JP3690020B2 - 制御機器の端子台取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイマなどの制御盤内にDINレールを用いて、または直接、制御盤の内側に取り付けられる薄型の制御機器の端子台取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の制御機器は、通常DINレール上に複数個を横に並べて取り付けて使用される。そのために、外形的に幅方向の寸法は22.5mmと規格で決まっており、高さ、長さ方向も業界で暗黙のうちに同じ寸法が採用されている。
【0003】
この制御機器は、上記のような市場背景から、取付状態で正面から見える幅22.5mm×高さ75mmの寸法の中にいかにうまく端子台、操作部及び表示部を配置して操作性・視認性を上げるかがキーポイントになっている。
【0004】
また、構造全体から見ると、いかに組立て易くするか、いかに部品点数を減らして材料費を安くするかという課題となっており、各社ともこの2つの項目をいかにバランスよく達成するかに凌ぎを削っている。
【0005】
従来の制御機器は、図15に示すようにメインの電子部品を実装した基板200に、端子台201及びこの端子台201と基板200とを接続するための出力基板202、表面から設定を行うためのスイッチ203、ボリューム204などを実装した操作基板205などを取り付け、前記基板200の水平方向から前後2部品に別れた第1、第2のケース206、207を被せることで組立てることが一般的であった。
【0006】
特に、組立工程としては、図16に示すように出力基板202に端子台201を半田付けしてから主基板200に組み付け、最終的に第1、第2のケース206、207に挿入しており、出力基板202に端子台201の成形品部分が接触していなければ組み立てられないものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の制御機器の端子台取付構造にあっては、ねじ回転工具(ドライバー)でねじ208を回転させて、外部結線を行うのであるが、この外部結線する場合のねじ回転工具の締付けトルクTや、結線後に、そのリード線を引っ張る外力Sを受けると、端子台201の端子脚201aの出力基板202への半田付け部にクラック等が生じるという問題点があった。
【0008】
また、端子台201としては、出力基板202に対してガタツキ無しに接続する必要があるために、図17及び図18に示すように端子脚201aをインサート成形により端子台201の絶縁ハウジング201bに設けられる場合があって、部品コストが高価になるという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、外部結線する場合のねじ回転工具の締付けトルクや、結線後に、そのリード線を引っ張る外力を受けても、端子台の基板ユニットへの半田付け部にクラック等が生じることがないし、また、端子脚をインサート成形により端子台に設けことがなくなり、部品コストを低減することができる制御機器の端子台取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係わる制御機器の端子台構造は、一方の側面が部品装着側であり且つ他方の側面が解放側であってこの解放側から前記部品装着側に部品装着が行われる第1のケースと、前記第1のケースの解放側に係脱可能に係止して前記解放側を覆う第2のケースとを有し、前記第1のケースの前記部品装着側に壁部を立設し、この壁部により囲まれた複数の端子台装着部を設け、これら端子台装着部は前記第1のケースの軸線イを対称軸として線対称に配置されており、且つ、前記端子台装着部に端子脚を有する端子台を装着し、前記端子台を、端子台本体に複数の端子を設け、これら端子の端子脚部を、それぞれの中間部において直角に屈曲して構成し、前記第1のケースの前記部品装着部側に、前記端子台装着部に装着された前記端子台の前記端子脚部を保持する端子保持部を設け、更に、前記第1のケースの前記解放側に基板ユニットを装着して前記基板ユニットを前記端子脚部に接続するようにしたことを特徴とする。
【0011】
かかる構成により、解放側から端子台を端子台装着部に装着し、第1のケースに基板ユニットを装着して、この基板ユニットを端子台の端子脚に接続することができる。
【0012】
このように、端子台の成形部分が基板ユニットに接触していなくても、端子台を第1のケースの部品装着側に組み付けることができるので、外部結線する場合のねじ回転工具の締付けトルクや、結線後に、そのリード線を引っ張る外力を受けても前記端子脚が撓むことにより、端子台の基板ユニットへの半田付け部にクラック等が生じることがない。
【0013】
また、端子台の成形部分が基板ユニットに接触していなくても、端子台を第1のケースの部品装着側に組み付けることができるので、端子台としては、基板に対してガタツキ無しに接続する必要がなく、端子脚をインサート成形により端子台に設けことがなくなり、部品コストを低減することができる。
【0015】
また、かかる構成により、解放側から端子台を端子台装着部に装着すると共に、端子台の端子の端子脚部を端子脚保持部で保持することができて、端子台の装着をより確実に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1の(1)は本発明に係わる端子台取付構造を備えた制御機器の上面図、図1の(2)は同制御機器の左側面図、図1の(3)は同制御機器の下面図、図2の(1)は同制御機器の正面図、図2の(2)は同制御機器の後面図、図3は同制御機器の分解状態の斜視図である。なお、図面においてX−X1が左右方向、Y−Y1が前後方向、Z−Z1が上下方向である。
【0019】
本発明に係わる端子台取付構造を備えた制御機器は、第1のケース1と、第2のケース2と、第1、第2のケース1、2から成るハウジング3内に収納される内部機器4とから大略構成してある。そして、内部機器4は第1、第2、第3の端子台5、6、7と、フロントモジュール8と、プリント基板9Aに多数の電子部品を実装してなる基板ユニット9とから大略構成してある。そして、制御機器の前面には、その中央部に位置して操作部400が、この操作部400を挟んだ上下に上、下側端子台部401、402、403がそれぞれ設けてあり、制御機器の後面にはレール係合部42が設けてある。
【0020】
第1のケース1は、図4乃至図7に示すように略四角形状のケース本体1ー1を備えており、このケース本体1ー1は側面部(右側面部)1Aと、この側面部1Aの上、下縁部に形成された上、下側壁部1B、1Cと、側面部1Aの後縁部に形成さられて上、下側壁部1B、1Cに連なる後壁部1Dとから構成してある。そして、ケース本体1ー1の左側面が解放してあり、ケース本体1ー1の前面側には機器ユニット装着部10が形成してある。
【0021】
この機器ユニット装着部10は、ケース本体1−1の側面部1Aの延長である側面部10Aと、この側面部10Aの上、下縁部に形成された上、下側片部10B、10Cと、側面部10Aの後部に形成された仕切り壁部10Dとを有しており、上、下側片部10B、10Cは仕切り壁部10Dから切り離されていて、上、下側片部10B、10Cのそれぞれの内面部の先端側には係合突起部11が形成してあって、これらで係止手段を構成している。
【0022】
前記第1のケース1の上側壁部1Bの前部内側には第1の端子台装着部13が形成してある。この第1の端子台装着部13は、外壁部14と、内壁部15と、内、外壁部15、14に連なる後壁部16とにより囲まれた側面視で長方形状を成しており、第1の端子台装着部13の軸線ロは、第1のケース1の軸線イに対して斜め上方に沿うように所定の角度を有している。そして、第1の端子台装着部13の前面は解放されていて端子台表出窓部32に成されており、この端子台表出窓部32は前記機器ユニット装着部10の上方に位置している。
【0023】
そして、前記外壁部14は、上側壁部1Bの前端に形成された外側保持壁部14Aと、この外側保持壁部14Aに切欠きより成るリード線導出部14Bを介して並んだ支持柱部14Cとより形成してあり、外側保持壁部14Aと後壁部16とが成す角部には傾斜面部17が形成してある。また、支持柱部14Cの内面には、端面14aに抜ける断面台形で且つアリ溝状の係合溝部18が形成してある。
【0024】
また、前記内壁部15は、その中間部に係止片部19を有しており、この係止片部19の内面部の先側には係止突起部20が形成してあって、これらで係止手段を構成している。また、内壁部15の内面部には第1の支持柱係合部21が形成してある。この第1の支持柱係合部21は、内壁部15の内面部に左右方向に形成された溝部22と、内壁部15の内面部に、前記溝部22を挟むようにして形成された一対の案内枠部23、24とを有しており、前記溝部22の奥には係合突起部25が形成してある。
【0025】
また、前記後壁部16の中央部には切欠き部よりなる端子脚挿入部26が形成してある。そして、この後壁部16と内壁部15とが成す角部の端面と内壁部15の前端部の端面とがそれぞれコーナー当接部27、28に成されている。また、前記端子脚挿入部26は、第1の端子台装着部13の軸線ロ上に位置しており、この軸線ロの延長上には端子脚保持部29が設けてある。この端子脚保持部29は、前記ケース本体1ー1の内面に形成された一対の片状部30間の保持溝31で構成してある。
【0026】
また、前記第1のケース1の下側壁部1Cの前部内側には第2の端子台装着部33と第3の端子台装着部34とが形成してある。この第2の端子台装着部33は、第1のケース1の軸線イを対称軸にして、前記第1の端子台装着部13と線対称を成しており、その構成は、第1の端子台装着部13と同じ構成である。したがって、第1の端子台装着部13と同じ部品については、その部品の符号に(−1)を加えて説明を省略する。
【0027】
なお、第2の端子台装着部33の後壁部16−1の面の延長上に、この後壁部16−1に連なって位置決めピン35が設けてある。また、前記端子脚挿入部26−1は、第2の端子台装着部33の軸線ロ−1上に位置しており、この軸線ロ−1の延長上には端子脚保持部29−1が設けてある。この端子脚保持部29−1は、前記ケース本体1ー1の内面に形成された一対の片状部30−1間の保持溝31−1で構成してある。そして、第2の端子台装着部33の前面は解放されていて端子台表出窓部32ー1に成されており、この端子台表出窓部32ー1は前記機器ユニット装着部10の下方に位置している。
【0028】
第3の端子台装着部34は、前記第2の端子台装着部33の後方で且つより外方に位置しており、その構成は、第1の端子台装着部13と同じ構成である。したがって、第1の端子台装着部13と同じ部品については、その部品の符号に(−2)を加えて説明を省略する。
【0029】
また、前記端子脚挿入部26−2は、第3の端子台装着部34の軸線ロ−2上に位置しており、この軸線ロ−2の延長上には端子脚保持部29−2が設けてある。この端子脚保持部29−2は、前記ケース本体1ー1の内面に形成された一対の片状部30−2間の保持溝31−2で構成してある。そして、第3の端子台装着部34の前面は解放されていて端子台表出窓部32ー2に成されており、この端子台表出窓部32ー2は前記第2の端子台装着部33の下方に段部を形成した状態で位置している。
【0030】
そして、第2の端子台装着部33の内壁部15−1の外面側、第1のケース1の上側壁部1Bの内面部の後側、下側壁部1Cの内面部及び後壁部1Dの内面部の中央に、第2、第3、第4、第5の支持柱係合部21−1、36、37、38が形成してある。これらの支持柱係合部36、37、38は、上記した支持柱係合部21と同構成であって、内面部に左右方向に形成された溝部22と、内面部に、前記溝部22を挟むようにして形成された一対の案内枠部23、24とを有しており、前記溝部22の奥には係合突起部25が形成してある。
【0031】
また、第1のケース1の後壁部1Dの上部は切り欠かれていて、この切欠き部40には位置決めピン41が形成してある。
【0032】
また、第1のケース1の後壁部1Dの外側にはレール係合部42が形成してある。このレール係合部42は後壁部1Dの外面部に一体に形成された上側レールフック部43と、レールフック体45が着脱可能な下側レールフック部44とより構成してある。そして、このレールフック体45の係合フック151は、上側レールフック部43の係合フック46に対向しており、また、レールフック体45は、ばね部153の撓みの範囲で上下動が可能になっている。
【0033】
第2のケース2は、図8乃至図10に示すように板状のケース本体51を備えており、このケース本体51は第1のケース1Aの形状と略同じ形状を成している。このケース本体51の内面部には、このケース本体51の軸線ハを挟んだ対称位置に第1、第2の係合柱体52、53が、また、ケース本体51の内面部には、このケース本体51の上、下側縁部51a、51bの後半部及び後縁部51cにかけて嵌合用壁部70が形成してあり、この嵌合用壁部70の上、下側部位には第3、第4の係合柱体54、55が、後側部位には第5の係合柱体56がそれぞれ突出形成してある。
【0034】
これらの第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56は、その柱本体57の先部に幅狭の挿入部58を形成し、この挿入部58の先側に係合フック62を形成すると共に、この挿入部58の柱本体57と挿入部58との間に段部58Aを形成して構成してある。そして、前記挿入部58の幅寸法B1は、前記第1〜第5の支持柱係合部21、21−1、36、37、38の一対の案内枠部23、24間の隙間24Aの寸法B2より小さいものであり、柱本体57の幅寸法B3は隙間24Aの寸法B2より大きくしてある。
【0035】
また、ケース本体51の前側縁部51dにはリブ状の3つの係合突起部59、60、61が形成してあり、また、ケース本体51の上側縁部51aの前側には第1の係合部63が、ケース本体51の下側縁部51bには第2、第3の係合部64、65がそれぞれ設けてある。これら第1、第2、第3の係合部63、64、65は断面台形にしてある。また、ケース本体51の、第1のケース1の第1の端子台装着部13に対向する部位の内面部には、コーナー用突起部66と、第1の端子台5の端面に当接する当接部68、69とがそれぞれ形成してある。
【0036】
また、ケース本体51の、第1のケース1の第2の端子台装着部33に対向する部位の内面部には、コーナー用突起部66−1と、第2の端子台6の端面の凸条79が挿入される挿入溝部67−1と、第2の端子台6の端面に当接する当接部68−1、69−1とがそれぞれ形成してあり、また、ケース本体51の、第1のケース1の第3の端子台装着部34に対向する部位の内面部には、コーナー用突起部66−2と、第3の端子台7の端面71cの凸条79が挿入される挿入溝部67−2と、第2の端子台6の端面71cに当接する当接部68−2、69−2とがそれぞれ形成してある。
【0037】
第1の端子台5は、図11の(1)〜(4)に示すように絶縁ブロック状の端子台本体71を備えており、この端子台本体71には第1、第2、第3の端子74、75、76が縦に並べて設けてあり、これら第1、第2、第3の端子74、75、76の端子脚部74A、75A、76Aは端子台本体71の後端部より外方に突出しており、各端子脚部74A、75A、76Aは、それぞれの中間部において直角に屈曲してあり、これらの屈曲端部74B、75B、76Bは端子台本体71の一方の端面部71cを含む平面内にほぼ位置している。
【0038】
そして、前記端子台本体71の前端面部71aには3個の操作部であるねじ操作部72A、72B、72Cが形成してあり、また、端子台本体71の外面部71bには3個のリード線接続部73A、73B、73Cが形成してある。そして、ねじ操作部72A、72B、72Cには操作ねじ77A、77B、77Cが設けてあって、これらの操作ねじ77A、77B、77Cを回転操作することにより、リード線接続部73A、73B、73C内において、リード線把持部材78A、78B、78Cが移動してリード線の把持を行なうようになっている。
【0039】
また、第2、第3の端子台6、7は、図12の(1)〜(3)に示すように上記した第1の端子台5と同構成ではあるが、その端子台本体71の向きが、第1の端子台5に対して線対称に成されており、一方の端面部71cが第1のケース1側に位置するようになり、各端子脚部74A、75A、76Aの屈曲端部74B、75B、76Bは端子台本体71の他方の端面部71dを含む平面内にほぼ位置するようになる。
【0040】
したがって、第1の端子台5では、一方の端面部71dが第1のケース1の解放側に位置し、第2、第3の端子台6、7では、他方の端面部71cが第1のケース1の解放側に位置するようになる。そして、第2、第3の端子台6、7の他方の端面部71dには2条の凸条79が形成してある。また、第1、第2、第3の端子台5、6、7の端子台本体71の外面部71bの後縁部は斜面部79Aに成されており、また、端子台本体71の内面部71eには係止溝部80が形成してある。
【0041】
前記フロントモジュール8は、図13及び図14に示すようにスイッチベース部材81と、フロントカバー部材82と、電子部品を実装したプリント基板83とを備えている。そして、前記スイッチベース部材81の面部の第1、第2のスイッチ保持用筒部85、86に、第1、第2のスイッチ130、131の軸部130A、131Aを回転可能に挿入貫通して、これら軸部130A、131Aの貫通端部の小径部130B、131Bに摺動子132、133が装着してある。なお、第1、第2のスイッチ130、131の軸部130A、131Aの端部にはフランジ130C、131Cが形成してあり、これらのフランジ130C、131Cの中心には、回転工具が係合するための十字溝130D、131Dが形成してある(図2参照)。
【0042】
また、第1、第2のモード切換スイッチ保持用筒部87、88に、第1、第2のモード切換スイッチ134、136の軸部134A、136Aを回転可能に挿入貫通して、これら軸部134A、136Aの貫通端部の小径部134B、136Bに摺動子137、138が装着してある。そして、第1、第2のモード切換スイッチ134、136の軸部134A、136Aの端部にはギヤ140、141が設けてあって、ギヤ140、141は互いに噛み合っている。なお、ギヤ140の中心には、回転工具が係合するための十字溝140Dが形成してある(図2参照)。
【0043】
上記のように第1、第2のスイッチ130、131及び第1、第2のモード切換スイッチ134、136を組み付けたスイッチベース部材81に、前記フロントカバー部材82が組み付けてあり、この状態では、第1、第2のモード切換スイッチ134、136の軸端のフランジ130C、131Cは、前記フロントカバー部材82の第1、第2のスイッチ用窓部103、104に対向して十字溝130D、131Dが第1、第2のスイッチ用窓部103、104内に位置し、また、第1のモード切換スイッチ134の軸端のギヤ140は第1のモード切換スイッチ操作用窓部105に対向して十字溝140Dが第1のモード切換スイッチ操作用窓部105内に位置し、また、第2のモード切換スイッチ136の軸端のギヤ141は第2のモード切換スイッチ用窓部106に対向し、ダイヤル用孔部89がダイヤル用孔部107に対向している。また、一対の導光部92A、92Bが一対の表示用窓部108A、108Bに挿入される。
【0044】
そして、電子部品を実装したプリント基板83の上下の係止部121、122を、フロントカバー部材82の一方及び他方の取付片部101A、101Bの係止孔115、119に係止して、前記プリント基板83がフロントカバー部材82に組み込まれており、摺動子132、133、137、138が、それぞれ該当する導電パターン(図示せず)に摺接している。そして、ダイヤル用孔部89、107に設定ボリューム用の電子部品129が挿入してあって、この電子部品129にダイヤル142が取り付けてあるし、また、発光ダイオード128A、128Bが一対の導光部92A、92Bの端部に当接している。
【0045】
また、基板9Aに多数の電子部品を実装して成る基板ユニット9は、前記第1のケース1の解放側の形状に似せてあり、第1のケース1のコーナー当接部27、28に当接する当接部144、145と、第1のケース1の位置決めピン35、41が挿入される位置決め孔部146、147とが設けてある。
【0046】
次に、本発明に係わる制御機器の組み立てを説明する。
まず、第1のケース1の第1の端子台装着部13に第1の端子台5が、第2の端子台装着部33に第2の端子台6が、第3の端子台装着部34に第3の端子台7がそれぞれ装着される。すなわち、第1の端子台5を第1の端子台装着部13に挿入すると、この端子台装着部13の内壁部15の係止片部19の係止突起部20が、第1の端子台5の内面部の係止溝部80に係止され、また、第1の端子第5の端子76の端子脚部76Aが端子脚保持部29の保持溝31に挿入保持される。第1の端子台5の、3個のねじ操作部がある前端面部71aが端子台表出窓部32に位置しており、第1の端子台5の外面部71bのリード線接続部73A、73B、73Cがリード線導出部14Bより表出している。
【0047】
また、第2の端子台6の第2の端子台装着部33への装着及び第3の端子台7の第3の端子台装着部34への装着も、上記した第1の端子台5の第1の端子台装着部13への装着と同様にして行なわれる。
【0048】
次に、機器ユニット装着部10にフロントモジュール8が装着される。この場合、上、下側片部10B、10Cの係合突起部11がフロントモジュール8に係止する。この場合、フロントモジュール8の前面部が前方に位置し操作部400の大略が構成される。
【0049】
次に、前記基板ユニット9を第1のケース1の解放側に嵌合して、第1のケース1の位置決めピン35、41を位置決め孔部146、147に挿入する。この場合、第1、第2、第3の端子台5、6、7の第1、第2、第3の端子脚部74A、75A、76Aの屈曲端部74B、75B、76Bがプリント基板9のスルーホール150、151、152に挿入されて半田付けされるし、前記フロントモジュール8のプリント基板83が基板ユニット9の基板9Aに半田ブリッジで接続される。
【0050】
次に、第2のケース2を第1のケース1に装着する。すなわち、第2のケース2の第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56を第1のケース1の第1〜第5の柱係合部21、21−1、36、37、38に挿入し、これらの第1〜第5の係合柱体52、53、54、55、56の柱本体57の先部の幅狭の挿入部58を、第1〜第5の柱係合部21、21−1、36、37、38の内壁部15の溝部22に沿わせる。この状態で、第2のケース2を押し込むと、挿入部58の先端の係合フック62が係合突起部25を乗り越え、この係合突起部25に係合する。係合フック62が係合突起部25を乗り越える時に、挿入部58は、一対の案内枠部23、24間の隙間24Aから外部に出るが、係合フック62が係合突起部25に係合すると、第1〜第5の柱係合部21、21−1、36、37、38の幅広な柱本体57が一対の案内枠部23、24内に挿入され、この柱本体57が一対の案内枠部23、24により拘束される。
【0051】
この場合、第1、第2、第3の係合部63、64、65が支持柱部14C、14C−1、14C−2の係合溝部18、18−1、18−2に挿入されて係合して、第2のケース2が第1、第2、第3の端子台5、6、7を横から押さえる。
【0052】
上記のように構成された制御機器は、図3に示すように、その第1のケース1の後壁部1Dに設けたレール係合部42の上側レールフック部43と、下側レールフック部44とでレール部材500を挟みつけることにより、このレール部材500に装着される。
【0053】
上記した実施の形態例によれば、解放側から第1、第2、第3の端子台5、6、7を第1、第2、第3の端子台装着部13、33、34に装着し、第1のケース1に基板ユニット9を装着して、この基板ユニット9のプリント基板9Aを第1、第2、第3の端子台5、6、7の第1、第2、第3の端子脚部74A、75A、76Aに半田付けすることができる。
【0054】
このように、第1、第2、第3の端子台5、6、7の成形部分が基板ユニット9に接触していなくても、第1、第2、第3の端子台5、6、7を第1のケース1の部品装着側に組み付け(装着)することができるので、外部結線する場合のねじ回転工具の締付けトルクや、結線後に、そのリード線を引っ張る外力を受けても前記端子脚が撓むことにより、第1、第2、第3の端子台5、6、7の第1、第2、第3の端子脚部74A、75A、76Aの基板ユニット9のプリント基板9Aへの半田付け部にクラック等が生じることがない。
【0055】
また、第1、第2、第3の端子台5、6、7の成形部分が基板ユニット9に接触していなくても、第1、第2、第3の端子台5、6、7を第1のケース1の部品装着側に組み付けることができるので、端子台としては、出力基板に対してガタツキ無しに接続する必要がなく、端子脚をインサート成形により端子台に設けことがなくなり、部品コストを低減することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係わる制御機器の端子台構造によれば、一方の側面が部品装着側であり且つ他方の側面が解放側であってこの解放側から前記部品装着側に部品装着が行われる第1のケースと、前記第1のケースの解放側に係脱可能に係止して前記解放側を覆う第2のケースとを有し、前記第1のケースの前記部品装着側に壁部を立設し、この壁部により囲まれた複数の端子台装着部を設け、これら端子台装着部は前記第1のケースの軸線イを対称軸として線対称に配置されており、且つ、前記端子台装着部に端子脚を有する端子台を装着し、前記端子台を、端子台本体に複数の端子を設け、これら端子の端子脚部を、それぞれの中間部において直角に屈曲して構成し、前記第1のケースの前記部品装着部側に、前記端子台装着部に装着された前記端子台の前記端子脚部を保持する端子保持部を設け、更に、前記第1のケースの前記解放側に基板ユニットを装着して前記基板ユニットを前記端子脚部に接続するようにしたことにより、解放側から端子台を端子台装着部に装着し、第1のケースに基板ユニットを装着して、この基板ユニットを端子台の端子脚部に接続することができる。
【0057】
このように、端子台の成形部分が基板ユニットに接触していなくても、端子台を第1のケースの部品装着側に組み付けることができるので、外部結線する場合のねじ回転工具の締付けトルクや、結線後に、そのリード線を引っ張る外力を受けても前記端子脚が撓むことにより、端子台の基板ユニットへの半田付け部にクラック等が生じることがない。
【0058】
また、端子台の成形部分が基板ユニットに接触していなくても、端子台を第1のケースの部品装着側に組み付けることができるので、端子台としては、基板に対してガタツキ無しに接続する必要がなく、端子脚をインサート成形により端子台に設けることがなくなり、部品コストを低減することができる。
【0059】
また、解放側から端子台を端子台装着部に装着すると共に、端子台の端子の前記端子脚部を端子脚保持部で保持することができて、端子台の装着をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)は本発明に係わる端子台取付構造を備えた制御機器の上面図である。
(2)は同制御機器の左側面図である。
(3)は同制御機器の下面図である。
【図2】(1)は同制御機器の正面図である。
(2)は同制御機器の後面図である。
【図3】同制御機器の分解状態の斜視図である。
【図4】同制御機器の第1のケースの平面図である。
【図5】図4のA方向からの矢視図である。
【図6】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図7】図4のC方向からの矢視図である。
【図8】同制御機器の第2のケースの平面図である。
【図9】図8のD−D線に沿う断面図である。
【図10】図8のE方向からの矢視図である。
【図11】(1)は第1の端子台の平面図である。
(2)は(1)のH方向からの矢視図である。
(3)は(1)のI方向からの矢視図である。
(4)は(1)のJ方向からの矢視図である。
【図12】(1)は第2,第3の端子台の平面図である。
(2)は(1)のF方向からの矢視図である。
(3)は(1)のG方向からの矢視図である。
【図13】同制御機器のフロントモジュールの斜視図である。
【図14】同制御機器のフロントモジュールの分解状態の斜視図である。
【図15】従来の制御機器の分解状態の斜視図である。
【図16】従来の制御機器の端子台取付構造の分解斜視図である。
【図17】従来の制御機器の他の端子台取付構造の基板への取付状態の説明図である。
【図18】図17のK方向からの矢視図である。
【符号の説明】
1 第1のケース
2 第2のケース
5 第1の端子台
6 第2の端子台
7 第3の端子台
9 基板ユニット
13 第1の端子台装着部
33 第2の端子台装着部
34 第3の端子台装着部
74 第1の端子
75 第2の端子
76 第3の端子
74A、75A、76A 端子脚部
Claims (1)
- 一方の側面が部品装着側であり且つ他方の側面が解放側であってこの解放側から前記部品装着側に部品装着が行われる第1のケースと、前記第1のケースの解放側に係脱可能に係止して前記解放側を覆う第2のケースとを有し、前記第1のケースの前記部品装着側に壁部を立設し、この壁部により囲まれた複数の端子台装着部を設け、これら端子台装着部は前記第1のケースの軸線イを対称軸として線対称に配置されており、且つ、前記端子台装着部に端子脚を有する端子台を装着し、前記端子台を、端子台本体に複数の端子を設け、これら端子の端子脚部を、それぞれの中間部において直角に屈曲して構成し、前記第1のケースの前記部品装着部側に、前記端子台装着部に装着された前記端子台の前記端子脚部を保持する端子保持部を設け、更に、前記第1のケースの前記解放側に基板ユニットを装着して前記基板ユニットを前記端子脚部に接続するようにしたことを特徴とする制御機器の端子台取付構造。
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JP33772996A JP3690020B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 制御機器の端子台取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33772996A JP3690020B2 (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 制御機器の端子台取付構造 |
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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-
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