JP2973592B2 - 光書込装置 - Google Patents

光書込装置

Info

Publication number
JP2973592B2
JP2973592B2 JP14072691A JP14072691A JP2973592B2 JP 2973592 B2 JP2973592 B2 JP 2973592B2 JP 14072691 A JP14072691 A JP 14072691A JP 14072691 A JP14072691 A JP 14072691A JP 2973592 B2 JP2973592 B2 JP 2973592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical writing
head
support
photoconductor
writing head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14072691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04340980A (ja
Inventor
享 勅使川原
貴志 佐々木
一浩 岩岡
敦司 笠尾
実 小清水
武夫 柿沼
裕 角守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP14072691A priority Critical patent/JP2973592B2/ja
Publication of JPH04340980A publication Critical patent/JPH04340980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2973592B2 publication Critical patent/JP2973592B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Common Mechanisms (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛍光表示管またはLE
D等の光出射部材から出射した光を、ロッドレンズアレ
イによって感光体表面に結像させる光書込装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、前記光書込装置を用いたものとし
て、図22に示すような複写機が知られている。図22
において、上面に原稿が載置されるプラテン01の下面
に沿って移動する原稿照射用のランプ02の反射光を、
移動ミラー系03、レンズ04、固定ミラー05を介し
て画像読取部06に収束させて電気信号に変換し、更に
この電気信号を画像処理部07において各走査線毎の2
値のシリアルデータに変換している。このシリアルデー
タに従って作動する蛍光表示管(光出射部材)08から
の光はロッドレンズアレイ09を介して集光され、感光
ドラム010外側面の感光体表面010aに静電潜像を
形成する。前記蛍光表示管08およびロッドレンズアレ
イ09等から光書込ヘッドHが構成されている。前記感
光ドラム010の周辺には帯電用チャージャ011、現
像ユニット012、転写用チャージャ013、クリーナ
ユニット014が配設されている。そして、前記感光体
表面010a上の前記静電潜像は、前記現像ユニット0
12でトナー像に現像され、用紙トレイ015から供給
された用紙に転写される。前記トナー像が転写された用
紙は、定着ユニット016を通って排紙トレイ017に
排出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記感光体表面010
aがロッドレンズアレー09の焦点深度範囲から外れた
位置に在ると、感光体表面010aに照射される静電潜
像書込用の光は、感光体表面010aで集束しなくな
る。このような光により書込まれた静電潜像はぼけるの
で、画質が悪くなる。したがって、前記感光体表面01
0aに対する光書込ヘッドHの位置は、ロッドレンズア
レー09の焦点深度範囲内に前記感光体表面010aが
在るように調節する必要がある。
【0004】従来、前記光書込ヘッドHは適当な固定部
材に位置決めされ固定される方法が採用されていた。こ
のような従来の方法では、前記感光体表面010aに対
する光書込ヘッドHの距離の調整が難しかった。また、
感光体表面010aが円筒状の感光ドラム外表面に形成
されている場合には、光書込ヘッドHの感光ドラム軸に
対するネジレの補正や、感光体中心方向への角度の正確
な位置決め等が難しいので、一旦正確な位置に固定され
た光書込ヘッドHを保守、点検等の何等かの理由により
取り外した場合、再び正確な位置に固定するのに手間が
かかるという問題点があった。本発明は、前記問題点に
鑑み、感光体表面に対する光書込ヘッドの正確な位置決
めを容易に行えるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本出願の発明の構成を説明するが、本
発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応
を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで
囲んだものを付記している。なお、本発明を後述の実施
例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を
容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定す
るためではない。本出願の第1発明の光書込装置(U)
は、後述の光書込ヘッド(H)を感光体(10)の表面
(10a)に垂直な方向にガイドするための左右一対の
ガイド部材(43a)および支持ロッドガイド孔(42
a)を有するヘッド支持体(S)と、前記一対のガイド
部材(43a)によって前記感光体表面(10a)に垂直
な方向および感光体の幅方向にガイドされる一対の被ガ
イド部材(28a)および前記支持ロッドガイド孔(4
2a)を貫通して前記感光体表面(10a)に垂直な方向
に延びる支持ロッド(22)が設けられて前記支持ロッ
ド(22)により前記感光体の幅方向位置が規制される
とともに、前記感光体表面(10a)に静電潜像を書込
むための光を出射する光出射部材(8)と、この光出射
部材(8)から出射した光を感光体表面(10a)に集
光するロッドレンズアレイ(9)と、前記感光体表面
(10a)に当接して感光体表面(10a)および前記ロ
ッドレンズアレイ(9)間の間隔を所定値に保つ間隔調
節部材(30)とが設けられた光書込ヘッド(H)と、
前記光書込ヘッド(H)とヘッド支持体(S)との間に
配設されて前記光書込ヘッド(H)を前記感光体表面
(10a)に向けて付勢する付勢手段(46)と、を備
えたことを特徴とする。
【0006】また本出願の第2発明の光書込装置(U)
は前記第1発明において、前記光書込ヘッド(H)とヘ
ッド支持体(S)との間に、前記光書込ヘッド(H)
を、前記間隔調節部材(30)が前記感光体表面(10
a)に当接する使用位置または感光体表面(10a)から
離れた調整位置に選択的に保持するヘッド位置選択保持
手段(T)が設けられたことを特徴とする。
【0007】また本出願の第3発明の光書込装置(U
2)は前記第1または第2発明において、前記感光体表
面(10a)に対するヘッド支持体(S)の左右方向の
位置を調節するヘッド支持体位置調節装置(Q)が設け
られたことを特徴とする。
【0008】
【作用】前記本出願の第1発明の光書込装置(U)にお
いては、前記ヘッド支持体(S)は、光書込ヘッド
(H)を感光体表面(10a)に垂直な方向にガイドす
る左右一対のガイド部材(43a)および支持ロッドガ
イド孔(42a)を有しており、光書込ヘッド(H)
は、前記左右一対のガイド部材(43a)によって前記
感光体表面(10a)に垂直な方向にガイドされる一対
の被ガイド部材(28a)および前記支持ロッドガイド
孔(42a)を貫通して前記感光体表面(10a)に垂直
な方向に延びる支持ロッド(22)を有している。すな
わち、光書込ヘッド(H)は、前記ヘッド支持体(S)
により感光体表面(10a)に垂直な方向に進退可能に
支持されている。また、前記支持ロッド(22)の位置
を規制することにより前記感光体の幅方向位置が規制さ
れる。そして、前記光書込ヘッド(H)は、前記光書込
ヘッド(H)とヘッド支持体(S)との間に配設された
付勢手段(46)によって前記感光体表面(10a)に
向けて付勢されている。したがって、前記光書込ヘッド
(H)に設けられた間隔調節部材(30)が、前記感光
体表面(10a)に当接する。この場合、前記間隔調節
部材(30)によって、感光体表面(10a)および前
記ロッドレンズアレイ(9)間の間隔が所定値に保たれ
る。前記間隔を適当に設定しておくことにより、前記光
書込ヘッド(H)の光出射部材(8)から出射してロッ
ドレンズアレイ(9)を通過した光を、前記感光体表面
(10a)に集光させることができる。
【0009】前述のように、感光体表面(10a)に当
接する間隔調節部材(30)、光出射部材(8)、およ
びロッドレンズアレイ(9)等を備えた光書込ヘッド
(H)が、ヘッド支持体(S)によって感光体表面(1
0a)に垂直な方向から進退可能に支持されるとともに
前記付勢手段(46)によって前記感光体表面(10
a)に向けて付勢されるように構成されている場合、前
記感光体表面(10a)に対する前記ヘッド支持体
(S)の位置が定まると、前記感光体表面(10a)に
対する光書込ヘッド(H)の位置は自動的に定まる。し
たがって、前記感光体表面(10a)に対する前記ヘッ
ド支持体(S)の位置決めを行えば、前記ヘッド支持体
(S)によって支持される光書込ヘッド(H)の前記感
光体表面(10a)に対する位置決めは容易となる。し
たがって、光書込ヘッド(H)の保守、点検等の際、光
書込ヘッド(H)を前記ヘッド支持体(S)から取り外
しても、再び正しい位置に容易に取り付けることができ
る。また前記光書込ヘッド(H)は、前記一対のガイド
部材(43a)および一対の被ガイド部材(28a)によ
り前記感光体表面(10a)に垂直な方向および感光体
の幅方向にガイドされ、前記支持ロッド(22)の位置
規制により前記感光体の幅方向位置が規制される。した
がって、本発明は、一対のガイド部材(43a)と支持
ロッドガイド孔(42a)との少なくとも合計3個のガ
イド部材(43a,43a,42a)によりガイドされ
る。この場合、光書込ヘッド(H)を合計2個のガイド
部材によりガイドする場合に比べて、光書込ヘッド
(H)の姿勢が安定する。 また、前記一対のガイド部材
(43a)は光書込ヘッド(H)の前記感光体幅方向の
移動は規制せず、幅方向の規制は支持ロッド(22)の
位置規制により行っている。この場合、光書込ヘッド
(H)の感光体表面(10a)に垂直な方向へのガイド
をスムーズ且つ正確に行うことが容易である。その理由
は、例えば、前記全ての各ガイド部材(43a,43a,
42a)が光書込ヘッド(H)の前記感光体幅方向の移
動を規制する場合には前記各ガイド部材(43a,43
a,42a)の形状および位置決めを高精度に行わなけれ
ば、前記ガイド部材(43a,43a,42a)とそれら
にガイドされる被ガイド部材(28a,28a,22)と
間にかじりが生じ易く、スムーズな移動が困難となる
からである。
【0010】前記本出願の第2発明の光書込装置(U)
は前記第1発明において、前記光書込ヘッド(H)とヘ
ッド支持体(S)との間に、前記光書込ヘッド(H)
を、前記間隔調節部材(30)が前記感光体表面(10
a)に当接する使用位置または感光体表面(10a)から
離れた調整位置に選択的に保持するヘッド位置選択保持
手段(T)が設けられている。このため、前記ヘッド位
置選択保持手段(T)により前記光書込ヘッド(H)
を、前記間隔調節部材(30)が前記感光体(10a)
表面から離れた前記調整位置に、保持すれば、感光体
(10)の交換または光書込ヘッド(H)の保守、点
検、位置調整等の際に、感光体表面(10a)を傷付け
ることが防止される。
【0011】また本出願の第3発明の光書込装置(U
2)は前記第1または第2発明において、前記感光体表
面(10a)に対するヘッド支持体(S)の左右方向の
位置を調節するヘッド支持体位置調節装置(Q)が設け
られている。このため、ヘッド支持体(S)およびこれ
に支持される光書込ヘッド(H)の左右方向の位置の補
正を容易におこなうことができる。したがって、複数の
露光装置を有する電子機器、例えば第1および第2の露
光装置(U1およびU2)を有する複写機兼プリンタのよ
うな電子機器において、前記ヘッド支持体位置調節装置
(Q)を備えた光書込装置(U2)を前記第2の露光装
置として用いれば、前記第1の露光装置(U1)に対す
る用紙(画像再現用紙)上の画像領域のサイドレジスト
レーションの補正に影響を与えることなく、前記光書込
装置(第2の露光装置)(U2)に対する用紙上の画像
領域のサイドレジストレーションを容易に適切に調節す
ることができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の光書込装置の第1実施例を
適用したデジタル複写機Dを示す図であり、図2は前記
図1の要部拡大図である。図1において、上面に原稿が
載置されるプラテン1の下面に沿って移動する原稿照射
用のランプ2の反射光を、移動ミラー系3、レンズ4、
固定ミラー5を介して画像読取部6に収束させて電気信
号に変換し、更にこの電気信号を画像処理部7において
各走査線毎の2値のシリアルデータに変換している。こ
のシリアルデータに従って作動する光出射部材としての
蛍光表示管8からの光はロッドレンズアレイ9を介して
集光され、感光ドラム10外側面の感光体表面10aに
静電潜像を形成する。前記蛍光表示管8およびロッドレ
ンズアレイ9等から光書込ヘッドHが構成されている。
この光書込ヘッドHは、図1,2に示すヘッド支持体S
によって前記感光体表面10aに垂直な方向から進退可
能に支持されている。これについては後述する。
【0013】前記感光ドラム10の周辺には帯電用チャ
ージャ11、現像ユニット12、転写用チャージャ1
3、クリーナユニット14が配設されている。そして、
感光体表面10a上の前記静電潜像は、前記現像ユニッ
ト12でトナー像に現像され、用紙トレイ15から供給
された用紙に転写される。前記トナー像が転写された用
紙は、定着ユニット16を通って排紙トレイ17に排出
されるようになっている。
【0014】次に図2〜6により、前記蛍光表示管8お
よびロッドレンズアレイ9を有する光書込ヘッドHを詳
細に説明する。光書込ヘッドHは、頂壁21aおよび後
壁21bから構成された断面L字型のアルミ製の支持基
体21を有している。前記頂壁21aの上面には、上面
に垂直な支持ロッド22が結合されている。また、頂壁
21aの下面には前記蛍光表示管8が固定されている。
前記後壁21bの前面には、中央部に前記ロッドレンズ
アレイ9を収容したレンズ収容枠23が固定されてい
る。
【0015】前記支持基体21への前記レンズ収容枠2
3の位置決め、すなわち、ロッドレンズアレイ9の位置
決めは、図4に示す治具Jを用いて行う。治具Jには、
前記支持基体21に結合された前記支持ロッド22が貫
通するロッド貫通孔Jaが設けられており、ロッド貫通
孔Jaによって、治具Jに対する支持基体21の位置決
めが行われるようになっている。図4において治具Jの
上方には、前記感光体10aの配置される位置と対応す
る位置に光センサGが配置されており、この光センサG
は、前記治具Jの長手方向に沿って移動可能である。
【0016】図4において、前記頂壁21aの所定位置
に前記蛍光表示管8が固定された支持基体21は、上下
逆さまの状態で前記治具Jに支持されている。図5,6
に示すように、前記レンズ収容枠23には、上下位置調
節用の左右一対のカム収容溝23aが設けられている。
前記カム収容溝23aに収容される上下位置調節カム2
4は、前記支持基体21の後壁21bを貫通するカム軸
24aを備えており、カム軸24aの外端にはツマミ24
bが設けられている。図5の状態(姿勢)において、カ
ム24が回転すると、カム24の上端位置が変化し、カ
ム24の上端に当接するカム収容溝23aの内側上面の
位置も変化する。したがって、前記左右一対のカム24
によって、前記ロッドレンズアレイ9を収容したレンズ
収容枠23の上下方向の位置および左右方向の傾斜姿勢
を調節することができる。
【0017】図4に示す状態で、前記蛍光表示管8から
出射し、ロッドレンズアレイ9を通過して光センサGに
入射する光量を検出しながら、前記光センサGを移動さ
せると、前記ロッドレンズアレイ9の上下方向の位置お
よび左右方向の傾斜姿勢に応じた受光量が検出される。
したがって、前記移動する光センサGの受光量を見なが
ら前記左右一対のカム24によりロッドレンズアレイ9
を正しい姿勢で支持基体21に位置決めすることができ
る。支持基体21に位置決めされた前記ロッドレンズア
レイ9を収容するレンズ収容枠23は、図6に示すよう
にネジ25,25によって前記支持基体21に固定され
る。
【0018】図6〜8において、前記支持基体21の左
右両端にはそれぞれ端板26がネジ27によって固定さ
れている。前記左右の両端板26にはそれぞれ、被ガイ
ド部材としてのガイドロッド兼ローラ支持部材28を固
定するための長孔26aが形成されている。前記両端板
26は、前記長孔26aの長手方向の軸線が、前記一対
の支持ロッド22の軸線を含む面と同一または平行な平
面内に有るように、前記支持基体21に固定されてい
る。前記長孔26aには、ガイドロッド兼ローラ支持部
材28のガイドロッド部28aが貫通している。このガ
イドロッド部28aの前記長孔26aの貫通部の外径は前
記長孔26aの短径に嵌合する大きさに設定されてい
る。そして、前記ガイドロッド兼ローラ支持部材28
は、外側部に設けられた前記ガイドロッド部28aと、
中央の大径部28bと、その内方に延びる小径のローラ
支持部28cとから構成されている。
【0019】前記ガイドロッド部28aは、その中央部
にネジが設けられており、そのネジに螺合するナット2
9と前記大径部28bとの間に前記端板26が締め付け
られている。すなわち、前記ガイドロッド兼ローラ支持
部材28は、前記長孔26aに沿って位置調節可能であ
り、その位置調節を行う場合の位置の変化する方向は前
記支持ロッド22の軸線の方向と平行である。前記ロー
ラ支持部28cには、前記感光体表面10aに当接して前
記ロッドレンズアレイ9と感光体表面10aとの間隔を
定める間隔調節部材としてのローラ30が回転自在に支
持されている。このローラ30は、Cクリップ(または
Eクリップ)31によって前記ローラ支持部28cから
抜け落ちるのを防止されている。 前記符号8,9およ
び21〜31で示された構成要素から、本実施例の光書
込ヘッドHが構成されている。
【0020】次に、図2,9〜12を参照して、前記光
書込ヘッドHを前記感光体表面10aに垂直な方向に進
退自在に支持するヘッド支持体Sについて説明する。図
2,9において、ヘッド支持体Sは、基板ハウジング4
1、ハウジングカバー42、およびそれらの両端(すな
わち、左右両端)に固定されたハウジングサイドカバー
43等を備えている。前記左右のハウジングサイドカバ
ー43にはそれぞれ、前記ガイドロッド28aを前記感
光体表面10aに垂直な方向にガイドするためのガイド
溝(すなわち、ガイド部材)43a(図9,10参照)
が形成されており、また、前記ハウジングカバー42に
は、前記支持ロッド22をガイドする支持ロッドガイド
孔42a,42a(図2,11,12参照)が形成されて
いる。前記支持ロッドガイド孔42a,42aは左右に長
軸を有する長孔である。
【0021】図10から分かるように、前記左右のガイ
ド溝43aを含む平面内に前記支持ロッドガイド孔42
a,42aが配置されている。そして、前記左右のガイド
溝43aを含む平面が前記感光体表面10aに垂直となる
ように、前記ヘッド支持体Sが固定されている。
【0022】前記支持ロッドガイド孔42a,42aは、
左右方向に延びる長孔であり、その短径は、前記支持ロ
ッド22の上端部の外径が嵌合する寸法に形成されてい
る。前記左右方向に長径を有する支持ロッドガイド孔4
2a,42aを貫通する前記支持ロッド22の上端部は、
左右方向に移動可能でありその位置が定まらない。そこ
で、前記ハウジングカバー42の上面には、前記支持ロ
ッドガイド孔42a,42aに対応してそれぞれ位置決め
プレート44,44が固定されている。この位置決めプ
レート44には、前記支持ロッド22上端部が嵌合する
嵌合孔44aが形成されている。
【0023】したがって、前記支持基体21に固定され
た支持ロッド22,22の上端部が前記支持ロッドガイ
ド孔42a,42aおよび前記嵌合溝44a,44aを貫通
する状態で、前記支持基体21をハウジングカバー42
に対して左右方向に位置調整すると、前記位置決めプレ
ート44はハウジングカバー42上面で左右方向に移動
する。前記支持基体21の左右方向の位置を調節して、
前記位置決めプレート44を前記ハウジングカバー42
に固定すれば、前記支持基体21の左右方向の位置が定
まる。
【0024】前記支持ロッドガイド孔42a,42aおよ
び嵌合溝44aを貫通する支持ロッド22の上端部に
は、抜け止め防止用のCクリップ45が配設されてお
り、また、前記支持ロッド22の外側には、前記ヘッド
支持体Sのハウジングカバー42と前記光書込ヘッドの
支持基体21との間に圧縮バネ(すなわち、付勢手段)
46が配設されている。この圧縮バネ46は、前記支持
基体21の前記頂壁21aを下方に押すので、前記光書
込ヘッドHは、前記感光体10a表面に向かって押され
る。
【0025】前述のように、前記左右のガイド溝43
a,43aを含む平面は前記感光体表面10aに垂直であ
る。また、前記ガイド溝43a,43aによってガイドさ
れる前記ガイドロッド28aは、前記光書込ヘッドHの
構成要素であり、前述のように、前記端板26の長孔2
6aの長手方向の軸線に沿った位置に固定されている。
そして、前記長孔26aの長手方向の軸線は前述のよう
に、前記一対の支持ロッド22の軸線を含む面と同一ま
たは平行な平面内に有るように構成されている。
【0026】次に前述の構成を備えた本発明の光書込装
置の第1実施例の作用を説明する。前述のように光書込
ヘッドHは、感光体表面10aに垂直な平面内に有る前
記ガイド溝43a,43a、および前記支持ロッドガイド
孔42a,42aにより、感光体表面10aに垂直な方向
から進退可能に支持されるとともに、前記光書込ヘッド
Hとヘッド支持体Sとの間に配設された前記圧縮バネ4
6によって前記感光体表面10aに向けて付勢されてい
る。
【0027】そして、前記圧縮バネ46によって前記感
光体表面10aに向けて付勢された光書込ヘッドHは、
前記間隔調節部材としてのローラ30が前記感光体表面
10aに当接した位置に保持される。前記ローラ30が
前記感光体表面10a表面に当接することにより、感光
体表面10aおよび前記ロッドレンズアレイ9間の間隔
は所定値に保たれる。
【0028】したがって、前記ガイド溝43a,43aお
よび支持ロッドガイド孔42a,42aを有するヘッド支
持体Sを正しい位置に固定しておけば、光書込ヘッドH
の位置決めは容易である。
【0029】次に、図13,14により、本発明の光書
込装置(U)の第2実施例を説明する。この第2実施例
は、前記第1実施例のヘッド支持体Sに対する、光書込
ヘッドHの左右方向の位置決め構造が前記第1実施例と
相違している。すなわち、図11,12に示す部分の構
成が前記第1実施例と相違しているだけで、その他の点
では前記第1実施例と相違がない。図13,14におい
て、前記支持基体21の前記頂壁21aには、前記左右
の支持ロッド22,22の間に、左右方向の位置決めを
行うための位置決め用支持ロッド22′が設けられてい
る。また、ハウジングカバー42には、前記支持ロッド
22,22の上端が貫通する支持ロッドガイド孔42
a,42aの間に、前記位置決め用支持ロッド22′の上
端が貫通する位置決めロッドガイド孔42bが形成され
ている。前記各ロッドガイド孔42a,42a,42bは
いずれも左右方向に長径を有する長孔である。
【0030】前記支持ロッドガイド孔42a,42aを貫
通する支持ロッド22の上端部には、抜け止め防止用の
Cクリップ45が配設されており、また、前記支持ロッ
ド22の外側には、前記ヘッド支持体Sのハウジングカ
バー42と前記光書込ヘッドの支持基体21との間に圧
縮バネ(すなわち、付勢手段)46が配設されている。
前記支持ロッドガイド孔42a,42aを貫通する前記支
持ロッド22の上端部は、左右方向に移動可能でありそ
の位置が定まらない。
【0031】そこで、前記ハウジングカバー42の上面
には、前記位置決めロッドガイド孔42bに対応して位
置決めプレート支持部材47が固定されている。この位
置決めプレート支持部材47には、その中央部に前記位
置決め用支持ロッド22′の上端が貫通する長孔47a
が形成されており、前記長孔47aの左右の上面にガイ
ド用突起47b,47bが突設されている。前記位置決め
プレート支持部材47の上面には、位置決めプレート4
8が固定されている。位置決めプレート48には、その
中央部に前記位置決め用支持ロッド22′の上端が貫通
する嵌合孔48aが形成されており、前記嵌合孔48aの
左右に前記ガイド用突起47b,47bと係合する長孔4
8b,48bが形成されている。
【0032】したがって、前記支持基体21に固定され
た支持ロッド22,22の上端部が前記支持ロッドガイ
ド孔42a,42aを貫通し且つ位置決め用支持ロッド2
2′の上端部が前記嵌合孔48aを貫通する状態で、前
記支持基体21を左右方向に位置調整すると、前記位置
決めプレート48は左右方向に移動する。前記支持基体
21および位置決めプレート48の左右方向の位置を調
節して、前記位置決めプレート48を前記位置決めプレ
ート支持部材47およびハウジングカバー42に固定す
れば、前記支持基体21の左右方向の位置が定まる。す
なわち、この第2実施例の光書込み装置Uは、ヘッド支
持体Sに対する、光書込ヘッドHの左右方向の位置決め
を行うのに、位置決め用支持ロッド22′を用いた点で
前記第1実施例と相違している。
【0033】次に図15〜18により、本発明の光書込
装置Uの第3実施例を説明する。この第3実施例は、前
記第2実施例の光書込ヘッドHとヘッド支持体Sとの間
に、前記光書込ヘッドHのローラ30が前記感光体表面
10aに当接する使用位置および感光体表面10aから離
れた調整位置に前記光書込ヘッドを選択的に保持するヘ
ッド位置選択保持手段Tが設けられている点で前記第2
実施例と相違している。
【0034】図15は第3実施例の要部側断面図であ
り、図16はその平面図、図17は側面斜視図、図18
は作用説明図である。図15,16に示すように、前記
ハウジングサイドカバー43,43によってシャフト5
1が回転自在に支持されている。シャフト51は、前記
ハウジングカバー42の上方を左右に延びており、この
シャフト51には、左右一対のフック52,52が固着
されている。このフック52,52には、それぞれ、前
記光書込ヘッドHの前記支持ロッド22,22の上端部
と係合する切り欠きが形成されている。そして、前記フ
ック52,52は、前記位置決めプレート44と前記C
クリップ45との間に配置されている。したがって、図
15において、シャフト51が時計方向に回転した場
合、シャフト51と一体的に回転するフック52によっ
て、前記Cクリップ45は上方に引き上げられる。この
とき、前記Cクリップ45を固定支持する前記支持ロッ
ド22も上方に引き上げられるので、光書込ヘッドH
は、前記圧縮バネ46を圧縮しながら上方に移動するよ
うになっている。
【0035】図16,17に示すように、前記左右一対
のハウジングサイドカバー43,43の中の一方のハウ
ジングサイドカバー(図16中、右側のハウジングサイ
ドカバー)43には、リトラクタレバー53が配置され
ており、そのリトラクタレバー53は、間隔を置いて配
置された一対の垂直壁53a,53aから構成されてい
る。リトラクタレバー53の一端部には、前記シヤフト
51の一端部(図16中、右端部)と嵌合する嵌合孔5
4aを有する連結部材54が設けられている。前記嵌合
孔54aおよびこの嵌合孔54aに嵌合する前記シャフト
51の一端部は、図17,18に示すように円周側面を
切り落とした形状を有している。このような形状によっ
て、シャフト51の嵌合孔54a内での相対的回動が防
止されている。 前記リトラクタレバー53の他端部に
は、リトラクタレバー53を操作する際に指を押し付け
る操作プレート55が設けられている。
【0036】前記リトラクタレバー53の略中央部に
は、ロックレバー56が回転可能に支持されている。こ
のロックレバー56の下端には係止爪56aが設けられ
ている。このロックレバー56と前記リトラクタレバー
53との間には、引っ張りバネ57が配設されている。
そして、前記引っ張りバネ57により、前記ロックレバ
ー56には、このロックレバー56を図7において反時
計方向に回転させようとする回転モーメントが常時作用
している。前記ハウジングサイドカバー43には、前記
ロックレバー56の係止爪56aと係脱可能な(係合ま
たは離脱可能な)係止部材58が設けられている。前記
符号51〜58で示された構成要素から前記ヘッド位置
選択保持手段Tが構成されている。そして、この第3実
施例は、前記ヘッド位置選択保持手段Tが設けられた点
以外は、前記第2実施例と同様に構成されている。
【0037】次に、前記第3実施例の作用を説明する。
図18の実線は、前記光書込ヘッドHが使用位置に有る
状態を示す図である。この状態では、前記支持基体21
の前記頂壁21aとハウジングカバー42との間に配設
された圧縮バネ46すなわち光書込ヘッドHとヘッド支
持体Sの間に配設された圧縮バネ46により、ローラ3
0は感光体表面10aに当接しており、前記フック52
は図18実線の位置に保持されている。前記図18実線
の状態から前記操作プレート55を下方に押すと、リト
ラクタレバー53、シャフト51、およびフック52は
前記シャフト51の中心線を回転中心として時計方向に
回転する。このときのフック52の回転により、前記C
クリップ45は上方に引き上げられる。このとき、前記
Cクリップを固定支持する前記支持ロッド22も上方に
引き上げられるので、光書込ヘッドHは、前記圧縮バネ
46を圧縮しながら上方に移動する。
【0038】前記光書込ヘッドHが上方に移動すると、
前記ローラ30は前記感光体表面10aから離れる。次
に図18の点線で示すように、前記ロックレバー56の
係止爪56aを前記係止部材58に係合させると、前記
光書込ヘッドHは、前記ローラ30が前記感光体表面1
0aから離れた調整位置に保持される。この調整位置に
光書込ヘッドHを保持した状態では、光書込ヘッドHを
左右に移動させても、前記ローラ30が感光体表面10
aから離れているので、感光体表面10aに傷が付くこと
はない。
【0039】次に図19〜21により本発明の光書込装
置の第4実施例を説明する。図19は、本発明の光書込
装置の第4実施例を適用した複写機兼プリンタFの概略
図、図20は前記図1の要部拡大図、図21はその斜視
図である。図19に示す複写機兼プリンタFの説明にお
いて、前記図1に示すデジタル複写器Dの構成要素に対
応する構成要素には同一の符号を付して重複する詳細な
説明は省略する。
【0040】図19において、前記図1の画像読取部6
および画像処理部7の代わりに固定ミラー61,62が
設けられている。そして、図19において、原稿が載置
されるプラテン1上に載置した原稿の下面に沿って移動
する原稿照射用のランプ2の反射光は、移動ミラー系
3、レンズ4、固定ミラー5,61,62を介して、感
光ドラム10外側面の感光体表面10aに集束し、静電
潜像を形成する。前記符号1〜5,61,62で示され
る構成要素から複写機用露光装置(すなわち、図19に
示す複写機兼プリンタFの第1の露光装置)U1が構成
されている。
【0041】前記図19に示す複写機兼プリンタFに
は、前記複写機用露光装置U1以外にプリンタ用露光装
置(図19に示す複写機兼プリンタFの第2の露光装
置)としての光書込装置U2が設けられている。図19
に示す前記光書込装置U2は、次の(a),(b)の2点で前
記第3実施例の光書込装置(すなわち、前記第2実施例
の光書込装置にヘッド位置選択保持手段Tが設けられた
光書込装置)Uと相違している。 (a) 前記第3実施例の光書込装置Uが、プラテン1上
に載置した原稿からの反射光を画像読取部6で電気信号
に変換し、その電気信号を各走査線毎の2値のシリアル
データに変換する画像処理部7の出力信号によって作動
するように構成されていたのに対し、この第4実施例の
光書込装置U2は、図示しないコンピュータから送信さ
れる印字データ(図19参照)に従って作動するように
構成された点。 (b) 前記第3実施例の光書込装置Uにおいては、感光
体表面10aに対するヘッド支持体Sの左右方向の位置
が固定されていたのに対し、この第4実施例の光書込装
置U2においては、感光体表面10aに対するヘッド支持
体Sの左右方向の位置を調節するヘッド支持体位置調節
装置Qが設けられた点。
【0042】図19〜21に示した光書込装置(プリン
タ用露光装置)U2は、前記(a),(b)の相違点以外で
は、前記第3実施例(第2実施例の光書込装置にヘッド
位置選択保持手段Tが設けられた光書込装置、すなわ
ち、前記図3〜8,10,13〜18で示される構成を
備えた装置)Uと同様の構成を備えている。
【0043】図19〜21において、ヘッド支持体S
は、その上面に左右方向(感光ドラム10の軸に沿う方
向)に延びる一対の被ガイド部材71,71が設けられ
ている。この被ガイド部材71,71は、前記複写機兼
プリンタFに固定された一対の左右方向に延びるガイド
レール72,72によって左右方向にスライド可能に支
持されている。そして、前記ガイドレール72には、図
20に示すように固定用ネジ73が設けられている。こ
の固定用ネジ73は、前記ガイドレール72上の被ガイ
ド部材71の位置(すなわち、ヘッド支持体Sの左右方
向の位置)を固定するのに使用される。前記符号71〜
73で示された構成要素からヘッド支持体Sの左右方向
の位置を調節するヘッド支持体位置調節装置Qが構成さ
れている。また、前記光書込ヘッドH、ヘッド支持体
S、ヘッド位置選択保持手段T、およびヘッド支持体位
置調節装置Qから前記第4実施例の光書込装置U2が構
成されている。
【0044】次に前記第4実施例の光書込装置U2の作
用を説明する。図19に示す複写機兼プリンタFでは、
前記プリンタ用露光装置(第2の露光装置)としての光
書込装置U2の他に複写機用露光装置(第1の露光装
置)U1が設けられている。前記複写機用露光装置(第
1の露光装置)U1によって感光体表面10aに形成され
た静電潜像は、現像ユニット12により現像され、転写
用チャージャ13により、用紙トレイ15から供給され
た用紙に転写された後、定着ユニット16で定着され
る。この場合の用紙上の画像領域のサイドレジストレー
ションは、機械的に寸法が定められた前記複写機用露光
装置U1、感光ドラム10a、および用紙搬送装置の相対
的な位置によって定まる。この相対的な位置のずれを補
正する方法として、用紙の送り出し位置を調整する方法
が採用されている。
【0045】前述のように第1の露光装置U1に対して
用紙上の画像領域のサイドレジストレーションの補正が
行われている場合、その補正に影響を与えることなく、
前記第2の露光装置としての前記光書込装置U2による
用紙上の画像領域のサイドレジストレーションの調整
を、前記用紙の送り出し位置の調整により行うことは困
難である。
【0046】ところが、前記光書込装置U2は、前記ヘ
ッド支持体位置調節装置Qを備えているので、ヘッド支
持体Sの左右方向の位置の補正を容易におこなうことが
できる。その際、前記第1の露光装置U1に対する用紙
上の画像領域のサイドレジストレーションの補正に影響
を与えることがない。したがって、前記図19に示す複
写機兼プリンタのような第1および第2の露光装置を有
する装置において、第2の露光装置として、この第4実
施例のような前記ヘッド支持体位置調節装置Qを備えた
光書込装置U2を用いれば、第1および第2の露光装置
に対するそれぞれの用紙上の画像領域のサイドレジスト
レーションを容易に適切に調節することができる。
【0047】また、この第4実施例の光書込装置U2
は、光書込ヘッドHとヘッド支持体Sとの間に、前記第
3実施例と同様のヘッド位置選択保持手段T、すなわ
ち、前記光書込ヘッドHを前記光書込ヘッドHの前記ロ
ーラ(すなわち、前記感光体表面10aに当接して前記
ロッドレンズアレイ9と感光体表面10aとの間隔を定
める間隔調節部材)30が前記感光体表面10aに当接
する使用位置および感光体表面10aから離れた調整位
置に選択的に保持するヘッド位置選択保持手段Tが設け
られている。したがって、前記ヘッド位置選択保持手段
Tにより、前記光書込ヘッドHのローラ30を前記感光
体表面10aから離した状態で、前記ヘッド支持体位置
調節装置Qにより、ヘッド支持体Sおよびこれに支持さ
れた光書込ヘッドHを左右方向に位置調節することがで
きる。このように、前記ローラ30と感光体表面10a
とを離した状態で、光書込装置U2の左右方向の位置調
節を行うことができるので、ローラ30によって感光体
表面10aを傷つけることがない。
【0048】以上、本発明による光書込み装置の実施例
を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱す
ることなく、種々の小設計変更を行うことが可能であ
る。例えば、光書込ヘッドの光出射部材に真空蛍光管8
を用いる代わりに、LEDヘッド等の従来公知の各種光
出射部材を用いることが可能である。
【0049】
【発明の効果】前述の本発明の光書込装置によれば、
前記光書込ヘッドが前記ヘッド支持体により感光体表面
に垂直な方向から進退可能に支持されるとともに前記光
書込ヘッドとヘッド支持体との間には前記光書込ヘッド
を前記感光体表面に向けて付勢する付勢手段が配設さ
れ、さらに前記光書込ヘッドには、前記感光体表面に当
接して感光体表面および前記ロッドレンズアレイ間の間
隔を所定値に保つ間隔調節部材が設けられているので、
一旦、ヘッド支持体を正確に位置決めすれば、感光体表
面に対する光書込ヘッドの正確な位置決めを容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光書込装置の第1実施例を適用した
デジタル複写機Dを示す図である。
【図2】 同第1実施例の光書込装置の側断面図であ
る。
【図3】 同第1実施例の光書込ヘッドHの1部断面斜
視図である。
【図4】 同第1実施例の光書込ヘッドHを治具に載置
した状態の説明図である。
【図5】 同第1実施例の光書込ヘッドHの側断面図
で、ロッドレンズアレー9の位置調整のための構成を示
す図である。
【図6】 同第1実施例の光書込ヘッドHの平断面図
で、ロッドレンズアレー9の位置調整のための構成を示
す図である。
【図7】 同第1実施例の光書込ヘッドHの要部正断面
図である。
【図8】 同第1実施例の光書込ヘッドHの側面図であ
る。
【図9】 同第1実施例の光書込装置の斜視図である。
【図10】 同第1実施例の光書込装置の側面図であ
る。
【図11】 同第1実施例の光書込装置の要部の平面図
で、ヘッド支持体Sに光書込ヘッドHを取り付ける部分
の説明図である。
【図12】 同第1実施例の光書込装置の要部の正断面
図で、ヘッド支持体Sに光書込ヘッドHを取り付ける部
分の説明図である。
【図13】 本発明の第2実施例の光書込装置の要部の
平面図で、ヘッド支持体Sに光書込ヘッドHを取り付け
る部分の説明図(前記第1実施例の図11に相当する
図)である。
【図14】 同第2実施例の光書込装置の要部の正断面
図で、ヘッド支持体Sに光書込ヘッドHを取り付ける部
分の説明図(前記第1実施例の図12に相当する図)で
ある。
【図15】 本発明の第3実施例の光書込装置の側断面
図(前記第1実施例の図2に相当する図)である。
【図16】 同第3実施例の光書込装置の平面図であ
る。
【図17】 同第3実施例の光書込装置の斜視図であ
る。
【図18】 同第3実施例の光書込装置のヘッド位置選
択保持手段Tの説明図である。
【図19】 本発明の光書込装置の第4実施例を適用し
た複写機兼プリンタFを示す図である。
【図20】 同第4実施例の光書込装置の側面図であ
る。
【図21】 同第4実施例の光書込装置の斜視図であ
る。
【図22】 従来の光書込装置を備えた複写機の説明図
である。
【符号の説明】
H…光書込ヘッド、Q…ヘッド支持体位置調節装置、S
…ヘッド支持体、T…ヘッド位置選択保持手段、8…光
出射部材(蛍光表示管)、9…ロッドレンズアレー、1
0…感光体、10a…感光体表面、22…支持ロッド、
28a…被ガイド部材(ガイドロッド)、30…間隔調
節部材(ローラ)、42a…支持ロッドガイド孔、43a
…ガイド部材(ガイド溝)、46…付勢手段、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B41J 25/316 (72)発明者 笠尾 敦司 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 小清水 実 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 柿沼 武夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 角守 裕 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼ ロックス株式会社海老名事業所内 (56)参考文献 特開 平2−78579(JP,A) 特開 昭63−135265(JP,A) 特開 昭61−95956(JP,A) 特開 昭55−9532(JP,A) 特開 昭63−18367(JP,A) 特開 平4−168066(JP,A) 実開 昭58−103057(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/04 - 15/04 120 B41J 2/44 - 2/455 B41J 25/304 - 25/316

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後述の光書込ヘッド(H)を感光体(1
    0)の表面(10a)に垂直な方向にガイドするための
    左右一対のガイド部材(43a)および支持ロッドガイ
    ド孔(42a)を有するヘッド支持体(S)と、前記一対のガイド部材(43a)によって前記感光体表
    面(10a)に垂直な方向および感光体の幅方向にガイ
    ドされる一対の被ガイド部材(28a)および前記支持
    ロッドガイド孔(42a)を貫通して前記感光体表面
    (10a)に垂直な方向に延びる支持ロッド(22)が
    設けられて前記支持ロッド(22)により前記感光体の
    幅方向位置が規制されるとともに、 前記感光体表面(1
    0a)に静電潜像を書込むための光を出射する光出射部
    材(8)と、この光出射部材(8)から出射した光を感
    光体表面(10a)に集光するロッドレンズアレイ
    (9)と、前記感光体表面(10a)に当接して感光体
    表面(10a)および前記ロッドレンズアレイ(9)間
    の間隔を所定値に保つ間隔調節部材(30)とが設けら
    れた光書込ヘッド(H)と、 前記光書込ヘッド(H)とヘッド支持体(S)との間に
    配設されて前記光書込ヘッド(H)を前記感光体表面
    (10a)に向けて付勢する付勢手段(46)と、 を備えた光書込装置。
  2. 【請求項2】 前記光書込ヘッド(H)とヘッド支持体
    (S)との間に、前記光書込ヘッド(H)を、前記間隔
    調節部材(30)が前記感光体表面(10a)に当接す
    る使用位置または感光体表面(10a)から離れた調整
    位置に選択的に保持するヘッド位置選択保持手段(T)
    が設けられたことを特徴とする請求項1記載の光書込装
    置。
  3. 【請求項3】 前記感光体表面(10a)に対するヘッ
    ド支持体(S)の左右方向の位置を調節するヘッド支持
    体位置調節装置(Q)が設けられた請求項1または2記
    載の光書込装置。
JP14072691A 1991-05-17 1991-05-17 光書込装置 Expired - Fee Related JP2973592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14072691A JP2973592B2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 光書込装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14072691A JP2973592B2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 光書込装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04340980A JPH04340980A (ja) 1992-11-27
JP2973592B2 true JP2973592B2 (ja) 1999-11-08

Family

ID=15275282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14072691A Expired - Fee Related JP2973592B2 (ja) 1991-05-17 1991-05-17 光書込装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2973592B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5167901B2 (ja) * 2008-03-27 2013-03-21 富士ゼロックス株式会社 露光装置、画像形成装置
JP4770902B2 (ja) * 2008-09-29 2011-09-14 ブラザー工業株式会社 画像形成装置およびプロセスカートリッジ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58103057U (ja) * 1981-12-28 1983-07-13 セイコーエプソン株式会社 液晶光学弁装置の位置調整構造
JPS6195956A (ja) * 1984-10-18 1986-05-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子写真記録装置
JPS63135265A (ja) * 1986-11-28 1988-06-07 Nec Corp 電子写真記録装置の印字ヘツド取付構造
JPH0278579A (ja) * 1988-09-14 1990-03-19 Canon Inc 光プリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04340980A (ja) 1992-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0322219B1 (en) Image forming apparatus
JPH0432389B2 (ja)
US7978213B2 (en) Focus adjustment method of LED print head and image forming apparatus
JPH11227249A (ja) 画像形成装置
JP2014060492A (ja) 傾き調整機構、撮像ユニット装置、画像走査装置、画像読取装置、及び複写機
JP4967651B2 (ja) 画像形成装置
US5063409A (en) Image recording apparatus and exchanging unit used in the same
JP2973592B2 (ja) 光書込装置
JP2003280307A (ja) 画像形成装置
GB2229281A (en) "Optical scanner"
JP3789770B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US10663719B2 (en) Optical scanning device and image forming device provided with optical scanning device
US7342600B2 (en) Image forming device
JP4466323B2 (ja) 画像形成装置
JP2938175B2 (ja) 光書込み装置
JPH11187218A (ja) 走査装置
EP2006746A1 (en) Writing device
JP3443353B2 (ja) 原稿読取り装置の調整装置および方法
JP3679565B2 (ja) 書込ヘッド焦点位置調整方法及び画像形成装置
JP2599959B2 (ja) 画像形成装置
JPH0736063B2 (ja) 画像形成装置
US5506659A (en) Image density control device having an original mounting element with a vertically adjustable means
JP2528688Y2 (ja) 電子写真装置のレーザ光学系
JP3258166B2 (ja) 画像形成装置及び該装置に組込まれる露光ユニット
JPH06167755A (ja) 複写機の露光量検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070903

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees