、レール取付手段(レール係合部)が緩むことが
なく、制御機器がレール部材から外れて落下するという
不具合を防止することができる制御機器の取付構造を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わる制御機器の取付構造は、
一方の側面が部品装着側であり且つ他方の側面が操作面
に対し垂直方向に開放されてこの開放側から前記部品装
着側に部品装着が行われる枠状の第1のケースと、前記
第1のケースの放側に係脱可能に係止して前記放側
を覆う第2のケースとを有し、前記第1のケースの前記
操作面とは反対側の後面側に制御機器をレール部材に取
り付けるためのレール取付手段を、前記第1のケースと
一体に設けたことを特徴とする。
【0011】かかる構成により、制御機器をレール部材
に取り付けるレール取付手段が、第1のケースと前記第
2のケースとのいずれか一方に設けてあって、レール取
付手段が、第1のケースと第2のケースとに跨がって設
けられていないので、加振状態において、レール取付手
段が緩むことがなく、制御機器がレール部材から外れて
落下するという不具合を防止することができる。
【0012】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わる制御機器の取付構造は、請求項1記
載の制御機器の取付構造において、前記レール取付手段
を、前記第1のケースの後面側外面部に設けられ且つ係
合フックを有する一方のレールフック部と、前記第1の
ケースの後面側外面部に設けられ且つ前記係合フックに
対向するレールフック体を保持する他方のレールフック
部とより構成した。
【0013】かかる構成により、前記第1のケースの外
面部に設けられた一方のレールフック部の係合フック
と、前記第1のケースの外面部に設けられた他方のレー
ルフック部のレールフック体とでレール部材を挟み付け
て、制御機器がレール部材に取り付けられるので、加振
状態において、レール取付手段が緩むことがなく、制御
機器がレール部材から外れて落下するという不具合を防
止することができる。
【0014】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わる制御機器の取付構造は、請求項2記
載の制御機器の取付構造において、前記一方のレールフ
ック部を、その係合フックを他方のレールフック部側に
向けて前記第1のケースの後面側外面部に一体に形成
し、前記他方のレールフック部を、前記第1のケースの
後面側外面部に形成された一対のフック保持溝形成部を
有し、これらのフック保持溝形成部の互いに対向する側
にフック保持溝を形成して構成し、前記レールフック体
を前記フック保持溝に挿入すると共に、前記レールフッ
ク体が有するばね部を前記第1のケースの外面部に係止
して、前記レールフック体を前記他方のレールフック部
に、前記ばね部の撓みの範囲で移動可能に取り付けた。
【0015】かかる構成により、一方のレールフック部
のそれぞれのフック保持溝形成部が、第1のケースの外
面部に形成されるように、レール取付手段が、第1のケ
ースと第2のケースとに跨がって設けられていないの
で、加振状態において、レール取付手段が緩むことがな
く、制御機器がレール部材から外れて落下するという不
具合を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1の(1)は本発明に係わる取
付構造を備えた制御機器の上面図、図1の(2)は同制
御機器の左側面図、図1の(3)は同制御機器の下面
図、図2は同制御機器の正面図、図3は同制御機器の後
面図、図4は同制御機器の分解状態の斜視図である。な
お、図面においてX−X1が左右方向、Y−Y1が前後
方向、Z−Z1が上下方向である。
【0017】本発明に係わる取付構造を備えた制御機器
は、第1のケース1と、第2のケース2と、第、第2
のケース1、2から成るハウジング3内に収納される内
部機器4とから大略構成してある。そして、内部機器4
は第1、第2、第3の端子台5、6、7と、フロントモ
ジュール8と、プリント基板9Aに多数の電子部品を実
装してなる基板ユニット9とから大略構成してある。そ
して、制御機器の前面には、その中央部に位置して操作
部400が、この操作部400を挟んだ上下に上、下側
端子台部401、402、403がそれぞれ設けてあ
り、制御機器の後面にはレール係合部42が設けてあ
る。
【0018】第1のケース1は、図5乃至図7に示すよ
うに略四角形の枠状のケース本体1―1を備えており、
このケース本体1−1は側面部(右側面部)1Aと、この
側面部1Aの上、下縁部に形成された上、下側壁部1
B、1Cと、側面部1Aの後縁部に形成されている上、
下側壁部1B、1Cに連なる後壁部1Dとから構成して
ある。そして、ケース本体1−1の左側面は放してあ
る。従って、ケース本体1−1の開放側は、操作部40
0の操作面に対して、垂直方向に開放されていることに
なる。
【0019】そして、ケース本体1−1の前面側には機
器ユニット装着部10が形成してあり、この機器ユニッ
ト装着部10は、ケース本体1―1の側面部1Aの延長
である側面部10Aと、この側面部10Aの上、下縁部
に形成された上、下側片部10B、10cと、側面部1
0Aの後部に形成さた仕切り壁部10Dとを有してお
り、上、下側片部10B、10Cは仕切り壁部10Dか
ら切り離されていて、上、下側片部10B、10Cのそ
れぞれの内面部の先端側には係合突起部11が形成して
あって、これらで係止手段を構成している。
【0020】前記第1のケース1の上側壁部1Bの前部
内側には第1の端子台装着部13が形成してある。この
第1の端子台装着部13は、外壁部14と、内壁部15
と、内、外壁部15、14に連なる後壁部16とにより
囲まれた側面視で長方形状を成しており、第1の端子台
装着部13の軸線ロは、第1のケース1の軸線イに対し
て斜め上方に沿うように所定の角度を有している。そし
て、第1の端子台装着部13の前面は解放されていて端
子台表出窓部32に成されており、この端子台表出窓部
32は前記機器ユニット装着部10の上方に位置してい
る。
【0021】そして、前記外壁部14は、上側壁部1B
の前端に形成された外側保持壁部14Aと、この外側保
持壁部14Aに切欠きより成るリード線導出部14Bを
介して並んだ支持柱部14Cとより形成してある。ま
た、支持柱部14Cの内面には、端面14aに抜ける断
面台形で且つアリ溝状の係合溝部18が形成してある。
【0022】また、前記内壁部15は、その中間部に係
止片部19を有しており、この係止片部19の内面部の
先側には係止突起部20が形成してあって、これらで係
止手段を構成している。また、内壁部15の内面部には
第1の支持柱係合部21が形成してある。この第1の支
持柱係合部21は、内壁部15の内面部に左右方向に形
成された溝部22と、内壁部15の内面部に、前記溝部
22を挟むようにして形成された一対の案内枠部23、
24とを有しており、前記溝部22の奥には係合突起部
25が形成してある。また、前記後壁部16の中央部に
は切欠き部よりなる端子脚挿入部26が形成してある。
【0023】また、前記第1のケース1の下側壁部1C
の前部内側には第2の端子台装着部33と第3の端子台
装着部34とが形成してある。この第2の端子台装着部
33は、第1のケース1の軸線イを対称軸にして、前記
第1の端子台装着部13と線対称を成しており、その構
成は、第1の端子台装着部13と同じ構成である。した
がって、第1の端子台装着部13と同じ部品について
は、その部品の符号に(−1)を加えて説明を省略す
る。
【0024】なお、第2の端子台装着部33の後壁部1
6−1の面の延長上に、この後壁部16−1に連なって
位置決めピン35が設けてある。そして、第2の端子台
装着部33の前面は放されていて端子台表出窓部32
―1に成されており、この端子台表出窓部32―1は前
記機器ユニット装着部10の下方に位置している。
【0025】第3の端子台装着部34は、前記第2の端
子台装着部33の後方で且つより外方に位置しており、
その構成は、第1の端子台装着部13と同じ構成であ
る。したがって、第1の端子台装着部13と同じ部品に
ついては、その部品の符号に―2を加えて説明を省
略する。第3の端子台装着部34の前面は放されてい
て端子台表出窓部32―2に成されており、この端子台
表出窓部32―2は前記第2の端子台装着部33の下方
に段部を形成した状態で位置している。なお、29、2
9―1、29―2は、保持溝31、31―1、31―2
を有する端子脚保持部である。
【0026】そして、第2の端子台装着部33の内壁部
15−1の外面側、第1のケース1の上側壁部1Bの内
面部の後側、下側壁部1Cの内面部及び後壁部1Dの内
面部の中央に、第2、第3、第4、第5の支持柱係合部
21−1、36、37、38が形成してある。これらの
支持柱係合部36、37、38は、上記した支持柱係合
部21と同構成である。
【0027】また、第1のケース1の後壁部1Dの上部
は切り欠かれていて、この切欠き部40には位置決めピ
ン41が形成してある。
【0028】また、第1のケース1の後壁部1Dの外側
にはレール取付手段であるレール係合部42が形成して
ある。このレール係合部42は後壁部1Dの外面部に一
体に形成された一方のレールフック部である上側レール
フック部43と、レールフック体45が着脱可能な他方
のレールフック部である下側レールフック部44とより
構成してある。
【0029】すなわち、上側レールフック部43は、そ
の係合フック46を下方に向けて後壁部1Dの外面部に
一体に形成してある。下側レールフック部43は、後壁
部1Dの外面部の下側に形成された一対のフック保持溝
形成部47を有しており、これらのフック保持溝形成部
47の互いに対向する側には上下方向に沿うフック保持
溝48が形成してある。フック保持溝形成部47の下部
には係合突起部49が形成してある。また、後壁部1D
の外面部の下部中央には上下方向に沿う溝部50と係合
突起部50Aとが形成してある。
【0030】前記レールフック体45は、図9の(1)
〜(4)に示すように平面視で長方形状のフック本体1
50を備えており、このフック本体150の先端部には
係合フック151が、フック本体150の両側には係合
ガイド部152がそれぞれ形成してあり、また、フック
本体150にはS字状のばね部153が形成してあっ
て、このばね部153の裏側には係合突起部154が設
けてある。
【0031】そして、前記レールフック体45の係合突
起部154を溝部50に挿入し、係合ガイド部152を
フック保持溝48に挿入して下方に押し込むことによ
り、係合ガイド部152をフック保持溝48に係合させ
ると共に、係合突起部154を係合突起部50Aに係合
して、前記レールフック体45が後壁部1Dの外面部に
取り付けてあって、このレールフック体45の係合フッ
ク151は、上側レールフック部43の係合フック46
に対向しており、また、レールフック体45は、ばね部
153の撓みの範囲で上下動が可能になっている。
【0032】第2のケース2は、図12乃至図14に示
すように板状のケース本体51を備えており、このケー
ス本体51は第1のケース1Aの形状と略同じ形状を成
している。
【0033】そして、前記ケース本体51の内面部に
は、このケース本体51の軸線ハを挟んだ対称位置に第
1、第2の係合柱体52、53が、また、ケース本体5
1の内面部には、このケース本体51の上、下側縁部5
1a、51bの後半部及び後縁部51cにかけて嵌合用
壁部70が形成してあり、この嵌合用壁部70の上、下
側部位には第3、第4の係合柱体54、55が、後側部
位には第5の係合柱体56がそれぞれ突出形成してあ
る。
【0034】これらの第1〜第5の係合柱体52、5
3、54、55、56は、その柱本体57の先部に幅狭
の挿入部58を形成し、この挿入部58の先側に係合フ
ック62を形成すると共に、この挿入部58の柱本体5
7と挿入部58との間に段部58Aを形成して構成して
ある。そして、前記挿入部58の幅寸法B1は、前記第
1〜第5の支持柱係合部21、21−1、36、37、
38の一対の案内枠部23、24間の隙間24Aの寸法
B2より小さいものであり、柱本体57の幅寸法B3は
隙間24Aの寸法B2より大きくしてある。
【0035】そして、前記嵌合用壁部70の後端部は、
図10に示すように前記第1のケース1の下側レールフ
ック部43のフック保持溝形成部47の前縁部47aに
合致する形状の合致部70aが形成してある。また、ケ
ース本体51の上側縁部51aの前側には第1の係合部
63が、ケース本体51の下側縁部51bには第2、第
3の係合部64、65がそれぞれ設けてある。
【0036】第1の端子台5は、図4に示すように絶縁
ブロック状の端子台本体71に第1、第2、第3の端子
74、75、76を縦に並べて設けて構成してあり、こ
れら第1、第2、第3の端子74、75、76の端子脚
部74A、75A、76Aは端子台本体71の後端部よ
り外方に突出しており、各端子脚部74A、75A、7
6Aは、それぞれの中間部において直角に屈曲してあ
る。
【0037】そして、前記端子台本体71の前端面部7
1aには3個のねじ操作部(図示せず)が形成してあ
り、また、端子台本体71の外面部71bには3個のリ
ード線接続部73A、73B、73Cが形成してある。
そして、ねじ操作部には操作ねじ(図示せず)が設けて
あって、これらの操作ねじを回転操作することにより、
リード線接続部73A、73B、73C内において、リ
ード線把持部材(図示せず)が移動してリード線の把持
を行なうようになっている。また、前記端子台本体71
の内側面部71cには係止溝部80が形成してある。
【0038】また、第2、第3の端子台6、7は、図4
に示すように上記した第1の端子台5と同構成ではある
が、その端子台本体71の向きが、第1の端子台5に対
して線対称に成されている。
【0039】前記フロントモジュール8は、図15に示
すようにスイッチベース部材81と、フロントカバー部
材82と、電子部品を実装したプリント基板83とを備
えている。そして、前記スイッチベース部材81の面部
の第1、第2のスイッチ保持用筒部85、86に、第
1、第2のスイッチ本体130、131の軸部130
A、131Aを回転可能に挿入貫通して、これら軸部1
30A、131Aの貫通端部の小径部130B、131
Bに摺動子132、133が装着してある。なお、第
1、第2のスイッチ本体130、131の軸部130
A、131Aの端部にはフランジ130C、131Cが
形成してあり、これらのフランジ130C、131Cの
中心には、回転工具が係合するための十字溝130D,
131Dが形成してある(図2参照)。
【0040】また、第1、第2のモード切換スイッチ保
持用筒部87、88に、第1、第2のモード切換スイッ
チ本体134、136の軸部134A、136Aを回転
可能に挿入貫通して、これら軸部134A、136Aの
貫通端部の小径部134B、136Bに摺動子137、
138が装着してある。そして、第1、第2のモード切
換スイッチ本体134、136の軸部134A、136
Aの端部にはギヤ140、141が設けてあって、ギヤ
140、141は互いに噛み合っている。なお、ギヤ1
40の中心には、回転工具が係合するための十字溝14
0Dが形成してある(図2参照)。
【0041】上記のように第1、第2のスイッチ本体1
30、131及び第1、第2のモード切換スイッチ本体
134、136を組み付けたスイッチベース部材81
に、前記フロントカバー部材82が組み付けてあり、こ
の状態では、第1、第2のモード切換スイッチ本体13
4、136の軸端のフランジ130C、131Cは、前
記フロントカバー部材82の第1、第2のスイッチ用窓
部103、104に対向して十字溝130D,131D
が第1、第2のスイッチ用窓部103、104内に位置
し、また、第1のモード切換スイッチ本体134の軸端
のギヤ140は第1のモード切換スイッチ操作用窓部1
05に対向して十字溝140Dが第1のモード切換スイ
ッチ操作用窓部105内に位置し、また、第2のモード
切換スイッチ本体136の軸端のギヤ141は第2のモ
ード切換スイッチ用窓部106に対向し、ダイヤル用孔
部89がダイヤル用孔部107に対向している。また、
一対の導光部92A、92Bが一対の表示用窓部108
A、108Bに挿入される。
【0042】そして、電子部品を実装したプリント基板
83の上下の係止部121、122を、フロントカバー
部材82の一方及び他方の取付片部101A、101B
の係止孔115、119に係止して、前記プリント基板
83がフロントカバー部材82に組み込まれており、摺
動子132、133、137、138が、それぞれ該当
する導電パターンに摺接している。そして、ダイヤル用
孔部89、107に設定ボリューム用の電子部品129
が挿入してあって、この電子部品129にダイヤル14
2が取り付けてあるし、また、発光ダイオード128
A、128Bが一対の導光部92A、92Bの端部に当
接している。
【0043】また、基板9Aに多数の電子部品を実装し
て成る基板ユニット9は、前記第1のケース1の放側
の形状に似せてあり、第1のケース1のコーナー当接部
27、28に当接する当接部144,145と、第1の
ケース1の位置決めピン35、41が挿入される位置決
め孔部146,147とが設けてある。
【0044】次に、本発明に係わる制御機器の組み立て
を説明する。まず、第1のケース1の第1の端子台装着
部13に第1の端子台5が、第2の端子台装着部33に
第2の端子台6が、第3の端子台装着部34に第3の端
子台7がそれぞれ装着される。すなわち、第1の端子台
5を第1の端子台装着部13に挿入すると、この端子台
装着部13の内壁部15の係止片部19の係止突起部2
0が、第1の端子台5の内面部の係止溝部80に係止さ
れ、また、第1の端子第5の端子76の端子脚部76A
が端子脚保持部29の保持溝31に挿入保持される。第
1の端子台5の、3個のねじ操作部がある前端面部71
aが端子台表出窓部32に位置しており、第1の端子台
5の外面部71bのリード線接続部73A、73B、7
3Cがリード線導出部14Bより表出している。
【0045】また、第2の端子台6の第2の端子台装着
部33への装着及び第3の端子台7の第3の端子台装着
部34への装着も、上記した第1の端子台5の第1の端
子台装着部13への装着と同様にして行なわれる。
【0046】次に、機器ユニット装着部10にフロント
モジュール8が装着される。この場合、上、下側片部1
0B、10Cの係合突起部11がフロントモジュール8
に係止する。この場合、フロントモジュール8の前面部
が前方に位置し操作部400の大略が構成される。
【0047】次に、前記基板ユニット9を第1のケース
1の放側に嵌合して、第1のケース1の位置決めピン
35、41を位置決め孔部146,147に挿入する。
この場合、第1、第2、第3の端子台5、6、7の第
1、第2、第3の端子脚部74A、75A、76Aの屈
曲端部74B、75B、76Bがプリント基板9のスル
ーホール150,151,152に挿入されて半田付け
されるし、前記フロントモジュール8のプリント基板8
3が基板ユニット9の基板9Aに半田ブリッジで接続さ
れる。
【0048】次に、第2のケース2を第1のケース1に
装着する。すなわち、第2のケース2の第1〜第5の係
合柱体52、53、54、55、56を第1のケース1
の第1〜第5の柱係合部21、21−1、36、37、
38に挿入し、これらの第1〜第5の係合柱体52、5
3、54、55、56の柱本体57の先部の幅狭の挿入
部58を、第1〜第5の柱係合部21、21−1、3
6、37、38の内壁部15の溝部22に沿わせる。こ
の状態で、第2のケース2を押し込むと、挿入部58の
先端の係合フック62が係合突起部25を乗り越え、こ
の係合突起部25に係合する。係合フック62が係合突
起部25を乗り越える時に、挿入部58は、一対の案内
枠部23、24間の隙間24Aから外部に出るが、係合
フック62が係合突起部25に係合すると、第1〜第5
の柱係合部21、21−1、36、37、38の幅広な
柱本体57が一対の案内枠部23、24内に挿入され
る。
【0049】この場合、第1、第2、第3の係合部6
3、64、65が支持柱部14C,14C−1,14C
−2の係合溝部18,18−1,18−2に挿入されて
係合して、第2のケース2が第1、第2、第3の端子台
5、6、7を横から押さえる。
【0050】上記のように構成された制御機器は、図3
に示すように、その第1のケース1の後壁部1Dに設け
たレール係合部42の上側レールフック部43と、下側
レールフック部44とでレール部材500を挟みつける
ことにより、このレール部材500に装着される。
【0051】この場合、下側レールフック部44の一対
のフック保持溝形成部47が、第1のケース1の後壁部
1Dの外面部に形成されるように、レール係合部42
が、第1のケース1と第2のケース2とに跨がって設け
られていないので、加振状態において、レール係合部4
2が緩むことがなく、制御機器がレール部材500から
外れて落下するという不具合を防止することができる。
【0052】なお、上記した実施の形態例では、前記レ
ール係合部42を第1のケース1に設けたが、第2のケ
ース2の後部に設けてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わる制御機器の取付構造によれば、一方の側面が部品
装着側でありかつ他方の側面が操作面に対し垂直方向に
開放されてこの開放側から前記部品装着側に部品装着が
行われる枠状の第1のケースと、前記第1のケースの
放側に係脱可能に係止して前記放側を覆う第2のケー
スとを有し、前記第1のケースの前記操作面とは反対側
の後面側に制御機器をレール部材に取り付けるための
ール取付手段を、前記第1のケースと一体に設けたこと
により、このレール取付手段が、第1のケースと第2の
ケースとに跨って設けられていないことになり、加振状
態において、むことがなく、制御機器がレール部材か
ら外れて落下するという不具合を防止することができ
る。
【0054】また、請求項2の発明に係わる制御機器の
取付構造によれば、請求項1記載の制御機器の取付構造
において、前記レール取付手段を、前記第1のケースの
後面側外面部に設けられ且つ係合フックを有する一方の
レールフック部と、前記第1のケースの後面側外面部に
設けられ且つ前記係合フックに対向するレールフック体
を保持する他方のレールフック部とより構成したことに
より、前記第1のケースの後面側外面部に設けられた一
方のレールフック部の係合フックと、前記第1のケース
後面側外面部に設けられた他方のレールフック部のレ
ールフック体とでレール部材を挟み付けて、制御機器が
レール部材に取り付けられるので、加振状態において、
レール取付手段が緩むことがなく、制御機器がレール部
材から外れて落下するという不具合を防止することがで
きる。
【0055】また、請求項3の発明に係わる制御機器の
取付構造によれば、請求項2記載の制御機器の取付構造
において、前記一方のレールフック部を、その係合フッ
クを他方のレールフック部側に向けて前記第1のケース
後面側外面部に一体に形成し、前記他方のレールフッ
ク部を、前記第1のケースの後面側外面部に形成された
一対のフック保持溝形成部を有し、これらのフック保持
溝形成部の互いに対向する側にフック保持溝を形成して
構成し、前記レールフック体を前記フック保持溝に挿入
すると共に、前記レールフック体が有するばね部を前記
第1のケースの外面部に係止して、前記レールフック体
を前記他方のレールフック部に、前記ばね部の撓みの範
囲で移動可能に取りつけたことにより、一方のレールフ
ック部のそれぞれのフック保持溝形成部が、第1のケー
スの後面側外面部に形成されるように、レール取付手段
が、第1のケースと第2のケースとに跨って設けられて
いないことになり、加振状態において、むことがな
く、制御機器がレール部材から外れて落下するという不
具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は本発明に係わる取付構造を備えた制御
機器の上面図である。(2)は同制御機器の左側面図で
ある。(3)は同制御機器の下面図である。
【図2】本発明に係わる制御機器の正面図である。
【図3】同制御機器の後面図である。
【図4】同制御機器の分解状態の斜視図である。
【図5】同制御機器の第1のケースの平面図である。
【図6】図5のA方向からの矢視図である。
【図7】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図8】図5のC方向からの矢視図である。
【図9】(1)はレールフック体の平面図である。
(2)はレールフック体の背面図である。(3)はレー
ルフック体の側面図である。(4)は(1)のO−O線
に沿う断面図である。
【図10】レール係合部を有する第1ケースに対して第
2のケースを開けた状態の一部省略した斜視図である。
【図11】レール係合部を有する第1ケースに対して第
2のケースを閉じた状態の一部省略した斜視図である。
【図12】同制御機器の第2のケースの平面図である。
【図13】図12のD−D線に沿う断面図である。
【図14】図12のE方向からの矢視図である。
【図15】同制御機器のフロントモジュールの分解状態
の斜視図である。
【図16】従来の取付構造を備えた制御機器のレール係
合部を有する第1ケースに対して第2のケースを開けた
状態の一部省略した斜視図である。
【図17】同レール係合部を有する第1ケースに対して
第2のケースを閉じた状態の一部省略した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 第1のケース 2 第2のケース 43 上側レールフック部(一方のレールフック部) 44 下側レールフック部(他方のレールフック部) 45 レールフック体 46 係合フック 47 フック保持溝形成部 48 フック保持溝 153 ばね部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−163995(JP,A) 実開 平4−87692(JP,U) 実開 平5−31125(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 5/02 H05K 7/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側面が部品装着側であり且つ他方
    の側面が操作面に対し垂直方向に開放されてこの開放側
    から前記部品装着側に部品装着が行われる枠状の第1の
    ケースと、 前記第1のケースの放側に係脱可能に係止して前記
    放側を覆う第2のケースとを有し、 前記第1のケースの前記操作面とは反対側の後面側に制
    御機器をレール部材に取り付けるためのレール取付手段
    を、前記第1のケースと一体に設けたことを特徴とする
    制御機器の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記レール取付手段を、前記第1のケー
    スの後面側外面部に設けられ且つ係合フックを有する一
    方のレールフック部と、前記第1のケースの後面側外面
    部に設けられ且つ前記係合フックに対向するレールフッ
    ク体を保持する他方のレールフック部とより構成した請
    求項1記載の制御機器の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記一方のレールフック部を、その係合
    フックを他方のレールフック部側に向けて前記第1のケ
    ースの後面側外面部に一体に形成し、 前記他方のレールフック部を、前記第1のケースの後面
    外面部に形成された一対のフック保持溝形成部を有
    し、これらのフック保持溝形成部の互いに対向する側に
    フック保持溝を形成して構成し、 前記レールフック体を前記フック保持溝に挿入すると共
    に、前記レールフック体が有するばね部を前記第1のケ
    ースの外面部に係止して、前記レールフック体を前記他
    方のレールフック部に、前記ばね部の撓みの範囲で移動
    可能に取り付けた請求項2記載の制御機器の取付構造。
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