JP2930505B2 - 浮上式磁気ヘッド装置 - Google Patents

浮上式磁気ヘッド装置

Info

Publication number
JP2930505B2
JP2930505B2 JP5197997A JP19799793A JP2930505B2 JP 2930505 B2 JP2930505 B2 JP 2930505B2 JP 5197997 A JP5197997 A JP 5197997A JP 19799793 A JP19799793 A JP 19799793A JP 2930505 B2 JP2930505 B2 JP 2930505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
tongue piece
magnetic head
core
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5197997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0729343A (ja
Inventor
高橋  彰
隆史 畑内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARUPUSU DENKI KK
Original Assignee
ARUPUSU DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARUPUSU DENKI KK filed Critical ARUPUSU DENKI KK
Priority to JP5197997A priority Critical patent/JP2930505B2/ja
Priority to US08/274,670 priority patent/US5467236A/en
Publication of JPH0729343A publication Critical patent/JPH0729343A/ja
Priority to US08/551,993 priority patent/US5675454A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2930505B2 publication Critical patent/JP2930505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4826Mounting, aligning or attachment of the transducer head relative to the arm assembly, e.g. slider holding members, gimbals, adhesive

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スライダとコアとの接
合部に磁気ギャップが形成され、且つスライダが支持機
構の舌片に接着固定された浮上式磁気ヘッドに係り、特
にスライダを接着する接着剤によってスライダやコアが
変形するのを防止した浮上式磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、ハードディスク装置などに使
用される浮上式磁気ヘッド装置の従来例を示す側面図、
図11は図10に示す浮上式磁気ヘッド装置のスライダ
およびコアを示す分解斜視図、図12はスライダが取付
けられていない状態の支持機構を示す底面図である。図
10に示す浮上式磁気ヘッド装置は、スライダ1と、こ
のスライダ1に取り付けられるI型のコア2と、このス
ライダ1を支持する支持機構3とから構成されている。
【0003】図11に示すように、前記スライダ1の前
面1aには、突部4および5が一体に突出成形されてお
り、この突部4,5の前端面にI型のコア2がガラス材
料などの非磁性体の接着剤で接着されている。そして突
部5とコア2の下部との接合部が磁気ギャップGとな
る。図10に示すように、コア2には巻線Cが巻回され
るが、スライダ1の前面1aには溝1bが形成され、前
記突部4と5との間および溝1bの内部が、巻線Cを巻
くための空間となっている。スライダ1の下面にはディ
スクの摺動方向に沿う2列の溝1c,1cが形成され、
この溝1c,1cの両側がレール面1eとなっており、
また両溝1cと1cとの境界部にも細いレール面1fが
形成されている。ディスクが回転する際、このディスク
上の空気流によりスライダ1がわずかに浮上するが、前
記溝1cの深さおよびレール面1eと1fの表面積によ
り、磁気ギャップGのディスクからの浮上量が最適とな
るように調整される。
【0004】図10にて破線で示すように、前記各レー
ル面1eと1fはディスクの摺動方向に湾曲する大半径
のほぼ円周面となっており、この円周面による突出部は
一般にクラウンと称されている。スライダ底面からのク
ラウン中央部の突出寸法hは、例えばスライダ1の全長
が2.8mmの場合、h=45nm程度である。このク
ラウンを設けることにより、ディスク停止時にスライダ
1がディスク表面に密着するのを防止できるようになっ
ている。
【0005】図12に示す支持機構3で、ハードディス
ク装置などのヘッド駆動機構に固定されるマウント9と
これに取付けられたロードビーム8を有している。この
ロードビーム8は両側部が折曲片8a,8aの板ばねに
より形成されている。ロードビーム8の先部下面には、
薄い板ばね材料により形成されたフレキシャ7が取付け
られている。フレキシャ7には切欠き7aで囲まれた舌
片6が一体に形成されており、この舌片6にスライダ1
が接着固定される。舌片6のほぼ中央部には、スライダ
1との接着面の反対側に突出する球面状の突部10が形
成され、この突部10がロードビーム8の下面に当接し
てピット支持されている。ロードビーム8の基部8b
は弾性変形可能であり、スライダはこの基部8bにて発
揮される弾性力によりハードディスクの表面に軽い力で
押圧される。また舌片6は前記突部10を支点として若
干移動できるようになっており、これによりスライダ1
の下面がディスク面の振れなどに追従できるようになっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】浮上式磁気ヘッド装置
では、スライダ1と舌片6とが樹脂系の接着剤11によ
り接着されるが、スライダ1は非常に小さい部品である
ため、接着剤11がスライダ1の先部1dの上面まで流
れ、あるいは突部4の上面さらにはコア2の上面2aに
まで流れることがある。スライダ1の先部1dはその下
に溝1bが形成されているために変形しやすくなってお
り、幅細の突部4はさらに変形しやすくなっている。よ
ってこれらの部分に流れた接着剤が硬化した後に、温度
変化などにより硬化した接着剤が膨張または収縮する
と、スライダ1の先部1dさらには突部4が変形し、さ
らにコア2の上面2aに接着剤が流れた場合には、コア
2が突部4に対してずれる方向に押圧されまたは引っ張
られる。
【0007】このような現象により、磁気ギャップGの
部分がスライダ1の下面に対してディスク方向へ突出変
位すると、スライダ1がディスクから浮上しているとき
に磁気ギャップGとディスク表面との隙間があまりにも
短くなりすぎ、ディスクを傷つけまたは磁気ヘッドを損
傷するなどの問題が生じる。逆に磁気ギャップGの部分
がスライダ1の下面から図示上方へ後退変位すると、ス
ライダ1がディスクから浮上したときにディスク表面と
磁気ギャップGとの隙間が広くなりすぎ、記録または再
生動作に影響を与えることになる。このような現象は接
着剤11がスライダ1の前方への流れる量が多くなるに
したがって顕著になり、例えば接着剤が先部1dの上面
で留まっている場合よりも突部4の上面に流れた方が前
記現象は顕著となり、さらにコア2の上面2aまたは突
部4とコア2の側部に接着剤11が流れると、さらに前
記現象は顕著なものとなる。
【0008】また、スライダ1と舌片6との間に介在す
る接着剤11による接着面積も適度なものでなければな
らない。この接着面積が小さすぎると、スライダ1と舌
片6との接着強度が低下するが、逆に接着面積が大きす
ぎると、接着剤の硬化後の収縮または膨張によりスライ
ダ1に曲げ応力が与えられ、前記クラウンの中央の突出
寸法hが変化することになる。このhの変化は、ディス
クからの磁気ギャップGの浮上量に影響を与えることに
なる。
【0009】そこで、図13に示すように、スライダ1
の上面に、幅方向に延びる凹部1gを形成し、あるいは
図14に示すように舌片6の下面に凹部6aを形成し、
接着剤11の流れを凹部1gまたは6aにより阻止し、
コア2の上面2a方向へ接着剤11が流れるのを防止
し、且つ接着剤11による接着面積を調整することが考
えられている。しかしながら、スライダ1はフェライト
などにより形成されているため、凹部1gを加工する際
に破損するおそれがあり、また凹部1gの加工作業も繁
雑になる。また舌片6は厚さ40μm程度の薄い板材で
あるため、凹部6aを形成すると強度が低下し、また凹
部6aを形成するために舌片をエッチングしなければな
らず加工作業も面倒でありコスト高になる。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、スライダと舌片との間の接着剤がコア方向へ流れ
るのを防止するための阻止部を簡単に且つ舌片の強度を
低下させることなく形成でき、しかも接着面積を適度な
ものに設定できる浮上式磁気ヘッド装置を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、スライダとコ
アとの接合部に磁気ギャップが形成され且つコアに巻線
が設けられた磁気ヘッドと、前記スライダが接着される
舌片を有する支持機構とが設けられた浮上式磁気ヘッド
装置において、前記舌片には、前記支持機構の一部にピ
ボット支持される突部と、この突部と連続して前記突部
の真横から舌片の幅方向へ延びるスライダとの非接触部
が形成されており、この非接触部を境としてコアと逆側
の領域が舌片とスライダとの接着領域となっていること
を特徴とするものである。本発明では、前記舌片に接着
されたスライダの後端部から、前記舌片に形成された非
接触部までの距離Xは、1mm以上2mm以下であるこ
とが好ましく、より好ましくは、1mm以上1.5mm
以下である。
【0012】
【作用】上記手段では、舌片に突部と連続する非接触部
が形成されている。スライダと舌片との間に介在する接
着剤は、前記突部と非接触部により阻止されてコア方向
へ流れるのが防止される。この非接触部は、舌片の外形
を形成するときに一緒に舌片を切欠くことにより形成で
き、あるいは前記突部を形成するときに一緒に曲げ形成
することが可能である。このスライダとの非接触部によ
り接着剤がコアの方向へ流れるのを防止できるため、コ
ア付近に接着剤が存在しなくなり、接着剤の硬化後の膨
張や収縮により磁気ギャップの部分が変形するのを防止
できる。また突部は磁気ヘッドの支持バランスに影響す
るため、磁気ヘッドの中央部または中央部よりもややコ
ア側に寄った位置などに形成される。そのため、突部と
これに連続する非接触部とで接着領域を規制することに
より、スライダと舌片との接着面積を適度な広さにで
き、よって接着剤の硬化後の膨張や収縮によりスライダ
に与えられる曲げ応力が高くならず、よってクラウンの
突出寸法が変動することもなくなる。本発明では、特に
非接触部をプレス加工で隆起成形した場合であっても、
前記非接触部を舌片に形成された突部と連続して前記突
部の真横から舌片の幅方向に延ばして形成しているの
で、前記非接触部が、スライダの突部支点での揺動を阻
害することはない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の浮上式磁気ヘッドの第1実施例を
示す側面図、図2は舌片と磁気ヘッドとの接合部を示す
斜視図、図3は舌片単体を示す平面図、図4は本発明の
第2実施例を示す舌片と磁気ヘッドとの接合部を示す斜
視図である。図1に示す支持機構3は、図10と図12
に示した従来例と同様に、ロードビーム8の先端にフレ
キシャ7が電気抵抗溶接などの手段にて固定されてい
る。フレキシャ7は、厚さ38μmのステンレス板材を
エッチング工程で切り抜き形成したものである。図3に
その平面図を示しているように、フレキシャ7の後端に
は、丸穴7aが形成されている。この丸穴7aは、ロー
ドビーム8に穿設された丸穴と一致させて、ロードビー
ム8に対する位置決めを行うためのものである。フレキ
シャ7の先部には、ほぼコの字状の溝7bが加工され、
この溝7bに囲まれた部分が舌片16となっている。フ
レキシャ7の先端にはさらに窓7cが形成されている。
磁気ヘッドのコア2は、この窓7cの下に位置する。
【0014】図2に立体的に示しているように、舌片1
6の中央よりもやや先端方向(図示右方向)へ寄った位
置に、ピット支持のための球面状の突部10が隆起形
成されている。また舌片16には、この突部10の両側
部に連続して舌片の幅方向に延びる非接触部16a,1
6aが切欠き形成されている。フレキシャ7の丸穴7
a、溝7b、窓7c、さらに非接触部16a,16a
は、板材からフレキシャ7の外形をエッチングにて切り
出す際に同時に形成される。エッチング工程の後にプレ
ス工程により突部10が隆起成形されるが、このプレス
工程にて同時に図2に示す段差7d,7dが形成され、
これにより舌片16はフレキシャ7の本体部分よりもや
や磁気ヘッド側に突出させられる。上記舌片16は、突
部10の両側部に連続して非接触部16a,16aが切
欠き形成されているため、舌片16の下面に磁気ヘッド
のスライダ1が当接した状態では、突部10の内部空間
とその両側の非接触部16a,16aの位置にて、スラ
イダ1の上面と舌片16とが、スライダの幅方向に渡っ
て互いに接触しなくなる。この突部10と非接触部16
a,16aが形成されている部分を境として、コア2と
逆側の部分がスライダ1との接着部16cとなる。
【0015】図3の実施例では、非接触部16aの幅寸
法がほぼ0.3mmである。また磁気ヘッドが舌片16
の接着部16cに接着される際、スライダ1の後端面1
nと前記丸穴7aの中心とが規定の寸法になるように位
置決めされる。よって実際の接着領域は、スライダ1の
後端面1nと非接触部16a,16aの縁部16b,1
6b、および突部10の外周縁10aに囲まれた広さと
なる。スライダ1の後端面1nと非接触部16aの縁部
16bまでの距離Xは例えば1.45mmである。この
舌片16に接着される磁気ヘッドの構造は図11に示す
ものと同じであり、図1に示すように舌片16の接着部
16cとスライダ1との間に接着剤11が介装されて両
者が接着されるが、接着剤11の流れは、突部10の内
部空間と、非接触部16a,16aの部分にて阻止さ
れ、それよりもコア2方向へ接着剤11は進行しない。
よって、スライダ1の先部やコア2の周辺に接着剤11
が及ぶことがなくなり、接着剤11の硬化後の膨張や収
縮によりコア2の部分が変形させられることがなく、ま
た接着領域が前記寸法Xの範囲に収まるため、接着剤の
硬化後の膨張や収縮により、スライダ1に強い曲げ応力
が作用することがなくクラウンの突出量hの変動も生じ
にくくなる。
【0016】また図4に示す第2実施例は、舌片16に
突部10の両側に位置する突条が形成され、この突条に
より非接触部16d,16dが形成されている。この突
条は、突部10と一緒にプレス工程にて隆起成形するこ
とができる。この実施例では突部10の内部空間と非接
触部16d,16dの内部空間とがつながっており、こ
の内部空間が、スライダ1の上面から離れている。よっ
て接着部16cとスライダ1との間に介装される接着剤
11は、突部10と非接触部16d,16dとで阻止さ
れ、これにより接着領域が規制される。ここで、上記構
成の第1実施例の浮上式磁気ヘッドにおいて、実際の接
着作業を行って磁気ヘッドの変形状態を調べた。この実
験の結果、スライダ1の後端面1nと突部10および非
接触部16aとの距離が変わり、接着領域の面積が変わ
ると、これに応じてコア2の周辺部分の変形状態と、ク
ラウンの突出寸法が変化することが解った。
【0017】図5ないし図8はこれらの試験結果を示す
線図であるが、これらにおいて横軸に示しているXは、
スライダ1の後端面1nと、非接触部16aの縁部16
bまでの距離(mm)である。また、図5ないし図8で
は各測定結果を「□」で示している。試験に使用した第
1実施例に係る浮上式磁気ヘッド装置の主要な寸法は以
下に示す通りである。スライダ1の後端面1nからコア
2の先端までの長さL1は3.1mm、スライダ1の後
端から磁気ギャップGまでの長さL2は2.9mm、ス
ライダの幅寸法W1はほぼ2.2mm、スライダ1の厚
さ寸法Hは0.61mm、クラウンの突出寸法h(図9
参照)は45nmである。またスライダ1の材質はMn
−Znフェライト系である。またフレキシャ7の舌片1
6の接着部16cの幅寸法Waはほぼ1mm、非接触部
16aの幅寸法は0.3mm、突部10の直径はほぼ
0.6mmである。
【0018】(温度特性試験)図5および図6は温度特
性の試験結果を示している。この試験では、舌片16に
おける突部10と非接触部16aの相対位置を変えるこ
となく、突部10と非接触部16aの位置を変えたフレ
キシャ7を複数個製造し、それぞれのフレキシャ7の舌
片16の接着部16cにスライダ1を常に同じ位置に位
置決めして接着し、前記Xの値が異なる磁気ヘッド装置
を複数種類製造して、それぞれを試験試料として使用し
た。これらの試験試料のそれぞれをガラスのディスクが
回転する試験用のディスク装置に搭載し、常温(23
℃)の環境下にてディスクD(図9参照)を回転させ
て、ディスクDの表面から磁気ギャップGまでの距離、
スライダ1のレール面1eの長さ方向両端部のそれぞれ
とディスクDの表面との距離、レール面1eの中心部と
ディスクDの表面との距離をそれぞれ光学測定装置によ
り測定した。
【0019】次に、このディスク装置を高温(55℃)
の環境下に設置してディスクDを回転させ、前記と同様
の測定を行った。まず、高温時の磁気ギャップGのディ
スクDの表面からの浮上量と、常温時での磁気ギャップ
Gのディスク表面からの浮上量の差を求めた。図5の縦
軸ではこの浮上量の差を、スライダ1のレール面1fか
らの磁気ギャップGの突出寸法δ(図9参照)の変化量
(nm)、すなわち高温時での磁気ギャップGのレール
面1fからの突出寸法δと、常温時での磁気ギャップG
の突出寸法δとの差に換算して示している。図5での縦
軸の値のプラス側は、高温になった結果、磁気ギャップ
Gのレール面1fからの突出寸法δが大きくなるように
変化したことを意味し、マイナス側は、逆に高温になっ
た結果、磁気ギャップGがスライダ1側へ引っ込む方向
へ変化したことを意味している。
【0020】図5に示す結果では、Xの値が1.5mm
を越えるあたりから、磁気ギャップの突出寸法δの変化
量が徐々に大きくなり、Xが2.0mmを越えると、突
出寸法δの変化量が急激に増大していくのが解る。これ
は、Xの値が大きくなると、接着領域がコア2の方向へ
近づくため、硬化した接着剤の変形がコア2の変形応力
として作用しやすくなっていることを意味し、高温環境
下において、接着剤の膨張によりコア2の部分がディス
ク方向へ変形させられ、磁気ギャップGの突出寸法が大
きくなることを意味している。
【0021】次に図6の縦軸は、クラウンの突出寸法h
の変化量を示している。クラウンの突出寸法hは、前述
のレール面1eの中心部とディスク表面との距離の測定
値から、レール面1eの両端部とディスク表面との距離
の測定値を減算することにより求められる。図6の縦軸
のマイナス側は、高温になった結果、クラウンの突出寸
法hが小さくなる方向に変化したことを意味し、プラス
側はクラウンの突出寸法hが大きくなる方向へ変化した
ことを意味している。図6の結果では、Xが1.5mm
を越えると、クラウンの突出寸法hの変化量がマイナス
側へ大きくなることが解る。これはXの値が1.5mm
を越え、接着領域が拡大していくと、高温環境下におい
てスライダ1が舌片16方向に対して凸形状となるよう
に曲げ変形させられやすくなり、その結果クラウンの突
出寸法hが減少することを意味している。
【0022】この図5と図6の結果から、前記Xの値が
1.5mmを越えない範囲であれば、高温環境下におい
て、磁気ギャップGの突出位置の変動を抑えることがで
き、またクラウンの突出寸法hの変化もほとんど生じな
いことが確認できる。図1に示す実施例の前記説明で
は、一例としてXが1.45mmの場合を示したが、こ
の例の場合には、接着領域の面積が最適であることが解
る。
【0023】(耐熱試験)図7および図8は耐熱試験結
果を示している。この試験では、前記温度特性試験と同
様に、突部10と非接触部16aとの相対位置を変える
ことなく前記Xの値を異ならせた浮上式磁気ヘッド装置
を複数種類製造して試験試料とした。これらの試料のそ
れぞれを試験用のディスク装置に搭載し、常温(23
℃)にてガラスのディスクを回転させ、前記温度特性試
験のときと同じ箇所、すなわち磁気ギャップG、レール
面1eの長手方向の両端部、レール面1eの中心部のそ
れぞれのディスクDの表面からの浮上量を測定した。次
に、それぞれの試験試料を100℃の高温環境にて20
時間放置し、常温まで冷ました後、それぞれの試料をデ
ィスク装置に搭載し、常温環境下にてガラスのディスク
を回転させて、前記と同様の箇所のそれぞれのディスク
表面からの浮上量を測定した。
【0024】図7は、耐熱試験後の磁気ギャップGの浮
上寸法f(図9参照)と、常温時の磁気ギャップGの浮
上寸法fとの差を縦軸に(nm)にて示している。図7
では縦軸で示す浮上寸法fの変化量がプラス側へ大きく
なると、耐熱試験後の磁気ヘッドでは、磁気ギャップG
がスライダ方向へ引っ込む方向へ変位することを意味
し、縦軸の変化量がマイナス側へ小さくなると、耐熱試
験の結果、磁気ギャップGがスライダ1のレール面1f
から突出する方向へ変化することを意味している。図7
に示す試験結果では、Xが2.0mmを過ぎると、浮上
寸法fの変化量がプラス側へ大きくなる。すなわちXの
寸法が大きくなって接着領域が広がると、接着剤がコア
2の近くに存在することになり、接着剤がコアの変形に
影響するようになる。そのため、高温環境に放置した後
に常温に冷却されることにより硬化した接着剤が収縮
し、コア2の部分がディスクから離れる方向へ引かれる
ことを意味している。
【0025】次に図8の縦軸は、レール面1eの3箇所
の浮上量の測定値から、耐熱試験後のクラウンの突出寸
法hと、常温時でのクラウンの突出寸法hとの差を示し
ている。図8の縦軸のプラス側は、耐熱試験の結果、ク
ラウンの突出寸法hが増大したことを意味している。図
8の結果では、Xの値が大きくなって2.0mmを越え
ると、耐熱試験後のクラウンの突出寸法hが大きくなる
ことが解る。すなわちXの値が大きくなって、接着領域
が広がっていくと、高温時から常温に冷却される間の接
着剤の収縮により、スライダ1が舌片16の方向に向か
って凹状に変形されやすくなる。
【0026】図7と図8の結果から、前記Xの値を2.
0mmを越えない値とすることにより、高温環境に使用
される場合でも、磁気ギャップGの突出量の永久的な変
化とクラウンの永久的な寸法変化がほとんど生じないこ
とが解る。図5と図6に示した温度特性試験では、Xの
値が1.5mmを越えない範囲が好ましいが、図7と図
8に示す耐熱試験の結果では、永久的なスライダやコア
の変形が生じない点において、実際の装置においてXの
値を2.0mm程度まで大きくできることが解る。
【0027】(接着強度試験)次に前記各試験に使用し
た後の試料について、スライダ1を舌片16から強制的
に剥がし、そのときの剥離力(g:グラム)を測定し
た。その結果、前記Xの値が1mmのものでは剥離力が
40グラムであり、Xが1mm以下のものは剥離力が4
0グラム以下となった。この種の磁気ヘッド装置では、
40グラムの接着強度が限界と考えられる。よって前記
Xの値の下限は1.0mmが好ましい。なお、前記実施
例の一例として示したXが1.45mmのものでは、剥
離試験にて50グラム以上の接着強度が得られているこ
とが確認された。以上から前記Xの値の好ましい範囲
は、接着強度試験と耐熱試験の結果から、1mm以上で
2.0mm以下である。さらに好ましくは、接着強度試
験と温度特性試験の結果から、1.0mm以上で1.5
mm以下である。
【0028】なお、前記実施例では、球面状の突部10
の中心と、非接触部16aまたは16dの中心線が一致
しているが、非接触部16aまたは16dが突部10の
内部空間とつながっている限りにおいて、突部10に対
し非接触部16a,16bがずれていてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明では、舌片の突部に
連続する部分にスライダとの非接触部を設けて突部と非
接触部にて接着領域を規制したため、スライダに凹部を
加工したり舌片に凹部をエッチングするなどの繁雑な加
工は不要になる。すなわち非接触部は舌片の外形と共に
切欠き加工し、または突部と一緒にプレス加工できるた
め、非接触部を設けるための特別な作業は不要である。
また非接触部を切欠き加工しても、突部が設けられてい
るため、舌片の強度が低下することもない。本発明で
は、特に非接触部をプレス加工で隆起成形した場合であ
っても、前記非接触部を舌片に形成された突部と連続し
て前記突部の真横から舌片の幅方向に延ばして形成して
いるので、前記非接触部が、スライダの突部支点での揺
動を阻害することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浮上式磁気ヘッド装置の第1実施例を
示す側面図である。
【図2】フレキシャと磁気ヘッドとの接合部を示す斜視
図である。
【図3】フレキシャ単体を示す平面図である。
【図4】第2実施例におけるフレキシャと磁気ヘッドと
の接合部を示す斜視図である。
【図5】温度特性試験における非接触部の位置と磁気ギ
ャップの突出寸法の変化量との関係を示す線図である
【図6】温度特性試験における非接触部の位置とクラウ
ン寸法の変化量との関係を示す線図である
【図7】耐熱試験前後における非接触部の位置と磁気ギ
ャップの浮上量の変化量との関係を示す線図である。
【図8】耐熱試験前後における非接触部の位置とクラウ
ン寸法の変化量との関係を示す線図である。
【図9】磁気ヘッドの各部の寸法の変形状態を示す側面
図である。
【図10】浮上式磁気ヘッドの従来例を示す部分側面図
である。
【図11】磁気ヘッドのスライダおよびコアを示す分解
斜視図である。
【図12】図11に示す支持機構をスライダを接着しな
い状態で示した底面図である。
【図13】浮上式磁気ヘッドにおいて接着剤の流れを阻
止する構造の従来例を示す部分側面図である。
【図14】浮上式磁気ヘッドにおいて接着剤の流れを阻
止する構造の従来例を示す部分側面図である。
【符号の説明】
1 スライダ 1e,1f レール面 1n スライダの後端面 2 コア 3 支持機構 7 フレキシャ 8 ロードビーム 10 突部 11 接着剤 16 舌片 16a,16d 非接触部 G 磁気ギャップ X スライダの後端面と非接触部の縁部までの距離

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライダとコアとの接合部に磁気ギャッ
    プが形成され且つコアに巻線が設けられた磁気ヘッド
    と、前記スライダが接着される舌片を有する支持機構と
    が設けられた浮上式磁気ヘッド装置において、前記舌片
    には、前記支持機構の一部にピボット支持される突部
    と、この突部と連続して前記突部の真横から舌片の幅方
    向へ延びるスライダとの非接触部が形成されており、こ
    の非接触部を境としてコアと逆側の領域が舌片とスライ
    ダとの接着領域となっていることを特徴とする浮上式磁
    気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 前記舌片に接着されたスライダの後端部
    から、前記舌片に形成された非接触部までの距離Xは、
    1mm以上2mm以下である請求項1記載の浮上式磁気
    ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 前記舌片に接着されたスライダの後端部
    から、前記舌片に形成された非接触部までの距離Xは、
    1mm以上1.5mm以下である請求項2記載の浮上式
    磁気ヘッド装置。
JP5197997A 1993-07-15 1993-07-15 浮上式磁気ヘッド装置 Expired - Fee Related JP2930505B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5197997A JP2930505B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 浮上式磁気ヘッド装置
US08/274,670 US5467236A (en) 1993-07-15 1994-07-13 Gapped flexure tongue for floating type magnetic head apparatus
US08/551,993 US5675454A (en) 1993-07-15 1995-11-02 Floating type magnetic head apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5197997A JP2930505B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 浮上式磁気ヘッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0729343A JPH0729343A (ja) 1995-01-31
JP2930505B2 true JP2930505B2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=16383799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5197997A Expired - Fee Related JP2930505B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 浮上式磁気ヘッド装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US5467236A (ja)
JP (1) JP2930505B2 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2930505B2 (ja) * 1993-07-15 1999-08-03 アルプス電気株式会社 浮上式磁気ヘッド装置
JPH07153049A (ja) * 1993-11-25 1995-06-16 Toshiba Corp 磁気ディスク装置の磁気ヘッド装置
US6801398B1 (en) * 1993-12-10 2004-10-05 Fujitsu Limited Magnetic head suspension assembly with adhesion limiting structure
JP3252620B2 (ja) * 1994-10-20 2002-02-04 株式会社日立製作所 磁気ヘッド支持機構及び磁気ディスク装置
JP3264801B2 (ja) * 1995-09-13 2002-03-11 アルプス電気株式会社 磁気記録再生装置のヘッド移送機構
KR100392670B1 (ko) * 1996-03-26 2003-11-28 삼성전자주식회사 하드디스크드라이브의헤드장치
US5936804A (en) * 1997-11-26 1999-08-10 Quantum Corporation Impact features on suspensions for improved damage resiliancy in disk drives
US5936806A (en) * 1998-03-06 1999-08-10 International Business Machines Corporation Flying head slider and suspension assembly with stress relief for controlling slider crown thermal sensitivity
JP3569144B2 (ja) * 1998-12-25 2004-09-22 ヒタチグローバルストレージテクノロジーズネザーランドビーブイ ヘッド支持アーム及びこれの製造方法
US6246547B1 (en) * 1999-02-16 2001-06-12 Read-Rite Corporation Low profile flexure and slider-flexure assembly
JP3444256B2 (ja) 2000-01-18 2003-09-08 株式会社日立製作所 磁気ディスク装置
US6515832B1 (en) * 2000-04-19 2003-02-04 Applied Kinetics, Inc. Gimbal stiffness control for head suspension assemblies
US6980400B2 (en) * 2002-02-26 2005-12-27 Applied Kinetics, Inc. Limiter for integral flexible circuit suspension assembly
US6965499B1 (en) 2002-04-25 2005-11-15 Hutchinson Technology Incorporated Head suspension configured for improved thermal performance during solder ball bonding to head slider
US7688553B1 (en) * 2004-08-05 2010-03-30 Seagate Technology Llc Thermally-compensating attachment of disk drive slider to flexure
US7474508B1 (en) 2005-03-09 2009-01-06 Western Digital (Fremont), Inc. Head gimbal assembly with air bearing slider crown having reduced temperature sensitivity
US8014105B2 (en) * 2005-03-11 2011-09-06 Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands B.V. Method and apparatus for modifying the air bearing force of the trailing edge of a slider to increase head to disk interface reliability for contact recording systems
US8014106B2 (en) * 2005-03-11 2011-09-06 Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands B.V. Method and apparatus for modifying a dynamic pitch of a slider to increase head to disk interface reliability for contact recording systems
US8134803B2 (en) * 2005-10-14 2012-03-13 Seagate Technology, Llc Suspension tongue design for varying the static pitch and roll torque on the slider of a disk drive
US20080002304A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-03 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Micro-actuator mounting arrangement and manufacturing method thereof
US7729089B1 (en) 2006-10-13 2010-06-01 Western Digital Technologies, Inc. Head-gimbal assembly including a flexure tongue with stand-offs arranged to facilitate lateral light entry
US7995310B1 (en) 2006-11-09 2011-08-09 Western Digital Technologies, Inc. Head-gimbal assembly including a flexure tongue with adhesive receptacles disposed adjacent to stand-offs
US8300362B2 (en) * 2009-06-15 2012-10-30 Seagate Technology Llc Slider-gimbal scratch mitigation
US8493689B2 (en) * 2009-06-15 2013-07-23 Seagate Technology Llc Protective layer on gimbal for scratch mitigation
US9368139B1 (en) * 2015-03-20 2016-06-14 Western Digital (Fremont), Llc Slider back side etching to increase shear strength between suspension and slider

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4167765A (en) * 1978-07-27 1979-09-11 International Business Machines Corporation Transducer suspension mount apparatus
US4724500A (en) * 1986-08-14 1988-02-09 Tandon Corporation Mechanism for preventing shock damage to head slider assemblies and disks in rigid disk drive
US5008768A (en) * 1989-03-27 1991-04-16 Computer & Communications Technology Corp. Disk head assembly flexure with sloped ramp support structure
US5138507A (en) * 1989-03-27 1992-08-11 Computer & Communications Technology Corp. Disk head assembly flexure with improved motion stability
JPH0352873U (ja) * 1989-09-27 1991-05-22
JPH046614A (ja) * 1990-04-24 1992-01-10 Hitachi Metals Ltd 浮上型磁気ヘッド
US5333085A (en) * 1990-11-06 1994-07-26 Seagate Technology, Inc. Read/write gimbal with limited range of motion
JPH04276306A (ja) * 1991-03-04 1992-10-01 Nec Corp 磁気ヘッド用ベース
JP2930505B2 (ja) * 1993-07-15 1999-08-03 アルプス電気株式会社 浮上式磁気ヘッド装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5467236A (en) 1995-11-14
US5675454A (en) 1997-10-07
JPH0729343A (ja) 1995-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2930505B2 (ja) 浮上式磁気ヘッド装置
US6801398B1 (en) Magnetic head suspension assembly with adhesion limiting structure
EP0453109B1 (en) Magnetic disc drive
US5959807A (en) Head suspension with motion restraining tethers
US20020012202A1 (en) One-piece flexure for small magnetic heads
US5936806A (en) Flying head slider and suspension assembly with stress relief for controlling slider crown thermal sensitivity
JPH07153049A (ja) 磁気ディスク装置の磁気ヘッド装置
US6937441B2 (en) Disc drive suspension having features enabling relative positioning of load beam and flexure
JPH0789432B2 (ja) 磁気テ−プカセツト用押圧リ−フスプリング
JP4866759B2 (ja) 制御された静止姿勢及び荷重点接触を含むフレキシャ
JP2935790B2 (ja) 浮上式磁気ヘッド
US6028741A (en) Magnetic head device which is capable of controlling a shift of a head main body
JPH03127388A (ja) 磁気ヘッド支持装置
JP3687831B2 (ja) 磁気ヘッド支持機構
JPH05128621A (ja) 光磁気記録用摺動型磁気ヘツドの取付け構造
JPH05334826A (ja) 磁気ヘッド
JPH023304A (ja) 光学部品の取付け具及びその製造方法
JP2863429B2 (ja) 光磁気記録用磁気ヘッド
JPH073739B2 (ja) 磁気ヘッド組立体
US7159228B2 (en) Converter support device with slider
JP3533740B2 (ja) 磁気ヘッド支持機構及び磁気ディスク装置
JP3514602B2 (ja) 磁気ヘッド装置
JPH07225981A (ja) 光磁気記録用磁気ヘッド
JPH0119276Y2 (ja)
JP3630719B2 (ja) 磁気ヘッド構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990511

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees