JPH1080426A - 婦人用体温計 - Google Patents

婦人用体温計

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JPH1080426A
JPH1080426A JP8240425A JP24042596A JPH1080426A JP H1080426 A JPH1080426 A JP H1080426A JP 8240425 A JP8240425 A JP 8240425A JP 24042596 A JP24042596 A JP 24042596A JP H1080426 A JPH1080426 A JP H1080426A
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JP
Japan
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day
period
menstrual cycle
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days
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JP8240425A
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English (en)
Inventor
Kinji Nishimura
金治 西村
Kenichi Nishimura
兼一 西村
Hiroyuki Kato
浩之 加藤
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NISHITOMO KK
Original Assignee
NISHITOMO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 美容やダイエットの効果を上げることができ
る婦人用体温計を提供することを課題とする。 【解決手段】 上記婦人用体温計は、今回の生理周期が
始まるまでの過去の生理周期の平均周日に基づいて今回
の生理初日からの生理周期を所定の期間に区分する生理
周期区分手段と、今回の生理周期において当日が前記所
定の期間のどの期間に属するかを表示する表示手段とを
備えることである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、測定された基礎体
温に基づいて婦人の生理に係る情報を得るための婦人用
体温計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、婦人用体温計として、例えば特開
平5−337115号公報に記載されたものがある。こ
の「婦人用体温計」は、生理周期の各周日に測定された
基礎体温等に基づいて妊娠可能期間などの生理デ−タを
演算し、それを表示器に表示することができるため、受
胎調節等に有効利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の婦人用体温
計は、各生理周期における排卵日などを決定し、妊娠可
能期間などを表示器に表示することにより受胎調節等に
有効に利用されている。一方、各生理周期において、婦
人の肌が艶やかになり化粧品が肌に馴染む期間と、肌が
荒れて化粧品が肌に馴染まない期間とがあるため、その
期間に応じた美容をすれば効果的である。また、痩せや
すい期間と、痩せにくい期間とがあり、痩せやすい期間
にダイエットすればダイエット効果が高くなる。そこで
本発明では、今回の生理周期において当日がどの期間に
当たるかを表示させて、美容やダイエットに有効利用す
ることが可能な婦人用体温計を提供することを解決すべ
き課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、今回
の生理周期が始まるまでの過去の生理周期の平均周日に
基づいて今回の生理初日からの生理周期を所定の期間に
区分する生理周期区分手段と、今回の生理周期において
当日が前記所定の期間のどの期間に属するかを表示する
表示手段とを備えた構成にする。
【0005】請求項1の婦人用体温計によれば、過去の
生理周期の平均周日に基づいて生理周期区分手段が今回
の生理周期を所定の期間に区分すると、表示手段は今回
の生理周期において当日が前記所定の期間のどの期間に
属するかを表示することができる。従って、表示された
期間に応じた美容やダイエットをすることができる。
【0006】請求項2の婦人用体温計によれば、生理周
期区分手段は、生理周期を、生理中、卵胞期、排卵前
後、黄体期、及び生理直前の期間に区分し、表示手段
は、当日が前記各期間のどの期間に属するかを表示する
ため、表示されたそれぞれの期間に応じて美容やダイエ
ットをすることができる。
【0007】請求項3の婦人用体温計によれば、表示手
段は、それぞれの期間における美容情報やダイエット情
報を表示するため、その情報に基づいて効果的な美容や
ダイエットをすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1は、婦人用体温計1のパ
ネル面における器具配置を示したものである。図1に示
すように、婦人用体温計1のパネル面は、大別して表示
部2とスイッチ部3と体温センサ収納部4とを備えてい
る。表示部2はLCD等から成り、数字、英字、文字等
を任意に表示させる。尚、表示部2は左表示部2L、中
央表示部2C、右表示部2Rに区分されている。また、
スイッチ部3は、押しボタン式のスイッチを横一列に配
置したものである。但し、メモリスイッチ3Aとメモリ
訂正スイッチ3Bは表示部2の左側に配置されている。
尚、このメモリスイッチ3Aとメモリ訂正スイッチ3B
を始め、各スイッチ3C〜3Kの機能については後程説
明する。更に、体温センサ収納部4は、婦人の基礎体温
を測定する体温センサ5及び体温センサ5と電気的に接
続されたカ−ルコ−ド6を収納できるように横長溝状に
形成されている。
【0009】次に婦人用体温計1の電子回路の構成につ
いて図2を参照しながら説明する。図2に示すように、
婦人用体温計1の電子回路中枢部にはマイクロコンピュ
−タMCUが設けられ、マイクロコンピュ−タMCUに
は中央処理装置CPU、ランダムアクセスメモリRA
M、リ−ドオンリメモリROM等が設けられている。上
記ランダムアクセスメモリRAMには、後述する各機能
のデ−タが記憶されるとともに、リ−ドオンリメモリR
OMには各機能の制御プログラムが格納されている。
【0010】またマイクロコンピュ−タMCUには入力
インタ−フェ−ス12、及び出力インタ−フェ−ス13
が接続されている。入力インタ−フェ−ス12には、前
記各スイッチ3A〜3Kと、前記体温センサ5から出力
されるアナログ信号をディジタル信号に変換して出力す
るA/Dコンバ−タ11と、体温センサ5に付属した測
温スイッチ5Aとが接続されている。一方、出力インタ
−フェ−ス13には、前記表示部2のLCDを駆動する
ためのLCDドライバ14と、電子ブザ−15とが接続
されている。尚、出力インタ−フェ−ス13には、外部
のパ−ソナルコンピュ−タPC、及びプリンタ16が接
続可能であり、婦人用体温計1のマイクロコンピュ−タ
MCUに記録された各種のデ−タをパ−ソナルコンピュ
−タPCで管理したり、プリンタ16に伝送してプリン
トアウトすることができる。
【0011】前述したように、体温センサ5にはカ−ル
コ−ド6が接続され、婦人用体温計本体に内蔵されたA
/Dコンバ−タ11と接続されているが、図3に示すよ
うにカ−ルコ−ド6を使用しないで電波信号、あるいは
光信号等の無線信号で測温デ−タを伝送してもよい。こ
の場合、体温センサ5側にはデ−タ送信部5Bが設けら
れる一方、婦人用体温計本体側には受信部5Cが設けら
れる。このように測温デ−タを無線信号で伝送できるよ
うに構成することにより、基礎体温の測温が極めてし易
くなる。
【0012】次に、婦人用体温計1の機能について説明
する。婦人用体温計1は、中枢となるマイクロコンピュ
−タMCUにより各種の機能が実現できるように構成さ
れている。
【0013】(1)時計機能.カレンダ−機能 婦人用体温計1は、時計機能及びカレンダ−に基づくカ
レンダ−機能を有しており、通常、現在時刻が表示部2
において12時間表示される。即ち、午前、午後を示す
AM,PMとともにその時の時刻が表示される一方、こ
の時計機能による時間カウントが24時間経過する毎に
日付が更新され、この日付はカレンダ−機能により表示
部2に表示される。尚、表示部2に「年」を表示するよ
うにしてもよい。
【0014】(2)アラ−ム機構 婦人用体温計1はアラ−ム機能を有しており、予め設定
されたアラ−ム時刻になると、内蔵された電子ブザ−1
5から約10分間アラ−ム信号音が出力され,婦人の基
礎体温の測定を促す一方、アラ−ム設定時刻の±1時間
の間、表示部2のアラ−ムマ−クが点滅し、体温測定時
間であることを報知する。そして、アラ−ムマ−クが点
滅している間に、体温センサ5を用いて婦人の体温が測
定されると、基礎体温が確定され、マイクロコンピュ−
タMCUに記憶される。
【0015】上記アラ−ム時刻を設定する場合は次のよ
うに行う。即ち、モ−ドスイッチ3Cを所定回押すとア
ラ−ム時刻の「時」設定状態になり、表示部2にアラ−
ム時刻を示す表示がされる。この状態のときにスイッチ
3Gを押すと、その押下毎にアラ−ム時刻の「時」桁が
12時間制でインクリメントされることから、「時」桁
を例えば午前AMの9時に設定する。「時」桁の設定が
終了したあとモ−ドスイッチ3Cを押すとアラ−ム時刻
の「分」設定状態になり、表示部2のアラ−ムマ−ク及
びアラ−ム時刻の「分」桁が点滅する。この点滅状態の
ときにスイッチ3Hを押すと、その押下毎にアラ−ム時
刻の「分」桁が00から59までインクリメントされる
ことから、「分」桁を例えば30分に設定する。このよ
うな設定によりアラ−ム時刻は午前9時30分に設定さ
れる。尚、当然のことながら、アラ−ム時刻の設定以外
に年、月、日、及びリアルタイム時刻の設定も可能であ
るが、この設定方法の説明は省略する。
【0016】(3)測温機能 表示部2にリアルタイム時刻(時計時刻)が表示されて
いる状態で、体温センサ5が婦人の口腔部に挿入され、
体温センサ5に付属した測温キ−5Aが押されると測温
動作が開始される。この測温動作が開始されると、約1
秒間の信号音が電子ブザ−から発せられ、表示部2は時
計表示状態から測温値の表示に替わる。
【0017】測温終了時は0.3秒の発信音を2回出力
して測温の終了を報知するとともに測定温度デ−タ(基
礎体温)を表示部2に10秒間表示したあと時計表示状
態に戻る。
【0018】以上のようにして測温された毎日の基礎体
温測定温度デ−タは日付デ−タとともにマイクロコンピ
ュ−タのメモリRAMに順次記録されていく。尚、この
メモリRAMには測温デ−タを例えば211日分記録で
きる容量が設けられている。
【0019】(4)妊娠可能期間表示機能、及び妊娠可
能期間の初日から当日までの経過日数と排卵日の表示機
能 次に、当日が妊娠可能期間であるか否かの表示をさせる
ための機能、及び妊娠可能期間の初日から当日までの経
過日数と排卵日を表示させる機能について説明する。こ
の妊娠可能期間は表示部2の中央表示部2Cに妊娠可能
マ−クMで表示され、この妊娠可能マ−クMが表示され
ている期間は妊娠可能期間となる。また、妊娠可能期間
の初日から当日までの経過日数と排卵日の表示は、後述
するように表示部2に表示される。
【0020】(イ)生理初日の登録 婦人が生理初日に前記メモリスイッチ3Aを押すと、当
日の日付が最新の生理初日としてマイクロコンピュ−タ
MCUのメモリRAMに登録される。生理初日が登録さ
れると、マイクロコンピュ−タは生理初日を第1日とす
る生理周日デ−タを生成し、日付デ−タとともに記憶す
る。尚、メモリ訂正スイッチ3Bを押すことにより、登
録された生理初日を取り消したり変更することも可能で
あるがそれに関する説明は省略する。
【0021】(ロ)基準体温の算出 基準体温は婦人の生理周期における低温期の平均体温と
高温期の平均体温の平均値である。図4は婦人の一生理
周期における低温期(L)と高温期(H)の基礎体温を
グラフ状に示したものである。尚、基準体温は低温期
(L)及び高温期(H)全ての日の基礎体温に基づく平
均体温ではなく、低温期の平均体温は排卵日Pの前1日
L1を除いたLx(8日間)の基礎体温を平均したもの
であり、高温期の平均体温は排卵日Pの後1日H1を除
いたHx(8日間)の基礎体温を平均したものである。
以上のようにして算出された基準体温は、その前の生理
周期における基準体温と平均計算され、その平均計算さ
れた基準体温が今回の生理周期の基準体温として採用さ
れる。
【0022】(ハ)排卵日の算出 生理初日から7日以上経過し、当日の体温が基準体温
よりも高く、且つ、今回の生理周期の最低体温よりも
0.3℃以上高い日がその日を含め3日続いた場合、そ
の日の3日前を今回の生理周期における排卵日とする。 生理初日日から7日以上経過し、当日の体温が基準体
温よりも高く、且つ、今回の生理周期の最低体温よりも
0.3℃以上高い日がその日を含め、4日の内3日あれ
ば当日の4日前を今回の生理周期における排卵日とす
る。従って、体温が基準体温よりも高く、且つ、今回の
生理周期の最低体温よりも0.3℃以上高い日が3日ま
たは4日の内3日以上続いた最初の日の前日または前々
日が今回の生理周期における排卵日となる。
【0023】(ニ)頸管粘液(おりもの)の伸び長さの
入力 生理初日から数日経過して頸管粘液が排出され始めたと
きから、毎日、その頸管粘液を例えば親指と人指し指の
間で引き伸ばすことにより、その引き伸ばし長さに応じ
てスイッチ3Hを複数回押下する。この際、その引き伸
ばし長さを次のように区分したうえ、スイッチ入力す
る。 頸管粘液が殆ど伸びない状態のときスイッチ3Hを1
回押す。 頸管粘液が5cm前後伸びたときスイッチ3Hを2回押
す。 頸管粘液が10〜15cm位まで伸びたときスイッチ3
Hを3回押す。 このようにスイッチ3Hが押される毎に、中央表示部2
Cに頸管粘液伸長度マ−クP1,P2,P3が順次表示
されるとともに、頸管粘液の伸び長さが生理周期の周日
デ−タとともに登録される。
【0024】以上のように各要因が確定されることによ
り、妊娠可能期間を示す妊娠可能マ−クMは次の条件
(a)で表示が開始され、条件(b)で妊娠可能マ−ク
Mの表示が終了される。 (a)過去5生理周期の最短生理日数から所定日数を差
し引いた周日、もしくは過去5生理周期の生理初日日か
ら排卵日までの最短日数から所定日数を差し引いた周日
から、今回の生理周期における妊娠可能マ−クMの表示
を開始する。 (b)今回の生理周期における排卵日が検出されている
という条件で、頸管粘液の伸びの長さが減少を始めた日
の2日後に今回の生理周期における妊娠可能マ−クMの
表示を終了する。従って(a)から(b)の期間は妊娠
可能マ−クMが表示され、妊娠可能期間であることが表
示される。尚、妊娠可能期間は上記頸管粘液の伸びの長
さに基づく以外に、従来から採用されている荻野式や基
礎体温式の組み合わせに基づいて決定しても良い。
【0025】上記のように妊娠可能期間の開始日が決定
され、妊娠可能マ−クMの表示が開始されたあと、スイ
ッチ3Fが押されると、左表示部2Lに、今回の生理周
期における妊娠可能期間の開始日から当日までの経過日
数が表示される。更に、排卵日が、例えば年月日で右表
示部2Rに表示される。尚、前述の算出アルゴリズムに
基づいて排卵日が決定される前に、この経過日数と排卵
日とを表示させる場合は、例えば過去の5生理周期にお
ける生理初日日から排卵日までの平均日数に基づいて排
卵日を想定し、その排卵日を経過日数とともに表示させ
る。このように、今回の生理周期における妊娠可能期間
の開始日から当日までの経過日数を表示することによ
り、確実に受胎調節をすることができる。更に、排卵日
を表示することにより、排卵日を直接的に認識すること
ができるため、より確実な受胎調節ができる。
【0026】(5)妊娠表示(ハ−トマ−ク)機能 中央表示部2Cに表示されるハ−トマ−クHMは妊娠表
示マ−クであり、排卵日が検出されているとともに、高
温期が20日以上続いた場合、21日目からハ−トマ−
クHMが表示される。尚、次の生理周期においてメモリ
スイッチ3Aが押され、生理初日日が入力されたとき、
ハ−トマ−クHMの表示は解除される。
【0027】(6)出産予定日の算出機能 上記ハ−トマ−クHMが表示されると、次の計算により
出産予定日が算出される。 出産予定日=排卵日+265日 従って、出産予定日は排卵日+265日目と計算され、
ハ−トマ−クHMが表示されている状態でスイッチ3K
が押されている間、右表示部2Rにその出産予定日が表
示される。
【0028】(7)メモ入力機能 医者が婦人を診断するときに有用な生理事項をシフトス
イッチ3I,3Jで選択し、セットスイッチ3Gで登録
する。その際、選択され、登録された生理事項は所定時
間、中央表示部2Cに表示する。 (イ)「生理出血」が選択され、登録されたとき、メモ
1マ−クM1が表示される。 (ロ)「生理痛」が選択され、登録さたとき、メモ2マ
−クM2が表示される。 (ハ)「おりもの」が選択され、登録さたとき、メモ3
マ−クM3(P1)が表示される。尚、「おりもの」は
前述したように伸長度合いに応じて順次、スイッチ3H
が2回、3回と押されると、前記頸管粘液伸長度マ−ク
P2,P3が順次表示される。 (ニ)「性交」が選択され、登録さたとき、メモ4マ−
クM4が表示される。 (ホ)「薬物」の服用が選択され、登録さたとき、メモ
5マ−クM5が表示される。 (ヘ)「発熱」が選択され、登録さたとき、メモ6マ−
クM6が表示される。
【0029】(8)ドクタ−マ−ク表示機能 この機能は婦人にとって重要な症状が起きている可能性
のある状況になり、医者に診察をしてもらうように促す
ための表示機能であり、ドクタ−マ−クDMは中央表示
部2Cに表示される。ドクタ−マ−クDMが表示される
要因として次のようなものがあり、該当する日があれば
その日を含め3日間表示される。 (イ)ハ−トマ−クHMが表示されたとき。これは妊娠
の診断をしてもらうためである。 (ロ)ハ−トマ−クHMが表示されたあと、体温が2日
続けて基準体温未満になったとき。これは流産の可能性
があるためである。 (ハ)高温期に達して3日以降に前記メモ1、メモ2、
メモ3を入力したとき。これは不正出血の可能性がある
ためである。 (ニ)メモ1を10日以上連続して入力したとき。これ
は出血期間が異常に長いためである。 (ホ)高温期が7日未満のとき。 これは黄体ホルモンのバランスがくずれている可能性が
あるためである。
【0030】(9)電池消耗表示機能 この機能は、内蔵電池の消耗度合いが限界状態になった
とき、それを表示するもので電池消耗マ−クBLを中央
表示部2Cに表示する。電池消耗マ−クBLが表示され
た日を含めた5日間、婦人用体温計1は通常通り機能
し、6日目からは時計機能を除く全ての機能を停止さ
せ、電池の交換を促す。 (10)その他の表示機能 (イ)温度マ−クT1は当日が高温期であることを表示
する。 (ロ)温度マ−クT2は当日が低温期であることを表示
する。 (ハ)スイッチ3Eが押されると、表示部2に、登録さ
れた生理初日の日付が表示されるとともに、基準体温が
表示される。 (ニ)スイッチ3Fが押されると、表示部2に、その生
理周期における周日が表示されるとともに、当日の体温
が表示され、更にスイッチ3Iを押すと前日の体温が表
示される。
【0031】次に、婦人用体温計1を美容やダイエット
のために利用する機能について説明する。図5は、婦人
の一生理周期を、生理中、卵胞期、排卵前後、黄体期、
及び生理直前の期間に区分するとともに、各周日の基礎
体温を折れ線グラフで示したものである。尚、この基礎
体温グラフにおいて、各周日の基礎体温は、前述の基準
体温を目盛り0とし、この基準体温からの差をプラスあ
るいはマイナスでプロットしたものである。上記の生理
中、卵胞期、排卵前後、黄体期、及び生理直前の期間は
次のように定義する。 (生理中)生理初日から出血が止まるまでの期間 (卵胞期)生理終了時以後に卵胞ホルモンの分泌が盛ん
になる期間 (排卵前後)排卵日を中心とする数日間の期間 (黄体期)排卵後に黄体ホルモンの分泌が盛んになる期
間 (生理直前)黄体期のあとの生理が始まる前の数日間の
期間
【0032】婦人用体温計1において、 (1)マイクロコンピュ−タMCUは、メモリRAMに
記憶された基礎体温や生理初日デ−タに基づいて、今回
の生理初日までの過去の複数、例えば5生理周期の平均
周日Xを生理周日決定プログラムにより演算する。 (2)マイクロコンピュ−タMCUは、上記平均周日に
基づいて今回の生理周期における各期間を生理周期区分
プログラムにより、図5に示すように、生理中、卵胞
期、排卵前後、黄体期、及び生理直前の期間に区分す
る。尚、一般に婦人の一生理周期の平均周日は28日前
後であるが個人差がある。図5は、一生理周期の平均周
日が28日の場合を示しており、各期間の周日数は5日
から7日程度に設定されているが、個人の一生理周期の
平均周日が28日未満の場合には、28日との差に応じ
て例えば生理期、卵胞期の日数を減らす。一方、28日
を超える場合には、28日との差に応じて生理期、卵胞
期の日数を増やす。 (3)マイクロコンピュ−タMCUは、今回の生理周期
の生理初日からの経過日数に基づいて当日がどの期間に
当たるかを判断する。 (4)マイクロコンピュ−タMCUは、前述の表示部2
に現在時刻が表示されているときにセットキ−3Gが押
されている間、当日が、生理中、卵胞期、排卵前後、黄
体期、あるいは生理直前のどの期間に当たるかを表示部
2に表示させる。この期間表示において、生理中、卵胞
期、排卵前後、黄体期、及び生理直前の各期間は、予め
定めた数字、例えば生理中は1、卵胞期は2、排卵前後
は3、黄体期は4、生理直前は5というように表示して
もよいし、あるいはアルファベットで表示してもよい。
図1に示すように、表示部2に数字2が表示されている
が、これは当日が卵胞期であることを示している。尚、
上記各期間を漢字で表示させてもよい。上記セットキ−
3Gが復帰すると表示部2は時計表示状態に戻る。
【0033】次に、婦人用体温計1により、当日が、生
理中、卵胞期、排卵前後、黄体期、あるいは生理直前の
どの期間に当たるかを認識し、この期間に基づいて婦人
が美容を効果的にするための説明をする。
【0034】婦人の肌の状態は、生理中、卵胞期、排卵
前後、黄体期、及び生理直前の各期間において次のよう
に変化する。 (生理中)黄体ホルモンの影響が残り、ニキビ、吹き出
物が出ることが多く、肌がくすんだり、顔がむくんだ
り、目のくまが目立ちやすくなる。 (卵胞期)卵胞ホルモンの分泌が盛んになり、しっとり
つややかで透明感のある肌になる時期であって、新陳代
謝も活発になってより多くの細胞が作られる。 (排卵前後)肌が最も美しい状態になり、排卵の3日前
後は肌が一番安定するので肌の状態をチェックするのに
最適になる。 (黄体期)黄体ホルモンの分泌が多く、新陳代謝が活発
でないため肌が油っぽくなり、ニキビや吹き出物が出や
すい。また、紫外線に反応しやすいのでシミができやす
い。 (生理直前)黄体期と同様の状態になるとともに、更に
便秘、イライラ、など月経前緊張症の影響で肌が荒れた
り過敏になり、トラブルも悪化しやすい。
【0035】以上のように、婦人の肌の状態は、生理
中、卵胞期、排卵前後、黄体期、及び生理直前の各期間
において変化するため、次のようなポイントで肌をケア
すると美容上、効果的である。 (生理中)今まで使用していた基礎化粧品を変えたりし
ない。そして、化粧品をたっぷり含ませたコットンでパ
ックし、肌を休ませる。 (卵胞期)常用品以外の化粧品を試すのに適した時期で
あり、一番必要なケアを集中的に行う。例えば、 クレンジングクリ−ムを用いて洗顔する。 マッサ−ジクリ−ムで顔から首へと丁寧にマッサ−ジ
する。 パックをする。 (排卵前後)肌のチェックを行ったり、顔剃りには良い
時期であり、卵胞期と同じようなケアをする。そして目
のまわりにアイパックをすると効果的である。 (黄体期)毛穴を詰めないためのケアと紫外線対策が重
要である。そのため、 洗顔をし、クレンジングクリ−ムを塗って化粧水で拭
き取り、洗顔料で十分すすぐ。 化粧水を含ませたコットンでパッテイングする。 乳液に少量の化粧水を混ぜ、調整して使用する。 (生理直前)栄養素、特に、ビタミンB6、マグネシウ
ム、繊維質、水分を多く取る。そして、上記黄体期の
〜を行う。以上のように当日がどの期間に当たるかを
認識することにより、各期間に応じたケアをすることが
できるようになり、美容効果を上げることができる。
【0036】次に、婦人用体温計1により、当日が、生
理中、卵胞期、排卵前後、黄体期、あるいは生理直前の
どの期間に当たるかを認識し、この期間に基づいて婦人
が効果的にダイエットをするための説明をする。一般に
婦人は生理周期中に体重が増える期間と体重が減少する
期間とがある。図6は、生理中、卵胞期、排卵前後、黄
体期、及び生理直前における体重変化をグラフ状に示し
たものである。
【0037】図6に示すように、排卵後から生理が始ま
るまで体重が増加する。そして生理が始まると体重が減
少に転じる。この体重の変化特性を利用してダイエット
スケジュ−ルを立てれば効果的にダイエットすることが
できる。
【0038】以下、図6の〜について説明する。
は生理終了時であり、このタイミング以降は排卵後から
始まった体重増加が元に戻るという傾向に変化する。そ
のため、このタイミング以降にダイエットを始めると効
果的である。この日から穀類、糖質などの炭水化物、脂
質を減らし、他の栄養素を充分とるようにする。はダ
イエットスケジュ−ルの第1日目であり、上記のような
食事をするとともに、軽く汗が出る程度の体操をする。
はダイエットスケジュ−ルの第2日目〜4日目であ
り、上記体操をするとともに食事は特に気にしないで通
常の食事をとる。はダイエットスケジュ−ルの第5日
目であり、生理終了時と同じように食事に注意する。
とはダイエットスケジュ−ルの第6日目、第7日目で
あり、美容体操、ラジオ体操等の軽い体操をすると効果
的である。ダイエットスケジュ−ルの第1日目から体重
が1kg程減っていたら、また軽く汗が出る程度の体操
をする。は排卵1週間後であり、体重は増加ぎみにな
る。そのためダイエットは次回生理後を待つ。
【0039】以上説明したように、婦人用体温計1によ
り、当日が、生理中、卵胞期、排卵前後、黄体期、ある
いは生理直前のうちのどの期間に当たるかを認識するこ
とができるため、この認識した期間に基づいて婦人が効
果的に美容やダイエットをすることができる。この際、
婦人用体温計1の表示部2に、各期間を数字、あるいは
アルファベットで表示するが、更に、この期間表示とと
もに、前述の美容のケアポイントや、ダイエットのポイ
ントを表示部2に表示させることもできる。この美容の
ケアポイントや、ダイエットのポイントを表示部2に表
示させることにより、婦人用体温計1は、美容やダイエ
ットのために、より効果的に使用される。尚、実施の形
態では、生理周期を、生理中、卵胞期、排卵前後、黄体
期、あるいは生理直前の各期間に分けたが、必ずしもこ
の期間のように区分しなくても美容効果やダイエット効
果が上がればよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1、請求項2の婦人用体温計によ
れば、当日が今回の生理周期のどの期間に相当するかを
認識することができるため、この認識した期間に対応し
た肌のケアや体重の調整ができるようになり、美容やダ
イエットを効果的に実行することができる。
【0041】また、請求項3の婦人用体温計によれば、
今回の生理周期において当日がどの期間に属するかを表
示するとともに、その期間における美容情報やダイエッ
ト情報を表示することができるため、美容やダイエット
を効果的に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる婦人用体温計のパネル面器具配置
図である。
【図2】婦人用体温計の電子回路ブロック図である。
【図3】体温センサからの測温デ−タを無線信号で伝送
する場合のブロック図である。
【図4】基準体温算出の説明図である。
【図5】生理周期の各期間と基礎体温の変化を示したグ
ラフである。
【図6】生理周期の各期間と体重変化を示したグラフで
ある。
【符号の説明】
1 婦人用体温計 2 表示部 3A スイッチ 3B スイッチ 3C スイッチ 3D スイッチ 3E スイッチ 3F スイッチ 3G スイッチ 3H スイッチ 3I スイッチ 3J スイッチ 3K スイッチ 5 体温センサ 5A 測温スイッチ MCU マイクロコンピュ−タ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 今回の生理周期が始まるまでの過去の生
    理周期の平均周日に基づいて今回の生理初日からの生理
    周期を所定の期間に区分する生理周期区分手段と、今回
    の生理周期において当日が前記所定の期間のどの期間に
    属するかを表示する表示手段とを備えたことを特徴とす
    る婦人用体温計。
  2. 【請求項2】 生理周期区分手段は、生理周期を、生理
    中、卵胞期、排卵前後、黄体期、及び生理直前の期間に
    区分し、表示手段は、当日が前記各期間のどの期間に属
    するかを表示することを特徴とする請求項1に記載の婦
    人用体温計。
  3. 【請求項3】 表示手段は、それぞれの期間における美
    容情報やダイエット情報を表示することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の婦人用体温計。
JP8240425A 1996-09-11 1996-09-11 婦人用体温計 Pending JPH1080426A (ja)

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