JP3478970B2 - 基板用コネクタ - Google Patents

基板用コネクタ

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JP3478970B2
JP3478970B2 JP08194698A JP8194698A JP3478970B2 JP 3478970 B2 JP3478970 B2 JP 3478970B2 JP 08194698 A JP08194698 A JP 08194698A JP 8194698 A JP8194698 A JP 8194698A JP 3478970 B2 JP3478970 B2 JP 3478970B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/712Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
    • H01R12/716Coupling device provided on the PCB

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路が形成された
基板に直接接続されて、基板同士を接続する基板用コネ
クタに関する。
【0002】
【従来の技術】回路が形成された基板に直接固定され
て、基板同士を接続する基板用コネクタは、基板に固定
されるハウジングと、このハウジング内に収容される端
子とで形成されている。このような構成の基板用コネク
タとして、特開平3ー11566号公報に記載されたも
のと類似の基板用コネクタを図13に示す。
【0003】基板1に固定されるハウジング2には、端
子収容室3が形成され、この端子収容室3に端子4の一
側が収容されている。端子4は、一側に相手端子との接
触部5が設けられ、他側には基板1を貫通して裏面側で
基板1に半田付け固定される半田付け固定部6が設けら
れている。
【0004】また、端子4には、接触部5と半田付け固
定部6との間を屈曲した応力吸収部7が設けられてい
る。このため、相手端子との接続時に、基板1に対する
垂直方向(矢印a方向)へ加わる力がこの応力吸収部7
によって吸収されるので、基板1の裏面での半田付け部
分に直接力が加わることがないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の基板
用コネクタでは、基板1に対して垂直な方向の力に対し
ては、応力吸収部7によって吸収することができても、
基板1の面方向に沿う方向(矢印b方向)の力は、半田
付け固定部6に直接加わる。このため、半田付け固定部
6にクラック等が発生するおそれがあるという問題を有
している。
【0006】そこで、本発明は、半田付け固定部へ直接
力が加わることのない基板用コネクタの提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、端子収容室が設けられたハウジ
ングと、前記端子収容室内に収容されて相手端子と接続
される接触部及び基板への半田付け固定部が設けられた
端子とからなる基板用コネクタであって、一側に前記端
子の半田付け固定部が外方へ引き出される組み付け開口
が形成され、他側に前記端子と接続される相手端子が端
子収容室内に挿入される挿入開口が設けられると共に前
記端子収容室が区画内壁により区画されて2段に形成さ
れ各端子収容室に跨って前記組み付け開口が形成された
収容本体と、この収容本体の前記組み付け開口に組み付
けられて前記端子収容室の内壁とで前記端子の接触部と
半田付け固定部との間を挟持するスペーサ部材とで前記
ハウジングを形成し、前記区画内壁の下端部が前記スペ
ーサ部材に設けた当接溝部に当接しスペーサ部材の挿入
位置が位置決められることを特徴としている。
【0008】 この基板用コネクタでは、端子の接触部
と半田付け固定部との間が、端子収容室の内壁とスペー
サ部材とで挟持されているので、例えば、基板に対して
垂直な方向の沿う力、すなわち、相手コネクタと嵌合す
る際の嵌合方向の力が加わっても、あるいは、基板の面
方向に沿う力が加わっても、これらの力が直接半田付け
固定部にかかることがない。従って、半田付け固定部で
のクラック等の発生がない。また、この基板用コネクタ
では、収容本体にスペーサ部材を組み付ける際に、挿入
開口からスペーサ部材を挿入すると、収容本体の区画内
壁がスペーサ部材に当接することによりスペーサ部材の
挿入位置が位置決めされる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の基板用
コネクタであって、前記収容本体の両側に前記基板への
固定部が設けられていることを特徴としている。
【0010】この基板用コネクタでは、収容本体は、固
定部によって基板に固定される。そして、相手コネクタ
との嵌合時に収容本体に加わった力は固定部を介して基
板で受け止められる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1記載の基板用
コネクタであって、前記スペーサ部材の両側に前記基板
への固定部が設けられて前記基板上に当接・固定される
ことを特徴としている。
【0012】この基板用コネクタでは、スペーサ部材が
固定部によって基板に当接・固定される。また、収容本
体は、このスペーサ部材に組み付けられることで基板に
固定される。
【0013】請求項4の発明は、請求項3記載の基板用
コネクタであって、前記収容本体の両側をそれぞれ支持
すると共に前記固定部間での移動を許容する一対の可撓
板を収容本体の両側にそれぞれ設け、前記固定部に係止
突起を設け、前記収容本体に前記係止突起にそれぞれ係
合するロック突起を有し前記固定部間の移動方向に対し
て交差する方向への前記収容本体の移動を許容する可撓
性のロックアームを設けたことを特徴としている。
【0014】この基板用コネクタでは、ロックアームの
ロック突起が固定部の係止突起に係合することにより、
収容本体とスペーサ部材とが一体に保持される。また、
相手コネクタとの嵌合時に、相手コネクタが正規な嵌合
位置からずれている場合であっても、収容本体が固定部
間での移動が許容され、ロックアームが可撓性を有して
いることから収容本体が移動することによりこのずれを
吸収して相手コネクタとの良好な嵌合を行うことができ
る。
【0015】また、この場合、端子の接触部と半田付け
固定部との間が、端子収容室の内壁とスペーサ部材とで
挟持されているので、端子が収容本体と共に移動してず
れても、ずれによる力が半田付け固定部に直接加わるこ
とがない。
【0016】請求項5の発明は、請求項4記載の基板用
コネクタであって、前記一対の可撓板が前記収容本体の
両側面に対向して前記固定部に一体形成され、前記係止
突起が前記固定部間での移動方法に対して交差する方向
の各固定部の両側にそれぞれ設けられ、前記ロックアー
ムが前記収容本体の固定部に対向する両側に2組ずつ設
けられ、2組のロックアームの相対向する面にそれぞれ
前記ロック突起が設けられていることを特徴としてい
る。
【0017】この基板用コネクタでは、収容本体が固定
部間での移動が許容され、固定部間での収容本体の移動
方向に対して交差する方向への移動も許容されているの
で、相手コネクタが正規な嵌合位置から多少ずれていて
も、このずれを吸収して良好な嵌合を得ることができ
る。
【0018】
【0019】
【0020】 請求項6の発明は、請求項1乃至請求項
5のいずれか一項に記載の基板用コネクタであって、前
記端子の接触部と前記半田付け固定部との間がクランク
状に屈曲形成されて前記基板上に当接する当接部が設け
られていることを特徴としている。
【0021】この基板用コネクタでは、相手コネクタと
の嵌合によって基板に対して垂直方向の力が端子に加わ
っても、端子の接触部と半田付け固定部との間が、端子
収容室の内壁とスペーサ部材とで挟持されているので、
半田付け固定部に直接力が加わることがなく、さらに加
えて当接部が基板に当接していることで基板で受け止め
られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る基板用コネク
タの実施形態について説明する。
【0023】〔第1実施形態〕図1及び図2は第1実施
形態の基板用コネクタ10を示す。なお、図1(a)は
基板用コネクタ10を示す分解斜視図、図1(b)は基
板用コネクタ10の内部を示す断面図である。図1
(a)、(b)に示すように、基板用コネクタ10は、
複数の端子収容室11が形成されたハウジング12と、
このハウジング12の端子収容室11内に収容されて相
手端子と接続される接触部13及び基板14への半田付
け固定部15が設けられた端子16とで形成され、基板
14上に直付けされる。
【0024】ハウジング12は、端子収容室11が区画
内壁24により区画されて2段に形成された収容本体1
7と、この収容本体17に組み付けられるスペーサ部材
18とで形成されている。収容本体17は、一側に端子
16の半田付け固定部15が外方へ引き出される組み付
け開口19が形成され、他側に端子16と接続される相
手端子が端子収容室11内に挿入される挿入開口20が
設けられている。また、収容本体17の長手方向の両側
には、基板14への固定部21、21がそれぞれ一体に
形成されている。この収容本体17の組み付け開口19
から端子16が端子収容室11内に挿入されると共に、
スペーサ部材18が内部に挿入される。
【0025】スペーサ部材18は、略直方体形状で両側
部に、端子収容室11の内壁22、22との間でそれぞ
れ端子を挟持する挟持面23、23を有している。ま
た、上面側には、収容本体17内で端子収容室11を区
画する区画内壁24の下端部24aが当接する当接溝部
25が設けられている。この当接溝部25に区画内壁2
4の下端部24aが当接することで、収容本体17内へ
のスペーサ部材18の挿入位置が位置決められている。
【0026】また、端子16は、一側に相手端子との接
触部13が設けられ、他側に基板14を貫通して裏面側
で半田付け固定される半田付け固定部15が設けられて
いる。また、接触部13と半田付け固定部15との間は
クランク状に屈曲されて基板14上に当接する当接部2
6が設けられている。
【0027】そして、図1(b)に示すように、端子1
6及びスペーサ部材18を収容本体17に組み込んだ状
態では、端子収容室11内に接触部13が収容され、当
接部26と接触部13との間がスペーサ部材18の挟持
面23と内壁22との間で挟持されている。また、収容
本体17の組み付け開口19から引き出された半田付け
固定部15は、固定部21を基板14上に固定すると当
接部26が基板14上に当接し、半田付け固定部15が
基板14のスルーホール27内を挿通する。スルーホー
ル27内を挿通した半田付け固定部15は、基板の裏面
側で半田付け固定される。
【0028】この状態で、図2に示すように、相手コネ
クタ28と嵌合されて、相手コネクタ28が直付けされ
た基板29と、基板14とが電気的に接続される。
【0029】このとき、端子16に加わった嵌合方向の
力(基板14に対して垂直な方向の力)は、スペーサ部
材18の挟持面23と内壁22との間で挟持されている
ことによって半田付け固定部15に直接が加わることが
なく、これに加えて、端子16の当接部26が基板14
に当接することで、半田付け固定部15に直接加わるこ
とがない。
【0030】さらに、端子に基板14の面方向に沿う方
向の力が加わっても、スペーサ部材18の挟持面23と
内壁22との間で挟持されて吸収されるので、この力が
半田付け固定部15に直接加わることがない。
【0031】すなわち、図3に示すように、本実施形態
では、端子16は、接触部13と半田付け固定部15と
の間が内壁22と挟持面23との間で挟持されているの
で、挟持された固定点Pを中心として接触部13側が矢
印C方向へがたついたとしても、このときの力が半田付
け固定部15に直接力が加わることがない。
【0032】従って、半田付け固定部15が基板14に
半田付けされた部分でのクラック等の不具合の発生を確
実に防止することができる。
【0033】なお、図1(b)において、符号30は、
端子収容室11内に端子を係止する係止突起30を示
す。
【0034】〔第2実施形態〕次に図4及び図5に示す
第2実施形態の基板用コネクタ31について説明する。
本実施形態では、ハウジング32の形状が上記第1実施
形態と異なる。
【0035】図4(a)に示すように、本実施形態の基
板用コネクタ31のハウジング32は、複数の端子収容
室33が区画内壁41により区画されて2段に形成され
た収容本体34と、この収容本体34と組み付けられる
と共に、基板29に固定される固定部35が一体に形成
されたスペーサ部材36とで形成されている。収容本体
34は、上記第1実施形態における収容本体17の両側
から固定部21を無くした形状となっており、内部の形
状は上記第1実施形態の収容本体17と同構成となって
いる。
【0036】一方、スペーサ部材36は、長手方向の両
側に、基板14への固定部35、35が一体に形成さ
れ、これらの固定部35、35間に、収容本体34の組
み付け開口37内に挿入されるスペーサ本体部38が設
けられている。このスペーサ本体部38及び両側の固定
部35、35の下面側は、基板14上に当接される当接
面となっており、スペーサ本体部38の両側が、収容本
体34の内壁39とで、端子16の接触部13と当接部
26との間を挟持する挟持面40、40となっている。
また。スペーサ本体部38の上面側には、上記第1実施
形態と同様に、収容本体34の端子収容室33を区画す
る区画内壁41の下端部41aが当接する当接溝部42
が設けられている。
【0037】そして、図4(b)に示すように、端子1
6及びスペーサ部材36を収容本体34に組み込んだ状
態では、端子収容室33内に接触部13が収容され、当
接部26と接触部13との間がスペーサ本体部38の挟
持面40と内壁39との間で挟持される。また、収容本
体34の組み付け開口37から引き出された半田付け固
定部15側は、固定部35を基板14上に固定すると、
当接部26が基板14上に当接し、半田付け固定部15
が基板14のスルーホール27内を挿通する。スルーホ
ール27内を挿通した半田付け固定部15は、基板14
の裏面側で半田付け固定される。
【0038】この状態で、相手コネクタと嵌合されて、
相手コネクタが直付けされた基板と、基板とが電気的に
接続される。
【0039】このとき、端子16に加わった嵌合方向の
力(基板に対して垂直な方向の力)は、スペーサ部材3
6の挟持面40と内壁39との間で挟持されていること
によって半田付け固定部15へ直接加わることがなく、
また、端子16の当接部26が基板14に当接すること
によっても半田付け固定部15へ直接が加わることがな
い。
【0040】さらに、端子16に基板14の面方向に沿
う方向の力が加わっても、スペーサ部材36の挟持面4
0と内壁39との間で挟持されて吸収されるので、この
力が半田付け固定部15に直接加わることがない。
【0041】従って、半田付け固定部15が基板14に
半田付けされた部分でのクラック等の不具合の発生を確
実に防止することができる。
【0042】また、本実施形態では、スペーサ部材36
が基板14に固定されているので、予めスペーサ部材3
6を基板14上に固定しておいて、ハウジング32に係
止突起30により仮係止した端子16を組み付けること
ができる。この結果、組み付けにおける作業手順の制約
がなくなる。
【0043】さらに、本実施形態の端子16は、接触部
13と半田付け固定部15との間がクランク状に屈曲さ
れて基板14上に当接する当接部26が設けられている
ので接触部13に加わった力を当接部26が基板14に
当接することで吸収できるので、半田付け固定部への不
要な負荷を防止することができ、半田付け固定部15が
基板14に半田付けされた部分でのクラック等の不具合
の発生を確実に防止することができる。
【0044】〔第3実施形態〕図7及び図8は第3実施
形態の基板用コネクタ50を示す。図7は、分解斜視
図、図8は組み付けた状態を示す斜視図である。図9
は、本実施形態の端子を示す斜視図である。
【0045】図7に示すように、基板用コネクタ50
は、上記第1、第2実施形態と同様に、複数の端子収容
室51が形成されたハウジング52と、このハウジング
52の端子収容室51内に収容されて相手端子と接続さ
れる接触部53及び基板54への半田付け固定部55が
設けられた端子56とで形成され、基板54上に直付け
される。
【0046】図7乃至図11に示すように、ハウジング
52は、端子収容室51が区画内壁69により区画され
て2段に形成された収容本体57と、収容本体57が組
み付けられるスペーサ部材58とで形成されている。収
容本体57は、一側に端子56の半田付け固定部55が
外方へ引き出される組み付け開口59が形成され、他側
に端子56と接続される相手端子が端子収容室51内に
挿入される挿入開口60が設けられている。本実施形態
の収容本体57は、上記第1実施形態における収容本体
17の両側から固定部21を無くした形状となってお
り、内部の形状は上記第1実施形態の収容本体17と同
構成となっている。
【0047】本実施形態の収容本体57の長手方向の両
側面61、61の下部には、両側に一対の可撓性のロッ
クアーム62、62が相対向して設けられている。これ
らのロックアーム62、62の先端部には、相対向する
面にロック突起63、63がそれぞれ突設されている。
さらに、収容本体57の幅方向の両側面64、64に
は、ロックアーム62側にスリット65、65がそれぞ
れ形成されている。また、スペーサ部材58の下面側か
らは、図11に示すように、基板54への仮止め突起7
9、79が突設されている。
【0048】一方、スペーサ部材58は、略直方体形状
で両側部に、端子56が収容される複数の端子収容溝6
6が設けられている。この端子収容溝66内に収容され
た状態の端子56は、端子収容室51の内壁67、67
との間でそれぞれ挟持され、端子収容溝66の底面が端
子挟持面68、68となっている。また、上面側には、
収容本体57内で端子収容室51を区画する区画内壁6
9の下端部69aが当接する当接部70が設けられてい
る。この当接部70に区画内壁69の下端部69aが当
接することで、収容本体57内へのスペーサ部材58の
挿入位置が位置決められている。
【0049】また、スペーサ部材58の長手方向の両側
に、基板54への固定部71、71が一体に形成されて
いる。これらの固定部71、71とスペーサ部材58の
両側面73、73との間には、それぞれ隙間72、72
が形成されている。これらの隙間72、72内には、収
容本体57の両側面61、61が挿入される。また、固
定部71、71とスペーサ部材58の長手方向の両側面
73、73との間には、可撓板74が固定部71にそれ
ぞれ一体に形成されている。これらの可撓板74、74
は、隙間72、72内に挿入された収容本体57の両側
面61、61をスペーサ部材58の両側面73、73と
の間で支持する。また、この可撓板74、74は、収容
本体57の固定部71、71間での移動(矢印X方向)
を許容している。
【0050】さらに、固定部71には、収容本体57の
固定部71、71間での移動方向に対して交差する方向
(矢印Y方向)の両側面75、75に係止突起76、7
6がそれぞれ突設されている。これらの係止突起76、
76は、収容本体57に設けたロック突起63、63が
係合して収容本体57をスペーサ部材58に保持する。
このとき、ロックアーム62が可撓性を有しているの
で、固定部71、71間の移動方向(矢印X方向)に対
して交差する方向(矢印Y方向)への収容本体57の移
動を許容している。また、一方の側面61が可撓板74
に当接している場合でも、可撓対74が撓むことによ
り、固定部71、71間での収容本体57の移動が許容
される。
【0051】また、本実施形態の端子56は、図9に示
すように、一側に相手端子との接触部53が設けられ、
他側に基板54を貫通して裏面側で半田付け固定される
半田付け固定部55が設けられている。また、接触部5
3と半田付け固定部55との間はクランク状に屈曲され
た屈曲部77が形成され、屈曲部77と接触部53との
間には、V字状に屈曲された応力吸収部78が形成され
ている。そして、スペーサ部材58の端子収容溝66内
には、応力吸収部78から屈曲部77の直前までの部分
が圧入され、収容本体57の内壁67との間で挟持され
る。
【0052】そして、図11に示すように、端子56及
びスペーサ部材58を収容本体57に組み込んだ状態で
は、端子収容室51内に接触部53が収容され、接触部
53と屈曲部77の直前までの間がスペーサ部材58の
端子収容溝66内に圧入されて収容本体57の内壁67
との間で挟持されている。また、固定部71、71を基
板54にねじ止め固定すると、収容本体57の組み付け
開口59から引き出された半田付け固定部55側は、基
板54のスルーホール80内を挿通する。スルーホール
80内を挿通した半田付け固定部55は、基板54の裏
面側で半田付け固定される。
【0053】また、スペーサ部材58を収容本体57に
組み込んだ状態では、図8に示すように、収容本体57
の両側面61、61が隙間72、72内に挿入されて、
可撓板74とスペーサ部材58の側面73、73との間
に挿入されている。さらに、ロックアーム62、62
は、固定部71を挟持し、ロック突起63が係止突起7
6に係合している。
【0054】この状態で、相手コネクタと基板用コネク
タ50とが嵌合されて、相手コネクタの端子と基板とが
電気的に接続される。
【0055】このとき、相手コネクタが正規な嵌合位置
からずれている場合でも、収容本体57は、スペーサ部
材58に対して全ての方向に対して移動可能となってい
るため、ずれた位置の相手コネクタ側へ収容本体57が
移動することにより相手コネクタとスムーズに嵌合する
ことができる。
【0056】また、このとき、端子56に加わった嵌合
方向の力(基板54に対して垂直な方向の力)は、端子
56の応力吸収部78及びスペーサ部材58の端子収容
溝66と内壁67との間で端子56が挟持されているこ
とによって半田付け固定部55に直接力が加わることが
ない。
【0057】さらに、端子56に基板54の面方向に沿
う方向の力が加わっても、スペーサ部材58の端子収容
溝66と内壁67との間で挟持されて吸収されるので、
この力が半田付け固定部55に直接加わることがない。
【0058】すなわち、本実施形態では、端子56は、
接触部53と半田付け固定部55との間が内壁67と挟
持面68との間で挟持されているので、挟持された固定
点を中心として接触部53側ががたついたとしても、こ
のときの力が半田付け固定部55に直接力が加わること
がない。従って、半田付け固定部55が基板54に半田
付けされた部分でのクラック等の不具合の発生を確実に
防止することができる。
【0059】さらに、本実施形態では、図12に示すよ
うに、スペーサ部材58の両側の隙間72、72内に収
容本体57の側面61、61が挿入されていることによ
り、固定部71、71間での収容本体57の移動が許容
されているので、収容本体57のX方向へのがたつきS
を吸収することができる。また、ロックアーム62が可
撓性を有しているのでY方向への移動も許容されてい
る。従って、相手コネクタとの嵌合時に、端子56の弾
性力と合わせて収容本体57がいずれの方向にも移動す
ることができ、収容本体57は調芯することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、端子の接触部と半田付け固定部との間が、端子収
容室の内壁とスペーサ部材とで挟持されているので、例
えば、基板に対して垂直な方向に沿う力、すなわち、相
手コネクタと嵌合する際の嵌合方向の力が加わっても、
あるいは、基板の面方向に沿う力が加わっても、これら
の力が直接半田付け固定部にかかることがない。従っ
て、半田付け固定部でのクラック等の発生を防止するこ
とができる。また、収容本体にスペーサ部材を組み付け
る際に、挿入開口からスペーサ部材を挿入すると、収容
本体の内壁がスペーサ部材に当接することにより、スペ
ーサ部材の挿入位置が位置決めされ、良好な組み付け作
業を行うことができる。
【0061】請求項2の発明によれば、収容本体は、固
定部によって基板に固定されているので、相手コネクタ
との嵌合時に収容本体に加わった力は固定部を介して基
板で受け止めることができ、半田付け固定部に直接力が
加わることがない。
【0062】請求項3の発明によれば、スペーサ部材が
固定部によって基板に当接・固定されるので、予めスペ
ーサ部材を基板上に固定しておいて組み付けることがで
きる。この結果、組み付けにおける作業手順の制約がな
くなる。
【0063】 請求項3の発明によれば、スペーサ部材
が固定部によって基板に当接・固定されるので、予めス
ペーサ部材を基板上に固定しておいて組み付けることが
できる。この結果、組み付けにおける作業手順の制約が
なくなる。加えて、区画内壁の下端部が当接溝部に当接
挿入されることにより、収容本体のスペーサ部材に対す
る基板の面方向の位置決めがなされ、スペーサ部材が基
板に固定部によって当接・固定されるので、結果として
収容本体は基板に対して基板の面方向の位置決めがなさ
れる。
【0064】また 、端子の接触部と半田付け固定部と
の間が、端子収容室の内壁とスペーサ部材とで挟持され
ているので、端子が収容本体と共に移動してずれても、
ずれによる力が半田付け固定部に直接加わることがな
い。この結果、半田付け固定部が基板に半田付けされた
部分でのクラック等の発生を確実に防止することができ
る。
【0065】請求項5の発明によれば、収容本体が固定
部間での移動が許容され、固定部間での収容本体の移動
方向に対して交差する方向への移動も許容されているの
で、相手コネクタが正規な嵌合位置から多少ずれていて
も、このずれを吸収して良好な嵌合を得ることができ
る。
【0066】請求項6の発明によれば、収容本体にスペ
ーサ部材を組み付ける際に、挿入開口からスペーサ部材
を挿入すると、収容本体の内壁がスペーサ部材に当接す
ることにより、スペーサ部材の挿入位置が位置決めさ
れ、良好な組み付け作業を行うことができる。
【0067】 請求項6の発明によれば、相手コネクタ
との嵌合によって端子に基板に対して垂直方向の力が加
わると、当接部が基板に当接していることで基板で受け
止められるので、当接部の先端側の半田付け固定部に直
接力が加わることがなく、半田付け固定部にクラック等
の不具合が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板用コネクタの第1実施形態を
示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図である。
【図2】基板用コネクタが相手コネクタと嵌合した状態
を示す側面図である。
【図3】端子に加わった力とそのときの端子のたわみ方
向を示す側面図である
【図4】本発明に係る基板用コネクタの第2実施形態を
示し、(a)は分解斜視図、(b)は断面図である。
【図5】第2実施形態の基板用コネクタを基板上に固定
した状態を示す斜視図である。
【図6】第2実施形態の基板用コネクタを基板上に固定
した状態を示す側面図である。
【図7】第3実施形態の基板用コネクタを示す分解斜視
図である。
【図8】第3実施形態の基板用コネクタを基板上に固定
した状態を示す斜視図である。
【図9】第3実施形態の端子を示す斜視図である、
【図10】第3実施形態のスペーサ部材を示す斜視図で
ある。
【図11】第3実施形態の基板用コネクタを基板上に固
定した状態を示す断面図である。
【図12】第3実施形態の基板用コネクタにおいて、相
手コネクタとの関係を示す側面図である。
【図13】従来の基板用コネクタを示す断面図である。
【符号の説明】 10、31、50 基板用コネクタ 11、33、51 端子収容室 12、32、52 ハウジング 13、53 接触部 14、54 基板 15、55 半田付け固定部 16、56 端子 17、34、57 収容本体 18、36、58 スペーサ部材 19、37、59 組み付け開口

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子収容室が設けられたハウジングと、
    前記端子収容室内に収容されて相手端子と接続される接
    触部及び基板への半田付け固定部が設けられた端子とか
    らなる基板用コネクタであって、 一側に前記端子の半田付け固定部が外方へ引き出される
    組み付け開口が形成され、他側に前記端子と接続される
    相手端子が端子収容室内に挿入される挿入開口が設けら
    ると共に前記端子収容室が区画内壁により区画されて
    2段に形成され各端子収容室に跨って前記組み付け開口
    が形成された収容本体と、この収容本体の前記組み付け
    開口に組み付けられて前記端子収容室の内壁とで前記端
    子の接触部と半田付け固定部との間を挟持するスペーサ
    部材とで前記ハウジングを形成し、前記区画内壁の下端
    部が前記スペーサ部材に設けた当接溝部に当接しスペー
    サ部材の挿入位置が位置決められることを特徴とする基
    板用コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板用コネクタであっ
    て、前記収容本体の両側に前記基板への固定部が設けら
    れていることを特徴とする基板用コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板用コネクタであっ
    て、前記スペーサ部材の両側に前記基板への固定部が設
    けられて前記基板上に当接・固定されることを特徴とす
    る基板用コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基板用コネクタであっ
    て、前記収容本体の両側をそれぞれ支持すると共に前記
    固定部間での移動を許容する一対の可撓板を収容本体の
    両側にそれぞれ設け、前記固定部に係止突起を設け、前
    記収容本体に前記係止突起にそれぞれ係合するロック突
    起を有し前記固定部間の移動方向に対して交差する方向
    への前記収容本体の移動を許容する可撓性のロックアー
    ムを設けたことを特徴とする基板用コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基板用コネクタであっ
    て、前記一対の可撓板が前記収容本体の両側面に対向し
    て前記固定部に一体形成され、前記係止突起が前記固定
    部間での移動方向に対して交差する方向の各固定部の両
    側にそれぞれ設けられ、前記ロックアームが前記収容本
    体の固定部に対向する両側に2組ずつ設けられ、2組の
    ロックアームの相対向する面にそれぞれ前記ロック突起
    が設けられていることを特徴とする基板用コネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
    記載の基板用コネクタであって、前記端子の接触部と前
    記半田付け固定部との間がクランク状に屈曲形成されて
    前記基板上に当接する当接部が設けられていることを特
    徴とする基板用コネクタ。
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