JP2000207184A - プログラムソ―ス記述再標準化装置 - Google Patents

プログラムソ―ス記述再標準化装置

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JP2000207184A
JP2000207184A JP11005840A JP584099A JP2000207184A JP 2000207184 A JP2000207184 A JP 2000207184A JP 11005840 A JP11005840 A JP 11005840A JP 584099 A JP584099 A JP 584099A JP 2000207184 A JP2000207184 A JP 2000207184A
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JP11005840A
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Shigeo Sudo
茂雄 須藤
Junichi Kamakura
潤一 鎌倉
Masami Koizumi
雅美 小泉
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】共通する構文の命令文が続いている場合に命令
文を構成する各語の記述位置が一致していないと読みづ
らい、またメンテナンス等でプログラムソースを部分的
に変更すると、一部の命令文について各語の記述位置が
不揃いとなり読みづらくなる、といった課題を解決す
る。 【解決手段】記述位置の更新対象とする文のブロック、
及び文を構成する各語の記述位置を指定しておき、プロ
グラムソースを解析し、指定された文、ブロックが検索
されると、文を構成する各語の記述位置を前記語記述情
報で指定された位置、ブロックを構成する複数の文に共
通の記述位置に更新したプログラムソースを出力するプ
ログラムソース記述再標準化装置を提供する。また、本
願発明では、各語の記述位置が整列するように更新する
だけでなく、行内に適当に配置されるような改行位置を
検出するほか、意味的なつながりを考慮して適当な位置
で改行するようなプログラムソースを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラムソース
資産のメンテナンスなどにより、記述位置が変動するこ
とにより可読性が損なわれる場合に、プログラムソース
の記述位置を再標準化して、プログラムソースを生成す
ることにより可読性を向上させるための編集方法及び、
処理装置に関する。
【0002】開発現場において、複数のプロジェクト間
で、プログラムソースを共有する場合など、プログラム
ソースの記述位置の標準化が行われていれば、可読性も
良く効率的な作業が行えると言える。
【0003】しかしながら、プログラムソースの項目名
の日本語化等によるソース変換を行った場合や、プログ
ラムソースの機能アップやロジック修正等のメンテナン
スによる項目変更が生じた場合において、開発当初は記
述位置が揃っていた命令や注釈の記述が、項目名の伸長
やその他の要因(コーディング規約を熟知していない人
によるメンテナンス等)によって、記述位置が揃わなく
なり、可読性が損なわれる場合がある。このため、プロ
グラムソース中の記述位置を整列する技術が必要とされ
ている。
【0004】
【従来の技術】従来、プログラムソースの記述位置を整
列させる機能を所有するものとして、各種エディタや編
集装置が存在するが、整える方法として、語間に固定
の空白を開け出力する方法や、ある特定のキーワード
文字列を一定の記述位置に整列させる方法などがあった
が、前者は、文の意味的な繋がりが考慮されていないた
め、文や語句の繋がりが全くない場合でも、物理的に記
述可能であれば、同一行に記述される。もしくは、文の
意味的な繋がりが強い場合でも、物理的に記述出来ない
場合は改行され、複数行記述となってしまう。また、後
者の場合は、特定のキーワード文字列の記述位置が決ま
っているため、前の語との間隔が広過ぎたり、後ろの語
の記述可能桁数が少な過ぎるため、余分な改行が発生す
る場合があるといった、いくつかの問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、プログラ
ムソースの記述位置を再標準化、即ち、ある条件のもと
に整列させ、可読性を向上させる必要があるが、従来の
整列方法は、語の意味的な繋がりを考慮していない、も
しくは語の間隔が不自然であったため、可読性向上の観
点では不十分であった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、プログラムソースを意味的に関係の深い範
囲に分割し、その範囲内で命令語やキーワード文字列、
その他の語の記述位置を任意に決定させ、整列させるこ
とにより、更なる可読性向上を実現させる新たなプログ
ラムソース記述再標準化に関する処理装置の提供と、そ
れを実現させるプログラムを記憶する新たなプログラム
記憶媒体の提供とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、記述位置の更新対象とする文、及び
文を構成する各語の記述位置を指定しておき、プログラ
ムソースを解析し、更新対象とする文が検索されると、
文を構成する各語の記述位置を前記語記述情報で指定さ
れた位置に更新する。本願発明により、機能追加、メン
テナンス等でプログラムソースが部分的に改版される場
合などに、文の記述位置がずれ読みづらくなっていた場
合でも、文を構成する各語の記述位置を予め定義してお
くことにより、各語の意味的なつながりを考慮した形で
記述位置を調整する。
【0008】更に、本願発明では、1つの文だけでな
く、連続する複数の文を1つのまとまり(ブロック)と
して特定し、指定されたブロックを構成する複数の文を
解析して、文内で使用されている各語について複数の文
における桁位置の平均値や最大値を算出して桁位置を決
定する。本願発明により、条件文の後に続く代入文のよ
うに、共通の形式で複数の文を連続して記述するような
場合に、代入文内のデータ名を同じ桁位置に出力するこ
とが可能となる。ブロックという固まりとして扱うデー
タは、連続する複数の文だけでなく、位置的には離れて
いる複数の文でも設定することを可能にすることによ
り、似たような命令文が続く場合には、プログラム全体
で関連するデータ項目名を共通の桁位置に出力する。
【0009】更に、本願発明では、条件文の結果に応じ
て代入文がある場合のように階層的な関係にある複数の
文について、代入文の開始桁位置が条件文の入れ子(ネ
スト)となる記述に対応するため、ネスト形式で記述す
る複数の文、及びネスト間隔を定義しておき、プログラ
ムソースを解析しネスト形式で記述する文が検索される
と、各文の開始位置を指定されたネスト間隔に従って更
新して、階層的に記述する。
【0010】更に、本願発明では、記述位置を更新する
ことにより、各文の長さが行長を越えた場合でも、行内
での改行位置を指定しておき、各行が改行位置を越える
場合には折り返して更新するか、または、行内に納める
ように各語の間隔を再調整して文を構成する各語の記述
位置を更新する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、プログラムソースがメ
ンテナンスなどにより、項目ずれを起こして可読性が損
なわれるものに対して、プロクラムソース中の語情報を
抽出し、整列ブロック範囲を決定した上で、テーブル化
を行い、その作成されたテーブルと記述位置指定情報を
もとに、再標準化即ち、語記述開始位置を決定しプログ
ラムソースの再生成を行う処理装置を提供するものであ
る。
【0012】以下、プログラムソースの可読性向上のた
めに、プログラムソースの語記述位置の再標準化を行う
場合に、適用した実施の形態に従って本発明を詳細に説
明する。
【0013】図1に、プログラムソースの語記述位置の
再標準化を実行する、本発明の適用されるプログラムソ
ース記述再標準化装置(以下再標準化装置と略す)の、
システム構成図を図示する。
【0014】この図に示す再標準化装置10は、再標準
化対象となるプログラムソース11を読み込み、読み込
んだプログラムソースを語単位に分解し、抽出し、その
抽出結果を一旦、語情報テーブル(語抽出後)22に格
納する。さらに、予め入力されているブロック指定情報
23を読み込んで参照しながら、語情報テーブル(語抽
出後)22上の各語情報の、再標準化する範囲を決定
し、そのブロック単位にブロック識別子を設定し、語情
報テーブル(ブロック範囲決定後)32に格納する語情
報抽出/ブロック範囲決定手段21と、ブロック範囲が
決定された語情報テーブル(ブロック範囲決定後)32
及び、予め入力されている語記述指定情報33を読み込
んで、各語の記述開始位置を調整し、決定する。決定す
る際、語とその次語との間隔は、指定された間隔、もし
くは記述位置の平均値によって、記述開始位置を調整す
るといった柔軟な機能を有している。このようにして決
定された記述開始位置を、語情報テーブル(記述位置決
定後)42へ格納する語記述位置決定手段31と、記述
開始位置が決定された語情報テーブル(記述位置決定
後)42及び、予め入力されている改行指定情報43を
読み込んで、プログラムソースの再生成を行うわけであ
るが、その際、改行指定情報43で指定された改行位置
を超える、或いは、跨がる語が存在した場合に、改行処
理を行う改行処理手段44と、また、改行指定情報43
で記述位置の調整が指定された場合は、語の記述開始位
置の調整によって行内に納まる場合に、改行処理を迂回
することができる機能を有している記述位置調整手段4
5があり、それらの改行処理を経由しながら、プログラ
ムソースの再生成を行い、記述位置再標準化後プログラ
ムソース51へ出力するプログラムソース再生成手段4
1から構成されている。
【0015】ここで、本発明のプログラムソース記述再
標準化装置の機能は、具体的にはプログラムで実現され
るものであり、このプログラムは媒体で提供され、プロ
グラムソース記述再標準化装置に、インストールされ
て、メモリ上で動作することで、本発明を実現すること
になる。このように構成される本発明のプログラムソー
ス記述再標準化装置は、図3−1に示すような、各語の
記述位置が不揃いなCOBOLプログラムソースを、記
述位置の再標準化を行って、図3−2の記述位置再標準
化後プログラムソースを出力するといった処理を行うわ
けである。このCOBOLプログラムソースが入力され
てくると、語情報抽出/ブロック範囲決定手段21で
は、語情報テーブル図4に、プログラムソース中の語情
報(語の長さ、語の記述開始カラム、語の内容など)を
抽出し、格納する。図4に語情報テーブルのフォーマッ
トを示している。語情報テーブル図4は、本発明の中心
的なテーブルで、語情報抽出/ブロック範囲決定手段2
1及び、語記述位置決定手段31及び、プログラムソー
ス再生成手段41のそれぞれで使用するテーブルであ
る。まず、語情報抽出/ブロック範囲決定手段21でプ
ログラムソースを分析/分解して語情報を格納し、ブロ
ック範囲を決定し、ブロック識別子を当該テーブルに格
納する。さらに、語記述位置決定手段31で、前記語情
報テーブルを読み込んで、語情報テーブル内のカラム欄
の記述開始桁位置を決定し、当該欄を修正する。そし
て、前記当該テーブルを読み込んで、プログラムソース
再生成手段41がプログラムソースを出力するといった
ように、各手段から共用されるテーブルとして、語情報
テーブル図4は存在する。例えば、図3−1に示すCO
BOLプログラムソースのシーケンス015200の”
MOVE”命令の行については、図4に示す語情報テー
ブルのシーケンス015200に示すように、5つのレ
コードに語情報が分解、抽出されている。”MOVE”
命令は、記述開始位置(カラム)が20桁目で、語長4
桁、命令語なので、命令語区分欄は、次の項目名”AA
A”は、カラムが28桁目で、語長3桁といった具合
に、語情報が抽出され、語情報テーブルに格納される。
続いて、入力されたプログラムソースの抽出/格納が完
了した語情報テーブルを再標準化させるための、記述開
始位置の調整の対象範囲を特定するブロック範囲の決定
処理を、語情報抽出/ブロック範囲決定手段21が行
う。
【0016】ブロック範囲は、命令文を構成する各語の
記述位置を共通に処理するような場合に指定する。命令
文を構成する各語の並びが共通する命令文が連続する場
合、例えば条件文による判定結果の後にある代入文が連
続するような場合に、代入文を構成する各語の記述位置
を同じ位置として命令文が見やすくする。ブロック範囲
として指定する複数の命令文は、オペレータが任意に指
定する他に、条件文と代入文のようなネスト形式で記述
する複数の文の形式を予め登録しておき、プログラムソ
ースを解析しネスト形式で記述する文があると、各文に
ついてネストレベルを内部で管理し、同一のネストレベ
ルのものをブロックとしてもよい。例えば、条件文と代
入文が連続する形式であれば、条件文より代入文はネス
トされて記述されるため、代入文のネストレベルは条件
文より大きくなる。図3の例では、シーケンス0151
00「WHEN」を「1」とすると以降の代入文は
「2」となる。ブロック範囲決定は、語情報テーブル図
4に示すシーケンス015200、015300、01
5400については、ネストレベルが同一なので、同一
ブロックとして決定し”A”というブロック識別子を設
定し、語情報テーブルのブロック欄に格納する。シーケ
ンス015500の”WHEN”で条件文となるためネ
ストレベルが変化し、別ブロックとなる。
【0017】図2−2のネストレベル間隔欄にネストレ
ベル間隔が指定されている場合は、ネストレベルが変化
した場合に、記述位置を変更する指定である。例えば、
図20に示すようにネストレベルの違う命令が、同一の
位置から記述開始されていると階層関係が分かりずらい
といった問題を解決する場合に指定する。予め条件文と
代入文間のネストレベルを定義しておけば、「IF」条
件文と以降の代入文のネストレベルが異なることを識別
し、「IF」文と代入文の開始位置が同じである図20
(1)のプログラムソースについて、異なるネストレベ
ルの文について開始位置をずらし階層関係を分かりやす
くした図20(2)の再標準化プログラムソースを生成
することが可能となる。続いて、次の、シーケンス01
5600は、ネストレベルは変化しているが、分岐に関
する命令及び語は、再標準化の対象外となるためブロッ
クの対象外とする。次の、シーケンス015700は、
ネストレベルが変化しているのと、且つ、分岐の命令で
もないことから、再標準化の対象とし、シーケンス01
5700、015800、015900について、ネス
トレベルが同一なので同一ブロックとして、”B”とい
うブロック識別子を設定し、語情報テーブル図4のブロ
ック欄に格納する。さらに、図2の2−1に示すブロッ
ク指定情報に、ブロック結合の条件設定をすることによ
り、図示しない段落単位や、同一ネストレベル単位での
ブロック結合ができ、複数ブロック間での同一の条件下
で統一された再標準化が可能になる。 以上のように、
その語情報の内容やその語を取り囲む条件によって、整
列対象範囲をブロックとして決定し、語情報テーブル図
4のブロック欄に格納する。この語情報抽出/ブロック
範囲決定手段21の処理終了後の当該語情報テーブルを
語情報テーブル(ブロック範囲決定後)と呼称する。
【0018】次に、語記述位置決定手段31は、上記で
作成された語情報テーブル(ブロック範囲決定後)図4
及び、図2の2−2の語記述指定情報を読み込んで、語
情報テーブル上の、各語の記述開始位置を調整し決定す
る。その記述開始決定値を、語情報テーブルのカラム欄
に格納する。この語記述位置決定手段31の処理終了後
の当該語情報テーブルを、語情報テーブル(記述位置決
定後)と呼称する。図2の2−2の語記述指定情報は、
語情報テーブル図4上の語情報の内、どの命令を整列対
象とするかを特定し、該命令の記述開始位置や該命令と
次語との間隔を指定できる。さらに、整列対象命令中の
キーワード文字列を特定し、該キーワード文字列の記述
開始位置及び、記述可能範囲が指定でき、また、キーワ
ード文字列とその次語との間隔も指定できる。他に、注
記部の記述開始位置指定や、該命令語の記述位置を、ネ
ストレベルにより変化させる桁数を指定することが出来
る。この語記述指定情報(図2の2−2)は、語情報テ
ーブル上の語情報の記述開始桁位置を決定するために与
える情報である。例えば、図5に記述位置決定の一実施
例を示しているが、図5の(1)の語の内容欄がMOV
E命令の場合、図2−2の語記述指定情報の命令語記述
位置の指定が「入力時の状態を保存」となっているた
め、記述位置に変更なしで、語情報テーブル上のカラム
欄の内容は20桁目のままとなる。図5の(2)の語の
内容欄がデータ項目3の場合、該語記述指定情報の命令
語次語間隔の指定が、「入力時の状態を保存」となって
いるため、記述位置に変更なしで、語情報テーブル上の
カラム欄の内容は28桁目のままとなる。次に、図5の
(3)の語の内容欄の”TO”というキーワード文字列
の場合、該語記述指定情報のキーワード記述位置の指定
が「位置指定なし」になっている。この場合は、図6に
示すキーワード記述位置調査処理の結果を参照すること
になる。図6の6−1に示すように、キーワード記述位
置調査処理は、語情報テーブル上の各ブロックの中で、
キーワードの記述位置について、図6−2のキーワード
記述位置カウントテーブル上にブロック毎、キーワード
毎に、記述位置の総和をカウントし、且つ、該キーワー
ドの出現回数もカウントする。ブロックが変わる時点
で、該キーワード記述位置の総和を出現回数で除した、
即ち、記述位置の平均値をキーワード記述位置の決定値
として、図6−2のキーワード記述位置カウントテーブ
ル上のキーワード記述位置決定値欄に格納する。従っ
て、該キーワード文字列の”TO”の記述位置は、前記
図6−2の結果を参照し、ブロックAの場合のキーワー
ド記述位置決定値の44桁目を適用することになり、図
5の(3)の語情報テーブル上の”TO”のカラム欄の
内容は、46桁目から44桁目に変更となる。続いて、
図5の(4)の語の内容が「CCC」の場合は、図2の
2−2の語記述指定情報のキーワード次語間隔の指定が
4桁となっているので、次式に従って該語内容「CC
C」の記述位置を算出する。 キーワード次語記述位置=キーワード記述位置(44桁
目)+キーワード語長(2桁)+キーワード次語間隔
(4桁)=50桁目 上記により、図5の(4)の該語内容「CCC」のカラ
ム欄の内容は、54桁目から50桁目に変更となる。ま
た、図5の(5)の語の内容が「*>XXXXX3」の
注記の場合、図2の2−2の語記述指定情報の注記部記
述位置の指定が、73桁目となっているため、記述位置
は図5の(5)の該語内容のカラム欄の内容が、58桁
目から73桁目に変更となる。図5の(6)の語の内容
「WHEN」は、前記のとおり、「ネストレベルによる
変化なし」と指定(図2−2のネストレベル間隔欄)さ
れているので、整列対象命令文の語とならないため、記
述位置の変更はなしとなる。以上の各語内容の記述位置
変更結果は、図4の語情報テーブルへ格納される。続い
て、プログラムソース再生成手段41は、前記手段で作
成された図4語情報テーブル(記述位置決定後)を読み
込んで、プログラムソースを生成するわけであるが、そ
の際、図2の2−3の改行指定情報を読み込んで、その
指定情報によっては、改行処理手段44及び、記述位置
調整手段45を介在してプログラムソースを再生するこ
とになる。図2の2−3に示す改行指定情報は、どこで
改行するかの、命令部のインデント値の指定及び、注記
部のインデント値の指定ができる。さらに、記述位置の
調整を行い、出来るだけ改行処理を迂回させるための調
整実施有無指定ができる。この指定によって、意味のあ
る語情報の単位で、改行処理の調整が行われる。改行処
理手段44は、図2の2−3の改行指定情報の命令部イ
ンデント値と注記部インデント値を読み込んで、例え
ば、図7に示すように、命令部インデント値で指定され
た桁位置を跨がるような長いデータ項目名が存在した場
合には、跨がる長いデータ項目名の直前で改行し、長い
データ項目名は次行に出力するが、その際、長いデータ
項目名の長さを判断し、命令部インデント値から、該長
いデータ項目名の長さだけ差し引いた位置から出力する
といった機能を有している。これにより、改行が生じて
も行の終わり、即ち、長いデータ項目名の終わりが命令
部インデント値に合わせられ、出力結果の可読性が向上
する。記述位置調整手段45は、該改行指定情報の記述
位置調整実施有無指定を読み込んで、「調整実施」の場
合には、例えば図8に示すように、命令部インデント値
を跨がる長い行が存在した場合、改行処理を行うに当た
って、当該行の空きスペースの量を計算し、語の間隔を
調整すれば命令部インデント値内に納まることが判断さ
れた場合には、語の間隔を詰めて、一行に納める処理を
行い、改行を行わないで出力する。上記、改行処理並び
に、記述位置調整による結果と、語情報テーブルに格納
されている、カラム欄の記述位置情報とを基に、プログ
ラムソース再生成手段41は、記述位置再標準化後プロ
グラムソース51へ出力する。このプログラムソース再
生成手段41によって、プログラムソースの各語の記述
位置が揃っていないような場合でも、本発明は、意図し
た位置に、整然と揃える機能を有し、出力されたプログ
ラムソースの、可読性を向上させる機能を有している。
【0019】図9、図10、図11、図12、図13、
図14、図15、図16に、本発明の再標準化装置10
の実行する処理フローの一実施例を図示する。次に、こ
の処理フローに従って、本発明について詳細に説明す
る。尚、ここでは、日本語COBOL言語で記述された
プログラムソースの再生成処理を例に説明する。図3−
1に示すように、データ項目の日本語化などによって、
行内の各語の記述位置が不揃いとなったプログラムソー
スを、図3−2の記述位置再標準化後プログラムソース
に示すように、整然と整理されたプログラムソースに再
生成する処理を行うわけである。
【0020】再標準化装置10は、標準化実行指示に従
って起動されると、図9の処理フローに示すように、ま
ず最初に、ステップ001で、COBOLプログラムソ
ース(図3−1)を1レコード単位に読み込み、ステッ
プ002で、プログラムソースの1レコードを、1語毎
に抽出/分解し、ステップ003で、語の情報を、語情
報テーブル(語抽出後)(図4)に格納する。その際、
分解した語の情報が命令の場合は、該語情報テーブル上
の命令語欄に「」印を格納する。語の抽出処理は、以下
の情報の一部または全部を抽出して、語情報テーブルへ
格納する。
【0021】 「語の抽出情報」 1語の記述されているシーケンス番号 2レコード形式 3語の属性(予約語、利用者語など) 4語の長さ 5語の記述開始カラム 6語の内容 7命令語 8ネストレベル 9注記項区分(Y/N) 10段落名区分(Y/N) 11その他 続いて、ステップ004以降では、ブロック範囲の決定
処理を説明している。まず、ステップ004で、ブロッ
ク指定情報(図2−1)を読み込み、ステップ005
で、語情報テーブル(語抽出後)(図4)を1レコード
単位に読み込んで、ステップ006で、語の内容がデー
タ定義部分かどうか判定する。データ定義部分の場合
は、ステップ007で、キーワード文字列が、ブロック
指定情報(図2−1)のデータ定義部ブロック分割行数
指定欄で指定されている行数以上存在しない場合は、ス
テップ005で、次のレコードを読みにいく。図2−1
のデータ定義部ブロック分割行数指定欄は、セクション
が変わる部分に対して機能するものである。データ定義
部でセクションが変わる場合には、「*作業領域(コメ
ント行)」「WORKING_STORAGE SEC
TION(セクション名)」「01 作業領域」という
記載をするため、3行の間隔があく。従って、セクショ
ンが変わる場合には一般的に3行の間隔があく。例え
ば、図2−1のデータ定義部ブロック分割行数指定欄で
は、行数が3行と指定されているので、キーワード文字
列が3行以上存在しない場合は、別ブロックとして処理
する。また、ここでキーワード文字列とは、図2−2の
語記述指定情報のキーワード欄で指定される文字列と同
意で、ステップ007で、一時的に該キーワード欄を参
照して、判定する。データ定義部分ではない場合は、ス
テップ008で、語の内容が、IF命令関連かどうかを
判定する。分岐命令及び該命令に関連するオペランドの
場合は、ステップ005で、次のレコードを読みにい
く。ここで、分岐命令関連は、ブロック対象外、即ち整
列対象外として扱う。それは、分岐命令関連は、通常単
独で存在することが多く、記述位置の調整をして可読性
を向上させるといったことが、無意味となるからであ
る。次に、ステップ009では、語情報テーブル(図
4)のネストレベル欄で、ネストレベルを前のレコード
と比較して、変化があるかどうか判定する。ネストレベ
ルに変化があった場合は、別ブロックとして扱うので、
ステップ010でブロック識別子を変更する。例えば、
図4の語情報テーブル上のシーケンス015400のネ
ストレベルは2で、プロック識別子はAであるが、シー
ケンス015700はネストレベルが3なので、別ブロ
ックとしてブロック識別子をBに変更する。ここで、シ
ーケンス015500と、シーケンス015600は、
ブロック対象外のレコードであるため、説明を省略して
いる。次に、ステップ011で、該語情報テーブル上の
当該レコードのブロック欄に、変更されたブロック識別
子を格納する。該語情報テーブル上の全てのレコードの
処理が終了した段階で、語情報テーブル(ブロック範囲
決定後)(図4)が完成されたわけである。さらに、ス
テップ012で、図2−1のブロック指定情報の結合ブ
ロック範囲指定欄を参照して、指定があった場合は、ス
テップ013で、図示しない段落単位や同一ネストレベ
ル単位でのブロック結合処理、即ち、同じブロック識別
子にすることで結合させるわけである。図2−1の結合
ブロック範囲指定欄には、5つのパターンが指定でき
る。
【0022】セクションごとのブロックを結合し、プ
ログラムで1つのブロックを形成するパターン。(パタ
ーンAを指定) 同一ネストレベルのブロックを、異なる段落〜段落間
で結合するパターン。
【0023】(パターンBを指定) 同一ネストレベルのブロックを、同一セクションで結
合するパターン。
【0024】(パターンCを指定) 同一ネストレベルのブロックを、プログラム全体で結
合するパターン。
【0025】(パターンDを指定) 結合しない。(結合なしを指定) 以上のように、いずれかの結合パターンの指定が行われ
た場合は、当該ブロック間での記述位置再標準化が図れ
るので、より高品位な可読性向上並びに、標準化が本機
能により実現する。具体的には、図21に示すように、
同一セクションごとのブロックを結合し、プログラム全
体を一つのブロックとすることにより、プログラム全体
で、記述位置の統一が図れる。また、図22、図23で
は、同一ネストレベルのブロックを段落〜段落間で結合
することにより、記述パターンの異なる段落どおしで
も、ネストレベルによる記述位置の統一を図ることがで
き、複雑な構造のプログラムにおいても、本機能によ
り、より一層の可読性向上が図られる。本実施例では、
図2−1のブロック指定情報の結合範囲指定は、結合な
しなので、該処理は迂回される。続いて、ステップ01
4以降では、語記述位置決定処理を説明している。ま
ず、ステップ014で、図2−2の語記述指定情報を読
み込み、ステップ015で、語情報テーブル(ブロック
範囲決定後)(図4)を1レコード毎に読み込んで、最
初に、ブロック内の指定キーワードの記述位置の平均値
を算出するための処理を行う。ステップ016で、読み
込んだ該語情報テーブルのレコードの前後関係を見て、
同一ブロックかどうかの判定を行い、ステップ018
で、指定キーワードの記述位置の値を、図6−2のキー
ワード記述位置カウントテーブルの当該欄に加算し、且
つ、出現回数に1を加算する。また、ブロックが変わっ
た場合には、ステップ019で、図6−2のキーワード
記述位置カウントテーブルに保存されている、キーワー
ド記述位置の総和を、出現回数で割った平均値をキーワ
ード記述位置の決定値として当該欄に格納する。例え
ば、図6−1に示すように、シーケンス015200の
キーワード文字列”TO”の記述位置は、40桁目にな
っている。また、シーケンス015300の当該キーワ
ードの記述位置は46桁目、シーケンス015400も
同様に46桁目となっている。従って、図6−2のキー
ワード記述位置カウントテーブルに示すように、ブロッ
クAでのキーワード”TO”のキーワード記述位置の総
和は132、キーワードの出現回数は3回、従って、キ
ーワード記述位置の平均値は44桁目となる。このよう
に、ブロック単位に、図2−2の語記述指定情報のキー
ワード欄に指定されたキーワード文字列の記述位置を事
前に調査しておき、キーワードの記述位置が、陽に指定
されていない場合は、当該平均値が指定キーワードの記
述位置として決定される。続いて、ステップ020で
は、ステップ014で読み込んだ図2−2の語記述指定
情報を参照し、ステップ021で、語情報テーブル(ブ
ロック範囲決定後)(図4)を1レコード単位に読み込
んで、ステップ022で、指定命令かどうかを判定す
る。ここからの処理は、個々の語の記述位置を決定して
いく処理になる。次に、ステップ023で、図2−2の
語記述指定情報の命令語記述位置欄の指定で、桁位置指
定がなされているかどうか判定する。指定されていない
場合は、ステップ028で命令語記述位置は入力時の状
態を保持する。即ち、該語情報テーブル上の入力された
命令語のカラム欄の内容をそのまま変更しない処理を行
う。指定されている場合は、ステップ024で、図2−
2の語記述指定情報のネストレベル間隔欄に、命令語の
記述位置をネストレベルにより、変化させる桁数が指定
されている場合は、次に、ステップ025で、ネストレ
ベルに変化があるかどうか判定して、ネストレベルに変
化があった場合には、ステップ027で、命令語記述位
置を指定されたネストレベル間隔指定値の桁数だけ右に
調整して、該語情報テーブル上の該命令語のカラム欄
に、調整した記述位置を格納する。変化がない場合に
は、ステップ026で、指定された桁位置を命令語記述
位置として、該語情報テーブル上の該命令語のカラム欄
に格納する。図2−2の語記述指定情報のネストレベル
間隔欄で指定出来るのは、命令語記述開始位置をネスト
レベル毎に右へシフトさせるための桁数を”n ”桁の形
式で指定する。本機能は、ネストレベルの”0”レベ
ル、例えば、図3−2のシーケンス015000のEV
ALUATEの記述位置を基点として、指定桁数だけ右
にシフトする機能を有するもので、ネストレベル単位に
シフトして見易くすることができる。本実施例では、図
2−2の語記述指定情報のネストレベル間隔欄には、ネ
ストレベルによる変化は指定されていないので、該ネス
トレベルによる調整処理は迂回される。続いて、ステッ
プ029で、該語情報テーブル(ブロック範囲決定後)
(図4)上のレコードを読み込む、即ち、命令語の次語
を読み込み、ステップ030で、図2−2の語記述指定
情報の命令語次語間隔欄に指定があるかを判定し、指定
ありの場合には、ステップ031で、指定された値を命
令語記述位置との間に、当該指定値だけ間隔をあけた記
述位置を次語の記述位置として、該語情報テーブル上の
該次語のカラム欄に格納する。指定なしの場合は、ステ
ップ032で、入力時の次語間隔をそのまま、該次語の
カラム欄に格納する。次に、ステップ033で、該語情
報テーブル(ブロック範囲決定後)(図4)上のレコー
ドを読み込む、即ち、通常はキーワード文字列が読み込
まれる。ステップ034で、読み込んだ文字列が図2−
2の語記述指定情報のキーワード欄で指定されたキーワ
ード文字列と同じかどうか判定する。指定キーワードの
場合、ステップ035で、該語記述指定情報のキーワー
ド記述位置指定欄に記述位置指定があるかどうか判定す
る。指定ありの場合には、ステップ036で、指定され
た桁位置を、キーワードの新たな記述位置として、該語
情報テーブル上の該キーワードのカラム欄に格納する。
指定がない場合は、ステップ037で、図6−2のキー
ワード記述位置カウントテーブル上のキーワード記述位
置決定値欄の当該ブロックの決定値を、該語情報テーブ
ル上の該キーワードのカラム欄に格納する。さらに、ス
テップ038で、該語記述指定情報のキーワード記述範
囲欄に、値が指定されているかどうか判定し、指定され
ている場合には、ステップ039で、その指定された記
述範囲内に、ステップ036もしくはステップ037で
決定された新しい記述位置が範囲外であるといった場
合、ステップ040で、例えば、キーワード記述範囲指
定が、30,40と指定されていた場合、該キーワード
記述位置が、44だったとした場合には、指定範囲の最
小値、即ち30を新たなキーワード記述位置として決定
し、該語情報テーブル上の該キーワードのカラム欄に格
納する。次に、ステップ034で、指定キーワードでな
かった場合は、ステップ041で、キーワード次語かど
うかを判定する。キーワード次語の場合は、ステップ0
42で、該語記述指定情報のキーワード次語間隔欄に、
キーワード文字列と、その次語との間隔が指定されてい
るかどうか判定する。値が指定されている場合は、ステ
ップ043で、キーワード記述位置にキーワード次語間
隔値を加えた値を、次語の記述位置とし、該語情報テー
ブル上の該次語のカラム欄に格納する。指定なしの場合
には、ステップ044で、入力時の次語間隔をそのまま
保持する。また、ステップ041で、キーワード次語で
ない場合には、ステップ045で、キーワードと同一行
で、且つ、キーワード以後の語かどうか判定する。Ye
sの場合は、ステップ046で、前語との間隔をオリジ
ナルのプログラムソースと同一にし、その位置を該情報
テーブル上の該語のカラム欄に格納する。Noの場合
は、ステップ047で、該語が注記部の内容かどうかを
判定する。注記部の場合、ステップ048で、該語記述
指定情報の注記部記述位置欄に値が指定されているかど
うか判定する。指定ありの場合、ステップ049で、指
定された値を、注記部の新記述位置として、該語情報テ
ーブル上の該注記部文字列のカラム欄に格納する。指定
なしの場合には、入力時の値そのままとして保持する。
以上の各語の記述位置の決定処理が終了すると、語情報
テーブル(記述位置決定後)(図4)が生成されたわけ
である。前記の記述位置決定処理は、図3に示すよう
に、語情報の並びが、整列対象範囲においては、先頭に
は命令語、続いて命令語の次語(データ項目名など)、
続いてキーワード文字列、続いてキーワード次語(デー
タ項目名など)、続いて注記部といったパターンになる
ことに着目しているわけである。具体的には、「MOV
E命令」のような場合で、プログラムソース上に複数存
在していて、キーワード文字列の記述位置や、キーワー
ド次語の記述位置が不揃いになると、非常に見づらい状
態となる点を改善し、可読性を向上させることが、本発
明の目的の一つであるといえる。続いて、ステップ05
1以降では、改行処理や記述位置調整、プログラムソー
スの再生成処理について説明している。まず、ステップ
051で、図2−3の改行指定情報を読み込み、ステッ
プ052で、語情報テーブル(記述位置決定後)(図
4)を1レコード単位に読み込んで、ステップ053
で、同一の行の語かどうかを判定する。同一の行の語の
場合、ステップ055で、当該語の記述位置に語長を加
えた値が、図2−3の改行指定情報の命令部インデント
値指定欄で指定されている値以上になるかどうかを判定
する。例えば、図7のシーケンス015900の場合、
図2−3の該インデント値に指定された72桁を超過し
ている語がソース中に存在する。このように該インデン
ト値を超過した場合、ステップ057で、該インデント
値を超過している語は、図2−2の語記述指定情報のキ
ーワード欄に指定されたキーワード文字列かどうか判定
する。キーワード文字列の場合は、ステップ058で、
図2−3の改行指定情報の記述位置調整実施有無指定欄
に調整実施の指定があるかどうか判定する。有りの場合
は、ステップ060で、キーワード文字列直前で改行す
るに当たって当該行の空きスペースをカウントし、キー
ワード文字列を含むキーワード以降の全ての語が、スペ
ースを詰めて記述位置を調整することにより、該インデ
ント値以内に納まるかどうかを調整する。その結果、ス
テップ061で、当該行の内容が、該インデント値以内
に納まったかどうかを判定する。納まった場合は、ステ
ップ062で、記述位置調整した結果の当該行を、図示
しない出力作業領域に出力する。次に、ステップ058
で、調整実施無しの場合、若しくは、ステップ061
で、該インデント値以内に調整結果が納まらなかった場
合は、ステップ059で、キーワード文字列直前で改行
し、キーワード文字列記述位置から記述し、図示しない
出力作業領域へ出力する。例えば、図8−1に、記述位
置再標準化語プログラムソースの中の、シーケンス01
5900の行において、該インデント値を超過している
例が示されているが、キーワード文字列”TO”とその
次語”FFF”において、”TO”が該インデント値を
超過しているが、その際、超過しているキーワード文字
列の”TO”のみの調整を行うのではなく、キーワード
文字列を含めて、キーワード以降の語全てを考慮して、
該インデント値に納まるかを調整する。図8−3で
は、”TO”と”FFF”の記述位置調整が行われて1
行に納まった状態が示されている。ここで、”TO”の
み調整して、次語の”FFF”については調整しないで
改行するといったことは行わない。それは、飽くまで改
行を減らすことが目的なので、該インデント値を超過し
た語、この場合はキーワード文字列”TO”と、それ以
降の全ての語”FFF”が調整によって、該インデント
値以内に納まらない場合には、納まる部分まで、例え
ば”TO”までを当該行に納めても、結局改行すること
になり、意味がなくなるので、本発明では超過した語を
含む、超過した語以降の当該行内全ての語が、調整によ
って該インデント値以内に納まる場合のみ、改行を行わ
ず1行に納め出力する機能を有している。続いて、ステ
ップ057で、該インデント値を超過した語が、キーワ
ード文字列でなかった場合は、ステップ063で、図2
−3の改行指定情報の記述位置調整実施有無指定欄に調
整実施の指定があるかどうか判定する。有りの場合は、
ステップ065で、超過した語の直前で改行するに当た
って当該行の空きスペースをカウントし、超過した語を
含む超過した語以降の全ての語が、スペースを詰めて記
述位置を調整することにより、該インデント値以内に納
まるかどうかを調整する。その結果、ステップ066
で、当該行の内容が、該インデント値以内に納まったか
どうかを判定する。納まった場合は、ステップ067
で、記述位置調整した結果の当該行を、図示しない出力
作業領域に出力する。次に、ステップ063で、調整実
施無しの場合、若しくは、ステップ066で、該インデ
ント値以内に調整結果が納まらなかった場合は、ステッ
プ064で、超過した語の直前で改行しようとするが、
その際、当該行の最後の語が、該インデント値以内に丁
度納まるように、記述位置を調整して記述し、図示しな
い出力作業領域へ出力する。ここで、前記キーワード文
字列が、該インデント値を超過した場合と、キーワード
文字列以降の語が超過した場合の違いは、調整結果で1
行に納まらない場合で、キーワード文字列超過の場合
は、改行時、キーワード文字列の記述開始位置から、次
行が開始されるのに対して、キーワード以外の語で超過
した場合は、超過した語と当該行内の全ての語につい
て、最後の語の終わりを、該インデント値に合わせて調
整することが、大きな違いとなっている。次に、前記ス
テップ053で、同一の行でなかった場合は、ステップ
054で、今読み込んだレコード以前の生成された行
を、図示しない出力作業領域に出力する。また、前記ス
テップ055で、該インデント値を超過しない場合は、
ステップ056で、当該語を出力レコードの記述位置か
ら、即ち、図4の語情報テーブルの当該語のカラム欄に
格納されている記述桁位置を参照して、図示しない出力
作業領域の当該桁位置に出力する。語情報テーブル(語
記述位置決定後)(図4)の全てのレコードについて、
処理が終了したら、図示しない出力作業領域の内容を、
記述位置再標準化後プログラムソース(図3−2)へ出
力する。
【0026】このようにして、COBOLプログラムソ
ースの記述位置を調整して、出来るだけ改行処理を省略
し、プログラムソースの再生成を行うことにより、プロ
グラムソースの可読性を向上させる作業は、膨大なプロ
グラムソースの各ステートメントを構成する語の一つ一
つを意識して、再標準化のロジックを構築する必要があ
る。そこで、再標準化装置10は、整列対象範囲を特定
し、キーワード文字列を指定させることにより、キーワ
ードの記述位置を定義若しくは、自動的に算出し、該範
囲内、若しくは、複数の範囲を結合させた中で、各行の
キーワードの縦の位置を合わせると同時に、改行しなく
ても良いかどうか調整して、良ければ改行を省略し、か
なり不揃いなプログラムソースにおいても、再標準化が
出来るようにした。これにより、品質の高い記述位置再
標準化作業が自動的に行われるわけである。図示実施例
に従って、本発明を詳細に説明したが、本発明はこれに
限定されるものではない。例えば、実施例ではCOBO
Lプログラムソースの記述位置再標準化を意識したプロ
グラムソースの再生成の実施例に従って本発明を説明し
たが、本発明は、その適用が言語仕様/文法に限定され
るわけではなく、あらゆるプログラムソースの記述位置
再標準化に関する、プログラムソース再生成作業に適用
されるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、独自
の再標準化装置により、著しく可読性の悪いプログラム
ソースであっても、整列対象範囲を決定させ、その中
で、各語単位に分析/抽出して、任意な記述位置を個々
に指定させる若しくは、自動的に算出して決定する。さ
らに、改行処理を行うに当たって、命令文単位に意味的
に分かりやすいように考慮し、記述位置を調整して改行
することが可能となる。これらの機能を駆使することに
より、不揃いなプログラムソースの記述位置再標準化が
自動化できるため、プログラムソースドキュメントの可
読性が向上するとともに、プログラムソース記述の標準
化が図れ、ドキュメント管理上の品質が向上する。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施例で適用するプログラムソース
記述再標準化装置への指定情報の一実施例である。
【図3】本発明の一実施例で適用するプログラムソース
再標準化の流れの一実施例である。
【図4】本発明が具備する機能による、語情報テーブル
の一実施例である。
【図5】本発明が具備する機能による、桁位置調整手段
についての一実施例である。
【図6】本発明が具備する機能による、記述位置決定手
段の一実施例である。
【図7】本発明が具備する機能による、改行処理手段の
一実施例である。
【図8】本発明が具備する機能による、記述位置調整手
段の一実施例である。
【図9】本発明の再標準化装置の実行する処理フローチ
ャートの一実施例(その1)である。
【図10】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その2)である。
【図11】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その3)である。
【図12】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その4)である。
【図13】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その5)である。
【図14】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その6)である。
【図15】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その7)である。
【図16】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その8)である。
【図17】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その9)である。
【図18】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その10) である。
【図19】本発明の再標準化装置の実行する処理フロー
チャートの一実施例(その11) である。
【図20】本発明の再標準化装置対象プログラム及び出
力例(1)である。
【図21】本発明の再標準化装置対象プログラム及び出
力例(2)である。
【図22】本発明の再標準化装置対象とするプログラム
例(3)である。
【図23】本発明の再標準化装置による出力例(3)で
ある。
【符号の説明】
11 COBOLプログラムソース 21 語情報抽出/ブロック範囲決定手段 22 語情報テーブル(語抽出後) 23 ブロック指定情報 31 語記述位置決定手段 32 語情報テーブル(ブロック範囲決定後) 33 語記述指定情報 41 プログラムソース再生成手段 42 語情報テーブル(記述位置決定後) 43 改行指定情報 44 改行処理手段 45 記述位置調整手段 51 記述位置再標準化後プログラムソース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 雅美 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B076 DA09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記述位置の更新対象とする文、及び文を構
    成する各語の記述位置を指定する語記述位置決定手段
    と、 プログラムソースを解析し、前記語記述位置決定手段で
    指定された文が検索されると、文を構成する各語の記述
    位置を前記語記述情報で指定された位置に更新するプロ
    グラム再生成手段から構成されることを特徴とするプロ
    グラムソース記述再標準化装置。
  2. 【請求項2】前記語記述位置決定手段は、文を構成する
    各語の並びが共通する複数の文を特定するブロックを指
    定し、 前記プログラム再生成手段は、指定されたブロックを構
    成する複数の文を解析し各語について共通の記述位置を
    前記記述位置として更新することを特徴とする請求項1
    記載のプログラムソース記述再標準化装置。
  3. 【請求項3】前記語記述位置決定手段は、ネスト形式で
    記述する複数の文、及びネスト間隔を指定し、 前記プログラム再生成手段は、プログラムソースを解析
    し前記ネスト形式で記述する文が検索されると、各文の
    開始位置を指定されたネスト間隔に従って更新すること
    を特徴とする請求項1記載のプログラムソース記述再標
    準化装置。
  4. 【請求項4】前記語記述位置決定手段は、各行内での改
    行位置を指定し、 前記プログラム再生成手段は、更新された命令文が前記
    改行位置を越える場合、前記改行位置を越えない記述位
    置にある語から改行し、改行した命令文が前記改行位置
    に接するように更新することを特徴とする請求項1記載
    のプログラムソース記述再標準化装置。
  5. 【請求項5】前記プログラム再生成手段は、編集された
    プログラムソースが前記改行位置を越える場合、各語の
    記述位置を調整し命令文を短縮することを特徴とする請
    求項4記載のプログラムソース記述再標準化装置。
  6. 【請求項6】記述位置の更新対象とする命令文、及び命
    令文を構成する各語の記述位置を指定させる語記述位置
    決定手段と、 プログラムソースを構文解析し、前記語記述位置決定手
    段で指定された命令文が検索されると、命令文を構成す
    る各語の記述位置を前記語記述情報で指定された位置に
    更新させるプログラム再生成手段として機能させるため
    のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007304998A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Hitachi Software Eng Co Ltd ソースコード生成方法及び装置並びにプログラム

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