JP2932824B2 - 磁気抵抗センサ - Google Patents

磁気抵抗センサ

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JP2932824B2
JP2932824B2 JP4075847A JP7584792A JP2932824B2 JP 2932824 B2 JP2932824 B2 JP 2932824B2 JP 4075847 A JP4075847 A JP 4075847A JP 7584792 A JP7584792 A JP 7584792A JP 2932824 B2 JP2932824 B2 JP 2932824B2
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JP
Japan
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integrated circuit
insulating film
wiring
conductor
film
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秀人 今野
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計測器,計量器などに
適用される磁気抵抗センサに係わり、特に集積回路部を
内蔵した磁気抵抗センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気抵抗センサとして
は、集積回路部と磁気抵抗素子部とが同一チップ内に形
成され、磁気抵抗素子部は下層に集積回路部を有しない
平坦な絶縁層上に形成されており、チップ平面上で集積
回路部と磁気抵抗素子部とが並存して構成されていた。
【0003】図3は磁気抵抗センサの構成を示す要部平
面図である。同図において、1はSi基板、2は集積回
路、3は導体配線、4は集積回路2と導体配線3とを電
気的に接続する接続パッド、5は磁気抵抗素子部を構成
するNi−Fe薄膜などからなる強磁性体薄膜、7は強
磁性体薄膜5の電極端子である。なお、図中、破線で示
す領域部分は集積回路部の形成領域を示している。
【0004】なお、この種の磁気抵抗センサの構成は、
例えば特願平2−65350号,特願平2−19764
9号あるいはJ.APPI.Phys.68(8),1
5,April,1991.などにおいて提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気抵抗センサは、同一チップ上で集積回路部と磁気抵
抗素子部とが並存して形成されているため、集積回路チ
ップが小型化できないという問題があった。
【0006】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、信
頼性の高い配線を可能とし、集積回路チップの小型化を
実現可能とした磁気抵抗センサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、半導体基板内に形成されかつ電極配
線を含む集積回路部と、集積回路部を含む半導体基板上
に形成された絶縁膜と、集積回路部と隣接する半導体基
板の領域上に絶縁膜を介して形成された磁気抵抗素子部
と、集積回路部上に絶縁膜を介して形成されかつ磁気抵
抗素子部に接続された導体配線と、絶縁膜に形成されか
つ導体配線を電極配線に接続する接続パッドとを備え、
導体配線の膜厚は、電極配線の膜厚よりも1.3倍以上
厚く形成されるものである。
【0008】
【作用】本発明においては、導体配線を集積回路部上に
形成することによって半導体基板上に形成する必要がな
くなり、集積回路チップの形状が小さくてすむ。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明による磁気抵抗センサの一実施
例による構成を示す平面図であるり、前述の図と同一部
分には同一符号を付してある。同図において、Si基板
1の内部にはバイポーラ型またはMOS型の集積回路2
が形成され、この集積回路2の上面には、Si−Nから
なる絶縁膜が形成されており、この絶縁膜上にはNi−
Fe薄膜とAu薄膜との積層膜からなる導体配線3Aが
形成されている。
【0010】図2は図1の要部拡大断面図を示したもの
である。同図において、Si基板1内には、拡散層1
a,P層1b,N層1cおよびAlからなる電極配線層
1dが形成されて集積回路2が構成されており、この集
積回路2上には接続パッド4を除く部分にSi−Nから
なる絶縁膜8が形成され、この集積回路2上の絶縁膜8
上には電極配線層1dに近接してこの電極配線層1dよ
りも膜厚の厚い導体配線3Aが例えば蒸着などにより形
成されている。集積回路2の電極配線層1dは接続パッ
ド4により導体配線3Aと接続されている。この導体配
線3AはNi−Fe薄膜31 を形成し、さらにこのNi
−Fe薄膜31上に引き続きAu薄膜32を積層して形成
されている。さらにこの導体配線3A上には表面保護膜
9が形成されている。
【0011】なお、この場合、電極配線層1dの膜厚を
とし、導体配線3Aの膜厚をTとしたとき、T
≧1.3Tの関係を持たせて導体配線3Aの膜厚が設
定されている。例えばT=0.8μmとした場合、導
体配線3Aの膜厚は、T≧1.04μmに設定され
る。
【0012】また、Si基板1上の磁気抵抗素子形成領
域上の絶縁膜8上には、真空蒸着あるいはスパッタリン
グなどにより磁気抵抗素子としての強磁性体薄膜5が形
成されており、図示されないが、この強磁性体薄膜5の
下層には予め100〜150Å程度の膜厚のCr膜が形
成され、絶縁膜8との密着強度を保持させている。
た、強磁性体薄膜5は図1に示すように導体配線3Aと
接続されている。
【0013】このような構成において、集積回路2上に
導体配線3Aが形成される構成となるため、図3に示し
たSi基板1上の導体配線3が形成された部分の縦方向
寸法lの部分を小さくすることができ、Si基板1の形
状を小型化できる。
【0014】また、このような構成において、集積回路
2上に導体配線3Aを形成する際、Alからなる配線層
1dとAu薄膜32 との間にNi−Fe膜31 を中間層
として配置されることから、直接接触することなく、パ
ープルプレインなどの現象は発生せず、接続パッド4に
おいて良好なコンタクトが形成できる。
【0015】また、このような構成において、電極配線
層1dの膜厚T,導体配線3Aの膜厚Tの関係をT
≧1.3Tに設定したことによってステップカバー
レッジなど接続点の問題もなくなり、安定的に磁気抵抗
センサを製造することができる。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
集積回路部上に絶縁膜を介して導体配線を設け、この導
体配線の膜厚を集積回路部の電極配線の膜厚よりも1.
3倍以上厚く形成したことにより、従来に比較して集積
回路チップの形状を小さくできるので、集積回路部を内
蔵した磁気抵抗センサを小型に構成できるなどの極めて
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気抵抗センサの一実施例による
構成を示す平面図である。
【図2】図1に示す磁気抵抗センサの要部拡大断面図で
ある。
【図3】従来の磁気抵抗センサの構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 Si基板 1a 拡散層 1b P層 1c N層 1d 電極配線層 2 集積回路 3A 導体配線 31 Ni−Fe膜 32 Au膜 4 接続パッド 5 強磁性体薄 電極端子 8 絶縁膜 9 表面保護膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板内に形成されかつ電極配線を
    含む集積回路部と、 前記集積回路部を含む前記半導体基板上に形成された絶
    縁膜と、 前記集積回路部と隣接する前記半導体基板の領域上に前
    記絶縁膜を介して形成された磁気抵抗素子部と、 前記集積回路部上に前記絶縁膜を介して形成されかつ前
    記磁気抵抗素子部に接続された導体配線と 前記絶縁膜に形成されかつ前記導体配線を前記電極配線
    に接続する接続パッドと を備え、 前記導体配線の膜厚は、前記電極配線の膜厚よりも1.
    3倍以上厚く形成されることを特徴とする磁気抵抗セン
    サ。
JP4075847A 1992-02-28 1992-02-28 磁気抵抗センサ Expired - Lifetime JP2932824B2 (ja)

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JPH05243637A JPH05243637A (ja) 1993-09-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62130540A (ja) * 1985-12-02 1987-06-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体装置
JP2993017B2 (ja) * 1989-11-14 1999-12-20 ティーディーケイ株式会社 磁気検出装置

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