JP2935040B2 - 画像形成装置の画像バランス表示装置 - Google Patents

画像形成装置の画像バランス表示装置

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JP2935040B2
JP2935040B2 JP1285860A JP28586089A JP2935040B2 JP 2935040 B2 JP2935040 B2 JP 2935040B2 JP 1285860 A JP1285860 A JP 1285860A JP 28586089 A JP28586089 A JP 28586089A JP 2935040 B2 JP2935040 B2 JP 2935040B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像形成装置の読取手段において読取られ
る画像情報のバランスをモニタする画像形成装置の画像
バランス表示装置に関する。
〔従来の技術〕
複写機等の画像形成装置において、原稿載置台上に載
置された原稿の画像情報が読取装置によって適正状態で
読取られ、画像形成部において正確な画像を形成きるよ
うにするため、製造時や修理、保守点検時に光源、反射
鏡およびレンズ部等からなる光学系やCCD等で構成され
る画像データ読取部の設置状態等を調節することによ
り、画像バランス、つまり画像の縦横2方向の直角度を
調整することが行なわれている。従来、この画像バラン
スの調整には、高速オシロスコープ、ロジックアナライ
ザまたはD/A変換器等が用いられ、これらの測定機器で
上記画像情報の信号波形をモニタし、その波形を観測し
ながら正確な調整を行なうようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、上記高速オシロスコープ、ロジックアナラ
イザ等の各測定機器は高価であるた、これらに代わる廉
価で簡易な測定機器を用いて画像バランスを調整できる
ようにすることが製造部門で望まれている。また、フィ
ールド(設置現場)におけるメンテナンスにおいては、
フィールドの広域化および上記測定機器の保有台数の制
限等により、測定機器の搬出が容易でないため、上記測
定機器を使用することなくメンテナンスを行うことが多
い。したがって、例えばハロゲンっランプの交換、CCD
基盤の交換、又は光学系ミラーの交換等を行なう場合
に、画像バランスの再調整を正確に行うことができず、
形成される画像の直角度が不正確になり易いという問題
があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画
像バランス調整のための画像データを正確かつ簡易にモ
ニタし、形成される画像の直角度が正確になるように画
像データ読取部の設置状態等を調整することができる画
像形成装置の画像バランス表示装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、原稿が載置される原稿載置台と、互いに直
行する縦線および横線を有する基準画像が表示されたテ
スト原稿を上記原稿載置台上に載置した状態でこのテス
ト原稿の画像情報を読取る読取手段と、読取った画像情
報に対応する画像データを記憶する記憶手段と、この記
憶手段に記憶された画像データに基づいて上記基準画像
に設けられた基準点の位置データを読出す処理手段と、
この処理手段から出力される位置データに応じて上記基
準点の位置を表示する表示手段とを備えたものである。
〔作用〕
上記のように構成された画像形成装置の画像バランス
表示装置においては、原稿載置台に載置されたテスト原
稿の画像情報がCCD等からなる読取手段によって読取ら
れ、この画像情報に対応する画像データが画像メモリ等
からなる記憶手段によって記憶される。そしてこの記憶
手段に記憶された画像データに基づいて上記基準画像に
設けられた基準点の位置データが処理手段によって読出
され、この位置データが表示手段に出力されることによ
り、上記テスト原稿に表示された縦線および横線を有す
る基準画像の基準点の位置が表示手段において表示され
ることになる。
〔実施例〕
本発明に係る画像形成装置の画像バランス表示装置に
ついて第1図および第2図を用いて説明する。
第2図は、上記画像バランス表示装置を備えたデジタ
ル複写機からなる画像形成装置の全体構成を示す概略図
である。この画像形成装置を構成する複写機本体1の上
面にはコンタクトガラス2からなる原稿載置台と、この
原稿載置台上に載置された原稿Gを押さえるための原稿
押え3とが設けられている。複写機本体1内の上部に
は、第1光学系L1、第2光学系L2、レンズ部9及びCCD
(受光素子)10により構成された画像データ読取部が配
設されている。上記第1光学系L1は、主に反射板4、ハ
ロゲンランプ5および反射鏡6等からなり、上記第2光
学系L2は、主に反射鏡7,8から構成されている。上記画
像データ読取部では、ハロゲンランプ5により原稿Gに
光が照射され、その反射光が反射鏡6,7,8およびレンズ
部9を介してCCD10に導かれ、このCCD10の撮像面に原稿
像が結像される。上記CCD10は、撮像面の主走査方向、
つまり上記ハロゲンランプ5の長さ方向に配設された多
数の受光素子を有し、この受光素子上に結像された原稿
Gの画像データを順次取り込み、図外の画像メモリに記
憶させる。
複写機本体1内の下部には、レーザダイオード11、ポ
リゴンミラー12および反射鏡13から構成される画像デー
タ出力部が配設されている。この画像データ出力部で
は、図外の画像処理回路で生成された画像データがレー
ザダイオード11によりレーザ光に変調されてポリゴンミ
ラー12に発光出力され、このポリゴンミラー12の回転に
よりライン走査された後、反射鏡13を経て感光体ドラム
14側へ導かれる。
また、複写機本体1内の下部には、給紙機構および排
紙機構と転写機構とから構成される画像形成部が配設さ
れている。上記転写機構は、感光体ドラム14、帯電装置
15、現像装置16、転写装置17、分離装置18およびクリー
ニング装置19等から構成されている。そして、上記帯電
装置15により帯電された感光体ドラム14の周面には、上
記画像データ出力部から出力された画像データの静電潜
像が形成された後、この画像データが上記現像装置16に
より顕像化されるようになっている。上記転写装置17に
より顕像化された画像は給紙機構から供給された用紙に
転写され、この用紙は上記分離装置18により感光体ドラ
ム14から分離される。また、上記感光体ドラム14の表面
に残留したトナーは、クリーニング装置19によりドラム
表面から除去されるように構成されている。
上記給紙機構は、複写機本体1の底部に設けられた給
紙カセット20、給紙ローラ21,給紙ガイド22および上下
一対の搬送ローラ23からなり、給紙ローラ21によって給
紙カセット20から送り出した用紙を給紙ガイド22、搬送
ローラ23を介して上記感光体ドラム14に供給するように
構成されている。また、排出機構は、搬送ベルト24、定
着部25および上下一対の排出ローラ26からなり、上記分
離装置18により感光体ドラム14から剥離された用紙を搬
送ベルト24により定着部25に搬送し、この定着部25にお
いて画像を上記用紙に定着させた後、この用紙を搬出ロ
ーラ26によって排出トレイ27に排出するように構成され
ている。
第1図は、上記デジタル複写機に設けられた本発明に
係る画像バランス表示装置に関するシステム構成図を示
したものである。同図において、第2図に示す部材と同
一部材には同一番号を付している。28は、ハロゲンラン
プ5の発光量を制御するAVRユニットである。このAVRユ
ニット28は、図外のボリュームにより設定される光量と
なるようにハロゲンランプ5の発光量を制御する。29
は、CCD10により受光された画像信号を補正する補正回
路であり、例えばCCD10を構成している各画素の受光感
度のばらつきによる画像信号のばらつきやレンズ部9の
明るさの偏差による画像信号の偏差等を補正し、光量の
誤差を修正するものである。30は、上記画像信号の取込
先を選択するための入力セレクタであり、後述するCPU3
2からの指示信号により上記画像信号を後段の画像処理
回路31に出力し、または画像メモリ33に出力して記憶さ
せる。
上記画像処理回路31は、CCD10から入力される画像信
号を静電潜像を形成すべき画像データに編成するもので
あり、上記CPU32は、複写機のコピー動作を集中制御す
るものである。このCPU32は、コピー動作に際して上記
第1および第2光学系L1,L2をプリスキャンさせること
により、原稿の画像データを取込み、この画像データか
ら画像処理条件を演算して、画像処理回路31に出力す
る。この画像処理回路31は、CCD10から入力される画像
信号(正規のスキャンによる画像信号)を上記画像処理
条件に基づいて静電潜像を形成すべき画像データに変換
し、この画像データをレーザダイオード11に出力する。
また、CPU32は、画像バランス調整モードになると、上
記画像メモリ33に記憶された画像データに基づいて後述
する画像バランス表示用の位置データを読出す処理手段
34を備えている。
上記表示手段35は、処理手段34から出力された位置デ
ータに応じて後述するように基準位置をディジタル表示
するLCD又はLEDからなり、複写機本体の操作パネル上に
設けられている。36は、キーボード等からなる外部入力
装置であり、作業者の操作に応じて上記CPU32を画像バ
ランス調節モードに設定する制御信号を出力するもので
ある。なお、キーボード36も複写機本体1の操作パネル
上に設けられている。
次に、本発明に係る画像バランス表示装置の動作につ
いて説明する。まず、第3図に示すように、紙面の長さ
方向に伸びる縦線aと、この縦線aに直行して紙面の幅
方向に伸びる横線bとからなる黒色の基準画像cが白色
の紙面上に表示されたテスト原稿Tをコンタクトガラス
2上に載置した後、上記キーボード36を操作してCPU32
を画像バランス調節モードに設定することにより、通常
のコピー動作と同様に上記第1および第2光学系L1,L2
を走査させてテスト原稿Tの画像データをCCD10におい
て読み込む。このCCD10に読み込まれた画像データは、
上述した補正回路29で所定のデータ補正を施された後、
入力セレクタ30およびCPU32を介して画像メモリ33に記
憶される。
次いで上記CPU32は、画像メモリ33に記憶された上記
画像データを逐次呼び出し、処理手段34において予め設
定された上記基準画像cの縦線aおよび横線bの両端部
に位置する基準点B,D,C,Aの位置データを読出し、この
各位置データB,D,C,Aを上記表示手段35に出力する。以
下、上記処理手段34における位置データの処理制御を第
4図に示すフローチャートに基づいて説明する。
上記処理制御がスタートすると、まずステップS1にお
いて、テスト原稿Tの縦方向、つまりCCD10の副走査方
向の位置データを示すラインカウント値αを0に設定し
て初期化を行う。次いでステップS2において、上記ライ
ンカウント値αが位置データの最大値、つまり上記縦線
aの後端部に位置する基準点Dを読出すのに充分な領域
に設定されたライン値よりも大きいか否かを判定する。
そして、この段階では制御動作がスタートした直後であ
るので、上記ラインカウント値αが最大値よりも小さい
と判定されてステップS3に進み、このステップS3におい
て、ラインカウント値αに1をインクリメントした後、
ステップS4においてテスト原稿Tの横方向、つまりCCD1
0の主走査方向の位置データを示すドットカウント値β
を0に設定して初期化を行う。
次いでステップS5において、上記ドットカウント値β
が位置データの最大値、つまり横線bの終端部に位置す
る基準点Cを読出すのに充分な領域に設定されたドット
値よりも小さいか否かを判定する。この段階では上記ド
ットカウント値βが最大値よりも小さいと判定されるた
めにステップS6に進み、このステップS6において、ドッ
トカウント値βに1をインクリメントする。
そしてステップS7において、上記ラインカウント値α
およびドットカウント値βを読出した後、ステップS8に
おいて、上記ドットカウント値βが、上記横線bの始端
部に位置する基準点Aのラインデータを読出すために設
定された領域で、上記基準点AがCCD10によって読取ら
れているか否かを判定する。この判定の結果、上記ドッ
ト位置において基準点Aが読取られていることが確認さ
れた場合には、ステップS9において、この時点における
ラインカウント値αを読出し、この値を上記基準点Aの
副走査方向の位置データとして記憶した後、ステップS1
0に進む。
また、上記ステップS8における判定の結果、CCD10に
おいて基準点Aが読取られていないことが確認された場
合には、上記位置データを読出すことなくステップS10
に進み、このステップS10において、上記ラインカウン
ト値αが、基準画像cの縦線bの前端部に位置する基準
点Bのドットデータを読出すために設定された領域で、
上記基準点BがCCD10によって読取られているか否かを
判定する。そして、この判定の結果、上記ライン位置に
おいて基準点Bが読取られているが確認された場合に
は、ステップS11において、この時点におけるドットカ
ウント値βを読出し、この値を上記基準点Bの主走査方
向の位置データとして記憶した後、ステップS12に進
む。
また、上記ステップS10における判定の結果、基準点
BがCCD10において読取られていないことが確認された
場合には、上記位置データを読出すことなく、ステップ
S12に進み、このステップS12において、上記ドットカウ
ント値βが、上記横線bの終端部に位置する基準点Cの
ラインデータを読出すために設定された領域で、上記基
準点CがCCD10によって読取られているか否かを判定す
る。この判定の結果、上記ドット位置において基準点C
が読取られていることが確認された場合には、ステップ
S13において、この時点におけるラインカウント値αを
読出し、この値を上記基準点Cの副走査方向の位置デー
タとして記憶した後、ステップS14に進む。
また、上記ステップS12における判定の結果、CCD10に
おいて基準点Cが読取られていないことが確認された場
合には、上記位置データを読出すことなくステップS14
に進み、このステップS14において、上記ラインカウン
ト値αが、基準画像cの縦線bの後端部に位置する基準
点Dのドットデータを読出すために設定された領域で、
上記基準点DがCCD10によって読取らてているか否かを
判定する。そして、この判定の結果、上記ライン位置に
おいて基準点Bが読取られていることが確認された場合
には、ステップS15において、この時点におけるドット
カウント値βを読出し、この値を上記基準点Dの主走査
方向の位置データとして記憶した後、上記ステップS5に
リターンする。
そして上記ステップS5において、この時点におけるド
ットカウント値βが最大値よりも大きくなり、主走査方
向の検索が終了したことが確認された場合には、上記ス
テップS2にリターンし、ラインカウント値αが最大値よ
りも小さいが否かを判定する。この判定の結果、上記ラ
インカウント値αが最大値よりも大きくなり、副走査方
向の検索も終了したことが確認された場合には、ステッ
プS16に進み、上記各ステップS9,11,13,15において読出
した位置データを表示手段35に出力する。
上記のようにして基準画像cの各基準点A,B,C,Dの位
置データが処理手段34において読出され、この位置デー
タが表示手段35に出力されることにより、この表示手段
35において上記各基準点A,B,C,Dの位置データが表示さ
れる。そして画像バランスの良否判定は、上記表示手段
35において表示された上記位置データの値を観測するこ
とにより行なわれる。
すなわち、原稿載置台2上に上記テスト原稿Tが適正
状態で設置され、互いに直行する縦線aと、横線bと備
えた上記基準画像cがCCD10において正確に読取られて
いる場合には、上記第1,第2光学系L1,L2の走査に応じ
て基準画像cの縦線aの画像情報がCCD10の撮像面の同
一位置において順次読み取られ、副走査方向の画像デー
タとして画像メモリ33が菊奥されるとともに、基準画像
cの横線bが露光走査されると、その画像情報がCCD10
の撮像面に同時に読取られて主走査方向の画像データと
して画像メモリ33に記憶される。したがって、上記画像
データに基づいて処理手段34により読出される縦線aの
基準点B,Dの位置データ、つまり副走査方向のドットデ
ータは同じ値になり、かつ横線bの基準点A,Cの位置デ
ータ、つまり主走査方向のラインデータも同じ値とな
り、これらがそれぞれ上記表示手段35に出力されて表示
される。
これに対してテスト原稿Tの設置状態が不良である場
合には、上記CCD10の撮像面における上記縦線aの画像
情報の読取位置が徐々にずれるため、この画像データ基
づいて処理手段34により読出される上記基準点B,Dの位
置データは、互いに異なる値、例えば第5図に示すよう
に、2401および2750となって表示手段35において表示さ
れる。したがって、上記位置データに応じてテスト原稿
Tの設置状態が適正でないことを確認し、その設置状態
を修正することにより、第6図に示すように、表示手段
35において上記基準点B,Dの位置データが同じ値、例え
ば25011となって表示されるように調整する。
そして上記画像データ読取部を構成する各機器の設置
状態が不良である等により、上記CCD10において読取ら
れる画像バランスが不良である場合には、上記縦線cの
画像情報がCCD10の撮像面において同時に読取られず、
時間的に多少のずれをもって読取られることになるた
め、テスト原稿Tの設置状態が適正状態であるにも拘ら
ず、上記第6図に示すように、基準点A,Cの位置データ
が互いに異なる値、例えば3250および3050となって表示
手段35に表示される。したがって、これによって画像バ
ランス、つまり画像の直角度が不良であることを確認す
ることができる。
上記のようにして画像バランスが不良であることが確
認された場合は、表示手段35に表示された上記基準点A,
Cの値から不良原因および不良の程度を推定し、第7図
に示すように、上記基準点A,Cの両値が、例えば3203と
なって互いに等しくなるまで画像データ読取部の調整機
構を操作して画像バランスを調整し、画像バランスを適
正に修正する。
第8図は、画像データ読取部の画像バランス調整機構
を示す斜視図である。同図において、第2図に示す部材
と同一部材には同一番号を付している。41は上記第1光
学系L1が取付けられた第1移動枠体、42は第2光学系L2
が取付けられた第2移動枠体である。この第1移動枠体
41および第2移動枠体42は、図外のガイドレールに摺動
可能に取付けられ、それら両側部に張架されたワイヤW,
W′を巻き取ることによりガイドレール上を往復動する
ようになされている。そして、第1移動枠体41と第2移
動枠体42との平行度が正確でない場合は、反射鏡6(第
2図参照)、7,8を反射した光は、レンズ部9に正確に
入力しないから、CCD10により受光された画像データか
ら得られる画像バランスは不均一となり、縦線aと横線
bとの直角度が不正確となる。
上記第1移動枠体41と第2移動枠体42との平行度の調
整は、第1移動枠体41の固定部材41a,41a′に固着され
ているワイヤW,W′の位置や固定部材40,40′により複写
機本体側に固定される位置をそれぞれ調整し、両ワイヤ
の第1移動枠体41と第2移動枠体42との間のワイヤ長や
テンションを調整することにより行なわれる。また、第
2移動枠体42は、同図に示すように支持基盤42aの一端
部は支持部材42bにスプリング55aを介してネジ55により
固定され、他端部は直接ガイドレールに載置される構造
になっている。従って、上記ネジ55により支持基盤42a
の一端部の高さが調整可能であり、これにより第1光学
系L1と第2光学系L2との高さ方向における平行度を調整
し、いわゆるねじれによる不平行を修正することができ
る。
レンズ部9は、ベース板44に固着されたレンズカバー
9b内にレンズ9aがy方向に位置調節可能に構成されてい
る。すなわち、レンズ9aは、ネジ48を回転させることに
より、その設置位置がy方向に調節されるようになって
いる。これにより、CCD10上の像のピントおよび等倍度
を調節することができる。
43はレンズ部9及びCCD10を取り付ける支持台であ
り、レンズ部9およびCCD10はベース板44を介して支持
台43に取り付けられている。また、ベース板44は、ネジ
52,52′および図外のネジ(CCD取付板46の後側にあるネ
ジ)の各ネジ止め位置にy方向の長穴が形成されてお
り、支持台43に対してy方向に位置調整可能に取付けら
れる。この位置調整は、支持台43の適所に形成された孔
を貫通してベース板44の適所に突設されたナット部44a
に螺合されたネジ54により行なわれる。すなわち、ネジ
54を回転させることにより、ベース板44が支持台43に対
してy方向に移動し、ベース板44に載置されたレンズブ
9およびCCD10全体のy方向の位置調節が行なわれ、こ
れによって画像バランスを調整することができる。
46および47は、それぞれCCD10の位置調節部材と高さ
調節部材であり、CCD10は取付板45の所定位置に固着さ
れ、この取付板45は高さ調節板46の所定位置に取付けら
れている。また、この高さ調節部材46は、図外のネジ部
材によって位置調整部材47に対し、設置高さを調節可能
に取付けられている。そしてCCD10の高さ調節は、高さ
調節板46の上端部に取付けられたネジ51,51′およびス
プリング51a,51a′からなる高さ調節機構により行われ
るように構成されている。すなわち、高さ調節板46の上
部両端は、スプリング51a,51a′を介してネジ51,51′に
より位置調節部材47にネジ止めされ、このネジ51または
ネジ51′を回動操作して高さ調節部材46の両端部の高さ
を調節することにより、この高さ調節部材46に取付けら
れたCCD0のxz面内に置ける傾きを調節することができる
ようになっている。
また、上記CCDの取付板45および高さ調節板46が取付
けられた位置調節部材47は、ネジ53によりネジ止めされ
るネジ止め部に形成された長孔を介してx方向お呼びψ
方向に位置調節可能に取付けられている。そして、これ
らの位置調節は、位置調節部材47に設けられたx方向の
位置調節用偏心コロ49と、ψ方向の位置調節用偏心コロ
50によって行われる。すなわち、上記偏心コロ49を回動
操作することにより、位置調節部材47がx方向に移動し
てCCD10がx方向に移動し、また上記偏心コロ50を回動
操作することにより、位置調節部材47が上記ネジ53によ
りネジ止め部を中心にψ方向に移動してCCD10のψ方向
の位置が調節されるようになっている。
上記のように、コンタクトガラス2からなる原稿載置
台上に、互いに直行する縦線aおよび横線bを有する基
準画像cが表示されたテスト原稿Tを載置し、このテス
ト原稿Tの画像情報をCCD10からなる読取手段によって
読取り、上記画像情報に対応する画像データをCPU32内
の画像メモリ33からなる記憶手段によって記憶し、この
記憶手段に記憶された画像データに基づいて上記基準画
像cに設けられた基準点A,B,C,Dの位置データを処理手
段34において読出し、この位置データを表示手段35にお
いて表示するように構成したため、この表示手段35にお
いて表示された上記位置データの値に応じて上記読取手
段によって読取られる画像バランス、つまり画像の縦横
2方向の直角度が正確であるか否かを容易に検出するこ
とができる。したがって、上記検出結果に応じて画像バ
ランスが不正確であることが確認された場合には、画像
データ読取部を構成する各機器の設置状態を調節する等
により、画像バランスを簡単かつ正確に修正し、画像形
成部で形成される画像の直角度を正確に設定することが
できる。
なお、上記画像メモリ33に記憶された画像データに基
づいて各基準点A,B,C,Dの位置データを処理手段34によ
って読出す処理制御は、上記実施例に限られず、各種の
変形が可能である。例えば第9図に示すように、ステッ
プS17において、各基準点A,B,C,Dを読出すために使用さ
れる各ラインカウント値αおよびドットカウント値βの
基準値をそれぞれ設定する。次いでステップS18におい
て、テスト原稿Tの縦方向、つまりCCD10の副走査方向
の位置データを示すラインカウント値αを0に設定して
初期化を行う。次いでステップS19において、上記ライ
ンカウント値αが位置データの最大値、つまり上記縦線
aの後端部に位置する基準点Dを読出すのに充分な領域
に予め設定されたライン値よりも大きいか否かを判定す
る。そして、この段階では制御動作がスタートした直後
であるので、上記ラインカウント値αが上記最大値より
も小さいと判定されてステップS20に進み、このステッ
プS20において、ラインカウント値αを1にインクリメ
ントした後、ステップS21においてテスト原稿Tの横方
向、つまりCCD10の主走査方向の位置データを示すドッ
トカウンタ値βを0に設定して初期化を行う。
次いでステップS22において、上記ドットカウント値
βが位置データの最大値、つまり横線bの終端部に位置
する基準点Cを読出すのに充分な領域に予め設定された
ドット値よりも小さいか否かを判定する。この段階では
上記ドットカウント値βが上記最大値よりも小さいと判
定されるためにステップS23に進み、このステップS23に
おいて、ドットカウント値βに1をインクリメントす
る。
そしてステップS24において、上記ラインカウント値
αおよびドットカウント値βを読出した後、ステップS2
5において、上記基準画像cが読取られているか否か、
つまり最初に上記基準点BがCCD10によって読取られて
いるか否かを判定する。この判定の結果、現時点におい
て上記基準点Bが読取られていることが確認された場合
には、ステップS26において、この時点におけるドット
カウント値βが、上記ステップS17において設定された
基準点Aを読出すための基準値、つまり最大ドット値よ
りも小さいか否かを判定する。そして、上記基準点Bが
読取られた現時点においては、常に上記ドットカウント
値βが上記最大ドット値よりも小さくなっているため、
上記ステップS26においてイエスと判定されてステップS
27に進む。次いで、このステップS27において、この時
点におけるラインカウント値αおよびドットカウント値
βを読出し、これらの値を上記基準点Aを読出すための
基準値として記憶する。
次にステップS28において、上記ラインカウント値α
が、基準画像cの縦線bの前端部に位置する基準点Bの
ドットデータを読出すために上記ステップS17において
設定された基準値、つまり最大ライン値よりも小さいか
否かを判定する。そして、この時点においては、常に上
記ラインカウント値αが上記最大ライン値よりも小さい
ため、上記ステップS28においてイエスと判定されてス
テップS29に進み、このステップS29において、現時点に
おけるラインカウント値αおよびドットカウント値βを
読出し、これらの値を上記基準点Bを読出すための基準
値として記憶する。
次にステップS30において、上記ドットカウント値β
が、上記ステップS17において設定された横線aの終端
部に位置する基準点Cのドットデータを読出すための基
準値、つまり最小ドット値よりも大きいか否かを判定す
る。そして、この時点においては、常に上記ドットカウ
ント値αが上記最小ドット値よりも大きいため、上記ス
テップS30においてイエスと判定されてステップS31に進
み、このステップS31において、現時点におけるライン
カウント値αおよびドットカウント値βを読出し、この
値を上記基準点Cを読出すための基準値として記憶す
る。
次にステップS32において、上記ラインカウント値α
が、上記ステップS17において設定された縦線aの後端
部に位置する基準点Dのラインデータを読出すための基
準値、つまり最小ライン値よりも大きいか否かを判定す
る。そして、この時点においては、常に上記ラインカウ
ント値αが上記最小ライン値よりも大きいため、イエス
と判定されてステップS31に進み、このステップS31にお
いて、現時点におけるラインカウント値αおよびドット
カウント値βを読出し、この値を上記基準点Dを読出す
ための基準値として記憶した後、上記ステップS22にリ
ターンする。
そして次回以降の処理動作においては、上記ステップ
S28において、現時点におけるラインカウント値αが前
回の処理動作において設定された基準値よりも小さいと
判定されるため、ステップS28における処理動作を行う
ことなく、ステップS30に進む。この結果、前回の処理
動作で読出されたドットカウント値βが基準点Bの位置
データとして記憶されることになる。以下同様にして、
ステップS27,31,33において、基準点A,C,Dの位置データ
が記憶された後、上記ステップS19においてラインカウ
ト値αが予め設定された上記最大値よりも大きくなり、
副走査方向の検索が終了したことが確認された場合に、
ステップS34に進み、上記各ステップS27,29,31,33にお
いて読出した位置データを表示手段35に出力することに
より、各基準点A〜Dの位置データを表示するようにし
てもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、互いに直行する縦線
と横線とからなるテスト原稿の基準画像に対応した画像
バランス表示像を、表示手段において表示するように構
成したため、上記画像バランス表示像の状態に応じ、原
稿の画像情報を読取る読取部において画像の直角度が正
確に読取られているか否かを簡単かつ正確に検出するこ
とができる。そして上記画像バランス表示像を見ながら
画像データ読取部を構成する各機器の設置状態等を調節
して上記画像バランスを調整し、画像形成部によって形
成される画像の直角度を正確に出すことができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像バランス表示装置を備えた画
像形成装置のシステム構成を示すブロック図、第2図は
上記画像形成装置の全体構成を示す概略図、第3図はテ
スト原稿の構成を示す正面図、第4図は基準点の位置デ
ータの処理動作を示すフローチャート、第5〜7図はそ
れぞれ表示手段の表示像を示す拡大平面図、第8図は画
像データ読取部に設けられた画像データ調節機構を示す
斜視図、第9図は上記処理動作の他の例を示すフローチ
ャートである。 2……コンタクトガラス(原稿載置台)、10……CCD
(読取手段)、33……画像メモリ(記憶手段)、34……
処理手段、35……表示手段、A,B,C,D……基準点、T…
…テスト原稿、a……縦線、b……横線、c……基準画
像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 義幸 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 上平 和也 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−264561(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/00 H04N 1/00 106 H04N 1/04 - 1/207

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿が載置される原稿載置台と、互いに直
    行する縦線および横線を有する基準画像が表示されたテ
    スト原稿を上記原稿載置台上に載置した状態でこのテス
    ト原稿の画像情報を読取る読取手段と、読取った画像情
    報に対応する画像データを記憶する記憶手段と、この記
    憶手段に記憶された画像データに基づいて上記基準画像
    に設けられた基準点の位置データを読出す処理手段と、
    この処理手段から出力される位置データに応じて上記基
    準点の位置を表示する表示手段とを備えたことを特徴と
    する画像形成装置の画像バランス表示装置。
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