JP2943743B2 - 制御機器構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、タイマなどの制御
盤内にレール部材（ＤＩＮレール）を用いて制御盤の内
側に取り付けられる薄型の制御機器構造に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】この種の制御機器は、通常ＤＩＮレール
上に複数個を横に並べて取り付けて使用される。そのた
めに、図３０の（３）に示すように外形的に幅方向の寸
法は２２．５ｍｍと規格で決まっており、高さ、長さ方
向も業界で暗黙のうちに同じ寸法が採用されている。

【０００３】この制御機器は、上記のような市場背景か
ら、取付状態で正面から見える幅２２．５ｍｍ×高さ７
５ｍｍの寸法の中にいかにうまく端子台、操作部及び表
示部を配置して操作性・視認性を上げるかがキーポイン
トになっている。

【０００４】また、構造全体から見ると、いかに組立て
易くするか、いかに部品点数を減らして材料費を安くす
るかという課題となっており、各社ともこの２つの項目
をいかにバランスよく達成するかに凌ぎを削っている。

【０００５】従来の制御機器は、図３１に示すようにメ
インの電子部品を実装した基板２００に、端子台２０１
及びこの端子台２０１と基板２００とを接続するための
出力基板２０２、表面から設定を行うためのスイッチ２
０３、ボリューム２０４などを実装した操作基板２０５
などを取り付け、前記基板２００の水平方向から前後２
部品に別れた第１、第２のケース２０６、２０７を被せ
ることで組立てることが一般的であった。

【０００６】特に、スイッチ構成は、図３２の（１）に
示すように第１のケース２０６に内蔵されるスイッチベ
ース部材２０８と、フロントカバー２０９と、第１、第
２のスイッチ２１０、２１１と、モード切換スイッチ２
１２と、電子部品を実装し且つ導電パターン（図示せ
ず）を形成したプリント基板２１６とを備えており、第
１のスイッチ２１０は、スイッチ本体２１０Ａと、プレ
ス部品である摺動子２１０Ｂと、摘み部材２１０Ｃとを
有しており、第２のスイッチ２１１は、スイッチ本体２
１１Ａと、摘み部材２１１Ｃとを有しており、モード切
換スイッチ２１２は、スイッチ本体２１２Ａと、摘み部
材２１２Ｃとを有している。

【０００７】そして、スイッチベース部材２０８の面部
の第１、第２のスイッチ保持用筒部２１３、２１４に第
１、第２のスイッチ２１０、２１１を回転可能に挿入貫
通して、貫通端部の小径部にプレス部品である摺動子２
１０Ｂ、２１１Ｂが装着してある。そして、また、モー
ド切換スイッチ保持用筒部２１５にモード切換スイッチ
２１２を回転可能に挿入貫通して、その貫通端部の小径
部にプレス部品である摺動子２１１Ｂが装着してある。

【０００８】上記のように第１、第２のスイッチ２１
０、２１１及びモード切換スイッチ２１２を組み付けた
スイッチベース部材２０８にプリント基板２１６を嵌め
て、前記摺動子２１０Ｂ、２１１Ｂ、２１２Ｂを導電パ
ターンに圧接させ、スイッチベース部材２０８を第１の
ケース２０６内に挿入係合して、このスイッチベース部
材２０８の前面に突出する第１、第２のスイッチ２１
０、２１１及びモード切換スイッチ２１２の前端部にそ
れぞれ摘み部材２１０Ｃ、２１１Ｃ、２１２Ｃを装着
し、第１のケース２０６の前面開口部２０６ａにフロン
トカバー２０９を図３２の（２）に示すようにフック２
０９Ａと係合突起２０６Ａとをスナップフイットで係合
させて取り付け、摘み部材２１０Ｃ、２１１Ｃ、２１２
Ｃの操作部２１０Ｃ−１、２１１Ｃ−１、２１２Ｃ−１
をフロントカバー２０９の前方に突出させて制御機器の
操作部が構成してある。

【０００９】また、前記プリント基板２１６には発光ダ
イオード２２７Ａ、２２７Ｂが実装してあって、発光ダ
イオード２２７Ａ、２２７Ｂは、スイッチベース部材２
０８の切欠き部２２８Ａ、２２８Ｂを経てフロントカバ
ー２０９の表示窓２２９Ａ、２２９Ｂの後方に位置して
いる。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の制御機器構造にあっては、そのスイッチ構造に
おいて、第１、第２のスイッチ２１０、２１１及びモー
ド切換スイッチ２１２が、スイッチ本体２１０Ａ、２１
１Ａ、２１２Ａと、摘み部材２１０Ｃ、２１１Ｃ、２１
２Ｃとを有しており、すなわち、スイッチ１個あたり、
スイッチ本体２１０Ａ、２１１Ａ、２１２Ａと、摘み部
材２１０Ｃ、２１１Ｃ、２１２Ｃとの２つの成形品で構
成されているために、部品コストが高価になり、また、
組立工数が多くなるという問題点があった。

【００１１】なお、スイッチ１個あたり、スイッチ本体
２１０Ａ、２１１Ａ、２１２Ａと、摘み部材２１０Ｃ、
２１１Ｃ、２１２Ｃとの２つの成形品で構成する理由
は、プレス部品である摺動子２１０Ｂ、２１１Ｂ、２１
２Ｂがプリント基板２１６の導電パターンに圧接して反
力を生じ、この反力を、第１のケース２０６にスナップ
フイットで固定されたフロントカバー２０９で受ける
と、このフロントカバー２０９が撓んでしまい、摺動子
２１０Ｂ、２１１Ｂ、２１２Ｂがプリント基板２１６の
導電パターンに良好に接触しないという不具合がある
が、この不具合を解消すべく、前記反力をスイッチベー
ス部材で受ける構成にしたためである。

【００１２】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、スイッチ１
個あたり１つの成形部品で構成できて、部品コストが低
減でき、また、組立工数を少なくすることができる制御
機器構造を提供することにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１の発明に係わる制御機器構造は、一方の
側面が部品装着側であり且つ他方の側面が操作面に対し
垂直方向に開放されてこの開放側から前記部品装着側に
部品装着が行われる枠状の第１のケースと、前記第１の
ケースに前記開放側に面して設けられたモジュール装着
部と、前記モジュール装着部に前記第１のケースの開放
側から装着され、且つスイッチ本体に摘み部を一体形成
したスイッチ及びモード切換えスイッチをスイッチベー
ス部材に回転可能に挿入貫通して、これらの貫通端部に
摺動子を装着し、前記スイッチベース部材に、フロント
カバー部材を組み付けて、前記スイッチ及び前記モード
切換えスイッチのそれぞれの操作部を前記フロントカバ
ー部材を貫通させて外方に表出し、前記スイッチベース
部材にプリント基板を装着して、前記プリント基板の導
電パターンに前記摺動子を圧接させて構成されたフロン
トモジュールであるスイッチユニットと、前記スイッチ
ユニットを前記モジュール装着部に係脱可能に係合させ
る係合手段と前記第１のケースの開放側に、前記スイッ
チユニットをモジュール装着部に装着後に、係脱可能に
係止して前記開放側を覆う第２のケースとを備えたこと
を特徴とする。

【００１４】かかる構成により、スイッチに設けた摺動
子をプリント基板の導電パターンに圧接させたスイッチ
構成をユニット化し、このスイッチユニットを第１のケ
ースに設けられたモジュール装着部に装着し、係合手段
によって、スイッチユニットをモジュール装着部に係合
させることができるために、プレス部品である摺動子が
導電パターンに圧接して生じる反力ではスイッチ構成部
品が撓まないようになるために、スイッチ１個あたり１
つの成形部品で構成できて、部品コストが低減でき、ま
た、組立工数を少なくすることができる。

【００１５】

【００１６】

【００１７】また、上記の目的を達成するために、請求
項２の発明に係わる制御機器構造は、請求項１記載の制
御機器構造において、前記係合手段を、前記第１のケー
スの前記モジュール装着部及び第２ケースの、前記モジ
ュール装着部に対向する部位にそれぞれ一方の係合部を
設けると共に、前記フロントモジュールに前記一方の係
合部に係脱可能に係合する他方の係合部を設けて構成し
た。

【００１８】かかる構成により、前記フロントモジュー
ルの第１、第２のケース(第１のケースの場合にはモジ
ュール装着部)への装着時に、前記フロントモジュール
の他方の係合部を前記一方の係合部に係脱可能に係合さ
せることで、プレス部品である摺動子がプリント基板の
導電パターンに圧接して生じる反力でフロントカバーが
撓むということがなくなる。このために、上記した請求
項１の発明の作用と同様な作用を奏し得る。

【００１９】また、上記の目的を達成するために、請求
項３の発明に係わる制御機器構造は、請求項２記載の制
御機器構造において、前記スイッチベース部材に導光部
を形成し、前記導光部の一端部を前記フロントカバーに
設けた表示用窓部に挿入し、前記プリント基板に設けら
れた光源からの光を前記導光部を経て前記表示用窓部に
表出させた。

【００２０】かかる構成により、上記した請求項１(請
求項２)の発明の作用と同様な作用を奏し得るばかり
か、表示灯構成が簡略化されて、スイッチ構成のユニッ
ト化に寄与することができる。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１の（１）は本発明に係わる制
御機器構造の上面図、図１の（２）は同制御機器構造の
左側面図、図１の（３）は同制御機器構造の下面図、図
２は同制御機器構造の正面図、図３は同制御機器構造の
後面図、図４は同制御機器構造の分解状態の斜視図であ
る。なお、図面においてＸ−Ｘ１が左右方向、Ｙ−Ｙ１
が前後方向、Ｚ−Ｚ１が上下方向である。

【００２２】本発明に係わる制御機器構造は、第１のケ
ース１と、第２のケース２と、第１、第２のケース１、
２から成るハウジング３内に収納される内部機器４とか
ら大略構成してある。そして、内部機器４は第１、第
２、第３の端子台５、６、７と、スイッチユニットであ
るフロントモジュール８と、プリント基板９Ａに多数の
電子部品を実装してなる基板ユニット９とから大略構成
してある。そして、制御機器構造の前面には、その中央
部に位置して操作部４００が、この操作部４００を挟ん
だ上下に上、下側端子台部４０１、４０２、４０３がそ
れぞれ設けてあり、制御機器構造の後面にはレール係合
部４２が設けてある。

【００２３】第１のケース１は、図５乃至図７に示すよ
うに略四角形の枠状のケース本体１ー１を備えており、
このケース本体１ー１は側面部（右側面部）１Ａと、こ
の側面部１Ａの上、下縁部に形成された上、下側壁部１
Ｂ、１Ｃと、側面部１Ａの後縁部に形成されて上、下側
壁部１Ｂ、１Ｃに連なる後壁部１Ｄとから構成してあ
る。そして、ケース本体１ー１の左側面は開放してあ
る。従って、ケース本体１−１の開放側は、操作部４０
０の操作面に対して垂直方向に開放している。

【００２４】そして、ケース本体１ー１の前面側には機
器ユニット装着部１０が形成してあり、この機器ユニッ
ト装着部１０は、ケース本体１ー１の側面部１Ａの延長
である側面部１０Ａと、この側面部１０Ａの上、下縁部
に形成された上、下側片部１０Ｂ、１０Ｃと、側面部１
０Ａの後部に形成さられた仕切り壁部１０Ｄとを有して
おり、上、下側片部１０Ｂ、１０Ｃは仕切り壁部１０Ｄ
から切り離されていて、上、下側片部１０Ｂ、１０Ｃの
それぞれの内面部の先端側には係合突起部１１が形成し
てあって、これらで係止手段を構成している。また、側
面部１０Ａの前縁側には、係合手段の一構成要件として
の一方の係合部である長い突条の係合突起部１２が形成
してある。

【００２５】前記第１のケース１の上側壁部１Ｂの前部
内側には第１の端子台装着部１３が形成してある。この
第１の端子台装着部１３は、外壁部１４と、内壁部１５
と、内、外壁部１５、１４に連なる後壁部１６とにより
囲まれた側面視で長方形状を成しており、第１の端子台
装着部１３の軸線ロは、第１のケース１の軸線イに対し
て斜め上方に沿うように所定の角度を有している。そし
て、第１の端子台装着部１３の前面は解放されていて端
子台表出窓部３２に成されており、この端子台表出窓部
３２は前記機器ユニット装着部１０の上方に位置してい
る。

【００２６】そして、前記外壁部１４は、上側壁部１Ｂ
の前端に形成された外側保持壁部１４Ａと、この外側保
持壁部１４Ａに切欠きより成るリード線導出部１４Ｂを
介して並んだ支持柱部１４Ｃとより形成してある。支持
柱部１４Ｃの内面には、端面１４ａに抜ける断面台形で
且つアリ溝状の係合溝部１８が形成してある。

【００２７】また、前記内壁部１５は、その中間部に係
止片部１９を有しており、この係止片部１９の内面部の
先側には係止突起部２０が形成してあって、これらで係
止手段を構成している。また、内壁部１５の内面部には
第１の支持柱係合部２１が形成してある。この第１の支
持柱係合部２１は、内壁部１５の内面部に左右方向に形
成された溝部２２と、内壁部１５の内面部に、前記溝部
２２を挟むようにして形成された一対の案内枠部２３、
２４とを有しており、前記溝部２２の奥には係合突起部
２５が形成してある。また、前記後壁部１６の中央部に
は切欠き部よりなる端子脚挿入部２６が形成してある。

【００２８】また、前記第１のケース１の下側壁部１Ｃ
の前部内側には第２の端子台装着部３３と第３の端子台
装着部３４とが形成してある。この第２の端子台装着部
３３は、第１のケース１の軸線イを対称軸にして、前記
第１の端子台装着部１３と線対称を成しており、その構
成は、第１の端子台装着部１３と同じ構成である。した
がって、第１の端子台装着部１３と同じ部品について
は、その部品の符号に（−１）を加えて説明を省略す
る。

【００２９】なお、第２の端子台装着部３３の後壁部１
６−１の面の延長上に、この後壁部１６−１に連なって
位置決めピン３５が設けてある。そして、第２の端子台
装着部３３の前面は開放されていて端子台表出窓部３２
ー１に成されており、この端子台表出窓部３２ー１は前
記機器ユニット装着部１０の下方に位置している。

【００３０】第３の端子台装着部３４は、前記第２の端
子台装着部３３の後方で且つより外方に位置しており、
その構成は、第１の端子台装着部１３と同じ構成であ
る。したがって、第１の端子台装着部１３と同じ部品に
ついては、その部品の符号に「−２」を加えて説明を省
略する。第３の端子台装着部３４の前面は開放されてい
て端子台表出窓部３２ー２に成されており、この端子台
表出窓部３２ー２は前記第２の端子台装着部３３の下方
に段部を形成した状態で位置している。なお、２９、２
９−１、２９−２は、保持溝３１、３１−１、３１−２
を有する端子脚保持部である。

【００３１】そして、第２の端子台装着部３３の内壁部
１５−１の外面側、第１のケース１の上側壁部１Ｂの内
面部の後側、下側壁部１Ｃの内面部及び後壁部１Ｄの内
面部の中央に、第２、第３、第４、第５の支持柱係合部
２１−１、３６、３７、３８が形成してある。これらの
支持柱係合部３６、３７、３８は、上記した支持柱係合
部２１と同構成である。

【００３２】また、第１のケース１の後壁部１Ｄの上部
は切り欠かれていて、この切欠き部４０には位置決めピ
ン４１が形成してある。

【００３３】また、第１のケース１の後壁部１Ｄの外側
にはレール取付手段であるレール係合部４２が形成して
ある。このレール係合部４２は後壁部１Ｄの外面部に一
体に形成された一方のレールフック部である上側レール
フック部４３と、レールフック体４５が着脱可能な他方
のレールフック部である下側レールフック部４４とより
構成してある。そして、レールフック体４５の係合フッ
ク１５１は、上側レールフック部４３の係合フック４６
に対向しており、また、レールフック体４５は、ばね部
１５３の撓みの範囲で上下動が可能になっている。

【００３４】第２のケース２は、図９乃至図１１に示す
ように板状のケース本体５１を備えており、このケース
本体５１は第１のケース１Ａの形状と略同じ形状を成し
ている。

【００３５】そして、前記ケース本体５１の内面部に
は、このケース本体５１の軸線ハを挟んだ対称位置に第
１、第２の係合柱体５２、５３が、また、ケース本体５
１の内面部には、このケース本体５１の上、下側縁部５
１ａ、５１ｂの後半部及び後縁部５１ｃにかけて嵌合用
壁部７０が形成してあり、この嵌合用壁部７０の上、下
側部位には第３、第４の係合柱体５４、５５が、後側部
位には第５の係合柱体５６がそれぞれ突出形成してあ
る。

【００３６】これらの第１〜第５の係合柱体５２、５
３、５４、５５、５６は、その柱本体５７の先部に幅狭
の挿入部５８を形成し、この挿入部５８の先側に係合フ
ック６２を形成すると共に、この挿入部５８の柱本体５
７と挿入部５８との間に段部５８Ａを形成して構成して
ある。そして、前記挿入部５８の幅寸法Ｂ１は、前記第
１〜第５の支持柱係合部２１、２１−１、３６、３７、
３８の一対の案内枠部２３、２４間の隙間２４Ａの寸法
Ｂ２より小さいものであり、柱本体５７の幅寸法Ｂ３は
隙間２４Ａの寸法Ｂ２より大きくしてある。

【００３７】そして、前記嵌合用壁部７０の前端部は、
図９に示すように係合手段の一構成要件としての一方の
係合部である３つの係合突起部５９、６０、６１が形成
してある。また、ケース本体５１の上側縁部５１ａの前
側には第１の係合部６３が、ケース本体５１の下側縁部
５１ｂには第２、第３の係合部６４、６５がそれぞれ設
けてある。

【００３８】第１の端子台５は、図４に示すように絶縁
ブロック状の端子台本体７１に第１、第２、第３の端子
７４、７５、７６を縦に並べて設けて構成してあり、こ
れら第１、第２、第３の端子７４、７５、７６の端子脚
部７４Ａ、７５Ａ、７６Ａは端子台本体７１の後端部よ
り外方に突出しており、各端子脚部７４Ａ、７５Ａ、７
６Ａは、それぞれの中間部において直角に屈曲してあ
る。

【００３９】そして、前記端子台本体７１の前端面部７
１ａには３個のねじ操作部（図示せず）が形成してあ
り、また、端子台本体７１の外面部７１ｂには３個のリ
ード線接続部７３Ａ、７３Ｂ、７３Ｃが形成してある。
そして、ねじ操作部には操作ねじ（図示せず）が設けて
あって、これらの操作ねじを回転操作することにより、
リード線接続部７３Ａ、７３Ｂ、７３Ｃ内において、リ
ード線把持部材（図示せず）が移動してリード線の把持
を行なうようになっている。また、前記端子台本体７１
の内側面部７１ｃには係止溝部８０が形成してある。

【００４０】また、第２、第３の端子台６、７は、図４
に示すように上記した第１の端子台５と同構成ではある
が、その端子台本体７１の向きが、第１の端子台５に対
して線対称に成されている。

【００４１】前記フロントモジュール８は、図１２に示
すようにスイッチベース部材８１と、フロントカバー部
材８２と、電子部品を実装したプリント基板８３とを備
えている。そして、前記スイッチベース部材８１は、図
１４乃至図１７に示すように面部８２の上、下側に取付
片部８４Ａ、８４Ｂを後方に折り曲げ成形した部材本体
８４を備えており、以下に述べる個々の部位について
も、全て、透明な合成樹脂により一体に成形されてい
る。すなわち、前記部材本体８４の面部８２には、第
１、第２のスイッチ保持用筒部８５、８６と、第１、第
２のモード切換スイッチ保持用筒部８７、８８と、ダイ
ヤル用孔部８９とが設けてある。第１、第２のスイッチ
保持用筒部８５、８６及び第１のモード切換スイッチ保
持用筒部８７の一部には、図に示すように片持ち片９４
が形成してあり、この片持ち片９４の内面部の先部には
突起部９５が形成してある。

【００４２】また、前記面部８２の内面の左右方向の両
端縁部には凸条部９０、９１が形成してあり、一方の凸
条部９０には柱状の一対の導光部９２Ａ、９２Ｂが前後
方向に形成してある。そして、一方の取付片部８４Ａに
は、その中央部に位置させて前後方向に沿うスリット９
６が、また、その一側寄り位置させて係止突起部９７が
それぞれ形成してある。また、他方の取付片部８４Ｂに
は、その中央より一側寄り位置させて前後方向に沿うス
リット９８が、また、その一側寄り位置させて係止突起
部９９がそれぞれ形成してある。

【００４３】また、前記フロントカバー部材８２は、図
１８乃至図２１に示すように面部１００の上、下側に取
付片部１０１Ａ、１０１Ｂを後方に折り曲げ成形した部
材本体１０２を備えており、前記面部１００には、第
１、第２のスイッチ用窓部１０３、１０４と、第１のモ
ード切換スイッチ操作用窓部１０５と、第２のモード切
換スイッチ用窓部１０６と、ダイヤル用孔部１０７と、
一対の表示用窓部１０８Ａ、１０８Ｂとが設けてある。

【００４４】また、前記面部１００の内面の左右方向の
両端縁部には凸条部１０９、１１０が形成してあり、左
の凸条部１０９の外側には、係合手段の一構成要件とし
ての他方の係合部である複数の係合凹部１１１が、右の
凸条部１１０の外側には、同様に係合手段の一構成要件
としての他方の係合部である係合凹部１１２がそれぞれ
形成してある。

【００４５】そして、一方の取付片部１０１Ａの外面に
は図２２の（１）、（２）に示すように、左右方向に沿
う溝部１１３と、この溝部１１３の左端部に位置する係
止用切欠き部１１４と、先側に位置する一対の係止孔１
１５とがそれぞれ形成してあり、一方の取付片部１０１
Ａの内面には、その中央部に位置させて凸条部１１６が
形成してある。また、他方の取付片部１０１Ｂの外面に
は、図２３の（１）、（２）に示すように左右方向に沿
う溝部１１７と、この溝部１１７の左端部に位置する係
止用切欠き部１１８と、先側に位置する一対の係止孔１
１９とがそれぞれ形成してあり、他方の取付片部１０１
Ｂの内面には、その中央より左側に位置させて凸条部１
２０が形成してある。

【００４６】電子部品を実装したプリント基板８３は、
図１３に示すようにその上、下端部のそれぞれ一対の係
止部１２１、１２２を有しており、プリント基板８３の
実装面部には、第１、第２のスイッチ用孔部１２３、１
２４と、第１、第２のモード切換スイッチ用孔部１２
５、１２６と、これらの第１、第２のスイッチ用孔部１
２３、１２４及び第１、第２のモード切換スイッチ用孔
部１２５、１２６を中心とする導電パターン（図示せ
ず）とがそれぞれ設けてある。また、プリント基板８３
の実装面部の左縁部には一対の切欠き部１２７Ａ、１２
７Ｂが形成してあり、これらの切欠き部１２７Ａ、１２
７Ｂに発光ダイオード１２８Ａ、１２８Ｂが装着してあ
る。また、プリント基板８３の実装面部には設定ボリュ
ーム用の電子部品１２９が実装してある。

【００４７】そして、前記スイッチベース部材８１の面
部８２の第１、第２のスイッチ保持用筒部８５、８６
に、図２４及び図２５に示す第１、第２のスイッチ１３
０、１３１のスイッチ本体１３０Ａ、１３１Ａを回転可
能に挿入貫通して、これらスイッチ本体１３０Ａ、１３
１Ａの貫通端部の小径部１３０Ｂ、１３１Ｂに摺動子１
３２、１３３が装着してある。そして、スイッチ本体１
３０Ａ、１３１Ａの周部には、これらスイッチ本体１３
０Ａ、１３１Ａの軸線方向に沿う溝部１３４が周方向に
所定の間隔をおいて複数形成してあり、溝部１３４の一
つに片持ち片９４の内面部の先部の突起部９５が係脱可
能に係合している。なお、第１、第２のスイッチ１３
０、１３１のスイッチ本体１３０Ａ、１３１Ａの端部に
はフランジ状の摘み部１３０Ｃ、１３１Ｃが形成してあ
り、これらの摘み部１３０Ｃ、１３１Ｃの中心には、回
転工具が係合するための十字溝１３０Ｄ、１３１Ｄが形
成してあって、操作部１４８に成されている。

【００４８】また、第１、第２のモード切換スイッチ保
持用筒部８７、８８に、図１２及び図１３に示す第１、
第２のモード切換スイッチ１３４、１３６のスイッチ本
体１３４Ａ、１３６Ａを回転可能に挿入貫通して、これ
らスイッチ本体１３４Ａ、１３６Ａの貫通端部の小径部
１３４Ｂ、１３６Ｂに摺動子１３７、１３８が装着して
ある。そして、スイッチ本体１３４Ａ、１３６Ａの周部
には、これらスイッチ本体１３４Ａ、１３６Ａの軸線方
向に沿う溝部１３９が周方向に所定の間隔をおいて複数
形成してあり、溝部１３９の一つに片持ち片９４の内面
部の先部の突起部９５が係脱可能に係合している。第
１、第２のモード切換スイッチ１３４、１３６のスイッ
チ本体１３４Ａ、１３６Ａの端部にはギヤ１４０、１４
１が設けてあって、ギヤ１４０、１４１は互いに噛み合
っている。なお、ギヤ１４０の中心には、回転工具が係
合するための十字溝１４０Ａが形成してある。そして、
第１のモード切換スイッチ１３４の十字溝１４０Ａが操
作部１４９に成されている。

【００４９】上記のように第１、第２のスイッチ１３
０、１３１及び第１、第２のモード切換スイッチ１３
４、１３６を組み付けたスイッチベース部材８１に、前
記フロントカバー部材８２が組み付けられる。すなわ
ち、スイッチベース部材８１の一方及び他方の取付片部
８３Ａ、８３Ｂのスリット９６、９８に、フロントカバ
ー部材８２の一方及び他方の取付片部１０１Ａ、１０１
Ｂの凸条部１１６、１２０を挿入して、フロントカバー
部材８２をスイッチベース部材８１側に移動させること
により、係止突起部９７、９９を係止用切欠き部１１
４、１１８に係止する。

【００５０】この状態では、第１、第２のスイッチ１３
０、１３１の摘み部１３０Ｃ、１３１Ｃは第１、第２の
スイッチ用窓部１０３、１０４に対向して十字溝１３０
Ｄ、１３１Ｄが、すなわち操作部１４８が第１、第２の
スイッチ用窓部１０３、１０４内に位置し、また、第１
のモード切換スイッチ１３４の軸端のギヤ１４０は第１
のモード切換スイッチ操作用窓部１０５に対向して十字
溝１４０Ａが、すなわち操作部１４９が第１のモード切
換スイッチ操作用窓部１０５内に位置し、また、第２の
モード切換スイッチ１３６の軸端のギヤ１４１は第２の
モード切換スイッチ用窓部１０６に対向し、ダイヤル用
孔部８９がダイヤル用孔部１０７に対向している。ま
た、一対の導光部９２Ａ、９２Ｂが一対の表示用窓部１
０８Ａ、１０８Ｂに挿入される。

【００５１】そして、電子部品を実装したプリント基板
８３の上下の係止部１２１、１２２を、フロントカバー
部材８２の一方及び他方の取付片部１０１Ａ、１０１Ｂ
の係止孔１１５、１１９に係止して、前記プリント基板
８３がフロントカバー部材８２に組み込まれており、摺
動子１３２、１３３、１３７、１３８が、それぞれ該当
する導電パターンに摺接している。そして、ダイヤル用
孔部８９、１０７に設定ボリューム用の電子部品１２９
が挿入してあって、この電子部品１２９にダイヤル１４
２が取り付けてあるし、また、発光ダイオード１２８
Ａ、１２８Ｂが一対の導光部９２Ａ、９２Ｂの端部に当
接している。

【００５２】また、基板９Ａに多数の電子部品を実装し
て成る基板ユニット９は、前記第１のケース１の開放側
の形状に似せてあり、第１のケース１のコーナー当接部
２７、２８に当接する当接部１４４、１４５と、第１の
ケース１の位置決めピン３５、４１が挿入される位置決
め孔部１４６、１４７とが設けてある。

【００５３】次に、本発明に係わる制御機器構造の組み
立てを説明する。まず、第１のケース１の第１の端子台
装着部１３に第１の端子台５が、第２の端子台装着部３
３に第２の端子台６が、第３の端子台装着部３４に第３
の端子台７がそれぞれ装着される。すなわち、第１の端
子台５を第１の端子台装着部１３に挿入すると、この端
子台装着部１３の内壁部１５の係止片部１９の係止突起
部２０が、第１の端子台５の内面部の係止溝部８０に係
止され、また、第１の端子第５の端子７６の端子脚部７
６Ａが端子脚保持部２９の保持溝３１に挿入保持され
る。第１の端子台５の、３個のねじ操作部がある前端面
部７１ａが端子台表出窓部３２に位置しており、第１の
端子台５の外面部７１ｂのリード線接続用凹部７３Ａ、
７３Ｂ、７３Ｃがリード線導出部１４Ｂより表出してい
る。

【００５４】また、第２の端子台６の第２の端子台装着
部３３への装着及び第３の端子台７の第３の端子台装着
部３４への装着も、上記した第１の端子台５の第１の端
子台装着部１３への装着と同様にして行なわれる。

【００５５】次に、機器ユニット装着部１０にフロント
モジュール８が装着される。この場合、上、下側片部１
０Ｂ、１０Ｃの係合突起部１１がフロントモジュール８
に係止する。そして、前記係合突起部１２が係合凹部１
１１に係合する。この場合、フロントモジュール８の前
面部８Ａが前方に位置し操作部４００の大略が構成され
る。

【００５６】次に、前記基板ユニット９を第１のケース
１の解放側に嵌合して、第１のケース１の位置決めピン
３５、４１を位置決め孔部１４６、１４７に挿入する。
この場合、第１、第２、第３の端子台５、６、７の第
１、第２、第３の端子脚部７４Ａ、７５Ａ、７６Ａの屈
曲端部７４Ｂ、７５Ｂ、７６Ｂがプリント基板９のスル
ーホール１５０、１５１、１５２に挿入されて半田付け
されるし、前記フロントモジュール８のプリント基板８
３が基板ユニット９の基板９Ａに半田ブリッジで接続さ
れる。

【００５７】次に、第２のケース２を第１のケース１に
装着する。すなわち、第２のケース２の第１〜第５の係
合柱体５２、５３、５４、５５、５６を第１のケース１
の第１〜第５の柱係合部２１、２１−１、３６、３７、
３８に挿入し、これらの第１〜第５の係合柱体５２、５
３、５４、５５、５６の柱本体５７の先部の幅狭の挿入
部５８を、第１〜第５の柱係合部２１、２１−１、３
６、３７、３８の内壁部１５の溝部２２に沿わせる。こ
の状態で、第２のケース２を押し込むと、挿入部５８の
先端の係合フック６２が係合突起部２５を乗り越え、こ
の係合突起部２５に係合する。係合フック６２が係合突
起部２５を乗り越える時に、挿入部５８は、一対の案内
枠部２３、２４間の隙間２４Ａから外部に出るが、係合
フック６２が係合突起部２５に係合すると、第１〜第５
の柱係合部２１、２１−１、３６、３７、３８の幅広な
柱本体５７が一対の案内枠部２３、２４内に挿入され、
この柱本体５７が一対の案内枠部２３、２４により拘束
される。

【００５８】この場合、第１、第２、第３の係合部６
３、６４、６５が支持柱部１４Ｃ、１４Ｃ−１、１４Ｃ
−２の係合溝部１８、１８−１、１８−２に挿入されて
係合し、また、前記係合突起部５９、６０、６１が係合
凹部１１２にそれぞれ係合して、第２のケース２が第
１、第２、第３の端子台５、６、７を横から押さえる。

【００５９】上記のように構成された制御機器構造は、
図３に示すように、その第１のケース１の後壁部１Ｄに
設けたレール係合部４２の上側レールフック部４３と、
下側レールフック部４４とでレール部材５００を挟みつ
けることにより、このレール部材５００に装着される。

【００６０】上記した実施の形態例によれば、スイッチ
構成をユニット化し、このスイッチユニットであるフロ
ントモジュール８を第１のケース１に設けられたモジュ
ール装着部１０に装着し、係合手段（前記係合突起部１
２の係合凹部１１１への係合、前記係合突起部５９、６
０、６１の係合凹部１１２への係合）によって、フロン
トモジュール８をモジュール装着部１０に係合させるこ
とができるために、プレス部品である摺動子１３２、１
３３、１３７、１３８が、それぞれ該当する導電パター
ンに圧接して生じる反力でフロントカバー８２が撓むと
いうことがなくなる。このために、スイッチ一個あたり
１つの成形部品で構成できて、部品コストが低減でき、
また、組立工数を少なくすることができる。

【００６１】

【発明の効果】以上説明したように請求項１の発明に係
わる制御機器構造によれば、一方の側面が部品装着側で
あり且つ他方の側面が操作面に対し垂直方向に開放され
てこの開放側から前記部品装着側に部品装着が行われる
枠状の第１のケースと、前記第１のケースに前記開放側
に面して設けられたモジュール装着部と、前記モジュー
ル装着部に前記第１のケースの開放側から装着され、且
つスイッチ本体に摘み部を一体形成したスイッチ及びモ
ード切換えスイッチをスイッチベース部材に回転可能に
挿入貫通して、これらの貫通端部に摺動子を装着し、前
記スイッチベース部材に、フロントカバー部材を組み付
けて、前記スイッチ及び前記モード切換えスイッチのそ
れぞれの操作部を前記フロントカバー部材を貫通させて
外方に表出し、前記スイッチベース部材にプリント基板
を装着して、前記プリント基板の導電パターンに前記摺
動子を圧接させて構成されたフロントモジュールである
スイッチユニットと、前記スイッチユニットを前記モジ
ュール装着部に係脱可能に係合させる係合手段と前記第
１のケースの開放側に、前記スイッチユニットをモジュ
ール装着部に装着後に、係脱可能に係止して前記開放側
を覆う第２のケースとを備えたことにより、スイッチに
設けた摺動子をプリント基板の導電パターンに圧接させ
たスイッチ構成をユニット化し、このスイッチユニット
を第１のケースに設けられたモジュール装着部に装着
し、係合手段によって、スイッチユニットをモジュール
装着部に係合させることができるために、プレス部品で
ある摺動子が導電パターンに圧接して生じる反力ではス
イッチ構成部品が撓まないようになるために、スイッチ
１個あたり１つの成形部品で構成できて、部品コストが
低減でき、また、組立工数を少なくすることができる。

【００６２】

【００６３】また、請求項２の発明に係わる制御機器構
造によれば、請求項１記載の制御機器構造において、前
記係合手段を、前記第１のケースの前記モジュール装着
部及び第２ケースの、前記モジュール装着部に対向する
部位にそれぞれ一方の係合部を設けると共に、前記フロ
ントモジュールに前記一方の係合部に係脱可能に係合す
る他方の係合部を設けて構成したことにより、前記フロ
ントモジュールの第１、第２のケース(第１のケースの
場合にはモジュール装着部)への装着時に、前記フロン
トモジュールの他方の係合部を前記一方の係合部に係脱
可能に係合させることで、プレス部品である摺動子がプ
リント基板の導電パターンに圧接して生じる反力でフロ
ントカバーが撓むということがなくなる。このために、
上記した請求項１の発明の効果な同様な効果を奏し得
る。

【００６４】また、請求項３の発明に係わる制御機器構
造によれば、請求項１又は請求項２記載の制御機器構造
において、前記スイッチベース部材に導光部を形成し、
前記導光部の一端部を前記フロントカバーに設けた表示
用窓部に挿入し、前記プリント基板に設けられた光源か
らの光を前記導光部を経て前記表示用窓部に表出させた
ことにより、上記した請求項１(請求項２)の発明の効果
と同様な効果を奏し得るばかりか、表示灯構成が簡略化
されて、スイッチ構成のユニット化に寄与することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（１）は本発明に係わる制御機器構造の上面図
である。（２）は同制御機器構造の左側面図である。
（３）は同制御機器構造の下面図である。

【図２】本発明に係わる制御機器構造の正面図である。

【図３】同制御機器構造の後面図である。

【図４】同制御機器構造の分解状態の斜視図である。

【図５】同制御機器構造の第１のケースの平面図であ
る。

【図６】図５のＡ方向からの矢視図である。

【図７】図５のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。

【図８】図５のＣ方向からの矢視図である。

【図９】同制御機器構造の第２のケースの平面図であ
る。

【図１０】図９のＤ−Ｄ線に沿う断面図である。

【図１１】図９のＥ方向からの矢視図である。

【図１２】同制御機器構造のフロントモジュールの斜視
図である。

【図１３】同制御機器構造のフロントモジュールの分解
状態の斜視図である。

【図１４】同フロントモジュールにおけるスイッチベー
スの後面図である。

【図１５】図１４のＫ方向からの矢視図である。

【図１６】同フロントモジュールにおけるスイッチベー
スの正面図である。

【図１７】図１４のＬ方向からの矢視図である。

【図１８】同フロントモジュールにおけるフロントカバ
ーの正面図である。

【図１９】図１８のＰ方向からの矢視図である。

【図２０】同フロントモジュールにおけるフロントカバ
ーの後面図である。

【図２１】図１８のＱ方向からの矢視図である。

【図２２】（１）は図１９のＲ方向からの矢視図であ
る。（２）は図１９のＳ方向からの矢視図である。

【図２３】（１）は図１０のＴ方向からの矢視図であ
る。（２）は図１９のＵ方向からの矢視図である。

【図２４】第１、第２のスイッチの正面図である。

【図２５】図２４のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。

【図２６】（１）は第１のモード切換スイッチの正面図
である。（２）は（１）のＷ−Ｗ線に沿う断面図であ
る。

【図２７】（１）は第２のモード切換スイッチの正面図
である。（２）は（１）のＡ−１−Ａ−１線に沿う断面
図である。

【図２８】フロントモジュールの第１のケースへの装着
直前の状態の斜視図である。

【図２９】フロントモジュールの第１のケースへの装着
状態における係合部分の断面図である。

【図３０】（１）は従来の制御機器構造の上面図であ
る。（２）は同制御機器構造の左側面図である。（３）
は同制御機器構造の正面図である。（４）は同制御機器
構造の後面図である。

【図３１】従来の制御機器構造の分解状態の斜視図であ
る。

【図３２】（１）は同制御機器構造のスイッチ構造の分
解状態の斜視図である。（２）は同制御機器構造のスイ
ッチ構造におけるフロントカバーの第１のケースへの係
合部分の断面図である。

【符号の説明】

１ 第１のケース ２ 第２のケース ８ フロントモジュール ８１ スイッチベース部材 ８２ フロントカバー部材 ８３ プリント基板 １３０ 第１のスイッチ １３１ 第２のスイッチ １３２、１３３、１３７ 摺動子 １３４ 第１のモード切換えスイッチ（スイッチ） １３６ 第２のモード切換えスイッチ（スイッチ）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平１−68509（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−76887（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−13702（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) H05K 5/02

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一方の側面が部品装着側であり且つ他方
   の側面が操作面に対し垂直方向に開放されてこの開放側
   から前記部品装着側に部品装着が行われる枠状の第１の
   ケースと、 前記第１のケースに前記開放側に面して設けられたモジ
   ュール装着部と、前記モジュール装着部に前記第１のケースの開放側から
   装着され、且つスイッチ本体に摘み部を一体形成したス
   イッチ及びモード切換えスイッチをスイッチベース部材
   に回転可能に挿入貫通して、これらの貫通端部に摺動子
   を装着し、前記スイッチベース部材に、フロントカバー
   部材を組み付けて、前記スイッチ及び前記モード切換え
   スイッチのそれぞれの操作部を前記フロントカバー部材
   を貫通させて外方に表出し、前記スイッチベース部材に
   プリント基板を装着して、前記プリント基板の導電パタ
   ーンに前記摺動子を圧接させて構成されたフロントモジ
   ュールであるスイッチユニットと、 前記スイッチユニットを前記モジュール装着部に係脱可
   能に係合させる係合手段と 前記第１のケースの開放側
   に、前記スイッチユニットをモジュール装着部に装着後
   に、係脱可能に係止して前記開放側を覆う第２のケース
   とを備えたことを特徴とする制御機器構造。
2. 【請求項２】 前記係合手段を、前記第１のケースの前
   記モジュール装着部及び第２ケースの、前記モジュール
   装着部に対向する部位にそれぞれ一方の係合部を設ける
   と共に、前記フロントモジュールに前記一方の係合部に
   係脱可能に係合する他方の係合部を設けて構成した請求
   項１記載の制御機器構造。
3. 【請求項３】 前記スイッチベース部材に導光部を形成
   し、前記導光部の一端部を前記フロントカバーに設けた
   表示用窓部に挿入し、前記プリント基板に設けられた光
   源からの光を前記導光部を経て前記表示用窓部に表出さ
   せた請求項２記載の制御機器構造。