JP2926049B1 - 婦人用体温計 - Google Patents

婦人用体温計

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Abstract

【要約】 【課題】 基礎体温を測定しない日が継続したとき、基
礎体温の測定を促すことが可能な婦人用体温計を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 測定された基礎体温に基づいて婦人の身
体に関する情報を演算して表示する婦人用体温計1にお
いて、基礎体温の不測定日が所定日数継続したとき基礎
体温の測定を促すための表示を表示器2に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基礎体温に基づい
て妊娠可能期間等の婦人の身体に関する情報を得るため
の婦人用体温計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、婦人用体温計として、本出願人に
より出願された例えば特開平5−337115号公報に
記載されたものがある。この「婦人用体温計」は、生理
周期の各周日に測定された基礎体温に基づいて妊娠可能
期間、あるいは排卵日などの婦人の身体に関する情報を
演算し、それを表示器に表示することができるため、受
胎調節等に有効利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の婦人用体温
計において、妊娠可能期間、あるいは排卵日などの婦人
の身体に関する情報を演算し、それを表示器に表示する
ためには、原則的に毎日、基礎体温を測定する必要があ
る。しかしながら子供が欲しいというような目的意識を
持っている場合には毎日、基礎体温を測定するが、単に
健康管理のためであるような場合には基礎体温を測定し
ない日が多くなる。そのため、妊娠可能期間などの情報
を正確に演算することができなくなって避妊に失敗する
というようなことが起きる。
【0004】そこで本発明では、基礎体温を測定しない
日が継続したとき、基礎体温の測定を促すことができる
婦人用体温計を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、測定
された基礎体温に基づいて婦人の身体に関する情報を演
算して表示する婦人用体温計において、前記基礎体温の
不測定日が所定日数継続したとき前記基礎体温の測定を
促すための手段を備えることである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の婦人用体温
計において、前記手段は、前記所定日数を生理初日から
の経過日数に対応して可変することである。
【0007】請求項1の婦人用体温計によれば、基礎体
温の不測定日が所定日数継続したとき基礎体温の測定を
促すことができるため、所定日数を超える基礎体温の不
測温を防止することができる。
【0008】請求項2の婦人用体温計によれば、基礎体
温の不測定日が所定日数継続したため基礎体温の測定を
促すとき、当日が、例えば基礎体温変化の比較的大きな
低温期と高温期の過渡期である場合、その他の期間より
上記所定日数を短くすることにより早めに基礎体温の測
定を促すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1は、婦人用体温計1のパ
ネル面における器具配置を示したものである。図1に示
すように、婦人用体温計1のパネル面は、大別して表示
部2とスイッチ部3とを備えている。表示部2はLCD
等から成り、数字、文字、記号、グラフ等を表示する。
また、スイッチ部3は、スイッチ3A,3B,3C,3
D,3E,3F,3G,3Hを配置したものである。
尚、スイッチ3Dは電源スイッチであり、その他の各ス
イッチの機能については後程説明する。
【0010】次に婦人用体温計1の電子回路の構成につ
いて図2を参照しながら説明する。図2に示すように、
婦人用体温計1の電子回路中枢部にはマイクロコンピュ
−タMCUが設けられ、マイクロコンピュ−タMCUに
は中央処理装置CPU、ランダムアクセスメモリRA
M、リ−ドオンリメモリROM等が設けられている。上
記ランダムアクセスメモリRAMには、後述する各機能
のデ−タが記憶されるとともに、リ−ドオンリメモリR
OMには各機能の制御プログラムが格納されている。
【0011】またマイクロコンピュ−タMCUには入力
インタ−フェ−ス12、及び出力インタ−フェ−ス13
が接続されている。入力インタ−フェ−ス12には、前
記各スイッチ3A〜3Hと、基礎体温を測定する体温セ
ンサ5から出力されるアナログ信号をディジタル信号に
変換して出力するA/Dコンバ−タ11とが接続されて
いる。一方、出力インタ−フェ−ス13には、前記表示
部2のLCDを駆動するためのLCDドライバ14と、
電子ブザ−15とが接続されている。尚、出力インタ−
フェ−ス13には、外部のパ−ソナルコンピュ−タP
C、及びプリンタ16が接続可能であり、婦人用体温計
1のマイクロコンピュ−タMCUに記録された各種のデ
−タをパ−ソナルコンピュ−タPCで管理したり、プリ
ンタ16に伝送してプリントアウトすることができる。
【0012】体温センサ5にはコ−ドが接続され、婦人
用体温計本体に内蔵されたA/Dコンバ−タ11と接続
されているが、図3に示すようにコ−ドを使用しないで
電波信号、あるいは光信号等の無線信号で測温デ−タを
伝送してもよい。この場合、体温センサ5側にはデ−タ
送信部5Bが設けられる一方、婦人用体温計本体側には
受信部5Cが設けられ、この受信部5Cで受信された測
温デ−タがマイクロコンピュ−タMCUに伝送される。
このように測温デ−タを無線信号で伝送できるように構
成することにより、基礎体温の測温が極めてし易くな
る。
【0013】次に、婦人用体温計1の機能について説明
する。婦人用体温計1は、スイッチ部3の操作に基づい
て、中枢となるマイクロコンピュ−タMCUにより各種
の機能が実現できるように構成されている。尚、図4、
図5は表示部2に表示可能な数字、文字、記号、グラフ
等を示した表示図である。
【0014】(1)時計機能.カレンダ−機能 婦人用体温計1は、時計機能及びカレンダ−に基づくカ
レンダ−機能を有しており、通常、現在時刻が表示部2
に表示される。即ち、午前、午後を示すAM,PMとと
もにその時の時刻が表示される一方、この時計機能によ
る時間カウントが24時間経過する毎に日付が更新さ
れ、この日付はカレンダ−機能により表示部2に表示さ
れる。
【0015】(2)アラ−ム機構 婦人用体温計1はアラ−ム機能を有しており、予め設定
されたアラ−ム時刻になると、内蔵された電子ブザ−1
5から約10分間アラ−ム信号音が出力され,婦人の基
礎体温の測定を促す一方、アラ−ム設定時刻の±1時間
の間、表示部2のアラ−ムマ−ク(ALM)が点滅し、
体温測定時間であることを報知する。そして、アラ−ム
マ−クが点滅している間、体温センサ5を用いて婦人の
基礎体温が測定されると、基礎体温が確定され、マイク
ロコンピュ−タMCUに記憶される。
【0016】上記アラ−ム時刻を設定する場合は次のよ
うに行う。即ち、モ−ドスイッチ3Aを所定回押すとア
ラ−ム時刻の「時」設定状態になり、表示部2にアラ−
ム時刻を示す表示がされる。この状態のときにスイッチ
3G,3Hのどちらかを押すと、その押下毎にアラ−ム
時刻の「時」桁が12時間制でインクリメントされるた
め、「時」桁を例えば午前AMの9時に設定する。
「時」桁の設定が終了したあとモ−ドスイッチ3Aを押
すとアラ−ム時刻の「分」設定状態になり、表示部2の
アラ−ムマ−ク及びアラ−ム時刻の「分」桁が点滅す
る。この点滅状態のときにスイッチ3G,3Hのどちら
かを押すと、その押下毎にアラ−ム時刻の「分」桁が0
0から59までインクリメントされることから、「分」
桁を例えば30分に設定する。このような設定によりア
ラ−ム時刻は午前9時30分に設定される。
【0017】(3)測温機能 表示部2にリアルタイム時刻(時計時刻)が表示されて
いる状態で、体温センサ5が婦人の例えば口腔部に挿入
され、3Eが押されると測温動作が開始される。この測
温動作が開始されると、約1秒間の信号音が電子ブザ−
15から発せられ、表示部2は時計表示状態から測温値
の表示に替わる。
【0018】測温終了時は0.3秒の発信音を2回出力
して測温の終了を報知するとともに測定温度デ−タ(基
礎体温)を表示部2に10秒間表示したあと時計表示状
態に戻る。このように測温された毎日の基礎体温測定デ
−タは日付デ−タとともにマイクロコンピュ−タMCU
のメモリRAMに順次記録されていく。そして、スイッ
チ3Cの操作により、基礎体温測定デ−タを表示部2に
グラフ(図4の棒グラフで示すように)で表示すること
ができる。
【0019】(4)バイオリズム演算機能 この婦人用体温計1はバイオリズムを演算して表示する
機能を有している。バイオリズムは、図5の表示部2に
示すように、P(身体リズム)、S(感情リズム)、及
びI(知性リズム)から成り、人の誕生日を出発点とし
て、身体リズムは23日、感情リズムは28日、知性リ
ズムは33日の周期を正確に刻みながら続く波動であ
る。従って、今日がその人のどのようなリズム状態であ
るかを知るためには、その人の正確な誕生日から今日ま
での生存日数を計算し、その全生存日数を23,28,
33で割っていき、残ったそれぞれの端数が、求める日
の三つのリズムの位置を知る数字となる。尚、図5のバ
イオリズム表示の下側の数字(5〜35)は今回の生理
周期の初日からの経過日数を示す。マイクロコンピュ−
タMCUは上記のようなバイオリズム演算機能を有して
おり、前記モ−ドスイッチ3Aを押してバイオリズムモ
−ドにすると、マイクロコンピュ−タMCUはバイオリ
ズムプログラムを走らせる。尚、バイオリズムの論理は
公知であるため、その説明を省略する。
【0020】上記バイオリズムプログラムは前記リ−ド
オンリメモリROMに記憶されている。そして前記スイ
ッチ部3のモ−ドスイッチ3Aを押してバイオリズムモ
−ドに設定した状態でスイッチ3G,3Hを押すことに
より婦人の生年月日、及びバイオリズムを知りたい年月
を設定すると、その生年月日のデ−タとバイオリズムを
知りたい年月のデ−タとに基づいて同婦人のバイオリズ
ムを演算する。演算されたバイオリズムは、前述の測定
温度デ−タ(基礎体温デ−タ)が入力されると図5に示
すように表示部2にバイオリズムチャ−トとして表示さ
れる。
【0021】(5)運勢判断機能 この婦人用体温計1は運勢判断機能を有している。この
運勢判断の一例としてホロスコ−プがある。このホロス
コ−プは、婦人の生年月日における出生時刻の星座に基
づいて婦人の運勢を占うもので、前記モ−ドスイッチ3
Aを押して運勢判断モ−ドにすると、マイクロコンピュ
−タMCUは上記運勢判断プログラムを走らせる。尚、
ホロスコ−プの論理は公知であるため、その詳細な説明
を省略する。上記ホロスコ−プによる運勢判断プログラ
ムは前記リ−ドオンリメモリROMに記憶されている。
そして前記スイッチ部3のモ−ドスイッチ3Aを押して
運勢判断モ−ドに設定した状態でスイッチ3G,3Hを
押すことにより婦人の生年月日、及び出生時刻を設定す
ると、その生年月日のデ−タと出生時刻のデ−タとに基
づいて同婦人の運勢を演算する。演算された運勢は、前
述の測定温度デ−タ(基礎体温デ−タ)が入力されると
図4、図5に示すように表示部2に表示される。図4、
図5に示すように表示部2の運勢表示部に本日の愛情、
健康、金運、交際の項目別に表示され、運勢の強さが強
くなるほど星印の表示数が増え、星が4個表示されたと
き、運勢が最も強い。
【0022】(6)妊娠可能期間表示機能、及び妊娠可
能期間の初日から当日までの経過日数と排卵日の表示機
能 次に、当日が妊娠可能期間であるか否かの表示をさせる
ための機能、及び妊娠可能期間の初日から当日までの経
過日数と排卵日を表示させる機能について説明する。こ
の妊娠可能期間は表示部2に妊娠可能マ−クMで表示さ
れ、この妊娠可能マ−クMが表示されている期間は妊娠
可能期間となる。
【0023】(イ)生理初日の登録 婦人が生理初日にスイッチ3Bを押すと、当日の日付が
最新の生理初日としてマイクロコンピュ−タMCUのメ
モリRAMに登録される。生理初日が登録されると、マ
イクロコンピュ−タは生理初日を第1日とする生理周日
デ−タを生成し、日付デ−タとともに記憶する。
【0024】(ロ)基準体温の算出 基準体温は婦人の生理周期における低温期の平均基礎体
温と高温期の平均基礎体温の平均値である。図6は婦人
の一生理周期における低温期(L)と高温期(H)の基
礎体温をグラフ状に示したものである。尚、基準体温は
低温期(L)及び高温期(H)全ての日の基礎体温に基
づく平均体温ではなく、低温期の平均基礎体温は排卵日
Pの前1日L1を除いたLx(8日間)の基礎体温を平
均したものであり、高温期の平均基礎体温は排卵日Pの
後1日H1を除いたHx(8日間)の基礎体温を平均し
たものである。以上のようにして算出された基準体温
は、その前の生理周期における基準体温と平均計算さ
れ、その平均計算された基準体温が今回の生理周期の基
準体温として採用される。
【0025】(ハ)排卵日の算出 生理初日から7日以上経過し、当日の体温が基準体温
よりも高く、且つ、今回の生理周期の最低基礎体温より
も0.3℃以上高い日がその日を含め3日続いた場合、
その日の3日前を今回の生理周期における排卵日とす
る。 生理初日日から7日以上経過し、当日の基礎体温が基
準体温よりも高く、且つ、今回の生理周期の最低基礎体
温よりも0.3℃以上高い日がその日を含め、4日の内
3日あれば当日の4日前を今回の生理周期における排卵
日とする。従って、基礎体温が基準体温よりも高く、且
つ、今回の生理周期の最低体温よりも0.3℃以上高い
日が3日または4日の内3日以上続いた最初の日の前日
または前々日が今回の生理周期における排卵日となる。
【0026】以上のように各要因が確定されることによ
り、妊娠可能期間を示す妊娠可能マ−クMは、過去5生
理周期の最短生理日数から所定日数を差し引いた周日、
もしくは過去5生理周期の生理初日日から排卵日までの
最短日数から所定日数を差し引いた周日から今回の生理
周期における妊娠可能マ−クMの表示を開始し、定めら
れた期間後に今回の生理周期における妊娠可能マ−クM
の表示を終了する。従って妊娠可能マ−クMが表示され
ている間、妊娠可能期間であることが認識できる。
【0027】(7)メモ入力機能 医者が婦人を診断するときに有用な生理事項、例えば
「生理出血」、「性交」、「おりもの」などをシフトス
イッチ3G,3Hで選択し、セットスイッチ3Fで登録
する。その際、選択され、登録された生理事項は所定時
間、表示部2にマ−クM1,M2,M3等で表示され
る。
【0028】(8)尚、詳しくは説明しないが、表示部
2には次のような表示が可能である。 (イ)当日が高温期であることを表示する。 (ロ)当日が低温期であることを表示する。 (ハ)登録された生理初日の日付が表示されるととも
に、基準体温が表示される。 (ニ)生理周期における周日が表示されるとともに、当
日の基礎体温が表示される。 (ホ)ハ−トマ−クHMは妊娠表示マ−クであり、排卵
日が検出されているとともに高温期が20日以上続いた
場合、妊娠したものとして21日目から表示される。
【0029】以上のように構成された婦人用体温計1に
おいて、前述のように基本的に毎日測定された基礎体温
に基づいて妊娠可能期間、排卵日等の演算が行われる。
そのため、基礎体温を測定しない日が続くと妊娠可能期
間、排卵日等の演算が正確にできなくなる。そのため、
本婦人用体温計1は、基礎体温を測定しない日が所定日
数継続したとき、測温を促すための表示機能を有する。
以下、その実施の形態について説明する。
【0030】婦人用体温計1のマイクロコンピュ−タM
CUは、前述のように測温された基礎体温の測定デ−タ
を日付デ−タとともにメモリRAMに順次記録する。ま
た、基礎体温が測定されない不測温日が何日継続してい
るかをカウントする不測温検出プログラムを有してい
る。更に、上記不測温検出プログラムにより基礎体温の
不測温継続日がカウントされ、そのカウント値が所定日
数、例えば6日になったとき、妊娠可能期間、排卵日等
の正確な演算が困難になることを防止するために前記表
示部2に基礎体温の測定を促すための後述の表示(図
7、図8参照)をする表示プログラムを有している。
【0031】上記表示プログラムは、表示部2に基礎体
温の測定を促すための表示をする当日が、生理初日日か
ら何日目に当たるかにより上記所定日数を変えることも
できる。即ち、図6に示した基礎体温のグラフを参照す
れば、表示部2に基礎体温の測定を促すための表示をす
る当日が、体温変化の少ない低温期(L)又は高温期
(H)の期中であれば上記所定日数を例えば6日とし、
体温変化の比較的大きな低温期と高温期の過渡的な期間
(L1,H1等を含む)であれば上記所定日数を例えば
3日とする。これにより、体温変化の少ない低温期
(L)又は高温期(H)の期中に6日間、基礎体温の不
測温日が続くと、図8に示すような測温を促す表示を表
示部2にすることにより、次の日から測温を継続させる
ように促す。また、体温変化の比較的大きな低温期と高
温期の過渡的な期間であれば、3日間、基礎体温の不測
温日が続くと、図7に示すような測温を促す表示を表示
部2にすることにより、次の日から測温を継続させるよ
うに促す。尚、体温変化の少ない低温期(L)又は高温
期(H)の期中に基礎体温の不測温日が6日間継続して
も、あるいは体温変化の比較的大きな低温期と高温期の
過渡的な期間に基礎体温の不測温日が3日間継続して
も、婦人用体温計1のマイクロコンピュ−タMCUは、
メモリRAMに記憶された過去の基礎体温の測定デ−タ
に基づいて妊娠可能期間、排卵日等を演算することが可
能であるが、基礎体温の不測温日が上記日数を超すと妊
娠可能期間、排卵日等の正確な演算が困難になる。尚、
上記基礎体温の測定を促す表示を表示部2にするとき、
前記電子ブザー15から警報音を発生させたり、図示し
ていないスピーカから基礎体温の測定を促す音声を発生
させるようにしてもよい。
【0032】また、婦人用体温計1は、通常、表示部2
に前述の基礎体温測定デ−タをグラフ状に表示したり、
バイオリズムや運勢(占い)等の表示をするが、基礎体
温を測定しない日が所定日数継続したため表示部2に図
7、図8に示すような基礎体温の測定を促す表示をした
とき、基礎体温の測定が行われるまで基礎体温測定デ−
タのグラフ表示や、バイオリズム、運勢等の表示を中断
することにより、基礎体温の測定を強く促すようにして
もよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の婦人用体温計によれば、基礎
体温の不測定日が所定日数継続したとき基礎体温の測定
を促すことができるため、所定日数を超える基礎体温の
不測温を防止することができる。
【0034】請求項2の婦人用体温計によれば、基礎体
温の不測定日が所定日数継続したため基礎体温の測定を
促すとき、当日が、例えば基礎体温変化の比較的大きな
低温期と高温期の過渡期である場合、その他の期間より
上記所定日数を短くすることにより早めに基礎体温の測
定を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる婦人用体温計のパネル面器具配置
図である。
【図2】婦人用体温計の電子回路ブロック図である。
【図3】体温センサからの測温デ−タを無線信号で伝送
する場合のブロック図である。
【図4】表示部の表示説明図である。
【図5】表示部の表示説明図である。
【図6】基準体温算出の説明図である。
【図7】基礎体温の測定を促すための表示例を示した図
である。
【図8】基礎体温の測定を促すための表示例を示した図
である。
【符号の説明】
1 婦人用体温計 2 表示部 3A スイッチ 3B スイッチ 3C スイッチ 3D スイッチ 3E スイッチ 3F スイッチ 3G スイッチ 3H スイッチ 5 体温センサ MCU マイクロコンピュ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 真治 三重県度会郡玉城町昼田449番地3 株 式会社ニシトモ内 (56)参考文献 特開 昭62−203026(JP,A) 特開 平2−307439(JP,A) 特開 昭62−179686(JP,A) 実開 昭61−24007(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01K 7/00 A61B 10/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定された基礎体温に基づいて婦人の身
    体に関する情報を演算して表示する婦人用体温計におい
    て、前記基礎体温の不測定日が所定日数継続したとき前
    記基礎体温の測定を促すための手段を備えた婦人用体温
    計。
  2. 【請求項2】 前記手段は、前記所定日数を生理初日か
    らの経過日数に対応して可変する請求項1に記載の婦人
    用体温計。
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