JP2940512B2 - サービス制御装置およびサービス制御方式 - Google Patents

サービス制御装置およびサービス制御方式

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JP2940512B2 JP9062093A JP6209397A JP2940512B2 JP 2940512 B2 JP2940512 B2 JP 2940512B2 JP 9062093 A JP9062093 A JP 9062093A JP 6209397 A JP6209397 A JP 6209397A JP 2940512 B2 JP2940512 B2 JP 2940512B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービス制御装置
に関し、特に、通信サービスに関わる装置の制御を伴う
サービス制御装置およびサービス制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサービス制御装置は、例
えば特開昭62−216568号公報に記載されるよう
に、通信制御を行う際に、予め用意された標準通信方式
の実行に加え、通信の利用者の要求に応じた様々な通信
制御をサービスとして提供することを目的として、用い
られている。
【0003】図7は、従来の通信サービス制御方式の構
成の一例を示すブロック図である。図7を参照して、サ
ービス制御手段801は、サービスごとに動作手段を記
述し、用意されるものであり、新たな通信サービスを導
入するためにサービス共通管理・制御手段821を呼び
出すように記述され、サービス制御装置101に記憶さ
れ、サービス実行装置251によって実行されるもので
ある。
【0004】サービス共通管理・制御手段821は、複
数種類のサービス制御手段801で共通に処理される動
作手順を切り出してまとめたものであり、その手順内容
は、加入者回線制御装置211や交換制御装置221等
の通信機器の制御方法であり、サービス制御装置101
に予め用意されており、サービス制御手段801から呼
び出されることにより、サービス実行装置251で実行
されるものである。
【0005】端末241と端末242とは、加入者回線
制御装置211と交換制御装置221と加入者回線制御
装置211を通じて通信を行う。
【0006】この通信に関わるサービス処理は、サービ
ス制御装置101が、サービス制御手段801と、サー
ビス共通管理・制御手段821と、を実行することによ
り、機器制御インタフェース261を通じて、加入者回
線制御装置211、交換制御装置221、メディア制御
装置231、及び、加入者回線制御装置211を制御し
て実行される。
【0007】この実行において、サービス実行装置25
1は、サービス手段用メモリ811をサービス制御手段
801を実行する際の記憶装置として用い、サービス共
通管理・制御用メモリ831をサービス共通管理・制御
手段821を実行する際の記憶装置として用いる。
【0008】なお、メディア制御装置231は、音声蓄
積装置や音声合成装置等である。
【0009】次に、図7を参照して、この従来技術の動
作を説明する。端末241が加入者回線制御装置211
を通じてサービスの要求をサービス制御装置101に依
頼する。サービス制御装置101は、この要求を受け
て、必要となるサービスを判断し、当該サービスに対応
するサービス制御手段801を選択し、サービス実行装
置251に、選択されたサービス制御手段801の実行
を命令する。
【0010】サービス制御手段801は、サービス制御
装置101が実行可能な処理を予めライブラリとして用
意してあるサービス共通管理・制御手段821を呼び出
すよう定義されており、サービス実行装置251は、サ
ービス制御手段801に従いサービスの実行処理を行
う。
【0011】サービス制御手段801の実行処理中に必
要となる一時的な情報は、サービス制御手段801に記
述された手順に従い、サービス手段用メモリ811に記
憶され、また読み出される。
【0012】サービス共通管理・制御手段821は、サ
ービス制御手段801から呼び出されることによって起
動し、サービス実行装置251によって実行される。
【0013】サービス共通管理・制御手段821には、
サービス制御装置101が駆動可能な加入者回線制御装
置211、メディア制御装置231、交換制御装置22
1、及び、加入者回線制御装置212等の機能の呼び出
し手順が記述されており、サービス制御手段801から
の要求に従って機器制御インタフェース261を通じて
加入者回線制御装置211等の通信装置を操作する。
【0014】このサービス共通管理・制御手段821の
実行処理中に必要となる一時的な情報は、サービス共通
管理・制御手段821に記述された手順に従い、サービ
ス共通管理・制御用メモリ831に記憶され、また読み
出される。
【0015】図8は、従来の通信サービス制御方式の一
例を表すブロック図であり、上記特開昭62−2165
68号公報に記載された発明の原理を説明するための図
である。図8を参照して、上記公報に記載された従来の
通信サービス制御方式においては、交換接続用通信路9
01を、制御装置(CC)911が所定の手続きに基づ
き、制御する。論理的ノード922は、サービス利用者
に関するデータ951やサービス利用者の要求を満たす
処理手続き961等を内部に包含する。なお、図中、9
31はノード922の内部構成を模式的に示したもので
ある。
【0016】次に、図8を参照して、従来の通信サービ
ス制御方式の動作を説明する。利用者Aが、利用者Bに
通話したいという要求を通信路901を通じて制御装置
911に出す。制御装置911では、利用者Aに対応す
るノード921が起動され、次に、利用者Bに対応する
ノード922に対して着信要求が転送される。
【0017】ノード922には、図に示すように、利用
者Bに関する情報931が収められており、このノード
922が、着信を許可するか、またはいずれか別の場所
へ通話を転送するか等の判断処理を行う。
【0018】ノード922の判断結果は制御装置911
に返送され、この返送情報に従って制御装置911が通
信路901を制御して通話処理を行う。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術は下記記載の問題点を有している。
【0020】第1の問題点は、新たな通信機器をサービ
ス制御装置から制御できるようにするためには、サービ
ス共通管理・制御手段を、大幅に書き換える必要があ
る、ということである。
【0021】その理由は、従来のサービス制御装置にお
いては、通信機器の操作手順が、サービス共通管理・制
御手段の中に、渾然一体の形で包含されており、通信機
器の操作手順のみを更新することはできない、ためであ
る。
【0022】第2の問題点は、一つのサービス制御装置
上で動作するように定義されたサービスおよびサービス
共通管理・制御手段を、複数のサービス制御装置にまた
がって実行するためには、サービス共通管理・制御手段
を、大きく書き換える必要がある、ということである。
【0023】その理由は、複数のサービス制御装置によ
って一つのサービスを実行するためには、この一つのサ
ービスに関連する通信機器を、複数のサービス制御装置
から同時に制御することが必要とされ、各通信機器への
制御が互いに矛盾しないようにサービス制御装置間で各
通信機器ごとに調停処理を行わなければならないにも関
わらず、上記第1の問題点の理由でも指摘したように、
通信機器の操作手順がサービス共通管理制御手段の中に
埋め込まれているために、必要とされる調停処理を、サ
ービス共通管理・制御手段中に埋め込むことが必要とさ
れる、ためである。
【0024】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、新たな通信機器
をサービス制御装置から利用できるようにするため、ま
た異なるサービス制御装置の構成に対応するために必要
となる制御手段の書き換え量を削減可能とした、サービ
ス制御装置およびサービス制御方式を提供することにあ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のサービス制御装置は、通信機器を制御することによ
って通信サービスを実行する通信サービス制御装置にお
いて、前記通信機器に対応して設けられ前記通信機器を
制御する制御手段と、前記制御手段が一時記憶として用
いる制御用メモリと、前記制御手段を他の制御手段から
呼び出す際の呼び出し方式の変換を行う制御インタフェ
ース手段と、前記制御インタフェース手段を利用して前
記制御手段の呼び出しを行うことにより所望のサービス
機能を実現するように予めプログラムされているサービ
ス制御手段と、前記サービス制御手段が一時記憶として
用いるサービス制御用メモリと、前記各手段の実行を行
うサービス実行装置と、を備えた通信サービス制御装置
であって複数の前記通信サービス制御装置が、通信サ
ービス制御装置間通信路により互いに通信可能とされ、
複数の前記通信サービス制御装置にまたがって通信サー
ビスの実行を行うことを特徴とする。
【0026】また、本発明においては、一つの端末に対
応する制御手段が、実端末の制御手段と、仮想端末の制
御手段と、前記実端末及び仮想端末の制御手段に対応す
る制御用メモリと、前記実端末及び仮想端末の制御イン
タフェース手段と、を備えたことを特徴とする。
【0027】さらに、本発明においては、サービス制御
ライブラリと、前記サービス制御ライブラリが一時記憶
として用いるサービス制御ライブラリ用メモリと、を備
え、前記サービス制御手段が、前記サービス制御ライブ
ラリを呼び出し、前記サービス制御ライブラリが、前記
制御インタフェース手段群を呼び出す、ように構成され
たことを特徴とする。
【0028】また、本発明においては、呼処理等の各種
通信サービスを実行するために、サービス実行装置が、
サービス制御手段に記述された内容に従い前記通信サー
ビスを実行する通信サービス制御方式であって、前記サ
ービス制御手段には、端末及び交換制御装置等の各通信
機器にそれぞれ対応して設けられる制御インタフェース
手段を利用して所望のサービスを実行するための呼び出
し手順を予め記述しておき、前記制御インタフェース手
段は、前記通信機器に対する操作内容と、前記各通信機
器に対応して設けられ前記通信機器を制御する制御手段
の機能の呼び出しの仕方と、の対応を保持しており、前
記各通信機器に対応して設けられた前記各制御手段は、
前記通信機器を実際に制御する機能手段を具備し、前記
サービス実行装置は、前記サービス制御手段に記述され
た内容に従い、前記制御インタフェース手段に対して操
作指示を送り、前記制御インタフェース手段は、受け取
った前記操作指示と前記対応とを参照して、実際の通信
機器の操作方法が記述された通信機器の制御手段の呼び
出し方式に変換すると共に、該呼び出しを実行し、呼び
出しを受けた前記制御手段が、前記呼び出し内容に応じ
て固有の機器制御を実行して前記通信機器の制御を行
い、新たな通信機器を前記サービス実行装置が前記サー
ビス制御手段を用いて利用する際には、前記新たな通信
機器に対応した制御手段および制御インタフェース手段
を用意し、前記サービス実行装置は、他の通信機器に対
する操作指示と略同一又は同等の仕方で、操作指示を、
前記新たな通信機器に対応する制御インタフェース手段
に対して送り、該制御インタフェース手段が該操作指示
を受け取った時点で、前記操作指示を前記新たな通信機
器に対応する制御手段の呼び出し方式に変換し、さらに
該呼び出しを実行し、呼び出しを受けた新たな制御手段
は固有の機器制御を実行して前記新たな通信機器の制御
を行う、ことを特徴とする。
【0029】[発明の概要]本発明の概要を述べれば、
本発明においては、通信サービスの制御をサービス制御
手段に記述された内容に従って実行する。より具体的に
は、サービス実行装置(図1の251)が、サービス制
御手段(図1の111)に記述された内容に従いサービ
スを実行する。サービス制御手段には、予め、各通信機
器及びソフトウェア手段(図1の加入者回線制御装置2
11、加入者回線制御装置212、交換制御装置22
1、及びメディア制御装置231、及びアドレス解決手
段151)に対する操作を抽象的した制御インタフェー
ス手段(図1の271、272、273、274、およ
び275)を用いて、サービスの実行方式を記述してお
く。
【0030】これらの制御インタフェース手段は、通信
機器に対する抽象化した操作内容と、通信機器毎に対応
する制御手段(図1の121、122、131、141
および151)の機能の呼び出し方法との対応表を有す
る。そして、各通信機器に対応する制御手段は、実際の
通信機器(図1の211、212、221、231、2
41および242)を制御する機能を有する。
【0031】サービス実行装置(図1の251)は、サ
ービス制御手段(図1の111)に記述された内容に従
い、制御インタフェース手段に対して、抽象的な操作指
示を送ることにより、サービスを実行する。制御インタ
フェース手段は、自制御インタフェース手段が内蔵する
対応表を用いて、抽象操作指示を、実際の通信機器の操
作方法が記述された通信機器の制御手段の呼び出し方式
に変換し、さらに該呼び出し方式を実行する。呼び出し
を受けた制御手段は、該呼び出し内容に応じて、内蔵す
る機器制御手段を実行し、通信機器の制御を行う。
【0032】本発明において、新たな通信機器を該サー
ビス実行装置が同一のサービス制御手段を用いて利用す
る際には、該新規通信機器に対応した新規制御手段およ
び新規制御インタフェース手段を用意し、サービス実行
装置が上記と同一の抽象的な操作指示を、該新規制御イ
ンタフェース手段に対して送り、該新規制御インタフェ
ース手段が該操作指示を受け取った時点で、該操作指示
を該新規制御手段の呼び出し方式に変換し、さらに該呼
び出し方式を実施する。呼び出しを受けた該新規制御手
段は、上記とは異なる、内蔵する機器制御手段を実行
し、通信機器の制御を行う。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0034】
【第1の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、
本発明の第1の実施の形態は、プログラム制御により動
作するサービス制御装置101と、通信の当事者である
端末241及び端末242と、これらの端末間を接続す
る加入者回線制御装置211と、交換制御装置221
と、加入者回線制御装置212と、通信内容の変換等を
行うメディア制御装置231と、を含む。
【0035】サービス制御装置101は、サービスの実
行を制御するサービス実行装置251と、サービス制御
装置101と、加入者回線制御装置211等の通信機器
との間との信号のやりとりを制御する機器制御インタフ
ェース261と、サービス制御手段111を実行する際
の一時記憶装置であるサービス制御用メモリ161と、
端末制御手段121を実行する際の一時記憶装置である
端末制御用メモリ171と、端末制御手段122を実行
する際の一時記憶装置である端末制御用メモリ172
と、接続制御手段131を実行する際の一時記憶装置で
ある接続制御用メモリ181と、メディア制御手段14
1を実行する際の一時記憶装置であるメディア制御用メ
モリ191と、アドレス解決制御手段151を実行する
際の一時記憶装置であるアドレス解決制御用メモリ20
1と、を備えている。
【0036】サービス実行装置251は、サービス制御
用メモリ161を一時記憶として利用しながらサービス
制御手段111を実行する。
【0037】サービス制御手段111は、(a)端末制
御インタフェース手段271を通じて端末制御手段12
1を呼び出すこと、(b)端末制御インタフェース手段
272を通じて端末制御手段122を呼び出すこと、
(c)接続制御インタフェース手段273を通じて接続
制御手段131を呼び出すこと、(d)メディア制御イ
ンタフェース手段274を通じてメディア制御手段14
1を呼び出すこと、及び、(e)アドレス解決制御イン
タフェース手段275を通じてアドレス解決制御手段1
51を呼び出すこと、によって、所望のサービスを実現
するように予め作成された手段である。
【0038】端末制御インタフェース手段271は、端
末制御手段121に対応付けられており、端末制御手段
121が実際に備えている制御方法を呼び出すために必
要となる情報と、複数の異なる種別の端末制御手段にお
いて実行可能な制御方法を予め抽象化し、この抽象化さ
れた制御方法群を分類して互いに識別できるようにした
結果として得られる端末制御方法識別情報と、の関係表
を保持している。
【0039】そして、サービス制御手段111等の他の
制御手段が、端末制御手段121の機能を呼び出す場合
には、当該他の制御手段は、端末制御手段121を直接
に呼び出すのではなく、端末制御手段121に対応する
端末制御インタフェース手段271に対して、呼び出し
要求の種類を表す端末制御方式識別情報を提示すること
により、端末制御手段121の特定の制御方法を実行す
るように要求する。
【0040】端末制御インタフェース手段271は、端
末制御方式識別情報を受け取り、内部の関係表(対応
表)を用いて、端末制御手段121が実際に備えている
制御方法のうちどれを呼び出すかを決定し、決定した制
御方法を呼び出す。
【0041】端末制御手段121は、加入者回線制御装
置211が持つ機能と、加入者回線制御装置211を通
じて端末制御手段121から操作可能な端末241の機
能とを抽象化し、抽象化された機能群を外部から呼び出
せるように、予め作成された手段であり、サービス制御
手段111から端末制御インタフェース手段271を通
じて制御を受け、機器制御インタフェース261を通じ
て加入者回線制御装置211の制御を行い、また加入者
回線制御装置211を通じて端末241の制御を行うも
のである。また、端末制御手段121では、端末制御手
段121を実行する際に必要となる一時記憶を、専用の
端末制御用メモリ171に格納するように記述されてい
る。
【0042】端末制御インタフェース手段272は、端
末制御手段122に対応付けられており、端末制御手段
122が実際に備えている制御方法を呼び出すために必
要となる情報と、複数の異なる種別の端末制御手段にお
いて実行可能な制御方法を予め抽象化し、抽象化された
制御方法群を分類して互いに識別できるようにした結果
として得られる端末制御方法識別情報と、の関係表(対
応表)を保持している。
【0043】そして、サービス制御手段111等の他の
制御手段が、端末制御手段121の機能を呼び出す場合
には、当該他の制御手段は、端末制御手段122を直接
に呼び出すのではなく、端末制御手段122に対応する
端末制御インタフェース手段272に対して、呼び出し
要求の種類を表す端末制御方式識別情報を提示すること
により、端末制御手段122の特定の制御方法を実行す
るように要求する。
【0044】端末制御インタフェース手段272は、端
末制御方式識別情報を受け取り、内部の関係表を用いて
端末制御手段122が実際に備えている制御方法のうち
どれを呼び出すかを決定し、該制御方法を呼び出す。
【0045】端末制御手段122は、加入者回線制御装
置212が持つ機能と、加入者回線制御装置212を通
じて端末制御手段122から操作可能な端末241の機
能とを抽象化し、抽象化された機能群を外部から呼び出
せるように予め作成された手段であり、サービス制御手
段111から端末制御インタフェース手段272を通じ
て制御を受け、機器制御インタフェース261を通じて
加入者回線制御装置212の制御を行い、また加入者線
制御装置212を通じて端末242の制御を行う。ま
た、端末制御手段122は、端末制御手段122を実行
する際に必要となる一時記憶を専用の端末制御用メモリ
172に格納するように記述されている。
【0046】接続制御インタフェース手段273は、接
続制御手段131に対応付けられており、接続制御手段
131が実際に備えている制御方法を呼び出すために必
要となる情報と、複数の異なる種別の接続制御手段にお
いて実行可能な制御方法を予め抽象化し、抽象化された
制御方法群を分類して、互いに識別できるようにした結
果として得られる接続制御方法識別情報と、の関係表
(対応表)を保持している。
【0047】サービス制御手段111等の他の制御手段
が、接続制御手段131の機能を呼び出す場合には、当
該他の制御手段は、接続制御手段131を直接に呼び出
すのではなく、接続制御手段131に対応する接続制御
インタフェース手段273に対して、呼び出し要求の種
類を表す接続制御方式識別情報を提示することにより、
接続制御手段131の特定の制御方法を実行するように
要求する。
【0048】接続制御インタフェース手段273は、接
続制御方式識別情報を受け取り、内部の関係表を用いて
接続制御手段131が実際に備えている制御方法のうち
どれを呼び出すかを決定し、決定した制御方法を呼び出
す。
【0049】接続制御手段131は、交換制御装置22
1が持つ機能を抽象化し、抽象化された機能群を外部か
ら呼び出せるように予め作成された手段であり、サービ
ス制御手段111から接続制御インタフェース手段27
3を通じて制御を受け、機器制御インタフェース261
を通じて交換制御装置221の制御を行うものである。
また、接続制御手段131は、接続制御手段131を実
行する際に必要となる一時記憶を専用の接続制御用メモ
リ181に格納するように記述されている。
【0050】メディア制御インタフェース手段274
は、メディア制御手段141に対応付けられており、メ
ディア制御手段141が実際に備えている制御方法を呼
び出すために必要となる情報と、複数の異なる種別のメ
ディア制御手段において実行可能な制御方法を予め抽象
化し、抽象化された制御方法群を分類して、互いに識別
できるようにした結果として得られるメディア制御方法
識別情報と、の関係表(対応表)を保持している。
【0051】サービス制御手段111等の他の制御手段
が、メディア制御手段141の機能を呼び出す場合に
は、当該他の制御手段は、メディア制御手段141を直
接に呼び出すのではなく、メディア制御手段141に対
応するメディア制御インタフェース手段274に対し
て、呼び出し要求の種類を表すメディア制御方式識別情
報を提示することにより、メディア制御手段141の特
定の制御方法を実行するように要求する。メディア制御
インタフェース手段274は、メディア制御方式識別情
報を受け取り、内部の関係表を用いてメディア制御手段
141が実際に備えている制御方法のうちどれを呼び出
すかを決定し、決定した制御方法を呼び出す。
【0052】メディア制御手段141は、メディア制御
装置231が持つ機能を抽象化し、抽象化された機能群
を外部から呼び出せるように予め作成された手段であ
り、サービス制御手段111からメディア制御インタフ
ェース手段274を通じて制御を受け、機器制御インタ
フェース261を通じてメディア制御装置231の制御
を行うものである。また、メディア制御手段141は、
メディア制御手段141を実行する際に必要となる一時
記憶を専用のメディア制御用メモリ191に格納するよ
うに記述されている。
【0053】アドレス解決制御インタフェース手段27
5は、アドレス解決制御手段151に対応付けられてお
り、アドレス解決制御手段151が実際に備えている制
御方法を呼び出すために必要となる情報と、複数の異な
る種別のアドレス解決制御手段において実行可能な制御
方法を予め抽象化し、抽象化された制御方法群を分類し
て、互いに識別できるようにした結果として得られるア
ドレス解決制御方法識別情報と、の関係表(対応表)を
保持している。
【0054】サービス制御手段111等の他の制御手段
が、アドレス解決制御手段151の機能を呼び出す場合
には、当該他の制御手段は、アドレス解決制御手段15
1を直接に呼び出すのではなく、アドレス解決制御手段
151に対応するアドレス解決制御インタフェース手段
275に対して、呼び出し要求の種類を表すアドレス解
決制御方式識別情報を提示することにより、アドレス解
決制御手段151の特定の制御方法を実行するように要
求する。
【0055】アドレス解決制御インタフェース手段27
5は、アドレス解決制御方式識別情報を受け取り、内部
の関係表を用いてアドレス解決制御手段151が実際に
備えている制御方法のうちどれを呼び出すかを決定し、
決定した制御方法を呼び出す。
【0056】アドレス解決制御手段151は、アドレス
解決に使用される機能を抽象化し、抽象化された機能群
を外部から呼び出せるように予め作成された手段であ
り、サービス制御手段111からアドレス解決制御イン
タフェース手段275を通じて制御を受け、アドレス解
決制御用メモリ201の制御を行うものである。
【0057】アドレス解決制御用メモリ201は、アド
レス解決に必要な、端末論理名と端末物理番号の対応表
等を予め記憶しており、アドレス解決制御手段151を
通じて、他の制御手段から利用される。
【0058】機器制御インタフェース261は、サービ
ス制御装置101と、加入者回線制御装置211、交換
制御装置221、加入者回線制御装置212、及びメデ
ィア制御装置231と、の間を接続するための装置であ
り、端末制御手段121、接続制御手段131、端末制
御手段122、及びメディア制御手段141の指示を受
け、対応する通信装置に指示された内容を転送し、ま
た、各通信装置から転送された情報を対応する制御手段
に対して提示する機能を備える。
【0059】加入者回線制御装置211は、端末241
の状態および端末241が利用する通信路を監視し、状
態の変化を機器制御インタフェース261を通じて端末
制御手段121に知らせる機能と、端末制御手段121
からの指示を機器制御インタフェース261を通じて受
信し、指示に応じて端末241および端末241が利用
する通信路を制御する機能と、を備える。
【0060】加入者回線制御装置212は、端末242
の状態および端末242が利用する通信路を監視し、該
状態の変化を機器制御インタフェース261を通じて端
末制御手段122に知らせる機能と、端末制御手段12
2からの指示を機器制御インタフェース261を通じて
受信し、指示に応じて端末242および端末242が利
用する通信路を制御する機能と、を備える。
【0061】交換制御装置221は、自装置に接続され
た通信路群の状態を監視する機能と、これらの状態の変
化を、機器制御インタフェース261を通じて接続制御
手段131に知らせる機能と、接続制御手段131から
の指示を機器制御インタフェース261を通じて受信
し、指示に応じて該通信路群の間の接続関係を変更し、
また該通信路群の間で交換処理を行う機能と、を備え
る。
【0062】
【第1の実施の形態の動作】図1および図2を参照し
て、本発明の実施の形態の動作について説明する。図2
は、本発明の第1の実施の形態の動作の一例を表すフロ
ーチャートであり、通信サービスとして基本的な接続処
理動作を表す。
【0063】通信サービスが起動するより前の時点で、
サービス制御装置101は、サービス実行装置251を
駆動し、端末制御手段121が提供する機能のうち、初
期化機能を表す機能を端末制御インタフェース手段27
1を通じて動作させておく。この操作により、加入者回
線制御装置211が初期化されるとともに、加入者回線
制御装置211は端末241の状態を監視する状態にな
る(ステップ301および302)。
【0064】このとき、端末制御手段121は端末24
1に関する情報を加入者回線制御装置211を通じて入
手し、この情報を端末制御用メモリ171に格納すると
同時に、必要に応じてアドレス解決制御インタフェース
手段275を通じてアドレス解決制御手段151に端末
241に関する情報を登録することができる。
【0065】端末241が何らかのサービス起動要求を
出すことにより、加入者回線制御装置211がこの要求
を検出し、機器制御インタフェース261を通じて端末
制御手段121へこの要求の到達を通知する。端末制御
手段121は、この情報を受け取り、端末制御手段12
1内部の処理手順により、該要求の内容を読みとり、必
要な情報を端末制御用メモリ171に書き込むととも
に、該要求に対してどのような動作を行う必要があるか
についての検討動作を実行する(ステップ303)。
【0066】この実施の形態の例では、この検討処理の
結果として、サービス制御手段111の実行が決定され
る。
【0067】サービス制御装置101は、端末制御手段
121の検討処理結果を受け取り、サービス実行装置2
51にサービス制御手段111の実行を指示する(ステ
ップ304)。
【0068】図2において、ステップ304から始まる
動作は、波線314で囲まれており、波線314で囲ま
れた範囲が、サービス制御手段111に記述されている
動作手順である。
【0069】次に、サービス制御手段111は、端末制
御インタフェース手段271を通じて端末制御手段12
1に対して、着アドレスの読み出しを要求し、端末制御
手段121は、この要求に対して、端末制御用メモリ1
71に記録しておいた情報から着アドレスを取り出し、
これを当該要求の返答として、サービス制御手段111
に返却する。
【0070】サービス制御手段111は、端末制御手段
121から返却されたアドレスを、アドレス解決制御イ
ンタフェース手段275を通じてアドレス解決制御手段
151に対して提示し、このアドレスが解決可能なもの
であるかの判断、および解決可能な場合にはこのアドレ
スの解決を要求する(ステップ305)。
【0071】アドレス解決制御手段151は、内蔵する
アドレス解決論理およびアドレス解決制御用メモリ20
1の内容を参照して、このアドレスが解決可能であるか
否かを判断し、もし解決不可能であれば、無効という結
果をサービス制御手段111に対して返却し、一方、解
決可能である場合には、さらにアドレス解決処理を進め
てアドレスの解決を行った上で、解決結果を、サービス
制御手段111に対して返却する。
【0072】アドレス解決制御手段151の処理結果が
無効であった場合には、サービス制御手段111は、サ
ービスの実行を終了する処理を開始する(ステップ30
6)。サービスを終了するには、この時点で、そのサー
ビス用に確保している資源を解放する必要があり、これ
は、端末制御用メモリ171の一部と動作中の加入者回
路制御装置211である。
【0073】サービス制御手段111は、端末制御イン
タフェース手段271を通じて端末制御手段121に対
して資源の解放を指示し、この指示を受けた端末制御手
段121は、端末制御用メモリ171の使用済み領域を
解放するとともに、機器制御インタフェース261を通
じて、加入者回線制御装置211に対して、サービスの
終了および再初期化を指示する。
【0074】加入者回線制御装置211の再初期化が終
了すると、端末制御手段121は、終了処理の終了をサ
ービス制御手段111に通知する。サービス制御手段1
11は、この終了通知を受け、処理を終了し、端末制御
手段121は、初期状態に戻る(すなわちステップ30
2へ戻る)。
【0075】アドレス解決処理が成功した場合には、サ
ービス制御手段111はアドレス解決制御手段151か
らの返答を基に、着信端末である端末242に対応する
端末制御手段122に対して、端末制御インタフェース
手段272を通じて着信が許可されるか否かの問い合わ
せ処理の実行を要求する(ステップ307)。
【0076】端末制御手段122は、問い合わせ要求を
受信すると、端末制御用メモリ172を読み出すととも
に、内蔵する受付制御処理を起動し、着信を受けるか否
かの判断処理を実行し、結果を、判断理由とともに、サ
ービス制御手段111へ返却する。
【0077】サービス制御手段111は、端末制御手段
122からの返答を受け取り、受け取った返答が着信拒
否であった場合には、拒否動作の理由を、端末制御手段
122からの返答から読み出し、拒否動作の理由に応じ
たサービス終了処理を開始する(ステップ309)。
【0078】このサービス終了処理は、発呼側である端
末制御手段121によって、端末241に対して着信拒
否理由をどのように提示するかという処理手順が異なる
ため、サービス制御手段111と端末制御手段121と
が、端末制御インタフェース手段271を通じて、終了
処理に必要となる処理方法の決定を行った後、終了処理
を実行する。
【0079】サービス制御手段111が、端末制御手段
122から着信許可の返答を受け取った場合には、サー
ビス制御手段111は、発呼側の端末制御手段121に
対して、端末制御インタフェース手段271を通じて発
呼処理が受理され進行中であることを通知するととも
に、着呼側の端末制御手段122に対して、端末制御イ
ンタフェース手段272を通じて呼び出し処理の開始を
要求する(ステップ308)。
【0080】端末制御手段121は、加入者回線制御装
置211に対して、発呼処理が進行中であることを端末
241に対して通知するように要求し、この要求を受け
て、加入者回線制御装置211は、端末241に通知を
行う。端末制御手段122は、加入者回線制御装置21
2に、端末242に対して着信要求があることを通知す
るように要求し、この要求を受けて、加入者回線制御装
置212は、端末242に対して通知を行う。
【0081】サービス制御手段111は、次に端末制御
インタフェース手段272を通じて端末制御手段122
に対して、通話開始が可能になるまで待ち、通話が可能
になった時点で、該通話可能情報を返答するように指示
する(ステップ310)。
【0082】端末制御手段122は、内蔵する通話開始
待ち制御処理を起動し、加入者回線制御装置212に対
して、端末242のオフフック(受話器をあげること)
を監視するように指示する。
【0083】加入者回線制御装置212は、端末242
の監視を行い、必要に応じて状態変化の情報を、端末制
御手段122に対して転送する。
【0084】端末制御手段122とサービス制御手段1
11は、受信した情報を元に、次にとるべき処理の選択
を行う。図2に示す例では、ステップ310でオフフッ
クしなかったときの処理として、ステップ308へ戻る
ように定義されているので、オフフック以外の状態変化
は無視することになる。
【0085】端末242がオフフック状態となり、この
状態変化が加入者回路制御装置212、及び端末制御手
段122を通じてサービス制御手段111に通知される
と、サービス制御手段111は、次に、端末241と端
末242とを接続する処理を開始する(ステップ31
1)。
【0086】この処理として、(a)加入者回線制御装
置211と加入者回線制御装置212との物理的な位置
関係から接続制御手段131を選択する処理を実行する
こと、(b)接続制御手段131に対し接続制御インタ
フェース手段273を通じて交換容量等の実交換資源の
確保動作と初期化動作を要求した上で、接続制御インタ
フェース手段273を通じて必要な情報を付与し加入者
回線制御装置211と加入者回線制御装置212との間
の接続処理を行うよう指示を出すこと、(c)端末24
1と端末242の双方で利用可能な通信媒体や通信速度
の整合をとるため、必要に応じて、メディア制御装置2
31を利用するために、メディア制御手段141を選択
する処理を実行すること、(d)メディア制御手段14
1に対しメディア制御インタフェース手段274を通じ
て必要となる資源を確保する処理を実行すること、及
び、(e)必要に応じてメディア制御装置の機能を利用
するように接続制御インタフェース手段273を通じて
接続制御手段131を呼び出して交換制御装置221を
制御すること、が含まれる。
【0087】上記処理が終了した後、サービス制御手段
111は、端末制御インタフェース手段271を通じて
端末制御手段121に対し、また端末制御インタフェー
ス手段272を通じて端末制御手段122に対し、通話
可能状態になったことを通知する。
【0088】これらの端末制御手段121、122は、
通話可能の通知を受けて、通話を開始するために必要と
される処理を、各々が担当する加入者回路制御装置21
1と加入者回路制御装置212に通知する。
【0089】次にサービス制御手段111は、端末制御
インタフェース手段271を通じて端末制御手段121
に対して、また端末制御インタフェース手段272を通
じて端末制御手段122に対して、端末がオンフック
(受話器を置くこと)状態へ変化することを監視するよ
うに指示するとともに、発呼者側に課金を行うために、
発呼者に関する情報を端末制御インタフェース手段27
1を通じて端末制御手段121から取得し、発呼者に関
する情報と通話の開始時刻とを、サービス制御用メモリ
161に記録する(ステップ312)。
【0090】端末241か端末242のいずれかがオン
フック状態に変化すると、オンフック状態に変化した端
末に対応する端末制御手順がこの変化を感知し、サービ
ス制御手段111に情報を送出する。サービス制御手段
111は、この情報を受信し、サービス実行の終了処理
に入る(ステップ313)。
【0091】まず、端末制御インタフェース手段271
を通じて端末制御手段121に、また端末制御インタフ
ェース手段272を通じて端末制御手段122に、終了
処理を行うよう通知し、両端末制御手順が、終了処理が
完了したことを通知するまで待機する。
【0092】端末制御手段121は、加入者回線制御装
置211の状態を検出し、すでにオンフック状態にある
ならば、該加入者回線制御装置211を再初期化した上
で、端末制御用メモリ171の解放等の終了処理を実行
し、終了処理の完了をサービス制御手段111に通知す
る。
【0093】加入者回線制御装置211が、いまだオン
フック状態でなければサービスが終了したことを端末2
41に対して通知するように機器制御インタフェース2
61を通じて加入者回線制御装置211に指示し、つい
で加入者回線制御装置211がオンフック状態に遷移す
るまで待ち合わせを行った後、加入者回線制御装置21
1を再初期化した上で、端末制御用メモリ171の解放
等の終了処理を実行した後に、終了処理の完了をサービ
ス制御手段111に通知する。
【0094】端末制御手段122は、加入者回線制御装
置212の状態を検出し、すでにオンフック状態にある
ならば、加入者回線制御装置212を再初期化した上
で、端末制御用メモリ172の解放等の終了処理を実行
し、終了処理の完了をサービス制御手段111に通知す
る。
【0095】加入者回線制御装置212が、いまだオン
フック状態でなければ、サービスが終了したことを、端
末242に対して通知するように、機器制御インタフェ
ース261を通じて加入者回線制御装置212に指示
し、ついで、加入者回線制御装置212がオンフック状
態に遷移するまで待ち合わせを行った後、加入者回線制
御装置212を再初期化した上で、端末制御用メモリ1
72の解放等の終了処理を実行し、この終了処理の完了
をサービス制御手段111に通知する。両端末制御手段
から終了処理完了通知を受けたサービス制御手段111
は、このサービスを実行するために確保したそのほかの
資源を解放し、次に、サービス制御用メモリ161に記
録されている、発呼者情報とサービス開始時刻とから課
金処理を行い、この結果を、サービス制御用メモリ16
1に保存して、初期状態へ復帰する。
【0096】次に本発明の第1の実施の形態の第1の変
形例としては、この第1の実施の形態に示した例と異な
る操作手順を持つ通信機器を導入した場合のものであ
る。
【0097】図3を参照して、加入者回線制御装置21
3と端末243とは、図1に示したものと異なる通信機
器である。
【0098】加入者回線制御装置213は、加入者回線
制御装置211と異なる制御手順によって操作される。
端末243は、端末241と異なる制御手順によって操
作される。操作手順の違いに対応するために、端末制御
インタフェース手段273と、端末制御手段123と、
端末制御用メモリ173の各要素が、図1に示したもの
と異なっている。
【0099】ここで、加入者回線制御装置213と端末
243とが、図1に示した前記第1の実施の形態の場合
と異なるとはいえ、該装置の論理的な役割は、加入者回
線制御装置213と加入者回線制御装置211、端末2
43と端末241とでそれぞれ同様のものであるため、
通信装置群に対して操作可能な機能を抽象化し、該抽象
化機能群を外部から呼び出せるように予め作成された手
段である端末制御手段123が備える機能の種別は端末
制御手段121と等しい。
【0100】この場合に異なるのは、端末制御手段12
1と端末制御手段123のそれぞれの内部実装方式と、
それぞれの機能を呼び出す際の、呼び出し要求の種類を
表す端末制御方式識別情報とである。
【0101】端末制御手段の内部実装方式の違いは、端
末制御手段の内部に隠蔽する。また、機能を呼び出す際
の、呼び出し要求の種類を表す端末制御方式識別情報の
違いは、端末制御インタフェース手段が内部に持つ関係
表の違いである。以上のように、端末243と加入者回
線制御装置213とをシステムで利用可能にすることに
よる影響は、端末制御インタフェース手段273の内部
実装と、端末制御手段123、端末制御用メモリ173
とに限定され、サービス制御手段111等の外部手段は
変更の必要がない。
【0102】
【第1の実施の形態の作用効果】次に、上記した本発明
の第1の実施の形態の作用効果について説明する。本発
明の第1の実施の形態は、通信機器の操作手順が、サー
ビス制御手段111から分離されていることにより、既
存の通信機器とは異なった通信機器を、サービス制御装
置101から制御する場合であっても、該当する通信機
器を制御する制御手段およびそのインタフェース手段の
みを変更することにより、他の部分を変更することな
く、制御を行うことを可能としている。このため、新た
な通信機器をサービス制御装置に接続する際の、制御手
段の書き換え量を大幅に削減することができる。
【0103】また、サービス制御手段111から通信機
器の操作手順を呼び出す際の対応をとる処理が、実行時
に行われるため、既存の通信機器とは異なった通信機器
を、サービス制御装置から制御可能にする作業を、サー
ビス制御手段251のコンパイル作業を要せずに、サー
ビスを実行しながら行うことが可能である。
【0104】
【実施例1】次に上記した本発明の第1の実施の形態を
更に詳細に説明すべく、本発明の一実施例(第1の実施
例)に即してその動作を詳細に説明する。
【0105】図1において、端末241には端末番号
“123−4567”が、端末242には端末番号“1
23−4568”がそれぞれ割り当てられているものと
する。通信サービスが起動するより前の時点で、サービ
ス制御装置101は、サービス実行装置251を駆動
し、端末制御手段121が提供する機能のうち、初期化
機能を表す機能を端末制御インタフェース手段271を
通じて動作させておく。この操作により、加入者回線制
御装置211が初期化されるとともに、加入者回線制御
装置211は端末241の状態を監視する状態になる
(図2のステップ301および302)。
【0106】このとき、端末制御手段121は、端末2
41に関する情報を加入者回線制御装置211を通じて
入手し、入手した情報を端末制御用メモリ171に格納
すると同時に、アドレス解決制御インタフェース手段2
75を通じてアドレス解決制御手段151に、端末24
1に関する情報を登録する。
【0107】アドレス解決制御用メモリ201には、予
め、加入者回線制御装置211に接続された端末は、端
末番号“123−4567”を持つことが登録されてい
るので、アドレス解決制御手段151は、この時点で、
端末番号“123−4567”と端末制御手段121と
の対応を、新たにアドレス解決制御用メモリ201に登
録する。端末制御手段121は、この登録結果を受け、
端末制御手段121が担当する端末241の端末番号を
認識し、端末制御用メモリ171へ記憶しておく。
【0108】同様にして、端末242についても、アド
レス解決制御手段151が、端末番号“123−456
8”と端末制御手段122との対応を新たにアドレス解
決制御用メモリ201に登録する。端末制御手段122
は、この登録結果を受け、端末制御手段122が担当す
る端末242の端末番号を認識し、端末制御用メモリ1
72へ記憶しておく。
【0109】端末241が、端末番号“123−456
8”を着番号とする通常通話サービス起動要求を出すこ
とにより、加入者回線制御装置211がこの要求を検出
し、機器制御インタフェース261を通じて端末制御手
段121に対してこの要求の到達を通知する。
【0110】端末制御手段121は、この要求(通常通
話サービス起動要求)を受け取り、端末制御手段121
内部の処理手順により、該要求の内容を読みとり、着端
末番号が“123−4568”であること等の必要な情
報を端末制御用メモリ171に書き込むとともに、該要
求に対してどのような動作を実施する必要があるかの検
討動作を実行し(図2のステップ303)、通常通話サ
ービス制御手段111の実行を決定する。
【0111】サービス制御装置101は、端末制御手段
121の検討処理結果を受け取り、サービス実行装置2
51にサービス制御手段111の実行を指示する(ステ
ップ304)。
【0112】次に、サービス制御手段111は、端末制
御インタフェース手段271を通じて端末制御手段12
1に対して、着アドレスの読み出しを要求し、端末制御
手段121は、該要求に対して端末制御用メモリ171
に記録しておいた情報から着アドレス“123−456
8”を取り出し、これを、該要求の返答としてサービス
制御手段111に返却する。サービス制御手段111
は、端末制御手段121から返却されたアドレスをアド
レス解決制御インタフェース手段275を通じてアドレ
ス解決制御手段151に対して提示し、このアドレスが
解決可能なものであるか否かの判断、および解決可能な
場合には該アドレスの解決を要求する(図2のステップ
305)。
【0113】アドレス解決制御手段151は、内蔵する
アドレス解決論理およびアドレス解決制御用メモリ20
1の内容を参照して、着アドレス“123−4568”
が解決可能であり、その解決結果は、端末が端末242
であること、及び、この端末に対応する端末制御手段が
端末制御手段122であることを判断し、その解決結果
を、サービス制御手段111に対して返却する。
【0114】サービス制御手段111は、アドレス解決
制御手段151からの返答を基に、着信端末である端末
242に対応する端末制御手段122に対して、端末制
御インタフェース手段272を通じて着信が許可される
か否かの問い合わせ処理の実行を要求する(図2のステ
ップ307)。
【0115】端末制御手段122は、この要求を受信す
ると、端末制御用メモリ172を読み出すとともに、内
蔵する受付制御処理を起動し、例えば発信側端末番号
“123−4567”が通話するべき対象であるか否か
を、内部の表を基に判断することによって、該着信を受
けるかどうかの判断処理を実行し、判断処理結果を、判
断理由とともに、サービス制御手段111へ返却する。
【0116】サービス制御手段111が、端末制御手段
122から着信許可の返答を受け取った場合には、サー
ビス制御手段111は、発呼側の端末制御手段121に
対して、端末制御インタフェース手段271を通じて発
呼処理が受理され進行中であることを通知するととも
に、着呼側の端末制御手段122に対して端末制御イン
タフェース手段272を通じて呼び出し処理の開始を要
求する(図2のステップ308)。
【0117】端末制御手段121は、加入者回線制御装
置211に対して、発呼処理が進行中であることを端末
241に対して通知するように要求し、この要求を受け
て加入者回線制御装置211は、端末241に発信中音
を送出することにより、発呼処理が進行中であることの
通知を行う。
【0118】端末制御手段122は、加入者回線制御装
置212に対して、端末242に対して着信要求がある
ことを通知するよう要求し、この要求を受けて加入者回
線制御装置212は、端末242の着信ベルを鳴らすこ
とにより、その通知を行う。
【0119】サービス制御手段111は、次に端末制御
インタフェース手段272を通じて端末制御手段122
に対して、通話開始が可能になるまで待ち、通話が可能
になった時点で、通話可能情報を返答するように指示す
る(図2のステップ310)。端末制御手段122は、
内蔵する通話開始待ち制御処理を起動し、加入者回線制
御装置212に対して、端末242のオフフックを監視
するように指示する。
【0120】端末242がオフフック状態になり、この
状態変化が加入者回路制御装置212、端末制御手段1
22を通じてサービス制御手段111に通知されると、
サービス制御手段111は、次に、端末241と端末2
42とを接続する処理を開始する(ステップ311)。
具体的には、サービス制御手段111は、サービス制御
手段111が内蔵するルーチング処理を起動するが、こ
のルーチング処理の結果は、本実施例においては、加入
者回線制御装置211と加入者回線制御装置212とが
同一の交換制御装置221に直接接続されているため、
接続制御手段131が一意に求まる。
【0121】接続制御手段131に対して、端末制御手
段121と端末制御手段122とがそれぞれ代表する端
末241と端末242とを、通常の音声伝送方式で、回
線交換を行うように、処理が依頼される。接続制御手段
131は、この依頼を受けて、端末制御インタフェース
手段271と端末制御インタフェース手段272とを経
由して、加入者回線制御装置211と加入者回線制御装
置212とが交換制御装置221に対して物理的にどの
ように接続されているかを、端末制御手段121と端末
制御手段122とに対して問い合わせ、端末制御手段1
21と端末制御手段122からの問い合わせの返答と、
接続制御用メモリ181に記憶されている交換制御装置
221の設定情報と、を基に、交換制御装置221の制
御を行う。
【0122】本実施例では、例えば加入者回線制御装置
211は交換制御装置221の第1番目のポートに接続
されており、加入者回線制御装置212は交換制御装置
221の第2番目のポートに接続されているものとする
と、接続制御手段131は、交換制御装置221に対し
て、第1番目のポートと第2番目のポートとを接続する
ように機器制御インタフェース261を通じて制御を行
う。
【0123】次に、サービス制御手段111は、端末制
御インタフェース手段271を通じて、端末制御手段1
21に対して、また端末制御インタフェース手段272
を通じて端末制御手段122に対して、通話可能状態に
なったことを通知する。端末制御手段121、122
は、この通知を受けて、通話を開始するために必要な処
理を各々が担当する加入者回路制御装置211と加入者
回路制御装置212に通知する。本実施例では、例えば
端末上に備わっている、通話中を表すランプを点灯させ
ることがこれに当たる。
【0124】次にサービス制御手段111は、端末制御
インタフェース手段271を通じて端末制御手段121
に対して、また端末制御インタフェース手段272を通
じて端末制御手段122に対して、端末241、242
がオンフック状態へ変化することを監視するように指示
するとともに、発呼者側に課金を行うために、発呼者に
関する情報を端末制御インタフェース手段271を通じ
て端末制御手段121から取得し、発呼者に関する情報
と通話の開始時刻とをサービス制御用メモリ161に記
録する(図2のステップ312)。
【0125】次に、端末241がオンフック状態に変化
したものとすると、端末241に対応する端末制御手段
121が、この状態変化を感知し、サービス制御手段1
11に、この情報を送出する。サービス制御手段111
は、この情報を受信し、サービス実行の終了処理に入る
(図2のステップ313)。
【0126】まず、端末制御インタフェース手段271
を通じて端末制御手段121に、また端末制御インタフ
ェース手段272を通じて端末制御手段122に、終了
処理を行うよう通知し、両端末制御手段121、122
が、終了処理が完了したことを通知するまで待機する。
端末制御手段121は、加入者回線制御装置211の状
態を検出し、すでにオンフック状態にあるので、加入者
回線制御装置211を再初期化した上で、端末制御用メ
モリ171の解放等の終了処理を実行し、終了処理の完
了を、サービス制御手段111に通知する。
【0127】一方、端末制御手段122は、加入者回線
制御装置212の状態を検出し、いまだオンフック状態
ではないため、サービスが終了したことを端末242に
対して通知するように、機器制御インタフェース261
を通じて加入者回線制御装置212に指示し、ついで加
入者回線制御装置がオンフック状態に遷移するまで待ち
合わせを行う。加入者回線制御装置212は、この要求
を受けて、通話遮断音を、端末242に対して発信し、
端末242がオンフック状態になるまで待つ。そして、
端末242がオンフック状態になると、加入者回線制御
装置212の状態もオンフック状態となり、端末制御手
段122に対してオンフック状態に変化したことを通知
する。これを受けて端末制御手段122は、待ち状態を
解除し、加入者回線制御装置212を再初期化した上
で、端末制御用メモリ172の解放等の終了処理を実行
し、終了処理の完了をサービス制御手段111に通知す
る。
【0128】端末制御手段121、及び122から終了
処理完了通知を受けたサービス制御手段111は、この
サービスを実行するために確保した、その他の資源を解
放し、次に、サービス制御用メモリ161に記録してお
いた発呼者情報とサービス開始時刻から課金処理を行
い、その結果を、サービス制御用メモリ161に保存し
た後、初期状態へ復帰する。
【0129】
【第2の実施の形態】次に、本発明の第2の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発
明の第2の実施の形態の構成を示す図である。
【0130】図4を参照すると、本発明の第2の実施の
形態は、端末241および加入者回線制御装置211に
対応する制御手段が、実端末制御手段401と仮想端末
制御手段411と仮想端末制御手段412とから構成さ
れている点、および、各制御手段ごとに制御インタフェ
ース手段と制御用メモリを備えている点で、前記第1の
実施の形態と相違している。
【0131】実端末制御インタフェース手段441は、
実端末制御手段401に対応付けられており、実端末制
御手段401が実際に備えている制御方法を呼び出すた
めに必要となる情報と、複数の異なる種別の端末制御手
段において実行可能な制御方法を予め抽象化し、抽象化
された制御方法群を分類し互いに識別できるようにした
結果として得られる端末制御方法識別情報と、の関係表
を保持している。
【0132】また、実端末制御インタフェース手段44
1は、対応する実端末制御手段401から派生した仮想
端末制御手段にそれぞれ対応した仮想端末制御インタフ
ェース手段442および仮想端末制御インタフェース手
段443との関連を持ち、互いに制御することが可能で
ある。
【0133】実端末制御手段401は、加入者回線制御
装置211が持つ機能と、加入者回線制御装置211を
通じて実端末制御手段121から操作可能な端末241
の機能とを抽象化し、抽象化された機能群を外部から呼
び出せるように予め作成された手段であり、機器制御イ
ンタフェース261を通じて加入者回線制御装置211
の制御を行い、また加入者回線制御装置211を通じて
端末241の制御を行うものである。また、実端末制御
手段401は、実端末制御手段401を実行する際に必
要となる一時記憶を専用の実端末制御用メモリ421に
格納するように記述されている。また、実端末制御手段
401は、該実端末制御手段401から派生した仮想端
末制御手段411および仮想端末制御手段412との関
連を持ち、端末制御インタフェース手段経由で互いに制
御することが可能である。
【0134】仮想端末制御インタフェース手段442
は、仮想端末制御手段411に対応付けられており、仮
想端末制御手段411が実際に備えている制御方法を呼
び出すために必要となる情報と、複数の異なる種別の端
末制御手段において実行可能な制御方法を予め抽象化
し、抽象化された制御方法群を分類し互いに識別できる
ようにした結果として得られる端末制御方法識別情報
と、の関係表を保持している。
【0135】仮想端末制御手段411は、加入者回線制
御装置211が持つ機能と、加入者回線制御装置211
を通じて実端末制御手段121から操作可能な端末24
1の機能のうちで、仮想端末として一固まりとなった機
能を抽象化し、抽象化された機能群を外部から呼び出せ
るように予め作成された手段であり、実端末制御手段4
01を通じて実際の制御を行うものである。また、仮想
端末制御手段411は、仮想端末制御手段411を実行
する際に必要となる一時記憶を専用の仮想端末制御用メ
モリ431に格納するように記述されている。
【0136】仮想端末制御インタフェース手段443
は、仮想端末制御手段412に対応付けられており、仮
想端末制御手段412が実際に備えている制御方法を呼
び出すために必要となる情報と、複数の異なる種別の端
末制御手段において実行可能な制御方法を予め抽象化
し、抽象化された制御方法群を分類し互いに識別できる
ようにした結果として得られる端末制御方法識別情報
と、の関係表を保持している。
【0137】仮想端末制御手段412は、加入者回線制
御装置211が持つ機能と、加入者回線制御装置211
を通じて実端末制御手段121から操作可能な端末24
1の機能のうちで、仮想端末としてひとかたまりとなっ
た機能を抽象化し、抽象化された機能群を外部から呼び
出せるように予め作成された手段であり、実端末制御手
段401を通じて実際の制御を行うものである。また、
仮想端末制御手段412は、仮想端末制御手段412を
実行する際に必要となる一時記憶を専用の仮想端末制御
用メモリ432に格納するように記述されている。
【0138】
【第2の実施の形態の動作】本発明の第2の実施の形態
の動作について詳細に説明する。図4において、端末2
41および加入者回線制御装置211に関わる部分40
1〜443以外は、図1と同様であるため、省略されて
おり、また同一部分の説明は省略する。
【0139】前記第1の実施の形態では、端末241に
対して端末制御手段121が対応していたため、たとえ
ばISDN(Integrated Services Digital Networ
k:統合サービス・ディジタル網)やATM(Asynchron
ous Transfer Mode;非同期転送モード)における端
末のように、物理的な端末は一つであっても、仮想的に
は複数の端末のように動作可能なものの対応が困難であ
る。
【0140】この実施の形態では、仮想的な端末一つ一
つに対して仮想端末制御手段を割り当てることによっ
て、物理的な端末は一つであっても仮想的には複数の端
末のように動作可能な場合に対処している。すなわち、
端末241と加入者回線制御装置211という物理的な
実体に対応するものとして、実端末制御手段401、実
端末制御用メモリ421、及び実端末制御インタフェー
ス手段441を用意し、仮想的な端末に対応するものと
して、仮想端末制御手段411〜412、仮想端末制御
用メモリ431〜432、仮想端末制御インタフェース
手段442〜443を用意する。
【0141】実端末制御インタフェース手段441およ
び仮想端末制御インタフェース手段442〜443は、
これらのインタフェース手段全てが、外部に対しては同
様のインタフェースを提供する。すなわち、これらのイ
ンタフェースを呼び出す手段においては、呼び出し対象
が実端末に対応したインタフェースであるか、仮想端末
に対応したインタフェースであるかを意識する必要がな
い。インタフェースを呼び出された場合の動作は、一旦
それぞれに対応する実端末制御手段401、仮想端末制
御手段411〜412に処理依頼として渡された後、各
制御手段の間で予め決めておいた各実行段階ごとの制御
手段の責任分担に従って処理依頼をやりとりすることで
実現される。
【0142】この処理責任は、実際の機器である端末2
41および加入者回線制御装置211に関する処理は実
端末制御手段401が受け持ち、端末241の上で仮想
的に存在する仮想端末に関する処理は仮想端末制御手段
411〜412が受け持つ。但し、実際の通信機器を制
御する際に、互いに矛盾した制御指令を発行しないよう
に、仮想端末制御手段411〜412は、実際の通信機
器を直接制御することはせずに、実端末制御手段401
に対して制御依頼を送出することによって、間接的に通
信機器の操作を行う。
【0143】
【実施例2】上記した本発明の第2の実施の形態につい
て更に詳細に説明すべく、本発明の一実施例(第2の実
施例)に即して詳細に説明する。
【0144】図4において、端末241がATM端末で
あり、該端末241のシグナリング方式がATM Fo
rumのUNI3.1であるものとする。通信サービス
が起動する前の時点での初期化動作として、実端末制御
手段401は、機器制御インタフェース261を通じて
加入者回線制御装置211を操作し、端末241とUN
Iシグナリング情報を通信する仮想経路を実端末制御手
段401が読み書きできるように設定しておく。次に、
本実施例での動作例としては、UNI(UserNetwork I
nterface;ユーザ・網インタフェース)による通常の接
続動作をサービスとして実装するものとする。
【0145】まず、端末241が発呼要求を出す場合の
動作例を示す。端末241が発呼要求(SETUPメッ
セージ)を送出すると、上記の初期設定により、実端末
制御手段401がこの要求を受信する。実端末制御手段
401は、発呼要求メッセージの内容を解析し、この要
求が、発呼要求であることを認識し、仮想端末制御手段
411、仮想端末制御用メモリ431、及び仮想端末制
御インタフェース手段442の生成を行い、仮想端末制
御手段411の識別子を実端末制御用メモリ421に記
憶することにより、後の制御に備える。
【0146】次に実端末制御手段401は、発呼要求の
メッセージを仮想端末制御手段411に提示するととも
に、仮想端末制御手段411に対して、発呼動作を実行
するように指示する。その後の動作は、この後述する着
呼動作を除き、前記第1の実施例の場合と同様であるた
め、ここではその説明を省略する。
【0147】次に端末241が着呼要求を受け付ける場
合の動作について説明する。端末241の端末番号であ
るATMアドレスと実端末制御手段との関係は、前記第
1の実施例の場合と同様に、アドレス解決制御用メモリ
201に予め記憶されている。ここで、接続動作を実行
中のサービス制御手段が、着信端末のATMアドレスを
決定するところまで処理が終了しているものとする。こ
のサービス制御手段は次に、アドレス解決制御インタフ
ェース手段275を通じてアドレス解決制御手段151
に対し、着信端末のATMアドレスを提示してアドレス
解決を要求し、この要求の返答として実端末制御手段4
01が返されたものとする。
【0148】このサービス制御手段は、実端末制御手段
401に対して、実端末制御インタフェース手段441
を通じて、着信が許可されるかどうかの問い合わせ処理
の実行を要求する。実端末制御手段401は、この要求
を受けて、まず、仮想端末制御手段412、仮想端末制
御用メモリ432及び仮想端末制御インタフェース手段
443の生成を行った上で、仮想端末制御インタフェー
ス手段443に対して着信要求を転送し、着信要求を受
けるべきかどうかの検討動作の実行を依頼する。
【0149】仮想端末制御手段412は、検討動作の実
行依頼を受け付けると、仮想端末制御用メモリ432を
読み出すとともに、内蔵する受付制御処理を起動し、ま
た場合により、実端末制御手段401を通じて、実端末
制御用メモリ421を呼び出し、また実端末制御手段4
01に対して該実端末制御手段401が内蔵する受付制
御処理を呼び出すことにより、最終的に、この着信を受
けるか否かの判断処理を実行し、その結果を、判断理由
とともにサービス制御手段へ返却する。
【0150】これ以降、該サービスの実行に関しては端
末制御手段は仮想端末制御手段412が外部とのやりと
りを行い、必要に応じて仮想端末制御手段412が実端
末制御手段401を呼び出すことにより実行を続ける。
【0151】
【第2の実施の形態の作用効果】上記した本発明の第2
の実施の形態の作用効果について説明すると、この第2
の実施の形態においては、実端末が仮想端末機能を持っ
ている場合であっても、端末制御インタフェース手段、
端末制御手段、及び端末制御用メモリを適切に分割及び
実装することにより、該端末に関係する制御手段群の内
部実装部分以外の変更を必要としない。
【0152】このことにより、新たな使用方法を持つ通
信機器(この例では仮想端末機能を持つ通信端末装置)
をサービス制御装置に接続する際においても、制御手段
の書き換え量を削減することができる。
【0153】
【第3の実施の形態】次に本発明の第3の実施の形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発明
の第3の実施の形態の構成を示す図である。
【0154】図1に示した前記第1の実施の形態におい
ては、サービス制御手段111が各通信機器の機能を抽
象化した制御手段を直接呼び出すように構成されていた
ことに比して、図5を参照すると、本発明の第3の実施
の形態においては、サービス制御手段501が、サービ
ス制御ライブラリ511を通じて間接的に呼び出す点で
相違している。
【0155】通信機器を操作することにより通信サービ
スを実現するサービス制御手段501は、サービス制御
手段501を実行する際の一時記憶装置であるサービス
制御用メモリ521を利用しつつ、サービス制御ライブ
ラリ511の機能を利用する。サービス制御ライブラリ
511は一時記憶装置としてサービス制御ライブラリ用
メモリ531を利用しつつ、本発明の第1の実施例にお
いて、サービス制御手段111が各通信機器制御手段を
呼び出したのと同様の手順で、端末制御インタフェース
手段271〜272、接続制御インタフェース手段27
3、メディア制御インタフェース手段274、アドレス
解決インタフェース手段275等を通じて、端末制御手
段121〜122、接続制御手段131、メディア制御
手段141、アドレス解決制御手段151の機能を呼び
出す。
【0156】
【第3の実施の形態の動作】次に本発明の第3の実施の
形態の動作について詳細に説明する。
【0157】図5において、サービス制御手段501、
サービス制御用メモリ521、サービス制御ライブラリ
511、サービス制御ライブラリ用メモリ531以外
は、図1と同様であるため、説明は省略する。前記第1
の実施の形態では、サービス制御手段111が端末制御
インタフェース手段271等の手段を直接呼び出してい
た。また、従来の通信サービス制御方式の一例を示す図
7においては、サービス制御手段801は、サービス共
通管理・制御手段821の機能を呼び出していた。この
ため、サービス制御手段801とサービス制御手段11
1とは、同様のサービスを実現するために記述されたと
しても、その記述される内容が全く異なったものとな
る。
【0158】本発明の第3の実施の形態では、従来のサ
ービス共通管理・制御手段821と同様の機能を持つサ
ービス制御ライブラリ511を、端末制御インタフェー
ス手段271〜272、接続制御インタフェース手段2
73、メディア制御インタフェース手段274、アドレ
ス解決インタフェース手段275等を通じて、端末制御
手段121〜122、接続制御手段131、メディア制
御手段141、アドレス解決制御手段151の機能を呼
び出すように実装し、サービス制御手段501はサービ
ス制御ライブラリ511の機能を呼び出すようにする。
【0159】すなわち、サービス制御手段501は、予
め定義された動作順序に従って一時記憶としてサービス
制御用メモリ521を利用しつつ、サービス制御ライブ
ラリ511の機能を呼び出す。サービス制御ライブラリ
511は、呼び出された機能を実行するために、各実行
機能ごとに予め定義された制御手段に従い、必要に応じ
てサービス制御ライブラリ用メモリ531を利用して、
端末制御インタフェース手段271〜272、接続制御
インタフェース手段273、メディア制御インタフェー
ス手段274、アドレス解決インタフェース手段275
等を通じて、端末制御手段121〜122、接続制御手
段131、メディア制御手段141、アドレス解決制御
手段151の機能を呼び出す。
【0160】
【実施例3】上記した本発明の第3の実施の形態につい
て更に詳細に説明すべく、本発明の一実施例(第3の実
施例)に即してその動作を詳細に説明する。なお、図5
では、加入者回線制御装置211〜212、交換制御装
置221、メディア制御装置231、及び端末241〜
242が省略されているが、これらの装置は、図1と同
様に接続されているものとする。
【0161】図5を参照して、端末241には端末番号
“123−4567”が、端末242には端末番号“1
23−4568”が割り当てられているものとする。通
信サービスが起動するより前の時点で、サービス制御装
置101は、サービス実行装置251を駆動し、端末制
御手段121が提供する機能のうち、初期化機能を表す
機能を端末制御インタフェース手段271を通じて動作
させておく。この操作により、加入者回線制御装置21
1が初期化されるとともに、加入者回線制御装置211
は端末241の状態を監視する状態になる(図2のステ
ップ301および302)。
【0162】このとき、端末制御手段121は、端末2
41に関する情報を加入者回線制御装置211を通じて
入手し、この情報を端末制御用メモリ171に格納する
と同時に、アドレス解決制御インタフェース手段275
を通じてアドレス解決制御手段151に端末241に関
する情報を登録する。アドレス解決制御用メモリ201
には、予め加入者回線制御装置211に接続された端末
は、端末番号“123−4567”を持つことが登録さ
れているので、アドレス解決制御手段151は、この時
点で、端末番号“123−4567”と端末制御手段1
21との対応を新たにアドレス解決制御用メモリ201
に登録する。
【0163】端末制御手段121は、この登録結果を受
け、端末制御手段121が担当する端末241の端末番
号を認識し、端末制御用メモリ171へ記憶しておく。
また同様に、端末242についても、アドレス解決制御
手段151が、端末番号“123−4568”と端末制
御手段122との対応を新たにアドレス解決制御用メモ
リ201に登録する。端末制御手段122は、この登録
結果を受け、端末制御手段122が担当する端末242
の端末番号を認識し、端末制御用メモリ172へ記憶し
ておく。
【0164】端末241が、端末番号“123−456
8”を着番号とする通常通話サービス起動要求を出すこ
とにより、加入者回線制御装置211がこの要求を検出
し、機器制御インタフェース261を通じて端末制御手
段121に対してこの要求の到達を通知する。端末制御
手段121、この要求を受け取り、端末制御手段121
内部の処理手順により、該要求の内容を読みとり、着端
末番号が“123−4568”であること等の必要な情
報を端末制御用メモリ171に書き込むとともに、この
要求に対してどのような動作を実行する必要があるかの
検討動作を実行し(図2のステップ303)、通常通話
サービス制御手段501の実行を決定する。サービス制
御装置101は、端末制御手段121の検討処理結果を
受け取り、サービス実行装置251に、サービス制御手
段501の実行を指示する(ステップ304)。
【0165】次に、サービス制御手段501は、サービ
ス制御ライブラリ511に対して、発呼要求の詳細の取
得を命じる。サービス制御ライブラリ511は、この要
求を受け、端末制御インタフェース手段271を通じて
端末制御手段121に対して、発端末アドレスと着端末
アドレスの読み出しを要求し、端末制御手段121は、
この要求に対して、端末制御用メモリ171に記録して
おいた情報から自端末アドレス“123−4567”を
発端末アドレスとして、着端末アドレスとしてサービス
起動要求中に指定のあった“123−4568”を取り
出し、これを、該要求の返答として、サービス制御ライ
ブラリ511に返却する。
【0166】サービス制御ライブラリ511は、受け取
った情報をサービス制御ライブラリ用メモリ531に記
憶するとともに、サービス制御手段501に該情報を返
却する。サービス制御手段501は、このアドレスを受
け取り、次にサービス制御ライブラリ511に対して、
着端末アドレスを提示し、該アドレスが対応する端末と
発端末とを通話状態にすることが物理的に可能か否かの
試験を実行するように命じる。
【0167】サービス制御ライブラリ511は、この要
求を受け、着端末アドレスに対応する端末制御手段を検
索するために、アドレス解決制御インタフェース手段2
75を通じてアドレス解決制御手段151に対し、該ア
ドレスが解決可能なものであるか否かの判断、および解
決可能な場合には該アドレスの解決を要求する。アドレ
ス解決制御手段151は、内蔵するアドレス解決論理お
よびアドレス解決制御用メモリ201の内容を参照し
て、着アドレス“123−4568”が解決可能であ
り、その解決結果は、端末が端末242であること、該
端末に対応する端末制御手段が端末制御手段122であ
ることを判断し、その解決結果を、サービス制御サービ
ス制御ライブラリ511に対して返却する。
【0168】サービス制御ライブラリ511は、アドレ
ス解決制御インタフェース手段275を通じてアドレス
解決制御手段151の検査結果を受け取り、受け取った
返答を検査する。この場合、受け取った返答がアドレス
解決が可能であることを示しているので、着アドレス
“123−4568”と端末制御手段122と端末24
2との関係を、アドレス解決結果情報としてサービス制
御ライブラリ用メモリ531に記憶するとともに、サー
ビス制御ライブラリ511の呼び出し手順に規定された
返答方式に従い、サービス制御手段501に対して、ア
ドレス検査結果を返答する。サービス制御手段501
は、アドレス検査結果の読み出しを行う(図2のステッ
プ305)。
【0169】サービス制御手段501は、アドレス検査
結果が、物理的に接続可能であるという結果であること
を受け、サービス制御ライブラリ511に対して、発端
末番号及び着端末番号を指定し、着信端末が該着信動作
を許可するか否かの問い合わせ処理の実行を要求する
(図2のステップ307)。なお、この時点で、サービ
ス制御ライブラリ511は、先のアドレス解決制御手段
151へのアドレス解決処理依頼の返答をサービス制御
ライブラリ用メモリ531に記憶しているため、着端末
番号“123−4568”と端末制御手段122との関
係を再度検索する必要はない。
【0170】サービス制御ライブラリ511は、この要
求を受け、端末制御インタフェース手段272を通じ
て、端末制御手段122に対して、発端末番号を提示し
て着信を許可するかどうかの問い合わせ要求を行う。端
末制御手段122は、該要求を受信すると、端末制御用
メモリ172を読み出すとともに、内蔵する受付制御処
理を起動し、例えば発信側端末番号“123−456
7”が通話するべき対象であるか否かを内部の表を基に
判断することによって、この着信を受けるか否かの判断
処理を実行し、結果を、判断理由とともに、サービス制
御ライブラリ511へ返却する。端末制御手段122の
判断結果を受け取ったサービス制御ライブラリ511
は、該結果を、サービス制御ライブラリ511の呼び出
し手順に規定された返答方式に従ってサービス制御手段
501に結果を返却する。本実施例では、ここで着信を
受け付けるという結果が返却されたものとする。
【0171】サービス制御手段501は、この時点で、
サービス制御手段501が提供するサービスを実行する
ために必要となる論理的な判断をすべて完了したものと
判断し、残りの処理(図2のステップ308からステッ
プ313まで)をサービス制御ライブラリ511に担当
するように命令し、発端末番号“123−4567”や
着端末番号“123−4568”などの、残りの処理を
実行するために必要となる情報を指定する。
【0172】実現すべきサービスによっては、ここで、
サービス制御ライブラリ511にすべてを任せず、図2
のステップ308(着信端末呼び出し)からステップ3
13(サービス実行終了)までを、もしくは他の適切な
処理を、サービス制御手段が独自にサービス制御ライブ
ラリ511を呼び出すことにより実行することも可能で
ある。
【0173】サービス制御手段501は、この時点で、
その役割を終えるため、該サービス制御手段501が確
保した資源であるサービス制御用メモリ521を解放
し、該実行を終了する。
【0174】以降、サービス制御ライブラリ511は、
前記第1の実施の形態におけるサービス制御手段111
と同様の処理を行うことにより、ステップ308からス
テップ313までの実行を行う。
【0175】
【第3の実施の形態の作用効果】上記した本発明の第3
の実施の形態の作用効果について説明すると、この第3
の実施の形態においては、サービス制御手段に対して
は、従来のサービス共通管理・制御手段と同様の機能を
サービス制御ライブラリが提供することにより、従来か
ら存在するサービス制御手段を流用することができる。
【0176】また、サービス制御ライブラリの内部実装
に関して、前記第1の実施の形態と同様に、通信機器の
操作手段がサービス制御ライブラリから分離されている
ことにより、既存の通信機器とは異なった通信機器をサ
ービス制御ライブラリから制御する場合であっても、該
当する通信機器を制御する制御手段およびそのインタフ
ェース手段のみを変更することにより、他の部分を変更
することなく、制御を行うことが可能である。このた
め、新たな通信機器をサービス制御ライブラリから制御
を可能にする際の、サービス制御ライブラリの書き換え
量を削減することができる。
【0177】また、以上の二つの効果により、従来から
存在するサービス制御手段を、既存の通信機器とは異な
った通信機器に対して適用する際の、サービス制御手段
の書き換え量を削減することができる。
【0178】
【第4の実施の形態】次に、本発明の第4の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発
明の第4の実施の形態の構成を示す図である。
【0179】図6を参照すると、本発明の第4の実施の
形態においては、(a)サービス制御装置として、サー
ビス制御装置701〜703と複数台配設されているこ
と、(b)サービス制御装置が制御する交換制御装置
が、交換制御装置222〜224と複数台存在するこ
と、(c)サービス制御装置が複数台存在することに対
応して、制御手段の数が増加していること、(d)サー
ビス制御装置701とサービス制御装置702とがサー
ビス制御装置間通信路761で接続されていること、及
び、(e)サービス制御装置702とサービス制御装置
703とがサービス制御装置間通信路762で接続され
ていること、が前記第1の実施の形態と相違している。
【0180】サービス制御装置701は、サービス実行
装置252を備え、機器制御インタフェース262を通
じて、加入者回線制御装置211及び加入者交換制御装
置211を通じて端末241を制御するとともに、交換
制御装置222を制御する。サービス制御装置702
は、サービス実行装置253を備え、機器制御インタフ
ェース263を通じて交換制御装置223およびメディ
ア制御装置231を制御する。サービス制御装置703
は、サービス実行装置253を備え、機器制御インタフ
ェース263を通じて、加入者回線制御装置212及び
加入者交換制御装置212を通じて端末242を制御す
るとともに、交換制御装置224を制御する。
【0181】サービス制御装置701とサービス制御装
置702とは、サービス実行装置252とサービス実行
装置253とがサービス制御装置間通信路761を制御
することにより、端末制御インタフェース手段271や
接続制御インタフェース手段732等の、互いの制御イ
ンタフェース手段を呼び出す。サービス制御装置702
とサービス制御装置703とは、サービス実行装置25
3とサービス実行装置254とがサービス制御装置間通
信路762を制御することにより、端末制御インタフェ
ース手段272や接続制御インタフェース手段732等
の、互いの制御インタフェース手段を呼び出す。
【0182】なお、本発明の第4の実施の形態において
は、サービス制御装置が3台の場合の構成例について説
明するが、本発明の実施の形態においては、サービス制
御装置が2台以上の複数の場合に容易に適用できる。
【0183】
【第4の実施の形態の動作】次に本発明の第4の実施の
形態の動作について詳細に説明する。図6を参照して、
サービス実行装置253がサービス制御手段741を実
行する際に、各種制御インタフェース手段を呼び出す時
点で、該呼び出しにおける呼び出し先の情報を検査し、
その呼び出し先が、呼び出し元のサービス制御装置とは
異なるサービス制御装置上に実装された制御インタフェ
ース手段である場合には、サービス制御装置間通信路を
通じて該呼び出し先のサービス制御装置上にある制御イ
ンタフェース手段の呼び出しを行う。
【0184】このような動作は、通常、「遠隔手続き呼
び出し(Remote Procedure Call:RPC)」と呼ば
れ、互いに通信可能な情報処理装置の間で特定の機能を
呼び出す場合の一般的な手段である。図6では、単に図
面作成の都合により、遠隔手続き呼び出し動作を実行す
る場合として、サービス制御手段741を実行している
場合のみが示されているが、遠隔手続き呼び出し動作
は、他の制御手段、例えば接続制御インタフェース手段
731〜733においても実行可能である。遠隔手続き
呼び出し動作を、サービス実行装置252〜254が実
行することにより、各制御手段から、他の制御インタフ
ェース手段を通じて、他の制御手段の機能を呼び出すこ
とが、該呼び出し元の制御手段および該呼び出し先の制
御手段がどのサービス制御装置上で実行されているかに
かかわらず、可能となる。
【0185】このことにより、サービス制御手段を含む
各種制御手段の記述内容を変更することなく、複数のサ
ービス制御装置を利用して、サービス制御手段に記述さ
れたサービスの実行が可能となる。
【0186】本発明の第4の実施の形態において、前記
第1の実施の形態の動作と同様の動作を実行させるため
に、すなわち、前記第1の実施例におけるサービス制御
手段111をそのままサービス制御手段741として利
用することが望ましい場合には、一組の接続制御インタ
フェース手段と接続制御手段とが、複数の接続制御イン
タフェース手段と接続制御手段とを代表するように、代
表接続制御インタフェース手段と、代表接続制御手段を
構成することが可能である。この場合には、代表となる
接続制御手段が、その他の接続制御手段の存在を、当該
代表接続制御手段に対応する接続制御用メモリに記憶
し、他の制御手段から接続制御インタフェース手段を経
由して、当該代表接続制御手段に要求が送られてきた場
合に、必要に応じて、当該代表接続制御手段が本来担当
している交換制御装置を、機器制御インタフェース経由
で制御する動作に加えて、他の接続制御手段の機能を他
の接続制御インタフェース手段経由で呼び出す。
【0187】また、サービス制御手段741がサービス
制御手段111と異なっていることが許される場合に
は、サービス制御手段741に記述する内容は、前記第
1の実施の形態においてサービス制御手段111に記述
されている内容に比して、その動作順序に関しては同一
であるが、サービス制御手段741が制御すべき交換制
御装置が増加していることから、端末241と端末24
2との間の通信路を制御するために必要となる制御が、
前記第1の実施の形態の動作においては接続制御インタ
フェース手段273を通じて接続制御手段131を呼ぶ
ことであったことに比し、本発明の第4の実施の形態に
おいては、接続制御インタフェース手段731〜734
を通じて接続制御手段711〜713を呼び出すことに
変更されている。
【0188】この変更を、サービス制御手段741に加
えることにより、交換制御装置222〜224に対し
て、細かな制御の手段をサービス制御手段741に記述
することが可能となる。
【0189】
【実施例4】次に本発明の第4の実施の形態について更
に詳細に説明すべく、本発明の一実施例(第4の実施
例)に即してその動作を詳細に説明する。
【0190】図6を参照して、端末241には端末番号
“123−4567”が、端末242には端末番号“1
23−4568”が割り当てられているものとする。通
信サービスが起動するより前の時点で、サービス制御装
置701は、サービス実行装置252を駆動し、端末制
御手段121が提供する機能のうち、初期化機能を表す
機能を端末制御インタフェース手段271を通じて動作
させておく。この操作により、加入者回線制御装置21
1が初期化されるとともに、加入者回線制御装置211
は端末241の状態を監視する状態になる(図2のステ
ップ301および302)。このとき、端末制御手段1
21は、端末241に関する情報を加入者回線制御装置
211を通じて入手し、この情報を端末制御用メモリ1
71に格納すると同時に、遠隔手続き呼び出しを用いて
アドレス解決制御インタフェース手段275を通じてア
ドレス解決制御手段151に端末241に関する情報を
登録する。
【0191】アドレス解決制御用メモリ201には、予
め加入者回線制御装置211に接続された端末は、端末
番号“123−4567”を持つことが登録されている
ので、アドレス解決制御手段151は、この時点で、端
末番号“123−4567”と端末制御手段121との
対応を新たにアドレス解決制御用メモリ201に登録す
る。端末制御手段121は、この登録結果を受け、端末
制御手段121が担当する端末241の端末番号を認識
し、端末制御用メモリ171へ記憶しておく。また同様
にして、端末242についても、アドレス解決制御手段
151が、端末番号“123−4568”と端末制御手
段122との対応を新たにアドレス解決制御用メモリ2
01に登録する。端末制御手段122は、この登録結果
を受け、端末制御手段122が担当する端末242の端
末番号を認識し、端末制御用メモリ172へ記憶してお
く。
【0192】端末241が、端末番号“123−456
8”を着番号とする通常通話サービス起動要求を発行す
ることにより、加入者回線制御装置211が、当該要求
を検出し、機器制御インタフェース262を通じて端末
制御手段121へ当該要求の到達を通知する。端末制御
手段121は、当該要求を受け取り、端末制御手段12
1内部の処理手順により、該要求の内容を読みとり、着
端末番号が“123−4568”であること等の必要な
情報を端末制御用メモリ171に書き込むとともに、該
要求に対してどのような動作を実行する必要があるか否
かの検討動作を実行し(図2のステップ303)、通常
通話サービス制御手段741の実行を決定する。
【0193】サービス制御装置701は、端末制御手段
121の検討処理結果を受け取り、サービス制御手段7
41をどのサービス制御装置で実行すべきかの検討処理
を行う。
【0194】この検討処理の処理内容としては、例え
ば、(a)要求が発生したサービス制御装置701を選
択する方法や、(b)複数のサービス制御装置の内で低
負荷のものを選択する方法や、(c)端末制御手段12
1に選択処理を依頼する方法、などが可能である。
【0195】本実施例では、サービス制御装置702の
上でサービス制御手段741を実行することを選択した
ものとする。この検討処理の結果により、サービス制御
装置701は、サービス実行装置253に、遠隔手続き
呼び出しを経由して、サービス制御手段741の実行を
指示する(図2のステップ304)。
【0196】次に、サービス制御手段741は、遠隔手
続き呼び出しを利用し、端末制御インタフェース手段2
71を通じて端末制御手段121に対して、着アドレス
の読み出しを要求し、端末制御手段121は、この要求
に対して、端末制御用メモリ171に記録しておいた情
報から、着アドレス“123−4568”を取り出し、
このアドレスを、当該要求の返答として、サービス制御
手段741に返却する。
【0197】サービス制御手段741は、このアドレス
を、アドレス解決制御インタフェース手段275を通じ
て、アドレス解決制御手段151に対して提示し、この
アドレスが解決可能なものであるか否かの判断、および
解決可能な場合には該アドレスの解決を要求する(図2
のステップ305)。
【0198】アドレス解決制御手段151は、内蔵する
アドレス解決論理およびアドレス解決制御用メモリ20
1の内容を参照して、着アドレス“123−4568”
が解決可能であり、その解決結果は、端末が端末242
であること、該端末に対応する端末制御手段がサービス
制御装置703上に存在する端末制御手段122である
こと、を判断し、その解決結果を、サービス制御手段7
41に対して返却する。
【0199】サービス制御手段741は、アドレス解決
制御手段151からの返答を基に、着信端末である端末
242に対応する端末制御手段122に対して、遠隔手
続き呼び出しにより、端末制御インタフェース手段27
2を通じて着信が許可されるか否かの問い合わせ処理の
実行を要求する(図2のステップ307)。
【0200】端末制御手段122は、この要求を受信す
ると、端末制御用メモリ172を読み出すとともに、内
蔵する受付制御処理を起動し、例えば発信側端末番号
“123−4567”が通話するべき対象であるか否か
を内部の表を基に判断することによって、当該着信を受
けるか否かの判断処理を実行し、判断処理結果を、判断
理由とともに、サービス制御手段741へ返却する。
【0201】サービス制御手段741が、端末制御手段
122から着信許可の返答を受け取った場合には、サー
ビス制御手段741は、発呼側の端末制御手段121に
対して、遠隔手続き呼び出しにより、端末制御インタフ
ェース手段271を通じて発呼処理が受理され進行中で
あることを通知するとともに、着呼側の端末制御手段1
22に対して、遠隔手続き呼び出しにより端末制御イン
タフェース手段272を通じて呼び出し処理の開始を要
求する(図2のステップ308)。
【0202】端末制御手段121は、加入者回線制御装
置211に対して、発呼処理が進行中であることを端末
241に対して通知するように要求し、この要求を受け
て、加入者回線制御装置211は、端末241に発信中
音を送出することにより、発呼処理が進行中であること
の通知を行う。一方、端末制御手段122は、加入者回
線制御装置212に対して、端末242に対して着信要
求があることを通知するよう要求し、この要求を受け
て、加入者回線制御装置212は、端末242の着信ベ
ルを鳴らすことにより、該通知を行う。
【0203】サービス制御手段741は、次に、遠隔手
続き呼び出しにより、端末制御インタフェース手段27
2を通じて端末制御手段122に対して、通話開始が可
能になるまで待ち、通話が可能になった時点で、通話可
能情報を返答するように指示する(図2のステップ31
0)。端末制御手段122は、内蔵する通話開始待ち制
御処理を起動し、加入者回線制御装置212に対して、
端末242のオフフックを監視するように指示する。
【0204】端末242がオフフック状態となり、この
状態変化が加入者回路制御装置212、端末制御手段1
22を通じてサービス制御手段741に通知されると、
サービス制御手段741は、次に、端末241と端末2
42とを接続するための処理を開始する(図2のステッ
プ311)。より具体的には、この実施例においては、
加入者回線制御装置211と加入者回線制御装置212
とが、それぞれ異なる交換制御装置222と交換制御装
置224とに接続されているため、前記第1の実施例の
場合と異なり、端末241と端末242とを接続する通
信機器は、一意に定まらず、ルーチング処理の結果が重
要となる。
【0205】サービス制御手段741は、サービス制御
手段741が内蔵するルーチング処理を起動し、交換制
御装置222と交換制御装置224との間を交換制御装
置223で中継することにより、端末241と端末24
2とを接続可能であるという結果を得る。次に、ルーチ
ング処理は、交換制御装置222〜224に対応する接
続制御手段711〜713を認識し、接続制御手段群の
中から一つを代表として選択し、その選択結果である代
表接続制御手段に対して、他の接続制御手段に関する情
報を渡し、当該代表接続制御手段をルーチング処理の結
果とする。
【0206】本実施例では、接続制御手段712が代表
接続制御手段として選択されたものとする。よって、接
続制御手段712が、該接続制御手段712が一時記憶
として利用する接続制御用メモリ722に、接続制御手
段712が代表する接続制御手段群を構成する他の接続
制御手段であるところの接続制御手段711と接続制御
手段713に関する情報を記録する。
【0207】なお、本実施例におけるルーチング処理に
関して、このルーチング処理を、接続制御手段に具備す
る構成としてもよく、この場合、サービス制御手段74
1は、自らルーチングを計算することなく、まず任意の
接続制御手段を新規に生成し、該新規接続制御手段に対
して通信の端点を表すものとして端末制御手段121〜
122を提示し、接続制御手段がルーチング処理を行う
とともに、代表接続処理手段となり、接続制御手段71
1〜723をその制御下に置く。この構成では、サービ
ス制御手段741は、実際に接続制御手段がいくつ動作
しているかをいっさい考慮することなく動作することが
可能である。
【0208】次に、サービス制御手段741は、接続制
御手段712に対して、端末制御手段121と端末制御
手段122とがそれぞれ代表する端末241と端末24
2とを通常の音声伝送方式で回線交換を行うように処理
を依頼する。接続制御手段712は、ルーチングの結果
を構成する接続制御手段群であるところの接続制御手段
711〜713を、接続制御用メモリ722から読み出
す。接続制御手段712は、次に、該読み出し結果であ
る接続制御手段群に対して、それぞれ隣接する接続制御
手段および端末制御手段の情報を渡し、各接続制御手段
が担当する交換制御装置に対して、指示すべき制御内容
の決定及び実行を、接続制御インタフェース手段群を通
じ、遠隔手続き呼び出しにより、依頼する。
【0209】接続制御インタフェース手段731を経由
して接続制御手段712からの要求を受けた接続制御手
段711は、端末制御インタフェース手段271と、遠
隔手続き呼び出しと、接続制御インタフェース手段73
2と、を経由して、加入者回線制御装置211と交換制
御装置223とが交換制御装置222に対して物理的に
どのように接続されているかを、端末制御手段121と
接続制御手段712に問い合わせ、問い合わせの返答
と、接続制御用メモリ721に記憶されている交換制御
装置222の設定情報を基に、交換制御装置222の制
御を行う。
【0210】本実施例では、例えば加入者回線制御装置
211は交換制御装置222の第1番目のポートに接続
されており、交換制御装置223は交換制御装置222
の第2番目のポートに接続されているものとすると、接
続制御手段711は、交換制御装置222に対して、第
1番目のポートと第2番目のポートとを接続するように
機器制御インタフェース262を通じて制御を行う。
【0211】接続制御インタフェース手段732を経由
して、接続制御手段712からの要求を自ら受けた接続
制御手段712は、遠隔手続き呼び出しと接続制御イン
タフェース手段731とを経由して、交換制御装置22
2が交換制御装置223に対して物理的にどのように接
続されているかを、接続制御手段711に問い合わせる
とともに、遠隔手続き呼び出しと接続制御インタフェー
ス手段733とを経由して、交換制御装置224が交換
制御装置223に対して物理的にどのように接続されて
いるかを、接続制御手段713に問い合わせ、これらの
問い合わせの返答と、接続制御用メモリ722に記憶さ
れている交換制御装置223の設定情報を基に、交換制
御装置223の制御を行う。
【0212】本実施例では、例えば交換制御装置222
は交換制御装置223の第2番目のポートに接続されて
おり、交換制御装置224は交換制御装置223の第3
番目のポートに接続されているものとすると、接続制御
手段712は、交換制御装置223に対して、第2番目
のポートと第3番目のポートとを接続するように機器制
御インタフェース263を通じて制御を行う。
【0213】接続制御インタフェース手段733を経由
して接続制御手段712からの要求を受けた接続制御手
段713は、端末制御インタフェース手段272と、遠
隔手続き呼び出しと接続制御インタフェース手段732
とを経由して、加入者回線制御装置212と交換制御装
置223とが交換制御装置224に対して物理的にどの
ように接続されているかを、端末制御手段122と接続
制御手段712に問い合わせ、該問い合わせの返答と、
接続制御用メモリ723に記憶されている交換制御装置
224の設定情報を基に、交換制御装置224の制御を
行う。
【0214】本実施例では、例えば加入者回線制御装置
212は交換制御装置224の第5番目のポートに接続
されており、交換制御装置223は交換制御装置224
の第2番目のポートに接続されているものとすると、接
続制御手段713は、交換制御装置224に対して、第
5番目のポートと第2番目のポートとを接続するように
機器制御インタフェース264を通じて制御を行う。
【0215】次に、サービス制御手段741は、遠隔手
続き呼び出し経由で、端末制御インタフェース手段27
1を通じて、端末制御手段121に対して、同様に遠隔
手続き呼び出し経由で、端末制御インタフェース手段2
72を通じて、端末制御手段122に対して、通話可能
状態になったことを通知する。端末制御手段121、1
22は、この通話可能の通知を受けて、通話を開始する
ために必要な処理をおのおのが担当する加入者回路制御
装置211と加入者回路制御装置212に通知する。本
実施例では、例えば端末上に備わっている、通話中を表
すランプを点灯させることがこれに当たる。
【0216】次に、サービス制御手段741は、遠隔手
続き呼び出し経由で端末制御インタフェース手段271
を通じて端末制御手段121に対して、同様に、遠隔手
続き呼び出し経由で端末制御インタフェース手段272
を通じて端末制御手段122に対して、端末がオンフッ
ク状態へ変化することを監視するように指示するととも
に、発呼者側に課金を行うために、発呼者に関する情報
を遠隔手続き呼び出しと端末制御インタフェース手段2
71を通じて端末制御手段121から取得し、該情報と
通話の開始時刻をサービス制御用メモリ751に記録す
る(図2のステップ312)。
【0217】次に、端末241がオンフック状態に変化
したものとすると、端末241に対応する端末制御手段
121がこの状態変化を感知し、サービス制御手段74
1にこの情報を返却する。サービス制御手段741は、
この情報を受信し、サービス実行の終了処理に入る(ス
テップ313)。まず、遠隔手続き呼び出し経由で、端
末制御インタフェース手段271を通じて端末制御手段
121に、また同様に遠隔手続き経由で端末制御インタ
フェース手段272を通じて端末制御手段122に、終
了処理を行うよう通知し、端末制御手段121、および
122が、終了処理が完了したことを通知するまで待機
する。
【0218】端末制御手段121は、加入者回線制御装
置211の状態を検出し、この場合、すでにオンフック
状態にあることから、加入者回線制御装置211を再初
期化した上で、端末制御用メモリ171の解放等の終了
処理を実行し、終了処理の完了をサービス制御手段74
1に通知する。一方、端末制御手段122は、加入者回
線制御装置212の状態を検出し、いまだオンフック状
態ではないため、サービスが終了したことを端末242
に対して通知するように、機器制御インタフェース26
1を通じて、加入者回線制御装置212に指示し、つい
で加入者回線制御装置がオンフック状態に遷移するまで
待ち合わせを行う。加入者回線制御装置212は、この
要求を受けて通話遮断音を端末242に対して発信し、
端末242がオンフック状態になるまで待つ。
【0219】そして、端末242がオンフック状態にな
ると、加入者回線制御装置212の状態もオンフック状
態となり、端末制御手段122に対して、オンフック状
態に変化したことを通知する。この通知を受けて、端末
制御手段122は待ち状態を解除し、加入者回線制御装
置212を再初期化した上で、端末制御用メモリ172
の解放等の終了処理を実行し、終了処理の完了をサービ
ス制御手段741に通知する。
【0220】端末制御手段121、および122から終
了処理完了通知を受けたサービス制御手段741は、こ
のサービスを実行するために確保したその他の資源、す
なわち交換制御装置222〜224上の接続状態等を解
放し、次に、サービス制御用メモリ161に記録してお
いた発呼者情報とサービス開始時刻から課金処理を行
い、その結果を、サービス制御用メモリ161に保存
し、初期状態へ復帰する。
【0221】
【第4の実施の形態の作用効果】上記した本発明の第4
の実施の形態の作用効果について説明すると、この第4
の実施の形態においては、遠隔手続き呼び出しを、各種
制御手段の呼び出しに対応させることにより、複数のサ
ービス制御装置にまたがるサービス処理を行うための、
サービス制御手段の変更を、最小限に抑えることができ
る。
【0222】従来のサービス共通管理・制御手段を用い
る方式では、複数の機器を制御するための制御手段が、
該サービス共通管理・制御手段の中に一定の規則に則ら
ずに実装されているため、サービス制御装置の配置構成
や交換制御装置等の通信機器の配置構成が変更された場
合には、サービス共通管理・制御手段全体にわたって、
遠隔手続き呼び出し処理を行うための変更等、処理手段
の内容の見直しが必要となっていた。
【0223】本発明の第4の実施の形態では、交換制御
装置等の通信機器の機能を抽象化した制御手段を、機能
呼び出しの単位としているため、遠隔手続き呼び出し処
理を行う処理タイミングが明確かつ規則的であるため、
上記の作用効果を得ることができる。
【0224】また、本発明の第4の実施の形態におい
て、ルーチング処理を接続制御手段に具備した場合、一
つの接続制御手段がすべての他の接続制御手段を統括す
るため、サービス制御手段は、あたかも一つのサービス
制御装置の上で動作しているように振る舞うことができ
るので、サービス制御手段の変更の必要性をなくすこと
が可能である。
【0225】
【その他の実施の形態】本発明の更に別の実施の形態に
ついて以下に説明する。前記第3の実施の形態では、サ
ービス制御手段がサービス制御ライブラリを通じてのみ
各制御インタフェース手段を呼び出しているが、サービ
ス制御手段がサービス制御ライブラリの呼び出しに加え
て、各制御インタフェースを他の実施例と同様に呼び出
すこともできる。また逆に、前記第1の実施の形態、前
記第2の実施の形態、及び、前記第4の実施の形態にお
いて、サービス制御ライブラリを利用することも可能で
ある。
【0226】前記第3の実施の形態の実施例(第3の実
施例)においては、ステップ308からステップ313
までをサービス制御ライブラリ511が担当することに
より、標準的な実行動作を行ったが、この動作の起動
は、サービス制御手段がサービス制御ライブラリを呼び
出すこと以外の方法によっても可能である。すなわち、
サービス制御手段が、各制御インタフェース手段を通
じ、各通信装置の制御手段に対して、接続すべき通信相
手を表す制御手段の情報等の、必要な情報を設定し、そ
の後、各通信機器の制御手段に対して標準的な動作を開
始するように、制御インタフェース手段を通じて命令を
送出し、当該命令を受けた制御手段群は、制御手段内に
予め設定された、サービス制御ライブラリ中に存在する
標準実行動作をどのように呼び出すかを判断するための
制御手段を実行し、その実行結果に従って、サービス制
御ライブラリを呼び出し、呼び出されたサービス制御ラ
イブラリに記述された制御手段に従って、再度各制御手
段の機能が呼び出され、所望の動作が達成される。
【0227】また、この実施の形態においては、各通信
機器の制御手段に、サービス制御ライブラリの呼び出し
方法を予め記述しておくことにより、サービス制御手段
に記述すべき制御手段の分量を削減することが可能であ
る。また、同様の手法を、アドレス解決制御手段等の、
実際の通信機器を担当しない、論理的にのみ存在する制
御手段に対しても適用可能である。例えばアドレス解決
処理を依頼されたアドレス解決制御手段が、この依頼要
求を達成するために、サービス制御ライブラリを呼び出
し、呼び出し経由で端末制御手段や接続制御手段を制御
する場合などである。
【0228】この場合の具体的な実施例を説明すると、
電話番号“999”を解決するよう要求されたアドレス
解決制御手段が、当該アドレス解決制御手段が持つアド
レス解決制御用メモリを参照し、参照の結果として、複
数の端末制御手段に関する情報と、端末制御手段群の中
から、通話中でない一つを選択するべきであるという情
報を得た時に、通話中でない端末制御手段を探索する作
業を、サービス制御ライブラリを用いて実行する、とい
うものである。
【0229】また上記第4の実施の形態においては、遠
隔手続き呼び出しを多用することによる速度低下を防ぐ
ために、サービス制御手段を実行するサービス制御装置
を選択する際や、代表接続制御手段を選択する際に、後
の通信量が少なくてすむように考慮することができる。
このための方法としては、(a)予め決められた規則を
用いる方法や、(b)各サービス制御装置の実行負荷状
況を判断材料にする方法がある。
【0230】また、遠隔手続き呼び出しの処理自体を高
速化するために、各サービス制御装置内に、他のサービ
ス制御装置上に存在する制御インタフェースの代理イン
タフェースを配置し、代理インタフェースで解決可能な
処理は、代理インタフェース内部で処理し、代理インタ
フェースで解決不可能な処理依頼だけを遠隔手続き呼び
出しを用いて処理するようにすることも可能である。
【0231】また、図6においては、サービス制御装置
間通信路が、交換制御装置等を経由する通信路と別に用
意されているが、サービス制御装置間の通信を交換制御
装置等を通じて行うこともできる。
【0232】本発明では、全般に制御インタフェース手
段と、制御手段と、を個別の処理単位として取り扱って
いるが、両者は互いに関連性が高いため、同一の処理単
位として取り扱うことができる。このような同一化を行
うことにより、制御手段を新規に開発する場合や、また
既存の制御手段を改造する場合に、制御インタフェース
手段と制御手段との間の一貫性を保つことが容易にな
る。
【0233】また上記した本発明の実施例では、制御イ
ンタフェース手段における、抽象操作識別子と、各通信
機器に対応する制御手段の呼び出し方法との変換処理
を、サービス制御を実行している最中に行っているが、
該変換処理を予め計算しておくことにより、サービスを
実行する際の速度を向上することが可能である。
【0234】なお、上記した通信機器の各制御手段、ア
ドレス解決制御手段、制御インタフェース、サービス制
御手段、サービス制御ライブラリ等を実装するためのプ
ログラムコード、及びデータは記録媒体に格納可能とさ
れ、情報処理装置(サービス実行装置)にてこれらのプ
ログラムを実行することにより各手段を上記のように機
能させることができる。
【0235】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0236】(1)本発明の第1の効果は、既存の通信
機器とは異なった通信機器を、サービス制御装置から制
御する場合であっても、該当する通信機器を制御する制
御手段およびそのインタフェース手段のみを変更するこ
とにより、他の部分を変更することなく、制御を行うこ
とが可能である、ということである。この結果、本発明
によれば、新たな通信機器をサービス制御装置に接続す
る際の、制御手段の書き換え量を削減できる。
【0237】その理由は、本発明においては、サービス
制御手段を、抽象化された通信機器の操作インタフェー
スを用いて記述するという規則を導入することにより、
実際の通信機器の制御手段の実現方法に影響されること
なく、サービス制御手段を記述することを可能としてい
る、ためである。
【0238】(2)本発明の第2の効果は、既存の通信
機器とは異なった使用方法を持つ通信機器を、サービス
制御装置から制御する場合であっても、該当する通信機
器を制御する複数の制御手段および制御手段群に対応し
たインタフェース手段群のみを変更することにより、他
の部分を変更することなく、制御を行うことが可能であ
る、ということである。この結果、本発明によれば、新
たな使用方法を持つ通信機器をサービス制御装置に接続
する際の、制御手段の書き換え量を削減できる。
【0239】その理由は、本発明においては、通信機器
制御手段群およびこれら通信機器制御手段群に対応する
制御インタフェース群を、適切に分割および実装するこ
とにより、サービス制御手段が利用する抽象的な装置制
御指示を変更する必要がなくなるからである。
【0240】(3)本発明の第3の効果は、既存の通信
機器とは異なった通信機器をサービス制御装置から制御
可能にする作業を、サービス制御手段のコンパイル作業
を要することなく、サービスを実行しながら行うことが
可能である、ということである。
【0241】その理由は、本発明においては、サービス
制御手段から通信機器の操作手段を呼び出す際の対応を
とる処理が、実行時に行われるためである。
【0242】(4)本発明の第4の効果は、従来のサー
ビス共通管理・制御手段に対応して記述されたサービス
制御手段を、既存の通信機器とは異なった通信機器に対
して適用する際の、サービス制御手段の書き換え量を削
減する、ということである。
【0243】その理由は、従来のサービス共通管理・制
御手段と同一のインタフェースを持つサービス制御ライ
ブラリを、本発明においても提供可能であり、サービス
制御ライブラリを、抽象化された通信機器の操作インタ
フェースを用いて記述するという規則を導入することに
より、実際の通信機器の制御手段の実現方法に影響され
ることなく、サービス制御ライブラリを記述することが
可能とされているためである。
【0244】(5)本発明の第5の効果は、複数のサー
ビス制御装置にまたがるサービス処理を行う際に、サー
ビス制御手段の変更を最小限に抑えることができる、と
いうことである。
【0245】その理由は、本発明においては、交換制御
装置等の通信機器の機能を抽象化した制御手段を、機能
呼び出しの単位としているため、遠隔手続き呼び出し処
理を行う処理タイミングが明確かつ規則的であること、
及び、一つの接続制御手段がすべての他の接続制御手段
を統括することにより、サービス制御手段は、あたかも
一つのサービス制御装置の上で動作しているように振る
舞うことができる、ことによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の機能構成及び動作
環境を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるサービス制御手段
の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態において、異なる通
信機器を導入する際の機能構成および動作環境を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するための図
であり、仮想端末機能を実現する際の機能構成および動
作環境を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を説明するための図
であり、サービス制御ライブラリを使用する際の機能構
成および動作環境を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態を説明するための図
であり、複数のサービス制御装置にわたってサービスを
実施する際の機能構成および動作環境を示すブロック図
である。
【図7】従来例のシステムの構成を説明するための図で
ある。
【図8】別の従来のサービス制御方式の構成例を説明す
るための図である。
【符号の説明】
101 サービス制御装置 111 サービス制御手段 121〜123 端末制御手段 131 接続制御手段 141 メディア制御手段 151 アドレス解決手段 161 サービス制御用メモリ 171〜173 端末制御用メモリ 181 接続制御用メモリ 191 メディア制御用メモリ 201 アドレス解決制御用メモリ 211〜213 加入者回線制御装置 221〜224 交換制御装置 231 メディア制御装置 241〜243 端末装置 251〜254 サービス実行装置 261〜264 機器制御インタフェース手段 271〜273 端末制御インタフェース手段 273 接続制御インタフェース手段 274 メディア制御インタフェース手段 275 アドレス解決制御インタフェース手段 401 実端末制御手段 411〜412 仮想端末制御手段 421 実端末制御用メモリ 431〜432 仮想端末制御用メモリ 441 実端末制御インタフェース手段 442〜443 仮想端末制御インタフェース手段 501 サービス制御手段 511 サービス制御ライブラリ 521 サービス制御用メモリ 531 サービス制御ライブラリ用メモリ 701〜703 サービス制御装置 711〜713 接続制御手段 721〜723 接続制御用メモリ 731〜733 接続制御インタフェース手段 741 サービス制御手段 751 サービス制御用メモリ 761〜762 サービス制御装置間通信路 801 サービス制御手段 811 サービス制御用メモリ 821 サービス共通管理・制御手段 831 サービス共通管理・制御用メモリ 901 通話路 911 制御装置 921〜924 ノード 941、971〜973 オブジェクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−82886(JP,A) 特開 平4−119097(JP,A) 特開 平6−6466(JP,A) 特開 平9−18906(JP,A) 特開 平4−68749(JP,A) 特開 平8−314711(JP,A) 特開 昭64−50694(JP,A) 特開 平6−339169(JP,A) 特開 平5−14946(JP,A) 特開 平2−294194(JP,A) 特開 平7−177542(JP,A) 特開 平7−87536(JP,A) 特開 平7−59132(JP,A) 特開 平4−346549(JP,A) 特開 平5−336110(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 3/545 H04M 3/42 H04Q 3/58 101 - 107 G06F 9/06 410 G06F 9/06 530

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信機器を制御することによって通信サー
    ビスを実行する通信サービス制御装置において、前記通信機器に対応して設けられ前記 通信機器を制御す
    る制御手段と、 前記制御手段が一時記憶として用いる制御用メモリと、 前記制御手段を他の制御手段から呼び出す際の呼び出し
    方式の変換を行う制御インタフェース手段と、 前記制御インタフェース手段を利用して前記制御手段の
    呼び出しを行うことにより所望のサービス機能を実現す
    るように予めプログラムされているサービス制御手段
    と、 前記サービス制御手段が一時記憶として用いるサービス
    制御用メモリと、 前記各手段の実行を行うサービス実行装置と、 を備えた通信サービス制御装置であって複数の前記通信サービス制御装置が、通信サービス制御
    装置間通信路により互いに通信可能とされ、複数の前記
    通信サービス制御装置にまたがって通信サービスの実行
    を行う、 ことを特徴とする通信サービス制御装置。
  2. 【請求項2】一つの端末に対応する制御手段が、 実端末の制御手段と、 仮想端末の制御手段と、 前記実端末及び仮想端末の制御手段に対応する制御用メ
    モリと、 前記実端末及び仮想端末の制御インタフェース手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の通信サービス
    制御装置。
  3. 【請求項3】サービス制御ライブラリと、 前記サービス制御ライブラリが一時記憶として用いるサ
    ービス制御ライブラリ用メモリと、を備え、 前記サービス制御手段が、前記サービス制御ライブラリ
    を呼び出し、前記サービス制御ライブラリが、前記制御
    インタフェース手段群を呼び出す、 ように構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載
    の通信サービス制御装置。
  4. 【請求項4】1又は複数の通信機器を制御することによ
    って通信サービスを実行する通信サービス制御装置のサ
    ービス制御方式であって、前記通信サービス制御装置が、 前記各通信機器に対応し
    て設けられ前記通信機器を制御する制御手段と、 前記制御手段を他の制御手段から呼び出す際の呼び出し
    方式の変換を行う制御インタフェース手段と、 前記制御インタフェース手段を利用して前記制御手段の
    呼び出しを行うことにより所望のサービス機能を実現す
    るようにプログラムがなされるサービス制御手段と、 を少なくとも含み、 前記制御インタフェース手段を介して間接的に前記通信
    機器の制御手段の呼び出しが行われ、前記通信サービス制御装置間通信路を通じて他の通信サ
    ービス制御装置の制御手段を呼び出すことにより、複数
    の前記通信サービス制御装置にまたがった通信サービス
    の実行を行う、 ことを特徴とする通信サービス制御方
    式。
  5. 【請求項5】一つの端末に対する制御手段が、実端末の
    制御手段と、仮想端末の制御手段と、を用いる、ことを
    特徴とする請求項記載の通信サービス制御方式。
  6. 【請求項6】サービス制御ライブラリを用い、前記サー
    ビス制御手段が、前記サービス制御ライブラリを呼び出
    し、前記サービス制御ライブラリが、前記制御インタフ
    ェース手段群を呼び出す、ことを特徴とする請求項4又
    は5記載の通信サービス制御方式。
  7. 【請求項7】呼処理等の各種通信サービスを実行するた
    めに、サービス実行装置が、サービス制御手段に記述さ
    れた内容に従い前記通信サービスを実行する通信サービ
    ス制御方式であって、 前記サービス制御手段には、端末及び交換制御装置等の
    各通信機器にそれぞれ対応して設けられる制御インタフ
    ェース手段を利用して所望のサービスを実行するための
    呼び出し手順を予め記述しておき、 前記制御インタフェース手段は、前記通信機器に対する
    操作内容と、前記各通信機器に対応して設けられ前記通
    信機器を制御する制御手段の機能の呼び出しの仕方と、
    の対応を保持しており、 前記各通信機器に対応して設けられた前記各制御手段
    は、前記通信機器を実際に制御する機能手段を具備し、 前記サービス実行装置は、前記サービス制御手段に記述
    された内容に従い、前記制御インタフェース手段に対し
    て操作指示を送り、 前記制御インタフェース手段は、受け取った前記操作指
    示と前記対応とを参照して、実際の通信機器の操作方法
    が記述された通信機器の制御手段の呼び出し方式に変換
    すると共に、該呼び出しを実行し、 呼び出しを受けた前記制御手段が、前記呼び出し内容に
    応じて固有の機器制御を実行して前記通信機器の制御を
    い、 新たな通信機器を前記サービス実行装置が前記サービス
    制御手段を用いて利用する際には前記新たな通信機器に対応した制御手段および制御イン
    タフェース手段を用意し前記サービス実行装置は、他の通信機器に対する操作指
    示と略同一又は同等の仕方で、操作指示を、前記新たな
    通信機器に対応する制御インタフェース手段に対して送
    該制御インタフェース手段が該操作指示を受け取った時
    点で、前記操作指示を前記新たな通信機器に対応する制
    御手段の呼び出し方式に変換し、さらに該呼び出しを実
    行し、呼び出しを受けた新たな制御手段は固有の機器制
    御を実行して前記新たな通信機器の制御を行う、 ことを
    特徴とする通信サービス方式。
  8. 【請求項8】一つの端末に対応する制御手段が、 実端末の制御手段と、 仮想端末の制御手段と、 前記実端末及び仮想端末の制御手段に対応する制御用メ
    モリと、 前記実端末及び仮想端末の制御インタフェース手段と、 を備えたことを特徴とする請求項記載の通信サービス
    制御方式。
  9. 【請求項9】サービス制御ライブラリと、 前記サービス制御ライブラリが一時記憶として用いるサ
    ービス制御ライブラリ用メモリと、を備え、 前記サービス制御手段が、前記サービス制御ライブラリ
    を呼び出し、前記サービス制御ライブラリが、前記制御
    インタフェース手段群を呼び出すことを特徴とする請求
    記載の通信サービス制御方式。
  10. 【請求項10】呼処理等の各種通信サービスを実行する
    ために、サービス実行装置が、サービス制御手段に記述
    された内容に従い前記通信サービスを実行し、 前記サービス制御手段には、端末及び交換制御装置等の
    各通信機器にそれぞれ対応して設けられる制御インタフ
    ェース手段を利用して所望のサービスを実行するための
    呼び出し手順を予め記述しておき、 前記制御インタフェース手段は、前記通信機器に対する
    操作内容と、前記各通信機器に対応して設けられ前記通
    信機器を制御する制御手段の機能の呼び出しの仕方と、
    の対応を保持しており、 前記各通信機器に対応して設けられた前記各制御手段
    は、前記通信機器を実際に制御する機能手段を具備し、 前記サービス実行装置は、前記サービス制御手段に記述
    された内容に従い、前記制御インタフェース手段に対し
    て操作指示を送り、 前記制御インタフェース手段は、受け取った前記操作指
    示と前記対応とを参照して、実際の通信機器の操作方法
    が記述された通信機器の制御手段の呼び出し方式に変換
    すると共に、該呼び出しを実行し、 呼び出しを受けた前記制御手段が、前記呼び出し内容に
    応じて固有の機器制御を実行して前記通信機器の制御を
    い、 新たな通信機器を前記サービス実行装置が前記サービス
    制御手段を用いて利用する際には前記新たな通信機器に対応した制御手段および制御イン
    タフェース手段を用意し前記サービス実行装置は、他の通信機器に対する操作指
    示と略同一又は同等の仕方で、操作指示を、前記新たな
    通信機器に対応する制御インタフェース手段に対して送
    該制御インタフェース手段が該操作指示を受け取った時
    点で、前記操作指示を前記新たな通信機器に対応する制
    御手段の呼び出し方式に変換し、さらに該呼び出しを実
    行し、呼び出しを受けた新たな制御手段は固有の機器制
    御を実行して前記新たな通信機器の制御を行う 、通信サ
    ービス制御方式における、前記制御手段、前記ソフトウ
    ェア手段、前記制御インタフェース、及びサービス制御
    手段を、前記サービス実行装置で機能させるためのプロ
    グラムを記録した記録媒体。
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