JPH0635288A - 多重画像形成装置 - Google Patents

多重画像形成装置

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JPH0635288A
JPH0635288A JP4195114A JP19511492A JPH0635288A JP H0635288 A JPH0635288 A JP H0635288A JP 4195114 A JP4195114 A JP 4195114A JP 19511492 A JP19511492 A JP 19511492A JP H0635288 A JPH0635288 A JP H0635288A
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JP4195114A
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Inventor
Hisahiro Takahagi
高萩久裕
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像位置検出用パターン像の検出用センサーの
取付及び取付位置調整を高精度にかつ簡単に行うことが
できるようにする。 【構成】検出部23は収納部本体27aと蓋部材27b
とからなる筐体27を備えている。イメージセンサー1
6を取り付けたセンサー基板24は、収容部本体27a
に位置調整可能に取り付けられる。更に、短焦点レンズ
アレイ28が収容部本体27aに位置調整可能に取り付
けられる。そして、センサ基板24及び短焦点レンズア
レイ28を所望の精度で取り付け、検出部23をユニッ
トとして構成する。このユニットを機械のフレームの所
定位置に取り付けることにより、イメージセンサ16及
び短焦点レンズアレイ28が転写搬送ベルト8に対して
高精度に位置決めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各色毎に設けられた複
数の画像形成部により形成した各色の画像を記録媒体上
へ順次転写してカラー画像を得る多重画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の多重画像形成装置は、感
光体ドラムと、この感光体ドラムに画像情報データの静
電潜像を形成するレーザービーム走査装置と、感光体ド
ラムに形成された静電潜像を現像する、イエローY、マ
ゼンタM、サイアンCおよび黒Kの各トナー色毎に設け
られた現像器と、搬送装置により搬送される一つの記録
媒体上に、これらの各現像器毎により順次形成された画
像を重ねて多重転写する転写装置とを備えている。そし
て、このような構成をした多重画像形成装置は、各現像
器においてそれぞれ形成される異なる色の画像を重ね合
わせることにより、フルカラー画像を効率よく形成する
ようになっている。
【0003】このような従来の多重画像形成装置におい
ては、カラー画像を形成するにあたり、各色毎の現像器
のより各色毎に画像を形成し、かつそれらの各色毎の画
像を重ねるようにしているが、良好なカラー画質を得る
ためには、各色毎の画像が正確に重ね合わされなければ
ならない。そのためには、各色の画像の転写位置が正確
に一致させる必要がある。
【0004】しかしながら、従来の多重画像形成装置で
は、各色の画像の転写位置を正確に一致させることは難
しく、転写位置が各色毎にきわめてわずかながらずれて
しまうことがある。このように、転写位置がわずかでも
ずれると、形成されるカラー画像には微妙な色ずれが生
じてしまい、良好な画質が得られなくなるという大きな
問題点がある。
【0005】このような転写位置のわずかなずれが生じ
る原因として、各感光体ドラムの速度誤差、転写搬送装
置の速度誤差、画像の書き出しタイミング誤差等が考え
られる。更に、これらに加えて、外力や環境変化による
各現像器間の距離の微小変化や現像器自体の変形、ある
いは各制御タイミングの変動等によっても、転写位置の
ずれを生じることが考えられる。
【0006】これらの原因のうち、前者の原因は、機械
の出荷時等に各誤差を調整する各種の調整手段を開発す
ることにより、色ずれを許容できるレベルまで抑え込む
ことができる。これに対して、後者の原因は、例えば機
械の販売後においても日々発生するおそれがあるため、
この原因をなくすことはきわめて難しい。したがって、
従来の多重画像形成装置においては、安定して良好な画
質を確実に得ることはできなかった。
【0007】このようなことから、画像位置検出用の特
定のパターン像を各現像器により形成すると共に、その
パターン像を画像位置検出用センサーを用いて検出し、
その検出結果に基づいて各色のずれ量を計算した後、そ
のずれ量分を各現像器により補正するようにした自動色
ずれ補正装置を備えた多重画像形成装置が、例えば特開
昭63−271275号公報及び特開平1−28146
8号公報等において提案されている。この多重画像形成
装置によれば、常に安定した良好な画像を得ることがで
きるようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の各公
報により提案されている多重画像形成装置を具現化する
にあたっては、画像位置検出用センサーによる特定パタ
ーン像の検出精度等の画像位置検出器の精度を所定の高
さに確保しなければならない。しかしながら、前述の自
動色ずれ補正装置においては、各部品や回路上の演算処
理能力に、どうしても誤差が生じるので、各部品や回路
上の演算処理能力の精度をできるだけ高く確保する必要
がある。一般的に高品質なカラー画像の色ずれの許容量
は最大でも0.15mm程度であるから、この許容量を自
動色ずれ補正装置の各部品に振り分けた場合、例えば画
像位置検出器では、数10μm以下の厳しい精度が要求
されることになる。このため、画像位置検出器をこのよ
うな厳しい精度を確保して製造することは、きわめて難
しいばかりでなくコストが高くなり、量産が非常に困難
なものとなっている。
【0009】また、高精度の位置検出を行うために、画
像位置検出センサーとして、画像入力装置などでよく用
いられているイメージセンサーを使用することが適切で
あるが、このイメージセンサーを用いる場合は、イメー
ジセンサーの取付調整が必要となる。このようなイメー
ジセンサーの取付調整方法の一例としては、例えば特開
昭64−28058号公報に開示されている調整方法が
ある。また、本出願人もイメージセンサーの取付調整方
法を特許出願している(特願平3ー9367号、特願平
3ー9368号)。
【0010】しかしながら、これらの調整方法は、例え
ばイメージセンサーが取り付けられるセンサー基板等の
被調整部材に対して、調整具としてスクリュー、偏心カ
ム、スプリングなどの押し当て部材等を種々使用してい
るため、部品点数が多いばかりでなく、構造も複雑とな
っている。
【0011】すなわち、図10に示すようにイメージセ
ンサー202の取付位置調整装置は、イメージセンサー
202が取り付けられるセンサー基板201と、このセ
ンサー基板201が調整可能に取り付けられると共にベ
ースフレーム204に対して調整可能に取り付けられる
L字型の保持部材203とを有している。これらのセン
サー基板201と保持部材203とは、スクリュー、偏
心カム及びスプリング等の調整具(偏心カム及びスプリ
ングは不図示)によって、その位置および傾きが調整さ
れることによって、イメージセンサー202の上下左右
および傾きが調整されるようになる。しかし、この取付
位置調整装置の構成では、機械が作動したとき発生する
振動により保持部材203が振動し、イメージセンサー
202がこの保持部材203の振動の影響を受けてしま
い、安定した高精度の画像読取を行うことはできなかっ
た。
【0012】したがって、このようなイメージセンサー
の取付位置調整装置を前述の画像位置検出器に適用した
場合、静的な状態でのイメージセンサーの取付は精度よ
く設定できるが、精度よく取付が行われても、機械動作
中の不特定の振動がある状態では、イメージセンサーは
ベストの性能を発揮しているとはいえない。特に、この
ような画像位置検出器においては、その読み取り方向が
下向きであると共に、イメージセンサーの自重の働く方
向が保持部材の振動方向と一致しているため、保持部材
の振動が及ぼすイメージセンサーの読取精度への影響が
大きい。
【0013】また、画像位置検出器は、画像入力装置と
異なって、機械内部の感光体、現像器、クリーナ等があ
る、部品の込み入ったところに収容されているため、画
像位置検出器に偏心カムやスプリングなどの調整具を取
り付けた場合、機械のサイズが大型となってしまうばか
りでなく、部品点数が多く、生産作業が煩雑になり、コ
ストが上昇してしまう。したがって、、画像位置検出器
を、画像入力装置と同じ構成及び調整方法で対応するこ
とは、きわめて困難なものとなる。
【0014】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、画像位置検出用パターン
像の検出用センサーの取付及び取付位置調整を高精度に
かつ簡単に行うことができるようにして、高画質を安定
して得ることのできる多重画像形成装置を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段と作用】前述の課題を解決
するために、請求項1の発明は、複数の画像形成部によ
り形成された画像位置検出用パターン像の検出用センサ
ーを、結像用レンズと共に、ベースフレームと別体の筐
体に調整可能にかつ所望の位置に調整して取り付けるよ
うにしている。すなわち、検出用センサー及び結像用レ
ンズが所望の位置に調整されたユニットを形成してい
る。そして、このようにユニット化された筐体をベース
フレームの所定位置に取り付けるようにしている。
【0016】これにより、検出用センサー及び結像用レ
ンズの取付位置調整を筐体上で行うことができるように
なる。したがって、取付位置調整が簡単にかつ高精度に
行うことができるようになる。こうして、高精度に取付
位置調整された検出用センサーにより、精度よく常に安
定した画像位置検出用パターン像の検出ができるように
なる。
【0017】また請求項2の発明は、筐体上で、検出用
センサー及び結像用レンズの少なくとも1つを、転写搬
送方向、この転写搬送方向と直角方向、転写搬送方向及
び転写搬送方向と直角方向に対して傾きを調整する方
向、転写搬送部との距離を調整する方向の少なくとも1
つ以上の調整を行う調整手段を有している。この調整手
段により、前述の調整の少なくとも1つ以上の調整を簡
単にかつ高精度に行うことができるようになる。
【0018】更に請求項3の発明は、筐体上で、画像位
置検出用パターン像と検出用センサーとの間に、透明部
材を着脱可能に装着している。これにより、筐体内の汚
れを防止でき、更には透明部材の清掃をサービスマン等
により行うことができるようになり、常に安定した像位
置検出が可能となる。
【0019】更に請求項4の発明は、検出用センサーと
結像レンズとを金属部材で囲むようにしている。これに
より、電気的ノイズによる検出用センサーの誤動作を防
止でき、更に一層安定した像位置検出ができるようにな
る。
【0020】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例が適用される複数の現像
器を有する多重転写方式のデジタルカラー複写機の全体
の構成を概略的に示す図である。
【0021】図1に示すように、このデジタルカラー複
写機においては、プラテン1上に置かれた原稿2の画像
が、カラーCCDセンサー3を有するイメージスキャナ
ーにより赤R、緑G、青Bのアナログ信号として読み取
られる。これらのアナログ信号は、画像処理部4により
イエローY、マゼンタM、サイアンC、黒Kの画像信号
のデータに変換されて、画像処理部4の内部にあるメモ
リーに一時蓄積される。
【0022】画像処理部4は、メモリーに蓄積した各色
のデータを、それぞれ各色に対応したレーザービーム走
査装置5Y,5M,5C,5Kに送り、これにより各レー
ザービーム走査装置5Y,5M,5C,5Kは、それぞれ
対応する感光体ドラム6Y,6M,6C,6Kに静電潜像
を形成する。各感光体ドラム6Y,6M,6C,6Kに形
成された静電潜像は、各感光体ドラム6Y,6M,6C,
6Kに対応した現像器7Y,7M,7C,7Kによりそれ
ぞれ可視画像化される。
【0023】その場合、イエローのレーザービーム走査
装置5Y、イエローの感光体ドラム6Y及びイエローの
現像器7Yの組み合わせがイエローYの画像形成部を構
成し、マゼンタのレーザービーム走査装置5M、マゼン
タの感光体ドラム6M及びマゼンタの現像器7Mの組み
合わせがマゼンタMの画像形成部を構成し、サイアンの
レーザービーム走査装置5C、サイアンの感光体ドラム
6C及びサイアンの現像器7Cの組み合わせがサイアン
Cの画像形成部を構成し、黒のレーザービーム走査装置
5K、黒の感光体ドラム6K及び黒の現像器7Kの組み
合わせが黒Kの画像形成部を構成する。
【0024】各感光体ドラム6Y,6M,6C,6Kに現
像された可視画像は、Y、M、C、Kの色の順に用紙1
1に転写される。すなわち、用紙トレイ12に収容され
た用紙11が、送りローラ13により、所定のタイミン
グで転写搬送ベルト8上に送り込まれ、その転写搬送ベ
ルト8に吸着される。
【0025】転写搬送ベルト8は誘電体からなる透明な
転写ベルト材から形成されている。この転写搬送ベルト
8は、図示しない定速性に優れた専用のモーターに連結
されている駆動ローラ9と対向側に配設されている従動
ローラ10との間に一定のテンションが付与されて掛け
渡され、かつ駆動ローラ9により反時計方向に回動され
る。この転写搬送ベルト8の回動により、用紙11は各
感光体ドラム6Y,6M,6C,6Kの方へ搬送される。
【0026】ところで、このデジタルカラー複写機にお
いては、転写搬送ベルト8によって搬送された用紙11
の先端と、Yの感光体ドラム6Y上の画像の先端とが、
感光体ドラム6Yの最下点の転写ポイントにて一致する
ように、用紙11の紙送りタイミング及び画像書き込み
タイミングが決められている。
【0027】したがって、用紙11が感光体ドラム6Y
の転写ポイントに到達すると、その用紙11には、転写
用のコロトロン等によって感光体ドラム6Y上の可視画
像が転写され、その後用紙11はマゼンタMの感光体ド
ラム6Mの真下の転写ポイントに到達する。感光体ドラ
ム6Mの転写ポイントに達した用紙11には、感光体ド
ラム6Yにおける転写と同様に、感光体ドラム6M上の
可視画像が既に転写されたYの転写画像に重ねて転写さ
れる。同様にして、用紙11の転写画像に、サイアンC
の感光体ドラム6C上の可視画像及び黒Kの感光体ドラ
ム6K上の可視画像が順次重ねて転写される。こうし
て、用紙1に対して各色毎に順次転写が行われ、用紙1
1にはカラーの多重転写画像が形成される。
【0028】すべての色の像が転写された用紙11は、
転写搬送ベルト8によって更に搬送され、従動ローラ1
0の付近まで到達すると、用紙11を転写搬送ベルト8
から剥離するための、図示しないコロトロンやストリッ
パー等により、転写搬送ベルト8から剥離され、定着装
置14に送られる。そして、定着装置14により、用紙
11上のカラーの多重転写画像が定着された後、用紙1
1は排出トレイ15に収容される。
【0029】図2は、このようなデジタルカラー複写機
に適用された本実施例の色ずれ補正装置を概略的に示す
図である。この実施例の色ずれ補正装置は、外力や、温
度変化等による、微小な感光体ドラムの位置ずれやタイ
ミング変動から起こる各色の色ずれを補正するものであ
る。この色ずれ補正装置は、転写搬送ベルト8の上方で
この転写搬送ベルト8の画像領域の両端に対向するよう
にして、それぞれ1個ずつ配設された検出用センサー1
6,16と、転写搬送ベルト8の内側でこれらの検出用
センサー16,16に対向するようにして配設された、
検出用センサー16が転写搬送ベルト8上のパターン像
を検出するために必要な背景光を作り出すための光源1
7とからなる検出部23を備えている。検出用センサー
16は、例えばCCDセンサーから構成することができ
る。また、光源17はLEDやハロゲンランプ等から構
成することができるが、センサーの光源として十分な光
量を確保できるものであれば、どのようなものからも構
成することができる。
【0030】また色ずれ補正装置は、多重画像形成装置
内のレーザービーム走査装置5Y,5M,5C,5Kに対
して画像信号を送るインターフェース基板18Y,18
M,18C,18Kと、レジずれ補正系を一括して担当す
るレジずれ補正基板19と、メモリー並びに画像処理関
係を一括して担当する基板20と、これらのすべての基
板18Y,18M,18C,18K,19,20と、色ずれ
装置全体の動きを管理するコントロール基板21とを備
えている。
【0031】次に、このように構成された本実施例の色
ずれ補正装置の作用について説明する。色ずれ補正装置
によるレジずれ補正は、この色ずれ補正装置に予め設定
されている専用の補正サイクルに入ることにより実行さ
れる。その場合、例えば紙づまりが発生した後の転写装
置の出し入れ動作、あるいは機内の温度変化がある一定
量をオーバーしたときなどを、本装置の補正サイクルに
入る開始条件とすることができる。
【0032】補正サイクルに入ると、コントロール基板
21より各基板18Y,18M,18C,18K,19,2
0に指令信号が出力される。すると、インターフェース
基板18Y,18M,18C,18Kは、レジずれ測定用
のパターン像を形成するためのパターン像形成信号を出
力するパターンジェネレーターの役割を果たすと共に、
レジずれ補正基板19は、各インターフェース基板18
Y,18M,18C,18Kから画像形成部の各レーザー
ビーム走査装置5Y,5M,5C,5Kへ送信され、画像
形成部の各感光体ドラム6Y,6M,6C,6Kによって
転写搬送ベルト8上に形成されたレジずれ測定用の特定
のパターン像22Y,22M,22C,22Kをサンプリ
ングする準備をする。
【0033】補正サイクルが始まると、まず初めにイエ
ローYのインターフェース基板18Yから感光体ドラム
6Yで出力するレジずれ測定用のパターン像22Yの信
号がレーザービーム走査装置5Yへ出力され、レーザー
ビーム走査装置5Yは、この信号に基づいて感光体ドラ
ム6Y上にレジずれ測定用のパターンの潜像を形成す
る。感光体ドラム6Y上のパターン潜像は現像器7Yに
よって可視像化されると共に、この可視像化されたパタ
ーン像が転写搬送ベルト8の画像領域の両端上に転写さ
れる。こうして、転写搬送ベルト8の画像領域の両端上
には、Yのレジずれ測定用のパターン像22Yが形成さ
れる。
【0034】次に、インターフェース基板18Yから感
光体ドラム6Yで出力するレジずれ測定用のパターン像
22Yの信号がレーザービーム走査装置5Yへ出力され
てから、感光体ドラム6Yの転写ポイントと感光体ドラ
ム6Mの転写ポイントとの間の距離に相当する一定時間
経過後に、続いてマゼンタMのインターフェース基板1
8Mから感光体ドラム6Mで出力するレジずれ測定用の
パターン像22Mの信号がレーザービーム走査装置5M
へ出力される。これにより、Yのレジずれ測定用のパタ
ーン像22Yの形成と同様にして、Mのレジずれ測定用
のパターン像22Mが転写搬送ベルト8の画像領域の両
端上に形成される。このとき、パターン像22Mは、既
に転写されているパターン像22Yの上に重ね書きされ
たパターン像となっている。同様にして、サイアンCの
パターン像22C及び黒Kのパターン像22Kが転写搬
送ベルト8の画像領域の両端上に順次重ね書きされ、こ
れによりレジずれ測定用のパターン像22が完成する。
【0035】完成したレジずれ測定用のパターン像22
は、それぞれ転写搬送ベルト8の回動によって移動し、
検出用センサー16の真下に到達する。パターン像22
が検出用センサー16の真下に到達すると、光源17に
よりパターン像22が照射され、その透過光によるパタ
ーン像22の画像データが検出用センサー16によって
検出される。
【0036】レジずれ補正基板19は、インターフェー
ス基板18Y,18M,18C,18Kのレジずれ測定用
のパターン像の出力タイミングのうち、少なくとも一つ
をモニターしている。そして、レジずれ補正基板19
は、その少なくとも一つのインターフェース基板の出力
タイミングから、レジずれ測定用のパターン像22が検
出用センサー16の真下に到達する時間を、予めそのイ
ンターフェース基板から出力されたレジずれ測定用のパ
ターン像を形成する感光体ドラムと検出用センサー16
との間の距離から、検出用センサー16によって検出さ
れたレジずれ測定用のパターン像22をサンプリングす
るのに必要かつ十分なサンプリング開始タイミング及び
サンプリング終了タイミングを割り出すようにしてい
る。
【0037】レジずれ補正基板19は、サンプリング開
始タイミングになると、検出用センサー16からの画像
データ信号を内部の高速メモリーに取り込み始めると共
に、サンプリング終了タイミングになると、画像データ
信号の取込みが終了する。画像データ信号の取込みが終
了すると同時に、次に来るレジずれ測定用のパターン像
のサンプリングを終了する前までに、それらの取り込ん
だ画像データから、例えば重心法等によってパターン像
の位置を確定し、それを例えば像位置アドレスとしてメ
インメモリーに格納する。この操作を何度か繰り返すこ
とによって、各色の画像形成部毎に幾つかの確定した像
位置アドレスが得られる。なお、確定した像位置アドレ
スの精度を上げるために、各画像形成部毎にそれら幾つ
かの確定した像位置アドレスの平均をとるようにしても
よい。
【0038】次にレジずれ補正基板19においては、各
画像形成部毎に確定した像位置アドレスから予め決めら
れたアルゴリズムによって、各画像形成部間のレジずれ
を補正する補正値を、幾つかのレジずれ補正パラメータ
毎に、かつ各画像形成部毎に算出する。幾つかのレジず
れ補正パラメータとしては、例えばレーザービーム走査
装置の走査開始位置のずれすなわち主走査方向の位置ず
れ、転写搬送方向の位置のずれすなわち副走査方向の位
置ずれ、主走査方向の倍率のずれ、主走査方向に対する
角度のずれ等がある。
【0039】算出されたそれらの補正値は、レジずれ補
正基板19からレーザービーム走査装置5Y,5M,5
C,5K及びインターフェース基板18Y,18M,18
C,18K等に直接もしくは間接的に設定され、それに
より本補正サイクルが終了する。
【0040】この補正サイクルが終了した後は、本デジ
タルカラー複写機によってカラー画像を作成した場合、
各画像形成部間での色ずれ量が最小限に抑制されるよう
になり、その結果良好な画像が得られるようになる。
【0041】ところで、色ずれ量を最小限に抑えるため
には、その色ずれ量を検出する部分において、許容色ず
れ量よりも細かいレベルでその色ずれ量を把握できなけ
れば意味がない。したがって、例えば微小な振動等によ
る検出用センサー16のわずかな読取りエラーも許され
ない。また、色ずれ補正装置は、その組立て作業性やコ
スト等を考慮したものでなければ、ユーザーの満足でき
るような色ずれ補正装置を得ることはできない。
【0042】以下に、前述の実施例における、これらの
問題を解決した具体例について説明する。図3は、この
実施例における、図2に示す色ずれ補正装置の検出部2
3の概略構成を示す分解斜視図であり、図4は、図3に
おけるA方向すなわち機械の右側面方向から見た断面図
であり、図5は図3におけるVーV線に沿う断面図であ
る。
【0043】図3に示すように、本実施例においては検
出部23は筐体27を備えており、この筐体27は、上
部が開口している収納部本体27aとこの収納部本体2
7aの開口部を閉塞する蓋部材27bとからなってい
る。図3及び図4に示すように、収納部本体27aの機
械のフロント側に、一対のスタッド27c,27dが設けられ
ていると共に、収納部本体27aの機械のリア側に、一
対のスタッド27e,27fが設けられている.また、デジタル
カラー複写機のリア側フレーム36には、一対のスタッ
ド27e,27fが嵌挿される一対の孔36a,36bが穿設されてい
ると共に、フロント側フレーム37にはプレート38を
取り付けるねじ39a,39bを嵌挿する孔37a,37bが穿設され
ている。更にプレート38には、その下部に一対のスタ
ッド27c,27dが嵌挿される一対の孔38a,38bが穿設されて
いると共に、上部にねじ39a,39bを嵌挿する孔38c,38dが
穿設されている。これらの各孔36a,36b,37a,37b,38a,38
b,38c,38dは、転写搬送ベルト8からの距離及びこれら
の各孔のアライメントがある規格値内になるように管理
された寸法で穿設されている。
【0044】そして図4(a)に示すように筐体27、
リア側フレーム36、フロント側フレーム37及びプレ
ート38が互いに分離した状態において、まず筐体27
の一対のスタッド27c,27dをプレート38の孔38a,38bに
挿入して、図4(b)に示すように筐体27とプレート
38とを一体的に連結すると共に、ねじ39a,39bをプレ
ート38の孔38c,38dに挿入する。次いで、筐体27の
一対のスタッド27e,27fをリア側フレーム36の孔36a,3
6bに挿入すると共に、プレート38の孔38c,38dに挿入
したねじ39a,39bを、フロント側フレーム37の孔37a,3
7bに挿入しかつ締結することにより、プレート38をフ
ロント側フレーム37に取り付ける。
【0045】これにより、筐体27がプレート38すな
わちフロント側フレーム37とリア側フレーム36との
間に取り付けられる。また、ねじ39a,39bを緩めてプレ
ート38をフロント側フレーム37から取り外すことに
より、筐体27がフレーム36,37から取り外される。こ
のようにして、筐体27はデジタルカラー複写機のフレ
ーム36,37に対して簡単に着脱可能になる。
【0046】筐体27がフレーム36,37に取り付けられ
た状態では、前述したように各孔36a,36b,37a,37b,38a,
38b,38c,38dが、転写搬送ベルト8からの距離及びこれ
らの各孔のアライメントがある規格値内になるように管
理されているので、転写搬送ベルト8と筐体27の各ス
タッド27c,27d,27e,27fとの位置関係はある規格値内に
収まるようになる。したがって、時間のかかる煩わしい
調整作業が不要となり、筐体27の組立作業や設置後の
メンテナンスが容易になると共にメンテナンスに要する
時間が短縮される。これに加えて、筐体27の設置後に
検出部23の故障により検出部の交換という作業があっ
たとしても、調整作業が不要であるので、筐体27の交
換のみで対処できるようになる。
【0047】図5に示すように、筐体27の収容部本体
27aにリニアイメージセンサ16が収容されている。
すなわち、イメージセンサー16は、このイメージセン
サー16を駆動する回路を有するセンサー基板24に取
り付けられており、センサー基板24は収容部本体27
aに固定されているスタッド25a,25bにねじ31a,31bによ
り位置調整可能に取り付けられている。
【0048】また収容部本体27aには、短焦点レンズ
アレイ28がイメージセンサー16と光源17との間の
光路上に位置して設けられており、この短焦点レンズア
レイ28は、光源17によって照射されたパターン像の
画像光をイメージセンサー16上に結像するようになっ
ている。この短焦点レンズアレイ28は保持部材33に
保持固定されており、この保持部材33はねじ32によ
り収容部本体27aに位置調整可能に固定されている。
なお、短焦点レンズアレイ28の代わりに、アクロマテ
ィックレンズ等を用いることもできる。
【0049】更に、収容部本体27aには、イメージセ
ンサー16と光源17との間の光路上に位置して、画像
光を通過させるための孔27gが穿設されていると共
に、この孔27gを塞ぐようにして汚れ防止用のシール
ガラス35が短焦点レンズアレイ28の前に設けられて
いる。このシールガラス35を筐体27に取り付けるこ
とにより、筐体27内のイメージセンサ16及び短焦点
レンズアレイ28をトナーなどによる汚れから保護する
ことができる。また、このシールガラス35は、図3に
示す収容部本体27aに穿設された窓27gから着脱可
能となっている。したがって、シールガラス35が汚れ
たときには、サービスマンがこのシールガラス35を簡
単に取り外すことができ、またシールガラス35の清掃
後再びこのシールガラス35を簡単に取り付けることが
できるようになり、メンテナンスが容易である。
【0050】ところで、筐体27の収納部本体27a及
び蓋部材27bは、ともに金属性材料で形成されてお
り、これにより機械内のコロトロン等からのノイズを遮
断することができる。これにより、そのノイズによるイ
メージセンサ16の誤動作を防止できると共に、センサ
基板24自体から出るノイズをカットすることができる
ようになる。したがって、イメージセンサ16は、より
安定した検出を行うことができるようになる。
【0051】更に、図5において光源17が取り付けら
れている基板34は、光源17を駆動する回路を有する
基板である。なお、収容部本体27aに形成されている
孔27hは、後述する微動装置45のピンが挿入する孔
である。こうして、検出部23は検出ユニットとして構
成されている。
【0052】センサー基板24、短焦点レンズアレイ2
8、転写搬送ベルト8上のパターン像22及び光源17
は、図6に示すように互いにある一定の位置関係となる
ように設定されている。そして、転写搬送ベルト8上に
形成されたトナーによるパターン像22は、光源17に
よって照射され、短焦点レンズアレイ28によってイメ
ージセンサー16上に結像されることにより、イメージ
センサー16によって読み取ることができるようになっ
ている。
【0053】図2で示すようにこの実施例においては、
色ずれ補正用の読み取りセンサーとして、前述の検出部
23を画像領域の両端に対応して2個並べて配設してい
る。すなわち、ベースフレーム27に2個のイメージセ
ンサー16を機械の奥行き方向に並列に取り付けてい
る。このようにイメージセンサー16を2個用いること
により、主走査方向のずれ、副走査方向のずれ、倍率誤
差、主走査方向に対する角度ずれ等の色ずれのすべての
方向での検出が可能となり、これにより色ずれの補正も
すべての方向に対して行うことができるようになる。
【0054】なお、イメージセンサー16は必ずしも2
個設ける必要はなく、例えば主走査方向の調整のみを行
う場合にはイメージセンサー16は1個でよいし、各色
ごとにイメージセンサー16を用いる場合には4個設け
る必要がある。このように、イメージセンサー16の数
は、使用態様に応じて適宜の数だけ設けることができ
る。
【0055】ところで、前述したようにセンサ基板24
及び短焦点レンズアレイ28を、収容部本体27aに対
して位置調整可能に取り付けることにより、筐体27上
でセンサ基板24及び短焦点レンズアレイ28の位置関
係を任意に調整できるようになる。したがって、センサ
基板24及び短焦点レンズアレイ28を要求性能に見合
った所望の精度で取り付けることが可能となる。これに
より、検出部23はイメージセンサ16及び短焦点レン
ズアレイ28が高精度に位置決めされて取り付けられた
筐体27からなるユニットとして構成することができ
る。
【0056】以下に、センサ基板24及び短焦点レンズ
アレイ28の位置調整方法について説明する。これらの
位置調整には、図7に示すような調整治具40が用いら
れる。この調整治具40は本体40aを有し、この本体
40aの左右両端部には上方へ突出する突出部材40b,40
cが設けられている。これらの突出部材40b,40cの対向面
間の距離は、図3に示すフロント側フレーム37に固定
されたプレート38とリア側フレーム36との対向面間
の距離に等しく設定されている。
【0057】また、左側の突出部材40bには、筐体2
7の一対のスタッド27c,27dが嵌挿される一対の孔40d,4
0eが穿設されていると共に、右側の突出部材40cに
は、筐体27の一対のスタッド27e,27fが嵌挿される一
対の孔40f,40gが穿設されている。これらの孔40d,40e,4
0f,40gは筐体27の位置決め用の孔であり、それぞれデ
ジタルカラー複写機における筐体27の取付孔38a,38b,
36a,36bに対応している。
【0058】更に本体40aには、左右一対の仮想の転
写搬送ベルト面41,42が設けられている。これらの左右
一対の仮想の転写搬送ベルト面41,42の左右位置は、左
右の一対のイメージセンサ16の位置に対応していると
ともに、位置決め用の各孔40d,40e,40f,40gと仮想の転
写搬送ベルト面41,42との位置関係は、筐体27の取付
孔38a,38b,36a,36bと転写搬送ベルト8の面との位置関
係に等しく設定されている。したがって、治具40上
で、位置決め用の各孔40d,40e,40f,40gと仮想の転写搬
送ベルト面41,42との位置関係は厳しい寸法交差に管理
されている。これらの転写搬送ベルト面41,42上には、
転写搬送ベルト8上に形成されるレジずれ測定用の特定
のパターン像22Y,22M,22C,22Kに対応するターゲット像4
3,44が描画されている。更に、左右一対の仮想の転写搬
送ベルト面41,42の下には、それぞれ照明用のランプ52,
53が設けられている。
【0059】更に、図7には図示しないがセンサ基板2
4及び保持部材33を上下左右方向に微少量だけ正確に
動かすための微動装置を各仮想の転写搬送ベルト面41,4
2を囲むようにしてそれぞれ設けている。この微動装置
としては、例えば図8に示すようなX,Yステージを有
する微動装置45が考えられる。
【0060】この微動装置45は、主走査方向のステー
ジ46、この主走査方向のステージ46に取り付けられ
た一対の副走査方向のステージ47,48、及び仮想の転写
搬送ベルト面41,42を挟んで設けられる上下方向のステ
ージ49,50を備えている。これらの各ステージ46,49,50
は、それぞれ治具40の本体40a固定されるステージ
取付用治具51に取り付けられている。また各ステージ
46,47,48,49,50は、それぞれ調整用ピン46a,47a,48a,49
a,50aを有している。そして、例えばマイクロゲージに
おける微動ねじ機構等を採用することにより、手動によ
り各ステージ46,47,48,49,50を正確に微動調整するよう
にする。
【0061】位置調整を行うにあたっては、まず筐体2
7のスタッド27c,27d,27e,27fを位置決め用孔40d,40e,4
0f,40gに嵌挿して、筐体27を治具40の左右の突出部
材40b,40cにセットする。次に、センサ基板24及び保
持部材33に微動装置45の各調整用ピン46a,47a,48a,
49a,50aが嵌合する孔(不図示)を設けておき、これら
の孔に各調整用ピン46a,47a,48a,49a,50aを嵌合する。
【0062】この状態で、照明ランプ52,53を点灯し
て、仮想の転写搬送ベルト面 41,42上のターゲット像4
3,44をイメージセンサ16に読み込ませる。そして、イ
メージセンサ16の出力をオシロスコープ等でモニター
しながら、微動装置45の各ステージ46,47,48,49,50を
手動で微小移動させることにより、センサ基板24及び
保持部材33を最良な位置になるように微動調整する。
そして、センサ基板24及び保持部材33が最良な位置
になったとき、それらを固定する。
【0063】これにより、短焦点レンズアレイ28をそ
のフォーカス方向のベストピント位置でセッティングす
ることができると共に、イメージセンサ16の絶対位置
が±0.1mm程度の誤差内に簡単にセッティングするこ
とができる。
【0064】このように治具40上で、センサ基板24
及び短焦点レンズアレイ28が筐体27に対して微小の
位置調整が完了した検出ユニットとしての筐体27は、
センサ基板24及び短焦点レンズアレイ28がきわめて
高精度に位置調整されて固定されるようになる。したが
って、位置調整が完了した筐体27をデジタルカラー複
写機のフレーム36,37(実際にはフレーム37に固
定されたプレート38)に取り付けたとき、筐体27の
スタッド27c,27d.27e,27fと転写搬送ベルト8の上面と
の位置関係が前述したようにある規格値内に収まってい
るので、イメージセンサ16及び短焦点レンズアレイ2
8は、転写搬送ベルト8の上面に対して所定の位置にき
わめて高精度に位置決めされてセッティングされるよう
になる。
【0065】したがって、筐体27を機械本体に取り付
けたときフレーム側の公差を加味しても、検出部23は
色ずれ補正システムから要求される検出精度を十分満足
できる検出を行うことができる。
【0066】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ことなく、種々の設計変更が可能である。例えば、前述
の実施例におけるイメージセンサ16の位置調整は、そ
の用途によっては一部の調整だけ行うようにすることも
できる。すなわち、例えばセンサー基板24は、絶対的
な倍率の補正や絶対的なスキューの補正をしないで、あ
る色に対する相対的な色ずれ補正のみをするような場合
には、位置調整をする必要はない。
【0067】また、イメージセンサー16と短焦点レン
ズアレイ28とのフォーカス方向における位置調整をす
る場合には、必ずしも短焦点レンズアレイ28側を動か
して調整する必要はない。例えば、図9に示すようにセ
ンサ基板24をL字型保持部材54に位置調整可能に取
り付けると共に、このL字型保持部材54を収容部本体
27aに上下方向位置調整可能に取り付けるようにす
る。そして、L字型保持部材54を収容部本体27aに
上下方向に微動することにより、イメージセンサ16側
を上下方向に位置調整するようにしてもよい。この図9
に示す筐体27の場合には、収容部本体27aと蓋部材
27bとをほぼ対角線上に2分割した構成にしており、
これにより収容部本体27aの開口が大きくなるので、
治具上での位置調整するときの作業性がより一層向上す
るものとなる。図9に示す筐体27等の他の構成要素
で、前述の実施例の構成要素と同じものは、同じ符号を
付すことによりその説明は省略する。
【0068】更に前述の実施例では、転写搬送ベルト8
が透明な転写ベルト材から形成された透過照明型の転写
搬送ベルトに形成しているが、本発明は、不透明な転写
搬送ベルト8の場合にも適用することができる。その場
合には、光源ランプをベースフレーム上に固定すると共
に、その光源ランプからの光を反射させて検出する反射
型に形成することにより、同様に高精度で振動に強い検
出部を構成することができる。
【0069】更に前述の実施例では、本発明をデジタル
カラー複写機に適用した場合について説明しているが、
本発明は他の多重転写方式の多重画像形成装置にも適用
できることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、検出用センサー及び結像用レンズが所望の位
置に調整されて取り付けられた筐体からなるユニットを
形成し、この筐体をベースフレームの所定位置に取り付
けるようにしているので、検出用センサー及び結像用レ
ンズの取付位置調整を筐体上で行うことができる。した
がって、検出用センサー及び結像用レンズの取付位置調
整が簡単にかつ高精度に行うことができる。その結果、
高精度に取付位置調整された検出用センサーにより、精
度よく常に安定した画像位置検出用パターン像の検出が
できる。
【0071】また請求項3の発明によれば、筐体上で、
画像位置検出用パターン像と検出用センサーとの間に、
透明部材を着脱可能に装着しているので、筐体内の汚れ
を防止でき、常に安定した像位置検出が可能となる。更
には透明部材の清掃をサービスマン等により行うことが
できるので、透明部材のメンテナンスが容易となる。
【0072】更に請求項4の発明によれば、検出用セン
サーと結像レンズとを金属部材で囲むようにしているの
で、電気的ノイズによる検出用センサーの誤動作を防止
でき、更に一層安定した像位置検出ができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例が適用される複数の現像器
を有する多重転写方式のデジタルカラー複写機の全体の
構成を概略的に示す図である。
【図2】 このデジタルカラー複写機に設けられた色ず
れ補正装置を示す斜視図である。
【図3】 この色ずれ補正装置の検出部の一例を概略構
成を示す分解斜視図である。
【図4】 筐体のフレームへの取付を、図3におけるA
方向すなわち機械の正面方向から見て説明する断面図で
ある。
【図5】 図3におけるVーV線に沿う断面図である。
【図6】 色ずれ補正装置の検出部の各部品の位置関係
を示す斜視図である。
【図7】 位置調整用治具の一部を示す斜視図である。
【図8】 この位置調整用治具の微動装置を概略的に示
す斜視図である。
【図9】 色ずれ補正装置の検出部の他の例を示す、図
5と同様の断面図である。
【図10】従来または先願に係る画像読取装置における
イメージセンサの位置調整装置を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…プラテン、2…原稿、3…カラーCCDセンサー、
4…画像処理部4、5Y,5M,5C,5K…レーザービーム走査
装置、6Y,6M,6C,6K…感光体ドラム、7Y,7M,7C,7K…現像
器、8…転写搬送ベルト、9…駆動ローラ、10…従動
ローラ、11…用紙、12…用紙トレイ、13…レジロ
ール、14…定着装置、15…排出トレイ、16…検出
用センサー(イメージセンサ)、17…光源、18Y,18M,
18C,18K…インターフェース基板、19…レジずれ補正
基板、20…メモリー並びに画像処理関係を一括して担
当する基板、21…コントロール基板、22,22Y,22M,22
C,22K…レジずれ測定用の特定のパターン像、23…色
ずれ補正装置の検出部、24…センサー基板、25a,25b
…スタッド、26…L字型保持部材、27…筐体、27
a…収容部本体、27b…蓋部材、27c,27d,27e,27f…
スタッド、28…短焦点レンズアレイ、31a,31b,32…ね
じ、33…保持部材、34…光源17を駆動する基板、
35…シールガラス、36…リア側フレーム、36a,36b
…孔、37…フロント側フレーム、37a,37b…孔、38
…プレート、38a,38b,38c,38d…孔、39a,39b…ねじ、4
0…調整治具、40a…本体、40b,40c…突出部材、41,42
…仮想の転写搬送ベルト面、43,44…ターゲット像、4
5…微動装置、46,47,48,49,50…ステージ、47a,48a,49
a,50a…ピン、52,53…照明用のランプ、54…L字型保
持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成部にて形成された画像を
    一つの記録媒体上に順次重ねて転写することによりカラ
    ー画像を得る多重画像形成装置において、 前記複数の画像形成部により形成された画像位置検出用
    パターン像の検出用センサーを、結像用レンズと共に、
    ベースフレームと別体の筐体に調整可能にかつ所望の位
    置に調整して取り付けると共に、前記筐体を前記ベース
    フレームの所定位置に取り付けることを特徴とする多重
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記筐体上で、前記検出用センサー及び
    結像用レンズの少なくとも1つを、転写搬送方向、この
    転写搬送方向と直角方向、前記転写搬送方向及び前記転
    写搬送方向と直角方向に対して傾きを調整する方向、転
    写搬送部との距離を調整する方向の少なくとも1つ以上
    の調整を行う調整手段を有することを特徴とする請求項
    1記載の多重画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記筐体上で、前記画像位置検出用パタ
    ーン像と前記検出用センサーとの間に、透明部材を着脱
    可能に装着したことを特徴とする請求項1または2記載
    の多重画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検出用センサーと前記結像レンズと
    を金属部材で囲んだことを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1記載の多重画像形成装置。
JP4195114A 1992-07-22 1992-07-22 多重画像形成装置 Pending JPH0635288A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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