JP2936634B2 - 自動車のバンパ - Google Patents

自動車のバンパ

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JP2936634B2
JP2936634B2 JP8028690A JP8028690A JP2936634B2 JP 2936634 B2 JP2936634 B2 JP 2936634B2 JP 8028690 A JP8028690 A JP 8028690A JP 8028690 A JP8028690 A JP 8028690A JP 2936634 B2 JP2936634 B2 JP 2936634B2
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康雄 内山
治 難波
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Description

【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は自動車のバンパに係り、とくに樹脂製一体形
のバンパに関するものである。
b. 従来の技術 近年、自動車が大型化する中で第5図に示すような軽
自動車51にあっても、車内居住空間は広くして欲しいと
いう要望がある。ところが、軽自動車51の全長Lは3300
mmと決められており、上記要望に応えるため、車体の前
後に設けられる自動車用バンパ52,53に与えられる寸法
はかなり制限を受けている。一方、自動車用バンパ52,5
3は軽衝突時における車体保護などの観点から、鋼板製
のバンパに代えて樹脂製一体形のバンパが使用されるよ
うになってきている。
c. 発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来の自動車用バンパ52,53
にあっては、車両全長Lの寸法制限を受けることから、
例えばリヤバンパ53の外側正面53aは第6図および第7
図に示す如くほぼ平坦な形状に形成されている。このよ
うな曲率の大きい(直線に近い)面は製品成形時に形状
変形が生じやすく、より一層直線的になったりあるいは
逆曲率になったりして、製品不良となることが多かっ
た。また、このタイプの自動車用バンパ52,53は、デザ
イン的な自由度が小さいうえボリューム感に欠けると共
に、バンパ剛性が不足しており、衝突時のエネルギ吸収
力が小さいなど、外観上および強度上種々の欠点を有し
ていた。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、上述の如き欠点を解消し得る自動車の
バンパを提供することにある。
d. 課題を解決するための手段 上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明
においては、樹脂製バンパ本体の外側正面に長手方向と
直交する方向に沿って延びる凹部を設け、該凹部により
車両前後方向へ突出する凸部を形成し、該凸部の頂点
を、前記バンパ本体を取付けた状態で、車両全長の前端
もしくは後端とほぼ同じ位置に設定すると共に、前記バ
ンパ本体にふくらみを持たせている。
e. 実施例 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すもので、図
において1は軽自動車であり、この軽自動車1の前後部
には軽衝突時に車体2を保護するためのフロントバンパ
3とリヤバンパ4が図示しないバンパステーなどを介し
てそれぞれ取付けられている。フロントバンパ3とリヤ
バンパ4とはほぼ同一の構成であるため、リヤバンパ4
について説明するとリヤバンパ4は適宜の樹脂材を用い
て一体成形した樹脂製バンパ本体5を備えている。
上記バンパ本体5は、正面部6とこの正面部6の両端
から内側に向って折り曲げられた側面部7とからなり、
正面部6の外側には長手方向と直交する方向(車体2の
前後方向)に沿って延びる凹部6aが中心線Cを間に置い
て左右にそれぞれ設けられている。しかして、バンパ本
体5の正面部6には、左右の凹部6aによって頂点P,P1,P
2がバンパ本体5を取付けた状態で車両全長Lのほぼ後
端の位置に配設される3つの凸部6b,6c,6dが形成されて
おり、これによって正面部6外側の中央部およびサイド
部にふくらみを持たせるように構成されている。なお、
左右両側に位置する凸部6c,6dの頂点P1,P2は、剛性およ
び外観などの点から車両全長Lの後端の位置で中央の凸
部6bの頂点Pと同じか、あるいはP点に対してやや車両
前方に位置に設定することが望ましい。
上記構成のリヤバンパ4は、第4図に示す如く車両全
長Lのほぼ後端の位置にある凸部6b,6c,6dの頂点P,P1,P
2が鎖線で表した従来バンパ53の頂面と同じか、あるい
はやや車両前方の位置にあり、これによって車両全長L
を変更せずに優れた外観形状を有する自動車用バンパを
実現できる。
以上、本発明の一実施例につき述べたが、本発明は既
述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的
思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施例では軽自動車51に適用したが、
車両全長を変更することなく実施できるため、普通自動
車その他の自動車に適用できることは言う迄もない。ま
た、凹部6aの設置数も適用車種に応じて適宜選択するこ
とができる。さらに、本発明はフロントバンパ3に適用
できることは勿論である。
f. 発明の効果 上述の如く、本発明に係る自動車のバンパは、樹脂製
バンパ本体の外側正面に長手方向と直交する方向に沿っ
て延びる凹部を設け、該凹部により車両前後方向へ突出
する凸部を形成し、該凸部の頂点を、前記バンパ本体を
取付けた状態で、車両全長の前端もしくは後端とほぼ同
じ位置に設定すると共に、前記バンパ本体にふくらみを
持たせているので、バンパ本体の外側正面が小さな曲率
面となり、製品成形時において従来のバンパに生じてい
た形状変形が現われず、製品の不良率を大巾に低減させ
ることができる。また、本発明のバンパは外観形状のデ
ザイン的な自由度が大きく、上記バンパ本体の凸部によ
って大巾にボリューム感を持たせることが可能になるた
め、外観が良くなって商品価値を高めることができる。
しかも、本発明のバンパは、小さな曲率面によって正面
部分の剛性が大きくなり、各部分での断面積が増えるた
め、衝撃エネルギの吸収効果を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第1図は本発明のバンパを取付けた自動車の斜視
図、第2図はバンパの斜視図、第3図はバンパの平面
図、第4図は本発明のバンパと従来のバンパとを重ね合
せた状態の平面図、第5図〜第7図は従来例を示すもの
であって、第5図は従来のバンパを取付けた自動車の側
面図、第6図はバンパの斜視図、第7図はバンパの平面
図である。 1……軽自動車、2……車体、 3……フロントバンパ、4……リヤバンパ、 5……バンパ本体、6……正面部、 6a……凹部、6b,6c,6d……凸部、 L……車両全長。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製バンパ本体の外側正面に長手方向と
    直交する方向に沿って延びる凹部を設け、該凹部により
    車両前後方向へ突出する凸部を形成し、該凸部の頂点
    を、前記バンパ本体を取付けた状態で、車両全長の前端
    もしくは後端とほぼ同じ位置に設定すると共に、前記バ
    ンパ本体にふくらみを持たせたことを特徴とする自動車
    のバンパ。
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