JPS6112593Y2 - - Google Patents

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JPS6112593Y2
JPS6112593Y2 JP1975125136U JP12513675U JPS6112593Y2 JP S6112593 Y2 JPS6112593 Y2 JP S6112593Y2 JP 1975125136 U JP1975125136 U JP 1975125136U JP 12513675 U JP12513675 U JP 12513675U JP S6112593 Y2 JPS6112593 Y2 JP S6112593Y2
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thin film
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film
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conductive thin
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘツドに関す
るものである。
従来のこの種の磁気ヘツドの一例を第1図と第
2図に示す。
この磁気ヘツドにおいては、基板1上に(第1
図ではz方向に)Al,Cu,Ag,Auなどからなる
導電性薄膜2が形成され、続いて少なくとも外部
との第1接続端子部2a,2a′を残してSiO,
SiO2,MgFなどの絶縁性薄膜3が導電性薄膜2
上に形成されている(第1図では省略してい
る)。さらに、絶縁性膜3の上部(第1図ではz
方向)に、Fe−Ni系、Ni−Co系、Fe−Si−Al系
などの、磁気抵抗効果を有する磁性薄膜からなら
るMR素子4、ならびにMR素子4と電気的に接
合され、MR素子4に電流を流すために配された
Al,Cu,Ag,Fe−Ni系,Ni−Co系,Fe−Si−
Al系などの導電性材料からなる電流導入部膜4
d,4d′の基板面上への投影領域と導電性薄膜2
の基板面上への投影領域が少くとも一箇所で交差
する(第1図ではC部分)ように形成されてい
る。なお、第1図ではMR素子4と電流導入部膜
4d,4d′が同一材料で構成されている。続いて
電流導入部膜4d,4d′とMR素子4との接合部
から離れ、電流導入部膜4d,4d′の端部に位置
する第二外部接続部4a,4a′において、リード
線4b,4b′がワイヤボンド技術を用いて接続さ
れている。
このような構造の磁気ヘツドにおいて、MR素
子4に直流定電流を流し、記録媒体(第1図では
省略している)から発する記録信号aに伴なう磁
束φがMR素子4中に流れると、たとえば第3図
に示したような出力電圧Eがリード線4b,4
b′間に生じる。一般に出力電圧Eと磁界の強さH
の関係は非直線の関係にある。そのダイナミツク
レンジをできるだけ広くするために、第1外部接
続部2a,2a′に接続されているリード線2b,
2b′を通して直流電流を流し、所要の直流バイア
ス磁界Hbを発生させて、動作点をP点に移動さ
せることにより、記録信号aを出力信号bのよう
に取り出している。なお、第3図中のμとはMR
素子の透磁率を示す。
ここで、導電性薄膜2の基板面上への投影領域
と、MR素子4ならびにそれへの電流導入部膜4
d,4d′の投影領域とが少なくとも一箇所で交差
すると、第2図に示されるように段差が生じてい
るC部分上にMR素子4がその電流導入部膜4
d,4d′が形成されているために、この段差部に
おいてMR素子4あるいはその電流導入部膜4
d,4d′が断線する可能性がある。さらに、MR
素子4の電流導入部膜4d,4d′の部分において
は、導電性薄膜2と重なつていないため、それを
流れる電流による直流バイアス磁界が印加され
ず、そのため次のような不都合が生じる。すなわ
ち、電流導入部膜4d,4d′にも記録信号による
磁束の一部が流れる。上述のようにこの部分4
d,4d′には直流バイアス磁界が印加されていな
いため、電流導入部膜4d,4d′における出力電
圧は記録信号の逓倍波成分であり、これが出力電
圧Eに対して雑音成分となる。
本考案はこのような構造上、特性上の問題点を
解決した磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘツドを提供す
ることを目的とするものである。すなわち、基板
上に、その面への磁気抵抗効果素子薄膜の投影領
域がバイアス印加用導電性薄膜の投影領域に含ま
れ、かつ前者の面積が後者のよれよれよりも小さ
くなるように、上記二つの薄膜を積層形成するこ
とによつて、薄膜の段差部分をなくして、この部
分での断線事故をなくすとともに、磁気抵抗効果
素子薄膜全体に直流バイアス磁界を印加して雑音
成分の発生を効果的に抑制したものである。
以下、本考案の実施例の磁気ヘツドにつき、図
面を用いて説明する。なお、第1図および第2図
に示した従来の磁気ヘツドと対応する部分には、
同じ符号を付している。
第4図は本考案の一実施例の要部斜視図であ
り、第5図はその平面図、第6図と第7図はそれ
ぞれ第4図のB−B′断面図、D−D′断面図であ
る。
この磁気ヘツドにおいては、基板1上にAl,
Cu,AgあるいはAuなどからなる導電性薄膜2が
形成され、続いて少なくとも外部との第1接続端
子2a,2a′を残してSiO,SiO2あるいはMgFな
どの絶縁性薄膜3(第4図では省略している)を
導電性薄膜2上に形成した後、絶縁性薄膜3の上
部に、Fe−Ni系、Ni−Co系あるいはFe−Si−Al
系などの磁気抵抗効果を有する、磁性薄膜からな
るMR素子4、ならびにMR素子4と電気的に接
合され、MR素子4に電流を流すための、Al,
Cu,Ag,Au,Fe−Ni系、Ni−Co系、あるいは
Fe−Si−Al系などの導電性材料からなる電流導
入部膜4d,4d′が形成されている。ここでもつ
とも特徴的なことは、MR素子4とその電流導入
部膜4d,4d′の基板面(第4図ではx−y面)
上への投影領域が、導電性薄膜2の基板面(第4
図ではx−y面)上への投影領域内に全て含まれ
るよう、導電性薄膜2、MR素子4ならびにその
電流導入部膜4d,4d′が形成されていることで
ある。電流導入部膜4d,4d′と、MR素子4と
の接合部から離れた、電流導入部膜4d,4d′の
端部に位置する第2接続端子部4a,4a′に、リ
ード線4b,4b′がワイヤボンド技術により接続
されている。このリード線4b,4b′からMR素
子4に直流定電流を流し、記録媒体(第4図では
略されている)から発する記録信号による磁束Φ
をMR素子4中に流すと、記録信号による出力電
圧Eが生じる。なお、MR素子4に印加されるバ
イアス直流磁界Hbは、第1接続端子部2a,2
a′に接続されたリード線2b,2b′を通して、導
電性薄膜2に直流電流を流すことによつて印加さ
れるものである。
この実施例の磁気ヘツドでは、前述したよう
に、導電性薄膜2の基板面上への投影領域内に
MR素子4とその電流導入部膜4d,4d′の投影
領域が全て含まれるように形成されているため
に、第4図のB−B′断面、D−D′断面を示した
第6図および第7図に示されるように、段差が生
じているところにはMR素子4とその電流導入部
膜4d,4d′が形成されていない。したがつて、
MR素子4および電流導入部膜4d,4d′の断線
が実質的になくなり、磁気ヘツドの製造にあたつ
ての歩留りの向上、磁気ヘツドとしての動作の安
定化を十分はかることができる。
さらに、たとえば導電性薄膜2にその接続端子
部2aより同2a′の方向へ一定の直流電流を流し
たとすると、MR素子4の電流導入部膜4d,4
d′に対して、その間の部分から上方へ、そして外
側へ分かれ、さらにそれぞれの背面側へと回りこ
むよう磁束が流れる。したがつて、これら電流導
入部膜4d,4d′の部分に記録信号による磁界が
作用すると、それによつて電流導入部膜4d,4
d′の部分において生じる出力電圧は互いに逆極性
でかつ第3図の波形bと同様の波形をしており、
これらはMR素子4の端子間すなわち接続端子部
4a,4a′間においては相殺され、出力信号中に
雑音信号として混入することが防止される。
次に、本考案の他の実施例の磁気ヘツドについ
て説明する。
磁気ヘツドを製造した段階で、第8図に示すよ
うにMR素子4ならびに電流導入部膜4d,4
d′の基板面への投影領域が導電性薄膜2の投影領
域と交差し、そのE−E′断面図である第10図
に示すように、段差部C上にMR素子もしくは電
流導入部膜4d,4d′が形成されていても、磁気
ヘツドが記録媒体と当接あるいは近傍する面まで
ラツピングして(第8図のG−G′線までラツピ
ングとする)、第9図に示すように仕上げる。
このようにMR素子4ならびに電流導入部膜4
d,4d′の基板面への投影領域が導電性薄膜2の
投影領域内に全て含まれるようにした磁気ヘツド
も、本考案の趣旨を十分はたすことができる。
以上説明したように、本考案の磁気ヘツドにお
いては、バイアス印加用導電性薄膜と磁気抵抗効
果素子薄膜とを、前者の基板面への投影領域に後
者のそれが含まれ、かつ前者の面積よりも後者の
それが狭いという関係になるよう、前記基板上に
順次積層しているので、次のとおりの効果が得ら
れる。すなわち、磁気抵抗効果素子膜が段差部上
に形成されることがないので、断線を生じるおそ
れがない。そのため、この磁気抵抗効果素子膜を
薄くすることができ、それによつて電流密度を高
めることができるので、より出力を増大させるこ
とができるだけでなく、磁気抵抗効果素子膜の反
磁界を減ずることができる。さらにまた、磁気抵
抗効果素子膜全体に直流バイアス磁界が印加され
るため、外部磁束が流れてもそれに応じた出力を
発生し、従来品のように周波数の逓倍成分からな
る雑音を生じるというおそれは実質的になくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘツド
の一例の要部を示す斜視図、第2図は第1図のA
−A′断面図、第3図は磁気抵抗効果型磁気ヘツ
ドの出力電圧Eと磁界の強さHとの関係を示す
図、第4図は本考案の一実施例の磁気抵抗効果型
膜磁気ヘツドの要部を示す斜視図、第5図は第4
図の平面図、第6図は第4図のB−B′断面図、第
7図は第4図のD−D′断面図、第8図は本考案
の他の実施例の要部を示す図、第9図は第8図に
示した磁気ヘツドの加工後の状態を示す平面図、
第10図は第8図のE−E′断面図である。 1……基板、2……導電性薄膜、2a,2a′…
…第1外部接続部、3……絶縁性薄膜、4……
MR素子、4d,4b′……電流導入部膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板上にバイアス印加用導電性薄膜と磁気抵抗
    効果素子薄膜及びその磁気抵抗効果素子薄膜の電
    流を流すためめの電流導入部膜とが積層されてお
    り、前記磁気抵抗効果素子薄膜及び電流導入部膜
    の前記基板面への投影領域が前記バイアス印加用
    導電性薄膜の前記基板面への投影領域に含まれ、
    かつ前記磁気抵抗効果素子薄膜の面積が前記バイ
    アス印加用導電性薄膜の面積よりも狭いことを特
    徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘツド。
JP1975125136U 1975-09-10 1975-09-10 Expired JPS6112593Y2 (ja)

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JP1975125136U JPS6112593Y2 (ja) 1975-09-10 1975-09-10

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Publication Number Publication Date
JPS5239117U JPS5239117U (ja) 1977-03-19
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5093127A (ja) * 1973-12-12 1975-07-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5093127A (ja) * 1973-12-12 1975-07-25

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JPS5239117U (ja) 1977-03-19

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