JP2940824B2 - ヘッド位置安定装置 - Google Patents

ヘッド位置安定装置

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JP2940824B2 JP63104488A JP10448888A JP2940824B2 JP 2940824 B2 JP2940824 B2 JP 2940824B2 JP 63104488 A JP63104488 A JP 63104488A JP 10448888 A JP10448888 A JP 10448888A JP 2940824 B2 JP2940824 B2 JP 2940824B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はヘッドのアジマスを安定して得られるヘッド
位置安定装置に関するものである。
[従来の技術] テープレコーダにおいては、録音再生操作および停止
操作に連動させて録音再生磁気ヘッドを進退可能にした
磁気ヘッドをテープ面に接触および離間させるようにし
ている。この磁気ヘッドは移動可能な磁気ヘッド支持部
材に取り付けられテープに対してアジマスの狂いが生じ
ないような工夫がなされている。
従来、回動可能な操作レバーに磁気ヘッドを取付け、
操作レバーの回動により磁気ヘッドを進退させるヘッド
位置安定装置がある。ところが、このような回動式のも
のは操作レバーを支持軸により回動自在に支持する簡単
な構成としているので、操作レバーの回動中心および回
動時の摺動部でのガタにより、磁気ヘッドのアジマスに
狂いが生じ易い。このため、アジマス調整を行なっても
操作レバーを繰り返し作動させているうちに、操作レバ
ーのガタによりアジマスに狂いが生じて安定した録音や
再生が得られなくなる問題がある。
従来、この問題点を解決し調整したアジマスを安定し
て維持できるヘッド位置安定装置が実公昭59−39310号
公報に開示されている。このものは第5図および第6図
に示すように、固定基板101に穿設された長孔102にボー
ル部材103を介在させ、このボール部材103の上に磁気ヘ
ッド104を取付けたヘッド支持部材105を載置している。
ヘッド支持部材105はボール部材103を介して固定基板10
1の裏面に配置した弾性部材106により上方に押し上げら
れて基板101の表面から離間して配設されている。この
ヘッド支持部材105には磁気ヘッド104の周辺に3個のガ
イド長孔104a,104b,104cに保持部材107a,107b,107cを貫
通させ保持部材の屈曲部内に位置規制用ボール部材108
a,108b,108cが保持されている。
このような構成によれば、弾性部材106によって上方
に押し上げられたヘッド指示部材105は、3個の位置規
制用ボール部材108a108b,108cにより水平に保持される
ことになり、アジマス調整の再現性を良好に得ることが
できる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、実公昭59−39310号公報に開示されている
磁気ヘッド位置安定装置は、ヘッド支持部材を安定して
支持する構造が複雑化し部品点数が多くなるとともに、
大きな取付けスペースが必要になるため、低価格化およ
び小型化を図る上で不利になる。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、揺
動部材に揺動力を与える弾性部材を流用してヘッド支持
部材に回転モーメントを与えてヘッド支持部材を安定し
て支持することにより、部品点数を削減し低価格化およ
び小型化を図ることができるヘッド位置安定装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、固定基板と、この固定基板上を移動可能な
ヘッド支持部材と、上記固定基板上を揺動可能な揺動部
材と、この揺動部材に揺動力を与えるととともに上記ヘ
ッド支持部材の一部を上記基板方向に付勢する単一の弾
性部材と、上記ヘッド支持部材に付設され、上記付勢が
行われたときに上記付勢方向と同一の方向から上記固定
基板に押し付けられる第一のヘッド支持部材支持手段
と、上記ヘッド支持部材に付設され、上記付勢が行われ
たときに上記付勢方向と逆の方向から固定基板に押し付
けられる第二のヘッド支持部材支持手段とを具備したこ
とを特徴とする。
[作用] このような構成をとると、単一の弾性部材が揺動部材
に揺動力を与えるとともにヘッド支持部材に付勢力を与
え、第一のヘッド支持部材支持手段と第二のヘッド支持
部材支持手段とが固定基板に押し付けられることによ
り、ヘッド支持部材ががたつくことなく安定して支持さ
れる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に従い説明する。第1
図および第2図は動作前および動作後の状態を示す平面
図、第3図は正面図、第4図は概略構成を示す断面図で
ある。
テープレコーダ内に固定された固定基板1上に磁気ヘ
ッド支持部材2が矢印A方向に直線往復移動可能に設け
られている。この磁気ヘッド支持部材2上には磁気ヘッ
ド3が固定され、図示しない周知のアジマス調整機構に
より磁気ヘッド3のギャップずれを調整することができ
るようになっている。その磁気ヘッド3の側面には磁気
テープの走行経路を規制するテープガイド4が取付けら
れている。また、磁気ヘッド支持部材2の後退側舌片状
部2aにはピン5が植設され、ここに磁気ヘッド支持部材
2の近傍に揺動部材である揺動可能に設けられたピンチ
レバー6に揺動力を与える弾性部材としてねじりばね7
が取付けられている。
ねじりばねの一端をピンチレバー6に植設された突起
部6aに係止され、他端を固定基板1に植設された突起部
1aに係止させることで、ねじりばね7は矢印B方向に磁
気ヘッド支持部材2に力が与えられ、これにより第4図
中央矢印C方向の回転モーメントが磁気ヘッド支持部材
2に作用する。本実施例ではねじりばね7の他端が突起
部1aにより阻害されないようにするために、第3図に示
すように窓1bが形成されている。
ピンチレバー6は断面をコ字形状に形成したもので、
回動ピン8により固定基板1上に矢印D方向に揺動可能
に支持されており、その一端にピンチローラ9が回転自
在に支持されている。このピンチレバー9は、録音再生
操作時に第2図に示すようにねじりばね7により反時計
方向に回動しピンチローラ9をキャプスタン軸10に圧接
させ、停止時に第1図に示すように磁気ヘッド支持部材
2が後退することにより時計方向に回動し、ピンチロー
ラ9をキャプスタン軸10から開離させる。
第1図および第2図の二点鎖線で示す操作レバー11は
第4図に示すように固定基板1の下面に沿って設けられ
ており、録音再生および停止操作に連動して、操作レバ
ー11に穿設されたガイド孔が固定基板1に植設されたガ
イドピンによりガイドされ、矢印A−1方向に直接往復
移動する。この操作レバー11に穿設された長孔11aに固
定基板1を貫通させ磁気ヘッド支持部材2の前進側舌片
状部2bを嵌合させるとともに、ピン5の下部を操作レバ
ー11に貫通させることにより、磁気ヘッド支持部材2は
操作レバー11に追従して矢印A方向に直線往復移動す
る。このとき、ねじりばね7によって操作レバー11に形
成された孔の周面に押し付けられたピン5と前進側舌片
2bの両側に一体に設けられた小突起2f,2gにより、磁気
ヘッド支持部材2の左右方向に対する位置決めがなされ
る。図中12は操作レバー11に取付けられた釦である。
一方、磁気ヘッド支持部材2をC方向の回転モーメン
トに抗して基準位置、例えば水平に支持するヘッド支持
部材支持手段として、磁気ヘッド支持部材2の前進側舌
片状部2bを固定基板1の長孔1cより貫通させ、この前進
側舌片状部2bの上面と、磁気ヘッド支持部材2の両側部
下面に、半球状の突起2c〜2eを一体に形成した。ここ
で、例えば半球状の突起2cは第一のヘッド支持部材支持
手段を、半球状の突起2d,2eは第二のヘッド支持部材支
持手段を構成する。
このように、磁気ヘッド支持部材2を磁気ヘッド3の
周面の3箇所にて支持するとC方向の回転モーメントに
よって前進側舌片状部2bは突起2cを会して固定基板1の
下面に押し付けられるとともに、磁気ヘッド支持部材2
の本体部分は突起2d,2eを介して固定基板1の上面に押
し付けられる。したがって、磁気ヘッド支持部材2はそ
の厚み方向にがたつくことなく保持される。なお、ねじ
りばね7の一端(図で下端部分)は図で下方にフリーの
状態にあり、他端(図で上端部分)は突起6aに押し下げ
られるように上方向の移動が規制されている。したがっ
て、第4図に示すようにねじりばね7に磁気ヘッド支持
部材2を下に押さえる力Eが発生して回転モーメントが
Cが増す。これにより、固定基板1に対して磁気ヘッド
支持部材2の本体部分および前進側舌片部2bを充分押し
付けるだけの力量が得られる。
したがって、このような構成によれば、ピンチレバー
6に揺動力を与えたねじりばね7を用いて磁気ヘッド支
持部材2をがたつくことなく、例えば水平に安定して支
持することにより構成を簡単にできるため、部品点数を
削減し、低価格化および小型化を図ることができる。
また、磁気ヘッド支持部材2はC方向の回転モーメン
トによって、磁気ヘッド3の周囲に配置された半球状の
突起2c〜2eでがたつくことなく、例えば水平に支持され
るため、テープに対して磁気ヘッド3を常に良好な状態
に維持できアジマス調整の再現性を良好に得ることがで
きる。
また、磁気ヘッド支持部材2を半球状の突起2c〜2eに
より点接触で支持することができるため、磁気ヘッド支
持部材2の直線往復移動時の摩擦抵抗を軽減することが
できる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変更しない範囲において種々変形して実施す
ることができる。
[発明の効果] 本発明によれば、ヘッド支持部材をがたつくことなく
安定して支持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示し、第1図
は動作前の状態を示す平面図、第2図は動作後の状態を
示す平面図、第3図は同実施例の正面図、第4図は同実
施例の概略構成図を示す断面図、第5図は従来装置の概
略構成を示す断面図、第6図は同装置の斜視図である。 1……固定基板 1a……突起部 1b……窓 1c……長孔 2……磁気ヘッド支持部材 2a……後退側舌片状部 2b……前進側舌片状部 2c〜2e……突起 3……磁気ヘッド 4……テープガイド 5……ピン 6……ピンチレバー 6a……突起部 7……ねじりばね 8……回動ピン 9……ピンチローラ 10……キャプスタン軸 11……操作レバー 11a……長孔 12……釦

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定基板と、 この固定基板上を移動可能なヘッド支持部材と、 上記固定基板上を揺動可能な揺動部材と、 この揺動部材に揺動力を与えるととともに上記ヘッド支
    持部材の一部を上記基板方向に付勢する単一の弾性部材
    と、 上記ヘッド支持部材に付設され、上記付勢が行われたと
    きに上記付勢方向と同一の方向から上記固定基板に押し
    付けられる第一のヘッド支持部材支持手段と、 上記ヘッド支持部材に付設され、上記付勢が行われたと
    きに上記付勢方向と逆の方向から固定基板に押し付けら
    れる第二のヘッド支持部材支持手段と、 を具備したことを特徴とするヘッド位置安定装置。
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