JP2926899B2 - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2926899B2
JP2926899B2 JP2142522A JP14252290A JP2926899B2 JP 2926899 B2 JP2926899 B2 JP 2926899B2 JP 2142522 A JP2142522 A JP 2142522A JP 14252290 A JP14252290 A JP 14252290A JP 2926899 B2 JP2926899 B2 JP 2926899B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序でこの発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G1一実施例の構成(第1図) G2一実施例の動作(第1図〜第4図) G3一実施例の他の動作(第1図,第4図〜第6図) G4他の実施例の構成(第7図) G5他の実施例の動作(第7図〜第9図) H.発明の効果 A.産業上の利用分野 この発明は、高密度記録に好適な光ディスクに関す
る。
B.発明の概要 この発明光ディスクは溝部とこの溝部間のしきい部と
がこの溝部同志が径方向に隣接しないように所定の周期
で交互にスパイラル状に形成されるとともに、この溝部
とこのしきい部とのそれぞれに情報が記録可能トラック
が形成され、この記録可能トラック上に所定周期でサー
ボ用ピットが設けられていることにより、等価的に従来
の2倍の密度の記録トラックを有しながら、従来と同一
の空間カットオフ周波数の光学系を用いてトラッキング
制御が可能となるようにしたものである。
C.従来の技術 従来の光ディスクには、第10図に示すように、渦巻状
の連続案内溝Gが予め形成され、この案内溝に沿って、
記録トラックが形成されるものがある。通常の場合、各
溝部Gi−1,Gi,Gi+1のトラックに情報が書き込まれ、
溝の間の「しきい」部は情報を誤りなく読み取るための
余白とされる。
また、従来の光ディスクには、記録トラックが形成さ
れるべき位置を定めるために、トラック毎の案内標識が
予め形成されたものもある。通常、この形式の光ディス
クでは、記録トラックは同心状に形成される。
そして、光ディスクの記録ないし再生に当たっては、
光ビームが光ディスクの記録トラックに自動追従するよ
うに、光ピックアップのトラッキング制御が行われる。
先ず、本発明を理解するために、光ディスクにおける
各種トラッキング制御方式について説明する。
連続溝形式の光ディスクの記録ないし再生の場合、第
11図に示すように、光ディスクDからの反射光ビーム
が、光ピックアップ(1)の対物レンズ(2)とビーム
スプリッタ(3)とを経て、光検出器(4)に導かれて
トラッキング制御信号が形成される。この制御信号が2
軸アクチュエータ(5)に供給されて、光ディスクDの
半径方向に光ピックアップ(1)が駆動される。
第11図の例では、光検出器(4)として、トラックの
中心に関して対称に配置された2分割光検出器が用いら
れ、2つの受光素子(4l),(4r)の検出出力の差とし
て、トラッキングエラーを検出する、いわゆるプッシュ
プル法が採用されている。
プッシュプル法では、第12図に示すように、ビームス
ポットSPoの直径は、例えば1.6μmのトラックピッチp
とほぼ等しく設定される。
任意のトラックTiの中心を基準として、ディスクの半
径方向へのビームスポットの位置をxとするとき、ビー
ムスポットSPoに対応する受光素子(4l),(4r)の検
出出力Sl,Srは、第13図A,Bに示すように、その空間周期
がトラックピッチpと等しく、その空間位相が、トラッ
クピッチpの1/2だけずれて、互いに逆相の正弦波とな
り、次の(1a),(1b)式のように表される。
Sl=sin(2πx/p) ‥‥(1a) Sr=−sin(2πx/p) ‥‥(1b) この検出出力Sl,Srの差信号Ssoは、第13図Cに示すよ
うに、任意のトラックTiの中心で正方向にゼロクロスす
るような正弦波となって、次の(2)式のように表さ
れ、この差信号Ssoがトラッキング制御信号として用い
られる。
Sso=2sin(2πx/p) ‥‥(2) また、光ディスクのトラッキングエラー検出には、第
14図に示すような3スポット法が用いられる場合もあ
る。
3スポット法では、記録ないし再生用の光ビーム(主
ビーム)に加えて、1次回折光を利用した2本の副ビー
ムが光ディスクに照射され、主ビームによって形成され
る主ビームスポットSPoに関して、点対称になるよう
に、副ビームによる2個の副ビームスポットSPa,SPbが
光ディスク上に形成される。
各ビームスポットの直径は、例えば、1.6μmのトラ
ックピッチpとほぼ等しく、また、両副ビームスポット
SPa,SPbと主ビームスポットSPoとの間隔は、ディスクの
半径方向に、トラックピッチpのそれぞれ1/4とされ
る。
そして、光ディスクから反射された2本の副ビームが
光ピックアップの別個の光検出素子によってそれぞれ検
出される。
任意のトラックTiの中心を基準として、ディスクの半
径方向への各ビームスポットの位置をxとするとき、副
ビームスポットSPa,SPbに対応する検出出力Sa,Sbは、前
出第13図A,Bに示すと同様に、次の(3a),(3b)式に
表されるような、互いに逆相の正弦波となる。
Sa=sin(2πx/p) ‥‥(3a) Sb=−sin(2πx/p) ‥‥(3b) この検出出力Sa,Sbの差信号Sabは、前出第13図Cに示
すように、任意のトラックTiの中心で正方向に正方向に
ゼロクロスするような正弦波となり、次の(4)式のよ
うに表される。
Sab=2sin(2πx/p) ‥‥(4) 3スポット法では、この差信号Sabがトラッキング制
御信号として用いられる。
また、案内標識形式の光ディスクでは、いわゆるサン
プルサーボ法によるトラッキング制御が行われる。
第15図に示すように、特定の領域(いわゆるサーボ領
域)に、1対の制御ピット(いわゆるサーボピット)PT
a,PTbが、トラックに沿って所定の距離をおいて、か
つ、トラックの中心線に対して、例えば、トラックピッ
チpのそれぞれ1/4の間隔をおいて設けられる。更に、
このサーボピットPTa,PTbからトラックに沿って所定の
距離をおいて、トラックの中心線上に、基準となる第3
の制御ピットPToが設けられる。
記録ないし再生時には、サーボピットPTa,PTbがトラ
ックピッチpとほぼ等しい直径の光ビームによって走査
されて、サーボピットにそれぞれ対応するタイミングで
得られる検出出力Sa,Sbは、次の(5a),(5b)式に表
されるように、互いに逆相の正弦波となる。
Sa=−sin(2πx/p) ‥‥(5a) Sb=sin(2πx/p) ‥‥(5b) 各検出出力Sa,Sbの差信号Sbaは、前出第13図Cに示す
ように、任意のトラックTiの中心で正方向にゼロクロス
するような正弦波となり、次の(6)式のように表され
る。
Sba=2sin(2πx/p) ‥‥(6) サーボピット形式のディスクでも、この差信号Sbaが
トラッキング制御信号として用いられる。
D.発明が解決しようとする課題 ところが、従来の光ディスクでは、トラックピッチp
を小さくしていくと、このピッチの逆数が光ピックアッ
プの空間カットオフ周波数を越えるようになって、光ピ
ックアップが読み取ることができず、光学像が得られな
いので、トラッキング信号が得られなくなるという問題
があった。
例えば、光の波長λと対物レンズの開口数NAがそれぞ
れ λ=0.78μm,NA=0.5 であるとき、空間カットオフ周波数fcは fc=2NA/λ=1/λ 1280本/mm となり、p≦λ=0.78μm、即ち、トラックピッチpが
光の波長λ以下では、トラッキングサーボを行うことが
できなくなる。
かかる点に鑑み、この発明の目的は、等価的に従来の
2倍の密度の記録トラックを有しながら、従来と同一の
空間カットオフ周波数の光学系を用いてトラッキング制
御が可能となる光ディスクを提供するところにある。
E.課題を解決するための手段 この発明光ディスクは溝部とこの溝部間のしきい部と
がこの溝部同志が径方向に隣接しないように所定の周期
で交互にスパイラル状に形成されるとともに、この溝部
とこのしきい部とのそれぞれに情報が記録可能トラック
が形成され、この記録可能トラック上に所定周期でサー
ボ用ピットが設けられているものである。
F.作用 かかる構成によれば、等価的に従来の2倍の密度の記
録トラックが形成され、従来と同一の空間カットオフ周
波数の光学系を用いて、トラッキング制御が可能とな
る。
G.実施例 以下、第1図〜第6図を参照しながら、この発明によ
る光ディスクの一実施例について説明する。
G1一実施例の構成 この発明の一実施例の構成を第1図に示す。
第1図においては、渦巻状の案内溝Gがディスクの同
一半径上で1周毎に分断されて、複数本の案内溝Gi,Gj
が形成されると共に、先行する案内溝の終端Gifに対し
て後続する案内溝の始端Gjsがトラックピッチpの1/2だ
けずらして形成される。
これにより、分断領域では、溝部と「しきい」部、ま
たは、「しきい」部と溝部がトラック方向にそれぞれ連
続することになる。
G2一実施例の動作 次に、第2図〜第4図をも参照しながら、この発明の
一実施例にプッシュプル法を適用した場合のトラッキン
グ制御動作について説明する。
この場合は、第2図に示すように、主ビームスポット
SPoに加えて、例えば1次回折光を利用する、副ビーム
スポットSPaが用いられる。この副ビームスポットSPa
は、主ビームスポットSPoに対して、ディスクの半径方
向外側にトラックピッチpの1/4だけ間隔をおいて(オ
フセットして)形成される。その余の構成は前出第12図
と同様である。
上述の2個のビームスポットSPo,SPaに対応して、第
3図に示すように、光検出器(10)は、2対の光検出素
子(11l),(11r),(12l),(12r)から構成され
る。制御信号形成回路(20)の一方の差動増幅器(21)
において、1対の検出素子(11l),(11r)の出力の減
算がなされると共に、他方の差動増幅器(22)におい
て、他の1対の検出素子(12l),(12r)の出力の減算
がなされる。乗算器(23)において両差動増幅器(2
1),(22)の出力が乗算され、乗算器(23)の出力
が、端子OUTを経て、トラッキング制御信号として、光
ピックアップの2軸アクチュエータ(第11図参照)に供
給される。
この実施例においてプッシュプル法を適用した場合、
主ビームスポットSPoに対応する検出素子(11l),(11
r)の検出出力Sol,Sorは、前述のように、互いに逆位相
の正弦波となり、それぞれ前出(1a),(1b)式のよう
に表される。そして、差動増幅器(21)により、両検出
出力Sol,Sorから形成される差信号Ssoは、前出(2)式
のように表されて、第4図Aに示すように、その空間周
期がトラックピッチpと等しく、任意のトラックTiの中
心で正方向にゼロクロスするような正弦波となる。
また、副ビームスポットSPaに対応する光検出素子(1
2l),(12r)の検出出力Sal,Sarは、その空間位相が、
上述の検出素子(11l),(11r)の検出出力Sol,Sorに
対して、それぞれπ/2(トラックピッチpの1/4)ずつ
進んだ、互いに逆位相の余弦波となり、次の(7a),
(7b)式のように表される。
Sal=−cos(2πx/p) ‥‥(7a) Sar=cos(2πx/p) ‥‥(7b) この検出出力Sal,Sarから、差動増幅器(22)により
形成される差信号Ssaは、次の(8)式のように表され
て、第4図Bに示すように、その空間周期がトラックピ
ッチpと等しく、任意のトラックTiの中心で最大値をと
るような余弦波となる。
Ssa=2cos(2πx/p) ‥‥(8) 乗算器(23)において、上述のような両差信号Sso,Ss
aが乗算されて、次の(9)式で表されるようなトラッ
キング制御信号ST2が乗算器(23)から出力される。
ST2=Sso・Ssa =2sin(2・2πx/p) ‥‥(9) 第4図Cに示すように、このトラッキング制御信号S
T2は、その空間周期がトラックピッチpの1/2であっ
て、任意のトラックTiの中心と、隣接する2本のトラッ
ク、例えば、Ti,Ti+1の中間点毎に、正方向にゼロク
ロスするような正弦波となる。
これにより、この実施例においては、プッシュプル法
を適用した場合、従来と同一の光源及びレンズ系を用い
ながら、従来のトラックピッチpの1/2、即ち、従来の
2倍の密度のトラックを充分追従することができる。
なお、トラッキングサーボループの応答が遅いので、
走行トラックの終端Gifから終端トラックの始端Gisに移
行する際のトランジェントは問題にならない。
従って、連続溝形式の光ディスクにおいて、通常の場
合は余白とされる、溝の間の「しきい」部にまで情報を
書き込み、読み出すことができて、従来の2倍の密度で
情報を光ディスクに記録し、再生することができる。
G3一実施例の他の動作 次に、第5図及び第6図をも参照しながら、この発明
の一実施例に3スポット法を適用した場合のトラッキン
グ制御動作について説明する。
この場合は、第5図に示すように、主ビームスポット
SPo及び2個の副ビームスポットSPa,SPbに加えて、例え
ば2次回折光を利用する、第3の副ビームスポットSPc
が用いられる。この副ビームスポットSPcは、主ビーム
スポットSPoに対して、ディスクの半径方向外側にトラ
ックピッチpの1/2だけ間隔をおいて(オフセットし
て)形成され、第2の副ビームスポットSPbに関して、
主ビームスポットSPoと対称になる。その余の構成は前
出第14図と同様である。
上述の4個のビームスポットSPo,SPa,SPb,SPcに対応
して、光検出器(10A)は、第6図に示すように、4個
の光検出素子(11),(12),(13),(14)から構成
される。制御信号形成回路(20)の一方の差動増幅器
(21)において、検出素子(13),(12)の出力の減算
がなされると共に、他方の差動増幅器(22)において、
検出素子(14),(11)の出力の減算がなされる。乗算
器(23)において両差動増幅器(21),(22)の出力が
乗算され、乗算器(23)の出力が、端子OUTを経て、ト
ラッキング制御信号として、光ピックアップの2軸アク
チュエータ(第11図参照)に供給される。
この実施例において3スポット法を適用した場合に
は、原副ビームスポットSPa,SPbに対応する検出素子(1
2),(13)の検出出力Sa,Sbは、前述のように、互いに
逆位相の正弦波となり、それぞれ前出(3a),(3b)式
のように表される。そして、差動増幅器(21)により、
両検出出力Sa,Sbから形成される差信号Sabは、前出
(4)式のように表されて、前出第4図Aに示すよう
に、その空間周期がトラックピッチpと等しく、任意の
トラックTiの中心で正方向にゼロクロスするような正弦
波となる。
また、主ビームスポットSPo,第3の副ビームスポット
SPcに対応する光検出素子(11),(14)の検出出力So,
Scは、その空間位相が、上述の検出素子(12),(13)
の検出出力Sa,Sbに対してそれぞれπ/2(トラックピッ
チpの1/4)ずつ進んだ、互いに逆位相の余弦波とな
る。
差動増幅器(22)により、この検出出力So,Scから形
成される差信号Scoは、次の(10)式のように表され
て、前出第4図Bに示すように、その空間周期がトラッ
クピッチpと等しく、任意のトラックTiの中心で最大値
をとるような余弦波となる。
Sco=2cos(2πx/p) ‥‥(10) 乗算器(23)において、上述のような両差信号Sba,Sc
oが乗算されて、次の(11)式で表されるようなトラッ
キング制御信号ST2が乗算器(23)から出力される。
ST2=Sba・Sco =2sin(2・2πx/p) ‥‥(11) 前出第4図Cに示すように、このトラッキング制御信
号ST2は、その空間周期がトラックピッチpの1/2であ
って、任意のトラックTiの中心と、隣接する2トラッ
ク、例えば、Ti,Ti+1の中間点毎に、正方向にゼロク
ロスするような正弦波となる。
これにより、この実施例においては、3スポット法を
適用した場合にも、従来と同一の光源及びレンズ系を用
いながら、従来のトラックピッチpの1/2、即ち、従来
の2倍の密度のトラックを充分追従することができる。
従って、連続溝形式の光ディスクにおいて、通常の場
合は余白とされる、溝の間の「しきい」部にまで情報を
書き込み、読み出すことができて、従来の2倍の密度で
情報を光ディスクに記録し、再生することができる。
G4他の実施例の構成 次に、第7図及び第8図を参照しながら、この発明に
よる光ディスクの他の実施例について説明する。
この発明の他の実施例の全体の構成を第7図に示し、
その要部の構成を第8図に示す。
第7図においては、例えばディスクの同一直径上で、
同心の複数のトラックが、例えば半周毎に分断されて、
半円弧状の複数のトラックTi,Tj,Tk,Tlが形成される。
各トラックTi〜Tlの半径はトラックピッチpの1/2ずつ
順次大きくなるように設定されて、先行するトラックの
終端Tif,Tkfに対して、それぞれ後続するトラックの始
端Tjs,Tlsがトラックピッチpの1/2だけずらして形成さ
れる。
第8図に示すように、この実施例では、各トラックTi
〜Tl毎に、従来のサーボピット対Ps1(PTa,PTb)に加え
て、新たにサーボピット対Ps2(PTc,PTd)が設けられ
る。新サーボピット対Ps2は、トラック方向に原サーボ
ピット対Ps1からそれぞれ所定の距離をおいて、かつ、
新サーボピットPTc,PTdが、トラックTiの中心線上と、
先行トラックTi−1との中間線上に配されて、新サーボ
ピットPTc,PTdは、ディスクの半径方向に原サーボピッ
トPTa,PTbに対して、トラックピッチpのそれぞれ1/4の
間隔をおいている。
なお、中間線上の制御ピットPToの図示は省略した
が、その余の構成は前出第15図と同様である。
G5他の実施例の動作 次に、第9図をも参照しながら、この発明の他の実施
例にサンプルサーボ法を適用した場合のトラッキング制
御動作について説明する。
上述のような4個のサーボピットPTa,PTb,PTc,PTdに
それぞれ対応して、第9図に示すように、制御信号形成
回路(30)は4個のサンプルホールド回路(31),(3
2),(33),(34)を備える。各サンプルホールド回
路(31)〜(34)には、光検出器(10B)の検出出力が
供給されると共に、PLL回路(35)を介してこの検出出
力に制御されるタイミング信号発生回路(36)から、適
宜のタイミング信号が供給される。
一方の差動増幅器(37)において、第1,第2のサンプ
ルホールド回路(31),(32)の各出力の減算がなされ
ると共に、他方の差動増幅器(38)においては、第3,第
4のサンプルホールド回路(33),(34)の各出力の減
算がなされ、乗算器(39)において両差動増幅器(3
7),(38)の出力が乗算され、乗算器(39)の出力
が、端子OUTを経て、トラッキング制御信号として、光
ピックアップの2軸アクチュエータ(第11図参照)に供
給される。
この実施例においてサンプルサーボ法を適用した場合
には、原サーボピットPTa,PTbに対応して、第1,第2の
サンプルホールド回路(31),(32)から得られる検出
出力Sa,Sbは、前述のように、互いに逆相の正弦波とな
り、それぞれ前出(5a),(5b)式のように表される。
そして、差動増幅器(37)により、両検出出力Sa,Sbか
ら形成される差信号Sbaは、前出(6)式のように表さ
れて、前出第4図Aに示すように、その空間周期がトラ
ックピッチpと等しく、任意のトラックTiの中心で正方
向にゼロクロスするような正弦波となる。
また、新サーボピットPTc,PTdに対応して、第3,第4
のサンプルホールド回路(33),(34)から得られる検
出出力Sc,Sdは、その空間位相が、上述のサンプルホー
ルド回路(31),(32)からの検出出力Sa,Sbに対して
それぞれπ/2(トラックピッチpの1/4)ずつ進んだ、
互いに逆位相の余弦波となる。
差動増幅器(38)により、この検出出力Sc,Sdから形
成される差信号Sdcは、次の(12)式のように表され
て、前出第4図Bに示すように、その空間周期がトラッ
クピッチpと等しく、任意のトラックTiの中心で最大値
をとるような余弦波となる。
Sdc=2cos(2πx/p) ‥‥(12) 乗算器(39)において、上述のような両差信号Sba,Sd
cが乗算され、次の(13)式で表されるようなトラッキ
ング制御信号ST2が乗算器(39)から出力される。
ST2=Sba・Sdc =2sin(2・2πx/p) ‥‥(13) 前出第4図Cに示すように、このトラッキング制御信
号ST2は、その空間周期がトラックピッチpの1/2であ
って、任意のトラックTiの中心と、隣接する2本のトラ
ック、例えば、Ti−1,Tiの中間点毎に、正方向にゼロク
ロスするような正弦波となる。
これにより、この実施例においてサンプルサーボ法を
適用した場合にも、前述の実施例と同様に、従来と同一
の光源及びレンズ系を用いながら、従来のトラックピッ
チpの1/2、即ち、従来の2倍の密度のトラックを充分
追従することができて、従来の2倍の記録密度の光ディ
スクに対応することができる。
H.発明の効果 以上詳述のように、この発明によれば、トラッキング
用に予め形成されるプリパターンを、先行プリパターン
の終端に対して後続プリパターンの始端がトラックピッ
チの1/2だけずれるように形成したので、等価的に従来
の2倍の密度の記録トラックを有しながら、従来と同一
の空間カットオフ周波数の光学系を用いてトラッキング
制御が可能な光ディスクが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による光ディスクの一実施例の構成を
示す略線平面図、第2図はこの発明の一実施例に適用す
るトラッキング制御技法の説明のための略線平面図、第
3図はこの技法による制御回路系の構成例を示すブロッ
ク図、第4図はこの発明の一実施例のトラッキング制御
動作を説明するための波形図、第5図はこの発明の一実
施例に適用する他のトラッキング制御技法の説明のため
の略線平面図、第6図はこの技法による制御回路系の構
成例を示すブロック図、第7図はこの発明による光ディ
スクの他の実施例の構成を示す略線平面図、第8図はこ
の発明の他の実施例に適用するトラッキング制御技法の
説明のための略線平面図、第9図はこの技法による制御
回路系の構成例を示すブロック図、第10図は従来の光デ
ィスクの構成例を示す略線平面図、第11図はこの発明の
説明のための斜視図、第12図は従来例に適用するトラッ
キング制御技法の説明のための略線平面図、第13図は従
来例のトラッキング制御動作を説明するための波形図、
第14図は従来例に適用する他のトラッキング制御技法の
説明のための略線平面図、第15図は他の従来例の要部の
構成を示す略線平面図である。 (10),(10A),(10B)は光検出器、(20),(30)
は制御信号形成回路、(21),(22),(37),(38)
は差動増幅器、(23),(39)は乗算器、(31)〜(3
4)はサンプルホールド回路、(35)はタイミング信号
発生回路、Gi,Gjは案内溝、Ti,Tlはトラック、pは従来
のトラックピッチ、SPa〜SPoはビームスポット、PTa〜P
Tdはサーボピット、ST2はトラッキング制御信号であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝部と該溝部間のしきい部とが前記溝部同
    志が径方向に隣接しないように所定の周期で交互にスパ
    イラル状に形成されるとともに、前記溝部と前記しきい
    部とのそれぞれに情報が記録可能トラックが形成され、
    該記録可能トラック上に所定周期でサーボ用ピットが設
    けられていることを特徴とする光ディスク。
JP2142522A 1990-05-31 1990-05-31 光ディスク Expired - Lifetime JP2926899B2 (ja)

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