JPH07106514A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
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- JPH07106514A JPH07106514A JP25088593A JP25088593A JPH07106514A JP H07106514 A JPH07106514 A JP H07106514A JP 25088593 A JP25088593 A JP 25088593A JP 25088593 A JP25088593 A JP 25088593A JP H07106514 A JPH07106514 A JP H07106514A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な特性を有するインダクタが形成された
半導体集積回路装置を提供する。 【構成】 インダクタ10を半導体基板11の上方に絶
縁膜12及び第1、第2の層間絶縁膜14,17を介し
て複数層に成層した第1、第2の螺旋状金属配線層1
6,20によって構成されており、半導体基板11に対
向する第1、第2の螺旋状金属配線層16,20を微細
なものとして静電容量による損失を少なくしても、第
1、第2の螺旋状金属配線層16,20が複数層である
ため電気抵抗は大きくならない。このため静電容量によ
る損失が減少でき、電気抵抗によるQファクタの低下等
もなく、良好な特性を有するインダクタ10が形成され
る。
半導体集積回路装置を提供する。 【構成】 インダクタ10を半導体基板11の上方に絶
縁膜12及び第1、第2の層間絶縁膜14,17を介し
て複数層に成層した第1、第2の螺旋状金属配線層1
6,20によって構成されており、半導体基板11に対
向する第1、第2の螺旋状金属配線層16,20を微細
なものとして静電容量による損失を少なくしても、第
1、第2の螺旋状金属配線層16,20が複数層である
ため電気抵抗は大きくならない。このため静電容量によ
る損失が減少でき、電気抵抗によるQファクタの低下等
もなく、良好な特性を有するインダクタ10が形成され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一の半導体基板上に
トランジスタとインダクタ等の回路素子を形成してな
る、特に高Qファクタのインダクタが得られる半導体集
積回路装置に関する。
トランジスタとインダクタ等の回路素子を形成してな
る、特に高Qファクタのインダクタが得られる半導体集
積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同一のセラミック基板やガリウム
−ひ素基板等の上に、板面に平行な螺旋状の金属配線層
パターンによってプレーナ型インダクタを形成すること
が行われてきたが、最近、このようなインダクタ等の回
路素子をトランジスタと共に同一の半導体基板上に設け
て構成する半導体集積回路装置の開発検討が成されてい
る。
−ひ素基板等の上に、板面に平行な螺旋状の金属配線層
パターンによってプレーナ型インダクタを形成すること
が行われてきたが、最近、このようなインダクタ等の回
路素子をトランジスタと共に同一の半導体基板上に設け
て構成する半導体集積回路装置の開発検討が成されてい
る。
【0003】以下、従来例について図5及び図6を参照
して説明する。図5は要部平面図であり、図6は図5に
おけるA−A矢方向視の部分拡大断面図である。
して説明する。図5は要部平面図であり、図6は図5に
おけるA−A矢方向視の部分拡大断面図である。
【0004】図において、1はシリコン(Si)で形成
された半導体基板で、この半導体基板1上に図示しない
トランジスタや回路素子が、それぞれ同じ製造工程の中
で形成される。2は半導体基板1上に形成された絶縁膜
であり、3は絶縁膜2上に形成された金属配線層でなる
片方側の引出線であり、4は絶縁膜2及び片方側の引出
線3上に形成された層間絶縁膜である。
された半導体基板で、この半導体基板1上に図示しない
トランジスタや回路素子が、それぞれ同じ製造工程の中
で形成される。2は半導体基板1上に形成された絶縁膜
であり、3は絶縁膜2上に形成された金属配線層でなる
片方側の引出線であり、4は絶縁膜2及び片方側の引出
線3上に形成された層間絶縁膜である。
【0005】また、5は層間絶縁膜4上に形成された螺
旋状金属配線層で、これによってインダクタが構成され
る。6は螺旋状金属配線層5の最外端部に連設する他方
側の引出線であり、7は螺旋状金属配線層5の中心側端
部と片方側の引出線3とを接続するヴィアホールであ
る。
旋状金属配線層で、これによってインダクタが構成され
る。6は螺旋状金属配線層5の最外端部に連設する他方
側の引出線であり、7は螺旋状金属配線層5の中心側端
部と片方側の引出線3とを接続するヴィアホールであ
る。
【0006】このように構成されたものでは、半導体基
板1上に絶縁膜2を介して螺旋状金属配線層5が形成さ
れているため、半導体基板1に対向する螺旋状金属配線
層5の対向面の面積に伴う静電容量成分が、螺旋状金属
配線層5によって形成されるインダクタの損失として大
きく作用する。特に、周波数が数GHzの高周波で使用
するものにおいては無視できないものとなっている。
板1上に絶縁膜2を介して螺旋状金属配線層5が形成さ
れているため、半導体基板1に対向する螺旋状金属配線
層5の対向面の面積に伴う静電容量成分が、螺旋状金属
配線層5によって形成されるインダクタの損失として大
きく作用する。特に、周波数が数GHzの高周波で使用
するものにおいては無視できないものとなっている。
【0007】このため、静電容量成分による損失を少な
くして十分なインダクタンスが得られるよう、螺旋状金
属配線層5のパターンを微細化して半導体基板1に対向
する螺旋状金属配線層5の対向面の面積を少ないものと
する必要がある。
くして十分なインダクタンスが得られるよう、螺旋状金
属配線層5のパターンを微細化して半導体基板1に対向
する螺旋状金属配線層5の対向面の面積を少ないものと
する必要がある。
【0008】しかしながら、上記の各金属配線層3,5
は、同じ半導体基板1上に形成されるトランジスタや他
の回路素子と同じ工程で形成されるので、層厚が1μm
以下程度であり、微細化した場合には螺旋状金属配線層
5は大きな電気抵抗を持つようになり、インダクタのQ
ファクタが小さいものとなってしまう。
は、同じ半導体基板1上に形成されるトランジスタや他
の回路素子と同じ工程で形成されるので、層厚が1μm
以下程度であり、微細化した場合には螺旋状金属配線層
5は大きな電気抵抗を持つようになり、インダクタのQ
ファクタが小さいものとなってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、半導体
基板上にトランジスタ等と共にインダクタを形成する場
合、半導体基板と螺旋状金属配線層との間の静電容量に
よる損失や、この損失を少なくするための螺旋状金属配
線の微細化では電気抵抗によるQファクタの低下等の問
題がある。このような状況に鑑みて本発明はなされたも
ので、その目的とするところは静電容量による損失が減
少でき、電気抵抗によるQファクタの低下等もなく、良
好な特性を有するインダクタが形成された半導体集積回
路装置を提供することにある。
基板上にトランジスタ等と共にインダクタを形成する場
合、半導体基板と螺旋状金属配線層との間の静電容量に
よる損失や、この損失を少なくするための螺旋状金属配
線の微細化では電気抵抗によるQファクタの低下等の問
題がある。このような状況に鑑みて本発明はなされたも
ので、その目的とするところは静電容量による損失が減
少でき、電気抵抗によるQファクタの低下等もなく、良
好な特性を有するインダクタが形成された半導体集積回
路装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置は、半導体基板上に絶縁膜を介して螺旋状金属配線
層でなるインダクタを設けた半導体集積回路装置におい
て、インダクタが螺旋状金属配線層を複数層に成層して
なるものであることを特徴とするものであり、また、複
数層の螺旋状金属配線層が各々同一の形状を有するもの
であり且つ半導体基板の同位置の垂直上方に成層されて
いるものであることを特徴とするものである。
装置は、半導体基板上に絶縁膜を介して螺旋状金属配線
層でなるインダクタを設けた半導体集積回路装置におい
て、インダクタが螺旋状金属配線層を複数層に成層して
なるものであることを特徴とするものであり、また、複
数層の螺旋状金属配線層が各々同一の形状を有するもの
であり且つ半導体基板の同位置の垂直上方に成層されて
いるものであることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上記のように構成された半導体集積回路装置
は、インダクタを半導体基板の上法に絶縁膜を介して複
数層に成層した螺旋状金属配線層によって構成されてお
り、半導体基板に対向する螺旋状金属配線層を微細なも
のとして静電容量による損失を少なくしても、螺旋状金
属配線層が複数層であるため電気抵抗は大きくならな
い。このため静電容量による損失が減少でき、電気抵抗
によるQファクタの低下等もなく、良好な特性を有する
インダクタが形成される。
は、インダクタを半導体基板の上法に絶縁膜を介して複
数層に成層した螺旋状金属配線層によって構成されてお
り、半導体基板に対向する螺旋状金属配線層を微細なも
のとして静電容量による損失を少なくしても、螺旋状金
属配線層が複数層であるため電気抵抗は大きくならな
い。このため静電容量による損失が減少でき、電気抵抗
によるQファクタの低下等もなく、良好な特性を有する
インダクタが形成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。各実施例はプレーナ型のインダクタを有する半導
体集積回路装置で、要部であるインダクタについて図面
を参照して説明する。
する。各実施例はプレーナ型のインダクタを有する半導
体集積回路装置で、要部であるインダクタについて図面
を参照して説明する。
【0013】先ず、第1の実施例を図1乃至図2により
説明する。図1は要部平面図であり、図2は部分拡大断
面図で、図2(a)は図1のB−B矢方向視の部分拡大
断面図であり、図2(b)は図1のC−C矢方向視の部
分拡大断面図である。
説明する。図1は要部平面図であり、図2は部分拡大断
面図で、図2(a)は図1のB−B矢方向視の部分拡大
断面図であり、図2(b)は図1のC−C矢方向視の部
分拡大断面図である。
【0014】図において、10はインダクタで、シリコ
ン(Si)で形成された半導体基板11上に図示しない
トランジスタや他の回路素子と共に、それぞれ同じ形成
工程の中で構成され半導体集積回路装置は形成される。
すなわち、平坦化された半導体基板11の上面を高温の
酸化雰囲気中で酸化し、酸化シリコン(SiO2 )の絶
縁膜12を形成する。
ン(Si)で形成された半導体基板11上に図示しない
トランジスタや他の回路素子と共に、それぞれ同じ形成
工程の中で構成され半導体集積回路装置は形成される。
すなわち、平坦化された半導体基板11の上面を高温の
酸化雰囲気中で酸化し、酸化シリコン(SiO2 )の絶
縁膜12を形成する。
【0015】次ぎに、絶縁膜12の上面に、例えばアル
ミニウム(Al)の単体層、あるいはアルミニウムとシ
リコンの合金層等でなる金属層をスパッタ法によって形
成する。そして形成した金属層をフォトリソグラフィ技
術及びRIE(反応性イオンエッチング)により所定の
パターンとなるように加工して片方側の引出線13を形
成する。
ミニウム(Al)の単体層、あるいはアルミニウムとシ
リコンの合金層等でなる金属層をスパッタ法によって形
成する。そして形成した金属層をフォトリソグラフィ技
術及びRIE(反応性イオンエッチング)により所定の
パターンとなるように加工して片方側の引出線13を形
成する。
【0016】続いて絶縁膜12の上面及び引出線13の
上に、酸化シリコン膜をCVD(chemical v
apour deposition)法によって堆積さ
せ第1の層間絶縁膜14を形成する。そして引出線13
の片端部が露出するように、フォトリソグラフィ技術及
びRIEによって加工し第1の層間絶縁膜14に開口部
分を形成する。
上に、酸化シリコン膜をCVD(chemical v
apour deposition)法によって堆積さ
せ第1の層間絶縁膜14を形成する。そして引出線13
の片端部が露出するように、フォトリソグラフィ技術及
びRIEによって加工し第1の層間絶縁膜14に開口部
分を形成する。
【0017】さらに、六ふっ化タングステン(WF6 )
ガスとシラン(SiH4 )ガスとの還元反応によるCV
D法によって、露出した引出線13の上面にタングステ
ン層を選択的に成長させ、第1の層間絶縁膜14の開口
部分を埋めることによってヴィアホール15を形成す
る。
ガスとシラン(SiH4 )ガスとの還元反応によるCV
D法によって、露出した引出線13の上面にタングステ
ン層を選択的に成長させ、第1の層間絶縁膜14の開口
部分を埋めることによってヴィアホール15を形成す
る。
【0018】次ぎに、第1の層間絶縁膜14の上面に、
引出線13と同様にしてアルミニウムの単体層、あるい
はアルミニウムとシリコンの合金層等でなる金属層をス
パッタ法によって形成する。そして形成した金属層をフ
ォトリソグラフィ技術及びRIEにより所定の略方形螺
旋状のパターンとなるように加工し、第1の螺旋状金属
配線層16を形成する。このとき第1の螺旋状金属配線
層16は、螺旋の中心がヴィアホール15と導通するよ
うに設けられる。
引出線13と同様にしてアルミニウムの単体層、あるい
はアルミニウムとシリコンの合金層等でなる金属層をス
パッタ法によって形成する。そして形成した金属層をフ
ォトリソグラフィ技術及びRIEにより所定の略方形螺
旋状のパターンとなるように加工し、第1の螺旋状金属
配線層16を形成する。このとき第1の螺旋状金属配線
層16は、螺旋の中心がヴィアホール15と導通するよ
うに設けられる。
【0019】続いて、第1の層間絶縁膜14及び第1の
螺旋状金属配線層16の上に、酸化シリコン膜をCVD
法によって堆積させ第2の層間絶縁膜17を形成する。
そして第1の螺旋状金属配線層16の上面が、螺旋の中
心部位から螺旋の終端部位18まで連続して露出するよ
うに、フォトリソグラフィ技術及びRIEによって加工
する。これによって第1の螺旋状金属配線層16の幅よ
り狭幅の開口部分が第2の層間絶縁膜17に形成され
る。
螺旋状金属配線層16の上に、酸化シリコン膜をCVD
法によって堆積させ第2の層間絶縁膜17を形成する。
そして第1の螺旋状金属配線層16の上面が、螺旋の中
心部位から螺旋の終端部位18まで連続して露出するよ
うに、フォトリソグラフィ技術及びRIEによって加工
する。これによって第1の螺旋状金属配線層16の幅よ
り狭幅の開口部分が第2の層間絶縁膜17に形成され
る。
【0020】そして再び、六ふっ化タングステンガスと
シランガスとの還元反応によるCVD法によって露出し
た第1の螺旋状金属配線層16の上面にタングステン層
を選択的に成長させ、第2の層間絶縁膜17の開口部分
を埋めて螺旋状の金属埋め込み層19を形成する。
シランガスとの還元反応によるCVD法によって露出し
た第1の螺旋状金属配線層16の上面にタングステン層
を選択的に成長させ、第2の層間絶縁膜17の開口部分
を埋めて螺旋状の金属埋め込み層19を形成する。
【0021】次ぎに、第2の層間絶縁膜17の上面に、
第1の螺旋状金属配線層16と同様のアルミニウムの単
体層、あるいはアルミニウムとシリコンの合金層等でな
る金属層をスパッタ法によって形成する。そして形成し
た金属層をフォトリソグラフィ技術及びRIEにより所
定の角形螺旋状のパターンとなるように加工し、第1の
螺旋状金属配線層16と同形状で、螺旋の中心が同一位
置にある第2の螺旋状金属配線層20を形成する。この
とき第2の螺旋状金属配線層20は、螺旋状の金属埋め
込み層19に沿って導通するように沿って設けられ、最
外端部に他方側の引出線21が設けられる。
第1の螺旋状金属配線層16と同様のアルミニウムの単
体層、あるいはアルミニウムとシリコンの合金層等でな
る金属層をスパッタ法によって形成する。そして形成し
た金属層をフォトリソグラフィ技術及びRIEにより所
定の角形螺旋状のパターンとなるように加工し、第1の
螺旋状金属配線層16と同形状で、螺旋の中心が同一位
置にある第2の螺旋状金属配線層20を形成する。この
とき第2の螺旋状金属配線層20は、螺旋状の金属埋め
込み層19に沿って導通するように沿って設けられ、最
外端部に他方側の引出線21が設けられる。
【0022】以上のように本実施例は構成されているた
め、インダクタ10は、両螺旋状金属配線層16,20
とこれらを接続する金属埋め込み層19とで構成され、
また半導体基板11との第1の層間絶縁膜14を介して
の対向面が第1の螺旋状金属配線層16の下面だけであ
るので、第1の螺旋状金属配線層16のパターンを微細
化し静電容量を小さなものとしても、その電気抵抗は高
くならない。このため静電容量成分による損失や、電気
抵抗によってインダクタ10のQファクタが低下するこ
とがなく、高周波領域でも良好な特性を有するインダク
タ10が形成される。
め、インダクタ10は、両螺旋状金属配線層16,20
とこれらを接続する金属埋め込み層19とで構成され、
また半導体基板11との第1の層間絶縁膜14を介して
の対向面が第1の螺旋状金属配線層16の下面だけであ
るので、第1の螺旋状金属配線層16のパターンを微細
化し静電容量を小さなものとしても、その電気抵抗は高
くならない。このため静電容量成分による損失や、電気
抵抗によってインダクタ10のQファクタが低下するこ
とがなく、高周波領域でも良好な特性を有するインダク
タ10が形成される。
【0023】そしてインダクタ10は、半導体基板11
上に形成される図示しないトランジスタや他の回路素子
と共に同じ形成工程の中で、第1の螺旋状金属配線層1
6と第2の螺旋状金属配線層20の複数層の構成を持っ
て製造され、別途の加工工程によって形成するものでは
ないため、半導体集積回路装置を製造する上で製造の煩
雑さを招くものではない。
上に形成される図示しないトランジスタや他の回路素子
と共に同じ形成工程の中で、第1の螺旋状金属配線層1
6と第2の螺旋状金属配線層20の複数層の構成を持っ
て製造され、別途の加工工程によって形成するものでは
ないため、半導体集積回路装置を製造する上で製造の煩
雑さを招くものではない。
【0024】次ぎに、第2の実施例を図3乃至図4によ
り説明する。図3は要部平面図であり、図4は部分拡大
断面図で、図4(a)は図3のD−D矢方向視の部分拡
大断面図であり、図4(b)は図3のE−E矢方向視の
部分拡大断面図である。
り説明する。図3は要部平面図であり、図4は部分拡大
断面図で、図4(a)は図3のD−D矢方向視の部分拡
大断面図であり、図4(b)は図3のE−E矢方向視の
部分拡大断面図である。
【0025】図において、22はインダクタで、第1の
実施例と同様にして半導体基板11上面に、絶縁膜12
と片方側の引出線13、及び第1の層間絶縁膜14、さ
らにヴィアホール15を形成し第1の螺旋状金属配線層
16までが成層される。
実施例と同様にして半導体基板11上面に、絶縁膜12
と片方側の引出線13、及び第1の層間絶縁膜14、さ
らにヴィアホール15を形成し第1の螺旋状金属配線層
16までが成層される。
【0026】そして、第1の層間絶縁膜14及び第1の
螺旋状金属配線層16の上に、酸化シリコン膜をCVD
法によって堆積させ第2の層間絶縁膜23を形成する。
そして第1の螺旋状金属配線層16の螺旋の中心部位2
4と、螺旋の終端部位25の上面が露出するように、フ
ォトリソグラフィ技術及びRIEによって加工して開口
部分を形成する。
螺旋状金属配線層16の上に、酸化シリコン膜をCVD
法によって堆積させ第2の層間絶縁膜23を形成する。
そして第1の螺旋状金属配線層16の螺旋の中心部位2
4と、螺旋の終端部位25の上面が露出するように、フ
ォトリソグラフィ技術及びRIEによって加工して開口
部分を形成する。
【0027】続いて、六ふっ化タングステンガスとシラ
ンガスとの還元反応によるCVD法によって露出した第
1の螺旋状金属配線層16の螺旋の中心部位24と、終
端部位25の上面にタングステン層を選択的に成長さ
せ、第2の層間絶縁膜23の開口部分を埋めてヴィアホ
ール26,27を形成する。
ンガスとの還元反応によるCVD法によって露出した第
1の螺旋状金属配線層16の螺旋の中心部位24と、終
端部位25の上面にタングステン層を選択的に成長さ
せ、第2の層間絶縁膜23の開口部分を埋めてヴィアホ
ール26,27を形成する。
【0028】次ぎに、第2の層間絶縁膜23の上面に、
第1の螺旋状金属配線層16と同様のアルミニウムの単
体層、あるいはアルミニウムとシリコンの合金層等でな
る金属層をスパッタ法によって形成する。そして形成し
た金属層をフォトリソグラフィ技術及びRIEにより所
定の角形螺旋状のパターンとなるように加工し、第1の
螺旋状金属配線層16と同形状で、螺旋の中心が同一位
置にある第2の螺旋状金属配線層28を形成する。これ
によって第1の螺旋状金属配線層16と第2の螺旋状金
属配線層28とがヴィアホール26,27によって導通
する。
第1の螺旋状金属配線層16と同様のアルミニウムの単
体層、あるいはアルミニウムとシリコンの合金層等でな
る金属層をスパッタ法によって形成する。そして形成し
た金属層をフォトリソグラフィ技術及びRIEにより所
定の角形螺旋状のパターンとなるように加工し、第1の
螺旋状金属配線層16と同形状で、螺旋の中心が同一位
置にある第2の螺旋状金属配線層28を形成する。これ
によって第1の螺旋状金属配線層16と第2の螺旋状金
属配線層28とがヴィアホール26,27によって導通
する。
【0029】以上のように本実施例は構成されているた
め、インダクタ22は半導体基板11との対向面が第1
の螺旋状金属配線層16の下面だけとなり、微細化して
静電容量を小さなものとしても、その電気抵抗は高くな
らず、第1の実施例と同様の作用・効果が得られる。
め、インダクタ22は半導体基板11との対向面が第1
の螺旋状金属配線層16の下面だけとなり、微細化して
静電容量を小さなものとしても、その電気抵抗は高くな
らず、第1の実施例と同様の作用・効果が得られる。
【0030】尚、上記の各実施例においては、略方形の
螺旋状金属配線層をそれぞれ2層に形成しているがこれ
に限るものではなく、形状や複数層に設ける層数等は所
要とする特性に応じ適宜決定する等、要旨を逸脱しない
範囲内で本発明は変更して実施し得るものである。
螺旋状金属配線層をそれぞれ2層に形成しているがこれ
に限るものではなく、形状や複数層に設ける層数等は所
要とする特性に応じ適宜決定する等、要旨を逸脱しない
範囲内で本発明は変更して実施し得るものである。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、インダクタを複数層に成層した螺旋状金属配線層に
よって構成としたことにより、静電容量による損失が減
少でき、電気抵抗によるQファクタの低下等もなく、良
好な特性を有するインダクタが形成された半導体集積回
路装置を提供することができる等の効果が得られる。
は、インダクタを複数層に成層した螺旋状金属配線層に
よって構成としたことにより、静電容量による損失が減
少でき、電気抵抗によるQファクタの低下等もなく、良
好な特性を有するインダクタが形成された半導体集積回
路装置を提供することができる等の効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るインダクタの要部
平面図である。
平面図である。
【図2】同上における部分拡大断面図で、図2(a)は
図1のB−B矢方向視の部分拡大断面図であり、図2
(b)は図1のC−C矢方向視の部分拡大断面図であ
る。
図1のB−B矢方向視の部分拡大断面図であり、図2
(b)は図1のC−C矢方向視の部分拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例に係るインダクタの要部
平面図である。
平面図である。
【図4】同上における部分拡大断面図で、図4(a)は
図3のD−D矢方向視の部分拡大断面図であり、図4
(b)は図3のE−E矢方向視の部分拡大断面図であ
る。
図3のD−D矢方向視の部分拡大断面図であり、図4
(b)は図3のE−E矢方向視の部分拡大断面図であ
る。
【図5】従来例に係るインダクタの要部平面図である。
【図6】同上における部分拡大断面図である。
10…インダクタ 11…半導体基板 12…絶縁膜 14…第1の層間絶縁膜 16…第1の螺旋状金属配線層 17…第2の層間絶縁膜 19…金属埋め込み層 20…第2の螺旋状金属配線層
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜を介して螺旋状金
属配線層でなるインダクタを設けた半導体集積回路装置
において、前記インダクタが前記螺旋状金属配線層を複
数層に成層してなるものであることを特徴とする半導体
集積回路装置。 - 【請求項2】 複数層の螺旋状金属配線層が各々同一の
形状を有するものであり且つ半導体基板の同位置の垂直
上方に成層されているものであることを特徴とする請求
項1記載の半導体集積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25088593A JPH07106514A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25088593A JPH07106514A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07106514A true JPH07106514A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17214472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25088593A Pending JPH07106514A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07106514A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09181264A (ja) * | 1995-12-27 | 1997-07-11 | Nec Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
FR2780551A1 (fr) * | 1998-06-29 | 1999-12-31 | Inside Technologies | Micromodule electronique integre et procede de fabrication d'un tel micromodule |
KR100348247B1 (ko) * | 1999-09-21 | 2002-08-09 | 엘지전자 주식회사 | 마이크로 수동소자 및 제조 방법 |
JP2004104129A (ja) * | 2002-09-04 | 2004-04-02 | Chartered Semiconductor Mfg Ltd | 3−dスパイラル積層インダクタおよび3−dスパイラル積層インダクタを形成する方法 |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP25088593A patent/JPH07106514A/ja active Pending
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US6319827B1 (en) | 1998-06-29 | 2001-11-20 | Inside Technologies | Integrated electronic micromodule and method for making same |
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JP4505201B2 (ja) * | 2002-09-04 | 2010-07-21 | チャータード・セミコンダクター・マニュファクチャリング・リミテッド | 3−dスパイラル積層インダクタおよび3−dスパイラル積層インダクタを形成する方法 |
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