JP2930371B2 - 両末端修飾エチレン重合体及びその製造法 - Google Patents

両末端修飾エチレン重合体及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、両末端にカルボニル基を有するエチレン重
合体及びその製造法に関する。
従来の技術 エチレンのリビングアニオン重合により得られたポリ
マーの片末端に官能基を導入したポリマーは知られてい
るが、両末端に官能基が導入されたエチレン重合体は未
だ知られていない。
発明が解決しようとする課題 エチレン重合体の両末端に官能基が導入できれば、重
縮合のマクロモノマー等の用途に幅広い応用が期待でき
る。
本発明は、両末端に官能基が導入されたエチレン重合
体を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明者らは鋭意研究を行った結果、ω,ω′−ジオ
レフィン化合物と有機リチウム化合物との反応生成物及
び特定のジアミン化合物からなる重合開始剤を用いてエ
チレンを重合させた後、二酸化炭素を反応させることに
より、両末端にカルボニル基が導入したエチレン重合体
が得られることを見出して、本発明に到達した。
発明の要旨 すなわち、本発明は (1) CH2・CH2の繰り返し単位からなり、かつそ
の両末端に 基が結合した数平均分子量300〜300,000のエチレン重合
体、 〔但し、Xは−OH,−OR1,ハロゲン原子又は−SO3R2
示し、R1は炭素数1〜5の炭化水素基、R2はハロゲン原
子置換又は未置換の炭素数1〜20個の炭化水素基を示
す。〕 (2) 一般式H2C=CR3−R4−CR3=CH2〔但し、R3は炭
素数1〜10個の炭化水素基、R4は炭素数1〜20個の二価
の炭化水素基を示す。〕で表わされるジオレフィン化合
物(I)と有機リチウム化合物(II)との反応で生成す
るジリチオ化合物と(一般式R2 6N−R7−NR2 6〔但し、R6
は炭素数1〜5個の炭化水素基、R7は炭素数1〜10個の
二価の炭化水素基を示す。〕で表わされる)ジアミン化
合物(III)の存在下、エチレンを重合し、次いで二酸
化炭素と反応させ、更にプロトン供与体又は一般式ZSO3
R2〔但し、Zはハロゲン原子、R2は前記と同意義。〕で
表わされるスルホン酸ハライドと反応させることからな
るXが−OH又は−SO3R2である前記(1)記載のエチレ
ン重合体の製造法、および (3) 一般式H2C=CR3−R4−CR3=CH2〔但し、R3は炭
素数1〜10個の炭化水素基、R4は炭素数1〜20個の二価
の炭化水素基を示す。〕で表わされるジオレフィン化合
物(I)と有機リチウム化合物(II)との反応で生成す
るジリチオ化合物と、(一般式R2 6N−R7−NR2 6〔但し、
R6は炭素数1〜5個の炭化水素基、R7は炭素数1〜10個
の二価の炭化水素基を示す。〕で表わされる)ジアミン
化合物(III)の存在下、エチレンを重合し、次いで二
酸化炭素と反応させ、更にプロトン供与体と反応させた
後、R1OH〔但し、R1は前記と同意義。〕で表わされるア
ルコール又はハロゲン化チオニルと反応させることから
なるXが−OR1又はハロゲン原子である前記(1)記載
のエチレン重合体の製造法、 を要旨とするものである。
エチレン重合体 本発明のエチレン重合体は、前記の通り表わすことが
でき、前記においてXは−OH,−OR1,ハロゲン原子又は
−SO3R2を示す。
OR1のR1は、炭素数1〜5個の炭化水素基であるが、
望ましくはアルキル基であり、特に望ましくはメチル及
びエチルである。
ハロゲン原子としては、塩素、臭素、弗素及びヨウ素
が挙げられる。
−SO3R2のR2は、炭素数1〜20個の炭化水素基である
が、より具体的には、炭素数1〜20個のアルキル基、ア
ルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アルアル
キル基が挙げられる。これらの中でもアリール基、アル
アルキル基が望ましい。又、R2は塩素、臭素、ヨウ素、
弗素等のハロゲン原子が結合したものでもよい。−SO3R
2の具体例としては、 等が挙げられる。
Xの中でも−OH,−OCH3,−OC2H5,−Cl, 等が望ましく、−OH,−OCH3が特に望ましい。
本発明のエチレン重合体は、300〜300,000の数平均分
子量(n)を持つが、望ましくは600〜150,000のn
を持つものである。
エチレン重合体の製造法 (1) ジオレフィン化合物(I)と有機リチウム化合
物(II)との反応 ジオレフィン化合物(I)は、一般式H2C=CR3−R4
CR3=CH2で表わされる。式において、R3は炭素数1〜10
個の炭化水素基があるが,具体的にはアルキル基、シク
ロアルキル基、アリール基、アルアルキル基が挙げら
れ、特にアルキル基、アリール基が望ましい。その具体
例としては、メチル基、エチル基、プロピル、ブチル、
ヘキシル基のアルキル基、フェニル、トリル、キシリル
等のアリール基が挙げられる。
又、R4は炭素数1〜20個の二価の炭化水素基である
が,具体的には、式CH2 (但し、m=1〜12)、 (但し、r=1〜6)等の置換基が挙げられる。
化合物(I)の具体例としては、2,5−ジメチル−1,5
−ヘキサジエン、2,5−ジフェニル−1,5−ヘキサジエ
ン、2,6−ジフェニル−1,6−ヘプタジエン、2,7−ジフ
ェニル−1,7−オクタジエン、2,7−ジメチル−1,7−オ
クタジエン、1,2−ビス〔4−(1−フェニルビニル)
フェニル〕エタン、1,4−ビス〔4−(1−フェニルビ
ニル)フェニル〕ブタン、1,2−ビス〔イソプロペニル
−4−フェニル)エタン、1,2−ビス〔イソプロペニル
−4−フェニル)ブタン等が挙げられる。
有機リチウム化合物(II)は、一般式R5Liで表わされ
る化合物である。式において、R5は炭素数1〜10個の炭
化水素基、望ましくはアルキル基、アリール基、特に望
ましくはアルキル基である。
化合物(II)としては、メチルリチウム、エチルリチ
ウム、n−プロピルリチウム、i−プロピルリチウム、
n−ブチルリチウム、i−ブチルリチウム、s−ブチル
リチウム、t:ブチルリチウム、n−ペンチルリチウム、
ヘキシルリチウム等が例示できる。
化合物(I)と化合物(II)の反応は、有機溶媒の存
在下で行うのが望ましく、有機溶媒としては、炭化水
素、特にヘプタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素、ベン
ゼン、トルエン等の芳香族炭化水素の使用が望ましい。
有機溶媒は2種以上用いることも可能である。
化合物(I)と化合物(II)は、(II)/(I)(モ
ル比)が0.1〜30、望ましくは1〜5の割合で用いられ
る。両者の反応は、−50〜+100℃、好ましくは0〜50
℃で、1時間〜1ケ月、好ましくは1日〜10日行なわれ
る。
(2) エチレンの重合 エチレンの重合は、上記(1)で化合物(I)と化合
物(II)の反応が生成したジリチオ化合物と、ジアミン
化合物(II)の存在下、エチレンを重合することにより
行なう。
ジアミン化合物(III)は、一般式R2 6N−R7−NR2 6
表わされる。式において、R6は炭素数1〜5個の炭化水
素基、望ましくはアルキル基であり、具体的にはメチ
ル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
ル、i−ブチル、s−ブチル、t、ブチル、n−ペンチ
ル等である。メチル基で特に望ましい。
R7は炭素数1〜10個の二価の炭化水素基である。望ま
しくは、式−CtH2t−(但し、t=1〜10)で表わされ
る二価の炭化水素基である。
化合物(III)としては、テトラメチルエチレンジア
ミン、テトラメチルプロピレンジアミン、テトラメチル
ジアミノブタン、テトラメチルジアミノペンタン、テト
ラメチルジアミノヘキサン、テトラエチレンジアミン等
が例示できる。
エチレンの重合は、望ましくは炭化水素等の溶媒の存
在下で行なわれる。炭化水素としては、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素が特に望ましい。
ジリチオ化合物とジアミン化合物(III)の使用割合
は、ジリチオ化合物を生成する際に用いたジオレフィン
化合物(I)1モルに対してジアミン化合物(III)を
0.1〜20モル、好ましくは0.5〜4モルとする。
エチレンの重合は、−100℃〜+100℃、好ましくは−
30℃〜+30℃の温度で、1時間〜1ケ月、好ましくは10
時間〜1週間行なわれる。
(3) 二酸化炭素との反応 上記(2)で生成したエチレン重合体は二酸化炭素の
反応は、上記(2)の反応系に、二酸化炭素を供給し、
接触することにより行なわれる。二酸化炭素は、ジオレ
フィン化合物(I)1モル当り、0.1〜10,000モル、好
ましくは2〜100モルである。二酸化炭素は、二酸化炭
素を含む混合物の形で供給してもよい。
反応は、−150℃〜+50℃、好ましくは−100℃〜0℃
お比較的低温で二酸化炭素を供給し、しかる後−50℃〜
+100℃、好ましくは0〜50℃の温度で、0.1〜100時
間、好ましくは1〜10時間、撹拌等の手段で接触させる
ことにより行なわれる。
(4) プロトン供与体としては、スルホン酸ハライド
との反応 プロトン供与体としては、水、アルコール、無機酸等
が使用し得る。アルコールとしては、メタノール、エタ
ノール、プロパノール等が、無機酸としては、塩酸、硝
酸、硫酸等が挙げられる。
又、スルホン酸ハライドは、一般式ZSO3R2で表わされ
る。式において、Zはハロゲン原子であり、具体的に
は、塩素、臭素、弗素、ヨウ素である。式におけるR
2は、前記エチレン重合体の置換基Xが−SO3R2の場合に
おけるR2と同意義である。従って、スルホン酸ハライド
の具体例としては、前記−SO3R2に、Zすなわちハロゲ
ン原子が結合した化合物が挙げられる。
プロトン供与体又はスルホン酸ハライドとの反応は、
−100℃〜+200℃、好ましくは0〜150℃で、1分間〜1
0時間、好ましくは0.1〜2時間行なわれる。
プロトン供与体と反応させることにより、両末端に が導入した本発明のエチレン重合体が、又、スルホン酸
ハライドと反応させることにより、両末端に が導入した本発明のエチレン重合体が得られる。
(5) アルコール又はハロゲン化チオニルとの反応 用い得るアルコールは、一般式R1OHで表わされ、R1
前記と同意義である。従って、特に望ましくはアルコー
ルはメタノール及びエタノールである。
ハロゲン化チオニルとしては、SOCl2,SO2Cl2,SOBr2,S
OI2,SO2Br2,SO2I2等が使用し得る。
アルコール又はハロゲン化チオニルとの反応は、−50
℃〜+200℃、好ましくは50〜150℃で、1分間〜1週
間、好ましくは1時間〜1日間行なわれる。アルコール
は置換で使用してもよく、メタノール・BF3錯体のよう
なアルコールの錯化物を用いることもできる。
上記(4)でプロトン供与体と反応させた生成物とア
ルコールと反応させることにより、両末端に が、又ハロゲン化チオニルと反応させることにより、両
末端に (但し、Xはハロゲン原子)が、それぞれ導入した本発
明のエチレン重合体を製造することができる。
上記のようにして得られた本発明の重合体は、上記の
製造法を採ることから、製造の際に用いられる該ジオレ
フィン化合物骨格及び有機リチウム化合物の置換基R5
その中に包含する下記のようなミクロ構造を採るものと
推定される。
上記において、Aは 又は であり、(m+n)は数平均分子量に見合う整数であ
る。
発明の効果 本発明の方法を採ることにより、その両末端が少なく
ともカルボニル基を有する官能基で修飾されたエチレン
重合体を製造することが可能となった。
このような両末端に官能基を有する本発明のエチレン
重合体は、重縮合のマクロモノマー等に幅広く用いるこ
とができる。
実施例 以下、本発明を実施例により、詳細に説明する。
実施例1 2,7−ジ(4−トルイル)−1,7−オクタジエン 3ミ
リモルを、ヘプタンとトルエンの等容量混合溶液25mlに
溶解させた。9ミリモルのs−ブチルリチウムに上記の
溶液を加え室温で5日間撹拌した。反応溶液から沈殿し
たジリチオ化合物をろ別し、25mlのヘプタンで洗浄し
た。充分に窒素置換した500mlの反応容器に乾燥したト
ルエンを200ml加え、さらに7ミリモルのテトラメチル
エチレンジアミンを添加した。0℃に冷却した後上記の
ジリチオ化合物を導入し、撹拌しながらエチレンを加え
ていった。エチレンの圧力を2気圧に保つように系内に
エチレンを補充しながら24時間撹拌を続け、エチレンの
重合体を合成した。
系内に残存するエチレンモノマーを脱気した後、−78
℃に冷却し、乾燥した二酸化炭素を導入した。二酸化炭
素の内圧を2気圧に維持しながら、室温まで昇温しさら
に5時間撹拌を続けた。
生成物を10%の塩酸にそそぎ、生成した沈殿物をろ別
した。沈殿物を熱トルエンで2日間抽出した後、トルエ
ンを冷却し、生成した固体をろ別し乾燥した。得られた
ポリマーの収量は1.6gであり、GPCにより求めた数平均
分子量(n)は1.5×103であった。IRスペクトルを測
定したところカルボン酸に起因するピークが1700cm-1
観察された。
プロトンNMRを測定したところカルボン酸の水素に起
因するブロードなピークが11ppm付近に観察された。
エチレン重合体に起因する1.3ppmのピークとカルボン
酸に隣接するメチレン基の水素に起因する2.3ppmのピー
クの強度比より求めたnは1.7×103であった。この値
はGPCによれ求めた値とよく一致している。
このことにより両末端にカルボキシ基を有するエチレ
ン重合体が合成できたと結論した。
実施例2 実施例1で得られた両末端にカルボキシル基を有する
エチレン重合体1.5gをキシレン200mlに120℃で溶解し
た。これに三フッ化ホウ素−メタノール錯体8.3mlを加
えた。混合物を6時間加熱還流下で反応させた。その後
溶媒を減圧除去して、目的物を得た。IRスペクトルを測
定したところ、1740cm-1、1150cm-1付近にエステル結合
に起因するピークが見られた。
このことより両末端カルボキシル化エチレン重合体か
ら両末端メチルエステル化エチレン重合体にかわったこ
とがわかる。
実施例3 エチレンの重合時間を72時間とした以外は実施例1と
同様にして本発明のエチレン重合体を合成した。実施例
1と同様にして得られた重合体のIRスペクトルを測定し
たところ1700cm-1にカルボン酸に起因するピークが観察
された。また、プロトンNMRより求めた数平均分子量は
5.1×103であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 8/00 - 8/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CH2・CH2の繰り返し単位からなり、か
    つその両末端に 基が結合した数平均分子量300〜300,000のエチレン重合
    体。 〔但し、Xは−OH,−OR1,ハロゲン原子又は−SO3R2を示
    し、R1は炭素数1〜5の炭化水素基、R2はハロゲン原子
    置換又は未置換の炭素数1〜20個の炭化水素基を示
    す。〕
  2. 【請求項2】一般式H2C=CR3−R4−CR3=CH2〔但し、R3
    は炭素数1〜10個の炭化水素基、R4は炭素数1〜20個の
    二価の炭化水素基を示す。〕で表わされるジオレフィン
    化合物(I)と有機リチウム化合物(II)との反応で生
    成するジリチオ化合物と、(一般式R2 6N−R7−NR2 6〔但
    し、R6は炭素数1〜5個の炭化水素基、R7は炭素数1〜
    10個の二価の炭化水素基を示す。〕で表わされる)ジア
    ミン化合物(III)の存在下、エチレンを重合し、次い
    で二酸化炭素と反応させ、更にプロトン供与体又は一般
    式ZSO3R2〔但し、Zはハロゲン原子、R2は前記と同意
    義。〕で表わされるスルホン酸ハライドと反応させるこ
    とからなるXが−OH又は−SO3R2である請求項(1)記
    載のエチレン重合体の製造法。
  3. 【請求項3】一般式H2C=CR3−R4−CR3=CH2〔但し、R3
    は炭素数1〜10個の炭化水素基、R4は炭素数1〜20個の
    二価の炭化水素基を示す。〕で表わされるジオレフィン
    化合物(I)と有機リチウム化合物(II)との反応で生
    成するジリチオ化合物と、(一般式R2 6N−R7−NR2 6〔但
    し、R6は炭素数1〜5個の炭化水素基、R7は炭素数1〜
    10個の二価の炭化水素基を示す。〕で表わされる)ジア
    ミン化合物(III)の存在下、エチレンを重合し、次い
    で二酸化炭素と反応させ、更にプロトン供与体と反応さ
    せた後、R1OH〔但し、R1は前記と同意義。〕で表わされ
    るアルコール又はハロゲン化チオニルと反応させること
    からなるXが−OR1又はハロゲン原子である請求項
    (1)記載のエチレン重合体の製造法。
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