JP2931096B2 - 1,1―ビス(クロロフェニル)―2,2,2―トリクロロエタノールの合成方法 - Google Patents

1,1―ビス(クロロフェニル)―2,2,2―トリクロロエタノールの合成方法

Info

Publication number
JP2931096B2
JP2931096B2 JP3511376A JP51137691A JP2931096B2 JP 2931096 B2 JP2931096 B2 JP 2931096B2 JP 3511376 A JP3511376 A JP 3511376A JP 51137691 A JP51137691 A JP 51137691A JP 2931096 B2 JP2931096 B2 JP 2931096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chlorophenyl
bis
chlorobenzene
monochlorobenzene
sulfuric acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3511376A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05502680A (ja
Inventor
ゾーラ,ジューム カステラ
アデュルーボー,ジェイム パレンシア
コマンデュール,レイモンド
ゴルニー,ベルナール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkema France SA
Original Assignee
Elf Atochem SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elf Atochem SA filed Critical Elf Atochem SA
Publication of JPH05502680A publication Critical patent/JPH05502680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2931096B2 publication Critical patent/JP2931096B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C33/00Unsaturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C33/40Halogenated unsaturated alcohols
    • C07C33/46Halogenated unsaturated alcohols containing only six-membered aromatic rings as cyclic parts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリ
クロロエタノールの合成方法に関するものである。この
化合物は一般に“ジコホール(dicofol)”とよばれ、
殺虫剤として用いられている。
ジコホールは同じく殺虫剤であるDDTから合成されて
きた。
すなわち、1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−ト
リクロロエタン(DDT)の結晶を融解し、塩素化または
脱塩化水素し、次いで塩素を付加して1,1−ビス(クロ
ロフェニル)−1,2,2,2−テトラクロロエタン(クロロ
−DDT)に変換し、このクロロ−DDTを硫酸およびスルホ
ン酸の存在下でジコホールヘ加水分解していた。
この方法はヨーロッパ特許第409,689号およびアメリ
カ合衆国特許第4,705,902号の導入部分に記載されてい
る。アメリカ合衆国特許第2,812,280号および第2,812,3
62号にはクロロ−DDTをジコホールに加水分解する方法
が記載されている。この加水分解後に溶媒を加えると、
粗ジコホールを含む有機相と硫酸およびスルホン酸を含
む水相とが得られる。この水相には加水分解を阻害する
不純物が混入しているため、この水相はクロロ−DDTま
たはジコホールの加水分解に一度しか使用できないとい
うことは知られている。スルホン酸としてはベンゼンス
ルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸またはブチルベン
ゼンスルホン酸が使用できる。この酸性相はそのままで
は再使用できないため、蒸気で脱スルホンして残留硫酸
と、ベンゼン、トルエンまたはブチルベンゼンとにする
必要がある。そうすることによって、純度の高いベンゼ
ン、トルエンまたはブチルベンゼンと、残留硫酸を回収
することができ、この残留硫酸は純粋な酸を必要としな
いような用途で使用することができる。ベンゼン、トル
エンまたはブチルベンゼンはスルホン化して、クロロDD
Tを加水分解するのに必要な硫酸とスルホン酸との溶液
に再生することができる。
この方法では、固体のDDTを取り扱ってDDTをテトラク
ロロエタンまたはメタノールに溶解する必要がある(ア
メリカ合衆国特許第2,821,280号の実施例2および
3)。大抵の場合DDTは固体の錠剤の形で供給される。
本出願人はDDTを取り扱わずに、従って、DDTが粉塵と
してロスせず、硫酸とスルホン酸の溶液を調製する必要
がなく、しかも、より高収量にジコホールを製造する極
めて簡単な製造方法を見出した。
本発明は下記a〜fの操作で1,1−ビス(クロロフェ
ニル)−2,2,2−トリクロロエタノールを合成する: a.硫酸の存在下でクロラールと過剰のクロロベンゼンと
を反応させ、 b.硫酸とパラ−クロロベンゼンスルホン酸とを含む水相
と、1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロ
エタンのクロロベンゼン溶液からなる有機相とにし、 c.1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエ
タンを1,1−ビス(クロロフェニル)−1,2,2,2−テトラ
クロロエタンに変換し、 d.b段階の酸性水相全量または一部の存在下で1,1−ビス
(クロロフェニル)−1,2,2,2−テトラクロエタンを加
水分解して1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリ
クロロエタノールにし、 e.d段階の終了後にクロロベンゼンを添加して1,1−ビス
(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノールの
クロロベンゼン溶液よりなる有機相と、スルホン酸とパ
ラ−クロロベンゼンスルホン酸とを含む水相とし、 f.b段階とe段階で得られる酸性水相を水蒸気蒸留して
(i)再循環用クロロベンゼンと、(ii)残留硫酸とに
する。
a段階の反応の原理は公知で、アメリカ合衆国特許第
2,932,672号に記載されている。“硫酸の存在下に”と
は発煙硫酸を含む任意の濃度で反応させることができる
ということを意味している。クロラールとクロロベンゼ
ンとのこの縮合反応は−20℃から−15℃の間で行うのが
好ましい。その後、約40〜75℃に加熱し、必要な場合に
は、クロロベンゼンと1,1−ビス(クロロフェニル)−
2,2,2−トリクロロエタンの全量とを含む有機相と、硫
酸とパラ−クロロベンゼンスルホン酸とを含む水相との
2相が得られるまでクロロベンゼンを再添加することが
できる。この水相の水はクロロベンゼンとクロラールと
の縮合反応で生成する。パラ−クロロベンゼンスルホン
酸は硫酸とクロロベンゼンとが反応して生じる。当業者
は上記の有機相と水相との2相を得るために過剰のクロ
ロベンゼンを調節することができる。また、1,1−ビス
(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタンの全量
を確実に抽出するために、水相をクロロベンゼンで洗浄
することもできる。このクロロベンゼンはa段階で再利
用できる。
有機相を水または炭酸ナトリウムを含む水で洗浄する
こともできる。
1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエ
タンから1,1−ビス(クロロフェニル)−1,2,2,2−テト
ラクロロエタンへ変換するc段階は任意の方法で行うこ
とができる。すなわち、脱塩化水素を行ってから塩素化
しても、直接塩素化しても良い。これらの反応原理自体
は公知である。
既に述べたように、本発明では固体の1,1−ビス(ク
ロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタンを使用する
必要はない。
本発明ではb段階で得られた有機相に対してc段階を
直接行うことができる。
アメリカ合衆国特許第2,812,280号の実施例2、3に
記載のものと同じ方法を用いることがきるが、本発明で
は1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエ
タンの溶媒としてテトラクロロエタンまたはメタノール
の代わりにクロロベンゼンを使用する。
本発明の好ましい実施例では、90から110℃で水蒸気
蒸留を行ってb段階の有機相からクロロベンゼンを除去
して、溶融状態の1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2
−トリクロロエタンを得た後、アルカリ水溶液を用いて
脱塩化水素を行って、1,1−ビス(クロロフェニル)−
2,2−ジクロロエチレンから成る有機相とアルカリ性水
相とを得る。
1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2−ジクロロエチレ
ンを塩素化すると、1,1−ビス(クロロフェニル)−1,
2,2,2−テトラクロロエタンが得られる。
d段階の反応原理自体は公知であるが、本出願人は、
b段階で生じる酸性の水相の一部または全量を使用する
ことによって驚くべきことにジコホールの収量が上がる
ことを発見した。すなわち、e段階で得られる生成物
(クロロベンゼンを除く)の87〜88重量%が1,1−ビス
(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノールに
なる。これに対して、a段階の合成で得られたもの以外
の酸性水相を用いて1,1−ビス(クロロフェニル)−2,
2,2−トリクロロエタンからジコホールを合成した場合
の収量は85〜86重量%に低下する。
本発明方法はクロラールの収量がより多くなるという
利点がある。
d段階の加水分解後に1,1−ビス(クロロフェニル)
−2,2,2−トリクロロエタノールを抽出するための溶媒
を添加すること、すなわち、1,1−ビス(クロロフェニ
ル)−2,2,2−トリクロロエタノールを有機相中に回収
し、硫酸とスルホン酸とを水相に回収する方法自体は公
知であるが、本出願人はクロロベンゼンを用いるのが非
常に簡単であるということを見出した。従って、発明方
法では全工程を通して一種類の溶媒しか使用しない。
f段階の方法自体も公知である。回収したクロロベン
ゼンは本発明方法の任意の段階で再使用でき、例えばa
段階、e段階で使用でき、さらにはb段階での水相の洗
浄に使用することができる。
b段階およびe段階で得られる水相の一部のみをf段
階に送り、この酸性相をa段階およびd段階へ再循環す
るだけの場合も本発明の範囲に含まれる。
同業者はf段階に送る酸性水相の量を本発明方法によ
り得られる効果に応じて調節することができる。
本発明のジコホール合成法は工業グレードのDDTの結
晶化と溶解を行う必要がないという利点がある。すなわ
ち、DDTは先ず蜂蜜相(phase miellesue)になるため結
晶化操作が難しい。この操作は金属ベルト上で行われる
が、これは危険な操作で、汚染の原因になる。本発明で
は危険物DDTを搬送する必要がない。
また、本発明方法は単一の芳香族化合物:クロロベン
ゼンのみを用いて行うことができる。このクロロベンゼ
ンは以下の役目をする: (1)クロラールとクロロベンゼンとの縮合反応での反
応剤および溶媒の役目 (2)ジコホール合成時の溶媒の役目。すなわち、d段
階の加水分解反応の終了後に有機相と酸性相とを相分離
させるためにクロロベンゼンを添加する。
実施例1(本発明方法) 1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエ
タノールの合成 430kgのクロラールを770kgのモノクロロベンゼンに溶
解する。前回の操作の残留硫酸305kgを添加し、−2℃
に冷却する。14時間かけて960kgの22%発煙硫酸を流し
込む。発煙硫酸の流入が終了した時点での温度は20℃で
ある。138kgのモノクロロベンゼンを添加し、さらに4
時間反応を継続する。この時間に温度は20℃から40℃に
上昇する。
287kgのモノクロロベンゼンを添加した後、攪拌を止
め、40℃で1時間放置し、下層の酸性相を取り、モノク
ロロベンゼン120kgを用いて抽出を行う。1500kgの残留
酸性溶液が得られ、その305kgは次の操作で使用し、195
kgは1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロ
エタノールの合成用に保存し、残りの1000kgは脱スルホ
ン化用に保存する。残留酸性溶液の組成はスルホン酸59
%、パラ−クロロベンゼンスルホン酸36%、および水4
%である。
1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエ
タンとモノクロロベンゼンとから成る有機相を残留酸溶
液の抽出で使用したモノクロロベンゼンと合わせて、30
0kgの水で3回洗浄する。三回目の洗浄時に20kgの炭酸
ナトリウムを加える。次に、110℃で水蒸気蒸留を行っ
てモノクロロベンゼンを除去する。389kgのモノクロロ
ベンゼンが回収される。
得られた液体状の1,1−ビス(クロロフェニル)−2,
2,2−トリクロロエタンは、前回の脱塩化水素化反応で
使用した塩基性水相に添加し、5kgの塩化ジメチルベン
ジルラウリルアンモニウムを添加して脱塩化水素反応を
開始する。この際100℃で4時間激しく攪拌を継続す
る。1時間放置後、水相を分離し、50%の水酸化ナトリ
ウム318kgを添加し、100℃で攪拌しながら脱塩化水素反
応を10時間継続する。560kgの水で希釈した後、1時間
放置し、次いで、有機相を分取し、水相は後の操作のた
めに保存する。次に、有機相を1Nの硫酸溶液250kgで三
回洗浄すると1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−ジ
クロロエチレン888kgが得られる。
この1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−ジクロロ
エチレンを塊状塩素化する。この塩素化反応は水銀蒸気
ランプからの気体塩素を用い、3kgのアゾビスイソブチ
ロニトリルを断続的に添加しながら90〜100℃で行う。
導入する全塩素量は440kgで、その235kgが反応する、窒
素で脱気すると1072kgの1,1−ビス(クロロフェニル)
−1,2,2,2−テトラクロロエタンが得られる。
90℃で液体状の1,1−ビス(クロロフェニル)−1,2,
2,2−テトラクロロエタンに71kgの水を添加し、還流す
る。次いで、残留酸溶液195kgを添加し、140℃まで加熱
する。加水分解を140〜150℃で18時間行う間に100kgの
塩化水素が離脱する。この塩化水素は水に吸収される。
反応で消費された分を補うために反応中に44kgの水を添
加する。
攪拌を継続しながら、101kgのモノクロロベンゼンと1
42kgの水とを添加する。1時間放置した後に有機相を分
取する。酸性相を60kgのモノクロロベンゼンで洗浄して
395kgの酸性相を得る。この酸性相は脱スルホン化用に
保存しておく。
洗浄に用いたモノクロロベンゼンを分取しておいたた
有機相と合わせ、全体を240kgの水で四回洗浄する。モ
ノクロロベンゼンを110〜120℃で水蒸気に随伴させて蒸
留すると141kgのモノクロロベンゼンと、1000kgの1,1−
ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノー
ルが回収される。収率は87〜88%である。
1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエ
タンの合成で保存しておいた1000kgの残留酸溶液を1,1
−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノ
ールの合成の加水分解で得られた395kgの酸性相と30kg
の水とに混合する。混合物は徐々に上昇して150℃に上
昇する。混合物を180℃まで加熱し、水蒸気を導入す
る。パラ−ベンゼンスルホン酸の加水分解反応からのモ
ノクロロベンゼンを水蒸気と共に随伴させ、3%に希釈
した水酸化ナトリウム溶液で洗浄する。205kgのモノク
ロロベンゼンが回収される。最終的な反応温度は205℃
である。
操作の各段階を通じて回収されたモノクロロベンゼン
は精製せずに直接再使用することができる。
実施例2(比較例) 1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエ
タノールの合成 473kgのクロラールを889kgのモノクロロベンゼンに溶
解する。1時間15分かけて22%の発煙硫酸981kgを流し
込む。温度−2℃から15℃まで上昇する。181kgのモノ
クロロベンゼンを添加し、15℃でさらに4時間反応を継
続する。165kgのモノクロロベンゼンを添加し、混合物
を60℃で6時間加熱する。
60℃で1時間放置した後、下層の酸性相を分取し、15
0kgのモノクロロベンゼンを用いて抽出すると以下の組
成を有する残留溶液1200kgが得られる。:硫酸57%、パ
ラ−クロロベンゼンスルホン酸37%、水5%。この残留
酸溶液に水蒸気を導入して180〜205℃で脱スルホン化す
る。212kgが回収され、3%の希水酸化ナトリウム溶液
で洗浄後に再循環する。
モノクロロベンゼンと1,1−ビス(クロロフェニル)
−2,2,2−トリクロロエタンとから成る有機相を、残留
酸溶液の抽出に用いたモノクロロベンゼンと合わせ、35
0kgの水で3回洗浄する。3回目の洗浄時には20kgの炭
酸ナトリウムを加える。次に110℃で水蒸気蒸留を行っ
てモノクロロベンゼンを分離する。370kgのモノクロロ
ベンゼンが回収される。
溶融した1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリ
クロロエタンを固化して990kgを得る。
この990kgの固体の1,1−ビス(クロロフェニル)−2,
2,2−トリクロロエタンを前回の脱塩化水素反応から得
られる塩基性水相に添加する。この際、反応容器内に塊
ができないようにするため添加は2時間かけて行う。10
0℃で4時間激しく攪拌を続けながら5kgの塩化ジメチル
ベンジルラウリルアンモニウムを添加する。1時間放置
した後、水相を分離し、318kgの50%水酸化ナトリウム
を添加し、攪拌下に100℃で10時間脱塩化水素反応を継
続する。560kgの水で希釈し、1時間放置した後、有機
相を分取する。水相は後の操作用に保存する。次に、有
機相を250kgの1N硫酸溶液で3回洗浄して888kgの1,1−
ビス(クロロフェニル)−2,2,2−ジクロロエチレンを
得る。
この1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−ジクロロ
エチレンを塊状塩素化する。この塩素化反応は水銀蒸気
ランプからの気体塩素を用い、3kgのアゾビスイソブチ
ロニトリルを断続的に混入させて90〜100℃で行う。導
入する全塩素量は440kg、その内の235kgが反応する。窒
素で脱気すると1,1−ビス(クロロフェニル)−2,22−
テトラクロロエタンが得られる。
90℃で液体状の1,1−ビス(クロロフェニル)−2,22
−テトラクロロエタンに71kgの水を添加し還流する。次
に、98%硫酸とモノクロロベンゼンとを100℃で反応さ
せて得られた混合物(硫酸60.5%、パラ−クロロベンゼ
ンスルホン酸35%、水45%)を添加する。140℃まで加
熱を続ける。140〜155℃で18時間加水分解反応を行う間
に100kgの塩化水素が遊離する。この塩化水素は水に吸
収される。消費分を補うために反応中に44kgの水を加え
る。
攪拌を続けながら、101kgのモノクロロベンゼンと42k
gの水とを添加する。1時間放置した後、有機相を抽出
する。酸性相は60kgのモノクロロベンゼンで洗浄する。
洗浄に用いたモノクロロベンゼンを分取しておいた有
機相と合わせ、全体を240kgの水で4回洗浄する。モノ
クロロベンゼンを110〜120℃で水蒸気に随伴させて蒸留
する。141kgのモノクロロベンゼンと、1000kgの1,1−ビ
ス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノール
とが得られる。収率は85〜86%である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コマンデュール,レイモンド フランス国 38220 ビジーユ アベニ ュ ド ベナリア ル ロッシェ (番 地なし) (72)発明者 ゴルニー,ベルナール フランス国 38130 エシロール アン パス モケ―マージョレーヌ 11 (56)参考文献 特開 平3−115238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 33/46 C07C 29/124 C07C 29/74 - 29/86

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記工程によって構成される1,1−ビス
    (クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノールの
    合成方法: a.硫酸の存在下でクロラールと過剰のクロロベンゼンと
    を反応させ、 b.硫酸とパラ−クロロベンゼンスルホン酸とを含む水相
    と、1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロ
    エタンのクロロベンゼン溶液からなる有機相とにし、 c.1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエ
    タンを1,1−ビス(クロロフェニル)−1,2,2,2−テトラ
    クロロエタンに変換し、 d.b段階の酸性水相全量または一部の存在下で1,1−ビス
    (クロロフェニル)−1,2,2,2−テトラクロエタンを加
    水分解し、 e.d段階の終了後にクロロベンゼンを添加して、1,1−ビ
    ス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノール
    のクロロベンゼン溶液よりなる有機相と、スルホン酸と
    パラ−クロロベンゼンスルホン酸とを含む水相とし、 f.上記の酸性水相を水蒸気蒸留して(i)再循環用クロ
    ロベンゼンと、(ii)硫酸とにする。
  2. 【請求項2】c段階でクロロベンゼンを有機相から分離
    し、アルカリ性水溶液を用いて1,1−ビス(クロロフェ
    ニル)−2,2,2−トリクロロエタンを脱塩化水素化し、
    次いで塩素化を行う請求項1に記載の方法。
JP3511376A 1990-06-22 1991-06-20 1,1―ビス(クロロフェニル)―2,2,2―トリクロロエタノールの合成方法 Expired - Lifetime JP2931096B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9007849 1990-06-22
FR9007849 1990-06-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05502680A JPH05502680A (ja) 1993-05-13
JP2931096B2 true JP2931096B2 (ja) 1999-08-09

Family

ID=9397907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3511376A Expired - Lifetime JP2931096B2 (ja) 1990-06-22 1991-06-20 1,1―ビス(クロロフェニル)―2,2,2―トリクロロエタノールの合成方法

Country Status (18)

Country Link
US (1) US5245091A (ja)
EP (1) EP0489140B1 (ja)
JP (1) JP2931096B2 (ja)
KR (1) KR960004881B1 (ja)
CN (1) CN1029120C (ja)
AT (1) ATE125789T1 (ja)
BR (1) BR9105799A (ja)
CA (1) CA2064864A1 (ja)
DE (1) DE69111763T2 (ja)
DK (1) DK0489140T3 (ja)
ES (1) ES2077233T3 (ja)
FI (1) FI97223C (ja)
GR (1) GR3017754T3 (ja)
HU (1) HU214290B (ja)
IL (1) IL98580A (ja)
NO (1) NO175587C (ja)
RU (1) RU2041197C1 (ja)
WO (1) WO1992000264A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5733732A (en) * 1996-01-03 1998-03-31 University Of Iowa Research Foundation Methods for detecting primary adhalinopathy
KR100223306B1 (ko) * 1997-07-30 1999-10-15 박수안 헬멧용 훼이스 실드
KR100223307B1 (ko) * 1997-07-30 1999-10-15 박수안 헬멧용 훼이스 실드
CN103664527B (zh) * 2013-11-22 2016-04-06 徐州工业职业技术学院 一种清洁制备2,4-二氯-α-氯甲基苯甲醇的方法
CN104557449A (zh) * 2015-02-06 2015-04-29 上海化工研究院 一种稳定同位素氘标记ddt的合成方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1034684A (fr) * 1949-12-16 1953-07-29 Geigy Ag J R Nouveaux aryl-trichloro-éthanols et leur procédé de préparation
US2812365A (en) * 1954-03-18 1957-11-05 Givaudan Corp Process of preparing bis-(3, 5, 6-trichloro-2-hydroxyphenyl) methane
US2812280A (en) * 1954-04-20 1957-11-05 Rohm & Haas Preparation of bis (halophenyl) trichloroethanol
US2812362A (en) * 1955-10-12 1957-11-05 Rohm & Haas Preparation of bis (chlorophenyl)-trichloroethanol
GB831421A (en) * 1955-11-28 1960-03-30 Metal & Thermit Corp ª‡,ª‡ bis (chlorophenyl) alkanols
US2932672A (en) * 1958-03-12 1960-04-12 Diamond Alkali Co Chemical process for preparing trichloro-bis (chlorophenyl) ethane
US4705902A (en) * 1985-10-03 1987-11-10 Rohm And Haas Company DDTR-free 1,1-bis(chlorophenyl)-2,2,2-trichloroethanol
BR8602543A (pt) * 1985-06-03 1988-02-02 Rohm & Haas Processo para preparar 1,1-bis(cloro-fenil)-2,2,2-tricloroetanol isento de ddtr.
ES2009460A6 (es) * 1988-12-16 1989-09-16 Desarrollos Quimicos S A Soc E Procedimiento para la purificacion de 1,1-bis (clorofenil)-2,2,2-tricloroetanol tecnico.
IL89274A (en) * 1989-02-13 1994-04-12 Agan Chemical Manufacturers Process for preparing environmentally safe dicofol
EP0409689B1 (en) * 1989-07-18 1995-03-22 Elf Atochem S.A. A process for the purification of 1,1-bis(4-chlorophenyl)-2,2,2-trichloroethanol

Also Published As

Publication number Publication date
ATE125789T1 (de) 1995-08-15
FI97223C (fi) 1996-11-11
DK0489140T3 (da) 1995-12-11
JPH05502680A (ja) 1993-05-13
US5245091A (en) 1993-09-14
NO175587C (no) 1994-11-02
FI920722A0 (fi) 1992-02-19
DE69111763T2 (de) 1996-03-21
NO914933D0 (no) 1991-12-13
DE69111763D1 (de) 1995-09-07
CA2064864A1 (fr) 1991-12-23
BR9105799A (pt) 1992-09-22
GR3017754T3 (en) 1996-01-31
CN1057450A (zh) 1992-01-01
KR920702337A (ko) 1992-09-03
EP0489140A1 (fr) 1992-06-10
NO914933L (no) 1992-01-09
RU2041197C1 (ru) 1995-08-09
FI97223B (fi) 1996-07-31
KR960004881B1 (ko) 1996-04-16
IL98580A0 (en) 1992-07-15
HU9200531D0 (en) 1992-08-28
WO1992000264A1 (fr) 1992-01-09
NO175587B (no) 1994-07-25
ES2077233T3 (es) 1995-11-16
CN1029120C (zh) 1995-06-28
IL98580A (en) 1995-12-08
HUT60231A (en) 1992-08-28
HU214290B (hu) 1998-03-02
EP0489140B1 (fr) 1995-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0165135B1 (fr) Procédé de préparation d'acides trifluorométhylés
JP2931096B2 (ja) 1,1―ビス(クロロフェニル)―2,2,2―トリクロロエタノールの合成方法
JP4741784B2 (ja) 高純度のテトラブロモビスフェノール−aの環境にやさしい調製方法
JPH02501748A (ja) 4,4’‐ジブロモジフェニルエーテルの製造法
US20040019243A1 (en) 1,3-Bis(trifluoromethyl)benzene derivatives
US6365786B1 (en) Eco-friendly method of preparation of high purity tetrabromobisphenol-A
JP5635992B2 (ja) p−ニトロベンジルブロミドの製造の改良法
JP2005532406A (ja) ニトロフェノールの製造方法
JP2002255954A (ja) 2−n−ブチル−5−ニトロベンゾフランの製造方法
JP3289338B2 (ja) ノルカンファーの製造法
JP3001626B2 (ja) 2―クロロプロピオンアルデヒド三量体およびその製造方法
JPH026340B2 (ja)
JPS61118333A (ja) パ−フルオロアリルクロライドの製法
CZ285876B6 (cs) Způsob výroby alkyl-4-bromfenyletherů
JPH0627117B2 (ja) ジアリールスルホン類の製造方法の改良
JP2865421B2 (ja) 塩化3―トリフルオロメチルベンジルの製造方法
CH666257A5 (fr) Procede de preparation de 2-halogeno-resorcinols.
FR2540108A1 (fr) Procede de preparation de perhalogenoalkylthioethers
JPS5823858B2 (ja) 2,3,5−トリメチル−パラ−ベンゾキノンの製法
JPS6259095B2 (ja)
JPS5849343A (ja) 5−〔2−(ジメチルアミノ)エトキシ〕カルバクロ−ルの製法
JPH06172255A (ja) モノクロロ酢酸の製造方法
JPS5821898B2 (ja) 3,4−ジアルコキシフエニルアセトアルデヒドの製造方法
JPS5934690B2 (ja) クロルメチルエチルケトンの製造法
IL122571A (en) Process for the production of tetrabromo-bisphenol a