JPH05243637A - 磁気抵抗センサ - Google Patents
磁気抵抗センサInfo
- Publication number
- JPH05243637A JPH05243637A JP4075847A JP7584792A JPH05243637A JP H05243637 A JPH05243637 A JP H05243637A JP 4075847 A JP4075847 A JP 4075847A JP 7584792 A JP7584792 A JP 7584792A JP H05243637 A JPH05243637 A JP H05243637A
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- Japan
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- integrated circuit
- conductor wiring
- wiring
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 信頼性の高い配線を可能とし、集積回路チッ
プの小型化を実現可能とする。 【構成】 Si基板1上に形成された集積回路2上に絶
縁膜を介して導体配線3Aを形成し、この導体配線3A
は集積回路2の電極配線の近傍に形成するとともにこの
導体配線3Aの膜厚が集積回路2の電極配線の膜厚より
も大きく形成した。
プの小型化を実現可能とする。 【構成】 Si基板1上に形成された集積回路2上に絶
縁膜を介して導体配線3Aを形成し、この導体配線3A
は集積回路2の電極配線の近傍に形成するとともにこの
導体配線3Aの膜厚が集積回路2の電極配線の膜厚より
も大きく形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計測器,計量器などに
適用される磁気抵抗センサに係わり、特に集積回路部を
内蔵した磁気抵抗センサに関するものである。
適用される磁気抵抗センサに係わり、特に集積回路部を
内蔵した磁気抵抗センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の磁気抵抗センサとして
は、集積回路部と磁気抵抗素子部とが同一チップ内に形
成され、磁気抵抗素子部は下層に集積回路部を有しない
平坦な絶縁層上に形成されており、チップ平面上で集積
回路部と磁気抵抗素子部とが並存して構成されていた。
は、集積回路部と磁気抵抗素子部とが同一チップ内に形
成され、磁気抵抗素子部は下層に集積回路部を有しない
平坦な絶縁層上に形成されており、チップ平面上で集積
回路部と磁気抵抗素子部とが並存して構成されていた。
【0003】図3は磁気抵抗センサの構成を示す要部平
面図である。同図において、1はSi基板、2は集積回
路、3は導体配線、4は集積回路2と導体配線3とを電
気的に接続する接続パッド、5は磁気抵抗素子部を構成
するNi−Fe薄膜などからなる強磁性体薄膜、6は導
体配線3と強磁性体薄膜5とを電気的に接続する接続パ
ッド、7は強磁性体薄膜5の電極端子である。なお、図
中、破線で示す領域部分は集積回路部の形成領域を示し
ている。
面図である。同図において、1はSi基板、2は集積回
路、3は導体配線、4は集積回路2と導体配線3とを電
気的に接続する接続パッド、5は磁気抵抗素子部を構成
するNi−Fe薄膜などからなる強磁性体薄膜、6は導
体配線3と強磁性体薄膜5とを電気的に接続する接続パ
ッド、7は強磁性体薄膜5の電極端子である。なお、図
中、破線で示す領域部分は集積回路部の形成領域を示し
ている。
【0004】なお、この種の磁気抵抗センサの構成は、
例えば特願平2−65350号,特願平2−19764
9号あるいはJ.APPI.Phys.68(8),1
5,April,1991.などにおいて提案されてい
る。
例えば特願平2−65350号,特願平2−19764
9号あるいはJ.APPI.Phys.68(8),1
5,April,1991.などにおいて提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気抵抗センサは、同一チップ上で集積回路部と磁気抵
抗素子部とが並存して形成されているため、集積回路チ
ップが小型化できないという問題があった。
磁気抵抗センサは、同一チップ上で集積回路部と磁気抵
抗素子部とが並存して形成されているため、集積回路チ
ップが小型化できないという問題があった。
【0006】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、信
頼性の高い配線を可能とし、集積回路チップの小型化を
実現可能とした磁気抵抗センサを提供することにある。
を解決するためになされたものであり、その目的は、信
頼性の高い配線を可能とし、集積回路チップの小型化を
実現可能とした磁気抵抗センサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、半導体基板に形成された集積回路部
上に絶縁膜を介して導体配線を形成し、かつこの導体配
線は集積回路部の電極配線近傍に形成されるとともにこ
の導体配線の膜厚が集積回路部の電極配線の膜厚よりも
大きく形成したものである。
るために本発明は、半導体基板に形成された集積回路部
上に絶縁膜を介して導体配線を形成し、かつこの導体配
線は集積回路部の電極配線近傍に形成されるとともにこ
の導体配線の膜厚が集積回路部の電極配線の膜厚よりも
大きく形成したものである。
【0008】
【作用】本発明においては、導体配線を集積回路部上に
形成することによって半導体基板上に形成する必要がな
くなり、集積回路チップの形状が小さくてすむ。
形成することによって半導体基板上に形成する必要がな
くなり、集積回路チップの形状が小さくてすむ。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明による磁気抵抗センサの一実施
例による構成を示す平面図であるり、前述の図と同一部
分には同一符号を付してある。同図において、Si基板
1の内部にはバイポーラ型またはMOS型の集積回路2
が形成され、この集積回路2の上面には、Si−Nから
なる絶縁膜が形成されており、この絶縁膜上にはNi−
Fe薄膜とAu薄膜との積層膜からなる導体配線3Aが
形成されている。
説明する。図1は本発明による磁気抵抗センサの一実施
例による構成を示す平面図であるり、前述の図と同一部
分には同一符号を付してある。同図において、Si基板
1の内部にはバイポーラ型またはMOS型の集積回路2
が形成され、この集積回路2の上面には、Si−Nから
なる絶縁膜が形成されており、この絶縁膜上にはNi−
Fe薄膜とAu薄膜との積層膜からなる導体配線3Aが
形成されている。
【0010】図2は図1の要部拡大断面図を示したもの
である。同図において、Si基板1内には、拡散層1
a,P層1b,N層1cおよびAlからなる電極配線層
1dが形成されて集積回路2が構成されており、この集
積回路2上には接続パッド4,6を除く部分にSi−N
からなる絶縁膜8が形成され、この集積回路2上の絶縁
膜8上には電極配線層1dに近接してこの電極配線層1
dよりも膜厚の厚い導体配線3Aが例えば蒸着などによ
り形成されている。この導体配線3AはNi−Fe薄膜
31 を形成し、さらにこのNi−Fe薄膜31上に引き
続きAu薄膜32を積層して形成されている。さらにこ
の導体配線3A上には表面保護膜9が形成されている。
である。同図において、Si基板1内には、拡散層1
a,P層1b,N層1cおよびAlからなる電極配線層
1dが形成されて集積回路2が構成されており、この集
積回路2上には接続パッド4,6を除く部分にSi−N
からなる絶縁膜8が形成され、この集積回路2上の絶縁
膜8上には電極配線層1dに近接してこの電極配線層1
dよりも膜厚の厚い導体配線3Aが例えば蒸着などによ
り形成されている。この導体配線3AはNi−Fe薄膜
31 を形成し、さらにこのNi−Fe薄膜31上に引き
続きAu薄膜32を積層して形成されている。さらにこ
の導体配線3A上には表面保護膜9が形成されている。
【0011】なお、この場合、電極配線層1dの膜厚を
T1 とし、導体配線3Aの膜厚をT2 としたとき、T2
>1.3T1 の関係を持たせて導体配線3Aの膜厚が設
定されている。例えばT1 =0.8μmとした場合、導
体配線3Aの膜厚は、T2 ≧1.04μmに設定され
る。
T1 とし、導体配線3Aの膜厚をT2 としたとき、T2
>1.3T1 の関係を持たせて導体配線3Aの膜厚が設
定されている。例えばT1 =0.8μmとした場合、導
体配線3Aの膜厚は、T2 ≧1.04μmに設定され
る。
【0012】また、Si基板1上の磁気抵抗素子形成領
域上の絶縁膜8上には、真空蒸着あるいはスパッタリン
グなどにより磁気抵抗素子としての強磁性体薄膜5が形
成されており、図示されないが、このこの強磁性体薄膜
5の下層には予め100〜150Å程度の膜厚のCr膜
が形成され、絶縁膜8との密着強度を保持させている。
域上の絶縁膜8上には、真空蒸着あるいはスパッタリン
グなどにより磁気抵抗素子としての強磁性体薄膜5が形
成されており、図示されないが、このこの強磁性体薄膜
5の下層には予め100〜150Å程度の膜厚のCr膜
が形成され、絶縁膜8との密着強度を保持させている。
【0013】このような構成において、集積回路2上に
導体配線3Aが形成される構成となるため、図3に示し
たSi基板1上の導体配線3が形成された部分の縦方向
寸法lの部分を小さくすることができ、Si基板1の形
状を小型化できる。
導体配線3Aが形成される構成となるため、図3に示し
たSi基板1上の導体配線3が形成された部分の縦方向
寸法lの部分を小さくすることができ、Si基板1の形
状を小型化できる。
【0014】また、このような構成において、集積回路
2上に導体配線3Aを形成する際、Alからなる配線層
1dとAu薄膜32 との間にNi−Fe膜31 を中間層
として配置されることから、直接接触することなく、パ
ープルプレインなどの現象は発生せず、接続パッド4,
6において良好なコンタクトが形成できる。
2上に導体配線3Aを形成する際、Alからなる配線層
1dとAu薄膜32 との間にNi−Fe膜31 を中間層
として配置されることから、直接接触することなく、パ
ープルプレインなどの現象は発生せず、接続パッド4,
6において良好なコンタクトが形成できる。
【0015】また、このような構成において、電極配線
層1dの膜厚T1 ,導体配線3Aの膜厚T2 の関係をT
2 >1.3T1 に設定したことによってステップカバー
レッジなど接続点の問題もなくなり、安定的に磁気抵抗
センサを製造することができる。
層1dの膜厚T1 ,導体配線3Aの膜厚T2 の関係をT
2 >1.3T1 に設定したことによってステップカバー
レッジなど接続点の問題もなくなり、安定的に磁気抵抗
センサを製造することができる。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
集積回路部内に絶縁膜を介して導体配線を設け、この導
体配線は集積回路部の電極配線近傍に形成されるととも
に導体配線の膜厚を集積回路部の電極配線の膜厚よりも
大きく形成したことたことにより、従来に比較して集積
回路チップの形状を小さくできるので、集積回路部を内
蔵した磁気抵抗センサを小型に構成できるなどの極めて
優れた効果が得られる。
集積回路部内に絶縁膜を介して導体配線を設け、この導
体配線は集積回路部の電極配線近傍に形成されるととも
に導体配線の膜厚を集積回路部の電極配線の膜厚よりも
大きく形成したことたことにより、従来に比較して集積
回路チップの形状を小さくできるので、集積回路部を内
蔵した磁気抵抗センサを小型に構成できるなどの極めて
優れた効果が得られる。
【図1】本発明による磁気抵抗センサの一実施例による
構成を示す平面図である。
構成を示す平面図である。
【図2】図1に示す磁気抵抗センサの要部拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】従来の磁気抵抗センサの構成を示す断面図であ
る。
る。
1 Si基板 1a 拡散層 1b P層 1c N層 1d 電極配線層 2 集積回路 3A 導体配線 31 Ni−Fe膜 32 Au膜 4 接続パッド 5 強磁性体薄膜 6 接続パッド 7 電極端子 8 絶縁膜 9 表面保護膜
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上に集積回路部および磁気抵
抗素子部が形成された磁気抵抗センサにおいて、前記集
積回路部上に絶縁膜を介して導体配線が形成され、かつ
前記導体配線は集積回路部の電極配線近傍に形成される
とともに前記導体配線の膜厚が集積回路部の電極配線の
膜厚よりも大きく形成したことを特徴とする磁気抵抗セ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4075847A JP2932824B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁気抵抗センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4075847A JP2932824B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁気抵抗センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05243637A true JPH05243637A (ja) | 1993-09-21 |
JP2932824B2 JP2932824B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=13588019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4075847A Expired - Lifetime JP2932824B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁気抵抗センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2932824B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62130540A (ja) * | 1985-12-02 | 1987-06-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体装置 |
JPH03156391A (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-04 | Tdk Corp | 磁気検出装置 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4075847A patent/JP2932824B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62130540A (ja) * | 1985-12-02 | 1987-06-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体装置 |
JPH03156391A (ja) * | 1989-11-14 | 1991-07-04 | Tdk Corp | 磁気検出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2932824B2 (ja) | 1999-08-09 |
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