JP4087048B2 - グラフ表示式婦人用体調管理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排卵期、PMS期、月経期、妊娠可能期等の婦人の月周期で現れる体調を判定するための婦人用体調管理装置の表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
婦人の月周期で現れる体調は基礎体温と密接な関係を有しており、排卵日を境に基礎体温は、低温期から高温期に推移し、月経開始日を境に低温期から高温期に徐々に推移するということが知られている。更に、この女性の1ヶ月の体調変化は一般的に月経中、月経後、排卵後、月経前の4つの期間に分けて説明され、実際にその期間毎に精神と身体が微妙に変化すると言われる。この体調の変化と基礎体温の関係を利用し、基礎体温を測定することで、婦人の排卵期や月経周期を判定する婦人用体温計が普及している。
【0003】
この婦人用体温計の機能として、測定された毎日の基礎体温をグラフで表示するものがある。これは基礎体温をグラフで表示することで、高温期と低温期が分かれる二相性が生じているかも解り易いものであった。
【0004】
この二相性が生じていることは、体調が正常に推移している証であり、利用者に自分の身体状況・体調のリズムを把握する上で有用であった。
【0005】
また基礎体温の変化を表に記した基礎体温表は医療現場においても採用され、実際に基礎体温の推移からも専門医が種々の症状を判断している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の基礎体温を測定して、その毎日の推移をグラフで表示することは健康管理上有用ではあるが、その測定自体が面倒なものであった。通常、毎日起床時に横臥位の静止した状態で数分間程度、口中に体温計を含み基礎体温を測定しなければならず非常に面倒であり、また測定してからグラフ表示するまでに長い時間を必要とするため、被測定者が再び眠ってしまい寝過ごしてしまう原因にもなっている。
【0007】
また、起床時は一日の準備に何かと時間が必要であり、測定のための時間がない場合には測定を行わない日もあり、グラフで表示した場合にはデータがない日の表示が起きてしまうこともあった。そのような場合には、非常に見にくいグラフとなってしまう。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、婦人の月周期で現れる体調を簡単な測定から判断し、測定した結果を被測定者が理解しやすいように表示することで、自分の身体が正常に推移していることを認識させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のグラフ表示式婦人用体調管理装置は、生体電気インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、該測定された生体電気インピーダンス値を記憶するためのインピーダンス記憶手段と、記憶されている過去の生体電気インピーダンス値の高値期と低値期におけるそれぞれの平均値を算出する演算手段と、記憶されている過去の生体電気インピーダンス値の推移をグラフで表示する表示手段とを備え、
該表示手段は算出された生体電気インピーダンス値の高値期と低値期における平均値のラインをグラフ上にそれぞれ表示する。
【0010】
また、本発明のグラフ表示式婦人用体調管理装置は、生体電気インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、該測定された生体電気インピーダンス値を記憶するためのインピーダンス記憶手段と、記憶されている過去の生体電気インピーダンス値の推移をグラフで表示する表示手段とを備え、
前記表示手段に表示されるグラフは横軸を時間軸とし、縦軸を生体電気インピーダンス値軸としてあり、縦軸の上側が生体電気インピーダンスの低値に、縦軸の下側が生体電気インピーダンスの高値に設定され、測定された生体電気インピーダンス値が高い場合にはグラフは低い表示となり、生体電気インピーダンス値が低い場合にはグラフが高い表示とする。
【0011】
また、本発明のグラフ表示式婦人用体調管理装置は、前記インピーダンス記憶手段に記憶された生体電気インピーダンス値の推移から、婦人の月周期で現れる体調を判定する体調判定手段を更に備え、
該体調判定手段において判定された現在の体調も前記表示手段にグラフと同時に表示する。
【0012】
また、本発明のグラフ表示式婦人用体調管理装置は、前記インピーダンス記憶手段に記憶された生体電気インピーダンス値の推移から、婦人の月周期で現れる体調を判定する体調判定手段と、該体調判定手段において判定された体調を記憶しておく体調記憶手段を更に備え、
体調記憶手段に記憶された過去の体調に応じた期間もグラフ上に表示する。
【0013】
また、本発明のグラフ表示式婦人用体調管理装置は、前記インピーダンス記憶手段に記憶された生体電気インピーダンス値の推移から、基礎体温の高温期間と低温期間を推測する体温推測手段を備え、
該推測された基礎体温の高温期間と低温期間もグラフ上に表示する。
【0014】
また、本発明のグラフ表示式婦人用体調管理装置は、生体電気インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、該測定された生体電気インピーダンス値を記憶するためのインピーダンス記憶手段と、記憶されている過去の生体電気インピーダンス値を高値期と低値期に分けて婦人の月周期で現れる体調に基づき、月周期毎に平均値を算出する演算手段と、該演算手段で算出された生体電気インピーダンス値の月周期毎の低値期と高値期における平均値を一単位とし、複数回の周期における平均値をグラフで表示する表示手段とを備える。
【0015】
【発明の実施の形態】
本願出願人は既に特願平11−258538の明細書において、生体電気インピーダンス(以下、BIとする)測定を行なうことで婦人の月周期で現れる体調を判断することが可能な装置について提案した。この装置では、BI値は、基礎体温と密接な関係があり、基礎体温の低温期には高値を示し、高温期には低値を示し、また、月経直前から月経前半期には一時上昇後に低値を示すといったように周期的に推移する傾向があることから、婦人の月周期で現れる体調を判定することが可能である。
【0016】
本発明の婦人用体調管理装置では簡単に測定可能なBI値を毎日測定し、その推移をグラフで表示することで、体調の変化が正常に起きているかを理解できるようにする。
【0017】
【実施例】
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例である婦人用体調管理装置の正面図である。図1に示す通り、婦人用体調管理装置10は、体重計付き生体電気インピーダンス計20と、この体重計付き生体電気インピーダンス計20に電気ケーブル30を介して接続された制御ボックス40とから構成されている。本実施例では、体重計付き生体電気インピーダンス計20と制御ボックス40とは通常の電気ケーブル30を介して相互に接続されているが、例えば赤外線や電磁波による無線通信を介して接続されても良い。
【0018】
体重計付き生体電気インピーダンス計20の上面には、定電流印加用電極21a、21b及び電圧測定用電極22a、22bが設けられており、また、制御ボックス40の前面には、電源スイッチ41a、測定キー41b、アップキー41c、ダウンキー41d、月経開始日キー41e、設定キー41f、グラフキー41gといった一群の操作キー、及び、表示装置42が設けられている。
【0019】
図2は、図1に示した婦人用体調管理装置10の機能構成を示すブロック図である。図2に示されるように、体重計付き生体電気インピーダンス計20には、定電流印加用電極21a、21bと、定電流印加用電極21a、21bに印加される高周波の微弱な定電流を生成するための高周波定電流回路23と、電圧測定用電極22a、22bと、電圧測定用電極22a、22b間の電圧を測定するためのインピーダンス測定手段である電圧測定回路24と、被判定者の体重を測定するための体重測定手段である体重測定装置25と、測定された電圧及び体重をA/D変換するためのA/D変換器28とが備えられている。
【0020】
また、制御ボックス40には、測定開始の指示や月経期間データの入力等のための一群の操作キー41aから41gを含む入力手段であるデータ入力装置41と、測定されたBIの推移や判定された体調等を表示するための表示手段である表示装置42と、測定日時等を計時するための時計装置43と、測定されたBIや計時された測定日時及び判定された体調等を記憶しているインピーダンス記憶手段であり体調記憶手段である記憶装置44と、入力装置41によって入力された月経期間データや測定されたBI及び体重等のデータに基づいて婦人の月周期で現れる体調を判定したり、記憶装置44への各種データの記憶や表示装置42への各種データの表示を制御したりするための演算手段及び体調判定手段であり、体温推定手段であるCPU45とが備えられている。
【0021】
本実施例では、各機能要素が上述のように体重計付き生体電気インピーダンス計20と制御ボックス40とに分離されているが、本発明はこれに限られず、例えばCPU45は制御ボックス40ではなく体重計付き生体電気インピーダンス計20に備えられていても良く、また、体重計付き生体電気インピーダンス計10と制御ボックス40とが一体となった構成とされていても良い。
【0022】
次に、上述したような実施例の婦人用体調測定装置の動作について詳述する。
図3は、本発明に係る婦人の月周期で現れる体調を判定するための手順を示すフローチャートである。ステップ1では、被判定者は電源スイッチ41aを押下して婦人用体調管理装置10の電源をオンにする。ステップ2では、被判定者が設定キー41fを押下したならば、婦人用体調管理装置10は設定モードとなってステップ3に移る。
【0023】
ステップ3では、現在の日時設定となる。アップキー41c及びダウンキー41dを用いて表示装置42に表示される現在日時を変更していく。変更された値は、再度設定キー41fを押下することで決定される。更に、前回の月経開始日も同様に入力する。
【0024】
ステップ4では、被測定者が測定キー41bを押下したならば、婦人用体調管理装置10は測定モードとなってステップ5に移り、押下しなければグラフ表示モードかの確認を行うステップ13に移る。
【0025】
ステップ5から、測定モードが始まる。被判定者が左足裏及び右足裏のつま先を定電流印加用電極21a及び21bにそれぞれ接触させ、また、左足裏及び右足裏のかかとを電圧測定用電極22a、22bにそれぞれ接触させて、体重計付き生体電気インピーダンス計20に素足で乗ると、体重測定装置25は重量を検知して被判定者の体重の測定を開始する。続いて、ステップ6では、高周波定電流回路23によって生成された高周波の微弱な定電流が、定電流印加用電極21a及び21bを介して被判定者のつま先に印加され、被判定者の下腹部を含む両足間に流される。そして、電圧測定回路24によって電圧測定用電極22a、22b間の電圧が測定され、BIが測定される。
【0026】
ステップ7では、ステップ6で測定されたBIが、次に示すような補正式に基づいて補正される。
補正式1 : 体重補正BI=BI+A×初回に測定された体重との差異
補正式2 : 体重補正BI=BI+B×前回測定された体重との差異
つまり体重補正BIは、BIから体重の増減に伴うBIの増減を減算もしくは加算することにより得られるものであり、補正式1もしくは補正式2から算出される。ここで、A及びBは補正係数である。これにより、体重変化の影響が除去された体重補正BIが算定される。
【0027】
ステップ8では、記憶装置44から前日まで数日間の補正BI値および前日の体調、月経開始日等のデータがCPU45に読み込まれる。
【0028】
ステップ9ではCPU45において、上述したようなBIと婦人の月周期で現れる体調との関係に基づいて、ステップ7で得られた今回測定された体重補正BIとステップ8で記憶装置44から読み込まれた前日まで数日間の測定された体重補正BIおよび前日の体調、月経開始日データ等から被判定者が現在、どのような体調の期間であるか判定する。つまり第一の期間(月経期)、第二の期間(好調期)、第三の期間(維持期)、第四の期間(不調期)、及び第五の期間(妊娠可能期)の体調が判定される。
【0029】
ここで、体調判定について説明する。但し、この判定例は月経周期が28日周期の人の場合であり、月経周期は個人により異なるものであるので、各期間の日数は適宜変更していく。
【0030】
図4は、BI値から各期間の判定方法を説明する図である。この場合、月経開始日から約7日間を第一の期間(月経期)とし、その次の日から、BI値が高値から低値に変化する日までを第二の期間(好調期)とし、BI値が低値に変化した日から約7日間を第三の期間(維持期)とし、その次の日から次の月経開始日までを第四の期間(不調期)とする。更にBIが高値から低値に変化する前後3日間を第五の期間(妊娠可能期)とする。このBI値の変化の判定基準としては、過去の高BI期間における平均BI値の4%以上の低いBI値が発生した時点で、高BI期間から低BI期間に変化したとする。
【0031】
この被測定者の場合、高BI値期間の平均値は約590Ω、低BI値期間の平均値は約560Ωとなっている。従って590Ωの4%である23.6Ω低い値の566.4Ω以下のBI値が測定された時点で低BI値期間に推移したものとする。15日目にその低BI値が現れたので、この日の前後3日間が妊娠可能期となる。
【0032】
従って本発明の婦人用体調管理装置10では、女性の月周期で現れる各期間を次のように判定する。
入力された月経開始日データの日にちを月経開始日とする。
月経開始日から一週間を第一の期間(月経期)とする。
その次の日から過去の第二の期間の平均BI値より4%低いBI値が測定される前日までを第二の期間(好調期)とする。
その次の日から、過去のデータから推測される次の月経開始予定日の一週間前の日までを第三の期間(維持期)とする。
次の日から、次の月経開始日データが入力される日までを第四の期間(不調期)とする。
また、過去のデータに基づき、次回の月経開始予想日から遡って排卵日までの平均日数を求め、推定排卵日の前後3日間を第五の期間(妊娠可能期)とする。ここでは、月経開始予想日から14日前を推定排卵日とする。但し、この第五の期間(妊娠可能期)は測定されたBI値の高値期から低値期の変化を判定した時点で補正する。つまり、推定排卵日より早くこのBI値の変化による排卵が判定された場合、その日から3日間を第五の期間(妊娠可能期)とする。逆に推定排卵日を過ぎてもBI値の変化が生じない場合には、その間も継続的に第五の期間(妊娠可能期)とし、BI値の変化による排卵が判定されてから3日後までを第五の期間(妊娠可能期)とする。
【0033】
以上のような判定方法に基づいて、被測定者が現在どの期間に該当するのかを判断する。尚、この体調判定は、一周期分の過去の測定BI値が揃うことで判定が可能であり、そのデータが揃うまでは判定を行わない。このような場合には、「データが足りません」といった内容のメッセージを表示装置42に表示することとなる。
【0034】
そして、ステップ10では図5に示すように、判定された体調とBI値の推移をグラフで表示装置42に同時に表示する。表示する体調の判定結果としては、例えば第一の期間には月経中、第二の期間には好調期間、第三の期間には排卵終了や体調維持期、第四の期間には月経前や不調期あるいはPMS期、第五の期間には妊娠可能期といった体調が表示される。グラフ表示は、測定当日から20日前までの毎日の測定されたBI値が表示される。過去のBI値が棒グラフで表示されており、今回の測定された値は中抜きの棒グラフとなっている。更に過去の測定された高値期及び低値期それぞれの平均値のラインも表示される。ここで平均値ラインとは、前述の体調判定における第一の期間及び第二の期間を高値期とし、第三の期間及び第四の期間を低値期として分割し、過去に測定されたインピーダンス値から算出したものである。この平均値ラインと測定されたBI値の推移を比較することで、自身の過去と変わらず体調の推移が生じているかを把握しやすいものとなる。
【0035】
ステップ11では、今回測定された体重補正BIや体重及び測定日等が記憶装置44に記憶される。その後、ステップ12で、自動的に電源がオフにされ、測定は終了する。
【0036】
ステップ13からグラフ表示モードとなる。グラフキー41gが押下されているかを判断し、押されている場合にはステップ14で図6に示すグラフが表示される。図6のグラフは、グラフ自体は図5に示したものと同様であるが、ステップ9の体調判定において判定された過去の各期間がグラフと同時に表示される。これにより、婦人の月周期で現われる体調の変化とBI値の推移の関係が解り易いものとなる。
【0037】
更にステップ15でアップキー41c及びダウンキー41dが押されているかを判断する。ここでダウンキー41dが押された場合には、ステップ16で図7に示すグラフに表示は切り替わる。ここで更にダウンキー41dが押下されると図8に示すグラフに切り替わる。このようにステップ15でダウンキー41dが押下される毎に、ステップ16で図6→図7→図8とグラフの表示形態が順次切り替わり、更にダウンキー41dが押下されると図6のグラフへと戻る。一方、アップキー41cが押された場合にはステップ16で図6→図8→図7→図6と、ダウンキー41dが押された場合と逆に表示形態が順次変化していく。
【0038】
ここで図7に示すグラフは、縦軸のBI値の設定を上側が低値、下側が高値としており、図5や図6に示すグラフと逆相に表示され、推定される基礎体温の低温期と高温期も表示している。ここで低温期は前述の体調判定において判定された第一の期間と第二の期間であり、高温期は第三の期間と第四の期間に相当する。
【0039】
この場合、一般的に基礎体温の低温期にはBI値もグラフ上では小さく見え、高温期にはBI値がグラフ上では大きく見えるものとなる。これは普通、縦軸の上は値が高い設定に慣れているためである。これにより基礎体温を測定した場合には月経後に数値が低く、排卵後に数値が高くなる症状と同様の推移がグラフ上で認識することが可能となり、婦人用体温計を用いて基礎体温の測定を行い、その変化をグラフで見ることに慣れている人にとっては、体調の推移が理解しやすいものとなる。つまり基礎体温を測定している場合と同様の感覚でBIを測定し、その推移を判定できる。
【0040】
また図8に示すグラフは、過去に測定されたBI値から月周期毎に高値期と低値期に分けて平均値を算出し、算出された各月周期の高値期と低値期の平均値を一単位として複数期間同時にグラフ表示される。これにより各月周期でBI値を比較することが可能であり、また自身の長期的なBI値の推移が一目で把握でき、異常な体調の変化が生じていないかを長期的な観点から把握しやすいものとなる。
【0041】
ステップ15でアップキー41c及びダウンキー41dのどちらも押下されていない場合には、ステップ17で電源スイッチ41aが押下されているかを判断する。ここで押されている場合にはステップ12に進み電源はオフされ、押されていない場合にはステップ14に戻り、現在選択されているグラフの表示を続ける。
【0042】
また、ステップ18から、月経期間データ入力モードが始まる。被判定者は、アップキー41cもしくはダウンキー41dを押下することにより、表示装置42に表示される所望の日付けを選択する。ステップ19では、被判定者により月経開始日キー41eが押下されたかが判断され、押下されている場合には、ステップ20において、ステップ18で選択された日付けが月経開始日として記憶装置44に記憶される。一方、ステップ19でキーが押下されていない場合には、ステップ21で、被判定者により電源スイッチ41aが押下されたかが判断され、押下されている場合には、ステップ12において電源がオフにされ、入力は終了する。
【0043】
以上、本発明の実施例として、ここでは表示するグラフの形態は二次元の棒グラフのものを説明したが、これに限らず折れ線グラフや立体的なグラフというように、グラフの表示形態を変更しても構わない。
【0044】
また、体調に基づく期間の分割は必ずしもここで示した形態に限ることなく、数日ずれていたり、あるいは各期間が重なる日があっても構わない。
【0045】
尚、ここではBI値と共に体重も測定し、体重の変化に応じてBI値を補正し、補正したBI値をグラフに表示したり、補正したBI値から体調を判定するものを説明したが、必ずしも体重を測定しBI値を補正する形態に限る必要はなく、測定したBI値を直接用いて、その推移により判定を行う形態としてもよい。また、上述した実施例は両足間のBIを測定するようにされたものであるが両手間もしくは手足間のBIを測定するようにされたものであってもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のグラフ表示式婦人用体調管理装置では、簡単に測定が可能なBIに基づいて婦人の月周期で現れる体調を判定可能であり、その推移をグラフで表示するので、自分の身体が高温期と低温期の二相性を示して正常に変化しているかを簡単に把握でき、また、BI値の高値期と低値期に分かれて平均値を示すラインがグラフ上に表示されるので、各体調に即した判断が可能となり健康管理上有用なものとなる。
【0047】
また本発明のグラフ表示式婦人用体調管理装置では、図7に示したように、縦軸のBI値の設定が上側を低値とし下側を高値とした場合には、従来の基礎体温を測定している場合と同相の変化がグラフ上に現れるので、基礎体温の推移から体調の推移を判断していた人にとっても理解しやすいものとなる。
【0048】
また本発明のグラフ表示式婦人用体調管理装置では、測定してから短時間で体調の推移を示すグラフが表示されるので、起床時に測定しても寝過ごす心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る婦人用体調管理装置の実施例の外部構成を示す正面図である。
【図2】図1に示した婦人用体調管理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例における婦人用体調管理装置の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る婦人の月周期で現れる体調変化の判定例を示す図である。
【図5】本発明の実施例における婦人用体調管理装置のグラフ表示例である。
【図6】本発明の実施例における婦人用体調管理装置の別グラフ表示例である。
【図7】本発明の実施例における婦人用体調管理装置の更に別グラフ表示例である。
【図8】本発明の実施例における婦人用体調管理装置の更に別グラフ表示例である。
【符号の説明】
10 婦人用体調管理装置
20 体重計付き生体電気インピーダンス計
21a、21b 定電流印加用電極
22a、22b 電圧測定用電極
23 高周波定電流回路
24 電圧測定回路
25 体重測定装置
30 電気ケーブル
40 制御ボックス
41 データ入力装置
41a 電源スイッチ
41b 測定キー
41c アップキー
41d ダウンキー
41e 月経開始日キー
41f 設定キー
41g グラフキー
42 表示装置
43 時計装置
44 記憶装置
45 CPU

Claims (6)

  1. 生体電気インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、
    該測定された生体電気インピーダンス値を記憶するためのインピーダンス記憶手段と、
    該インピーダンス記憶手段に記憶された生体電気インピーダンス値の推移に基づいて、婦人の体調を、月周期で現れる体調の各期間たる第一の期間(月経期)、第二の期間(好調期)、第三の期間(維持期)、第四の期間(不調期)として判定し、及び前記各期間の判定に際し、第二の期間から第三の期間への変化を、第一の期間の次の日からの生体電気インピーダンス値の平均値に対して、前記平均値の4%以上低い生体電気インピーダンス値が発生した日を、高生体電気インピーダンス期間(高BI期間)たる第二の期間から低生体電気インピーダンス期間(低BI期間)たる第三の期間への変化として判定する体調判定手段と、
    該体調判定手段で判定された体調の期間に基づいて、第一の期間及び第二の期間を生体電気インピーダンスの高値期とし、第三の期間及び第四の期間を生体電気インピーダンスの低値期として月周期を分割し、高値期と低値期とのそれぞれにおける生体電気インピーダンス値の平均値を算出する演算手段と、
    記憶されている過去の生体電気インピーダンス値の推移をグラフで表示する表示手段とを備え、
    該表示手段は算出された生体電気インピーダンス値の高値期と低値期とのそれぞれにおける生体電気インピーダンス値の平均値のラインをグラフ上に表示することを特徴とするグラフ表示式婦人用体調管理装置。
  2. 前記表示手段に表示されるグラフは、横軸を時間軸とし、縦軸を生体電気インピーダンス値軸としてあり、縦軸の上側が生体電気インピーダンスの低値に、縦軸の下側が生体電気インピーダンスの高値に設定され、測定された生体電気インピーダンス値が高い場合にはグラフは低い表示となり、生体電気インピーダンス値が低い場合にはグラフが高い表示となることを特徴とする請求項1記載のグラフ表示式婦人用体調管理装置。
  3. 前記表示手段は、該体調判定手段において判定された現在の体調もグラフと同時に表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグラフ表示式婦人用体調管理装置。
  4. 該体調判定手段において判定された体調を記憶しておく体調記憶手段を更に備え、
    前記表示手段は、体調記憶手段に記憶された過去の体調の各期間を、前記記憶されている過去の生体電気インピーダンス値の推移と共にグラフ上に表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグラフ表示式婦人用体調管理装置。
  5. 前記インピーダンス記憶手段に記憶された生体電気インピーダンス値の推移から、基礎体温の高温期間と低温期間を推測する体温推測手段を備え、
    該推測された基礎体温の高温期間と低温期間もグラフ上に表示する請求項1または請求項2に記載のグラフ表示式婦人用体調管理装置。
  6. 生体電気インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、
    該測定された生体電気インピーダンス値を記憶するためのインピーダンス記憶手段と、
    該インピーダンス記憶手段に記憶された生体電気インピーダンス値の推移に基づいて、婦人の体調を、月周期で現れる体調の各期間たる第一の期間(月経期)、第二の期間(好調期)、第三の期間(維持期)、第四の期間(不調期)として判定し、及び前記各期間の判定に際し、第二の期間から第三の期間への変化を、第一の期間の次の日からの生体電気インピーダンス値の平均値に対して、前記平均値の4%以上低い生体電気インピーダンス値が発生した日を、高生体電気インピーダンス期間(高BI期間)たる第二の期間から低 生体電気インピーダンス期間(低BI期間)たる第三の期間に変化したとして判定する体調判定手段と、
    記憶されている過去の生体電気インピーダンス値を、該体調判定手段で判定された体調の期間に基づいて、第一の期間及び第二の期間を生体電気インピーダンスの高値期とし、第三の期間及び第四の期間を生体電気インピーダンスの低値期として月周期を分割し、月周期毎に前記高値期と低値期とのそれぞれにおける生体電気インピーダンス値の平均値を算出する演算手段と、
    該演算手段で算出された生体電気インピーダンス値の月周期毎の低値期と高値期とのそれぞれにおける生体電気インピーダンス値の平均値を一単位とし、複数回の周期における平均値の推移をグラフで表示する表示手段とを備えることを特徴とするグラフ表示式婦人用体調管理装置。
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