JP3690022B2 - 制御機器の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイマなどの制御盤内にレール部材(DINレール)を用いて制御盤の内側に取り付けられる薄型の制御機器の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の制御機器は、通常レール部材(DINレール)上に複数個を横に並べて取り付けて使用されるのであるが、この制御機器のレール部材への取り付けは、制御機器のケースの後端部に設けられたレール係合部を、前記レール部材に係合して行なわれる。
【0003】
この制御機器のケースが、内部機器を収納する第1のケース200と、蓋の機能を有する第2のケース201とから構成されている場合には、図16の(1)及び(2)に示すように第1のケース200と第2のケース201との結合は、第2のケース201に設けた係合柱体202の係合フック部203を、第1のケース200の側壁部内面に設けた係合突起部204に係合して行なわれていた。
【0004】
すなわち、第1のケース200には、その側壁部内面に位置させて係合突起部204が設けてあり、また、面部200Aには係合突起部204に対向する穴205が設けてある。この穴205は、壁部内面に係合突起部204を成形するために、金型の抜き方向を考慮して開けられるものである。また、第2のケース201には係合柱体202が設けてあり、この係合柱体202の端部には係合フック部203が設けてある。
【0005】
そして、第2のケース201に設けた係合柱体202の係合フック部203を、第1のケース200の側壁部内面に設けた係合突起部204に係合して、第1のケース200と第2のケース201とを結合していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の制御機器にあっては、係合柱体202の支点Pは、この係合柱体202の付根部分であり、この支点Pから力の作用点F(係合柱体202の係合フック部203の係合突起部204への係合点)までの距離Lが長いために、係合柱体202が図16の(2)において左右方向X−X1及び上下方向Z−Z1にずれ易く、係合フック部203の係合突起部204への係合に拘束力が余り働かず、係合フック部203の係合突起部204への係合が確実に行われないという問題点があった。
【0007】
また、第1のケース200の面部200Aに設けられた穴205から埃などの異物や水が侵入して内部の電子部品を汚染し故障の原因になるという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、第2のケースの係合柱体がずれ難くなり、この係合柱体の係合部の第1のケースの係合部への係合を確実に行うことができる制御機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係わる制御機器の取付構造は、一方の側面が部品装着側であり且つ他方の側面が解放側であってこの解放側から前記部品装着側に部品装着が行われる第1のケースと、前記第1のケースの解放側に係脱可能に係止して前記解放側を覆う第2のケースとを有し、前記第1のケースの立壁部位に一方の係合部を設けると共に、前記第2のケースに、前記一方の係合部に係合する他方の係合部を有する係合柱体を設け、前記立壁部位に、前記他方の係合部の前記一方の係合部への係合時に前記係合柱体を係合位置に拘束する係合柱体拘束手段を設けており、更に、前記他方の係合部を、前記係合柱体の柱本体の先側に設けたこの柱本体より幅狭な挿入部により構成し、前記係合柱体拘束手段が、前記立壁部位に前記一方の係合部を挟むようにして一対の案内枠部を設けると共に、前記案内枠部間の隙間を前記係合柱体の前記挿入部の幅より大きく且つ前記係合柱体の前記柱本体の幅より小さくした柱係合部により構成したことを特徴とする。
【0010】
かかる構成により、第2のケースを第1のケースに装着するべく、係合柱体の他方の係合部を一方の係合部に係合した場合に、前記係合柱体は、係合柱体拘束手段により、その係合位置に拘束される。
【0011】
このように、前記係合柱体が、係合柱体拘束手段により、その係合位置に拘束されるために、第2のケースが撓んでも、係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合が外れることがないし、また、係合柱体の支点P1は、係合柱体拘束手段により拘束を受けた部分となり、この支点P1から力の作用点F1(係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合点)までの距離L1が、従来の制御機器の場合の距離Lより短くなって、係合柱体が左右方向X−X1及び上下方向Z−Z1にずれ難くなり、係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合を確実に行うことができる。
【0013】
また、かかる構成により、第2のケースを第1のケースに装着するべく、係合柱体を柱係合部に挿入して、この係合柱体の柱本体の先部の幅狭の挿入部を柱係合部に押し込むと、この挿入部に設けた一方の係合部が他方の係合部を乗り越えるが、この時に、挿入部は、一対の案内枠部間の隙間から外部に出て、一方の係合部が他方の係合部に係合すると、幅広な柱本体が一対の案内枠部内に挿入されて、この柱本体が一対の案内枠部により拘束される。
【0014】
このように、前記係合柱体が、一対の案内枠部により、その係合位置に拘束されるために、第2のケースが撓んでも、係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合が外れることがないし、また、係合柱体の支点P1は、この係合柱体が一対の案内枠部に接する端部であり、この支点P1から力の作用点F1(係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合点)までの距離L1が、従来の制御機器の場合の距離Lより短くなって、係合柱体が左右方向X−X1及び上下方向Z−Z1にずれ難くなり、係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合を確実に行うことができる。
【0015】
また、上記の目的を達成するために、請求項の発明に係わる制御機器の取付構造は、請求項記載の制御機器の取付構造において、前記係合柱体の柱本体の先側に、この柱本体より幅狭な挿入部を設けて、前記柱本体と前記挿入部との間に段部を設け、前記係合柱体の前記他方の係合部の前記一方の係合部への係合時に、前記段部を、前記第1のケースの面部の前記立壁部位の一方の係合部の成形に伴う穴に近接対向させた。
【0016】
かかる構成により、上記した請求項1発明の作用を奏し得るばかりか、前記係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合時に、段部が、第1のケースの面部の立壁部位の一方の係合部の成形に伴う穴に近接対向するために、この穴から埃などの異物や水が侵入し難くなって、ケース内部の電子部品の故障を防ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1の(1)は本発明に係わる取付構造を備えた制御機器の上面図、図1の(2)は同制御機器の左側面図、図1の(3)は同制御機器の下面図、図2は同制御機器の正面図、図3は同制御機器の後面図、図4は同制御機器の分解状態の斜視図である。なお、図面においてX−X1が左右方向、Y−Y1が前後方向、Z−Z1が上下方向である。
【0018】
本発明に係わる取付構造を備えた制御機器は、第1のケース1と、第2のケース2と、第1、第2のケース1、2から成るハウジング3内に収納される内部機器4とから大略構成してある。そして、内部機器4は第1、第2、第3の端子台5、6、7と、フロントモジュール8と、プリント基板9Aに多数の電子部品を実装してなる基板ユニット9とから大略構成してある。そして、制御機器の前面には、その中央部に位置して操作部400が、この操作部400を挟んだ上下に上、下側端子台部401、402、403がそれぞれ設けてあり、制御機器の後面にはレール係合部42が設けてある。
【0019】
第1のケース1は、図5乃至図7に示すように略四角形状のケース本体1−1を備えており、このケース本体1−1は側面部(右側面部)1Aと、この側面部1Aの上、下縁部に形成された上、下側壁部1B、1Cと、側面部1Aの後縁部に形成さられて上、下側壁部1B、1Cに連なる後壁部1Dとから構成してある。そして、ケース本体1−1の左側面は解放してある。
【0020】
そして、ケース本体1−1の前面側には機器ユニット装着部10が形成してあり、この機器ユニット装着部10は、ケース本体1−1の側面部1Aの延長である側面部10Aと、この側面部10Aの上、下縁部に形成された上、下側片部10B、10Cと、側面部10Aの後部に形成さられた仕切り壁部10Dとを有しており、上、下側片部10B、10Cは仕切り壁部10Dから切り離されていて、上、下側片部10B、10Cのそれぞれの内面部の先端側には係合突起部11が形成してあって、これらで係止手段を構成している。
【0021】
前記第1のケース1の上側壁部1Bの前部内側には第1の端子台装着部13が形成してある。この第1の端子台装着部13は、外壁部14と、内壁部15と、内、外壁部15、14に連なる後壁部16とにより囲まれた側面視で長方形状を成しており、第1の端子台装着部13の軸線ロは、第1のケース1の軸線イに対して斜め上方に沿うように所定の角度を有している。そして、第1の端子台装着部13の前面は解放されていて端子台表出窓部32に成されており、この端子台表出窓部32は前記機器ユニット装着部10の上方に位置している。
【0022】
そして、前記外壁部14は、上側壁部1Bの前端に形成された外側保持壁部14Aと、この外側保持壁部14Aに切欠きより成るリード線導出部14Bを介して並んだ支持柱部14Cとより形成してある。支持柱部14Cの内面には、端面14aに抜ける断面台形で且つアリ溝状の係合溝部18が形成してある。
【0023】
また、前記内壁部15は、その中間部に係止片部19を有しており、この係止片部19の内面部の先側には係止突起部20が形成してあって、これらで係止手段を構成している。また、立壁部位である内壁部15の内面部には、係合柱体拘束手段としての柱係合部である第1の支持柱係合部21が形成してある。この第1の支持柱係合部21は、図13に示すように内壁部15の内面部に左右方向に形成された溝部22と、内壁部15の内面部に、前記溝部22を挟むようにして形成された一対の案内枠部23、24とを有しており、前記溝部22の奥には、一方の係合部である係合突起部25が形成してある。また、前記後壁部16の中央部には切欠き部よりなる端子脚挿入部26が形成してある。
【0024】
また、前記第1のケース1の下側壁部1Cの前部内側には第2の端子台装着部33と第3の端子台装着部34とが形成してある。この第2の端子台装着部33は、第1のケース1の軸線イを対称軸にして、前記第1の端子台装着部13と線対称を成しており、その構成は、第1の端子台装着部13と同じ構成である。したがって、第1の端子台装着部13と同じ部品については、その部品の符号に(−1)を加えて説明を省略する。
【0025】
なお、第2の端子台装着部33の後壁部16−1の面の延長上に、この後壁部16−1に連なって位置決めピン35が設けてある。そして、第2の端子台装着部33の前面は解放されていて端子台表出窓部32−1に成されており、この端子台表出窓部32−1は前記機器ユニット装着部10の下方に位置している。
【0026】
第3の端子台装着部34は、前記第2の端子台装着部33の後方で且つより外方に位置しており、その構成は、第1の端子台装着部13と同じ構成である。したがって、第1の端子台装着部13と同じ部品については、その部品の符号に(−2)を加えて説明を省略する。第3の端子台装着部34の前面は解放されていて端子台表出窓部32−2に成されており、この端子台表出窓部32−2は前記第2の端子台装着部33の下方に段部を形成した状態で位置している。なお、29、29−1、29−2は、保持溝31、31−1、31−2を有する端子脚保持部である。
【0027】
そして、第2の端子台装着部33の内壁部15−1の外面側、第1のケース1の上側壁部1Bの内面部の後側、下側壁部1Cの内面部及び後壁部1Dの内面部の中央に、第2、第3、第4、第5の支持柱係合部21−1、36、37、38が形成してある。これらの支持柱係合部36、37、38は、上記した支持柱係合部21と同構成である。
【0028】
また、第1のケース1の後壁部1Dの上部は切り欠かれていて、この切欠き部40には位置決めピン41が形成してある。
【0029】
また、第1のケース1の後壁部1Dの外側にはレール取付手段であるレール係合部42が形成してある。このレール係合部42は後壁部1Dの外面部に一体に形成された上側レールフック部43と、レールフック体45が着脱可能な下側レールフック部44とより構成してある。このレールフック体45の係合フック151は、上側レールフック部43の係合フック46に対向しており、また、レールフック体45は、ばね部153の撓みの範囲で上下動が可能になっている。
【0030】
第2のケース2は、図12乃至図14に示すように板状のケース本体51を備えており、このケース本体51は第1のケース1Aの形状と略同じ形状を成している。
【0031】
そして、前記ケース本体51の内面部には、このケース本体51の軸線ハを挟んだ対称位置に第1、第2の係合柱体52、53が、また、ケース本体51の内面部には、このケース本体51の上、下側縁部51a、51bの後半部及び後縁部51cにかけて嵌合用壁部70が形成してあり、この嵌合用壁部70の上、下側部位には第3、第4の係合柱体54、55が、後側部位には第5の係合柱体56がそれぞれ突出形成してある。
【0032】
これらの第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56は、図15の (1)、(2)に示すようにその柱本体57の先部に幅狭の挿入部58を形成し、この挿入部58の先側に他方の係合部である係合フック62を形成すると共に、この挿入部58の柱本体57と挿入部58との間に段部58Aを形成して構成してある。そして、前記挿入部58の幅寸法B1は、前記第1〜第5の支持柱係合部21、21−1、36、37、38の一対の案内枠部23、24間の隙間24Aの寸法B2より小さいものであり、柱本体57の幅寸法B3は隙間24Aの寸法B2より大きくしてある。
【0033】
そして、ケース本体51の上側縁部51aの前側には第1の係合部63が、ケース本体51の下側縁部51bには第2、第3の係合部64、65がそれぞれ設けてある。
【0034】
第1の端子台5は、図4に示すように絶縁ブロック状の端子台本体71に第1、第2、第3の端子74、75、76を縦に並べて設けて構成してあり、これら第1、第2、第3の端子74、75、76の端子脚部74A、75A、76Aは端子台本体71の後端部より外方に突出しており、各端子脚部74A、75A、76Aは、それぞれの中間部において直角に屈曲してある。
【0035】
そして、前記端子台本体71の前端面部71aには3個のねじ操作部(図示せず)が形成してあり、また、端子台本体71の外面部71bには3個のリード線接続部73A、73B、73Cが形成してある。そして、ねじ操作部には操作ねじ(図示せず)が設けてあって、これらの操作ねじを回転操作することにより、リード線接続用凹部73A、73B、73C内において、リード線把持部材(図示せず)が移動してリード線の把持を行なうようになっている。また、前記端子台本体71の内側面部71cには係止溝部80が形成してある。
【0036】
また、第2、第3の端子台6、7は、図12に示すように上記した第1の端子台5と同構成ではあるが、その端子台本体71の向きが、第1の端子台5に対して線対称に成されている。
【0037】
前記フロントモジュール8は、図15に示すようにスイッチベース部材81と、フロントカバー部材82と、電子部品を実装したプリント基板83とを備えている。そして、前記スイッチベース部材81の面部82の第1、第2のスイッチ保持用筒部85、86に、第1、第2のスイッチ本体130、131の軸部130A、131Aを回転可能に挿入貫通して、これら軸部130A、131Aの貫通端部の小径部130B、131Bに摺動子132、133が装着してある。なお、第1、第2のスイッチ本体130、131の軸部130A、131Aの端部にはフランジ130C、131Cが形成してあり、これらのフランジ130C、131Cの中心には、回転工具が係合するための十字溝130D、131Dが形成してある(図2参照)。
【0038】
また、第1、第2のモード切換スイッチ保持用筒部87、88に、第1、第2のモード切換スイッチ本体134、136の軸部134A、136Aを回転可能に挿入貫通して、これら軸部134A、136Aの貫通端部の小径部134B、136Bに摺動子137、138が装着してある。そして、第1、第2のモード切換スイッチ本体134、136の軸部134A、136Aの端部にはギヤ140、141が設けてあって、ギヤ140、141は互いに噛み合っている。なお、ギヤ140の中心には、回転工具が係合するための十字溝140Dが形成してある(図2参照)。
【0039】
上記のように第1、第2のスイッチ本体130、131及び第1、第2のモード切換スイッチ本体134、136を組み付けたスイッチベース部材81に、前記フロントカバー部材82が組み付けてあり、この状態では、第1、第2のモード切換スイッチ本体134、136の軸端のフランジ130C、131Cは、前記フロントカバー部材82の第1、第2のスイッチ用窓部103、104に対向して十字溝が第1、第2のスイッチ用窓部103、104内に位置し、また、第1のモード切換スイッチ本体134の軸端のギヤ140は第1のモード切換スイッチ操作用窓部105に対向して十字溝が第1のモード切換スイッチ操作用窓部105内に位置し、また、第2のモード切換スイッチ本体136の軸端のギヤ141は第2のモード切換スイッチ用窓部106に対向し、ダイヤル用孔部89がダイヤル用孔部107に対向している。また、一対の導光部92A、92Bが一対の表示用窓部108A、108Bに挿入される。
【0040】
そして、電子部品を実装したプリント基板83の上下の係止部121、122を、フロントカバー部材82の一方及び他方の取付片部101A、101Bの係止孔115、119に係止して、前記プリント基板83がフロントカバー部材82に組み込まれており、摺動子132、133、137、138が、それぞれ該当する導電パターンに摺接している。そして、ダイヤル用孔部89、107に設定ボリューム用の電子部品129が挿入してあって、この電子部品129にダイヤル142が取り付けてあるし、また、発光ダイオード128A、128Bが一対の導光部92A、92Bの端部に当接している。
【0041】
また、基板9Aに多数の電子部品を実装して成る基板ユニット9は、前記第1のケース1の解放側の形状に似せてあり、第1のケース1のコーナー当接部27、28に当接する当接部144、145と、第1のケース1の位置決めピン35、41が挿入される位置決め孔部146、147とが設けてある。
【0042】
次に、本発明に係わる制御機器の組み立てを説明する。
まず、第1のケース1の第1の端子台装着部13に第1の端子台5が、第2の端子台装着部33に第2の端子台6が、第3の端子台装着部34に第3の端子台7がそれぞれ装着される。すなわち、第1の端子台5を第1の端子台装着部13に挿入すると、この端子台装着部13の内壁部15の係止片部19の係止突起部20が、第1の端子台5の内面部の係止溝部80に係止され、また、第1の端子第5の端子76の端子脚部76Aが端子脚保持部29の保持溝31に挿入保持される。第1の端子台5の、3個のねじ操作部がある前端面部71aが端子台表出窓部32に位置しており、第1の端子台5の外面部71bのリード線接続部73A、73B、73Cがリード線導出部14Bより表出している。
【0043】
また、第2の端子台6の第2の端子台装着部33への装着及び第3の端子台7の第3の端子台装着部34への装着も、上記した第1の端子台5の第1の端子台装着部13への装着と同様にして行なわれる。
【0044】
次に、機器ユニット装着部10にフロントモジュール8が装着される。この場合、上、下側片部10B、10Cの係合突起部11がフロントモジュール8に係止する。この場合、フロントモジュール8の前面部8Aが前方に位置し操作部400の大略が構成される。
【0045】
次に、前記基板ユニット9を第1のケース1の解放側に嵌合して、第1のケース1の位置決めピン35、41を位置決め孔部146、147に挿入する。この場合、第1、第2、第3の端子台5、6、7の第1、第2、第3の端子脚部74A、75A、76Aの屈曲端部74B、75B、76Bがプリント基板9のスルーホール150、151、152に挿入されて半田付けされるし、前記フロントモジュール8のプリント基板83が基板ユニット9の基板9Aに半田ブリッジで接続される。
【0046】
次に、第2のケース2を第1のケース1に装着する。すなわち、第2のケース2の第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56を第1のケース1の第1〜第5の柱係合部21、21−1、36、37、38に挿入し、これらの第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56の柱本体57の先部の幅狭の挿入部58を、第1〜第5の柱係合部21、21−1、36、37、38の内壁部15の溝部22に沿わせる。この状態で、第2のケース2を押し込むと、挿入部58の先端の係合フック62が係合突起部25を乗り越え、この係合突起部25に係合する。係合フック62が係合突起部25を乗り越える時に、挿入部58は、一対の案内枠部23、24間の隙間24Aから外部に出るが、係合フック62が係合突起部25に係合すると、第1〜第5の柱係合部21、21−1、36、37、38の幅広な柱本体57が一対の案内枠部23、24内に挿入され、この柱本体57が一対の案内枠部23、24により拘束される。
【0047】
このように、第1〜第5の柱係合部21、21−1、36、37、38が、一対の案内枠部23、24により、その係合位置に拘束されるために、第2のケース2が撓んでも、係合フック62の係合突起部25への係合が外れることがないし、また、図14に示すように第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56の支点P1は、第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56が一対の案内枠部23、24に接する端部であり、この支点P1から力の作用点F1(係合フック62の係合突起部25への係合点)までの距離L1が、従来の制御機器の場合の距離Lより短くなって、第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56が左右方向X−X1及び上下方向Z−Z1にずれ難くなり、係合フック62の係合突起部25への係合を確実に行うことができる。
【0048】
この場合、第1、第2、第3の係合部63、64、65が支持柱部14C、14C−1、14C−2の係合溝部18、18−1、18−2に挿入されて係合して、第2のケース2が第1、第2、第3の端子台5、6、7を横から押さえる。
【0049】
上記のように構成された制御機器は、図3に示すように、その第1のケース1の後壁部1Dに設けたレール係合部42の上側レールフック部43と、下側レールフック部44とでレール部材500を挟みつけることにより、このレール部材500に装着される。
【0050】
また、第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56の柱本体57と、この先部の幅狭の挿入部58との間の段部58Aを図15の(1)、(2)に示すように平坦な面部にすることにより、第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56の係合フック部62を係合突起部25に係合させた時に、段部58Aが、第1のケース1の係突起合部25の成形に伴う穴501に近接対向するために、この穴501から埃などの異物や水が侵入し難くなって、ケース内部の電子部品の故障を防ぐことができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係わる制御機器の取付構造によれば、一方の側面が部品装着側であり且つ他方の側面が解放側であってこの解放側から前記部品装着側に部品装着が行われる第1のケースと、前記第1のケースの解放側に係脱可能に係止して前記解放側を覆う第2のケースとを有し、前記第1のケースの立壁部位に一方の係合部を設けると共に、前記第2のケースに、前記一方の係合部に係合する他方の係合部を有する係合柱体を設け、前記立壁部位に、前記他方の係合部の前記一方の係合部への係合時に前記係合柱体を係合位置に拘束する係合柱体拘束手段を設けており、更に、前記他方の係合部を、前記係合柱体の柱本体の先側に設けたこの柱本体より幅狭な挿入部により構成し、前記係合柱体拘束手段が、前記立壁部位に前記一方の係合部を挟むようにして一対の案内枠部を設けると共に、前記案内枠部間の隙間を前記係合柱体の前記挿入部の幅より大きく且つ前記係合柱体の前記柱本体の幅より小さくした柱係合部により構成したことにより、第2のケースを第1のケースに装着するべく、係合柱体の他方の係合部を一方の係合部に係合した場合に、前記係合柱体は、係合柱体拘束手段により、その係合位置に拘束される。
【0052】
このように、前記係合柱体が、係合柱体拘束手段により、その係合位置に拘束されるために、第2のケースが撓んでも、係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合が外れることがないし、また、係合柱体の支点P1は、係合柱体拘束手段により拘束を受けた部分となり、この支点P1から力の作用点F1(係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合点)までの距離L1が、従来の制御機器の場合の距離Lより短くなって、係合柱体が左右方向X−X1及び上下方向Z−Z1にずれ難くなり、係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合を確実に行うことができる。
【0053】
また、請求項の発明に係わる制御機器の取付構造によれば、2のケースを第1のケースに装着するべく、係合柱体を柱係合部に挿入して、この係合柱体の柱本体の先部の幅狭の挿入部を柱係合部に押し込むと、この挿入部に設けた一方の係合部が他方の係合部を乗り越えるが、この時に、挿入部は、一対の案内枠部間の隙間から外部に出て、一方の係合部が他方の係合部に係合すると、幅広な柱本体が一対の案内枠部内に挿入されて、この柱本体が一対の案内枠部により拘束される。
【0054】
このように、前記係合柱体が、一対の案内枠部により、その係合位置に拘束されるために、第2のケースが撓んでも、係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合が外れることがないし、また、係合柱体の支点P1は、この係合柱体が一対の案内枠部に接する端部であり、この支点P1から力の作用点F1(係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合点)までの距離L1が、従来の制御機器の場合の距離Lより短くなって、係合柱体が左右方向X−X1及び上下方向Z−Z1にずれ難くなり、係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合を確実に行うことができる。
【0055】
また、請求項の発明に係わる制御機器の取付構造によれば、請求項記載の制御機器の取付構造において、前記係合柱体の柱本体の先側に、この柱本体より幅狭な挿入部を設けて、前記柱本体と前記挿入部との間に段部を設け、前記係合柱体の前記他方の係合部の前記一方の係合部への係合時に、前記段部を、前記第1のケースの面部の前記立壁部位の一方の係合部の成形に伴う穴に近接対向させたことにより、上記した請求項1発明の効果を奏し得るばかりでなく、前記係合柱体の他方の係合部の一方の係合部への係合時に、段部が、第1のケースの面部の立壁部位の一方の係合部の成形に伴う穴に近接対向するために、この穴から埃などの異物や水が侵入し難くなって、ケース内部の電子部品の故障を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は本発明に係わる取付構造を備えた制御機器の上面図である。
(2)は同制御機器の左側面図である。
(3)は同制御機器の下面図である。
【図2】本発明に係わる制御機器の正面図である。
【図3】同制御機器の後面図である。
【図4】同制御機器の分解状態の斜視図である。
【図5】同制御機器の第1のケースの平面図である。
【図6】図5のA方向からの矢視図である。
【図7】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図8】図5のC方向からの矢視図である。
【図9】同制御機器の第2のケースの平面図である。
【図10】図9のD−D線に沿う断面図である。
【図11】図9のE方向からの矢視図である。
【図12】同制御機器のフロントモジュールの分解状態の斜視図である。
【図13】係合柱体の柱係合部への係合状態の斜視図である。
【図14】(1)は係合柱体の柱係合部への係合状態の正面図である。
(2)は(1)のG−G線に沿う断面図である。
【図15】(1)は係合柱体の他の実施形態の斜視図である。
(2)は同係合柱体の背面から見た斜視図である。
(3)は同係合柱体の柱係合部への係合状態の断面図である。
【図16】(1)は従来の制御機器の係合柱体の柱係合部への係合状態の断面図である。(2)は従来の制御機器の係合柱体の柱係合部への係合状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 第1のケース
2 第2のケース
21、21−1、36、37、38 第1〜第5の支持柱係合部
23、24 案内枠部
24A 隙間
25 係合突起部
52〜56 第1〜第5の係合柱体
57 柱本体
58 挿入部
62 係合フック部

Claims (2)

  1. 一方の側面が部品装着側であり且つ他方の側面が解放側であってこの解放側から前記部品装着側に部品装着が行われる第1のケースと、前記第1のケースの解放側に係脱可能に係止して前記解放側を覆う第2のケースとを有し、前記第1のケースの立壁部位に一方の係合部を設けると共に、前記第2のケースに、前記一方の係合部に係合する他方の係合部を有する係合柱体を設け、前記立壁部位に、前記他方の係合部の前記一方の係合部への係合時に前記係合柱体を係合位置に拘束する係合柱体拘束手段を設けており、更に、前記他方の係合部を、前記係合柱体の柱本体の先側に設けたこの柱本体より幅狭な挿入部により構成し、前記係合柱体拘束手段が、前記立壁部位に前記一方の係合部を挟むようにして一対の案内枠部を設けると共に、前記案内枠部間の隙間を前記係合柱体の前記挿入部の幅より大きく且つ前記係合柱体の前記柱本体の幅より小さくした柱係合部により構成したことを特徴とする制御機器の取付構造。
  2. 前記係合柱体の柱本体の先側に、この柱本体より幅狭な挿入部を設けて、前記柱本体と前記挿入部との間に段部を設け、前記係合柱体の前記他方の係合部の前記一方の係合部への係合時に、前記段部を前記第1のケースの面部の前記立壁部位の一方の係合部の成形に伴う穴に近接対向させた請求項1記載の制御機器の取付構造。
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