JPH08314711A - オブジェクト指向cobol言語によるクラスライブラリ作成方法 - Google Patents

オブジェクト指向cobol言語によるクラスライブラリ作成方法

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JPH08314711A
JPH08314711A JP12215895A JP12215895A JPH08314711A JP H08314711 A JPH08314711 A JP H08314711A JP 12215895 A JP12215895 A JP 12215895A JP 12215895 A JP12215895 A JP 12215895A JP H08314711 A JPH08314711 A JP H08314711A
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JP12215895A
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Masaki Kobayashi
正樹 小林
Asami Sakurazawa
麻美 櫻澤
Kanenosuke Namiki
謙之介 並木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】COBOL言語による既存ソフトウエア財産を
オブジェクト指向で再設計し、オブジェクト指向COB
OL言語によるプログラム開発において、ソフトウエア
財産を生かしたクラスライブラリ作成工程を効率化す
る。 【構成】本発明のCOBOL言語による既存ソースコー
ドからのオブジェクト指向COBOL言語によるクラス
ライブラリ作成方法は、既存プログラムとデータ項目辞
書と抽出情報ファイルを入力する機能と、ソースコード
解析機能と編集検索機能とクラスライブラリ作成機能を
有するクラスライブラリ抽出処理でクラスライブラリを
作成する機能からなる。 【効果】COBOL言語による既存ソフトウエア財産を
オブジェクト指向で再設計し、オブジェクト指向COB
OL言語によるプログラム開発において、ソフトウエア
財産を生かしたクラスライブラリ作成工程を効率化する
のに有効なクラスライブラリを作成することができ、ソ
フトウエア作成工数が削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機システムのソフト
ウエア作成方法に係わり、COBOL言語による既存ソ
フトウエア財産をオブジェクト指向で再設計し、オブジ
ェクト指向COBOL言語によるプログラム開発におい
て、ソフトウエア財産を生かしたクラスライブラリ作成
工程を効率化するのに有効なオブジェクト指向COBO
L言語によるクラスライブラリ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から既存のソースプログラムを元に
他言語のソースプログラムを作成することは行われてき
た。これを行う場合、通常は既存のソースプログラムを
入力とし、文法の変換規則の情報に従い、他言語のソー
スプログラムを出力するものである。つまり、既存のソ
ースプログラムの文法を他言語のソースプログラムに合
わせた文法に機械的に置き換えることで作成を支援する
ものであり、プログラムの設計時の情報に対して変更を
加えるものではない。例えば、構造化技法で設計された
COBOLプログラムは他言語に置き換えられても、プ
ログラムの構造そのものは変化しない。一方で1997
年に次期ISO/ANSI COBOL規格の一部とし
て制定される予定であるオブジェクト指向COBOL
は、オブジェクト指向技術を、COBOLプログラミン
グ分野で提供するものであり、1989年12月、CO
DASYL COBOL委員会でCOBOLでのオブジ
ェクト指向ワーキンググループが発足し、1993年3
月、国際標準化機構ISO(International Organiz
ation for Standardization)および米国規格協会A
NSI(American National Standards Institu
te)の委員会で、COBOLでのオブジェクト指向機能
の規格についての草案作成の審議が開始された。COB
OLでのオブジェクト指向機能は、従来には無い機能で
あり、そのため構造化技法等で作成されたプログラムを
オブジェクト指向COBOLに置き換える技術はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で述べたよう
に、COBOL言語によるソースプログラムを元にオブ
ジェクト指向COBOL言語のクラスライブラリを作成
する方式は従来技術にない。このCOBOLにおけるオ
ブジェクト指向機能を有効に活用するために、既存のソ
フトウエア資産が存在するシステムにおいてオブジェク
ト指向による設計を試みた場合、新規ソフトとして再構
築するしか手段を有さず、既存の財産を再利用できない
といった問題点があった。
【0004】本は発明の目的は、COBOL言語による
ソースプログラムからオブジェクト指向COBOL言語
のクラスライブラリを作成する方法を確立することによ
り、既存のソフトウエア資産の有効活用を図るオブジェ
クト指向COBOL言語によるクラスライブラリ作成方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のCOBOL言語
による既存ソースコードからのオブジェクト指向COB
OL言語のクラスライブラリ作成方法では、ソース解析
機能をもたせることにより、解析対象を記述した抽出情
報ファイルの情報に従い、ソースプログラム中からクラ
ス化のための処理分けを行う。また、編集検索機能をも
たせることにより、抽出したデータ項目を元にデータ項
目辞書から該当するデータ項目の編集処理を検索する。
さらにクラスライブラリ作成機能により、処理分け・検
索の結果を元にクラスライブラリの作成を行う。
【0006】本発明では、この切りわけた処理をクラス
化し、データ項目のクラスにそれぞれの編集処理を展開
することにより、上記目的を達成する。
【0007】
【作用】上記の目的を達成するため、本発明では、まず
COBOL言語で記述された既存ソースプログラムを解
析することによって、メイン処理、ファイルの入出力関
連記述部分、各データ項目の処理をそれぞれ抽出する。
それぞれの処理の切り分けは、あらかじめ記述してある
抽出情報ファイルの情報に従って行う。また、編集検索
機能によって、抽出したデータ項目を元にデータ項目辞
書の中から編集処理をそれぞれ検索する。クラスライブ
ラリ作成機能により、抽出したそれぞれの処理をクラス
ライブラリにおきかえる。メイン処理からメイン制御ク
ラスを、ファイルの入出力関連記述部分から入力ファイ
ルクラス、出力ファイルクラスを、各データ項目の処理
からデータ項目クラスを、作成したデータ項目クラスの
呼び起こし制御クラスをそれぞれ作成することができ
る。データ項目クラスに対しては、データ項目辞書から
検索した編集処理を展開している。
【0008】これにより、COBOL言語によるソース
プログラムからオブジェクト指向COBOL言語のクラ
スライブラリを作成することができ、既存のシフトウエ
ア資産の有効活用を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0010】図1は、本発明の概要(101)である。
外部記憶装置に格納してある既存プログラム(102)
と、外部記憶装置に格納してあるデータ項目単位に処理
が記述してあるデータ項目辞書(103)と、外部記憶
装置に格納してある抽出情報ファイル(104)を入力
し、ソースコード解析機能(106)と編集検索機能
(107)とクラスライブラリ作成機能(108)を有
する、クラスライブラリ抽出機能(105)を用いて、
クラスライブラリ(109)を出力することにより実現
する。尚、クラスライブラリ抽出機能(105)はCP
Uおよびメモリ上で実行される。
【0011】図2は処理フローチャート(201)であ
る。まず既存プログラム入力処理(202)が実行さ
れ、次にデータ項目辞書入力処理(203)が行われ、
次に抽出情報ファイル入力処理(204)が行われ、ク
ラス抽出処理(205)が行われる。既存プログラム
(102)はCOBOL言語で記述してある。
【0012】データ項目辞書(103)は図9に示すよ
うにデータ名、クラス名を保持し、データ名で定義され
たデータ項目に対するチェック処理、入力編集処理、出
力編集処理、および定義された各編集に対応して入力項
目名、出力項目名が定義されている。
【0013】抽出情報ファイル(104)は図5に示す
ように機能名称、抽出元、抽出先で構成され、機能名称
覧には既存プログラムの処理が機能別に分割して記述し
てあり、抽出元には機能名称覧に記述された処理内容が
既存プログラム中でどのように記述されているかが記述
されており、抽出先には抽出元の既存プログラムが抽出
先であるクラスライブラリにどのように展開されるかが
記述してある。
【0014】これより、本発明の第1の実施例を詳細に
説明する。
【0015】第1の実施例では、既存ファイル変換プロ
グラムから、メイン制御クラスと入力ファイルクラスと
出力ファイルクラスとデータ項目制御クラスと複数のデ
ータ項目クラスを出力する方法について詳細に説明す
る。図3は、第1の実施例の全体図である。既存ファイ
ル変換プログラム(301)は1つのファイルを入力と
し、別の1つのファイルに出力する処理を行うプログラ
ムである。これをクラスライブラリ抽出処理(302)
を行う事により、プログラムの持つ機能の全般的な制御
を行うメイン制御クラス(303)、入力されるファイ
ルに関する処理を行う入力ファイルクラス(304)、
出力するファイルに関する処理を行う出力ファイルクラ
ス(305)、データ項目に関する処理を行うデータ項
目クラス(306)、データ項目クラスの呼び起こしを
制御するクラス(307)に分割してクラスライブラリ
を展開する。
【0016】図4は既存ファイル変換プログラム(30
1)からクラスライブラリ抽出機能(302)を用いて
メイン制御クラス(303)の抽出について説明したも
のである。図4の左側に記述してある部分(406)が
既存ファイル変換プログラム(301)の記述内容であ
る。図4の右側に記述してある部分(407)が抽出さ
れるメイン制御クラス(303)の記述内容である。ク
ラスライブラリ抽出機能(105)は入力された既存フ
ァイル変換プログラム(301)を図5に示す抽出情報
ファイル(104)の項番1(105)のプログラム制
御部分名称の抽出元の記述内容(503)に従い、ソー
スコード解析機能(106)により、ソースコード中の
PROCEDURE DIVISIONより下の部分か
ら文字列‘MAIN’が記述されている節の見出しを検
索する。この節の見出しは、「節名とCOBOLの予約
語である‘SECTION’と分離符の終止符」で構成
されている。この場合は‘MAIN’が節名となる。
‘MAIN’が記述されている節の見出しが見つかった
ら、次の節の見出しが始まるまでの部分をプログラム制
御部分として抽出する。(406)では‘NEXT1S
ECTION.’が次の節の見出しとなる。文字列‘M
AIN’が記述されている節が検索されなかった場合、
メイン制御クラスは作成されない。抽出されたプログラ
ム制御部分は抽出情報ファイル(104)の項番1(5
01)の抽出先の記述内容(504)に従い、クラスラ
イブラリ作成機能(108)が、‘:’で区切られた前
半部分‘メイン’の記述に従いメイン制御クラスを抽出
先とし、‘:’で区切られた後半部分‘クラスメソッ
ド’の記述に従い、クラスメソッドとして抽出先のメイ
ン制御クラスに展開されることになる。また既存ファイ
ル変換プログラムのプログラム名段落(401)はクラ
スライブラリ作成機能により、メイン制御クラス(30
3)のクラス名段落(402)として展開される。また
プログラム終わり見出し(403)はクラスライブラリ
作成機能により、クラス終わり見出し(404)として
展開される。
【0017】図6は既存ファイル変換プログラム(30
1)のうち、前段落でソースコード解析機能(106)
によりメイン制御クラス(303)の抽出対象となった
プログラム制御部分(405)からメイン制御クラス
(303)の作成について詳細に記述したものである。
図6の左側に記述してある部分(613)が既存ファイ
ル変換プログラム(301)の記述内容である。図6の
右側に記述してある部分(614)が抽出されるメイン
制御クラス(303)の記述内容である。ファイルの処
理を行うための準備の処理部分(601)は抽出情報フ
ァイル(104)の項番2(502)のファイルOPE
Nの抽出元の記述内容(505)の‘:’で区切られた
前半部分の記述に従い、ソースコード解析機能(10
6)により、文字列‘MAIN’が記述されている節の
見出しを検索する。‘MAIN’が記述されている節の
見出しが見つかったら、抽出元の記述内容(505)の
‘:’で区切られた後半部分の記述に従い、ソースコー
ド解析機能(106)により、次の節の見出しが見つか
るまだの間で、文字列‘OPEN’が検索される。(6
13)では‘NEXT2 SECTION’が次の節の
見出しとなる。‘OPEN’が検索された場合、このフ
ァイルの処理を行うための準備の処理部分(601)が
更に解析される。まず文字列‘INPUT’を検索し、
次に‘OUTPUT’かまたは‘I−O’が検出される
までの間に出現した文字列が入力ファイル名称として抽
出される。(601)では‘IN−FILE1’が入力
ファイル名称となる。また文字列‘OUTPUT’の後
に出現する文字列は出力ファイル名称として抽出され
る。(601)では‘OUT−FILE1’が出力ファ
イル名称となる。抽出された入力ファイル・出力ファイ
ル名称は、抽出情報ファイル(104)の項番2(50
2)の抽出先の記述内容(506)の‘:’で区切られ
た前半部分の記述である‘ファイル’の指定に従い、そ
れぞれがファイルクラスとして扱われる。クラスライブ
ラリ作成機能(108)は抽出されたファイル名称をク
ラス名とするクラスの生成部分(615)を作成する。
オブジェクト指向COBOLではクラスを使用可能にす
るためクラスを生成する必要がある。また抽出先の記述
内容(506)の‘:’で区切られた後半部分の記述内
容に従い、ファイルの処理を行うための準備を行う処理
をメソッドとして呼び起こす処理がクラスライブラリ作
成機能によって作成される。この部分が(602)であ
る。プログラム制御部分(405)は以下同様に抽出情
報ファイル(104)の記述に従い、ソースコード解析
機能(106)とクラスライブラリ作成機能(108)
でクラスライブラリの作成を行う。ファイルの次のレコ
ードを使用可能にする処理に明示的に制御を移す部分
(603、604)は、入力ファイルクラスのファイル
の次のレコードを使用可能にする処理の呼び起こし部分
(605、606)として展開される。レコードを出力
ファイルに書き出す処理に明示的に制御を移す部分(6
07)は、出力ファイルクラスのレコードを出力ファイ
ルに書き出す処理の呼び起こし部分(608)として展
開される。入力ファイルのレコードと出力ファイルのレ
コード間のデータ変換を行う処理に明示的に制御を移す
部分(609)は、データ項目制御クラスのデータ変換
を行う処理の呼び起こし部分(610)として展開され
る。ファイルの処理を終了させる処理部分(611)に
入力および出力ファイルクラスのファイルの処理を終了
させる処理の呼び起こし部分(612)として展開され
る。
【0018】図7は既存ファイル変換プログラム(30
1)からクラスライブラリ抽出機能(302)を用いて
入力ファイルクラス(304)の抽出について説明した
ものである。図7の左側に記述してある部分(709)
が既存ファイル変換プログラム(301)の記述内容で
ある。図7の右側に記述してある部分(710)が抽出
される入力ファイルクラス(304)の記述内容であ
る。
【0019】既存ファイル変換プログラム(301)中
の環境部・データ部に定義してある入力ファイルに関連
する節および段落(701)は、ソースコード解析機能
(106)が、抽出情報ファイル(104)の項番2
(502)の記述を元に抽出した入力ファイル名称をキ
ーとして、ソースコード解析機能(106)により既存
ファイル変換プログラム中から検索され、入力ファイル
クラスのデータ定義部分(702)として抽出され、ク
ラスライブラリ作成機能(108)により、クラスデー
タ(702)として展開される。(709)では‘IN
−FILE1’が入力ファイル名称となる。また、キー
となるファイル名称は入力ファイルクラス(304)の
クラス名段落およびクラス終わり見出しとして展開され
る。(710)では‘IN−FILE1’が(711)
と(712)に展開される。既存ファイル変換プログラ
ム中のPROCEDURE DIVISION以下の入
力ファイルに関する処理は抽出情報ファイル(104)
の記述に従い、ソースコード解析機能(106)により
抽出される。ファイルの次のレコードを使用可能にする
処理のファイル読み込み処理(705)は抽出情報ファ
イル(104)の項番4の記述内容(507)の抽出元
の記述内容(508)をもとに‘PERFORM’、入
力ファイル名、‘READ’の3つのキーワードをもと
にプログラム中から検索される。ソースコード解析機能
(106)は検索された処理(713)から‘PERF
ORM’を除いた文字列をキーとして節の見出しを検索
し、検索された節の見出しから、次の節の見出しが始ま
るまでの間がファイル読み込み処理として抽出され、抽
出情報ファイル(104)の項番4の記述内容(50
7)の抽出先の記述内容(509)に従い、‘:’で区
切られた前半部分の内容により、入力ファイルクラス中
に、‘:’で区切られた後半部分の内容によりメソッド
としてクラスライブラリ作成機能(108)により、入
力ファイルクラス中のファイル読み込み処理メソッド
(706)に展開される。(709)では‘NEXT3
SECTION.’が次の節の見出しとなる。同様に
入力ファイルの処理を行うための準備を行う処理のファ
イルOPEN(703)は、入力ファイルクラスの、入
力ファイルの処理を行うための準備メソッド(704)
中に、入力ファイルの処理を終了させる処理のファイル
クローズ(707)は、入力ファイルクラスのファイル
の処理を終了させるメソッド(708)中に、抽出情報
ファイル(104)の記述をもとにソースコード解析機
能(106)とクラスライブラリ作成機能(108)に
よって展開される。
【0020】出力ファイルクラスに関しても、同様の処
理が行われ、出力ファイルクラスが展開される。
【0021】図8は既存ファイル変換プログラム(30
1)からクラスライブラリ抽出機能(302)を用いて
データ項目制御クラス(307)の抽出について説明し
たものである。図8の左側に記述してある部分(80
7)が既存ファイル変換プログラム(301)の記述内
容である。図8の右側に記述してある部分(808)が
抽出されるデータ項目制御クラス(307)の記述内容
である。既存ファイル変換プログラム(301)中のデ
ータ項目編集部分は抽出情報ファイル(104)のデー
タ項目編集部分の抽出元の記述内容(510)に従い
‘PERFORM’と‘HENKAN’をキーワードと
してソースコード解析機能(106)により検索され
る。ソースコード解析機能(106)は検索された処理
(811)から‘PERFORM’を除いた文字列をキ
ーとして節の見出しを検索し、検索された節の見出しか
ら、次の節の見出しが始まるまでの間がデータ項目制御
クラスとして抽出対象となる。(807)では‘NEX
T4 SECTION.’が次の節の見出しとなる。抽
出対象となったデータ項目制御部分の出力側項目OUT
−Aを演算によって求める処理を行う部分(801)
は、データ項目編集クラス中からデータ項目クラスAを
呼び起こす処理(802)に変換される。その場合、図
9に示すようなデータ項目辞書(901)のデータ名
(903)、入力項目名(904)を参照する事によ
り、入力側の引き数として入力項目名(902)、出力
側の結果としてデータ名(903)が展開され、メッセ
ージはデータ項目辞書の編集部分の記述(904)から
‘COMPUTE’が展開される。呼び起こすクラス名
称はデータ項目辞書のクラス名記述(905)を参照し
‘A’がクラス名として展開される。同様に出力側項目
Bを外部ルーチン呼び出しによって求める処理を行う部
分(803)は、データ項目編集中からデータ項目クラ
スBを呼び起こす処理(804)に変換される。出力側
項目Dを文字列連結によって求める処理を行う部分(8
05)は、データ項目編集中からデータ項目クラスDを
呼び起こす処理(806)に変換される。
【0022】図10は既存ファイル変換プログラム(3
01)からクラスライブラリ抽出機能(302)を用い
てデータ項目クラス(306)の抽出について説明した
ものである。図10の左側に記述してある部分(100
4)が既存ファイル変換プログラム(301)の記述内
容である。図10の右側に記述してある部分(100
5)が抽出されるデータ項目クラス(306)の記述内
容である。図8において抽出対象となったデータ項目制
御部分の出力側項目‘OUT−A’をキー項目としてデ
ータ項目辞書を検索し、データ項目辞書(901)に記
述してあるクラス(905)がデータ項目クラス名称
(1001)となる。またデータ項目辞書の編集部分の
記述(904)がメソッド名称(1002)および処理
内容(1003)となる。
【0023】以上、第1の実施例では、1つのファイル
を入力とし別の1つのファイルを出力するプログラムに
おいて、メイン制御クラス、入力ファイルクラス、出力
ファイルクラス、データ項目編集クラス、データ項目ク
ラスに分割してクラスライブラリの作成を行うことがで
きる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上に説明した処理手順を有
するので、以下に記載するような効果を有する。オブジ
ェクト指向を適用する計算機システムのクラスライブラ
リ作成工数の削減および構造化設計により作成されたシ
ステムのオブジェクト指向設計への改造時の工数削減が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】処理手順の概要図である。
【図2】処理フローチャートである。
【図3】第1の実施例の全体図である。
【図4】メイン制御クラスの抽出内容を示す図である。
【図5】抽出情報ファイルの内容を示す図である。
【図6】プログラム制御クラス作成の詳細を示す図であ
る。
【図7】入力ファイルクラス作成の詳細を示す図であ
る。
【図8】データ項目制御クラス作成の詳細を示す図であ
る。
【図9】データ項目辞書の内容を示す図である。
【図10】データ項目クラス作成の詳細を示す図であ
る。
【符号の説明】
101…本発明の概要、 102…既存プログラム、1
03…データ項目辞書、104…抽出情報ファイル、1
05…クラスライブラリ抽出処理、106…ソースコー
ド解析機能、107…編集検索機能、 108…クラス
ライブラリ作成機能、109…クラスライブラリ、20
1…処理フローチャート、202…既存プログラム入力
処理、 203…データ項目辞書入力処理、204…抽
出情報ファイル入力処理、205…クラス抽出処理、3
01…既存ファイル変換プログラム、302…クラスラ
イブラリ抽出処理、303…メイン制御クラス、304
…入力ファイルクラス、305…出力ファイルクラス、
306…データ項目クラス、 307…データ項目制御
クラス、401…プログラム名段落、 402…クラス
名段落、403…プログラム終わり見出し、 404…
クラス終わり見出し、405…プログラム制御部分、4
06…既存ファイル変換プログラムの記述内容、407
…メイン制御クラスの記述内容、408…オブジェクト
指向COBOLの宣言部、501…プログラム制御に関
する抽出情報、502…ファイルOPENに関する抽出
情報、503…501の抽出元の記述、504…501
の抽出先の記述、505…502の抽出元の記述、50
6…502の抽出先の記述、507…ファイル読み込み
に関する抽出情報、508…507の抽出元の記述、5
09…507の抽出先の記述、510…データ項目編集
の抽出元の記述、511…データ項目編集の抽出先の記
述、601…ファイルの処理を行うための準備の処理部
分、602…601に対応するメソッド呼び起こし、6
03…次のレコードを使用可能にする処理に制御を移す
部分、604…603に同じ、605…603に対応す
るメソッド呼び起こし、606…605に同じ、607
…ファイルに書き出す処理に制御を移す部分、608…
607に対応するメソッド呼び起こし、609…データ
変換処理に制御を移す部分、610…609に対応する
メソッド呼び起こし、611…ファイルの処理を終了さ
せる処理部分、612…611に対応したメソッド呼び
起こし、613…ファイル変換プログラムの内容、61
4…メイン制御クラスの内容、615…クラスの生成部
分、701…入力ファイル関連定義、702…入力ファ
イルクラスのクラスデータ、703…ファイルOPEN
処理、 704…ファイルOPENメソッド、705…
ファイル読み込み処理、 706…ファイル読み込みメ
ソッド、707…ファイルクローズ処理、 708…フ
ァイルクローズメソッド、709…ファイル変換プログ
ラムの内容、710…入力ファイルクラスの内容、
801…演算処理、802…801に対応するメソッ
ド呼び起こし、803…外部ルーチン呼びだし、804
…803に対応するメソッド呼び起こし、805…文字
列連結処理、806…805に対応するメソッド呼び起
こし、807…ファイル変換プログラムの内容、808
…データ項目制御クラスの内容、 809…クラス名
段落、810…クラス終わり見出し、811…データ変
換処理に制御を移す部分、901…データ項目辞書、9
02…入力項目名、 903…データ名、904…編集
定義、905…クラス名、 1001…クラス名段
落、1002…メソッド名、1003…演算処理、10
04…ファイル変換プログラムの内容、1005…デー
タ項目クラスの内容。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】COBOLの既存プログラムを元にソース
    コードを処理単位に解析するステップと、解析したデー
    タ項目の編集処理をデータ項目辞書より検索するステッ
    プと、メイン処理からメイン制御クラスを作成するステ
    ップと、ファイルの入出力定義及び入出力処理の記述部
    分より入力ファイルクラス及び出力ファイルクラスを作
    成するステップと、データ項目単位にデータ項目クラス
    を作成するステップと、データ項目クラスの呼びおこし
    を制御するクラスをそれぞれ作成するステップを有する
    ことを特徴としたオブジェクト指向COBOL言語のク
    ラスライブラリ作成方法。
JP12215895A 1995-05-22 1995-05-22 オブジェクト指向cobol言語によるクラスライブラリ作成方法 Pending JPH08314711A (ja)

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JP12215895A JPH08314711A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 オブジェクト指向cobol言語によるクラスライブラリ作成方法

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JP12215895A Pending JPH08314711A (ja) 1995-05-22 1995-05-22 オブジェクト指向cobol言語によるクラスライブラリ作成方法

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JP (1) JPH08314711A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6172976B1 (en) 1997-02-28 2001-01-09 Nec Corporation Telecommunications service control unit and method of controlling thereof

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